JP2004360933A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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英樹 大野
Ryuta Kondo
龍太 近藤
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Tatsumura Mo
立群 毛
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一彦 丸本
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Abstract

【課題】使用者の省エネ意識を向上させることのできるヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒートポンプユニット10の停止状態と待機状態を選択切り替え可能かつヒートポンプユニット10の状態を表示可能な複数の操作手段56,57を備え、ヒートポンプユニット10の停止が選択されると、前記複数の操作手段56,57に設けた表示手段65の照度を下げるかもしくは非通電状態とすることにより、使用者はヒートポンプユニット10が停止状態にあることを一目で認識でき、省エネ意識が向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒートポンプを用いた給湯装置(以下、ヒートポンプ給湯装置と呼ぶ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のヒートポンプ給湯装置は、操作手段を複数備えるものの、ヒートポンプユニットの運転/停止を操作するための入力手段が単一の操作手段にしか設けられていなかった(例えば、特許文献1参照)。図19は、特許文献1に記載された従来のヒートポンプ給湯装置の操作手段を示すものである。図19において、図19(a)に示す1は操作手段の一つである台所リモコン、図19(b)に示す2は同じく風呂リモコン、3は台所リモコン1に備えた運転スイッチ、4は台所リモコン1に設けた液晶表示部A、5は風呂リモコン2に設けた液晶表示部Bで、この液晶表示部A4、同じく液晶表示部B5には時計6、給湯温度や風呂湯はり温度等を表示する温度表示部7、貯湯タンク内の残湯量表示8、湯はり量表示9等が液晶バックライト(図示せず)で点灯表示可能に構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−89767号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、ヒートポンプユニットの運転/停止を操作するための入力手段である運転スイッチ3が台所リモコン1にしか設けられていないため、例えば入浴後にヒートポンプユニットの運転停止をしたい場合、わざわざ台所リモコン1の設置場所まで出向く必要があり、使い勝手が悪いといった課題を有していた。また、一般家庭向けのこの種のヒートポンプ給湯装置は、使用の有無にかかわらず、深夜電力が利用できる時間帯(午後11時から翌朝午前7時)にヒートポンプユニットが自動的に貯湯タンク内に貯めた水の加熱を行うため、常にヒートポンプユニットは通電待機した状態となっており、また、加熱保温したお湯を使用するという形態のため、常に貯湯タンク内の残湯量が確認できるよう、個々のリモコンに設けた液晶表示部は常に点灯しているのが一般的である。そのため、ヒートポンプユニットそのものは非常に省エネ性に優れているにもかかわらず、使用者はヒートポンプユニットが常に運転されているという印象を受けてしまい、省エネ意識が損なわれるという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、省エネ性に優れたヒートポンプを用いた給湯装置において、ヒートポンプユニットが常に運転されているという印象をなくし、使用者の省エネ意識のさらなる向上を図ることができ、また、表示手段の使用する電力を削減することで、さらに消費電力の削減が実現できるヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、ヒートポンプユニットの停止状態と待機状態を選択切り替え可能な入力手段およびヒートポンプユニットの状態を表示する表示手段を備えた複数の操作手段と、前記操作手段の設定に応じてヒートポンプユニットを制御するとともに、前記入力手段によってヒートポンプユニットの停止が選択された際には、前記複数の操作手段に設けた表示手段の照度を下げるかもしくは非通電状態とする制御手段を備える構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、ヒートポンプユニットの停止状態と待機状態を選択切り替え可能な入力手段およびヒートポンプユニットの状態を表示する表示手段を備えた複数の操作手段と、前記複数の操作手段の設定に応じてヒートポンプユニットを制御するとともに、前記入力手段によってヒートポンプユニットの停止状態が選択された際には、前記複数の操作手段に設けた表示手段の照度を下げるかもしくは非通電状態とする制御手段を備える構成とすることにより、ヒートポンプユニットを使用しないときには表示手段の消費電力が削減でき、省エネにつながる。また、使用者に無駄な電力を使用しているという印象を与えることを回避でき、さらなる省エネ意識の向上を図ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、蓄熱手段を備え、制御手段は入力手段によってヒートポンプユニットの停止状態が選択されている場合でも必要に応じてヒートポンプユニットを稼動させ、蓄熱動作を行う構成とすることにより、使用者が省エネ意識からヒートポンプユニットの停止状態を選択していても、確実に蓄熱の動作が実行されるため、沸かし忘れがなく、使い勝手を向上することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、報知手段を備え、制御手段はヒートポンプユニットを稼動させて蓄熱動作を行っている間、前記報知手段によって稼働中であることを報知する構成とすることにより、使用者はヒートポンプユニットが稼働中であることを確実に認識でき、安心感が向上する。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成に加え、出湯検知手段を備え、入力手段によって待機状態が選択されてから所定時間出湯が検知されない場合、制御手段は操作手段に設けた表示手段の照度を下げるかもしくは非通電状態とすることにより、待機状態に時間制限が設けられ、使用者が停止指示を忘れた場合にも自動的に停止状態となり、表示手段の無駄な電力消費を防止することができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、水道配管から供給される水を加熱するとともに、前記加熱された水を直接給湯管へ供給可能なヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットの停止状態と待機状態を選択切り替え可能な入力手段を備えた操作手段と、給湯管内の水の流動を検知する流動検知手段と、前記操作手段によってヒートポンプユニットの待機状態が選択され、かつ前記流動検知手段によって水の流動が検知された場合にヒートポンプユニットを給湯運転状態にせしめる制御手段を備えた構成とすることで給湯の必要性がある時のみヒートポンプ機器の運転をするように設定できるので無駄な電力消費を削減できさらなる省エネが実現できる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、入力手段によってヒートポンプユニットの待機状態が選択された場合、制御手段はヒートポンプユニットを起動し、暖機運転させるよう構成することにより、昇温に時間のかかるヒートポンプユニットを出湯前にあらかじめ起動待機させることができ、結果として出湯後の湯温の立ち上がりが早くなり、使用者の使い勝手向上につながる。