JP2004357335A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィールド読み出しモードとフレーム読み出しモードの2つの読み出しモードで信号を読み出すことが可能なインタラインCCD3(IT−CCD)を用い、CCD3の露光及び信号読み出しモードをシステム制御手段11にて制御し、短時間露光信号(Short信号)はフィールド読み出し、長時間露光信号(Long信号)はフレーム読み出しにより画像を取得し、これら2つの画像を信号合成手段7で合成することによりダイナミックレンジを拡大する。
【選択図】図1
Description
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、民生用固体撮像装置に一般的に用いられる固体撮像素子を1個用いることで安価で、且つCCDの画素数並みの画像解像度でダイナミックレンジを拡大した画像を撮影可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態1における固体撮像装置のブロック図である。同図において、1は光学レンズ、2は光学絞りと兼用の機械シャッター、3は固体撮像素子であり、本実施の形態1においては民生用固体撮像装置で一般に用いられているインタライン転送CCD(IT−CCD)であるとする。4は相関二重サンプリング回路と自動利得制御(AGC)回路から構成されるアナログ信号処理手段、5はA/D変換手段、6はA/D変換手段5によりデジタル信号に変換された画像信号を記憶する画像メモリである。7は画像メモリ6から読み出される2系統の画像信号を合成する信号合成手段である。
本発明の実施の形態1においては、短時間露光信号(以下これをshort信号と称す)と長時間露光信号(以下これをlong信号と称す)の2つの画像を撮影し、これを合成することでダイナミックレンジを拡大した画像を撮影することを特徴とする。このようなダイナミックレンジ拡大の原理を図8を用いて説明する。図8(a)、(b)は露光時の被写体の明るさ(固体撮像素子への入射光量)と固体撮像素子から出力される信号量の関係を示すものである。図8(a)に示すように長時間露光時は入射光により固体撮像素子のホトダイオード上に発生する電荷量が大きく、当然のことながら出力される信号量も大きくなる。しかしホトダイオードに蓄積される電荷量には上限が存在し、この上限を超えると飽和、つまり信号がつぶれてしまう現象が発生し、被写体像を正確に再現することができない。逆に図8(b)に示すように露光時間を短く設定すれば飽和を回避することは可能であるが、今度は被写体内の低輝度部分のS/Nが劣化する。そこで長時間露光により得られた信号(long信号)と短時間露光で得られた信号(short信号)を用いて、低輝度部はlong信号、高輝度部はshort信号からなる画像を合成すれば、被写体の低輝度部から高輝度部までを再現でき、撮像装置のダイナミックレンジを拡大することが可能となる。この際に、short信号にはlong信号との露光量の比(露光時間の比)に相当するゲインを乗じた後(図8(c))に合成を行えば図8(d)に示すように露光量の比に応じたダイナミックレンジの拡大が実現できる。例えばlong信号とshort信号の露光量比(露光時間比)が1:Dの場合、ダイナミックレンジはD倍に拡大可能である。
以下、上記の原理に従って撮影画像のダイナミックレンジを拡大可能な撮像装置の具体例に関し説明する。
まず、short信号とlong信号の撮影方法に関し図9を用いて説明する。図9は固体撮像素子3における被写体像の露光及び露光した信号の読み出しに関するタイミングチャートである。同図において(a)は垂直方向の同期信号、(b)は固体撮像素子3のホトダイオードからの信号電荷読み出しを制御する読み出し制御パルス、(c)は機械シャッター2の開閉状態、(d)は固体撮像素子3のホトダイオード上の露光信号、(e)は固体撮像素子3から出力される信号を示す。
short信号の露光時は、機械シャッター2を開放状態にし、電子シャッター機能を用いて必要な露光時間、例えば1/1000秒間露光を行う。1/1000秒の露光が終了した後、読み出し制御パルスによりホトダイオード上の蓄積電荷は垂直転送CCDに移動させる。このとき固体撮像素子3はフィールド読み出しモードで駆動するものとし、図2(a)で説明したようにホトダイオード上の蓄積電荷を垂直転送CCD上で混合し、外部に読み出す。この際読み出す画像信号は第1フィールド分の信号のみとする。図10にフィールド読み出しモードで読み出されたshort信号を示す。なお固体撮像素子3の垂直方向のホトダイオードの数はN個(説明の便宜上、Nは偶数とするがこれに限るものではない。)とする。図10に示すように読み出されたshort信号はYe、Cy、G、Mgの4色の信号がそれぞれ加算されたYe+Mg、Cy+G、Ye+G、Cy+Mgの4種類の信号となる。またその垂直方向のライン数はホトダイオードの垂直方向の個数Nの1/2となる。
