JP2004357772A - アクチュエーター装置 - Google Patents

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泰雄 渡辺
Kenichi Nakayama
健一 中山
Katsuhiro Sugiyama
克浩 杉山
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    • A61B17/16Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans

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Abstract

【課題】各種医療分野、医療に関連する研究分野等で有用であって、必要な組織、部位にアクセスする場合に、ミクロン単位で調整可能なアクチュエーター装置を提供すること。
【解決手段】アクチュエーター装置は、ステッピングモータ10と、このステッピングモータ10の回転が伝達されるボルト部11と、このボルト部11の回転により昇降されるナット部12と、このナット部12の昇降をガイドするガイド部13と、このガイド部13とナット部12間に設けられたリニアガイド機構14から構成されているアクチュエーター1と、このアクチュエーター1の動作を制御する回転制御手段としての制御用PC部2及びモータ制御部3から構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療分野及びその関連分野に有用なアクチュエーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人体等の診断、治療、処置、予防、研究等において、必要な組織、部位に、機器を用いてアクセスする場合に、他の組織を傷つけることなく行えることが望ましい。
従来、診断、治療等の対象となる組織、部位にアクセスする手段として、例えば、内視鏡、医療処置具等が組み込まれたカテーテルが知られている(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】
実開平5−33736号公報(図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者が問題とする従来のカテーテル等の課題は、必要な組織、部位へのアクセスが最後は医師の手作業で行われている点である。
前記特許文献1のカテーテルにおいても、カテーテルの先端部2の移動方向を操作するワイヤー8は、操作部30のツマミ22を手動で回すことで、操作されている(特許文献1、図5参照)。
しかし、手作業での微妙な位置調整作業は、医師の長年の経験と勘が必要であった。また、僅かな手元の狂いにより、治療対象外の正常な組織、部位を傷つけるおそれもあった。
【0004】
そこで、本願発明は、上記問題点に鑑み完成されたもので、各種医療分野、医療に関連する研究分野等で有用であって、必要な組織、部位にアクセスする場合に、ミクロン単位で調整可能なアクチュエーター装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明は、ステッピングモータと、このステッピングモータの回転が伝達されるボルト部と、このボルト部の回転により昇降するナット部と、このナット部の昇降をガイドするガイド部と、このガイド部と前記ナット部間に設けられたリニアガイド機構を備えたアクチュエーターを用いる。
このアクチュエーターは、ステッピングモータを用いているので、微細な回転制御が可能となる、ステッピングモータの回転が伝達されるボルト部の回転をナット部の昇降動作に変換することで、高推進力を得ることができる、ナット部とガイド部の間隙がリニアガイド機構によって調整され、ナット部のガタを抑えることができる、アプリケーション構成が簡易であることで、小型化が可能となる等の特徴を備えている。
このような特徴を備えたアクチュエーターが回転制御手段によって制御されることで、前記連動部が動作され、従来の手作業による調整によっては達成不可能な、マイクロメートル(ミクロン)単位の連動部の微調整が可能で、かつ、高い推進力(高トルク)が発揮されるアクチュエーター装置を提供することができる。
【0006】
具体的なアクチュエーター装置としては、前記連動部にカテーテルの操作用のワイヤが取付けられているカテーテル用のアクチュエーター(請求項2に記載の発明)、前記連動部に手術用のドリルが取付けられている手術用のアクチュエーター(請求項3に記載の発明)、前記連動部にリハビリ用の調整部が取付けられているリハビリ用のアクチュエーター(請求項4に記載の発明)、前記連動部にヘルニア治療用の切開ならびに摘出器具が取付けられているヘルニア治療用のアクチュエーター(請求項5に記載の発明)、前記運動部に血管壁や血管の内部検査用等のカテーテルや触覚センサーが取り付けられている血管検査用等のアクチュエーター装置(請求項6記載の発明)等がある。
