JP2004361273A - 回転角センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】一回転未満の回転角度の検出に使用される回転角検出手段を利用してモータの回転角度からスロットルバルブの回転角度を求められるようにする。
【解決手段】本発明に係る回転角センサは、一回転未満の範囲内において、回転角度の増加に対応して最小値から最大値までリニアに変化する出力信号eを出力可能な構造であり、前記モータの回転角を検出する回転角検出手段55,56と、モータ4の正転中、回転角検出手段55,56の出力信号eが最大値になる毎に、出力信号eの振幅分Emをその出力信号eに加算し、加算後の信号をセンサ出力信号Vとして出力する加算手段57と、モータ4の逆転中、回転角検出手段55,56の出力信号eが最小値になる毎に、前記加算された振幅分Emを減じ、減算後の信号をセンサ出力信号Vとして出力する減算手段57とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ及び減速ギヤ機構を駆動源とするエンジンのスロットルバルブの回転角度を検出する回転角センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのスロットル制御装置は一般的に、図8に示すように、モータ92で減速ギヤ機構94を駆動させ、その減速ギヤ機構94によりスロットルバルブ96を回動動作させて、スロットルボデー91に形成された吸気通路93を流れる吸入空気の流量制御を行う(特許文献1)。スロットルバルブ96の回転角度の検出は、スロットルバルブ96の回転軸96sの端部に設けられた回転角センサ(図示されていない)によって行われる。スロットルバルブ96の回動角度は0°〜約90°であるため、回転角センサは、一般的に、1回転未満(0°から360°)の範囲内で、回転角度に対応するリニアな出力信号を出力可能なセンサが使用される。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−289610号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、スロットルバルブ96の回動角度は0°〜約90°であるため、回動角度を精度良く測定するためには高分解能のセンサが必要とされる。高分解能のセンサは高価であるため、比較的低分解能のセンサを使用してスロットルバルブ96の回動角度を精度良く検出できる方法が考えられている。この方法の一つに、モータ92の回転シャフト92sの回転角度を検出し、モータ92の回転角度と減速ギヤ機構94の減速比等とからスロットルバルブ96の回動角度を演算により求める方法がある。しかし、モータ92は、スロットルバルブ96が約90°回動する間に複数回転するため、スロットルバルブ96用の回転角センサ(一回転未満の回転測定用のセンサ)をそのまま利用することができない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、一回転未満の回転測定用の回転角検出手段を使用して、モータの回転角度からスロットルバルブの回転角度を検出できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、モータ及び減速ギヤ機構を駆動源とするエンジンのスロットルバルブの回転角度を検出する回転角センサであって、一回転未満の範囲内において、回転角度の増加に対応して最小値から最大値までリニアに変化する出力信号eを出力可能であり、前記出力信号eが最大値のときに回転角度がさらに増加すると、前記出力信号eが最小値に戻り、その出力信号eが回転角度の増加に対応して最小値から最大値まで同じくリニアに変化する構造であり、前記モータの回転角を検出する回転角検出手段と、前記モータの正転中、前記回転角検出手段の出力信号eが最大値になる毎に、前記出力信号eの振幅分Emをその出力信号eに加算し、加算後の信号をセンサ出力信号Vとして出力する加算手段と、前記モータの逆転中、前記回転角検出手段の出力信号eが最小値になる毎に、前記加算された前記振幅分Emを減じ、減算後の信号をセンサ出力信号Vとして出力する減算手段とを有することを特徴とする。
【0006】