次に、short信号を読み出している間に、long信号の露光を行う。long信号の露光期間は例えば1/100秒とする。long信号の露光時間は機械シャッター2の開閉で制御するものとし、long信号の露光開始後1/100秒後に機械シャッター2を閉じ露光を完了する。このように機械シャッター2を閉じることで、長時間露光したその信号は読み出し中に余分に露光されることがない。
long信号の露光が完了すると読み出し制御パルスによりホトダイオード上の蓄積電荷は垂直転送CCDに転送される。このとき固体撮像素子3はフレーム読み出しモードで駆動するものとし、図2(c)で説明したように垂直方向の奇数ラインに相当するホトダイオードの電荷を第1フィールド分だけ読み出しを行う。第1フィールドの信号読み出し終了後に、今度は垂直方向の偶数ラインに相当するホトダイオードの電荷を読み出し(第2フィールド)、これによってlong信号は1フレームに相当する信号を固体撮像素子3から読み出す。なお、図9(a)に示した垂直同期信号の周期は例えば1/100秒とし、固体撮像素子3からの1フィールド分の信号読み出しは、垂直同期信号の1周期内で完了するものとする。図11にフレーム読み出しモードで読み出されたlong信号を示す。図11に示すように読み出されたlong信号は第1フィールドはYe、Cyの2色の信号となり、第2フィールドはG、Mgの2色の信号となる。またその垂直方向のライン数は各フィールドでホトダイオードの垂直方向の個数Nの1/2であり、2つのフィールドを合わせると1フレームに相当するNラインの信号となる。
以上のような露光及び信号読み出しを行うことで、露光時間の異なる2つの信号、つまり1フィールド画像であるshort信号と1フレーム画像であるlong信号を得ることが可能である。なお、short信号は水平ライン数がlong信号の1/2であるため、short信号はlong信号に比べ画素数の少ない信号となっている。
次に、固体撮像素子3で得られた露光時間の異なる2つの信号は、アナログ信号処理手段4を経てA/D変換手段5によりデジタル信号に変換され画像メモリ6に一旦記憶される。
画像メモリ6からはlong信号とshort信号が読み出される。なお、画像メモリ6からlong信号を読み出す際、long信号は第1フィールドの1ライン目、第2フィールドの1ライン目、第1フィールドの2ライン目、というように1フレーム画像としてみた場合の先頭ラインから順に読み出されることとする。画像メモリ6から読み出されたlong信号は2水平ライン加算手段701に送られる。2水平ライン加算手段701においては、フレーム信号としてみた場合に隣接する上下2ラインのlong信号が加算混合される。これはlong信号とshort信号を合成する際に、2つの信号の信号形式が異なると合成ができないためであり、よってlong信号に対しては2水平ライン加算手段701により、固体撮像素子3の垂直転送CCD上での画素混合と同一の処理を施し、short信号に対しては補間手段702により1フィールド画像を1フレーム画像に変換する。
図12(a)に2水平ライン加算手段701において隣接する上下2ラインの信号が加算混合された後のlong信号を、図12(b)に補間処理前のshort信号を、図12(c)に補間処理後のshort信号を示す。図12(a)と(c)に示すように、long信号に対する2水平ライン加算処理及びshort信号に対する補間処理によって、long信号とshort信号の信号形式が合致する。
補間手段702では、図12(b)に示すフィールド画像を補間処理により同図(c)に示すフレーム画像に変換するが、その方法について以下に説明する。
例えば図12(b)における第2ラインと第3ラインの間の水平ライン信号を補間処理により求める場合、Ye+G、Cy+Mgの信号からなる水平ライン信号をつくる必要がある。このとき最も近傍のYe+G、Cy+Mgの信号からなるラインは第2ラインと第4ラインであるため、この両者から補間処理により第2ラインと第3ラインの間のラインを求める。但し補間処理により水平ライン信号を求める位置と、第2ライン、第4ラインとの空間的距離は等距離ではないため、その距離に応じて重み付けが必要となる。そこで補間手段702においては、連続して入力される3ラインの水平ライン信号のうち中心を除く上下両端のラインが乗算器70203、70204に入力される構成であるため、この乗算器70203、70204で乗じる数をそれぞれ1/4、3/4として重み付けし、その乗算結果を加算器70205にて加算すればよい。
