JP2004361091A - 風洞試験方法および風洞試験装置 - Google Patents

風洞試験方法および風洞試験装置 Download PDF

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雅幸 掃部
Eiichi Yagi
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Abstract

【課題】過去の試験データが自動的に反映されて効率よく風洞試験がなし得る風洞試験方法および風洞試験装置を提供する。
【解決手段】風洞10と、該風洞10における風洞試験を支援する風洞試験支援装置30とを備えてなる風洞試験装置Aにより、少なくとも模型情報および通風条件に基づいて風洞試験における模型の各種状態を解析し、得られた各種状態が許容範囲内であるか否かを評価し、前記各種状態が許容範囲内であれば風洞試験を実行し、実行された風洞試験における試験データを取得し、前記試験データにより前記解析結果の妥当性を評価し、前記解析結果が妥当であると評価された場合、前記解析に用いた条件をデータベース化するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は風洞試験方法および風洞試験装置に関する。さらに詳しくは、試験効率を向上できる風洞試験方法および風洞試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、航空機の機体設計や航空機から投下される投下物などの運動予測つまり軌道予測においては、コンピュータによる解析のみでは良好な機体設計がなし得ないことや、精度よく投下物などの運動予測がなし得ないことなどから、風洞内に航空機の模型や投下物の模型を、例えば特開2002−243579号公報に提案されているような模型支持装置に支持させた状態で風洞試験を行って、コンピュータによる解析が不十分な点を補うことがなされている。
【0003】
しかしながら、風洞試験においては航空機の模型や投下物などの模型を準備しておく必要があるため、試験準備に時間を要するという問題がある。また、準備しておいた模型や支持装置が試験途中において試験条件にマッチングしないことが判明した場合、模型や支持装置などを再製作しなければならなくなるため、試験期間が一層長期化するとともに試験コストが増大するという問題もある。
【0004】
また、従来の風洞試験においては得られた試験データは機体の改良や投下物などの運動軌道の修正のみに利用されているので、過去の試験データが風洞試験に反映されていないという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、過去の試験データが自動的に反映されて効率よく風洞試験がなし得る風洞試験方法および風洞試験装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の風洞試験方法は、少なくとも模型情報および通風条件に基づいて風洞試験における模型の各種状態を解析する手順と、得られた各種状態が許容範囲内であるか否かを評価する手順と、前記各種状態が許容範囲内であれば風洞試験を実行する手順と、実行された風洞試験における試験データを取得する手順と、前記試験データにより前記解析結果の妥当性を評価する手順と、前記解析結果が妥当であると評価された場合、前記解析に用いた条件をデータベース化する手順とを含んでいることを特徴とする。
【0007】
本発明の風洞試験方法においては、模型に母機模型からの投下物模型が含まれ、各種状態に前記投下物模型の予測軌道が含まれているものとされてもよい。
【0008】
また、本発明の風洞試験方法においては、試験データにより解析結果が妥当でないと評価された場合、前記試験データに基づいて解析条件を変更する手順が含まれているのが好ましい。
【0009】
一方、本発明の風洞試験装置は、風洞と、該風洞における風洞試験を支援する風洞試験支援装置とを備えてなる風洞試験装置であって、前記風洞試験支援装置が、入出力部と解析部と評価部と風洞試験における試験データを取得するデータ取得部と風洞試験を指令する指令部とデータベースとそれらを統括する統括部とを備え、前記解析部が前記入出力部からの入力データおよび/または前記データベースに格納されているデータに基づいて、風洞試験における模型の各種状態を解析し、前記評価部が、解析された各種状態が許容範囲内であるか否かを評価するとともに前記試験データに基づいて前記解析結果の妥当性を評価し、前記統括部が前記評価により妥当とされた解析条件をデータベース化することを特徴とする。
