JP2004363417A - 液冷式冷却体 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部に冷却液を貫流させるようにした1個の液冷式冷却体によりより多くの発熱体を冷却可能にして冷却装置全体の小形化を図る。
【解決手段】発熱体と接触する冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸を囲う外周の4面を発熱体との接触面とし、冷却体本体内の外周面付近に冷却液の貫流路を設け、冷却液を螺旋状に流すことにより、直方体状の冷却体本体の外周4面に発熱体を接触させて冷却を行なう。
【選択図】 図3
【解決手段】発熱体と接触する冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸を囲う外周の4面を発熱体との接触面とし、冷却体本体内の外周面付近に冷却液の貫流路を設け、冷却液を螺旋状に流すことにより、直方体状の冷却体本体の外周4面に発熱体を接触させて冷却を行なう。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内部に冷却液が貫流する貫流路を設けた、例えば電力用の半導体素子等の発熱体の冷却に使用する液冷式の冷却体に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の冷却体として従来から特許文献1に記載されるような冷却体が知られている。図9ないし図11にこの従来の冷却体を示す。
【0003】
図9において、1は冷却体であり、電力用半導体素子7と交互に積層してスタック27を構成する。このスタック27は、両端から数トンの力で押圧することにより、冷却体1と半導体素子7とを加圧接触させている。また、冷却体1は、冷却液を通流させるための絶縁パイプ28を介して相互に接続されている。
【0004】
このように構成されたスタック27においては、水等の冷却液を、循環ポンプ31により、絶縁主パイプ29、冷却体1、絶縁パイプ28、熱交換器30により形成された循環路に循環させ、冷却体1内を貫流される冷却液により半導体素子7が冷却される。
【0005】
冷却体1は、種々のものがあるがその1例を図10および図11に示す。図10は冷却体1の外観を示す斜視図、図11(a)、(b)、(c)は、冷却体1の内部構造を示す各部の断面図である。これらの図に示すように、冷却体1は、熱伝導性および導電性の優れた、例えば銅又はアルミニウム等の金属により平板状の本体11が形成され、その対向する両主面12、13を半導体素子等の発熱体との接触面とする。本体11の内部に冷却液の貫流する連続した貫流路14が設けられ、その両端部に絶縁パイプ28または絶縁主パイプ29を接続するための口出し部15、16が設けられている。
【0006】
本体11の内部の貫流路14は、図11(a)に示すように、本体1の接触面12、13と平行な面内で2重の渦巻状に形成され、その両端が口出し部15、16に接続される。冷却液は一方の口出し部15から流入し、内部の貫流路14を矢印で示すように流れ、他方の口出し部16から流出する。冷却体1の接触面12、13に接触された半導体素子等の発熱体の熱は、冷却体1の接触面12、13から本体11を通り、貫流路14を貫流する冷却液に伝えられ、冷却液により外部へ運び出されることにより発熱体が冷却される。
【0007】
このような構成における冷却体の冷却能力を示す熱抵抗(単位はW/K)は冷却液の流量(単位はl/min)が増えると小さくなるが、所定値以下に小さくすることはできない。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−243886号公報(第2−3頁、図15−17)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の液冷式の.冷却体においては、この冷却体1が直方体(平行6面体)で構成されていても対向する2面が半導体素子等の発熱体に接触されて、発熱体の冷却を行なうが、残りの4面は、発熱体に接触されず、発熱体の冷却には使用されていなかった。このため、多数の発熱体を冷却する場合は、冷却体の個数が増加するため、各冷却体と冷却液配管との接続工数および配管の設置スペースが増大し、装置全体が大形になるとともに価格が高価になるという問題がある。
【0010】
