JP2004360292A - 建築物の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光触媒を建築物の表面にコーティングし、少量の水を流して汚れを洗浄しながら気化熱により室内の冷房効果を高める。
【解決手段】多孔質素材からなるホースと、前記ホースを収容する収容室の裏面に設けた開口部の上方端部に連続して平面部を形成し、該平面部の後面に接着面部を設けると共に、該開口部の内部掛止させる通水部材とからなる取付部と、ガラスの表面全体にコーテイングした光触媒面部とからなる。前記ホースの前側壁面を収容室の内面に密着させた前記ホースの後面側に接着させた通水部材を前記光触媒面部に密着させた状態で、前記接着面部をガラスに固着し、前記水タンクから供給する少量の水を前記ホースの壁面から浸出させ、該水を通水部材の下部に位置する間隙部から流下すると、該光触媒の親水性により水を前記ガラス表面全体に薄く均一に広げて流下させるようにしてある。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の表面に光触媒をコーティングしてなる光触媒面部の表面に少量の水を流下させて表面の汚れを洗浄しながら気化熱により室内の冷房効果を高める建築物の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光触媒は太陽光中の紫外線を吸収して化学反応し、汚れを分解したり殺菌したりする作用を有すると共に、太陽光を当てると水を強く引きつける性質、超親水性を有する物質である。この光触媒の代表的な二酸化チタン(TiO2)(以下、酸化チタンという)は、光による化学反応で脱臭、抗菌および殺菌効果を利用して空気清浄器や汚れを除去する外壁材や超親水性を利用してガラス板や鏡などの曇り止めなどに利用されている。
【0003】
また、建物の外壁材として表面に光触媒を具え、降雨を利用して前記外壁材の表面に付着した汚れを自然に落とすセルフクリーニング機能を有する外壁用建材は既に存在している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−49828号公報
【0005】
この建築物の外壁材は、表面に水を蓄える特殊な建材を使用して、屋上に設けた水タンクからパイプを用いて外壁材の表面に水を流して建物を冷やして室内の冷房効果を高めることが考えられている(例えば、非特許文献1参照)。
【0006】
【非特許文献1】
日本経済新聞 平成15年1月23日発行の夕刊1面。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
屋上に設置した水タンクからパイプを用いて建築物の外壁面の上方に一定又は任意間隔に複数のノズルを設けて水を流下させると、一般的には、ガラス面などの被コーティング面が左右に広いと水の流下を左右方向に均一にさせることができない。そのため、ガラス面の汚れは水が流下した部分と水が流下しない部分とに差が生じて、まだらになって汚れが目立つという問題点を有していた。
【0008】
本発明は、網目状に多数の孔を有する多孔質素材で形成したホースの壁面全体から水が浸み出る可撓性を有したホースを、被コーティング面に公知の光触媒をコーテイングして光触媒面部を設け、該ホースの壁面全体からから少量づつ浸出させた水が,光触媒面部の全体に薄く均一に広がりながら流下することにより、該光触媒面部の汚れを自浄すると共に悪臭を吸収除去しながら水の気化熱を利用して建築物の熱を吸収することにより温度を下げることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、柔軟で多孔質素材からなるホースを収容する略半円状をした収容室の裏面に設けた開口部の上方端部に連続して平面部を形成し、該平面部の後面に接着面部を設けると共に、該開口部の内部上下に夫々凹部を有した可撓性部材からなる保持部の収容室内に前記ホースを通水部材で掛止させた可撓性を有するホース取付部と、被コーティング面の表面に光触媒をコーテイングした光触媒面部とからなり、前記保持部の収容室内に密着させて前記ホースの後面側である一側面に接着させた通水部材の他側面を前記光触媒面部に密着させて取り付け、水タンクから供給する水を前記ホースの壁面全体から浸出させて前記通水部材から流下させ、該光触媒の親水性により該水を前記光触媒部の全面に薄く均一に広げて流下させるようにしてなることを特徴とする。