なお、乗算器70203、70204にて乗算される数は、補間処理により水平ライン信号を求める位置と、第2ライン、第4ラインとの空間的距離の比が1:3であることから決定する。
同様に、第3ラインと第4ラインの間の水平ライン信号を補間処理により求める場合、Ye+Mg、Cy+Gの信号からなる水平ライン信号をつくる必要がり、このとき最も近傍のYe+Mg、Cy+Gの信号からなるラインは第3ラインと第5ラインであるため、この両者との距離の比に応じた重み付けを行い、補間処理により第3ラインと第4ラインの間のラインを求めることができる。
本発明の実施の形態1と異なり、本発明の実施の形態2においてはlong信号とshort信号を合成する際に使用する合成係数をlong信号から抽出した輝度信号の信号レベルをもとに決定する。
そのためlong信号から輝度信号を抽出する手段である輝度信号抽出手段70401を重み付け加算手段704内に有する。
long信号から抽出した輝度信号(long輝度信号)をもとに合成係数を決定する方法を以下に説明する。
また、輝度信号はlong信号から抽出される低周波成分といえるため、この輝度信号をもとに合成係数を求める場合、合成係数決定に対しlong信号中のノイズ成分が及ぼす影響を低減することができる。
図20は、本発明の実施の形態3における固体撮像装置のブロック図である。同図において、光学レンズ1、光学絞りと兼用の機械シャッター2、固体撮像素子3、アナログ信号処理手段4、A/D変換手段5、画像メモリ6、シャッター駆動手段9、固体撮像素子駆動手段10、2水平ライン加算手段701、輝度信号抽出手段70401、補間手段702の機能、動作は本発明の実施の形態1及び実施の形態2と同様であるため、図1から図19と同一の番号を付して説明は省略する。
本発明の実施の形態3においても、短時間露光信号(short信号)と長時間露光信号(long信号)の2つの画像を撮影し、これを合成することでダイナミックレンジを拡大した画像を撮影する点は本発明の実施の形態1及び2と同様である。しかし本発明の実施の形態3においては、輝度信号と、後に色信号として処理される信号とで個別に短時間露光信号(short信号)と長時間露光信号(long信号)の合成を行うことを特徴とする。
そのために本発明の実施の形態3においては本発明の実施の形態1の場合と同様に、画像メモリ6から読み出されたlong信号は、2水平ライン加算手段701においては、フレーム信号としてみた場合に隣接する上下2ラインのlong信号が加算混合される。これはshort信号が固体撮像素子3の垂直転送CCD上で画素混合されているため、これにlong信号を合わせるための措置である。
2水平ライン加算手段701において隣接する上下2ラインの信号が加算混合された後のlong信号及び補間手段702において補間処理されたshort信号は、図12(a)、(c)示す通りであり、本発明の実施の形態1と同様にlong信号に対する2水平ライン加算処理及びshort信号に対する補間処理によって、long信号とshort信号の信号形式が合致している。
本発明の実施の形態4における固体撮像装置は、図20に示した本発明の実施の形態3に対し、2水平ライン加算手段70401の出力に対する間引き手段22が追加され、これに伴い補間手段702、1ラインメモリ17、18が削除され、さらに信号合成手段、同時化手段、デジタル信号処理手段、システム制御手段の構成・機能が異なる(本発明の実施の形態4では信号合成手段23、同時化手段24、デジタル信号処理手段25、システム制御手段26と付番し区別する)点が主な相違点であるため、以下、本発明の実施の形態3と同様の処理内容部分に関しては説明は省略し、本発明の実施の形態3と異なる部分のみ説明する。図30は、本発明の実施の形態4における固体撮像装置のブロック図である。同図において、間引き手段22は2水平ライン加算手段701の出力からその水平ライン信号を間引き、1フレーム画像を1フィールド画像に変換する手段である。信号合成手段23は、間引き手段22及び画像メモリ6の出力を輝度信号合成手段13にて求められる合成係数kに基づき合成する手段である。同時化手段24は、信号合成手段23の出力を同時化処理する手段である。
以上のように構成された本発明の実施の形態4の固体撮像装置に関し、以下その動作を説明する。