また、電力変換装置の容量が増大するのに伴って、そこに使用される電力用半導体素子の発生損失が増加するので半導体素子を冷却する冷却体も冷却能力を高める必要があるが、前記した従来の冷却体の場合、冷却能力を向上させるには、冷却液の貫流路を拡大して冷却体本体と冷却液との接触面積を増加させたり、冷却液の流速を上げたりする必要がある。このどちらの場合も冷却液の流量が増加するため、装置全体の冷却液総量が増大し、冷却液配管の口径を拡大したり、冷却液を循環させるポンプを大形にすることが必要になり、これによっても冷却装置全体が大形化するという問題が生じる。
【0011】
この発明は、上記の問題を解決するため、内部に冷却液を貫流させる液冷式の冷却体を用いた冷却装置全体を小形化することのできる新しい構成の冷却体を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、発熱体と接触する冷却体本体の内部に冷却液を貫流させるようにした液冷式冷却体において、前記冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸線を囲う4面を発熱体との接触面としたことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、冷却体本体内に、冷却液がこの本体の発熱体との接触面となる4面の表面付近を各面に沿いながらこの本体の一方の端面から他方の端面側へ旋回して流れるように形成された冷却液の貫流路を設けたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、冷却体本体の中心部にその軸線方向に貫通する空洞を形成したことを特徴とする。
【0015】
さらに、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記冷却体本体の空洞内に冷却体本体を貫流した冷却液を戻すことを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明は、前記各発明における冷却体本体を複数に分割された分割体と仕切板によって構成することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図に示す実施例について説明する。
【0018】
図1は、この発明の第1の実施例による冷却体の外観を示す斜視図、図2は、この実施例の冷却体を分解して示す斜視図である。
【0019】
図1において、5は液冷式の冷却体であり、内部に冷却液の貫流される貫流路を有し、高熱伝導性材で形成された直方体(平行6面体)状の冷却体本体52を備えている。この冷却体本体52の前後面52aと52bを結ぶ軸線Xを囲む4面、すなわち、上下面52c、52dおよび左右面52e、52fを発熱体との接触面とし、この各接触面に半導体素子等の発熱体71〜74が熱伝導的に接合される。
【0020】
本体52は、内部に冷却液の貫流路を形成するために、軸線X方向に複数に分割された分割体53a〜53fと、仕切板54a〜54gとを備え、この分割体と仕切板とを交互に配列して、相互に液密的に結合して一体に構成している。
【0021】
分割体および仕切板の内部の構成を明らかにするため、冷却体本体52を分解して図2に示す。
【0022】
この図2に示されるように、分割体53a〜53fはみんな同じ形状をしており、本体52の発熱体との接触面となる外周面の内側に、その厚さ方向に貫通したコ字状の溝531を有する。また、仕切板54a〜54gは、それぞれ分割体53と接合したとき分割体の溝531の端部と対向する位置に開口541を1個備えており、これもすべて同じ形状である。
【0023】
複数の仕切板54a〜54gおよび分割体53a〜53fは、図2に示すようにそれぞれ反時計方向に90°づつずらせて交互に直線的に配列される。このように配列された複数の仕切板と分割体とを互いに液密的に結合することにより、図1に示すように一体的な冷却体本体52を構成することができる。このとき、各分割体の溝531a〜531fが、間の仕切板の開口541a〜541gを通じて相互に連通される。
【0024】
このため、冷却体本体52の内部には、図3に示すように、左端の仕切板54aの開口541aから右端の仕切板54gの開口541gへ通じる、点線矢印で示すように各分割体の外周面に沿って時計方向に旋回しながら本体52の軸線X方向へ向かう螺旋状の1本の冷却液貫流路55が形成される。開口541aから供給された冷却液は各分割体53の内部を発熱体との接触面となる外周面に沿って旋回しながら軸線X方向へ流れ、右端の仕切板54fの開口541fから本体の外へ流出する。この過程で、冷却液が本体52の接触面52c〜52fに接合された発熱体71〜74から伝達された熱を吸収することによりこれらを冷却する。