本発明によると、回転角度検出手段は、一回転未満の範囲内で、回転角度の増加に対応して最小値から最大値までリニアに増加する出力信号eを出力可能な構造であり、モータの回転角の検出に使用される。即ち、回転角度検出手段の出力信号eは、例えば、回転角度が0°から360°まで変化する際に一定比率で増加し、回転角度が0°のときに最小値、回転角度が360°のときに最大値となる。さらに、出力信号eが最大値のときに回転角度がさらに増加する場合、即ち、二回転目では出力信号eが最小値に戻り、その出力信号eが一回転目と同様に回転角度の増加に対応して最小値から最大値までリニアに変化する。したがって、モータの正転中、回転角検出手段の出力信号eが最大値になる毎に、即ち、一回転進む毎に出力信号eの振幅分Em(最大値と最小値との差分Em)をその出力信号eに加算することで、モータが多回転する場合でも回転角度に対応するリニアなセンサ出力信号を得ることができる。
【0007】
同様に、モータの逆転中も、一回転戻る毎にモータの正転中に加算された振幅分Emを減じることで、回転角度に対応するリニアなセンサ出力信号を得ることができる。
したがって、一回転未満の回転角度の検出に使用される回転角検出手段を利用してモータの回転角度からスロットルバルブの回転角度を求めることができるようになる。
【0008】
請求項2の発明は、スロットルバルブが全閉位置まで戻されたときの回転角検出手段の出力値をセンサ出力信号Vの基準値eとして記憶する。このため、スロットルバルブの全閉位置とモータの回転角度の0°位置とがずれていても、スロットルバルブの開度を正確に求められるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図7に基づいて本発明の実施形態1に係る回転角センサの説明を行う。本実施形態に係る回転角センサは、エンジンのスロットル制御装置においてスロットルバルブの回転角度を検出するためのセンサであり、図1にその回転角センサを備えるスロットル制御装置の模式図等が示されている。また、図2は回転角センサの縦断面図(A図)、横断面図(B図)であり、図3〜図5は回転角センサの第2演算部における処理手順を表すフローチャート、図6、図7は第2演算部の処理動作を表す模式図である。
【0010】
スロットル制御装置は、図1(A)に示すように、モータ4で減速ギヤ機構35を駆動させ、その減速ギヤ機構35によりスロットルバルブ2を回動動作させて、スロットルボデー1に形成された吸気通路1aを流れる吸入空気の流量制御を行う。
回転角センサ40は、モータ4の回転角度及び減速ギヤ機構35の減速比に基づいてスロットルバルブ2の回転角度を求めるセンサであり、図1(B)、図2に示すように、可動部41とセンサ本体54とから構成されている。
【0011】
回転角センサ40の可動部41は、モータ4の出力回転軸4aの後端部にその出力回転軸4aと同軸に固定されている。可動部41は、モータ4の出力回転軸4aと共に回転する部分であり、図2に示すように、有底略円筒形のハウジング43と、円筒形のヨーク45と、一対の磁石47,48とから構成されている。ハウジング43は、円板部43a、円筒部43b、内フランジ部43cにより、縦断面形状が略C字形状に形成されている。
【0012】
ハウジング43の内部には、円筒部43bの内壁面に面接触した状態で磁性材料からなるヨーク45が収納されており、そのヨーク45が円板部43aと内フランジ部43cとによって軸方向から挟まれている。ヨーク45の内側面には、モータ4の出力回転軸4aの回転軸線Pを挟んで対向するように一対の磁石47,48が固定されている。ヨーク45及び一対の磁石47,48の両端面はハウジング43内に埋設されており、一対の磁石47,48の内周面のみがハウジング43の内周面において露出している。一対の磁石47,48は、図2(B)に示すように、ヨーク45内の空間にほぼ平行な磁界を発生させることができるように、平行着磁されている。
【0013】
可動部41の一対の磁石47,48間には、回転角センサ40のセンサ本体54が非接触状態で規定位置に位置決めされている。センサ本体54は、可動部41がモータ4の出力回転軸4aと共に回転することによる磁界の方向の変化を検出し、その磁界の方向の変化に基づいて演算によりモータ4の回転角度、さらにスロットルバルブ2の回転角度を求める装置である。即ち、センサ本体54は、磁界の方向を検出し、その磁界の方向に対応する信号を発生させる磁気検出部55と、磁気検出部55の信号に基づいてモータ4の回転角度(0°〜360°)を演算する第1演算部56と、第1演算部56の信号(モータ4の回転角度)と減速ギヤ機構35の減速比等に基づいてスロットルバルブ2の回転角度を演算する第2演算部57とを備えている(図1(B)参照)。