なお本発明の実施の形態1において、short信号はフィールド読み出しモードで読み出した1フィールド画像としたがこれに限るものではなく、例えば垂直方向に水平ライン信号を間引いて読み出す構成も考えられる。一例としては、図33に示すように固体撮像素子3からshort信号を読み出す場合に垂直方向に3ライン毎に1ラインの信号を読み出す構成が考えられる。この場合、short信号は固体撮像素子上で上下2つのホトダイオードに蓄積された電荷が混合されずに読み出されるため、long信号に対する2水平ライン加算処理が不要となる。また、図4に示した補間手段702による補間処理においては、short信号の水平ライン数をlong信号に合わせるように補間処理を行う必要がある。つまり補間手段702においてはshort信号の各水平ライン信号間に2ライン分の水平ライン信号を補間処理により作成することになる。これによりshort信号とlong信号は同一の信号形式となり図4に示した重み付け加算手段703により合成することが可能となる。この場合、合成係数kは上下2水平ライン加算されていないlong信号の各画素の信号レベルから例えば図13に示したような方法で求めればよい。なお、このようにshort信号を間引いて読み出す場合はlong信号に対する2水平ライン加算処理が不要と記したがこれに限るものではなく、long信号、short信号ともに2水平ライン加算処理を施した後に、合成処理を行う構成も考えられる。
また、本発明の実施の形態1において、信号合成手段7では、合成係数kはlong信号ではなくフレーム画像に変換したshort信号から求める構成も考えられる。
また、フレーム画像に変換したshort信号ではなく、フィールド画像であるshort信号から合成係数kを求める構成も考えられる。この場合、図12からわかるようにlong信号の偶数ラインに対応するshort信号は存在しないため、このままでは合成係数を決定することができない。この場合、long信号の偶数ラインに対応する位置の合成係数は周辺のshort信号もしくは周辺の合成係数から求めればよい。
また、本発明の実施の形態2において、信号合成手段7では、合成係数kはlong輝度信号ではなくフレーム画像に変換したshort信号から抽出される輝度信号(short輝度信号)から求める構成も考えられる。また、フレーム画像に変換したshort信号から抽出される輝度信号ではなく、フィールド画像であるshort信号から抽出される輝度信号から合成係数kを求める構成も考えられる。この場合、図12からわかるようにlong信号の偶数ラインに対応するshort信号は存在しないため、このままでは合成係数を決定することができない。この場合、long信号の偶数ラインに対応する位置の合成係数は周辺のshort輝度信号もしくは周辺の合成係数から求めればよい。
また、本発明の実施の形態3において、short信号はフィールド読み出しモードで読み出した1フィールド画像としたがこれに限るものではなく、一例としては、図33にあげたように垂直方向に水平ライン信号を間引いて読み出す構成も考えられる。この場合、short信号は固体撮像素子上で上下2つのホトダイオードに蓄積された電荷が混合されずに読み出されるため、例えば図40に示すような構成とすればよい。図40に示した構成ではshort信号の上下2画素混合を2水平ライン加算手段27(2水平ライン加算手段701と同様の手段であるが、区別するために付番を27とする)において行うため、結果的には図20に示した構成と同様の機能、効果を実現できる。但し、輝度信号補間手段12においてはshort信号の間引かれ方に応じて、補間処理の内容が変わることは言うまでもない。例えばshort信号が図30に示したように間引かれた信号の場合、例えば図41に示すようにshort輝度信号(図41(c))の各水平ライン間に2ラインづつの補間水平ライン信号を内挿により作成すればよい。また補間手段702においても同様にshort信号の間引かれ方に応じて、必要な水平ライン信号を作成すればよいことは言うまでもない。なお、図33にあげたように垂直方向に水平ライン信号を間引いて読み出す構成の場合、図40に2水平ライン加算手段701及び27の2つの2水平ライン加算手段を持つ構成を示したがこれに限るものではなく、2水平ライン加算手段701及び27を持たない構成も考えられる。この場合、輝度信号抽出手段70401に2水平ライン加算手段701及び27と同様の効果を有する手段を包含させることでlong信号とshort信号からの輝度抽出が可能である。またこのような2水平ライン加算手段701、27を有さない構成は、固体撮像素子3上に形成された色フィルターが例えばレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の原色からなり、一般に固体撮像素子3のホトダイオード上の電荷を混合せずに輝度信号と色信号を得る撮像方式においても有効である。
