JP2004361621A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004361621A
JP2004361621A JP2003159368A JP2003159368A JP2004361621A JP 2004361621 A JP2004361621 A JP 2004361621A JP 2003159368 A JP2003159368 A JP 2003159368A JP 2003159368 A JP2003159368 A JP 2003159368A JP 2004361621 A JP2004361621 A JP 2004361621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording medium
average roughness
point average
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003159368A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Matsumoto
啓男 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003159368A priority Critical patent/JP2004361621A/ja
Publication of JP2004361621A publication Critical patent/JP2004361621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、現像剤の転写効率を安定させて良好な品質の画像を形成することを可能にする。
【解決手段】画像形成装置10では、電子写真感光体24の表面を画像情報に応じた光で露光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して可視画像を形成し、さらに可視画像を記録紙Pに転写することによって画像を形成する。画像形成に際し、可視画像の転写に用いられる記録紙のステキヒトサイズ度が10〜25秒であり、転写手段28よりも記録紙が搬送される方向に関して上流側に設けられる加圧ローラ30によって、加圧前の記録紙表面の十点平均粗さRz1と、加圧後の記録紙表面の十点平均粗さRz2とが、次式{(Rz2/Rz1)≦0.80}を満足するように記録紙を加圧する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いる画像形成装置および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置は、複写機だけでなく、近年需要の伸びの著しいコンピュータ等の出力手段であるプリンターなどにも広く利用されるに至っている。電子写真方式の画像形成装置では、装置に備わる電子写真感光体の感光層を、一様に帯電させ、画像情報に対応するたとえばレーザ光などによって露光し、露光によって形成される静電潜像に対してトナーと呼ばれる微粒子状の現像剤を現像器から供給して可視画像であるトナー画像を形成し、トナー画像を被記録媒体であるたとえば記録紙に転写して記録画像を形成する。
【0003】
このようにして形成される画像は、画像がフルカラー化されるのに伴い、一層の画質向上が望まれている。高画質化を実現する方法の一つにトナー粒子の小粒径化がある。しかしながら、トナー粒子を小粒径化すると、トナー粒子の比表面積が増大し、電子写真感光体に対する付着力が大きくなる。したがって、電子写真感光体の表面に形成されたトナー画像を記録紙に転写する際、電子写真感光体と記録紙との間に生じる微小な間隙に起因し、局所的にトナー粒子が記録紙へ転写されずに電子写真感光体表面に残留するという転写不良が発生するという問題がある。
【0004】
このような問題を解決する従来技術に、トナー画像が転写される転写材を、転写前後に各々少なくとも1回加圧しつつ送り出す少なくとも1対以上の対向ローラを備える画像形成装置の転写材供給定着装置がある(特許文献1参照)。
【0005】
図5は、従来技術の転写材供給定着装置1の概略構成図である。転写材供給定着装置1では、たとえばカセット2から供給される転写材Pが、感光体ドラム3と転写ドラム4との間を通過し、転写用放電器5から転写電界を受けてトナー画像の転写される前後に、一対の加圧ヒートローラ6,7によって少なくとも1回加圧される。このことによって、転写材P表面の凹凸を小さくして、凹凸に伴う局部的な転写効率のばらつきを小さくすることができるというものである。また加圧ヒートローラ6,7によって転写材Pを加熱、乾燥させることによって、転写材の吸湿に起因する問題を解決して高品位な画像が得られるとする。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−27607号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術には、以下のような問題がある。