また加熱不十分な初期の冷水がいわゆる死に水として捨てられる量が低減でき、節水にもつながる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の構成に加え、制御手段は計時手段と時刻設定手段を備え、時刻設定手段で設定された時刻にヒートポンプユニットを待機状態にせしめるとともに、暖機運転を行うよう構成することにより、使用者が設定した使用時間帯にはヒートポンプユニットを暖機した状態で保持することができるため、結果的に出湯時の湯温の立ち上がり時間を大幅に短縮でき、使い勝手の向上、節水が実現できる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の構成において、ヒートポンプユニットが暖機運転状態であって、かつ所定時間流動検出手段による水の流動検知がない場合、制御手段はヒートポンプユニットの暖機運転を停止させるよう動作することにより、実際に出湯がされない場合には制御手段が自動的にヒートポンプユニットを停止状態にするので、無駄な暖機運転を防止でき、電力の浪費を防止できる。
【0015】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図である。図1の一点鎖線で示すように、ヒートポンプユニット10は冷媒循環回路11、タンク沸き上げ回路12、給湯回路13、風呂回路14により構成される。
【0017】
冷媒循環回路11は、圧縮機15の吐出口16を起点として冷媒流れの上流側から、配管17、第1放熱器18内部に設けた冷媒流路19、配管20、第1減圧弁21、配管22、第2放熱器23内部に設けた冷媒流路24、配管25、第2減圧弁26、配管27、モータ28によって駆動されるファン29を備えた吸熱器30、配管31が接続され、圧縮機15の吸引口32を終点とする閉回路から構成される。
【0018】
タンク沸き上げ回路12は、蓄熱手段である貯湯タンク33の下部に設けた水出口34を起点として順に配管35、循環ポンプ36、配管37、第1放熱器18内に設けた水流路38、配管39が接続され、最終的に貯湯タンク33の上方内部に設けたノズル40を介して貯湯タンク33に戻る閉回路で構成される。なお、ここでの貯湯タンク12は一般家庭で一日に使用する湯をまかなえる量をほぼ貯留可能な大きさとなっており、約300〜400Lの容量を持つものである。また、第1放熱器18は先述の通り、内部に冷媒流路19と水流路38を備え、各々冷媒流路19を流れる冷媒と水流路38を流れる水が熱交換を行う熱交換器として作用する。
【0019】
給湯回路13は、貯湯タンク33の下部に設けた給水口41に接続される給水管42と、この給水管42上に設けた減圧弁43、貯湯タンク33の上部に設けた出湯口44に接続される給湯管45、この給湯管45上に設けた混合弁46および出湯検知手段としての流量センサー47、そして給水管42と混合弁46を接続するバイパス流路48から構成される。ここで給水管42は水道配管(図示せず)に接続され、また給湯管45は台所や風呂などに設置されたカラン49やシャワー(図示せず)等に接続される。
【0020】
風呂回路14は、浴槽50に接続される往き管51および戻り管52、戻り管52上に設けた風呂ポンプ53、第2放熱器23内部の水流路54から構成され、浴槽50に湯が張られた状態で図に示すような閉回路を形成する。なお、第2放熱器23は内部に冷媒流路24と水流路54を備え、各々冷媒流路24を流れる冷媒と水流路54を流れる水が熱交換を行う熱交換器として作用する。また、ここで示す水回路において、給湯管45と往き管51もしくは戻り管52を、止水手段を介して接続すれば、浴槽50に自動で湯張りを行うことも可能となる。当然のことながらカラン49が浴槽50に向けて開口していても湯張りは行える。
【0021】
これらの構成部品は図中破線で示すように、制御手段55と電気的に接続され、信号の授受や駆動が行われる。また、制御手段55には操作手段としての台所リモコン56および風呂リモコン57が電気的に接続してある。なお、この電気的な接続とは必ずしも有線方式に限らず、例えば赤外線や電波を用いた無線方式によるものを用いてもよく、この無線方式を用いれば施工性の向上を図ることも可能である。
【0022】
図2は台所リモコン56の詳細を示すものである。台所リモコン56には、入力手段としての運転ボタン58と、ヒートポンプユニットの様々な設定を行うために、おまかせボタン59、風呂自動ボタン60、メニューボタン61、確定ボタン62、選択ボタン63や湯はりの時刻をあらかじめ予約することのできる予約ボタン64等が設けてある。また、ヒートポンプユニットの状態を表示するための表示手段として液晶表示部65が備えてあり、ここには給湯時の湯温を表示する湯温表示部66、貯湯タンク33内の湯量を示す残湯量表示部67、湯はり量の設定を示す湯量表示部68、現在時刻や予約運転時の予約時刻が選択的に表示可能な時刻表示部69、そしてさらにヒートポンプユニット10が実際に稼動しているかどうかを示す報知手段としての運転表示部70等が設けてある。
【0023】
図3は風呂リモコン57の詳細を示すものである。風呂リモコン57にも台所リモコン56同様に入力手段としての運転ボタン71が設けてある。そしてさらに温度や湯量を調整する条件設定ボタン72をはじめ、幼児の手の届く高さに設置されることを想定していたずら防止のためのチャイルドロックボタン73、ヒートポンプユニットの内部管路を洗浄するための洗浄ボタン74、保温時間ボタン75等が設けてある。また、ここでも台所リモコン56同様にヒートポンプユニットの状態を表示するための表示手段として液晶表示部76が備えてあり、ここには湯はり温度設定を表示する風呂温度表示部77、湯はり量の設定を表示する湯量表示部78、カランやシャワーに供給される給湯温度設定を表示する給湯温度表示部79、現在時刻を表示する時刻表示部80、そしてヒートポンプユニット10が稼動しているかどうかを示す報知手段としての運転表示部81が設けてある。
【0024】
なお、液晶表示部65、液晶表示部76はここでは視認性を上げるため、バックライト(図示せず)を用いた液晶としてあるが、蛍光管を用いたものや、7SEGのLEDを用いたものなどでもよい。
【0025】