【0025】
このようなこの発明の実施例の冷却体によれば、直方体状の本体52の内部に冷却液がこの本体の軸線Xを囲む外周の4面に沿って旋回しながら軸線X方向へ流れる螺旋状の貫流路55を形成したので、冷却体本体の両端面を除く4面のそれぞれに発熱体を接合して、これを冷却することができる。
【0026】
この際、冷却液は、貫流路55における、各分割体53a〜53f内のコ字状溝531a〜531fの角部および一つの分割体から間の仕切板54a〜54gの開口541a〜541gを介して次の分割体へ渡る部分において流れの方向を直角に変えるので、この部分で冷却液の流れが乱され渦を発生し、冷却液の流れが全体に撹拌されることにより、貫流路内における冷却液の温度が均一化されるため、冷却液の冷却効果を高めることができる。
【0027】
次に、図4および図5示すこの発明の第2の実施例について説明する。
【0028】
図4は、第2の実施例の冷却体の外観を示す斜視図、図5は冷却体本体52を分解して示す斜視図である。
【0029】
この実施例は、図5から明らかなように、仕切板54a〜54gおよび分割体53a〜53fの中心部に中心開口542aから542gおよび532a〜532fが設けられいる点が、前記の第1の実施例とは異なるだけで、その他の構成は全く同じである。このように中心開口を設けた仕切板54a〜54gと分割体53a〜53fを複数個交互に直線的に配列して、液密的に結合することにより、冷却体本体の中心部に軸線X方向に貫通する空洞56が形成される(図4参照)。
【0030】
冷却体本体52には、その外周面付近にこれに沿って冷却液が螺旋状に貫流する貫流路55が設けられている関係で、本体の中心部分は発熱体の冷却作用にはほとんど効果を発揮しない部分であるため、この部分に空洞を形成しても、冷却液による冷却作用にはほとんど影響がないのである。むしろこのように冷却体本体の中心部分に空洞を設けることによって冷却体の重量が軽減されるため、装置全体の軽量化に効果がある。また、この空洞から冷却体本体の熱が大気中へ放熱されるのを幾分か期待できるので、その分だけ冷却体の冷却効果を向上させることができる。
【0031】
さらに、冷却体の中心部に空洞を設けた第2の実施例においては、図6に示すように冷却体本体の一方端から供給され、内部を貫流して他方端から流出した冷却液を点線矢印で示すように空洞56へ戻すようにすることができる。このようにすると、冷却体本体52の全体の温度が均一化されるため、発熱体の局部過熱を解消することができる。これによって半導体素子のように局部的な加熱を嫌う発熱体の場合は、その局部加熱が解消され、寿命を延ばすのに効果がある。
【0032】
前記実施例において、冷却体本体52内に冷却液の貫流路を形成するための分割体53a〜53fとしては、図2におよび図4に示すもの以外に図7および図8に示すような分割体を使用することができる。
【0033】
図7に示す分割体53は、方形、望ましくは正方形の適当な厚さの高熱伝導性板材を額縁状に切り抜いて形成された枠体535と十字状の仕切壁536とにより構成される。仕切壁536を枠体535の内室内に挿入して枠体535の1辺により支持固定することにより、枠体の内室を4室に区画する。仕切壁536枠体535に支持された片以外の3片の先端は、枠体535の内面との間に所定の隙間をおいて対向する。枠体535の肉厚は、内部を流れる冷却液の圧力および外部から接触される発熱体の接触圧力に耐える厚さあれば十分であり、冷却効果を高めるため可能な限り薄く形成するのがよい。
【0034】
分割体53を仕切るための仕切板54は、分割体と接合したとき、枠体内の区画された1室に対向する位置に開口541を有する。
【0035】
このような、仕切板54と分割体53とを所要個数交互に直線的に配列して一体的に結合することによって前記の実施例の場合と同様に周囲の4面に発熱体との接触面を有する冷却体本体52を形成することができる。
【0036】
分割体53内の冷却液の貫流路は、図7に点線の矢印で示すように、前面の仕切板54aの開口541aから分割体53の第1室Aに流入した冷却液が、この第1室を区画する仕切壁の第1片の先端と枠体内面との隙間を通して第二室Bへ流れ込むように形成される。そして、この貫流路は、第2室Bに流入した冷却液が仕切壁の第2片の先端と枠体内面との隙間を通して第3室Cへ流入し、さらにこの第3室から仕切壁の第3片の先端と枠体内面との隙間を通して第4室Dへ流れ込み、後面の仕切板54bの開口541bから図示しない次段の分割体内へ流入し、最終段の分割体から流出するように続く。
