JP2004357896A - アミューズメント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元の位置情報に基づき、システムからの指示を3次元サウンドで与えることにより、ディスプレイを見ることなしに、操作可能にするアミューズメント装置を提供する。
【解決手段】アミューズメント装置において、室内空間5において複数のステレオカメラ1−1〜1−nによりこの室内空間5を撮像し、前記各ステレオカメラ単位で視野内の撮像画像と室内の座標系に基づいた距離画像を生成する画像処理手段2と、前記各ステレオカメラ1−1〜1−nからの距離情報に基づき、ユーザ4の位置を抽出する手段と、ユーザ4が反応すべきガイド音声を伝える3次元サウンドスピーカ6と、ユーザ4が反応すべき空間に配置されたサウンドボックス8−1〜8−nとを備え、3次元サウンドスピーカ6からのガイド音声に基づいて、ユーザ4がサウンドボックス8−1〜8−nにタッチしたか否かを識別する手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元ゲーム用インタフェース装置に係り、特に3次元サウンドによるインタラクション機能を持つ、ジェスチャによる室内空間におけるアミューズメント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術として、例えば、下記の特許文献1には、複数の人の動作を継続的に監視し、人の所定の動作の検出に基づいてテレビなどの機器の制御を行う制御方法が開示されている。
また、下記の特許文献2には、利用者、利用者の状況、アプリケーションの状態、利用日時などに応じて、利用者の操作指示と、利用者が行いたい操作内容が異なる場合であっても、正しく操作対象装置に対する操作を媒介する利用者インタフェースが開示されている。
【0003】
また、図11は従来の3次元ゲーム装置の模式図である。
この図において、101はディスプレイ、102はそのディスプレイ101が接続される圧力センサ、103はその圧力センサ102が配置された踏み台、104は操作平面である。
【0004】
図11に示すように、ディスプレイ101付の圧力センサ102が配置された踏み台103の上に立ち、前に位置するディスプレイ101の指示に従い、圧力センサ102にステップで指示を与えることで、音楽とのインタラクションを行うアミューズメントシステムは存在するが、それらはディスプレイ101を見ながら、固定の圧力センサ102を踏みつけることで操作するようにしている。
【0005】
それゆえ、操作平面104はディスプレイ101前の狭い特定の2次元の床面であり、非常に狭くかつ固定的な場所でしか使えず、1人に対して1つのセットを用意しなければならず、また同時にプレイできるのも2人程度でしかないといった問題がある。
【0006】
図12は従来の他の3次元ゲーム装置の模式図である。
この図において、201はディスプレイ、202は赤外線センサ、203は操作可能な空間、204はダンス動作検知コントローラ、205は動作者である。
このような赤外線センサ202を用いたダンス動作検知コントローラ204は検出位置に一定の自由度や可搬性を与えているが、操作可能な空間203が狭いことや、一度セットした検知領域は操作中固定的にしか使用できないといった問題は変わらない。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−327753号公報(第4−6頁 図1)
【特許文献2】
特開2002−251235号公報(第4−5頁 図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの問題を解決し、一定空間における複数の人のジェスチャによる非接触非拘束のインタラクション型アミューズメントを実現する。すなわち、3次元の位置情報に基づき、システムからの指示を3次元サウンドで与えることにより、ディスプレイを見ることなしに、操作可能にするアミューズメント装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕アミューズメント装置において、室内空間において複数のステレオカメラによりこの室内空間を撮像し、前記各ステレオカメラ単位で視野内の撮像画像と室内の座標系に基づいた距離画像を生成する画像処理手段と、前記各ステレオカメラからの距離情報に基づき、ユーザの位置を抽出する手段と、ユーザが反応すべきガイド音声を伝える3次元サウンドスピーカと、ユーザが反応すべき空間に配置されたサウンドボックスとを備え、前記3次元サウンドスピーカからのガイド音声に基づいて、ユーザがサウンドボックスにタッチしたか否かを識別する手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