【0010】
本発明の風洞試験装置においては、模型に母機模型からの投下物模型が含まれ、各種状態に前記投下物模型の予測軌道が含まれていてもよい。
【0011】
また、本発明の風洞試験装置においては、評価部が試験データにより解析結果が妥当でないと評価した場合、統括部が前記試験データに基づいて解析条件を変更するのが好ましい。
【0012】
【作用】
本発明は、前記の如く構成されているので、投下物支持装置など試験関連設備を所望の試験がなし得るように調整して試験がなし得る。そのため、試験の途中において投下物支持装置の再調整などの必要がなくなり、試験期間の短縮が図られるととともその低コスト化が実現される。また、試験データにより解析結果を評価しその妥当性が確認された場合、その解析条件をデータベース化するようにしているので、試験データが後の試験に反映されて試験の効率化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0014】
図1および図2に本発明の風洞試験方法に適用される風洞試験装置の一実施形態を概略図およびブロック図でそれぞれ示す。
【0015】
風洞試験装置Aは、図1および図2に示すように、風洞10とこの風洞10における風洞試験を支援する風洞試験支援装置30とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
【0016】
風洞10は、風洞本体11と、風洞本体11内に所望風速の気流を生成する送風手段12と、母機を模擬した母機模型13と、その母機模型13を支持しながら駆動する母機模型支持装置14と、母機から投下される投下物を模擬した投下物模型15と、その投下物模型14を支持しながら駆動する投下物模型支持装置16と、それらを制御する風洞制御装置20とを備えてなるものとされる。
【0017】
風洞本体11および送風手段12は、三音速、つまり亜音速、遷音速および超音速での試験がなし得るように調整されてなるものとされる。また、風洞本体11には気流の速度、つまり風速および圧力を検出する風速センサ41や圧力センサ42が配設されている。これらのセンサ41,42の検出信号は風洞制御装置20に送出される。なお、風洞本体11および送風手段12には、公知の各種構成を好適に用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
【0018】
母機模型13は母機を所定比率で縮小したものとされて、それに作用する力、圧力、応力などを検出するための力センサ43、圧力センサ44、応力センサ45などが適宜位置、例えば母機模型13の機首や翼に装着されてなるものとされる。これらのセンサ43,44,45による検出信号は、母機模型支持装置14を介して風洞制御装置20に送出される。
【0019】
母機模型支持装置14は、母機模型13を支持しながら風洞本体11の長手方向に沿って移動させるようにされてなるものとされる。なお、母機模型支持装置14には、この種の支持装置における公知構造を好適に用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
【0020】
投下物模型15は投下物を母機と同比率で縮小したものとされて、それに作用する力、圧力、応力などを検出するための力センサ43、圧力センサ44、応力センサ45などが適宜位置、例えば投下物模型15の頭部や上部に装着されてなるものとされる。これらのセンサ43,44,45による検出信号は、投下物模型支持装置16を介して風洞制御装置20に送出される。
【0021】
投下物模型支持装置16は、投下物模型15を支持しながらその姿勢を適宜姿勢、例えば、ロール角を適宜角度としたり、ヨー角を適宜角度としたり、ピッチ角を適宜角度としたり、その高さ位置を適宜位置としたりするようにされるとともに、それらの検出がなし得るようにされている。すなわち、この投下物模型支持装置16には、投下物模型の姿勢を検出する姿勢センサ46、つまりロール角を検出するロール角検出センサ、ヨー角を検出するヨー角検出センサ、ピッチ角を検出するピッチ角検出センサ、高さセンサ47などが設けられている。なお、投下物模型支持装置16には、この種の支持装置における公知構造を好適に用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