【0037】
この実施例における貫流路も、前記実施例と同様に冷却体本体内に外周面付近をこれに沿って旋回しながら軸方向へ向かう螺旋状の貫流路となるが、この実施例における特徴は、冷却体本体52の発熱体接触面の中央部において仕切壁によって断面積の縮小された冷却液貫流路が形成されるため、この部分で、冷却液の貫流速度が上昇し、冷却効果が高められること、および冷却体本体を軽量化できることである。
【0038】
この実施例において、十字状の仕切壁536を例えば弾性を有する金属の薄板で構成しこれに弾性を持たせることができる。このように弾性を有する仕切壁536を用いた場合、冷却体本体に冷却液が貫流することき、その圧力に応じて、仕切壁536の支持片を除く3片の先端部が、図8に示すように、変曲して枠体のない壁面との隙間の大きさが調整され、この部分での冷却液の流速を最適な値に保つことができるようになる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、発熱体と接触する冷却体本体の内部に冷却液を貫流させるようにした液冷式冷却体において、前記冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸線を囲う4面を発熱体との接触面としているので、1個の冷却体により最大4個の発熱体を冷却することができ、多数の発熱体を冷却する場合は、冷却体の個数を減らすことができるため、装置全体を小形にすることができる効果がある。そして冷却体の使用個数を減じることができることにより冷却液の配管の接続も簡素化されるので、設置スペースの減少および製作工数の低減も可能となる。
【0040】
また、この発明においては、冷却体本体内に冷却液がこの本体の発熱体との接触面となる4面の表面付近を各面に沿いながらこの本体の一方の端面から他方の端面側へ旋回して流れるように形成された冷却液の貫流路を設けているので、冷却体の冷却効果を高めることができる。
さらに、この発明においては、冷却体本体の中心部にその軸線方向に貫通する空洞を形成することにより、冷却体の軽量化ができ、そして、この空洞に冷却体本体を貫流した冷却液を戻すようにすることにより、冷却体全体の温度を均一化できるため、発熱体全体が均一に冷却可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による冷却体の外観を示す斜視図。
【図2】この発明の第1の実施例の冷却体を分解して示す斜視図。
【図3】この発明の第1の実施例による冷却体における冷却液の貫流路を説明するための斜視図。
【図4】この発明の第2の実施例の冷却体を分解して示す斜視図。
【図5】この発明の第2の実施例による冷却体の外観を示す斜視図。
【図6】この発明の第3の実施例の冷却体を分解して示す斜視図。
【図7】この発明の第4の実施例の冷却体の要部を示す斜視図。
【図8】この発明の第4の実施例の変形例を示す冷却体の要部の斜視図。
【図9】従来の冷却体装置を示す概略構成図。
【図10】従来の冷却体の外観を示す斜視図。
【図11】従来の冷却体の内部構造を示すもので、(a)は平面断面図、(b)は(a)のb−b線の断面図、(c)は(a)のc−c線の断面図。
【符号の説明】
5 冷却体
52 冷却体の本体
53(a〜f) 分割体
531(a〜f) コ字状溝
54(a〜g) 仕切板
541(a〜g) 開口
55 冷却液貫流路
71から74 発熱体
【発明の属する技術分野】
この発明は、内部に冷却液が貫流する貫流路を設けた、例えば電力用の半導体素子等の発熱体の冷却に使用する液冷式の冷却体に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の冷却体として従来から特許文献1に記載されるような冷却体が知られている。図9ないし図11にこの従来の冷却体を示す。
【0003】
図9において、1は冷却体であり、電力用半導体素子7と交互に積層してスタック27を構成する。このスタック27は、両端から数トンの力で押圧することにより、冷却体1と半導体素子7とを加圧接触させている。また、冷却体1は、冷却液を通流させるための絶縁パイプ28を介して相互に接続されている。
【0004】