なお、これらのアクチュエーター装置に限定されるものではなく、請求項1の発明の範囲内で、各種医療分野、医療に関連する研究分野等で利用できるアクチュエーター装置が含まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記各発明に対応する実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1はアクチュエーター装置の基本構成図、図2は図1の同装置を構成するアクチュエーターのA−A線の要部断面説明図、図3は同装置の構成ブロック図、図4は同装置によって実行されるプログラムの流れ図である。
これら各図及び後述する各図において、同一の構成は同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
【0008】
[アクチュエーター装置の基本構成]
図1に示したように、アクチュエーター装置は、アクチュエーター1と、このアクチュエーター1の動作を制御する回転制御手段としての制御用PC部2及びモータ制御部3から構成されている。
【0009】
前記アクチュエーター1は、ステッピングモータ10と、このステッピングモータ10の回転が伝達されるボルト部11と、このボルト部11の回転により昇降されるナット部12と、このナット部12の昇降をガイドするガイド部13と、このガイド部13とナット部12間に設けられたリニアガイド機構14から構成されている。
【0010】
前記ボルト部11とナット部12は、ボールねじが用いられ、ナット部12の円滑な昇降が可能となっている。
前記リニアガイド機構14は、図2に示したように、ガイド部13とナット部12間に必要不可欠なクリアランスにボールベアリング120を配置したもので、ナット部12の昇降を妨げることなく、ナット部12の昇降時のガタを防止する。
また、この前記リニアガイド機構14を構成する前記ガイド部13側には、溝130が形成され、図2に示したように、この溝130をナット部12のボールベアリング120が摺動するため、前記ガイド部13が前記ナット部12の回転を拘束できる。その結果、前記ナット部12がその回転を前記ガイド部13により拘束させつつ昇降できるようになっている。
なお、符号「15」は、連動部を構成する出力軸である。
【0011】
前記ステッピングモータ10に対する回転の制御は、前記制御用PC部2が各種指令信号を前記モータ制御部3に出力し、その信号に基づき前記モータ制御部3が前記モータ10に動作信号を出力することにより行われる。
【0012】
前記ステッピングモータ10は、その一回転を500分割することで、1ステップで2ミクロン、さらに分割して1ミクロン毎に、前記連動部15を前進、後進させることができるものを用いる。
【0013】
前記制御用PC部2は、図3に示したように、図示しないキーボート、マウス等の入力装置からの信号のインターフェースとなる動作量入力ユーザインターフェース20と、プログラムを格納したメモリ手段及びそのプログラムを実行するCPU、演算結果を一時的に保存するレジスタ等から構成される動作量演算部21と、前記アクチュエーター1の動作位置等をディスプレイ等に表示する動作位置表示部22とからなる。
【0014】
前記動作位置表示部22によって表示される表示例を図4に示す。
この表示例では、ディスプレイの画面上、その上部に前記アクチュエーター1の出力端(連動部)15の現在位置を表示する表示欄220が設けられている。ここで現在位置とは、前記出力端(連動部)15の初期位置を起点とした場合の移動距離を示している。
また、左上部に前記アクチュエーター1の動作速度を表示する表示欄221、右上部に前記アクチュエーター1の出力端15の動作量を表示する表示欄222が設けられている。
前記表示欄221には前記動作速度を調整するための矢印ボタン、前記表示欄222には前記動作量を調整するための矢印ボタンが表示される。よって、診断等の対象となる組織、部位に応じて、アクセスの速度、距離を調整し、例えば、ミクロン単位で前記連動部15の前進、後退を制御できる。
【0015】
また、前記アクチュエーター1の連動部15の前進ボタン223、後退ボタン224、原点(起点)に戻すボタン225、緊急停止ボタン226が表示される。
【0016】
前記モータ制御部3は、図3に示したように前記動作量演算部21からの信号を解析する信号解析部30、この信号解析部30からの信号に基づき前記ステッピングモータ10に動作電流信号を出力するステッピングモータ制御部31、この制御部31からの信号に基づき、前記動作量演算部21に動作完了信号を出力する信号発信部32からなる。
【0017】
