JP2004357807A - 電子内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【構成】内視鏡先端部11に、対物光学系20によって形成された被写体像を電気的な画像信号に変換するCCD撮像素子30と、前記対物光学系20、撮像素子を対物光学系20の光軸方向に移動させるマイクロモータ40、50を備えた電子内視鏡であって、前記内視鏡の他端部に内蔵された、前記マイクロモータ40、50を駆動制御するモータドライブ回路80を備え、該モータドライブ回路80と前記マイクロモータ40、50とをシールド線41、51によって接続した。
【選択図】 図1
Description
【発明の技術分野】
本発明は、医療及び工業等の分野に用いられる電子内視鏡に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
従来、内視鏡先端部にビデオカメラを搭載した電子内視鏡において、焦点距離を可変する可変焦点機構を備えた拡大観察内視鏡や、焦点調節機構を備えたオートフォーカス内視鏡などが知られている。例えば消化器官の診断に用いられる拡大観察電子内視鏡は、内視鏡先端部に、ビデオカメラとして観察対象を撮像する対物光学系および撮像素子を備え、対物光学系を広角視野または拡大視野(狭視野)に切り換えて撮像し、撮像素子から出力される撮像信号を信号処理してビデオ信号を出力し、モニタに映像を映し出す。通常、術者は、対物光学系を広視野に設定して体内挿入部を患者の体腔内に挿入し、モニタに映し出された映像を観察しながら屈曲操作して所定の部位まで内視鏡先端部を誘導し、患部を精細に観察するときに、対物光学系を拡大側に切り換えて狭い範囲を拡大してモニタに映し出して精細に観察する。このような機能を備えた電子内視鏡が、特許文献1、2、3により提案されている。
【0003】
この従来の電子内視鏡は、図3に示したようように、内視鏡先端部111に、先端側から固定レンズ系121および可動レンズ系122を備えた対物レンズ系120と、対物レンズ系120により結像された被写体像を電気的な画像信号に変換する撮像素子130と、可動レンズ系122を光軸方向に移動させる第1駆動手段140と、撮像素子130を光軸方向に移動させる第2駆動手段150を備えている。
【0004】
さらに内視鏡先端部111内には、図示しない体外に位置する光源から、被写体を照明する照射光を導く送光ケーブル160が収納されている。光源から送光ケーブル160内に導入され、送光ケーブル160内を導かれた照明光は、送光ケーブル160の先端面から、内視鏡先端部111の先端面に固定された照射レンズ161を通って被写体に照射される。この公知例では、第2駆動手段150が撮像素子130を広角位置と拡大位置に移動させて変倍し、第1駆動手段140が可動レンズ系122を光軸方向に移動させて焦点調節する。
【0005】
第1、第2駆動手段140、150として、通常、ステッピングモータやブラシレスモータなどが使用される。しかも第1、第2駆動手段140、150は、内視鏡先端部に組み込まれるため、超小型なもの、例えば直径2mm程度のマイクロモータが使用される。さらに、これらのモータを駆動制御するモータドライバ回路180は、形状、大きさ的に内視鏡先端部111に組み込むことが困難なため、内視鏡操作部か、外部装置との接続部112内に配置される。そのため、第1、第2駆動手段140、150とモータドライバ回路180との電気的接続は、内視鏡内を通る長いリード線141、151を介して行われることとなり、リード線141、151からEMC不要輻射ノイズを多く発生しやすい構造になっていた。同様に、撮像素子130と撮像素子駆動回路170も内視鏡内を通る長い信号線131によって接続されているので、信号線131に不要輻射ノイズが混入しやすく、撮像信号を劣化させるおそれがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−258165号公報
【特許文献2】
特開2002−258166号公報
【特許文献3】
特開2002−253489号公報
【0007】
【発明の目的】
本発明は、内視鏡先端部に電動手段および撮像手段を内蔵した電子内視鏡の問題に鑑みてなされたものであり、電動手段を作動させてもノイズによる映像信号の劣化を生じることがない電子内視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】
この目的を達成する本発明は、内視鏡先端部に、対物光学系によって形成された被写体像を電気的な画像信号に変換する撮像手段と、前記対物光学系または撮像手段を対物光学系の光軸方向に移動させる電動手段を備えた電子内視鏡であって、前記内視鏡の他端部または外部に備えられた、前記電動手段を駆動制御する駆動手段を備え、該駆動制御手段と前記電動手段とをシールド線によって接続したことに特徴を有する。
この構成によれば、電動手段をパルス電圧等によって駆動しても、シールド線内で発生する不要輻射ノイズはシールド線のシールド部分で吸収されるので、不要輻射ノイズがシールド線外に漏れることがなく、撮像手段から出力される映像信号にノイズを混入させることもない。
【0009】
前記シールド線のシールド被覆は、前記駆動手段のグランド端子に接続することが好ましい。
前記電動手段は、実際的には、前記対物光学系の可動レンズ群を移動させて焦点調節する焦点調節手段、または前記撮像手段を前記対物光学系の光軸に沿って移動させて変倍する変倍手段を構成する。これら電動手段は、ステッピングモータまたはブラシレスモータが適している。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用した電子内視鏡の実施形態の要部の断面示す図である。
【0011】
本実施形態に係る電子内視鏡は、内視鏡先端部11に、先端側から固定レンズ系21および可動レンズ系22を備えた対物レンズ系20と、対物レンズ系20により結像された被写体像を電気的な画像信号に変換するCCD撮像素子30と、可動レンズ系22を光軸方向に図示しない駆動機構を介して移動させる第1のマイクロモータ40と、CCD撮像素子30を光軸方向に図示しない駆動機構を介して移動させる第2のマイクロモータ50を備えている。本実施形態では、第2のマイクロモータ50が、撮像素子30を光軸方向に離反した広角位置と拡大位置に移動させて変倍し、第1のマイクロモータ40が可動レンズ系22を光軸方向に移動させて焦点調節する。なお、撮像素子はCCDタイプに限られず、CMOSタイプの撮像素子も使用できる。
【0012】