【0014】
センサ本体54の磁気検出部55は、図2等に示すように、一対の磁石47,48間においてほぼ同心状に、かつ磁気検出部55の前面(先端面)が出力回転軸4aの回転軸線Pと直角(図2(A)参照)になるように配置される。なお、磁気検出部55の素子には、例えば、磁気抵抗素子等が使用される。
センサ本体54の第1演算部56と第2演算部57とは一体化された半導体集積回路(IC)から構成されている。そして、後記するように、第2演算部57の出力端子からスロットルバルブ2の開度(0°〜約84°)に対応するリニアな電圧信号(センサ出力信号V)が出力されるように構成されている。ここで、センサ出力信号Vは、自動車のエンジンの制御に使用されるECU等の制御手段(図1参照)に入力される。
センサ本体54は、図2(A)に示す支持部材60を介してスロットルボデー1に固定されている。
即ち、回転角センサ40の可動部41、センサ本体54の磁気検出部55及び第1演算部56等が本発明の回転角検出手段に相当する。
【0015】
次に、図3〜図5のフローチャート、及び図6、図7の模式図に基づいて、回転角センサの第1演算部56及び第2演算部の動作説明を行う。なお、図3〜図5のフローチャートに示す処理は第2演算部57において行われる。
電源がオフ状態では、スロットルバルブ2がバックスプリング(図示省略)のバネ力で微開位置(オープナ開度(開度5°未満))に保持されている。
電源がオンされてエンジンが起動されると、ECU等の制御手段からの信号に基づいてモータ4が逆転方向に起動され、スロットルバルブ2はバックスプリングのバネ力に抗して全閉位置まで戻される。
【0016】
このとき、センサ本体54の磁気検出部55及び第1演算部56によってモータ4の回転角度が演算され、スロットルバルブ2の全閉位置に対応する電圧eが第1演算部56から第2演算部57に対して出力される。第2演算部57では、スロットルバルブ2が全閉位置にあるときの電圧eをセンサ出力信号Vの基準電圧e(基準値e)として記憶する(ステップS102)。さらに、ステップS103で、モータ4の回転積算数Nがクリア(N=0)される。
【0017】
この状態で、アクセルペダルが踏まれると、ECU等の制御手段によってモータ4が正転方向に駆動される。モータ4が正転方向に回転すると、そのモータ4の回転が減速ギヤ機構35を介してスロットルシャフト9に伝達され、スロットルバルブ2が開方向に回動する。スロットルバルブ2が開方向に回動すると(ステップS104 YES)、ステップS105の開方向処理が行われる。
開方向処理では、第1演算部56の出力信号、即ち、モータ4の回転角度に対応する電圧e(以下、回転角度対応電圧eという)が読み込まれる(図4 ステップS111)。
【0018】
モータ4は正転しているため、回転角度対応電圧eは、図6、図7に示すように、基準電圧eからリニアに増加する。なお、三角形状の波形が回転角度対応電圧eを表している。
モータ4が正転を開始したときは、回転角度対応電圧eが最大値Emよりも小さい(ステップS112 NO)。このため、処理はステップS112からステップS114に進み、ステップS114で V=Em×N+e−e が計算される。前述のように、N=0であるため、V=e−eとなる。このため、ステップS115で、e−eがセンサ出力信号Vとして出力される(0°から360°間の斜め実線参照)。ここで、Emは、図6、図7に示すように、回転角度対応電圧eの振幅(最大値と最小値との差分)である。なお、最小値は0であるため、Emは最大値に等しくなる。
モータ4の正転が継続され、磁気検出部55及び第1演算部56が360°を検出して回転角度対応電圧eが最大値Emになると(ステップS112 YES)、モータ4の回転積算数Nに1が加算される(ステップS113)。即ち、N=1となる。
【0019】
次に、ステップS114で、 V=Em×N+e−e が計算される。ここで、N=1であるため、V=Em+e−eとなる。回転角度対応電圧eは、モータ4が一回転目から二回転目にはいると、最大値Emから最小値0まで減少するため、回転積算数Nに1が加算された直後は、センサ出力信号V=Em−eとなる(図6、図7における○〜1Em 参照)。この状態からモータ4の正転が継続されると、処理がステップS111からステップS112、ステップS114及びステップS115に進み、Em+e−eがセンサ出力信号Vとして出力される(360°から720°間の斜め点線参照)。