〔2〕上記〔1〕記載のアミューズメント装置において、前記サウンドボックスの位置と大きさ、入出力動作の態様、操作音を可変に設定可能にしてなる。
〔3〕上記〔2〕記載のアミューズメント装置において、前記サウンドボックスの設定内容を登録可能にする。
【0011】
〔4〕上記〔1〕記載のアミューズメント装置において、ユーザは前記3次元サウンドスピーカからのガイド音声を頼りにその音声が発せられたサウンドボックスに対して、一定の時間内にタッチすることにより得点し、サウンドボックスの場所を間違えたり、一定時間内にタッチできなかった場合には減点されることを特徴とする。
【0012】
〔5〕上記〔1〕記載のアミューズメント装置において、前記サウンドボックスを楽器の操作部位に対応させて、前記3次元サウンドスピーカの音声指示に従って前記サウンドボックスへの反応により楽器を奏でることを特徴とする。
〔6〕上記〔5〕記載のアミューズメント装置において、前記楽器の操作部位は楽器の鍵盤であることを特徴とする。
【0013】
本発明は、対象空間を取り囲むようにステレオカメラと3次元サウンドスピーカを配置し、各人への操作指示を3次元サウンドで与えるとともに、それに対する操作をステレオカメラからの距離情報によって検出する。
また、本発明では、指示操作音やインタラクション音となる3次元サウンドや操作対象となる空間位置を自由に登録することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例のアミューズメント装置のシステム構成図、図2は本発明の第2実施例(第1実施例の簡易利用版)のアミューズメント装置のシステム構成図であり、図3は図1と図2に示した情報統合認識装置のブロック図である。
【0015】
これらの図において、1(;1−1〜1−n)はステレオカメラ、2は画像処理装置、3は情報統合認識装置、4(;4−1,4−2)はユーザ、5は操作可能な空間(室内空間)、6(;6−1〜6−6)は3次元サウンドスピーカ、8(;8−1〜8−n)はサウンドボックス、9は3次元サウンド送信装置である。
【0016】
図1において、複数のステレオカメラ1−1〜1−nは室内空間5に死角が生じないように配置され、それにより室内が撮影され、ユーザ(人)4は室内空間5の中を自由に移動できる。各ステレオカメラ1−1〜1−nは2台以上のカメラの撮像素子が平行に固定されていて、ステレオカメラ1−1〜1−nの撮像出力は画像処理装置2に与えられる。ステレオカメラ1−1〜1−n自体は既に公知のものであり、例えば、ポイントグレイ社のデジクロップスやサーノフ研究所のアケーディアのようなものが用いられる。
【0017】
画像処理装置2は、各ステレオカメラ1−1〜1−nからの映像を入力として毎秒10枚〜30枚程度の画像を処理し、そこから得られた距離画像と画像の結果を情報統合認識装置3に与える。すなわち、各カメラ単位でその視野内の画像と室内の座標系に基づいた距離情報を生成して情報統合認識装置3に与える。各ステレオカメラ1−1〜1−n間の共通する座標系X,Y,Z(図1、2参照)は予め設定しておく。
【0018】
図1には室内空間を全て操作可能な空間5とする実施例を示したが、図2に示すように、ステレオカメラ1の1台のみを下向きに設置し、そのステレオカメラ1の下の撮影可能な空間のみを操作可能な空間5とするようにしてもよい。この場合は、その操作可能な空間5に対し1人のユーザ4−1のみを対象とする、図1の簡易利用版である。しかし、基本的な仕組みは全て図1と同様である。
【0019】
情報統合認識装置3は、図3に示すように、位置姿勢認識部31、サウンドボックス(SB)設定部32、サウンドボックス(SB)認識部33、サウンドボックス(SB)データベース34、サウンドボックス(SB)登録部35とを含む。
【0020】
