JP2004357206A - ネットワークカメラシステムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回線の通信速度に適応したクライアント側の画面サイズと圧縮率との組合せを、自動的にネットワークカメラサーバに設定する。
【解決手段】監視カメラサーバは、設定自動更新データの受信でなく、アクセス要求データ受信を受信していれば(ST2−Y)、通信速度を検出し(ST3)、クッキーを要求し、対応するクッキーを受信する(ST4)。次にクッキーが空であれば(ST5−Y)、設定画面を送信し、ユーザー入力データを受信する(ST6)。このデータが自動設定であれば(ST7−Y)、推奨設定データを検索、設定テーブルを更新し(ST8)、この設定データをクッキーとしてクライアントへ送信し(ST9)、設定データに従って画像データのクライアントへの送信を継続する(ST10)。また、設定自動更新データを受信していれば(ST1−Y)、通信速度を検出し(ST11)、ST8へジャンプする。
【選択図】 図5
【解決手段】監視カメラサーバは、設定自動更新データの受信でなく、アクセス要求データ受信を受信していれば(ST2−Y)、通信速度を検出し(ST3)、クッキーを要求し、対応するクッキーを受信する(ST4)。次にクッキーが空であれば(ST5−Y)、設定画面を送信し、ユーザー入力データを受信する(ST6)。このデータが自動設定であれば(ST7−Y)、推奨設定データを検索、設定テーブルを更新し(ST8)、この設定データをクッキーとしてクライアントへ送信し(ST9)、設定データに従って画像データのクライアントへの送信を継続する(ST10)。また、設定自動更新データを受信していれば(ST1−Y)、通信速度を検出し(ST11)、ST8へジャンプする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークカメラシステムの制御方法に係わり、より詳細には、映像を送信するネットワークカメラサーバの画像関連パラメータの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを用いたネットワークカメラシステムは、テレビ会議システムや遠隔地から老人や幼児の行動を監視する監視システムなどがあり、例えば図7で示す構成となっている。
このネットワークカメラシステムは監視カメラ用のシステムであり、監視対象を撮影している2台の監視カメラ1は、監視カメラサーバ3にそれぞれ接続されており、また、各監視カメラサーバ3はLANケーブル5を介してルータ2に接続され、例えばインターネットなどのネットワーク4を介して、複数のクライアント(端末)であるパソコン6に接続されている。
そして、監視カメラ1の映像は監視カメラサーバ3でストリーミングデータに変換され、特定のパソコン6やパソコン7にリアルタイムの画像として配信され、この画像を各パソコンで表示させ、この画像を確認することにより遠隔地の監視対象を監視することができる。
【0003】
これらのパソコン6は、各クライアントを管理するユーザーの要求により、光ケーブル接続やCATVケーブル接続、ADSL接続、ISDN接続、モデム接続などの方法により、ネットワーク4に接続されている。各接続の方法は必要とされるデータの伝送帯域や回線の使用料金によりユーザーがシステム設置時に選択するものである。
一方、パソコン7のクライアントは、直接LANケーブル5に接続されている。このような接続方法は、同じ建物内などに設置されているLANを流用してシステムを構築する場合に用いられる。
【0004】
同じ監視対象を複数のパソコンで見る例としては、例えば小規模な自営業者が、日中はお店の事務所内でパソコン7を用いて店内を監視し、夜間は自宅でパソコン6を用いて火災や盗難の発生を監視する監視カメラシステムなどがある。
事務所に設置されたパソコン7はLANに接続されているため、例えば100Mbps(bps:BitPer Second)の伝送帯域を有しており、監視カメラサーバ3から送られる画像が、800×600ドットの画像サイズであり、また、画像データの圧縮率が低いデータの場合でもスムーズに表示することができる。
一方、自宅で同じ監視カメラサーバ3から送られる画像をパソコン6を用いて表示させる場合は、例えば、ISDNの伝送帯域である64Kbps〜128Kbpsの制限を受けるため、監視カメラサーバ3から送られる画像が、640×480ドットの画像サイズで、かつ、画像データの圧縮率が高いデータでないとスムーズに表示することができない。
さらに、LANも含めたネットワークでは、データをパケットにして送受信するため、ネットワーク内の混雑によりパケットの遅延が発生し、画像のコマ落ちが発生して見苦しい画像となる場合がある。
これを防止するために、映像を連続的に送受信するネットワークカメラシステムにおいては、例えば光ケーブル接続のような十分に帯域の広い接続方式を用いるか、または、カメラサーバから送られる画像データをパソコンが接続されている回線の帯域より十分に小さくすることにより、スムーズな画像を得ることができる。
ところで、送られる画像の質を決定するパラメータとしては、画像サイズと画像データの圧縮率があり、画像サイズが大きいほど、また、圧縮率が低いほど高画質の映像となるが、画像の質が高いほど、この画像を送るための回線のデータ帯域幅を広く、つまり、通信速度を早くする必要がある。
一般的に通信速度が速い回線ほど使用料が高価であり、システムの設置時には、画像の質と使用料を考えてユーザーが通信速度(回線の種類)を選択する。また、回線の種類が決定され、実際にシステムが運用中であってもできるだけ質の高い画像を得るため、監視カメラサーバ3から送られる画像データの質を決定するパラメータ(画像サイズと圧縮率)をユーザーが監視カメラの設定として任意に選択できるようになっている。
【0005】
図8は監視カメラサーバ3の制御ブロック図であり、監視カメラ1からの映像信号を入力してキャプチャする映像入力部10と、キャプチャされてデジタルデータとなったデジタル映像データを一時的に記憶したり、監視カメラの設定(画像の質)を記憶する記憶部11と、ネットワーク4と通信するための通信部12と、映像入力部10からのデジタル映像データを記憶部11へ書込み、また、通信部12を介してネットワーク4に接続されたパソコンからの要求により、記憶部11からデジタル映像データを読み出して通信部12から要求されたパソコンに送出したり、ネットワーク4に接続されたパソコンや監視カメラサーバと監視カメラの設定データを通信部12を介して相互に送受信する制御部14とで構成されている。
【0006】
以上の構成を用いて監視カメラサーバに対してユーザーが監視カメラの設定(画像サイズと圧縮率)を手動で行なう場合の動作を説明する。