前記ホース取付部は、背面側に設けた開口部の内部上下に夫々凹部を設けた前記可撓性部材からなる保持部と、前記収容室内に保持させた前記ホースの背面側を掛止して前記凹部内に,上下に設けた掛止片を掛止させた通水部材とからなり、該開口部の上方に位置して前記光触媒面部の表面に接着する平坦面部を通る面と開口部の下方に位置する下方端部面との間に、水流下用の間隙部を設けてなる。さらに、前記コーティング面が、建物の屋根、壁面、スクリーン、ブラインド、スライド、ガラスである。
また、請求項4の発明は、前記光触媒面部の上部には、保持部と多孔質素材からなるホースと通水部材とからなるホ−ス取付部である散水器を取付け、前記光触媒面部の前面下方に樋部を設けた樋部と前記ホース取付部との間に、貯水槽とフィルターとポンプなどを介在して配水管を設け、この排水管内に水または着色した水を循環可能に設けてなる物である。
【0010】
したがって、請求項1の発明は、可撓性を有する保持部と多孔質素材により形成したホースとの嵌合は容易で部品数が少なく軽量化とコストの軽減を図ることができ、且つ、全体を帯状に形成してあるため、配管作業が簡単となり作業能率の向上化を図ることができ、さらに、保持部が可撓性を有しているため建物の側壁上縁や曲面を有するビルの側壁形状に合わせて簡単に取付けて壁面全体に均一に水を流下させることができる。また、装置の軽量化を促進したことにより高所に位置するガラス板などの建築部材に簡単に取付けることができる。
【0011】
さらにまた、請求項4の発明は、ガラス板全体に均一に水や着色した水を流下させ、夏季における冷房効果が図れ、光でガラス板の前面をライトアップすることにより、ディスプレイ効果を図ることができ、さらに、悪臭を吸収除去できるので、家畜などの悪臭を除去することのできる作用を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係るホース取付部の使用状態を示す説明図、図2は図1のA−A線方向の一部省略した拡大断面図、図3は保持部の一部を示す斜視図、図4は本発明に係るホースの一部を示す斜視図、図5は保持部の開口部に取り付ける通水部材の一部を示す斜視図である。
【0013】
本発明に係るホース取付部10は、柔軟で可撓性を有する合成樹脂材からなる長尺な保持部11の内部に設けた半円状の収容室13内に、合成ゴム材などからなり柔軟で多孔質素材により形成したホース25を収容し、該保持部11の背面側に設けた水平方向に長尺な開口部15にスポンジ等の通水部材27を前記ホースに密着して掛止して設けてある。このホース取付部10は柔軟であるから取り扱い易く、且つ、柔軟で可撓性を有するので高所での作業が容易となる。
【0014】
図2、3に示すように、保持部11は可撓性を有しており、断面が略半円状で内部に前記ホース25を密着させて保持する収容室13を設け、該収容室の裏面側には開口部15を該収容室の全長にわたって長手方向、即ち、横方向に形成してある。この開口部15の内部上下に凹部16,16をそれぞれ設け、該保持部11の上方端部11aに連続して垂直方向に平面部18を一体に形成し、該平面部18の裏面には両面接着テープなどを接着した接着面部20を設けてある。
【0015】
この間隙部22は、前記開口部15の下方端部16bの後面を前記上方端部11aに連続する平面部に設けた前記接着面部20の後面より短く形成したもので、開口部15の内部上下にそれぞれ掛止させた通水部材27により保持されているホース25から浸出した水は通水部材27に進入し,光触媒面部32と保持部11の下方端部11bとの間に設けた間隙部22から被コーティング面であるガラス面に沿って流下するが、該ガラス表面にコーティングしてある光触媒の超親水性により、該水は薄く均一に拡がりながら自重で流下するため、まだら模様は生じない。
【0016】
前記平面部18には、必要に応じて一定または任意間隔に小孔19を設け、裏面には両面接着テープなどを取り付けて接着面部20を設けてある。そのため、接着面部20を用いて被コーティング面31であるガラス面に接着固定したり、また、建物の外壁材やサッシに該小孔にビスを挿通螺着して取り付けることも出来る。