このように構成されたスタック27においては、水等の冷却液を、循環ポンプ31により、絶縁主パイプ29、冷却体1、絶縁パイプ28、熱交換器30により形成された循環路に循環させ、冷却体1内を貫流される冷却液により半導体素子7が冷却される。
【0005】
冷却体1は、種々のものがあるがその1例を図10および図11に示す。図10は冷却体1の外観を示す斜視図、図11(a)、(b)、(c)は、冷却体1の内部構造を示す各部の断面図である。これらの図に示すように、冷却体1は、熱伝導性および導電性の優れた、例えば銅又はアルミニウム等の金属により平板状の本体11が形成され、その対向する両主面12、13を半導体素子等の発熱体との接触面とする。本体11の内部に冷却液の貫流する連続した貫流路14が設けられ、その両端部に絶縁パイプ28または絶縁主パイプ29を接続するための口出し部15、16が設けられている。
【0006】
本体11の内部の貫流路14は、図11(a)に示すように、本体1の接触面12、13と平行な面内で2重の渦巻状に形成され、その両端が口出し部15、16に接続される。冷却液は一方の口出し部15から流入し、内部の貫流路14を矢印で示すように流れ、他方の口出し部16から流出する。冷却体1の接触面12、13に接触された半導体素子等の発熱体の熱は、冷却体1の接触面12、13から本体11を通り、貫流路14を貫流する冷却液に伝えられ、冷却液により外部へ運び出されることにより発熱体が冷却される。
【0007】
このような構成における冷却体の冷却能力を示す熱抵抗(単位はW/K)は冷却液の流量(単位はl/min)が増えると小さくなるが、所定値以下に小さくすることはできない。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−243886号公報(第2−3頁、図15−17)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の液冷式の.冷却体においては、この冷却体1が直方体(平行6面体)で構成されていても対向する2面が半導体素子等の発熱体に接触されて、発熱体の冷却を行なうが、残りの4面は、発熱体に接触されず、発熱体の冷却には使用されていなかった。このため、多数の発熱体を冷却する場合は、冷却体の個数が増加するため、各冷却体と冷却液配管との接続工数および配管の設置スペースが増大し、装置全体が大形になるとともに価格が高価になるという問題がある。
【0010】
また、電力変換装置の容量が増大するのに伴って、そこに使用される電力用半導体素子の発生損失が増加するので半導体素子を冷却する冷却体も冷却能力を高める必要があるが、前記した従来の冷却体の場合、冷却能力を向上させるには、冷却液の貫流路を拡大して冷却体本体と冷却液との接触面積を増加させたり、冷却液の流速を上げたりする必要がある。このどちらの場合も冷却液の流量が増加するため、装置全体の冷却液総量が増大し、冷却液配管の口径を拡大したり、冷却液を循環させるポンプを大形にすることが必要になり、これによっても冷却装置全体が大形化するという問題が生じる。
【0011】
この発明は、上記の問題を解決するため、内部に冷却液を貫流させる液冷式の冷却体を用いた冷却装置全体を小形化することのできる新しい構成の冷却体を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、発熱体と接触する冷却体本体の内部に冷却液を貫流させるようにした液冷式冷却体において、前記冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸線を囲う4面を発熱体との接触面としたことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、冷却体本体内に、冷却液がこの本体の発熱体との接触面となる4面の表面付近を各面に沿いながらこの本体の一方の端面から他方の端面側へ旋回して流れるように形成された冷却液の貫流路を設けたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、冷却体本体の中心部にその軸線方向に貫通する空洞を形成したことを特徴とする。
【0015】
さらに、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記冷却体本体の空洞内に冷却体本体を貫流した冷却液を戻すことを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明は、前記各発明における冷却体本体を複数に分割された分割体と仕切板によって構成することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図に示す実施例について説明する。