従来技術は、転写材を加圧することによって、転写材表面の凹凸を小さくして、凹凸に伴う局部的な転写効率のバラツキを小さくすることができるとするけれども、加圧による凹凸改善の水準については何ら明らかにされていない。このように、従来技術は、加圧による転写材表面の凹凸改善の水準が明らかではないので、これによって供せられる画像の品質水準も実用上問題の無いものを得ることができるか否かが不分明であり、実用に供するには不充分であるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、簡単な構成で、現像剤の転写効率を安定させて良好な品質の画像を形成することのできる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、電子写真感光体の表面に形成される静電潜像を現像して可視画像を形成する現像手段と、該可視画像を被記録媒体に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、
前記被記録媒体のステキヒトサイズ度が10〜25秒であり、
前記転写手段よりも前記被記録媒体が搬送される方向に関して上流側に設けられる加圧ローラであって、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、下記式を満足するように被記録媒体を加圧する加圧ローラを含むことを特徴とする画像形成装置である。
(Rz2/Rz1)≦0.80
【0010】
また本発明は、前記加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2は、20.00μm以上、31.00μm以下であることを特徴とする
本発明に従えば、電子写真方式の画像形成装置は、画像形成に用いられる被記録媒体のステキヒトサイズ度が10〜25秒であり、転写手段よりも被記録媒体が搬送される方向に関して上流側に設けられ、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、式{(Rz2/Rz1)≦0.80}を満足するように被記録媒体を加圧する加圧ローラを含んで構成される。また好ましくは、加圧後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2が、20.00〜31.00μmである。
【0011】
ここで、ステキヒトサイズ度は、日本工業規格(JIS)P8122に規定される値であり、ステキヒト法により測定した紙の吸水性の強弱を示す。また十点平均粗さは、JIS−B0601−1994に規定される表面粗さの指標の一つであり、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さだけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線と直交する方向に測定した最も高い山から5番目に高い山までの高さの絶対値の平均値と、最も低い谷から5番目までに低い谷までの高さの絶対値の平均値との和のことである。
【0012】
前述のように、特定の範囲内のステキヒトサイズ度に調整された被記録媒体を用い、電子写真感光体の表面に形成される可視画像であるトナー画像を被記録媒体に転写する前に、被記録媒体を加圧ローラで加圧して、加圧後の十点平均粗さRz2を加圧前の十点平均粗さRz1の0.80倍以下とし、好ましくはRz2を特定範囲の値にすることによって、可視画像を形成するトナーの被記録媒体表面への転写効率を向上させることができる。このようにしてトナーの転写効率が向上されるので、被記録媒体の表面に転写されて形成される画像のID(Image Density)値および彩度値を向上し、画像品質を改善することができる。
【0013】
また本発明は、前記加圧ローラは、加熱手段を備えることを特徴とする。
本発明に従えば、加圧ローラは、加熱手段を備えるので、被記録媒体を加圧すると同時に加熱することができる。このことによって、被記録媒体の加圧後の十点平均粗さRz2を一層小さくすることができるので、被記録媒体の表面に転写されて形成される画像のID値および彩度値を一層向上することができる。
【0014】
また本発明は、電子写真感光体の表面を画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成する露光ステップと、電子写真感光体の表面に形成される静電潜像を現像して可視画像を形成する現像ステップと、可視画像を被記録媒体に転写する転写ステップとを含む画像形成方法において、
前記現像ステップと前記転写ステップとの間に、前記被記録媒体を加圧する加圧ステップを有し、
加圧ステップでは、ステキヒトサイズ度が10〜25秒である被記録媒体を準備し、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、下記式を満足するように被記録媒体を加圧することを特徴とする画像形成方法である。
(Rz2/Rz1)≦0.80
【0015】