上記構成において、マウス等で表示欄221の矢印ボタンにより動作速度が調整され、また前記表示欄222の矢印ボタンにより動作量が調整され、前記各ボタン223〜226がクリックされると、その信号が前記インターフェース20を介して前記動作量演算部21に出力される。この演算部21で動作命令信号が生成されるとともに、前記モータ制御部3の信号解析部30に入力され、その解析信号がステッピングモータ制御部31に送られる。そして、その制御部31が前記モータ10に動作信号を送り、モータ10を回転させる。
一方、前記ステッピングモータ制御部31は、前記動作信号を前記信号発信部32にも送出されており、この信号に基づき信号発信部32は、前記動作量演算部21に動作完了信号を送る。その結果、前記動作位置表示部22がディスプレイ上の前記表示欄220に現在位置を表示する。
【0018】
次に、前記プログラムのフローチャートにつき、図5及び図6に基き説明する。
前記制御用PC2がオンされ、プログラムが起動されると、まずステップ1で、モータ制御部3と制御用PC2間の通信テストが行われる。
次のステップ2において、この通信テストが良好か否かがで判断され、良好でなければ、ステップ3に進みディスプレイ等に警告が表示され、ステップ4に進むが、良好であればそのままステップ4に進み処理が終了したか否かが判断される。
このステップ4において、Noと判断されれば、ステップ5において、モータ制御処理に進み、一方、Yesと判断されれば、このメインルーチンを終了する。
【0019】
次に、前記モータ制御処理のサブルーチン(図6)につき説明する。
上述のように、このモータ制御処理は、メインルーチンが終了するまで、繰り返し行われるもので、ステップ100でアクチュエーターの動作方向(前後)、距離、速度が入力されると、ステップ101に進み、回転方向、角度、速度が計算される。
次に、ステップ102に進み、モータの動作ステップ数が計算され、ステップ103に進み、前記モータ制御部3へ動作命令信号を出力させ、ステップ104に進む。
【0020】
このステップ104では、動作完了信号を受信したか否かが判断され、Noであれば、その動作完了信号を受信するまで、その処理を繰り返す。
一方、前記ステップ104において、動作完了信号が受信されたと判断された場合には、ステップ105に進み、動作距離から出力軸15の位置を計算し、ステップ106に進み、ディスプレイ上に前記現在位置で出力軸15の位置を表示させる処理を行った後、このモータ制御処理を終了する。
その後、前記ステップ4に戻る。
【0021】
以上のアクチュエーター装置によれば、ディスプレイの操作画面上において、アクチュエーター1の動作量をミクロン単位で調整することができ、また現在位置もミクロン単位で把握できる。よって、従来の手作業による調整によっては達成不可能な微細な調整が可能になる。しかも、アクチュエーター装置の連動部が、高い推進力(高トルク)により、目標とする部位、組織に確実に到達することで、治療対象外の正常な組織、部位を保護することができる。
【0022】
[カテーテルに応用するアクチュエーター装置]
このアクチュエーター装置は、図7に示したように、前記基本構成の制御用PC部に対して、入力装置としてジョイスティック4を接続し、前記モータ制御部3に第1のアクチュエーター1Aと、第2のアクチュエーター1Bを接続し、各出力軸15,15にそれぞれワイヤ5、5の一端を取付ける。
これらのワイヤ5,5の他端は、カテーテル6に通されてカテーテル6の先端に固定されている。
また、カテーテル6に通された治療器具7をカテーテル6の先端に臨ませることができるようになっている。
この治療器具7は、例えば先端にレンズを取付けた内視鏡等、薬を塗布するブラシ、バルーン等である。
【0023】
上記構成に対応させた構成ブロック図は、図8のように前記ジョイスティック4からの信号は、制御用PC部2の信号解析部23に出力される。
また、ステッピングモータ制御部として、第1のアクチュエーター1Aに対応させるステッピングモータ制御部31Aと、第2のアクチュエーター1Bに対応させたステッピングモータ制御部31Bを設けている。
【0024】
また、フローチャート図においては、図9に示したメインルーチンのように、ステップ1においてジョイスティック4が接続されているか否かの判断が行われ、ステップ2において警告表示が行われて、ステップ3に進むが、接続されていれば、そのままステップ3に進み、このステップ3以下において、前述の図5に示したステップ1以下の処理と同様の処理が行われる。
また、図10に示したモータ制御処理に移行した場合には、ステップ100において前記ジョイスティック4で動作方向が入力されるとステップ101に進み、レバーを倒した方向と時間により動作速度を計算し、ステップ102に進む。
このステップ102において、前記第1のアクチュエーター1Aと第2のアクチュエーター1Bの各モータについて回転方向、角度、速度が計算され、ステップ103に進み、各モータの動作ステップ数が計算され、ステップ104に進む。