これまで述べた構成において、その動作、作用について説明する。まず、ヒートポンプユニットに主電源(一般的に200V)が供給された状態で、かつヒートポンプユニットの停止状態つまりヒートポンプユニット非使用時には、台所リモコン56の液晶表示部65および風呂リモコン57の液晶表示部76は、図4および図5に示すように時計表示部69、80のみの表示となっている。つまり、液晶表示部65、76の照度が非常に小さい状態となっている。これは制御手段55が液晶表示部65および液晶表示部76のバックライトの通電を切り、時計だけが表示されるよう信号を出力しているためで、このことにより、使用者はヒートポンプユニットが停止状態にあることを一目で認識することができる。また当然のことながら液晶表示部65、76で消費される電力を削減することができる。なお、貯湯タンク33内の残湯量が気になる使用者の場合や、なんらかの理由で残湯量が残り少ない状態が続く場合には、バックライトには通電せず、残湯量表示部67を表示してもよい。
【0026】
次にヒートポンプユニットを待機状態にし、実際に使用する際、つまり例えば台所で温水を使って洗い物をする場合や、入浴するといった場合には、使用者が台所リモコン56もしくは風呂リモコン57に備えた運転ボタン58、運転ボタン71のいずれかを押下操作することで、制御手段55は液晶表示部65および液晶表示部76のバックライトに通電し、またその表示が図2、図3に示すものとなるよう信号の出力を行う。これにより、使用者はヒートポンプユニットの現在の設定内容を認識でき、もし、不都合があれば、各種の設定ボタンを操作して再設定を行うことができる。
【0027】
このように使用者が運転ボタン58、71を操作することでヒートポンプユニットの待機状態と停止状態を切り替えることが可能で、さらには液晶表示部65、76の表示で停止状態がはっきりわかるよう構成することで、使用者の省エネに対する意識の向上が図れる。つまり、ヒートポンプ給湯機は消費電力量が小さいことが大きな特長であるにもかかわらず、リモコンの表示が使用時と非使用時で同じ状態であれば、使用者はヒートポンプユニットが常に通電待機の状態で、無駄な電力を使用しているのではないかという悪い印象すら与えてしまいかねない。また、地球環境保護の観点からも様々な電気機器の待機電力低減は大きな課題であり、現実問題として機器の非使用時に小さなLEDが発光しているだけで嫌悪感を抱く使用者も存在することから、操作手段であるリモコンそれぞれに運転ボタンを備え、さらに液晶表示部の照度を最低限まで落とすことは非常に有効な手段である。
【0028】
なお、この運転ボタン58と運転ボタン71による操作はORの関係で制御手段55に認識されるため、いずれかのボタンが押下操作されれば台所リモコン56と風呂リモコン57の表示が連動して待機状態と停止状態に切り替わる。
【0029】
次にヒートポンプユニットの特徴的な動作について説明する。本実施例におけるヒートポンプ給湯装置は深夜電力を利用して貯湯タンク33内の水を80℃から90℃程度の高温に加熱し、この貯めた高温の湯を利用する方式で一般的に貯湯式と呼ばれるものである。そのため、実際に給湯端末(カラン、シャワー等)や浴槽に湯を供給する給湯動作、貯湯タンク33内の水を加熱する沸き上げ動作、浴槽50に張った湯を加熱保温する風呂加熱動作が特徴的な動作として挙げられる。
【0030】
まず、給湯動作について説明する。この給湯動作は、使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することでヒートポンプユニットを待機状態とし、さらにカラン49を開栓することで開始される。これらの動作がなされると、制御手段55は混合弁46を制御して貯湯タンク33から供給される高温水とバイパス流路48から供給される常温の水道水の混合比を調整して、湯温表示部66、給湯温度表示部79で表示されている温度の湯をカラン49へと供給する。
【0031】
つまり、運転ボタン58もしくは運転ボタン71の押下操作により、使用者がヒートポンプユニットの待機状態を選択すると、制御手段55は流量センサー47からの信号出力待ち受け状態となる。この状態でカラン49が開栓されると、給湯回路13内には給水管42からの水道圧が減圧弁43によって所定圧力に減圧されながらも常に作用しているため、給湯管45内に水の流動が生じ、流量センサー47から流量信号が出力される。すると制御手段55は、カラン49が開栓されたことを認識し、流量センサー47近傍に設けた温度センサー(図示せず)の出力信号と湯温表示部66、給湯温度表示部79で設定された湯温を比較演算して、これらが一致するよう混合弁46の開度調整を行う。
【0032】
なお、本実施例においては、混合弁46はモータ駆動型の回動弁を用いており、ヒートポンプユニットが停止状態であるときには、制御手段55は混合弁46をバイパス流路48と給湯管45が連通した状態で停止させている。そのため、上記の説明においてカラン49が開栓された直後、給湯管45に流入するのはバイパス流路48からの常温水となる。これは使用者の安全を考慮した動作であり、こうすることにより、もし混合弁46に不具合が生じた場合でも、いきなり貯湯タンク33から高温の湯がカラン49に供給されるといった不具合を防止できる。
【0033】
なおまた、これまでは通常の給湯動作ということで運転ボタン58もしくは運転ボタン71の押下操作によりヒートポンプユニットの待機状態が選択され、かつカラン49が開栓された場合の説明を行ったが、もし、ヒートポンプユニットの停止状態が選択された状態でカラン49が開栓された場合には、バイパス流路48から供給される常温水のみが給湯管45を介してカラン49へと供給される。これは、流量センサー47によって給湯管45内の水の流動が検知されても、制御手段55が混合弁46の制御を行わず、バイパス流路48と給湯管45が連通した状態が保持されるためである。
【0034】
つまり、所定の温度の湯をカラン49へ供給する給湯動作は、運転ボタン58もしくは運転ボタン71の押下操作によるヒートポンプユニットの待機状態選択と、流量センサー47による給湯開始検知がANDの関係で正となった場合に行われるのであり、例えばカラン49を開栓した後でヒートポンプユニットの待機状態が選択されれば給湯動作は開始され、逆に給湯動作途中でヒートポンプユニットの停止状態が選択されれば給湯動作は終了する。
【0035】
このことにより、使用者が例えば浴槽の掃除を行う際等、カラン49から常温の水を出したい場合や、貯湯タンク33内の湯を使用する必要のない場合に、運転ボタン58もしくは運転ボタン71を操作するだけで、対応することができる。
【0036】
また、制御手段55は運転ボタン58もしくは運転ボタン71の押下操作によってヒートポンプユニットの待機状態が選択されているにもかかわらず、所定時間(ここでは30分とした)流量センサー47によって出湯の検知がされなければ、自動的に再度運転ボタン58もしくは運転ボタン71の押下操作がなされた状態、つまりヒートポンプユニットを停止状態にせしめる。これにより、使用者がうっかりヒートポンプユニットの運転を切るのを忘れても、ヒートポンプユニットは自動的に停止状態となり、無駄な電力消費が防止できる。
【0037】
次に沸き上げ動作について説明する。この沸き上げ動作は、電力会社の電力料金形態によって異なるが、一般的に深夜電力が利用できる深夜11:00から翌朝7時までの間に必要に応じて行われる。そして、使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することで選択するヒートポンプユニットの停止状態、待機状態に関係なく、制御手段55がヒートポンプユニット10を起動することで実施される。
【0038】