【0018】
図1は、この発明の第1の実施例による冷却体の外観を示す斜視図、図2は、この実施例の冷却体を分解して示す斜視図である。
【0019】
図1において、5は液冷式の冷却体であり、内部に冷却液の貫流される貫流路を有し、高熱伝導性材で形成された直方体(平行6面体)状の冷却体本体52を備えている。この冷却体本体52の前後面52aと52bを結ぶ軸線Xを囲む4面、すなわち、上下面52c、52dおよび左右面52e、52fを発熱体との接触面とし、この各接触面に半導体素子等の発熱体71〜74が熱伝導的に接合される。
【0020】
本体52は、内部に冷却液の貫流路を形成するために、軸線X方向に複数に分割された分割体53a〜53fと、仕切板54a〜54gとを備え、この分割体と仕切板とを交互に配列して、相互に液密的に結合して一体に構成している。
【0021】
分割体および仕切板の内部の構成を明らかにするため、冷却体本体52を分解して図2に示す。
【0022】
この図2に示されるように、分割体53a〜53fはみんな同じ形状をしており、本体52の発熱体との接触面となる外周面の内側に、その厚さ方向に貫通したコ字状の溝531を有する。また、仕切板54a〜54gは、それぞれ分割体53と接合したとき分割体の溝531の端部と対向する位置に開口541を1個備えており、これもすべて同じ形状である。
【0023】
複数の仕切板54a〜54gおよび分割体53a〜53fは、図2に示すようにそれぞれ反時計方向に90°づつずらせて交互に直線的に配列される。このように配列された複数の仕切板と分割体とを互いに液密的に結合することにより、図1に示すように一体的な冷却体本体52を構成することができる。このとき、各分割体の溝531a〜531fが、間の仕切板の開口541a〜541gを通じて相互に連通される。
【0024】
このため、冷却体本体52の内部には、図3に示すように、左端の仕切板54aの開口541aから右端の仕切板54gの開口541gへ通じる、点線矢印で示すように各分割体の外周面に沿って時計方向に旋回しながら本体52の軸線X方向へ向かう螺旋状の1本の冷却液貫流路55が形成される。開口541aから供給された冷却液は各分割体53の内部を発熱体との接触面となる外周面に沿って旋回しながら軸線X方向へ流れ、右端の仕切板54fの開口541fから本体の外へ流出する。この過程で、冷却液が本体52の接触面52c〜52fに接合された発熱体71〜74から伝達された熱を吸収することによりこれらを冷却する。
【0025】
このようなこの発明の実施例の冷却体によれば、直方体状の本体52の内部に冷却液がこの本体の軸線Xを囲む外周の4面に沿って旋回しながら軸線X方向へ流れる螺旋状の貫流路55を形成したので、冷却体本体の両端面を除く4面のそれぞれに発熱体を接合して、これを冷却することができる。
【0026】
この際、冷却液は、貫流路55における、各分割体53a〜53f内のコ字状溝531a〜531fの角部および一つの分割体から間の仕切板54a〜54gの開口541a〜541gを介して次の分割体へ渡る部分において流れの方向を直角に変えるので、この部分で冷却液の流れが乱され渦を発生し、冷却液の流れが全体に撹拌されることにより、貫流路内における冷却液の温度が均一化されるため、冷却液の冷却効果を高めることができる。
【0027】
次に、図4および図5示すこの発明の第2の実施例について説明する。
【0028】
図4は、第2の実施例の冷却体の外観を示す斜視図、図5は冷却体本体52を分解して示す斜視図である。
【0029】
この実施例は、図5から明らかなように、仕切板54a〜54gおよび分割体53a〜53fの中心部に中心開口542aから542gおよび532a〜532fが設けられいる点が、前記の第1の実施例とは異なるだけで、その他の構成は全く同じである。このように中心開口を設けた仕切板54a〜54gと分割体53a〜53fを複数個交互に直線的に配列して、液密的に結合することにより、冷却体本体の中心部に軸線X方向に貫通する空洞56が形成される(図4参照)。
【0030】