位置姿勢認識部31は、画像処理装置2から得られた3次元情報からその距離データ(X,Y,Z)を室内空間座標系に沿って、図4の段違い引き出し法により取り出し、データを2次元平面に投影することで複数のユーザ4の姿勢認識処理をする。ここで、各ステレオカメラ1−1〜1−nより得られた3次元距離情報(X,Y,Z)は、全体として扱うのではなく、室内座標系に基づいて、図4に示すように、20cmごとに階層的に区切って情報を切り出して使う。また、階層の境界面において失ってしまう情報をなくすために、切り出しの階層(切り出し)を10cmずらしてもう1度行うことによって連続的に情報を切り出す。以下、図示しないが、各引き出し内に入った点列を2次元平面に投影した後、二値化する。これにより、各引き出しの情報は2次元の二値画像となる。次いで、2次元平面において求めた重心をラベリングされた対象単位で階層的に積み上げ、3次元点列として利用する。このような処理により、ユーザ4の位置と姿勢を認識する。
【0021】
一方、サウンドボックス設定部32は現在の状況に必要とされるサウンドボックス8を室内空間5の座標上に任意の数設定する。また、室内空間5中にサウンドボックス(SB)8を、絶対座標で設定したり、ユーザ4の位置に応じて可変的に設定したりする。
【0022】
サウンドボックス認識部33は、現在のサウンドボックス8内にユーザ4の手や足などが入ったかを認識する。
サウンドボックスデータベース34はサウンドボックス8の設定方法とその3次元サウンド(3D音声)、並びにインタラクション時の反応方法を保存する。
サウンドボックス登録部35はサウンドボックス8の基本情報、位置、操作方法をサウンドボックスデータベース34に保存する。
【0023】
3次元サウンド送信装置9は、図1や図2に示すように、情報統合装置3で決定されたサウンドボックス8の3次元サウンドをサウンドスピーカ6へ送信する。3次元サウンドとしては、5.1chサウンドスピーカ6などを用いて、その中央にいるユーザ4にはあたかもそのサウンドボックス8のある位置から音が聞こえるようにする。
【0024】
図1と図2は室内におけるこのアミューズメント装置の実施例であるが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、例えば室内空間を工場や公共の空間などに置き換えて、3次元サウンドを利用するあらゆる場面にも適用できる。図1、図2の室内空間5に出入りする全てのユーザ4はステレオカメラ1および1−1〜1−nによって撮影され、この撮像出力は、画像処理装置2に与えられる。すなわち、この室内空間5に出入りする人は、図5(後述)の流れに従って、この室内空間5に入ってから出るまでの全てを撮影され、その行動を監視される。
【0025】
図5は本発明の実施例の動作を説明するためのフローチャートであり、図3を部分的に詳細化したものである。すなわち、
(1)まず、サウンドボックス設定部32において、その大きさ、位置、入出力動作を設定したサウンドボックス(SB)8を任意の数だけ設定する(ステップS1)。
(2)位置姿勢認識部31において、ステレオカメラ1、1−1〜1−nからユーザ4の距離情報を取り込む(ステップS2)。
(3)取り込んだ距離情報を座標変換する(ステップS3)。
【0026】
(4)SB8の数だけ設定を繰り返す(ステップS4)。
(5)サウンドボックス認識部33において、SB8領域内に物体(ユーザ4の手や足)が入ったか否かをチェックする(ステップS5)。
(6)ステップS5においてNOの場合、SB8領域内から今まで入っていた物体(ユーザ4の手や足)が出たか否かをチェックする(ステップS6)。
【0027】
(7)ステップS5において、YESの場合には、物体が入ったことを示すコード〔コード(入)〕をSB8へ送出し、サウンドスピーカ6からSB8に設定された音を流すのを開始する(ステップS7)。
(8)ステップS6において、YESの場合には、物体が出たことを示すコード〔コード(出)〕をSB8へ送出し、サウンドスピーカ6はSB8に設定された音を停止する(ステップS8)。
【0028】
(9)1連の動作(ゲーム)を続行する(ステップS9)。
(10)1連の動作(ゲーム)は終了したかどうかをチェックする(ステップS10)。終了でない場合(NO)は、終了するまでステップS2からステップS10までを繰り返す。
【0029】
このように、ステップS1で、大きさ、位置、入出力動作を設定したサウンドボックスSB8を設定する。次にステップS2でステレオカメラ1、1−1〜1−nからの距離情報を取込み、さらにその座標をステップS3でステレオカメラ座標系から室内座標系に変換する。そして、ステップS5において設定されたサウンドボックス8の数だけそのサウンドボックス8の領域内への物体(ユーザ4の手や足)の出入りを判定し、新たにサウンドボックス8の領域に物体(ユーザ4の手や足)が入った場合は、ステップS7によって、サウンドスピーカ6で予め設定された音の開始を行う。