また本発明は、前記加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2を、20.00μm以上、31.00μm以下にすることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、電子写真方式を用いる画像形成方法において、現像ステップと転写ステップとの間には、被記録媒体を加圧する加圧ステップが有り、加圧ステップでは、ステキヒトサイズ度が10〜25秒である被記録媒体を準備し、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、次式{(Rz2/Rz1)≦0.80}を満足するように被記録媒体を加圧する。好ましくは、加圧後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2を、20.00μm以上、31.00μm以下にする。
【0017】
このように、特定の範囲内のステキヒトサイズ度に調整された被記録媒体を用い、電子写真感光体の表面に形成される可視画像であるトナー画像を被記録媒体に転写する前に、加圧後の十点平均粗さRz2を加圧前の十点平均粗さRz1の0.80倍以下とし、好ましくはRz2を特定範囲の値になるように被記録媒体を加圧ローラで加圧することによって、可視画像を形成するトナーの被記録媒体表面への転写効率を向上させることができる。このようにしてトナーの転写効率が向上されるので、被記録媒体の表面に転写されて形成される画像のID値および彩度値を向上し、画像品質を改善できる画像形成方法が実現される。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である画像形成装置10の構成を簡略化して示す配置側面図であり、図2は図1に示す画像形成装置10の要部拡大図である。本実施の形態では、画像形成装置として電子写真方式の複写機を例示する。
【0019】
画像形成装置10は、大略スキャナ部11と、レーザ記録部12とを含む構成である。スキャナ部11は、透明ガラスからなる原稿載置台13と、原稿載置台13上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)14と、原稿載置台13上に載置された原稿の画像を走査して読取るための原稿画像読取りユニットであるスキャナユニット15とを含む。このスキャナ部11にて読取られた原稿画像は、画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0020】
スキャナユニット15は、原稿面上を露光するランプリフレクターアセンブリ16と、原稿からの反射光像を光電変換素子(略称CCD)23に導くために原稿からの反射光を反射する第1反射ミラー17を搭載する第1走査ユニット18と、第1反射ミラー17からの反射光像をCCD23に導くための第2および第3反射ミラー19,20を搭載する第2走査ユニット21と、原稿からの反射光像を前述の各反射ミラー17,19,20を介して電気的画像信号に変換するCCD23上に結像させるための光学レンズ22と、前記CCD23とを含む。
【0021】
スキャナ部11は、RADF14とスキャナユニット15との関連動作によって、原稿載置台13上に読取るべき原稿を順次給送載置させるとともに、原稿載置台13の下面に沿ってスキャナユニット15を移動させて原稿画像を読取るように構成される。第1走査ユニット18は、原稿載置台13に沿って原稿画像の読取り方向(図1では紙面に向って左から右)に一定速度Vで走査され、また第2走査ユニット21は、その速度Vに対して2分の1(V/2)の速度で同一方向に平行に走査される。この第1および第2走査ユニット18,21の動作によって、原稿載置台13上に載置された原稿画像を1ライン毎に順次CCD23へ結像させて画像を読取ることができる。
【0022】
原稿画像をスキャナユニット15で読取って得られた画像情報は、画像処理部へ送られ、各種画像処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像を読出してレーザ記録部12に転送して被記録媒体である記録紙P上に画像を形成させる。
【0023】
レーザ記録部12は、表面に感光層を備える電子写真感光体24(以後、感光体24と略称する)と、感光体24の表面を一様に帯電させる帯電手段25と、感光体24の表面を画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成する露光手段であるレーザ書込みユニット26と、感光体24の表面に形成される静電潜像に現像剤成分であるトナーを供給して現像し、可視画像であるトナー画像を形成する現像手段27と、トナー画像を記録紙Pに転写する転写手段28と、転写手段28よりも記録紙P搬送方向(図1中に矢符29にて示す記録紙P搬送経路の向う方向)上流側に設けられる加圧ローラ30と、矢符31にて示す感光体24の回転方向で転写手段28よりも下流側に設けられるクリーニング手段32と、記録紙Pに転写されたトナー画像を加熱加圧して定着させる定着器33とを含む。
【0024】
画像形成装置10には、その他記録紙Pを収納する給紙カセット34と、給紙カセット34から供給される記録紙Pを矢符29にて示す搬送方向に搬送する搬送ローラ35と、画像形成されて定着された記録紙Pが排紙収容される排紙カセット36とを含む。
【0025】