具体的には、制御手段55は圧縮機15、ファン29を駆動するモータ28を起動し、さらに第1減圧弁21を最適開度に、また第2減圧弁26最大開度に制御することで、第1放熱器18内の冷媒流路19に高温高圧の冷媒である二酸化炭素を送り込む。このとき、制御手段55はさらに循環ポンプ36を起動し、貯湯タンク33に貯められた常温の水を第1放熱器18内の水流路38に送り込む。これにより高温の二酸化炭素と水の間で熱交換が行われ、配管39を流れる水は約90℃まで加熱され、ノズル40から貯湯タンク33内に噴出される。この動作を継続することで、貯湯タンク33内は上方から徐々に高温の湯が層となって蓄えられていき、最終的にはそのほとんどが高温の湯で満たされる。
【0039】
この動作は使用者が運転ボタン58、71で選択するヒートポンプユニットの停止・待機状態に関係なく実施されることは先述したとおりであるが、その際、液晶表示部65の残湯量表示部67、運転表示部70および液晶表示部76の運転表示部81は図6、図7に示す表示となり、ヒートポンプユニット10が稼働中であることを使用者に報知する。これにより、使用者はヒートポンプユニット10の稼動を確認することができ、安心感を得ることができる。
【0040】
次に風呂加熱動作について説明する。この風呂加熱動作は浴槽50に湯がはってある状態かつ運転ボタン58、71で使用者がヒートポンプユニットの待機状態を選択した状態で行われるが、一般的には風呂自動ボタン60が押されて湯はりが行われたあと、浴槽50内を適温に保温しておく際に行われる。なお、ここでは図1が煩雑になるのを避けるため、湯はりのための水回路を記載しておらず、湯はり動作についての詳細な説明は割愛するが、基本的には給湯管45から分岐した経路によって所定温度、所定量のお湯を浴槽50に供給するものである。
【0041】
また、風呂加熱動作は、具体的には制御手段55がヒートポンプユニット10を湯はり動作時同様に起動して行われるが、ここでは第1減圧弁21を最大開度とし、第2減圧弁26を最適開度に制御することで、第2放熱器23内の冷媒流路24に高温高圧の冷媒である二酸化炭素を送り込む。また、制御手段55はさらに風呂ポンプ53を起動し、浴槽50から戻ってくる冷めた湯を第2放熱器23内の水流路54に送り込む。これにより高温の二酸化炭素と浴槽50からの戻り湯の間で熱交換が行われ、往き管51から適温の湯が浴槽50へと供給される。
【0042】
この動作が行われている際には、ヒートポンプユニットは待機状態が選択され、また実際にヒートポンプユニット10が稼動しているので、液晶表示部65、76は図2、図3に示す状態でしかも運転表示部70、81も点灯した状態となる。
【0043】
なお、この風呂加熱動作は保温時間ボタン75によって使用者が設定した時間、例えば1時間、2時間、3時間の間、必要に応じて制御手段55がヒートポンプユニット10を起動させて行う。しかしながら、この設定した保温時間の途中であっても風呂自動ボタン60が再度押下操作されるかもしくは、運転ボタン58もしくは71が押下操作されてヒートポンプユニットの待機状態が選択された場合には、制御手段55はこの動作を終了させる。ただし、圧縮機15が稼働中にこの風呂加熱動作終了が指示された場合には、給湯動作同様に圧縮機15の回転数を徐々に下げていき、最終的に停止させる。これは圧縮機15の稼動によって冷媒循環回路11に流出した圧縮機15の潤滑油を回収するために必要な動作であり、特に圧縮機15の信頼性向上のために有効である。
【0044】
なおまた、この風呂加熱動作が継続している間、液晶表示部65、同じく液晶表示部76は図2、図3に示すようにヒートポンプユニットの待機状態の表示となっているが、保温時間が終了すると図4、図5に示す停止状態へと変わり、ヒートポンプユニットも停止状態となる。これは運転スイッチ58、71の切り忘れを防止するもので、リモコンの消費する電力を削減する効果がある。
【0045】
(実施例2)
図8は本発明の第2の実施例におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図である。なお、本実施例においては、先の実施例1と同一の構成のものについては同一の番号を付与し、詳細な説明を割愛する。
【0046】
実施例1が貯湯タンク33を備え、給湯動作の際には貯湯タンク33内にあらかじめ加熱貯留した高温の湯と、バイパス流路48から供給される常温水を混合して使用する、いわゆる貯湯式と呼ばれるものであったのに対し、本実施例は、貯湯タンクを備えず、ヒートポンプによって水道水を適温にまで加熱して直接利用するいわゆる瞬間式と呼ばれる構成のものである。
【0047】
図8において、一点鎖線で示すように、ヒートポンプユニット10は冷媒循環回路11、給湯回路13、風呂回路14により構成される。なお、貯湯タンクは備えていないので、それに伴うタンク沸き上げ回路は存在しない。
【0048】
冷媒循環回路11および風呂回路14は、基本的な構成は実施例1とほぼ同様である。しかしながら実施例1で説明した、いわゆる貯湯式のものは深夜電力の利用できる時間(約8時間)内に貯湯タンク33内の水を高温に加熱可能な構成であればよいため、加熱能力は4kWから6kW程度であるのに対し、本実施例では瞬間的に使用する水を適温まで加熱しなければならないため、加熱能力として20kW程度が必要とされる。この20kW程度の加熱能力があれば、通常のシャワーや洗い物をするための給湯機能は満足でき、この能力を実現するため、圧縮機15、配管17、第1放熱器18、冷媒流路19、配管20、第1減圧弁21、配管22、配管25、第2減圧弁26、配管27、モータ28、ファン29、吸熱器30等はそれぞれ20kWの加熱能力が得られるようスケールアップしたものとしている。なお十分な能力を満足させるため、それぞれの機能要素部品を複数設ける構成にしたり、例えば圧縮機15の駆動周波数を定常運転のそれよりも高く設定したりすることも可能である。こうすれば部品の共用化によるコストダウンや小型化を図ることも可能となる。
【0049】
給湯回路13は、水道配管(図示せず)に接続された給水管42と、この給水管42に接続される第1放熱器18内に設けた水流路38、この水流路38の下流側に接続され、カラン49へ水または温水を供給する給湯管45、さらにはこの給湯管45内の水の流動検知を行う流動検知手段としての流量センサー47から構成される。なお、本実施例において、流量センサー47は水の流れによって羽根車が回転し、その回転数を光学センサーやホールICを用いて検知する方式のものとしてあるので、給湯管45内において水の流動が生じているか否かはもちろん、実際に流れている水の流量を検出することも可能である。
【0050】
なおまた、本実施例では、説明を簡略化するため図示していないが、実施例1の説明で用いた図1同様に給水管42と給湯管45を直接結ぶバイパス回路と混合弁を設け、このバイパス回路から供給される常温水と第1放熱器21に設けた水流路38から供給される温水を混合して使用することも可能である。こうすれば、水流路38内の水が高温になってしまった場合でも常温水を混合することで給湯装置の安全性が向上する。
【0051】
風呂回路14は、実施例1と構成および動作がほぼ同様であるのでここでは説明を割愛する。
【0052】