【0030】
また、ステップS6において、今まで入っていた物体(ユーザ4の手や足)が出ていった場合はステップS8によって、設定された音を停止するなどの動作を行う。このとき、サウンドボックス8の位置設定をユーザ4の動きに応じて変更すれば、ユーザ4の動作に応じた変化をつけることができる。
【0031】
図6は本発明の実施例を示す音声通信の基本フローチャートである。
(1)まず、通信設定を行う(ステップS11)。
(2)次に、通信を待ち受ける(ステップS12)。
(3)データを受信したか否かをチェックする(ステップS13)。
【0032】
(4)ステップS13において、データを受信(YES)したら、データ読込と解釈する(ステップS14)。
(5)データの種類を選別する(ステップS15)。
(6)ステップS15において、データの種類が3次元サウンド再生の場合には、音声ファイルを3次元で再生する(ステップS16)。
【0033】
(7)ステップS15において、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)演奏の場合にはMIDI機器に演奏命令を送信する(ステップS17)。
(8)ステップS15において、制御の場合には、演奏停止、MIDI音声変更、点数表示などの制御を実行する(ステップS18)。
(9)終了してよいか否かをチェックする(ステップS19)。終了しない場合には、ステップS12からステップS19までを終了するまで繰り返す。
【0034】
これは、図1に示す3次元サウンド送信装置9に相当する。ステップS11によって、最初の利用開始時に通信設定を行い、情報統合認識装置3と3次元音声再生機(サウンドスピーカ6のアンプに相当)との間の通信を成立させる。次にステップS12において、常時情報統合認識装置3から送信があるかどうかを待ち続ける。そしてステップS13においてデータを受信した場合は、予め定められたコードに従い、ステップS15においてそのデータの種類を判別し、そのデータ内容に応じて、3次元サウンド再生、MIDI演奏、制御の実行などを終了命令が来るまで繰り返す。
【0035】
図7は本発明の第3実施例を示すアミューズメント装置のシステムの構成図であり、図6に示す機能を利用した実施の一形態を示している。
操作空間5の中央にユーザ4−1が位置し、それを取り囲むようにサウンドボックス8−1〜8−nが配置される。そのサウンドボックス8のいずれかの位置から音が発しているとユーザ4−1が感じられるようにサウンドスピーカ6−1〜6−6から音が出される。ユーザ4−1はその音を頼りに音が発せられたと感じられるサウンドボックス8に対して、一定の時間内にパンチやキックなどを行い、そのサウンドボックス8のある空間にタッチする。一定時間内にタッチすることができれば、得点とされ、場所を間違えたり、タイムオーバーしたりすれば、減点される。
【0036】
従来のゲームではどの場所をタッチするかを、画面によって視覚的に指示していたが、本発明では、3次元サウンド(3D音声)を頼りに指示を行うことで、ユーザ4−1は常時画面に向かう必要がなくなり、位置に対する依存を大幅に軽減できる。
また、サウンドボックス8−1〜8−nは自由に設定できるので、ユーザ4の身長などに応じて自由に位置や大きさなどを変えるこができる。
【0037】
図8は本発明の第3実施例を示すフローチャートである。
(1)まず、大きさ、位置、入出力動作を設定したサウンドボックス(SB)8を任意の数だけ設定する(ステップS21)。
(2)ステレオカメラ1−1〜1−nからユーザ4の距離情報を取り込む(ステップS22)。
(3)距離情報を座標変換する(ステップS23)。
【0038】
(4)SB8の数だけ設定を繰り返す(ステップS24)。
(5)SB8領域内に物体が入ったか否かをチェックする(ステップS25)。
(6)ステップS25において、NOの場合には、そのSB8が非トリガー状態で、かつそれが一定時間継続しているか否かをチェックする(ステップS26)。なお、トリガー状態とは、SB8が音を発してから一定時間内にあることを言う。
【0039】
(7)ステップS26において、NOの場合には、そのSB8がトリガー状態で、かつそれが一定時間継続しているか否かをチェックする(ステップS27)。