冷却体本体52には、その外周面付近にこれに沿って冷却液が螺旋状に貫流する貫流路55が設けられている関係で、本体の中心部分は発熱体の冷却作用にはほとんど効果を発揮しない部分であるため、この部分に空洞を形成しても、冷却液による冷却作用にはほとんど影響がないのである。むしろこのように冷却体本体の中心部分に空洞を設けることによって冷却体の重量が軽減されるため、装置全体の軽量化に効果がある。また、この空洞から冷却体本体の熱が大気中へ放熱されるのを幾分か期待できるので、その分だけ冷却体の冷却効果を向上させることができる。
【0031】
さらに、冷却体の中心部に空洞を設けた第2の実施例においては、図6に示すように冷却体本体の一方端から供給され、内部を貫流して他方端から流出した冷却液を点線矢印で示すように空洞56へ戻すようにすることができる。このようにすると、冷却体本体52の全体の温度が均一化されるため、発熱体の局部過熱を解消することができる。これによって半導体素子のように局部的な加熱を嫌う発熱体の場合は、その局部加熱が解消され、寿命を延ばすのに効果がある。
【0032】
前記実施例において、冷却体本体52内に冷却液の貫流路を形成するための分割体53a〜53fとしては、図2におよび図4に示すもの以外に図7および図8に示すような分割体を使用することができる。
【0033】
図7に示す分割体53は、方形、望ましくは正方形の適当な厚さの高熱伝導性板材を額縁状に切り抜いて形成された枠体535と十字状の仕切壁536とにより構成される。仕切壁536を枠体535の内室内に挿入して枠体535の1辺により支持固定することにより、枠体の内室を4室に区画する。仕切壁536枠体535に支持された片以外の3片の先端は、枠体535の内面との間に所定の隙間をおいて対向する。枠体535の肉厚は、内部を流れる冷却液の圧力および外部から接触される発熱体の接触圧力に耐える厚さあれば十分であり、冷却効果を高めるため可能な限り薄く形成するのがよい。
【0034】
分割体53を仕切るための仕切板54は、分割体と接合したとき、枠体内の区画された1室に対向する位置に開口541を有する。
【0035】
このような、仕切板54と分割体53とを所要個数交互に直線的に配列して一体的に結合することによって前記の実施例の場合と同様に周囲の4面に発熱体との接触面を有する冷却体本体52を形成することができる。
【0036】
分割体53内の冷却液の貫流路は、図7に点線の矢印で示すように、前面の仕切板54aの開口541aから分割体53の第1室Aに流入した冷却液が、この第1室を区画する仕切壁の第1片の先端と枠体内面との隙間を通して第二室Bへ流れ込むように形成される。そして、この貫流路は、第2室Bに流入した冷却液が仕切壁の第2片の先端と枠体内面との隙間を通して第3室Cへ流入し、さらにこの第3室から仕切壁の第3片の先端と枠体内面との隙間を通して第4室Dへ流れ込み、後面の仕切板54bの開口541bから図示しない次段の分割体内へ流入し、最終段の分割体から流出するように続く。
【0037】
この実施例における貫流路も、前記実施例と同様に冷却体本体内に外周面付近をこれに沿って旋回しながら軸方向へ向かう螺旋状の貫流路となるが、この実施例における特徴は、冷却体本体52の発熱体接触面の中央部において仕切壁によって断面積の縮小された冷却液貫流路が形成されるため、この部分で、冷却液の貫流速度が上昇し、冷却効果が高められること、および冷却体本体を軽量化できることである。
【0038】
この実施例において、十字状の仕切壁536を例えば弾性を有する金属の薄板で構成しこれに弾性を持たせることができる。このように弾性を有する仕切壁536を用いた場合、冷却体本体に冷却液が貫流することき、その圧力に応じて、仕切壁536の支持片を除く3片の先端部が、図8に示すように、変曲して枠体のない壁面との隙間の大きさが調整され、この部分での冷却液の流速を最適な値に保つことができるようになる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、発熱体と接触する冷却体本体の内部に冷却液を貫流させるようにした液冷式冷却体において、前記冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸線を囲う4面を発熱体との接触面としているので、1個の冷却体により最大4個の発熱体を冷却することができ、多数の発熱体を冷却する場合は、冷却体の個数を減らすことができるため、装置全体を小形にすることができる効果がある。そして冷却体の使用個数を減じることができることにより冷却液の配管の接続も簡素化されるので、設置スペースの減少および製作工数の低減も可能となる。
【0040】