これらの構成部品が図中破線で示すように、制御手段55と電気的に接続されて信号の授受や駆動が行われる点や、制御手段55に操作手段としての台所リモコン56および風呂リモコン57が電気的に接続してある点も実施例1と同様である。また、台所リモコン56および風呂リモコン57の構成もほぼ同様であるが、本実施例では給湯回路13が貯湯タンクを有さないため、図9に示すように台所リモコン56の液晶表示部65には貯湯タンク33内の湯量を示す残湯量表示部を設けていない。
【0053】
これまで述べた構成において、その動作、作用について説明する。なお、この動作、作用の説明についても実施例1同様のものについては、その詳細な説明を割愛する。
【0054】
まず、ヒートポンプユニットに主電源(一般的に200V)が供給された状態におけるヒートポンプユニットの停止状態における台所リモコン56の液晶表示部65および風呂リモコン57の液晶表示部76は図10および図11に示すように時計表示部のみの表示となっている。これは実施例1と同様の動作であり、同じく使用者がヒートポンプユニットの停止状態を一目で認識できるものとなっている。
また、使用者が運転ボタン58もしくは71を操作することでヒートポンプユニットの待機状態が選択されている場合、台所リモコン56に設けた液晶表示部65は図9に示すものに、一方風呂リモコン57に設けた液晶表示部76は図12に示すものになっている。なお実施例2においては、実施例1のように貯湯タンク33の残湯量を表示する必要がないので、台所リモコン56から残湯量表示部を除いたものとしてある。
【0055】
このように構成することで、実施例1同様に、使用者の省エネに対する意識の向上が図れ、また実際に使用する消費電力量も削減できる。
【0056】
次にヒートポンプユニットの特徴的な動作について説明する。本実施例におけるヒートポンプ給湯装置は先述したとおり、深夜電力時間帯に関係なく、必要に応じてヒートポンプユニット10を稼動させて給湯を行う瞬間式のものである。そのため、給湯動作、風呂加熱動作はあるが、実施例1で説明した沸き上げの動作は行わない。
【0057】
また、風呂加熱動作は実施例1と同様であるので、ここでは給湯動作についてのみ説明する。この給湯動作は、使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することでヒートポンプユニットを待機状態とし、さらにカラン49を開栓することで開始される。
【0058】
つまり、まず使用者によってヒートポンプユニットの待機状態が選択されると、制御手段55は流量センサー47に給電を行い、この流量センサー47から出力される流量信号の待ち受け状態となる。この状態でカラン49が開栓されると、給湯管45を流れる水の流れによって流量センサー47の内部に設けた旋回翼(図示せず)が回転し、その回転に応じて電圧パルス信号が出力される。ここで制御手段55はこの電圧パルス信号から実際に流れている流量値を計算し、この流量値が所定値以上(ここでは5L/分とした)であれば、圧縮機15、ファン29を駆動するモータ28を起動し、さらに第1減圧弁21を最適開度に、また第2減圧弁26最大開度に制御することで、第1放熱器18内の冷媒流路19に高温高圧の冷媒である二酸化炭素を送り込む。このとき、第1放熱器18は熱交換器として作用するため、水流路19を流れる水はこの二酸化炭素の熱を効率よく吸収し、適温にまで加熱される。
【0059】
なおここで、流量センサー47で検出される給湯管45を流れる水の流量が所定値以上にならないと制御手段55がヒートポンプユニット10を起動しない構成とすることで、微少な水漏れ等による無駄なヒートポンプユニット10の起動防止や、ごく短時間のカラン49の開栓による無駄なヒートポンプユニット10の起動防止ができ、ヒートポンプユニット構成部品の長寿命化や信頼性の向上を図ることができる。
【0060】
この給湯動作が行われる際には、台所リモコン56に設けた液晶表示部65および風呂リモコン57に設けた液晶表示部76は図13および図14に示すものとなる。この実施例2では給湯動作時にヒートポンプユニット10が稼動するため、液晶表示部65および76の表示は実施例1と異なるものとなる。つまり、実施例1の図2および図3に示す液晶表示部65、76の状態で運転表示部70および81が点灯した状態となる。このことによりヒートポンプユニットが待機状態から給湯運転状態に移行したことが明確にわかるため、使用者の使い勝手向上につながるとともに安心感にもつながる。
【0061】
なお本実施例において、これまでは通常の給湯動作ということで運転ボタン58もしくは運転ボタン71の押下操作によりヒートポンプユニットの待機状態が選択され、かつカラン49が開栓された場合の説明を行ったが、もし、ヒートポンプユニットの停止状態が選択された状態でカラン49が開栓された場合には、制御手段55はヒートポンプユニット10の起動を行わず、また給湯動作中にヒートポンプユニットの停止状態が選択されれば、制御手段55は稼動しているヒートポンプユニット10を所定の終了動作の後停止させる。
【0062】
(実施例3)
本実施例は、前記実施例2の構成において入力手段である運転ボタン58および71が押下操作された際の動作が異なる。
【0063】
実施例2は給湯動作の際、使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することでヒートポンプユニットを待機状態とし、さらにカラン49を開栓することで制御手段55がヒートポンプユニット10を起動し、給水管42から供給される常温水を設定温度にまで加熱供給するものであったが、本実施例では使用者が運転ボタン58もしくは71を操作し、ヒートポンプユニットの待機状態が選択されると制御手段55は流量センサー47からの信号に関係なくヒートポンプユニット10を起動させ、暖機運転の動作を行う。
【0064】
この暖機運転の際、ヒートポンプユニット10の起動は実施例1と同様で、圧縮機15、ファン29を駆動するモータ28を起動し、さらに第1減圧弁21を最適開度に、また第2減圧弁26最大開度に制御することで、第1放熱器18内の冷媒流路19に高温高圧の冷媒である二酸化炭素を送り込む。このため、二酸化炭素の持つ熱エネルギーによって第1放熱器18は次第に加熱されるが、実施例1とは異なり水流路38内の水は流動していないので、この温度上昇速度は実施例1と比較して格段に速いものとなる。そのため、制御手段55は実施例2で述べた給湯動作の際と比較すると圧縮機15の回転数は低め、第1減圧弁21の開度は開き気味とし、ヒートポンプユニット10の加熱能力を抑えるよう調整する。
【0065】
この暖機運転が行われている際にカラン49が開栓され、流量センサー47によって水の流動が検知されると、制御手段55は実施例1同様に圧縮機15および第1減圧弁21を調整し、設定された湯温となるよう制御を行い、ヒートポンプユニットは給湯動作へと移行する。
【0066】
この暖機運転をおこなうと、使用者がカラン49を開栓してから実際に適温の湯が供給されるまでの時間が短縮され、いわゆる死に水として捨てられる水の量を大幅に低減できる。つまり、大幅な節水が実現でき、さらには使用者の節水意識向上にもつながる。
【0067】
特にヒートポンプ給湯装置は、圧縮機や熱交換器など鉄や銅を材料とする多くの構成部品から成り立っているため、その熱容量も非常に大きなものとなっている。そのため、温度の立ち上がり応答性は非常に悪く、特に二酸化炭素を冷媒とするものは使用圧力が他の冷媒のものと比較して格段に大きいため、配管や筐体の肉厚も厚く、この傾向は顕著である。
【0068】