前述のレーザ書込みユニット26は、前述のスキャナユニット15にて読取られてメモリに記憶された後にメモリから読出される画像データ、または外部の装置から転送される画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源と、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラーと、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体24上で等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを含む。
【0026】
被記録媒体には、ステキヒトサイズ度が10〜25秒に調整された記録紙Pが用いられる。記録紙Pのステキヒトサイズ度が10秒未満では、電子写真複写機を用いて画像形成を行った場合、記録紙中へのトナーの浸透が大きくなって印字濃度が低くなり、鮮明な画像が得られない。記録紙Pのステキヒトサイズ度が25秒を超えると、記録紙中へのトナーの浸透が阻害され、記録紙上のトナーの定着強度が悪化する。したがって、記録紙Pのステキヒトサイズ度を10〜25秒とした。
【0027】
このような記録紙Pのステキヒトサイズ度の調整には、公知の方法を用いることができる。ステキヒトサイズ度の調整方法として、たとえば正転転写型ロールコーター(ゲートロールコーター)を使用し、記録紙の原紙に変性デンプンおよびポリアミン−ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂からなる表面サイズ剤を特定混合比率、かつ表面サイズ剤を特定の液粘度で使用することによって調整することができる。
【0028】
感光体24は、有機感光体(略称OPC)などの電荷発生物質、電荷輸送物質、結着樹脂、溶剤などを含む液を、導電性基体上に塗布乾燥することによって形成される。帯電手段25は、たとえばコロナ放電方式の帯電チャージャであり、放電によって感光体24の感光層を一様に帯電させる。現像手段27は、トナーを成分として含む現像剤を収容する現像剤容器37と、現像剤容器37に回転自在に支持されて感光体表面にトナーを供給する現像ローラ38とを備える。なお現像剤には、磁性もしくは非磁性の1成分現像剤または2成分現像剤のいずれが用いられても良い。
【0029】
図3は加圧ローラ30の構成を示す側面図であり、図4は加圧ローラ30の構成を示す斜視図である。加圧ローラ30は、一対の押圧ローラ30a,30bと、一対の押圧ローラ30a,30bをそれぞれ回転自在に支持する軸受41a,41b,42a,42b(図3および図4では軸受41a,42aのみ図示)を備える支持部材43a,43b,44a,44bと、支持部材43aと支持部材44a、支持部材43bと支持部材44bとの組合せに対してそれぞればね力が負荷されるように設けられるばね部材45とを含む。
【0030】
押圧ローラ30a,30bは、金属製の芯体の周囲にポリテトラフルオロエチレン(略称PTFE)またはシリコーンなどの素材からなる弾性層が形成されたものである。なお弾性層の素材としては、好ましくはPTFEが用いられる。押圧ローラ30a,30bの仕様の一例を示すと、直径が58mm、弾性層の硬さがJIS−K6301に規定されるスプリング式硬さ試験A形で45〜50゜である。押圧ローラ30a,30bの少なくともいずれか一方には、図示しない駆動手段、たとえばモータなどが、減速機構であるギヤヘッドなどを介して接続され、図中矢符46に示す方向に回転駆動される。一方のローラのみが駆動されるとき、他方のローラは、前記一方のローラに押圧される押圧時の摩擦力によって回転する従動ローラとして動作する。
【0031】
支持部材43a,43b,44a,44bは、一方の端部47が図示を省略する装置本体に角変位可能に支持され、軸受41a,41b,42a,42bに関して一方の端部47のそれぞれ反対側になる他方の端部48付近の加圧ローラ30外方側に係合凹所49a,50a(49b,50bは不図示)がそれぞれ形成され、該係合凹所49a,50aにばね部材45の端部がそれぞれ係合される。したがって、支持部材43aと支持部材44a、支持部材43bと支持部材44bとは、ばね部材45のばね力によって、角変位可能に支持される一端部47を支点にし、互いに近接する方向に引寄せられるので、一対の押圧ローラ30a,30bが押圧され、押圧部にニップ部が形成される。
【0032】
このように構成される加圧ローラ30は、形成されるニップ部に記録紙Pを通過させることによって、加圧ローラ30によって加圧される前の記録紙P表面の十点平均粗さをRz1とし、加圧された後の記録紙P表面の十点平均粗さをRz2とすると、式(1)を満足するように記録紙Pを加圧する。さらに加圧後の記録紙P表面の十点平均粗さRz2が、20.00〜31.00μmになるように加圧することが好ましい。
(Rz2/Rz1)≦0.80 …(1)
【0033】
比(Rz2/Rz1)が、0.80を超える値では、加圧による記録紙表面の凹凸が充分に小さくなっていないので、トナーの転写効率向上効果が充分ではない。またRz2が31.00μmを超えると、記録紙表面の凹凸が大きいので、やはりトナーの転写効率向上効果が充分ではない。Rz2が20.00μm未満では、記録紙表面の凹凸が充分に小さく、転写効率や画質に関して特に品質上の問題は生じないけれども、加圧ローラ30を大きな押圧負荷に耐える構造にしなければならないので、装置に過剰な剛体構造等が必要になり、構成上の無駄が多くなる。したがって、Rz2を20.00〜31.00μmとした。