また、この発明においては、冷却体本体内に冷却液がこの本体の発熱体との接触面となる4面の表面付近を各面に沿いながらこの本体の一方の端面から他方の端面側へ旋回して流れるように形成された冷却液の貫流路を設けているので、冷却体の冷却効果を高めることができる。
さらに、この発明においては、冷却体本体の中心部にその軸線方向に貫通する空洞を形成することにより、冷却体の軽量化ができ、そして、この空洞に冷却体本体を貫流した冷却液を戻すようにすることにより、冷却体全体の温度を均一化できるため、発熱体全体が均一に冷却可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による冷却体の外観を示す斜視図。
【図2】この発明の第1の実施例の冷却体を分解して示す斜視図。
【図3】この発明の第1の実施例による冷却体における冷却液の貫流路を説明するための斜視図。
【図4】この発明の第2の実施例の冷却体を分解して示す斜視図。
【図5】この発明の第2の実施例による冷却体の外観を示す斜視図。
【図6】この発明の第3の実施例の冷却体を分解して示す斜視図。
【図7】この発明の第4の実施例の冷却体の要部を示す斜視図。
【図8】この発明の第4の実施例の変形例を示す冷却体の要部の斜視図。
【図9】従来の冷却体装置を示す概略構成図。
【図10】従来の冷却体の外観を示す斜視図。
【図11】従来の冷却体の内部構造を示すもので、(a)は平面断面図、(b)は(a)のb−b線の断面図、(c)は(a)のc−c線の断面図。
【符号の説明】
5 冷却体
52 冷却体の本体
53(a〜f) 分割体
531(a〜f) コ字状溝
54(a〜g) 仕切板
541(a〜g) 開口
55 冷却液貫流路
71から74 発熱体
Claims (5)
- 発熱体と接触する冷却体本体の内部に冷却液を貫流させるようにした液冷式冷却体において、前記冷却体本体を直方体状に形成し、この直方体状の本体の両端面を結ぶ軸を囲う4面を発熱体との接触面としたことを特徴とする液冷式冷却体。
- 請求項1記載の液冷式冷却体において、冷却体本体内に、冷却液がこの本体の発熱体との接触面となる4面の表面付近を各面に沿いながらこの本体の一方の端面から他方の端面側へ旋回して流れるように形成された冷却液の貫流路も設けたことを特徴とする液冷式冷却体。
- 請求項1または2記載の液冷式冷却体において、冷却体本体の中心部にその軸線方向に空洞を形成したことを特徴とする液冷式冷却体。
- 請求項3記載の液冷式冷却体において、前記空洞内に冷却体本体を貫流した冷却液を戻すことを特徴とする液冷式冷却体。
- 請求項1ないし4の何れかに記載の液冷式冷却体において冷却体本体が複数の分割体とこの各分割体間および両端を仕切る仕切板とからなり、前記各分割体の内部に外周面付近を外周面に沿って冷却液の貫流する貫流路を設け、各仕切板に、それぞれに接合された分割体の冷却液の貫流路に部分的に連通する開口を設け、前記各分割体の冷却液の貫流路を前記仕切壁の開口によって1本に連通したことを特徴とする液冷式冷却体。
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JP2003161563A JP2004363417A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 液冷式冷却体 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013252563A (ja) * | 2013-08-02 | 2013-12-19 | Nippon Light Metal Co Ltd | 液冷ジャケットの製造方法 |
JP2017133828A (ja) * | 2017-04-03 | 2017-08-03 | 富士通株式会社 | 冷却システム及び電子機器 |
CN113903717A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-01-07 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种应用于功率芯片的小型化散热装置及半导体器件 |
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2003
- 2003-06-06 JP JP2003161563A patent/JP2004363417A/ja active Pending
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