なお、この暖機運転は死に水削減という大きな効果を持つ反面、使用者がヒートポンプユニットを停止状態にし忘れると無駄な電力を使用することにつながるため、時間制限を設けることが望ましい。そこで本実施例では、使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することでヒートポンプユニットを待機状態とし、暖機運転が開始された後、所定の時間(ここでは30分とした)が経過しても流量センサー47によって水の流動が検知されない、つまり使用者によってカラン49が開栓されない場合、制御手段55はこの暖機運転を停止させる構成とした。つまり、第1減圧弁21の開度を全開にし、圧縮機15の回転数を徐々に落として最終的に停止させる。
【0069】
なお、この暖機運転を行う際には、第1放熱器18の温度を検出する手段を設けて、その温度信号に応じて圧縮機15や第1減圧弁21を制御したり、またこの暖機運転が長時間にわたって継続される場合には断続的に圧縮機15を稼動させるなどの手段を設けることで、安全性を向上させることも可能である。
【0070】
なお、本実施例はヒートポンプユニットの待機状態が選択された段階でヒートポンプユニット10が稼動する構成であるので、台所リモコン56もしくは風呂リモコン57に設けた運転ボタン58、71が押下操作されヒートポンプユニットの待機状態が選択されると、図13、14に示す通り、それぞれに設けた液晶表示部65、76の運転表示部70、81がいずれも点灯した状態となる。
【0071】
(実施例4)
本実施例は、実施例3と同じく実施例2同様の構成であるが、制御手段55がヒートポンプユニット10を起動させる際の必要条件が異なる。
【0072】
実施例2および3は、使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することでヒートポンプユニットの待機状態を選択することがヒートポンプユニット10を起動するための条件であったが、本実施例では使用者が図9に示す台所リモコン56に設けた時刻設定手段であるメニューボタン61、同じく確定ボタン62、同じく選択ボタン63、同じく予約ボタン64を操作することでヒートポンプユニットの暖機運転開始時刻を設定し、さらに計時手段である時計表示部69が先の暖機運転開始時刻と現在時刻が同一であると判断することでヒートポンプユニット10の暖機運転が開始される。なお、暖機運転の動作は実施例3と同様であるので詳細な説明は割愛する。
【0073】
具体的には使用者がメニューボタン61を押下操作することで図15に示すような予約表示82が表示される予約モードを選択し、さらに時刻表示部69を確認しながら選択ボタン63を操作することで予約時刻(図15では午前6時)を合わせ、最後に予約ボタン64を押すことで暖機運転開始時刻が予約できる。
【0074】
このような手順で暖機運転の予約がされると、制御手段55は計時手段である時計表示部69の時刻データと設定された予約時刻の時刻データの比較を行い、同一となった場合にはヒートポンプユニット10を起動し、暖機運転を開始する。これ以降制御手段55が行う制御は実施例3と同様である。なお、この暖機運転の予約は毎日同時刻に繰り返しを行うよう設定することが可能な構成としてある。
【0075】
本実施例では実施例3で得られる死に水削減の効果に加え、給湯のたびに運転ボタン58、71を押下操作しなければならないという煩わしさを低減し、使用者の利便性を大きく向上させることができる。
【0076】
なお、ここで説明したように予約された時刻をヒートポンプユニットが実際に稼動し始める時刻としてもよいが、気温等の条件に応じて暖機運転の開始時刻を制御手段55が判断し、予約された時刻に給湯が開始されるような構成とすればさらに使用者の利便性は向上する。
【0077】
なお、本実施例でも暖機運転の時間制限を設けることは非常に有効であり、また、台所リモコン56、風呂リモコン57の表示についても実施例3同様に、図13、14に示すものとなる。
【0078】
(実施例5)
図16は本発明の第5の実施例におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図である。なお、本実施例においては、これまでの実施例同様、実施例1と同一の構成のものについては同一の番号を付与し、詳細な説明を割愛する。
【0079】
実施例1が貯湯タンク33を備えた貯湯式、実施例2がヒートポンプによって水道水を適温にまで加熱して直接利用するいわゆる瞬間式と呼ばれる構成であったのに対し、この実施例5は給湯開始時に貯湯式として動作し、給湯定常時は瞬間式として動作するいわゆるセミ貯湯式のものである。
【0080】
図16において、一点鎖線で示すように、ヒートポンプユニット10は冷媒循環回路11、タンク沸き上げ回路12、給湯回路13、風呂回路14により構成される。
【0081】
冷媒循環回路11および風呂回路14は、基本的な構成は実施例1とほぼ同様である。しかしながら先述したように、給湯定常時は実施例2のように瞬間式として動作するため、実施例2同様、加熱能力として約20kWが得られる構成としてある。
【0082】
給湯回路13は、水道配管(図示せず)に接続される給水管42から供給される水の流れの順に、貯湯タンク33の給水口41、同じく貯湯タンク33の水出口34、配管83、逆止弁84、配管85、流量センサー47、第1放熱器18内に設けた水流路38、配管86、混合弁46、給湯管45が接続されて構成される。
【0083】
次にタンク沸き上げ回路12は、蓄熱手段である貯湯タンク33の下部に設けた水出口34を起点として順に配管35、循環ポンプ36、配管37、流量センサー47、第1放熱器18内に設けた水流路38、電磁弁87を備えた配管39が接続され、最終的に貯湯タンク33の上方内部に設けたノズル40を介して貯湯タンク33に戻る閉回路で構成される。なお、ここで用いる貯湯タンク33は出湯開始時に一時的に使用するか、もしくはヒートポンプユニット10の加熱能力が不足する際に補助的な使い方をするものであるため、80Lの容量をもつものとしてある。なお、この貯湯タンク33の内部下方には給水口41からの流れが層状に貯まった高温水を乱さないようバッフル板88が設けてある。
【0084】
本実施例でも実施例2同様に給水管42と給湯管45を直接結ぶバイパス回路と混合弁を設け、高温の出湯を防止することも可能である。
【0085】
風呂回路14は、実施例1と構成および動作がほぼ同様であるのでここでは説明を割愛する。これらの構成部品が図中破線で示すように、制御手段55と電気的に接続されて信号の授受や駆動が行われる点や、制御手段55に操作手段としての台所リモコン56および風呂リモコン57が電気的に接続してある点、台所リモコン56および風呂リモコン57の構成も実施例1とほぼ同様である。
【0086】
これまで述べた構成において、その動作、作用について説明する。なお、この動作、作用の説明についても実施例1同様のものについては、その詳細な説明を割愛する。
【0087】
まず、ヒートポンプユニットに主電源が供給された状態におけるヒートポンプユニットの停止状態における台所リモコン56の液晶表示部65および風呂リモコン57の液晶表示部76は図10および図11に示すように時計表示部69、80のみの表示となっている。これは実施例1と同様の動作であり、同じく使用者はヒートポンプユニットが停止していることを一目で認識できるものとなっている。