さらに内視鏡先端部11内には、図示しない体外に位置する光源から、被写体を照明する照射光を導く送光ケーブル60が収納されている。光源から送光ケーブル60内に導入され、送光ケーブル60内を導かれた照明光は、送光ケーブル60の先端面から、内視鏡先端部11の先端面に固定された照射レンズ61を通って被写体に照射される。なお、送光ケーブル60は、通常、光ファイバー束が使用される。
【0013】
内視鏡の他端部には、図示しないが、外部のビデオ回路、光源等を内蔵するプロセッサ装置のコネクタと接続されるコネクタ部12を備えている。このコネクタ部12内に、CCD撮像素子30を駆動して撮像動作させるCCD駆動回路70と、第1、第2のマイクロモータ40、50の駆動を制御するモータドライバ回路80が内蔵されている。
【0014】
CCD駆動回路70とCCD撮像素子30とは、シールド信号線31によって接続され、モータドライバ回路80と、第1、第2のマイクロモータ40、50とは、シールド線41、51によって接続されている。本実施形態のシールド線41、51は、心線42、52の周囲をシールド用の網組43、53で覆った構造である。さらに本実施形態では、シールド線41、51の網組43、53を、モータドライバ回路80の基板上のグランド端子(パターン)81に半田付け等により接続してある。
【0015】
このように本発明の実施形態は、モータドライバ回路80とマイクロモータ40、50とをシールド線41、51で接続しているので、マイクロモータ40、50をパルス駆動して、シールド線41、51の心線42、52から不要輻射ノイズが放射されても、その不要輻射は網組43、53に吸収されるので、CCD撮像素子30に悪影響することがなく、シールド信号線31を伝送される映像信号にノイズを混入させることがない。
【0016】
マイクロモータ40、50としてブラシレスモータを使用した場合は正逆自在に回転させるため、ステッピングモータを使用した場合は、複数相のパルスを伝送するため複数の線が必要になる。複数本のシールド線を使用すると全体としてシールド線が太くなるので、この場合は互いに絶縁された複数芯のシールド線を使用することが好ましい。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り本発明は、内視鏡先端部に撮像手段および電動手段を内蔵した電子内視鏡において、内視鏡の端部または外部に備えられた、前記電動手段を駆動する駆動制御手段と前記電動手段とをシールド線によって接続したので、電動手段をパルス駆動しても、シールド線からEMC不要輻射ノイズが外部に漏れるおそれがなく、撮像手段から出力される映像信号を劣化させるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子内視鏡の実施形態の要部を断面で示す図である。
【図2】同実施形態の、マイクロモータとモータドライバ回路とを接続するシールド線のモータドライバ回路との接続状態を示す図である。
【図3】従来の電子内視鏡の実施形態の要部を断面で示す図である。
【符号の説明】
11 内視鏡先端部
20 対物レンズ系
21 固定レンズ系
22 可動レンズ系
30 CCD撮像素子
40 第1のマイクロモータ
50 第2のマイクロモータ
41 51 シールド線
42 52 心線
43 53 網組
60 送光ケーブル
70 CCD駆動回路
80 モータドライバ回路
Claims (5)
- 内視鏡先端部に、対物光学系によって形成された被写体像を電気的な画像信号に変換する撮像手段と、前記対物光学系または撮像手段を対物光学系の光軸方向に移動させる電動手段を備えた電子内視鏡であって、
前記内視鏡の他端部または外部に備えられた、前記電動手段を駆動制御する駆動手段を備え、該駆動制御手段と前記電動手段とをシールド線によって接続したこと、を特徴とする電子内視鏡。 - 前記シールド線のシールド被覆を、前記駆動手段のグランド端子に接続した請求項1記載の電子内視鏡。
- 前記電動手段は、前記対物光学系の可動レンズ群を移動させて焦点調節する焦点調節手段を構成する請求項1または2記載の電子内視鏡。
- 前記電動手段は、前記撮像手段を前記対物光学系の光軸に沿って移動させて変倍する変倍手段を構成する請求項1から3のいずれか一項記載の電子内視鏡。
- 前記電動手段は、ステッピングモータまたはブラシレスモータである請求項3または4記載の電子内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003157409A JP2004357807A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 電子内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004357807A true JP2004357807A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34051120
Family Applications (1)
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JP2003157409A Withdrawn JP2004357807A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 電子内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004357807A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1952750A1 (en) * | 2005-11-22 | 2008-08-06 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscope |
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2003
- 2003-06-03 JP JP2003157409A patent/JP2004357807A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1952750A1 (en) * | 2005-11-22 | 2008-08-06 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscope |
EP1952750A4 (en) * | 2005-11-22 | 2014-12-31 | Olympus Medical Systems Corp | Borescope |
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