(8)ステップS25において、YESの場合には、そのSB8はトリガー状態か否かを判断する(ステップS28)。
(9)ステップS28において、NOの場合には、音を発しているSB8とは異なるSB8にタッチしたことを示すコード(ミス)を送出する(ステップS29)。
【0040】
(10)ステップS28において、YESの場合には、音を発しているSB8に正しくタッチしたことを示すコード(ヒット)を送出し、SB8のトリガー状態を解除する(ステップS30)。
(11)ステップS26において、YESの場合には、一定確率でSB8をトリガー状態にさせるコード(トリガー)を送出する。それによりそのSB8はトリガー状態に遷移する(ステップS31)。
【0041】
(12)ステップS27において、YESの場合には、時間内に正しいSB8にタッチできなかったことを示すコード(時間切れ)を送出する。SB8はトリガー状態を解除する(ステップS32)。
(13)ステップS27において、NOの場合には、1連の動作(SB8−1〜8−nの位置変更によるゲーム)を続行する(ステップS33)。
(14)1連の動作(ゲーム)が終了したか否かをチェックする(ステップS34)。終了でない場合(NO)には終了するまでステップS22〜ステップS34を繰り返す。
【0042】
このように、ステップS21で、大きさ、位置、入出力動作を設定したサウンドボックス8を設定する。次にステップS22でステレオカメラ1−1〜1−nから距離情報を取込み、さらにその座標をステップS23でカメラ座標系から室内座標系に変換する。そして、ステップS24において設定されたサウンドボックス8の数だけそのサウンドボックス8の領域内への物体の出入りを判定するループが行われる。
【0043】
サウンドボックス8の領域に物体が入った場合は、そのサウンドボックス8がトリガー状態(音を発した直後から一定時間内)にあるかどうかを判定し、トリガー状態であった場合は、ヒット音を再生するとともに、トリガー状態を解除し、得点を加算する。また、トリガー状態でなかった場合は、ヒットミス音を再生し、減点する。
【0044】
次に、サウンドボックス8の領域内に物体が入らず、非トリガー状態が一定時間継続した場合は、一定の確率で、そのサウンドボックス8をトリガー状態に遷移させ、トリガー音を再生させる。また、トリガー状態が一定時間経過した場合には、トリガー状態を解除し、時間切れ音を再生させ、減点する。これらの一連の音は、各サウンドボックス8の場所から聞こえるように再生することができるので、ユーザ4にはその場所から音が聞こえる。この流れを一定時間または一定得点になるまで継続することでゲームの得点を競うことができる。
【0045】
図9は本発明の第4実施例のシステム構成図である。
ここではサウンドボックス8はピアノの鍵盤にあたるものとして、室内空間5に自由に配置する。この例では2オクターブ分のドレミファソラシドが室内空間5に配置されている。ユーザ4−1は最初にその室内空間5上でのサウンドボックス8の配置を学ぶことで、手や足でサウンドボックス8をタッチすることにより、ピアノを弾くことができる。同時に2つ以上のサウンドボックス8内に手や足を留めておけば、和音を奏でることも可能である。
【0046】
ところで、図3に示したサウンドボックス登録部35では、サウンドボックス8の位置、大きさ、入出力動作などの情報をサウンドボックスデータベース34に登録することができる。
【0047】
図10は本発明の第4実施例を示すフローチャートである。
(1)まず、サウンドボックス8の位置と大きさの登録を行う(ステップS41)。
(2)次に、入出力動作の登録を行う(ステップS42)。
(3)次に、操作音の登録を行う(ステップS43)。
(4)次に、次回の位置などの制御方法の登録を行う(ステップS44)。
なお、これらの登録されたデータはサウンドボックスデータベース34へ記憶される。
【0048】
上記したように、ステップS41では、最初に対象となるサウンドボックス8の位置と大きさを登録する。続いてステップS42では、そのサウンドボックス8の入出力動作を登録する。さらにステップS43では、操作音の登録を行う。そして、ステップS44では、さらに複雑化させる場合として、次回のサウンドボックス8の位置や大きさなどの制御方法などを登録し、これら一連の動作を必要数だけ繰り返す。