【0088】
また、使用者が運転ボタン58もしくは71を操作することでヒートポンプユニットの待機状態が選択されている場合、台所リモコン56に設けた液晶表示部65は図9に示すものに、一方風呂リモコン57に設けた液晶表示部76は図12に示すものになっている。このように構成することで、実施例1同様に、使用者の省エネに対する意識の向上が図れ、また実際に使用する消費電力量も削減できる。
【0089】
次にヒートポンプユニットの特徴的な動作について説明する。本実施例におけるヒートポンプ給湯装置も実施例2同様に、深夜電力時間帯に関係なく、必要に応じてヒートポンプユニット10を稼動させて給湯動作を行うものである。なお、詳細は後述するが、貯湯タンク33の容量が小さいため、貯湯タンク33内の水を加熱する沸き上げの動作はタンク内の残湯量が減ってくると必要に応じて行う。また、風呂加熱動作は実施例1と同様であるので、ここでは説明を割愛する。
【0090】
まず、給湯動作について説明する。給湯動作は使用者が運転ボタン58もしくは運転ボタン71を押下操作することでヒートポンプユニットを待機状態とし、さらにカラン49を開栓することで開始される。
【0091】
このカラン49が開栓されると、給水管42から供給される水道水は給水口41から貯湯タンク33に流入し、バッフル板88でその流れの方向を変えられて、水出口34から流出する。そしてその後、配管83、逆止弁84、配管85、流量センサー47、第1放熱器18内に設けた水流路38、配管86を経て混合弁46に至る。一方、給水口41から流入した水道水は貯湯タンク33内に蓄えられた高温水を出湯口44から押し出し、この押し出された高温水もまた混合弁46へと至る。
【0092】
ここで制御手段55は混合弁46の開度調整を行い、出湯開始直後から給湯管45に設定温度の湯が供給されるよう制御する。これは実施例2の方式の欠点であるヒートポンプユニットの熱容量が大きく適温水供給までに時間がかかるという問題を解決できるものであり、ヒートポンプユニット10の温度が上昇するまでの間も設定温度の湯を得ることが可能となる。
【0093】
また、カラン49が開栓されると、流量センサー47からは水流路38を流れる水流量に応じて流量信号が出力されるため、この信号を確認すると制御手段55はヒートポンプを起動させる。実施例2では所定の流量が流れていることを確認して制御手段55はヒートポンプユニット10の起動を行ったが、ここではカラン49開栓初期から所定温度の温水を供給できる構成であるので、時間的に所定の時間給湯が継続された場合にのみヒートポンプユニット10を起動させる構成としても良い。こうすれば、ヒートポンプユニット10の起動停止回数を少なくすることができるため、ヒートポンプユニットの信頼性向上にもつながる。
【0094】
なお、制御手段55がヒートポンプユニット10の起動を行う際の動作については実施例2と同様であるので説明を割愛する。
【0095】
カラン49が開栓され、所定の時間(ここでは2秒とした)が経過して、ヒートポンプユニット10が稼動しはじめると、配管86から供給される温水は第1放熱器18の温度上昇とともに設定温度に近づいてくるが、そうなると制御手段55は混合弁46の開度を随時調節して貯湯タンク33から供給される高温水の量を次第に絞って行き、最終的にはほぼゼロの状態とする。
【0096】
本実施例における台所リモコン56および風呂リモコン57は小型ながら貯湯タンク33を備えた構成であるため、実施例1で用いた図2、図3で示すものを用いた。しかしながら給湯動作時にヒートポンプユニット10が稼動する構成であるので、給湯動作時の台所リモコン56の表示は図17、風呂リモコン57は図18に示すものとなる。つまり、ほぼ全ての表示が点灯した状態で、運転表示部70および81も点灯し、ヒートポンプユニット10が稼働中であることを使用者に報知する。ここで、この運転表示部70および81はヒートポンプユニット10の稼動に連動して点灯/消灯するので、使用者にもヒートポンプユニットが正常に稼動しているかどうかが認識でき、安心感につながる。
【0097】
次に貯湯タンク33内に貯まった水を高温に加熱させる沸き上げ動作について説明する。本実施例においても、効率的に蓄熱を行い、タンク容積の小型化を図るために貯湯タンク33内には80℃から90℃の高温の湯を貯めておくことが望ましい。ただし、季節環境や家庭の事情などによりさほど多くの蓄熱量を必要としない場合にはもっと低い温度(例えば70℃)の湯を貯めておいても支障はなく、逆にヒートポンプ給湯装置では加熱温度を低くすることでエネルギー消費効率(COP)を向上させることができ、大幅な省エネが実現できる。
【0098】
実際に行う沸き上げ動作は、制御手段55が、冷媒循環回路11において圧縮機15、ファン29を駆動するモータ28を起動し、さらに第1減圧弁21を最適開度に、また第2減圧弁26を最大開度に制御する。また、タンク沸き上げ回路においては、循環ポンプ36を起動させるとともに電磁弁87を開成せしめる。この動作によって、第1放熱器18に設けた冷媒流路19中を流れる二酸化炭素は高温高圧となり、貯湯タンク33の水出口34から流出し、配管35、循環ポンプ36、配管37,流量センサー47、水流路38へと至る貯留水と熱交換を行う。ここで、高温高圧の二酸化炭素から熱を吸収し、高温になった水は循環ポンプ36の力によって配管39、電磁弁87を経て貯湯タンク33の上方に設けたノズル40から貯湯タンク33内に噴出される。
【0099】
この動作は実施例1同様に、また先述したとおり、使用者が運転ボタン58、71で選択するヒートポンプユニットの停止・待機状態に関係なく必要に応じて実行される。例えば、カラン49の開栓直後は必然的に貯湯タンク33内に貯留した湯が使用されるため、短時間の出湯が頻繁に行われると貯湯量は大きく減少する。この貯湯量が不足した状態では例えば湯張りを行う際や複数ヶ所からの給湯の際など、ヒートポンプユニット10の加熱能力が不足する場合の補助的な役割を果たすことも困難であるため、常に貯湯タンク33内は高温の湯で充満させておくことが望ましい。そこで、設置後の初期電源投入時はもちろん、給湯動作が行われ、タンク内の貯湯量が減少すれば逐次必要に応じて沸き上げておく必要がある。なお、この沸き上げの動作をヒートポンプユニット10が停止した直後に行えば、冷媒循環回路11、特に第1放熱器18の余熱を無駄にすることなく利用でき、省エネにつながる。また、冷媒循環回路11内が高温高圧になった状態でカラン49が閉栓されると、吸熱を行う給湯回路13側の吸熱量が一気に下がるため、冷媒循環回路11内はさらに高温高圧になりヒートポンプユニットの信頼性が下がってしまうが、給湯停止時にこの沸き上げ動作に移行するよう制御手段55が制御を行えば、この冷媒循環回路11内の温度、圧力が過度に上昇してしまうことを防止でき、ヒートポンプユニットの信頼性や安全性向上に効果的である。ただし、夏季や多くの蓄熱量を必要としない場合、制御手段55が状況を学習することで頻繁にこの沸き上げ動作を行わないようにすることも可能である。こうすれば、さらなる省エネ効果が期待できる。
【0100】
この沸き上げ動作時の台所リモコン56、風呂リモコン57の液晶表示部65、76は基本的には図17、図18に示すものとなるが、給湯動作中と区別するために、運転表示部71、80を点灯ではなく点滅させることも可能である。
【0101】