【0022】
風洞制御装置20は、例えばマイコンとされて送風手段12、母機模型支持装置14および投下物模型支持装置16を制御するとともに、各センサ41,42,43,…からの検出信号を風洞試験支援装置30に送出するものとされる。この場合、センサ41,42,43,…による検出信号は一般的に微弱であるので、風洞制御装置20に増幅器を設けて増幅した後に風洞試験支援装置30に送出されるようにしてもよい。
【0023】
風洞試験支援装置30は、図2に示すように、入出力部31と解析部32と評価部33とデータ取得部34と指令部35とデータベース36とこれらを統括する統括部37とを備えて風洞試験を支援するものとされる。風洞試験支援装置30は、具体的には、前記各部31,32,33,…の機能を実現するようにプログラムされたコンピュータとされる。
【0024】
入出力部31は、CADシステム50や入力手段60から入力される、通風条件や母機模型13の形状データ、投下物模型15の形状データ、投下物模型支持装置16の形状データ(例えば、スティングの形状データ)、母機模型支持装置14の動作可能範囲に関するデータ、投下物模型支持装置16の動作可能範囲に関するデータ、風速に関するデータ、母機模型13の許容応力、投下物模型15の許容応力、投下物模型支持装置16の許容応力など(以下、入力データという)を風洞試験支援装置30に取り込む一方、解析結果、評価結果、取得した試験データなどを画像表示装置やプリンタなどの出力手段70に送出するものとされる。
【0025】
解析部32は、入力データに基づいて流体の流れを三次元的に解析するプログラム(以下、単に3次元解析プログラムという)などにより、風洞本体11内の圧力分布(図3参照)、および模型の各種状態、例えば母機模型13の空力データ、母機模型13に発生する応力、投下物模型15の空力データ、投下物模型15に発生する応力、投下物模型支持装置16に発生する応力、投下物模型15の運動予測つまり投下物模型15の予測軌道などを解析する。
【0026】
評価部33は、解析部32により得られた模型の各種状態が許容範囲内か否か評価する。例えば、母機模型13に発生する応力、投下物模型15に発生する応力、投下物模型支持装置16に発生する応力が許容応力内であるか否かを評価したり、試験範囲における投下物模型15の予測軌道が投下物模型支持装置16の動作可能範囲内に収まるか否かを評価したりする。
【0027】
例えば、図4に示すような投下物模型15の予測軌道が得られた場合、投下5秒後には投下物模型支持装置16が風洞本体11下部から突出した位置(図4(c)参照)となるので、計画されているスティングを有する投下物模型支持装置16だけでは予定している試験がなし得ず、別形状のスティングが必要となると評価する。
【0028】
また、評価部33は、データ取得部34により取得された試験データと解析結果とを比較して、解析部32における解析の妥当性の評価も行う。例えば、解析結果による迎角変化時の揚力変化と、試験データによる迎角変化時の揚力変化とを比較して揚力係数の妥当性を評価する。例えば、図5に示すように、解析結果による迎角変化時の揚力変化が試験データによる迎角変化時の揚力変化より大きければ、解析に用いた揚力係数が大きすぎると評価する。
【0029】
データ取得部34は、センサ40、例えば風洞本体11内に設置されている風速センサ41や圧力センサ42、母機模型13内に設けられている力センサ43や応力センサ45、投下物模型15内に設けられている力センサ43や応力センサ45、投下物模型支持装置16に設けられている姿勢センサ46などからの検出信号を受信する。
【0030】
指令部35は、統括部37からの試験実行の指示を受けて風洞制御装置20に指令信号を送出する。例えば、送風手段12の送風量、母機模型支持装置14の動作量、投下物模型支持装置16の動作量を風洞制御装置20に送出する。
【0031】
データベース36には、風洞本体11の基本データ、送風手段12に関するデータ、揚力係数などの解析に必要なデータ、試験データなどが格納される。
【0032】