また、本発明の実施の形態3及び本発明の実施の形態4において、露光量の異なる2つの信号は1フィールド画像であるshort信号と1フレーム画像であるlong信号としたがこれに限るものではなく、固体撮像装置の用途によっては1フィールド画像であるlong信号と1フレーム画像であるshort信号としてもよい。この場合、long信号から得られるlong輝度信号に対し輝度信号補間手段12により垂直方向の補間処理を行い、補間処理後のlong輝度とshort輝度信号を輝度信号合成手段13において合成すればよく、その際に使用する合成係数は補間処理後のlong輝度信号から求めればよい。また、本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2と同様に補間処理前のlong輝度信号から抽出された輝度信号から合成係数を求める構成も考えられる。このように、1フィールド画像であるlong信号と1フレーム画像であるshort信号から合成信号を求めることで、高輝度部での解像度の高いダイナミックレンジ拡大画像が撮影可能である。
また、本発明の実施の形態3において、補間手段702は1ラインメモリを2個使用し、2水平ライン分の信号から補間処理を行う構成としたがこれに限るものではなく、例えば更に多数の1ラインメモリを用いて、更に多数の水平ライン信号から高次の内挿処理により補間処理を行う構成も考えられる。また、入力される1水平ラインを2回ずつ繰り返し出力することで水平ライン数を2倍にするいわゆる前値補間を行う構成も考えられる。
また、本発明の実施の形態4において、short信号はフィールド読み出しモードで読み出した1フィールド画像としたがこれに限るものではなく、一例としては、図33にあげたように垂直方向に水平ライン信号を間引いて読み出す構成も考えられる。この場合、short信号は固体撮像素子上で上下2つのホトダイオードに蓄積された電荷が混合されずに読み出されるため、例えば図40と同様に2水平ライン加算手段によりshort信号の上下2画素混合を行うようにすれば、結果的には図30に示した構成と同様の機能、効果を実現できる。但し、本発明の実施の形態3と同様に輝度信号補間手段12においてはshort信号の間引かれ方に応じて、補間処理の内容が変わることは言うまでもない。また間引き手段22においても同様にshort信号の間引かれ方に応じて、long信号がshort信号と同じ信号形式になるように間引きを行えばよいことは言うまでもない。
その場合、水平方向の間引き処理を行う前にlong信号及びshort信号の水平方向の帯域制限を行っておけば、間引き処理により不要な折り返しが発生しない。同様に垂直方向にも帯域制限を施せば、垂直方向の間引き処理に際しても不要な折り返しを回避可能であることは言うまでもない。
2 機械シャッター
3 固体撮像素子
4 アナログ信号処理手段
5 A/D変換手段
6 画像メモリ
7 信号合成手段
8 デジタル信号処理手段
9 シャッター駆動制御手段
10 固体撮像素子駆動制御手段
11 システム制御手段
Claims (16)
- 行列状に配置された複数個のホトダイオードと、前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を外部に出力するための転送手段を有する固体撮像素子と、前記ホトダイオードに入射する光を遮光する遮光手段と、前記固体撮像素子から出力される画像信号を合成する信号合成手段と、を有し、前記固体撮像素子は、第1露光として前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を第1の読み出し制御パルスの印加後に前記転送手段を介して出力し、更に、前記第1の読み出し制御パルス印加後、前記遮光手段による露光終了をもって完了する第2露光において前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を第2の読み出し制御パルスの印加後に前記転送手段を介して出力し、前記画像信号合成手段は、前記第1露光及び前記第2露光により撮影された画像信号を合成することを特徴とする固体撮像装置。
- 行列状に配置された複数個のホトダイオードと、前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を外部に出力するための転送手段を有する固体撮像素子と、前記ホトダイオードに入射する光を遮光する遮光手段と、前記固体撮像素子から出力される画像信号を合成する信号合成手段と、を有し、前記固体撮像素子は、第1露光として前記ホトダイオード上に蓄積された電荷の一部のみを第1の読み出し制御パルスの印加後に前記転送手段を介して出力し、更に、前記第1の読み出し制御パルス印加後、前記遮光手段による露光終了をもって完了する第2露光において前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を第2の読み出し制御パルスの印加後に前記転送手段を介して出力し、前記画像信号合成手段は、前記第1露光及び前記第2露光により撮影された画像信号を合成することを特徴とする固体撮像装置。