なおこの沸き上げ動作は、使用者が湯を使い終わってすぐに運転ボタン58、71を押下操作しヒートポンプユニットの停止状態を選択した場合でも、貯湯タンク33内の貯湯量が減少していれば行う必要があり、この場合には実施例1と同様の図6および図7の表示としておくことが望ましい。こうすることで、使用者はヒートポンプユニットの運転停止を選択したことをはっきりと認識でき、さらにはヒートポンプユニットが沸き上げの動作を行っていることもわかるので、省エネ意識の向上や安心感につながる。
【0102】
本実施例では、ヒートポンプユニット10の暖機運転については説明をしていないが、実施例3、4のように暖機運転、さらには暖機運転開始時刻を予約することができるよう構成してもよい。この構成にすることで、貯湯タンク33内に貯めた高温水の使用量を削減することが可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、省エネ性に優れたヒートポンプを用いた給湯装置において、ヒートポンプユニットが常に稼動しているという印象をなくし、使用者の省エネ意識のさらなる向上を図ることができる。また、表示手段の使用する電力は削減しつつも、必要最低限の情報を使用者に報知し、安心感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図
【図2】本発明の実施例1および5における操作手段である台所リモコンを示す正面図
【図3】本発明の実施例1および5における操作手段である風呂リモコンを示す正面図
【図4】本発明の実施例1におけるヒートポンプユニット停止時の台所リモコンの表示状態を示す正面図
【図5】本発明の実施例1におけるヒートポンプユニット停止時の風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【図6】本発明の実施例1および5における沸き上げ運転時の台所リモコンの表示状態を示す正面図
【図7】本発明の実施例1および5における沸き上げ運転時の風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【図8】本発明の実施例2〜4におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図
【図9】本発明の実施例2〜4における操作手段である台所リモコンを示す正面図
【図10】本発明の実施例2〜4におけるヒートポンプユニット停止時の台所リモコンの表示状態を示す正面図
【図11】本発明の実施例2〜4におけるヒートポンプユニット待機時の風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【図12】本発明の実施例2〜4におけるヒートポンプユニット待機時の風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【図13】本発明の実施例2〜4における給湯動作時の台所リモコンの表示状態を示す正面図
【図14】本発明の実施例2〜4における給湯動作時の風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【図15】本発明の実施例4における予約動作時の台所リモコンの表示状態を示す正面図
【図16】本発明の実施例5におけるヒートポンプ給湯装置の構成を示す模式図
【図17】本発明の実施例5における給湯動作時の台所リモコンの表示状態を示す正面図
【図18】本発明の実施例5における給湯動作時の風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【図19】(a)従来のヒートポンプ給湯装置における台所リモコンの表示状態を示す正面図
(b)従来のヒートポンプ給湯装置における風呂リモコンの表示状態を示す正面図
【符号の説明】
10 ヒートポンプユニット
33 貯湯タンク(蓄熱手段)
47 流量センサー(出湯検知手段、流量検知手段)
55 制御手段
56 台所リモコン(操作手段)
57 風呂リモコン(操作手段)
58 運転ボタン(入力手段)
61 メニューボタン(時刻設定手段)
62 確定ボタン(時刻設定手段)
63 選択ボタン(時刻設定手段)
64 予約ボタン(時刻設定手段)
65 液晶表示部(表示手段)
69 時刻表示部(計時手段)
70 運転表示部(報知手段)
71 運転ボタン(入力手段)
76 液晶表示部(表示手段)
81 運転表示部(報知手段)

Claims (8)

  1. ヒートポンプユニットの停止状態と待機状態を選択切り替え可能な入力手段およびヒートポンプユニットの状態を表示する表示手段を備えた複数の操作手段と、前記複数の操作手段の設定に応じてヒートポンプユニットを制御するとともに、前記入力手段によってヒートポンプユニットの停止状態が選択された際には、前記複数の操作手段に設けた表示手段の照度を下げるかもしくは非通電状態とする制御手段を備えたヒートポンプ給湯装置。
  2. 蓄熱手段を備え、制御手段は入力手段によってヒートポンプユニットの停止状態が選択されている場合でも必要に応じてヒートポンプユニットを稼動させ、蓄熱動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 報知手段を備え、制御手段はヒートポンプユニットを稼動させて蓄熱動作を行っている間、前記報知手段によって稼働中であることを報知する請求項2に記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 出湯検知手段を備え、入力手段によって待機状態が選択されてから所定時間出湯が検知されない場合、制御手段は操作手段に設けた表示手段の照度を下げるかもしくは非通電状態とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 水道配管から供給される水を加熱するとともに、前記加熱された水を直接給湯管へ供給可能なヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットの停止状態と待機状態を選択切り替え可能な入力手段を備えた操作手段と、給湯管内の水の流動を検知する流動検知手段と、前記操作手段によってヒートポンプユニットの待機状態が選択され、かつ前記流動検知手段によって水の流動が検知された場合にヒートポンプユニットを給湯運転状態にせしめる制御手段を備えたヒートポンプ給湯機。
  6. 入力手段によってヒートポンプユニットの待機状態が選択された場合、制御手段はヒートポンプユニットを起動し、暖機運転させることを特徴とする請求項5に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. 制御手段は計時手段と時刻設定手段を備え、時刻設定手段で設定された時刻にヒートポンプユニットを待機状態にせしめるとともに、暖機運転を行うことを特徴とする請求項5または6に記載のヒートポンプ給湯装置。
  8. ヒートポンプユニットが暖機運転状態であって、かつ所定時間流動検出手段による水の流動検知がない場合、制御手段はヒートポンプユニットの暖機運転を停止させることを特徴とする請求項6または7に記載のヒートポンプ給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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