【0034】
前述のような加圧前後における十点平均粗さを実現する記録紙Pおよび加圧ローラ30の設定について一例を挙げると、坪量64g/m、厚さ約90μm、ステキヒトサイズ度20秒の記録紙Pを用い、一対の押圧ローラ30a,30b間に負荷される線圧:12〜14kgf/cm、押圧ローラ30a,30b間のニップ:4〜5μm、プロセススピード:120mm/secである。なおここに示した記録紙および加圧ローラに関する数値は、あくまで例示であり、本実施の形態に示す設定数値に限定されるものではなく、他の設定数値であっても構わない。
【0035】
加圧ローラ30によって加圧された記録紙Pにトナー画像を転写させる転写手段28は、転写チャージャであり、感光体24表面とは逆の電界を記録紙Pに与えてトナー画像を記録紙P上に転写させる。転写手段28の記録紙P搬送方向下流側に設けられる定着器33は、加熱および加圧を同時に行なうことのできる一対のローラによって構成され、記録紙Pに転写されたトナー画像を加熱加圧して堅牢な画像とする。なお定着器33を構成するローラおよび前述の搬送ローラ35には、シリコーンやPTFEが用いられるけれども、PTFEがより好適である。シリコーンやPTFEを用いるのは、記録紙表面および記録紙表面に転写された現像剤に対する離型性に優れるとともに耐熱性にも優れることによる。
【0036】
一方トナー画像が記録紙P上へ転写された後の感光体24は、さらに矢符31方向への回転を続け、転写手段28の矢符31方向下流側に設けられるクリーニング手段32によって、感光体24表面に残留するトナーなどが除去(クリーニング)される。
【0037】
また本発明の実施の他の形態の画像形成装置では、加圧ローラ30には、押圧ローラ30a,30bの少なくともいずれか一方に、加熱手段が備えられる。加熱手段は、ローラの金属製芯体の内部に、たとえばヒートハロゲンランプ等を設けることによって実現できる。なお加圧ローラ30に加熱手段が設けられるとき、加圧ローラ30には、さらに電力供給するための電源と、加圧ローラ30の押圧ローラ30a,30b表面の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出出力に応答して電源をON/OFF制御する制御手段とが設けられる。このような加熱手段を備えることによって、記録紙Pの加圧後の十点平均粗さRz2を一層小さくすることができるので、記録紙Pの表面に転写されて形成される画像の画質を一層向上することができる。また転写前に記録紙Pを加熱することによって、記録紙Pの湿度を一定にすることができるので、転写効率のばらつきを一層抑制することができる。
【0038】
以下本実施の形態の画像形成装置10の動作について簡単に説明する。まず原稿画像読取りステップでは、RADF14とスキャナユニット15との関連動作によって、原稿載置台13上に読取るべき原稿を順次給送載置し、スキャナユニット15を移動させて原稿画像を読取る。読取られた原稿画像の情報は、画像処理部へ送られ、各種画像処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像を読出してレーザ記録部12に転送される。
【0039】
レーザ記録部12における一様帯電ステップでは、帯電手段25によって感光体24表面が一様に帯電される。露光ステップでは、レーザ書込みユニット26が、先の原稿画像読取りステップにおいて読取られて転送されてきた原稿画像情報に応じた光で、感光体24表面を露光することによって、静電潜像を形成する。現像ステップでは、現像手段27が、感光体24表面に形成される静電潜像に現像ローラ38からトナーを供給することによって現像し、可視画像を形成する。
【0040】
この現像ステップ後であって、後述する転写ステップの前に加圧ステップが設けられる。加圧ステップでは、ステキヒトサイズ度が10〜25秒である記録紙Pを準備し、加圧前の記録紙P表面の十点平均粗さRz1と、加圧後の記録紙P表面の十点平均粗さRz2とが、前記式{(Rz2/Rz1)≦0.80}を満足するように、好ましくはRz2が、20.00〜31.00μmを満足するように記録紙Pを加圧する。
【0041】
転写ステップでは、加圧ステップにおいて表面が所望の凹凸を有するように加圧された記録紙P上にトナー画像を転写する。定着ステップでは、トナー画像の転写された記録紙Pを加熱加圧して画像を定着させる。
【0042】
このように、10〜25秒の範囲内のステキヒトサイズ度に調整された記録紙を用い、トナー画像の転写前に、記録紙を所望の表面粗さになるように加圧することによって、トナー画像転写時に、感光体表面と記録紙表面との間に形成される間隙に起因する転写不良を抑制することができるので、トナーの記録紙表面への転写効率を向上させることができる。このようにしてトナーの転写効率が向上されるので、記録紙の表面に転写されて形成される画像のID値および彩度値を向上し、画像品質を改善することができる。
【0043】
(実施例)