【0020】
モータ4の正転が継続され、再び回転角度対応電圧eが最大値Emになると(ステップS112 YES)、モータ4の回転積算数Nに1が加算される(ステップS113)。即ち、N=2となる。
さらに、ステップS114で、 V=Em×2+e−e が計算される。前述のように、回転角度対応電圧eは、モータ4が二回転目から三回転目にはいると、最大値Emから最小値0まで減少するため、回転積算数Nに1が加算された直後は、センサ出力信号V=2Em−eとなる(図6、図7における○〜2Em 参照)。この状態からモータ4の正転が継続されると、処理がステップS111からステップS112、ステップS114及びステップS115に進み、2Em+e−eがセンサ出力信号Vとして出力される(720°から1080°間の斜め点線参照)。
【0021】
同様に、モータ4が四回転目ではセンサ出力信号Vは3Em+e−eとなり、モータ4が五回転目ではセンサ出力信号Vは4Em+e−eとなり、モータ4がn回転目ではセンサ出力信号Vは(n−1)Em+e−eとなる。このため、スロットルバルブ2が全閉位置(0°)から開位置(84°)まで回動する際に、モータ4が複数回転したとしても、リニアなセンサ出力信号V(斜め点線参照)が得られるようになる。
即ち、センサ本体54の第2演算部57及び開方向処理(図4参照)のステップS112、ステップS112、ステップS114及びステップS115の処理が本発明の加算手段に相当する。
【0022】
次に、例えば、モータ4が四回転目にある状態(N=3)、即ち、センサ出力信号Vが3Em+e−eのときに、アクセルペダルが緩められた場合を考える。アクセルペダルが緩められると、ECU等の制御手段によってモータ4が逆転方向に駆動される。モータ4が逆転方向に回転すると、そのモータ4の回転が減速ギヤ機構35を介してスロットルシャフト9に伝達され、スロットルバルブ2が閉方向に回動する。スロットルバルブ2が閉方向に回動すると(図3 ステップS104 NO)、ステップS106の閉方向処理が行われる。
【0023】
閉方向処理では、第1演算部56の出力信号、即ち、回転角度対応電圧eが読み込まれる(図5 ステップS121)。センサ出力信号Vが、図6に示す3Emと4Emの間の斜め点線上にある状態では、回転角度対応電圧eが最小値0でないため、ステップS122の判定がNOになる。このため、処理はステップS122からステップS124に進み、ステップS124で V=Em×N+e−e が計算される。前述のように、N=3であるため、V=3Em+e−eとなる。このため、ステップS125で、3Em+e−eがセンサ出力信号Vとして出力される。
【0024】
モータ4の逆転が継続され、磁気検出部55及び第1演算部56が0°を検出して回転角度対応電圧eが最小値0になると(ステップS122 YES)、モータ4の回転積算数Nから1が減算される(ステップS123)。即ち、N=2となる。
次に、ステップS124で、 V=Em×N+e−e が計算される。ここで、N=2であるため、V=2Em+e−eとなる。モータ4が四回転目から三回転目にはいると、回転角度対応電圧eは最小値0から最大値Emまで増加するため、回転積算数Nから1が減算された直後は、センサ出力信号V=3Em−eとなる(図6、図7における○〜3Em参照)。この状態からモータ4の逆転が継続されると、処理がステップS121からステップS122、ステップS124及びステップS125に進み、2Em+e−eがセンサ出力信号Vとして出力される(720°から1080°間の斜め点線参照)。
【0025】
同様に、モータ4が二回転目ではセンサ出力信号VはEm+e−eとなり、モータ4が一回転目ではセンサ出力信号Vはe−eとなる。このため、スロットルバルブ2が開位置(約84°)から全閉位置(0°)まで回動する際に、モータ4が複数回逆転したとしても、リニアなセンサ出力信号Vを得られるようになる。
即ち、センサ本体54の第2演算部57及び閉方向処理(図5参照)のステップS122、ステップS123、ステップS124及びステップS125の処理が本発明の減算手段に相当する。
なお、図3に示すスロットルバルブの回転角度演算処理は、電源がオフされた時点(ステップS107 YES)で終了する。
【0026】