【0017】
開口部15の内部上下に設けた凹部16、16は、収容部13側を垂直にし、開口部15側を傾斜させて断面略くさび状に形成して有り,しかもこの通水部材はスポンジなどの柔軟部材で形成してあるので通水部材27を装着する際、凹部16,16の傾斜面と該通水部材27の上下部分に設けた凸部28、28の傾斜面とが互いに案内されて保持部11の凹部16,16aと通水部材27の凸部28、28を容易に嵌合させることが出来る。
【0018】
図4において、ホース25は、特殊合成ゴム材や軟質合成樹脂材などにより形成し、ホース全体が柔軟であって可撓性を有して網目状に多数の小孔を設けた多孔質素材からなるもので、該ホース内を流れる水はホース全体の壁面に設けた多数の小孔から外部に浸み出でるように形成してあり、水量・流量を変えることにより流下量を調整することができる。
【0019】
図5に示す通水部材27は、可撓性を有する多孔質部材、例えば、スポンジなどの板材で形成し、その上下両端には、前記開口部15の凹部16と嵌合する断面略くさび状にした凸部28,28を設けてある。この通水部材は、保持部11の収容室13内に収容させた前記ホース25が、該保持部11をガラス面1の上部に取付けるまでホースを保持部から脱出させない機能を有している。
【0020】
凸部28は、前記凹部16と同様に収容室13側を垂直にし、開口部側を傾斜させてくさび状に形成したことにより、該通水部材27をホース取付部に装着する際、前記凹部16において説明したのと同様の効果を生ずる。さらに、下方の凸部の端面下部にはガラス面1と保持部の下方端部の後面との間に設けた間隙部22に連通するように平坦底面30を設けてあり、この平坦底面から水が前記間隙部22内に流下する。
【0021】
32は、ガラス板又はガラス窓の表面に光触媒または光触媒を含有した塗料をコーティングして薄い膜状物質に形成した光触媒面部である。
【0022】
ホース取付部10は、ホース25の一端に給水するための配水管(図示せず)を取付け、他端には封止栓(図示せず)を取付けてある。配管は、例えば、水タンクまたは水道管から水量・流量を調節するための流量計、フィルター、開閉バルブなどを取付けて配水管(図示せず)からホース25の一端に接続して形成してある。この配管方法については、前記配管方法に限定されず、周知の配管方法により配管することができるのは勿論である。
【0023】
以下、ホース取付部10の作用について説明すると、ホース25を保持部11の収容室13内に収容し、開口部15に通水部材27を取付けて建物の被コーティング面の上部に略水平方向に取り付けてある。保持部11、通水部材27、ホース25は長尺であるから、必要な長さに切断して使用するもので、切断したホース25の一端に配水管(図示せず)を接続し、他端に封止栓(図示せず)を取付けて簡単に形成することができる。
【0024】
図2に示したように、被コーティング面1の上部にホース取付部10の平面部18の裏面に設けた接着面部20を有してあるため、取付作業中はホース取付部10の保持部11内に収容したホース25は通水部材27で該保持部11内から脱出しないようにしてあたかも一部品のように設けてあるので、取り扱いが容易であるので取付作業を能率的に行うことができる。
【0025】
ホース取付部10の各部品は、合成樹脂材で軽量に形成してあるため、ガラス板など曲面部分に取付ける場合に、平面部18の裏面に設けた接着面部20を確実に固定できる。
【0026】
ホース取付部10を建物などの被コーティング面であるガラス面に取付けた後、水道管または水タンクなどの水源とホース25の一端を配水管で接続し、水源から送水された水は、水圧によりホース25の壁面全体から浸み出て通水部材27に含浸し、水は下端に設けた平面部30から間隙部22を通って被コーティング面31を伝わって流下する。この場合、ガラスの表面には光触媒をコーテイングしてあり、その超親水性により水は薄く均一に全体に拡がりながら流下する。このホースから浸出する水は、被コーティング面の下部に達するまでに殆ど気化熱で蒸発してなくなる程度の量を流下させるのが好ましいが,汚れが目立つような場合は少し水量を増せばよい。
【0027】