統括部37は、入出力部31における入出力の管理をしたり、入力データおよびデータベース36のデータの解析部32への送出を管理したり、評価部33の評価結果に基づいて試験の実行を指令部35に指示したり、評価部33の評価結果に基づいて試験条件の変更(例えば、通風条件の変更、使用するスティングの形状変更など)を指示したり、評価部33の評価結果に基づいてデータベース36のデータの更新を実行したりする(例えば、揚力係数を試験データに基づいて更新する。)。また、試験条件の変更は、出力手段70から出力される。
【0033】
次に、図6に示すフローチャートを参照しながら、かかる構成とされている風洞試験装置における風洞試験について説明する。
【0034】
(1)CAD装置50や入力手段60から模型情報、つまり母機模型13の形状データや投下物模型15の形状データ、母機模型13の許容応力、投下物模型15の許容応力、母機模型支持装置14の動作可能範囲、投下物模型支持装置16の動作可能範囲、投下物模型支持装置16の許容応力など、および通風条件を風洞試験支援装置30に入力する(ステップ1)。
【0035】
(2)風洞試験支援装置30は入力された模型情報および通風条件、ならびにデータベース36に格納されている揚力係数などのデータに基づいて、解析部32により3次元解析プログラムなどを用いて模型の各種状態についての解析を実行する(ステップ2)。例えば、母機模型13に発生する応力、投下物模型15の予測軌道、投下物模型支持装置16に発生する応力などを解析する。
【0036】
(3)風洞試験支援装置30は、解析により得られた投下物模型支持装置16の動作範囲が動作可能範囲であるか否かを評価部33により評価し(ステップ3)、動作可能範囲内と評価されればステップ4に移行する一方、動作可能範囲外と評価されればステップ9に移行する。
【0037】
(4)風洞試験支援装置30は、解析により得られた母機模型13の応力、投下物模型15の応力、投下物模型支持装置16の応力が許容応力内であるか否かを評価部33により評価し(ステップ4)、各応力が許容範囲内と評価されればステップ5に移行する一方、許容範囲外と評価されればステップ10に移行する。
【0038】
(5)風洞試験支援装置30は指令部35から風洞制御装置20に風洞試験の実行を指示する(ステップ5)。
【0039】
(6)風洞制御装置20はセンサ40からの検出信号を風洞試験支援装置30に送出する(ステップ6)。
【0040】
(7)風洞試験支援装置30は、取得された試験データに基づいて解析結果の妥当性を評価部33により評価し(ステップ7)、解析結果が妥当であると評価されればステップ8に移行する一方、妥当でないと評価されるとステップ11に移行する。
【0041】
(8)風洞試験支援装置30は、解析条件をデータベース36に格納してそれらをデータベース化して処理を終了する。
【0042】
(9)模型情報(例えばスティングの形状)を変更してステップ1に戻る(ステップ9)。
【0043】
(10)通風条件を変更、例えばマッハ数を下げてステップ1に戻る(ステップ10)。
【0044】
(11)解析条件(例えば揚力係数)を変更する(ステップ11)。
【0045】
(12)風洞試験支援装置30は、変更された解析条件により再度解析を実行してステップ7に戻る(ステップ12)。
【0046】
このように、本実施形態によれば、風洞試験の前に風洞試験支援装置30により模型情報および通風条件に基づいて模型の各種状態について解析を行い、予定されているスティングにより所定の試験がなし得るか否かなどを評価し、その評価において問題がないとされた条件で試験を行うので、試験条件にマッチしたスティングなどを事前に用意しておくことができ、つまり試験関連設備を試験条件にマッチさせて調整することができ、それにより試験が円滑になされて試験の無用の長期化が防止され、かつ、その低コスト化が図られる。また、試験における通風条件を母機模型13や投下物模型支持装置16などの許容応力範囲となるように設定して試験を行うので、試験中に母機模型13や投下物模型支持装置16などが損傷するおそれもない。その上、試験データに基づいて風洞試験支援装置30のデータベース36を更新するようにしているので、試験データが後の試験に有効に活用できて風洞試験の効率化が図られる。