このステップ104以下においては、前述の図6に示したステップ103以下の処理と同様の処理が行われる。
【0025】
より、詳細な具体的使用例を示せば、以下の通りである。
準備として、前記カテーテル6にカメラ、治療処置に応じた各種器具を取り付ける。
まず、手作業でカテーテル6を人体の血管等に挿入し、その先端部を患部付近まで送り出す。カテーテル6の先端が患部に近づいたら、前記カメラからの画面により、前記アクチュエーター装置を操作する。
即ち、前記ジョイスティック4の操作により、カテーテル6の先端を患部に停止させ、カテーテル6の先端に取り付けた治療機器により、薬剤の投与、検査、血栓や腫瘍の吸い取り、切開などを行う。
【0026】
以上のアクチュエーター装置によれば、上述の基本構成の作用効果に加え、カメラによる目視に加え、カテーテル6の先端の位置を正確に把握できる。
また前記カテーテル6の先端に血管壁の検査用センサを取付けて、センサを移動させる血管の検査に利用してもよい。
【0027】
なお、前記第1のアクチュエーター1Aと、第2のアクチュエーター1Bは、図示しない治具等によりクランプするようにしてもよいし、医師等が把持するようにしもよい。また、前記ワイヤ5の本数は2本に限定されるものではなく、また前記ワイヤの本数に応じてアクチュエーターを用意すればよい。
【0028】
[リハビリに応用するアクチュエーター装置]
このアクチュエーター装置は、従来、骨折した患者のリハビリ時には、関節の可動範囲を1日当り数ミリ毎に広げて動かすようなリハビリが行われており、このような手法が患者に苦痛を与えていることに鑑みなされたものである。
即ち、図11に示したように、前記基本構成のアクチュエーター1の出力軸15側又はモータ10側と人体の所定部位間に、所定の調整部10A、15Aを設ける。これらの調整部は、例えばパッド等で患者の違和感を緩和するものであればどのようなものでも良い。
なお、骨折した個所の関節を引っ張る場合には、例えば人体に掛けるリング状の調整部を用いればよい。
【0029】
このリハビリに応用するアクチュエーター装置では、図12の構成ブロック図のように制御用PC部2にタイマ24とステッピングモータ制御部31を組み込んでいる。
このタイマ24は、前記アクチュエーター1の動作時間を設定するもので、医師等が入力してもよいし、患者自体が入力してもよい。
【0030】
上記構成に対応させて、図13に示したプログラムの流れ図では、ステップ10において一日当りのアクチュエーター1の動作量が、動作量入力部4Aとしてのキーボード等から入力される。
ここでも、医師等が入力してもよいし、患者自体が入力してもよい。
次に、ステップ20に進み、一日当りの動作量に変更があるか否かが判断され、変更があればステップ30、ステップ40で順次、動作時間間隔が計算され設定され、タイマが設定されてステップ50に進む。一方、前記ステップ20において変更がなければ、そのままステップ50に進む。
このステップ50では、前記設定時間が経過したか否かが判断され、
時間が経過していなければ、上記ステップ10以降の処理が繰り返され、一方、時間が経過していれば、ステップ60に進み前記モータ10への動作信号が出力される。これによって、前記ステップ10で入力された動作量だけアクチュエーター1が動作する。
その後、ステップ70に進み動作距離がディスプレイ上等で表示され、ステップ80に進み、処理が終了したか否かが判断され、否であればステップ10以降の処理が繰り返され、一方、時間が経過していれば、この処理を終了する。
【0031】
以上のアクチュエーター装置によれば、骨折した患者のリハビリ時に、骨折した個所の関節にアクチュエーター1を配置し、微小な動作単位毎に動作させることで、患者の苦痛を緩和させることができる。
また上述のように、患者自身が動作量、動作時間を設定できるので、患者の挑戦する意欲を引き出すことができる。
【0032】
[手術に応用するアクチュエーター装置]
このアクチュエーター装置は、図14に示したように上述の図7に示した構成と略同一であり、両者が相違する点は、一本のアクチュエーター1を用いている点、前記出力軸15にドリル7を取付けている点である。
また、図15に示したように、このアクチュエーター装置の構成ブロックは、上述の図3及び図8に示した構成と略同一であるので、詳細な説明は省略する。
さらに、図16、図17に示したように、このアクチュエーター装置のプログラム流れ図も、上述の図9及び図10に示した流れ図と略同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0033】
この手術に応用するアクチュエーター装置は、次のような効果を奏する。
従来、実験動物の手術は、術者の手によって行われてきており、それらの動物はマウスやラット等、体が小さなものが多く、豊富な経験が必要であったが、このアクチュエーター装置によって、術者の経験に左右されずに、手術できる。
【0034】