以下本発明の実施例について説明する。試験の実施に用いる画像形成装置として、加圧ローラ30に、加熱手段であるヒートハロゲンランプおよびその付帯装置を備える実施の他の形態の画像形成装置を準備した。加圧ローラ30の押圧ローラ30a,30bに用いた弾性層は、シリコーン製である。
【0044】
記録紙には、秤量64g/m、厚さ90μm、ステキヒトサイズ度20秒の複写紙を用いた。
【0045】
現像剤には、粉砕法によって製造した50%体積平均粒径が約6.5μmの2成分現像用非磁性マゼンタトナーを用いた。より詳細には、表1に示す処方の混合物を2本のオープンロール上で加熱して溶融混練し、冷却後粉砕分級して所望の粒度分布を有する粉体状混合物とした。なお表1中に示すワックスの混合量は、5重量部以下であることが望ましい。ワックスの混合量が5重量部を超えると、溶融混練工程において、オープンロールから混合物が剥離しやすくなるので、混練の精度が著しく悪化し、良好な現像剤を得ることができなくなるからである。
【0046】
得られた混合物100重量部に対して、外添剤(流動性付与剤)であるシリカを、0.53重量部の割合で混合して調製した。さらに外添剤を調製後の混合物に、平均粒径85μmのフェライトキャリア(パウダーテック社製)を、トナー(T)のトナーとキャリアとの重量和(D)に対する比(T/D)が、0.04になるように加えて混合し、本実施例に用いる現像剤を作製した。得られた現像剤を、前記画像形成装置の現像剤容器に収容し、印字画像を形成する試験に供した。
【0047】
【表1】
Figure 2004361621
【0048】
前述の画像形成装置、複写紙、現像剤を用い、表2に示す本発明の実施例1〜3および本発明外の比較例1,2の条件下において、画像形成を行い、その画質評価を行なった。なお、加圧ローラによる加圧前後の複写紙表面の十点平均粗さの測定には、表面粗さ測定計VK−8510(キーエンス社製)を使用した。測定条件は、表面粗さ測定計の接眼倍率が20倍、複写紙表面の測定地点と、表面粗さ測定計との距離が70μmである。なお複写紙の加圧ローラによる加圧前の十点平均粗さは、39.00μmであった。また比較例1は、加圧ローラを開放した状態で複写紙を通過させたので、加圧ローラによる加圧は行なわれていない。したがって、比較例1では、Rz2=Rz1であるけれども、Rz2=38.56μmであり、39.00μmとわずかに異なるのは測定誤差である。
【0049】
【表2】
Figure 2004361621
【0050】
次に、形成された画像の品質評価の指標としたID値と彩度値とについて説明する。前述した画像形成によって得られた印字画像のトナー付着量は、0.5mg/cmであり、そのID値および彩度値は、カラー反射濃度計(X−Rite社製)によって測定した。
【0051】
ID値は、画像濃度(光学反射濃度)のことであり、測定対象物体に光を与えたとき、物体に与えた光量と物体に反射して帰って来た光量との比率より算出される。トナーの付着量、もしくはトナー構成成分中の顔料濃度が上がると、印字画像サンプルに与えられた光が反射しにくくなり、サンプル中に吸収される光の割合が増えるので、サンプルからの反射光量が減少する。ID値は、反射光量の逆数より算出されるので、サンプルからの反射光量が減少するのに伴って増加する。トナーの付着量もしくはトナー構成成分中の顔料濃度が上がると、発色性が増すので、彩度値も増加する。得られた印字画像において、ID値が1.4以上の場合を良好と評価した。
【0052】
彩度値は、色の鮮やかさを表す指標であり、得られた印字画像において、彩度値が、70以上の場合を良好と評価した。
【0053】
総合判定の評価基準は、以下のようである。
○:ID値が1.4以上、かつ彩度値が70以上
△:ID値が1.2以上1.4未満
×:ID値が1.2未満
【0054】
ID値および彩度値について得られた結果を、表3にまとめて示す。表3に示す評価結果から、加圧ローラによる加圧前後の複写紙表面の十点平均粗さの比(Rz2/Rz1)が0.80以下であり、またRz2が20.00〜31.00μmの範囲内にあるとき、ID値および彩度値がともに良好な、すなわち画質の良好な印字画像の得られることが判る。
【0055】
【表3】
Figure 2004361621
【0056】
以上に述べたように、本発明の実施例では、現像剤は、2成分現像用の非磁性マゼンタトナーであるけれども、これに限定されることなく、たとえば1成分現像用の現像剤また懸濁重合法や乳化凝集法により製造された現像剤等であってもよい。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、電子写真方式の画像形成装置は、画像形成に用いられる被記録媒体のステキヒトサイズ度が10〜25秒であり、転写手段よりも被記録媒体が搬送される方向に関して上流側に設けられ、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、式{(Rz2/Rz1)≦0.80}を満足するように被記録媒体を加圧する加圧ローラを含んで構成される。また好ましくは、加圧後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2が、20.00〜31.00μmである。
【0058】