このように、本実施形態に係る回転角センサ40によると、一回転未満の回転角度の検出に使用される回転角検出手段を利用してモータ4の回転角度からスロットルバルブ2の回転角度を測定可能になる。このため、比較的低分解能のセンサを使用してスロットルバルブ2の回動角度を精度良く検出できるようになる。
また、本実施形態では、スロットルバルブ2が全閉位置まで戻されたときの回転角検出手段の出力値eをセンサ出力信号Vの基準値eとして記憶する。このため、スロットルバルブ2の全閉位置とモータ4の回転角度の0°位置とがずれていても、スロットルバルブ2の開度を正確に求められるようになる。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、上記実施形態ではスロットルバルブ2の全閉位置とモータ4の回転角度の0°位置とがずれていることを前提として説明を行ったが、スロットルバルブ2の全閉位置とモータ4の回転角度の0°位置とが一致していれば、センサ出力信号Vを、V=Em×N+eにより演算することが可能になる。
また、本実施形態では、0°から360°(一回転未満)の範囲内で回転角度を測定可能な回転角検出手段を使用する例を示したが、例えば、0°から180°の範囲内で回転角度を検出可能な回転角検出手段を使用して、モータ4の回転角度からスロットルバルブ2の回転角度を測定することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明の回転角センサによれば、一回転未満の回転角度の検出に使用される回転角検出手段を利用してモータの回転角度からスロットルバルブの回転角度を求めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る回転角センサを備えるスロットル制御装置の模式図(A図)及びその回転角センサの模式図(B図)である。
【図2】回転角センサの縦断面図(A図)及び横断面図(B図)である。
【図3】回転角センサの第2演算部における処理手順を表すフローチャートである。
【図4】回転角センサの第2演算部における処理手順を表すフローチャートである。
【図5】回転角センサの第2演算部における処理手順を表すフローチャートである。
【図6】回転角センサの第2演算部の処理動作を表す模式図である。
【図7】図6の部分拡大図である。
【図8】従来のスロットル制御装置の模式図である。
【符号の説明】
2 スロットルバルブ
4 モータ
35 減速ギヤ機構
40 回転角センサ
41 可動部(回転角検出手段)
54 センサ本体(回転角検出手段、加算手段、減算手段)
55 磁気検出部(回転角検出手段)
56 第1演算部(回転角検出手段)
57 第2演算部(加算手段、減算手段)

Claims (2)

  1. モータ及び減速ギヤ機構を駆動源とするエンジンのスロットルバルブの回転角度を検出する回転角センサであって、
    一回転未満の範囲内において、回転角度の増加に対応して最小値から最大値までリニアに変化する出力信号eを出力可能であり、前記出力信号eが最大値のときに回転角度がさらに増加すると、前記出力信号eが最小値に戻り、その出力信号eが回転角度の増加に対応して最小値から最大値まで同じくリニアに変化する構造であり、前記モータの回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記モータの正転中、前記回転角検出手段の出力信号eが最大値になる毎に、前記出力信号eの振幅分Emをその出力信号eに加算し、加算後の信号をセンサ出力信号Vとして出力する加算手段と、
    前記モータの逆転中、前記回転角検出手段の出力信号eが最小値になる毎に、前記加算された前記振幅分Emを減じ、減算後の信号をセンサ出力信号Vとして出力する減算手段と、
    を有することを特徴とする回転角センサ。
  2. 請求項1に記載された回転角センサであって、
    スロットルバルブが全閉位置まで戻されたときの回転角検出手段の出力値をセンサ出力信号Vの基準値eとして記憶することを特徴とする回転角センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014507002A (ja) * 2011-03-04 2014-03-20 アウマ リースター ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 回転する測定対象の絶対回転角度を記録するための測定システム

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