詳細な具体的使用例を示せば、以下の通りである。
準備として、前記出力端15に手術用ドリル7を取り付ける。
実験用動物は、超音波診断装置等で観察しつつ、手術の状況をモニターする。
術者は超音波診断装置等からの情報を見ながら、前記ジョイスティック4等を操作し、対象外の組織等を傷つけないように手術する。
【0035】
[ヘルニア処置に応用するアクチュエーター装置]
ヒトの手術時にセンサーやカテーテル、微小カメラ、切開ならびに摘出器具を取り付けたアクチュエータを微小血管やヘルニア炎、さらには血管壁、内臓等の炎症、疾患部に到達させモニターを見ながら適切な処置が可能となる。
【0036】
本発明にかかるアクチュエーター装置は、ナノメータ(10−9)オーダーの微小距離におけるpush−pullの動作を可能とするもので、上述の医療機器等に限定されることなく、その他、注射器、穿孔器、小型カメラ等を取付けることもでき、マイクロオペレーションの可能性を高めることができる。
また、アクチュエーター装置は、万年筆程度のサイズにすることもでき、移動型から固定型まで広く応用することができる。
【0037】
【発明の効果】
本願発明によれば、ミリオン単位で調整可能、かつ、高推進力のアクチュエーターが、回転制御手段によって制御されることで、前記連動部が動作され、従来の手作業による調整によっては達成不可能な、マイクロメートル(ミクロン)単位の連動部の微調整ができる。
よって、カテーテル用のアクチュエーター、手術用のアクチュエーター、リハビリ用のアクチュエーター、ヘルニア治療用のアクチュエーター、血管検査用等のアクチュエーターのほか、本発明の範囲内で、各種医療分野、医療に関連する研究分野等で利用できるアクチュエーター装置に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかるアクチュエーター装置の構成概略図、
【図2】同装置の要部構成概略図、
【図3】同装置の構成ブロック図、
【図4】同装置の要部構成概略図、
【図5】同装置のプログラム流れ図、
【図6】同装置のプログラム流れ図、
【図7】別例アクチュエーター装置の構成概略図、
【図8】同装置の構成ブロック図、
【図9】同装置のプログラム流れ図、
【図10】同装置のプログラム流れ図、
【図11】別例アクチュエーター装置の構成概略図、
【図12】同装置の構成ブロック図、
【図13】同装置のプログラム流れ図、
【図14】別例アクチュエーター装置の構成概略図、
【図15】同装置の構成ブロック図、
【図16】同装置のプログラム流れ図、
【図17】同装置のプログラム流れ図である。
【符号の説明】
1 1A 1B アクチュエーター 2 制御用PC部
3 モータ制御部 10 ステッピングモータ
4 ジョイスティック 5 ワイヤ
6 カテーテル 7 ドリル
11 ボルト部 12 ナット部
13 ガイド部 14 リニアガイド機構
120 ボールベアリング 15 連動部
10A 15A 調整部
20 動作量入力ユーザインターフェース
21 動作量演算部 22 動作位置表示部
220 221 222 表示欄
223 224 前進ボタン 225 原点に戻しボタン
226 緊急停止ボタン 30 信号解析部
31 ステッピングモータ制御部
32 信号発信部

Claims (6)

  1. ステッピングモータと、このステッピングモータの回転が伝達されるボルト部と、このボルト部の回転により昇降するナット部と、このナット部の昇降をガイドするガイド部と、このガイド部と前記ナット部間に設けられたリニアガイド機構を備えたアクチュエーターを用い、
    前記ステッピングモータ側に、その回転を制御する回転制御手段を接続し、一方、前記ナット部に、その昇降に連動する連動部を接続したことを特徴とするアクチュエーター装置。
  2. 前記連動部には、カテーテルの操作用のワイヤが取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター装置。
  3. 前記連動部には、手術用のドリルが取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター装置。
  4. 前記連動部には、リハビリ用の調整部が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター装置。
  5. 前記連動部には、ヘルニア治療用の切開ならびに摘出器具が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター装置。
  6. 前記連動部には、血管壁や血管の内部検査、血管性疾患ならびに微小血管炎の治療用にカテーテルや触覚センサーが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター装置。
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