- 行列状に配置された複数個のホトダイオードと、前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を外部に出力するための転送手段を有する固体撮像素子と、前記ホトダイオードに入射する光を遮光する遮光手段と、前記固体撮像素子から出力される画像信号を合成する信号合成手段と、を有し、前記固体撮像素子は、第1露光として前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を第1の読み出し制御パルスの印加後にフィールド読み出しにより前記転送手段を介して出力し、更に、前記第1の読み出し制御パルス印加後、前記遮光手段による露光終了をもって完了する第2露光において前記ホトダイオード上に蓄積された電荷を第2の読み出し制御パルスの印加後に前記転送手段を介して出力し、前記画像信号合成手段は、前記第1露光及び前記第2露光により撮影された画像信号を合成することを特徴とする固体撮像装置。
- 第1露光の露光時間は電子シャッターにより制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 第2の読み出し制御パルスの印加後、第2露光においてホトダイオードに蓄積された電荷はフレーム読み出しにより出力されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 第1の読み出し制御パルスの印加後に読み出される画像は、第2の読み出し制御パルス印加後に読み出される画像に比べ、画素数の少ない画像であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 機械的な遮光手段は光学絞りを兼用することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 画素数の少ない画像信号とは1フィールドの画像信号であり、画素数の多い画像信号とは1フレームの画像信号であることを特徴とする請求項1、3のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 露光量と画素数の異なる2つの画像信号のうち、画素数の少ない画像信号は短時間露光信号であり、画素数の多い画像信号は長時間露光信号であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 露光量と画素数の異なる2つの画像信号のうち、画素数の少ない画像信号は長時間露光信号であり、画素数の多い画像信号は短時間露光信号であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 固体撮像素子で撮像する画像信号の露光量は、機械的な遮光手段もしくは固体撮像素子の電子シャッター機能により制御することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 固体撮像素子上に形成されるカラーフィルターはマゼンタ、グリーン、イエロー、シアンの4色であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 固体撮像素子上に形成されるカラーフィルター配列はマゼンタ、グリーン、イエロー、シアンの4色からなる補色市松タイプであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 固体撮像素子上に形成されるカラーフィルターはレッド、グリーン、ブルーの3色であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 固体撮像素子上に形成されるカラーフィルター配列はレッド、グリーン、ブルーの3色からなる3色ストライプタイプであることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 固体撮像素子はインタライン転送CCD(IT−CCD)であることを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載の固体撮像装置。
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