【0049】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0050】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、一定空間における複数の人のジェスチャによる非接触非拘束のインタラクション型アミューズメントを実現することができる。その際に3次元の位置情報により操作指示を与え、システムからの指示を3次元サウンドで与えることにより、ディスプレイを見ることなしに、操作可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のアミューズメント装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の第2実施例(第1実施例の簡易利用版)のアミューズメント装置のシステム構成図である。
【図3】図1と図2に示した情報統合認識装置のブロック図である。
【図4】本発明の位置姿勢認識における段違い引き出し法の説明図である。
【図5】本発明の実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の実施例を示す音声通信の基本フローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例を示すアミューズメント装置のシステムの構成図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4実施例のシステム構成図である。
【図10】本発明の第4実施例を示すフローチャートである。
【図11】従来の3次元ゲーム装置の模式図である。
【図12】従来の他の3次元ゲーム装置の模式図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−n ステレオカメラ
2 画像処理装置
3 情報統合認識装置
4,4−1,4−2 ユーザ(複数可能)
5 操作可能な空間(室内空間)
6,6−1〜6−6 3次元サウンドスピーカ
8,8−1〜8−n サウンドボックス(SB)
9 3次元サウンド送信装置
31 位置姿勢認識部
32 サウンドボックス設定部
33 サウンドボックス認識部
34 サウンドボックスデータベース
35 サウンドボックス登録部

Claims (6)

  1. (a)室内空間において複数のステレオカメラにより該室内空間を撮像し、前記各ステレオカメラ単位で視野内の撮像画像と室内の座標系に基づいた距離画像を生成する画像処理手段と、
    (b)前記各ステレオカメラからの距離情報に基づき、ユーザの位置を抽出する手段と、
    (c)ユーザが反応すべきガイド音声を伝える3次元サウンドスピーカと、
    (d)ユーザが反応すべき空間に配置されたサウンドボックスとを備え、
    (e)3次元サウンドスピーカからのガイド音声に基づいて、ユーザがサウンドボックスにタッチしたか否かを識別する手段とを具備することを特徴とするアミューズメント装置。
  2. 請求項1記載のアミューズメント装置において、前記サウンドボックスの位置と大きさ、入出力動作の態様、操作音を可変に設定可能にしてなるアミューズメント装置。
  3. 請求項2記載のアミューズメント装置において、前記サウンドボックスの設定内容を登録可能とするアミューズメント装置。
  4. 請求項1記載のアミューズメント装置において、ユーザは前記3次元サウンドスピーカからのガイド音声を頼りに該音声が発せられたサウンドボックスに対して、一定の時間内にタッチすることにより得点し、サウンドボックスの場所を間違えたり、一定時間内にタッチできなかった場合には減点されることを特徴とするアミューズメント装置。
  5. 請求項1記載のアミューズメント装置において、前記サウンドボックスを楽器の操作部位に対応させて、前記3次元サウンドスピーカの音声指示に従って前記サウンドボックスへの反応により楽器を奏でることを特徴とするアミューズメント装置。
  6. 請求項5記載のアミューズメント装置において、前記楽器の操作部位は鍵盤であることを特徴とするアミューズメント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010010849A1 (ja) * 2008-07-25 2010-01-28 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲーム装置、ゲーム制御方法、情報記録媒体、及び、プログラム

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