ガラス面を流下する水は、外気により熱せられたガラスや壁面などの被コーティング面の温度を吸収すると共に、蒸発する際の気化熱により周囲の熱を奪って該ガラスなどの建築物の温度を下げることができるので、夏季における都市部のヒートアイランド現象を少しでも防止できる。そのため室内の空調装置の機能を高めることができる。また、季節を問わず定期的に壁面に流下させることにより、光触媒の作用により壁面の汚れや悪臭を除去することができる。
【0028】
図6は、第2の実施形態である第2のホース取付部である散水装置の使用状態を示す説明図で、この散水装置60は、デパートのショーウィンドーやレストランの大型窓枠69などに使用される大型のガラス板70に取付けて使用するもので、表面に光触媒を塗布したガラス板70の上端に取付ける散水器61と、ガラス板70の下側に水受用に取付けた樋部68とからなり、該樋部と前記散水器61とをポンプ65、貯水槽66、またはフィルタ(図示せず)などを介して配水管67で連結し、水を循環可能に形成してある。71は、ショーウィンドーやレストランの大型窓枠69の外側に配置した照明灯である。
【0029】
散水器61は、図2に示すごとく合成樹脂材により形成した長尺な保持部11内に軟質合成樹脂材または合成ゴム材等の多孔質素材で形成したホース25を収容し、前記保持部11の開口部15に通水部材27を取付けて形成したもので、その構成は前記ホース取付部10と同様であるため説明は省略する。
【0030】
散水装置60の作用について説明すると、表面に光触媒を塗布したガラス板70の上端に散水器61を取付ける。この散水器61は全体を長尺に形成してあるため、ガラス板70の横方向の長さに合わせて切断することにより、ガラス板の表面全体に簡単に装着することができる。この場合、ガラスが曲面であってもその形状にあわせて該ホース取付部を湾曲させて装着することができる利点を有している。
【0031】
散水器61の取付けは、前記第1のホース取付部10と同様に保持部の平面部18の背面に設けた接着面部20をガラス板の上端に接着して装着してあるが、さらに、平面部18に設けた小孔19からビスで窓枠や外壁材に固定することにより、水が循環した際の散水器61の重量にも耐え安全に水を流下させることができる。
【0032】
次いで、貯水槽66内の水をポンプ65で揚水して散水器61に送水し、保持部11内のホース25から通水部材27に含浸させて間隙部22からガラス板70の表面全体に水を流すことができる。光触媒が塗布されたガラス板70の表面は、超親水性を有するため流下する水は表面全体に広がりむらなく流下させることができる。
【0033】
ガラス板70の表面に水を流すことにより、光触媒の化学反応により表面に付着したごみや汚れを洗浄することができ、ガラス板の掃除を不要にし、表面はいつもきれいにすることができる。さらに、夏季などはガラス板の表面に常に水が流れるため室内の冷房効果を高めることができる。
【0034】
ガラス板70の表面を流下した水は、窓枠69の下方に設けた樋部68に流れ、該樋部から配水管67をとおりフィルタ(図示せず)を介してから貯水槽66に戻り、再度ポンプ65から散水器61に送水して循環させる。
【0035】
ガラス板70の表面を流下させる水は、季節により着色したり色を変化させることができる。例えば、夏はさわやかなブルーに着色することにより清涼感を出し、冬は暖色系のオレンジ色などに着色して流すことにより暖か味を出すことができる。さらには、夜には、ガラス板70の表面に表側から照明灯71を当ててライトアップすることにより、豪華さを演出することができる。
【0036】
この散水器61は、前記したショーウィンドーやレストランの大型窓などのほか、養豚場や牛舎など動物の臭いが強烈な場所に設置し、建物の周囲に光触媒を表面に塗布した網板を配置し、この網板に前記ガラス板70と同様に網板の上端に散水器60を取付け、該散水器から水を流すと超親水性を有する網板全体に隙間なく水が広がって流下するため、建物の周囲に水のカーテンをすることとなって動物の臭いを効果的に遮断することができる。また、臭いの主成分である尿に含まれるアンモニアや糞のメチルメルカプタン、汗のアルデヒドの大半は水に溶けやすいので水のカーテンで消臭することができる。