このように、特定の範囲内のステキヒトサイズ度に調整された被記録媒体を用い、電子写真感光体の表面に形成される可視画像であるトナー画像を被記録媒体に転写する前に、被記録媒体を加圧ローラで加圧して、加圧後の十点平均粗さRz2を加圧前の十点平均粗さRz1の0.80倍以下とし、好ましくはRz2を特定範囲の値にすることによって、可視画像を形成するトナーの被記録媒体表面への転写効率を向上させることができる。このようにしてトナーの転写効率が向上されるので、被記録媒体の表面に転写されて形成される画像のID値および彩度値を向上し、画像品質を改善することができる。
【0059】
また本発明によれば、加圧ローラは、加熱手段を備えるので、被記録媒体を加圧すると同時に加熱することができる。このことによって、被記録媒体の加圧後の十点平均粗さRz2を一層小さくすることができるので、被記録媒体の表面に転写されて形成される画像のID値および彩度値を一層向上することができる。
【0060】
また本発明によれば、電子写真方式を用いる画像形成方法において、現像ステップと転写ステップとの間には、被記録媒体を加圧する加圧ステップが有り、加圧ステップでは、ステキヒトサイズ度が10〜25秒である被記録媒体を準備し、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、次式{(Rz2/Rz1)≦0.80}を満足するように被記録媒体を加圧する。好ましくは、加圧後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2を、20.00μm以上、31.00μm以下にする。
【0061】
このように、特定の範囲内のステキヒトサイズ度に調整された被記録媒体を用い、電子写真感光体の表面に形成される可視画像であるトナー画像を被記録媒体に転写する前に、加圧後の十点平均粗さRz2を加圧前の十点平均粗さRz1の0.80倍以下とし、好ましくはRz2を特定範囲の値になるように被記録媒体を加圧ローラで加圧することによって、可視画像を形成するトナーの被記録媒体表面への転写効率を向上させることができる。このようにしてトナーの転写効率が向上されるので、被記録媒体の表面に転写されて形成される画像のID値および彩度値を向上し、画像品質を改善できる画像形成方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である画像形成装置10の構成を簡略化して示す配置側面図である。
【図2】図1に示す画像形成装置10の要部拡大図である。
【図3】加圧ローラ30の構成を示す側面図である。
【図4】加圧ローラ30の構成を示す斜視図である。
【図5】従来技術の転写材供給定着装置1の概略構成図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
11 スキャナ部
12 レーザ記録部
13 原稿載置台
14 RADF
15 スキャナユニット
24 電子写真感光体
25 帯電手段
26 レーザ書込みユニット
27 現像手段
28 転写手段
30 加圧ローラ
30a,30b 押圧ローラ
32 クリーニング手段
33 定着器
43a,43b,44a,44b 支持部材
45 ばね部材

Claims (5)

  1. 電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、電子写真感光体の表面に形成される静電潜像を現像して可視画像を形成する現像手段と、該可視画像を被記録媒体に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、
    前記被記録媒体のステキヒトサイズ度が10〜25秒であり、
    前記転写手段よりも前記被記録媒体が搬送される方向に関して上流側に設けられる加圧ローラであって、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、下記式を満足するように被記録媒体を加圧する加圧ローラを含むことを特徴とする画像形成装置。
    (Rz2/Rz1)≦0.80
  2. 前記加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2は、20.00μm以上、31.00μm以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記加圧ローラは、
    加熱手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 電子写真感光体の表面を画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成する露光ステップと、電子写真感光体の表面に形成される静電潜像を現像して可視画像を形成する現像ステップと、可視画像を被記録媒体に転写する転写ステップとを含む画像形成方法において、
    前記現像ステップと前記転写ステップとの間に、前記被記録媒体を加圧する加圧ステップを有し、
    加圧ステップでは、ステキヒトサイズ度が10〜25秒である被記録媒体を準備し、加圧される前の被記録媒体表面の十点平均粗さRz1と、加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2とが、下記式を満足するように被記録媒体を加圧することを特徴とする画像形成方法。