【0047】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、本実施形態では投下物模型の風洞試験を例に取り説明されているが、本発明の適用は投下物模型の風洞試験に限定されるものではなく、各種風洞試験に適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、投下物支持装置などの試験関連設備を所望の試験がなし得るように調整して試験がなし得るという優れた効果が得られる。そのため、試験の途中において投下物支持装置の再調整などの必要がなくなり、試験期間の無用の長期化が防止されるとともに、その低コスト化が実現されるという優れた効果も得られる。
【0049】
また、本発明によれば、試験データにより解析結果を評価してその妥当性が確認された場合、その解析条件をデータベース化するようにしているので、試験データが後の試験に反映されて試験の効率化が図られるとともに、解析者の解析ノウハウの向上がなされ、将来的には風洞試験の回数を減少させ解析だけでも信頼性の高い機体設計がなし得ることが期待されるという優れた効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風洞試験方法に適用される風洞試験装置の概略図である。
【図2】同ブロック図である。
【図3】風洞試験装置の解析による風洞内の圧力分布のコンピュータグラフィックである。
【図4】風洞試験装置による投下物模型の投下シミュレーションのンピュータグラフィックであって、同(a)は投下直後の状態を示し、同(b)は投下3秒後の状態を示し、同(c)は投下5秒後の状態を示す。
【図5】迎角変化時における揚力変化を時系列的に示すグラフである。
【図6】本発明の風洞試験方法における手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 風洞
11 風洞本体
12 通風手段
13 母機模型
14 母機模型支持装置
15 投下物模型
16 投下物模型支持装置
20 風洞制御装置
30 風洞試験支援装置
31 入出力部
32 解析部
33 評価部
34 データ取得部
35 指令部
36 データベース
37 統括部
40 センサ
41 風速センサ
42 圧力センサ
43 力センサ
45 応力センサ
46 姿勢センサ
50 CADシステム
60 入力手段
70 出力手段
A 風洞試験装置

Claims (6)

  1. 少なくとも模型情報および通風条件に基づいて風洞試験における模型の各種状態を解析する手順と、
    得られた各種状態が許容範囲内であるか否かを評価する手順と、
    前記各種状態が許容範囲内であれば風洞試験を実行する手順と、
    実行された風洞試験における試験データを取得する手順と、
    前記試験データにより前記解析結果の妥当性を評価する手順と、
    前記解析結果が妥当であると評価された場合、前記解析に用いた条件をデータベース化する手順
    とを含んでいることを特徴とする風洞試験方法。
  2. 模型に母機模型からの投下物模型が含まれ、各種状態に前記投下物模型の予測軌道が含まれていることを特徴とする請求項1記載の風洞試験方法。
  3. 試験データにより解析結果が妥当でないと評価された場合、前記試験データに基づいて解析条件を変更する手順が含まれていることを特徴とする請求項1記載の風洞試験方法。
  4. 風洞と、該風洞における風洞試験を支援する風洞試験支援装置とを備えてなる風洞試験装置であって、
    前記風洞試験支援装置が、入出力部と、解析部と、評価部と、風洞試験における試験データを取得するデータ取得部と、風洞試験を指令する指令部と、データベースと、それらを統括する統括部とを備え、
    前記解析部が、前記入出力部からの入力データおよび/または前記データベースに格納されているデータに基づいて、風洞試験における模型の各種状態を解析し、
    前記評価部が、解析された各種状態が許容範囲内であるか否かを評価するとともに、前記試験データに基づいて前記解析結果の妥当性を評価し、
    前記統括部が、前記評価により妥当とされた解析条件をデータベース化する
    ことを特徴とする風洞試験装置。
  5. 模型に母機模型からの投下物模型が含まれ、各種状態に前記投下物模型の予測軌道が含まれていることを特徴とする請求項4記載の風洞試験装置。
  6. 評価部が試験データにより解析結果が妥当でないと評価した場合、統括部が前記試験データに基づいて解析条件を変更することを特徴とする請求項4記載の風洞試験装置。
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