特に、夏などの臭気の強い時季には水のカーテンによる冷房効果も期待できるのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明は、多孔質素材により形成したホースと、可撓性を有する合成樹脂材により形成した保持部と、通水部材とにより形成した可撓性を有するホース取付部は、建物の外壁上方に簡単に取付け、曲面を有するビルの場合もその形状に合わせて曲げることにより簡単に取付けることができる。さらに、可撓性を有する保持部と多孔質素材で可撓性を有したホースとの嵌合が容易で、部品数が少なくコストの軽減を図ることができる。さらにまた、表面に光触媒をコーテイングしたガラス面と該保持部の下方端部との間に間隙部を設け、前記ホースから少量づつ流下する水はガラス面全体に薄く均一に水を流下させるのでまんだら模様は生じない。
【0038】
請求項4の発明は、光触媒を塗布したガラス板若しくは網板の上端表面に、多孔質素材からなるホース、保持部、通水部材とからなる散水器を取付け、該散水器の間隙部からガラス板若しくは網板の表面全体に水を流下可能に形成したことにより、ガラス板全体に均一に水を流下させることにより夏季における冷房効果が図れ、水を着色してディスプレイ効果を図ることができる。さらに、家畜などの悪臭吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホース取付部の使用状態を示す説明図である。
【図2】図1のA−A線方向の一部省略した拡大断面図である。
【図3】保持部の一部を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るホースの一部を示す斜視図である。
【図5】保持部の開口部に取付ける通水部材の一部を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス
10 ホース取付部
11 収容部
15 開口部
16 凹部
18 平面部
19 ねじ孔
20 接着面部
22 間隙部
25 ホース
27 通水部材
28 凸部
30 平坦底面
31 被コーティング面
32 光触媒面部
60 第2散水装置
61 散水器
65 ポンプ
66 貯水槽
67 配水管
68 樋部
70 ガラス板

Claims (4)

  1. 柔軟で多孔質素材からなるホースを収容する略半円状をした収容室の裏面に設けた開口部の上方端部に連続して平面部を形成し、該平面部の後面に接着面部を設けると共に、該開口部の内部上下に夫々凹部を有した可撓性部材からなる保持部の収容室内に前記ホースを通水部材で掛止させた可撓性を有するホース取付部と、被コーティング面の表面に光触媒をコーテイングした光触媒面部とからなり、
    前記保持部の収容室内に密着させて前記ホースの後面側である一側面に接着させた通水部材の他側面を前記光触媒面部に密着させて取り付け、水タンクから供給する水を前記ホースの壁面全体から浸出させて前記通水部材から流下させ、該光触媒の親水性により該水を前記光触媒部の全面に薄く均一に広げて流下させるようにしてなることを特徴とする建築物の冷却装置。
  2. 前記ホース取付部は、背面側に設けた開口部の内部上下に夫々凹部を設けた前記可撓性部材からなる保持部と、前記収容室内に保持させた前記ホースの背面側を掛止して前記凹部内に,上下に設けた掛止片を掛止させた通水部材とからなり、該開口部の上方に位置して前記光触媒面部の表面に接着する平坦面部を通る面と開口部の下方に位置する下方端部面との間に、水流下用の間隙部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の建築物の冷却装置。
  3. 前記コーティング面が、建物の屋根、壁面、スクリーン、ブラインド、スライド、ガラスであることを特徴とする請求項1又は2記載の建築物の冷却装置。
  4. 前記光触媒面部の上部には、保持部と多孔質素材からなるホースと通水部材とからなるホ−ス取付部である散水器を取付け、前記光触媒面部の前面下方に樋部を設けた樋部と前記ホース取付部との間に、貯水槽とフィルターとポンプなどを介在して配水管を設け、この排水管内に水または着色した水を循環可能に設けてなることを特徴とする建築物の冷却装置。
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