    (Rz2/Rz1)≦0.80
  5. 前記加圧された後の被記録媒体表面の十点平均粗さRz2を、20.00μm以上、31.00μm以下にすることを特徴とする請求項4記載の画像形成方法。
JP2003159368A 2003-06-04 2003-06-04 画像形成装置および画像形成方法 Pending JP2004361621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003159368A JP2004361621A (ja) 2003-06-04 2003-06-04 画像形成装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003159368A JP2004361621A (ja) 2003-06-04 2003-06-04 画像形成装置および画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004361621A true JP2004361621A (ja) 2004-12-24

Family

ID=34052450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003159368A Pending JP2004361621A (ja) 2003-06-04 2003-06-04 画像形成装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004361621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5027404B2 (ja) 印刷システム用光沢付与システム
JP4834378B2 (ja) 定着方法、画像形成方法、定着装置及び画像形成装置
JP4330610B2 (ja) 画像形成装置
US7583909B2 (en) Image forming apparatus and image forming method using decolorizing toner
JP3406507B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
US20090010670A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
US8036554B2 (en) Image forming apparatus and density correction method
JP2013073003A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2022059719A (ja) 画像形成装置
US8472847B2 (en) Developing device and image forming apparatus
US7433616B2 (en) Image forming apparatus including a controlling section
JP2005107237A (ja) 画像形成装置
JPH04503123A (ja) 現像液調合物
JP2004361621A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2005203181A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2004191491A (ja) 定着装置、および画像形成装置
US20060256399A1 (en) Image forming device
US20240160123A1 (en) Developing device and image forming apparatus including the same
US20240027957A1 (en) Image forming apparatus
JP5046807B2 (ja) 画像形成装置
JP4250007B2 (ja) 中間調部平均粒状度推定値の算出方法
JPH06202459A (ja) 画像形成装置
JP2000250235A (ja) 電子写真感光体及び電子写真装置
JP2013190643A (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2021039161A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081217

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090311

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20090408

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20090626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912