図6は監視カメラサーバとクライアント(パソコン)とで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。縦線は時間軸を表しており、下に行くほど時間が経過していることを表す。
設定の動作には3つの場合がある。(A)はシステムにおいてクライアント側が最初に接続される初回設定動作の場合であり、(B)は初回設定動作以降のネットワークへの接続(例えばパソコンの電源投入)で行なわれる初期設定動作であり、(C)はユーザーの意志により監視画像データの受信中に任意に行なわれる設定変更操作である。
この例では、ネットワークに接続された機器の設定方法として、ネットスケープ社により提案され、ブラウザの設定に用いられるHTTPクッキー(cookie)を使用している。クッキーはクライアントが一度設定した設定データをサーバ経由でクライアント内の所定記憶領域に記憶される個別サーバ用の設定データであり、クライアントが次回、サーバと接続された時に、サーバがクライアント内のクッキーを読み出してブラウザの設定に反映させるものであり、クライアントごとにブラウザを最適化するために用いられる。
【0007】
(A)の初回設定動作の場合は、クライアントが監視カメラサーバに対してアクセス要求を送信すると、監視カメラサーバはクッキー送信要求を送信する。クライアントは該当クッキーを所定記憶領域を検索するが、初回設定時は未格納なので、該当クッキーなし(空のクッキーデータ)を返信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定パラメータを入力させるための設定画面を送信し、クライアントは画面に従って画面サイズや圧縮率を入力して返信する。監視カメラサーバは、この設定データを受け付けるとともに、クッキーとしてクライアントに送信し、クライアントはクッキーを格納する。
そして監視カメラサーバは、受け付けた画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0008】
(B)の初期設定動作ではすでにクッキーが存在するため、監視カメラサーバがクッキー送信要求を送信すると、クライアントは該当クッキーを所定記憶領域から検索し、該当クッキーを返信する。
そして監視カメラサーバは、受信したクッキーの画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0009】
(C)の設定変更操作では、すでに前回の設定に従って監視カメラの映像をクライアントに送信している任意の時に、クライアントが設定変更要求を監視カメラサーバへ送信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定パラメータを入力させるための設定画面を送信し、クライアントは画面に従って画面サイズや圧縮率を入力して返信する。監視カメラサーバは、この設定データを受け付けるとともに、新しいクッキーとしてクライアントに送信し、クライアントは新しいクッキーを格納するとともに、古いクッキーを廃棄する。
そして監視カメラサーバは、受け付けた画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
以上のような制御方法によりユーザーは特に設定の変更を指示しない限り、前回と同じ設定を用いることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
しかしながら、通信速度と画面サイズと圧縮率との組合せは、例えば図4に示すように、60通り(監視カメラシステムの仕様により異なる)存在し、これをすべてユーザーが試し、かつ、刻々と変化するネットワークの通信速度も考慮して最適な組合せを見つけることは容易でなく、経験が求められていた。
このため、一般的なユーザーは余裕を考慮し、回線の通信速度に対して画像の質の悪い設定で使用する場合が多かった。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−308515号公報 (第6−8頁、第1図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、ユーザーが使用する回線の通信速度に最適なクライアント側の画面サイズと圧縮率との組合せを、自動的にネットワークカメラサーバに設定できるネットワークカメラシステムの制御方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、カメラが撮影した映像を取込むとともに映像データに変換し、同映像データを予め設定された画面サイズや画像圧縮率の設定データに従って変換してネットワークに送出するネットワークカメラサーバと、同ネットワークカメラサーバからの映像データを前記ネットワークを介して受信し、前記映像を表示するとともに、前記設定データを記憶する端末とで構成されたネットワークカメラシステムにおいて、
前記ネットワークカメラサーバは、前記端末から送信されるデータの実際の通信速度を検出し、複数の通信速度範囲に対応して画面サイズや画像圧縮率がテーブル化された設定テーブルから、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出し、同設定データを前記端末へ送信して記憶させるとともに、前記映像データを同設定データの内容に従って変換してネットワークに送出する。
【0014】
また、前記ネットワークカメラサーバは、同ネットワークカメラサーバと前記端末とがネットワークを介して接続するためのアクセス要求データを受信した時、前記実際の通信速度を検出する。
【0015】
また、前記ネットワークカメラサーバは、同ネットワークカメラサーバと前記端末とがネットワークを介して接続されている時、前記端末から定期的に送信される設定自動更新データを受信して前記実際の通信速度を検出する。
【0016】
また、前記設定テーブルは、複数の通信速度範囲と、複数の画面サイズと、複数の画像圧縮率との組合せで構成されるとともに、複数の前記端末が設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納され、
前記ネットワークカメラサーバは、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出する時に、前記実際の通信速度が属する前記通信速度範囲の中で最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択する。
【0017】
また、前記ネットワークカメラサーバは、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出した時に、前記設定テーブルの前記使用台数を更新する。
【0018】
また、前記ネットワークカメラサーバは、他の前記ネットワークカメラサーバと前記設定テーブルを共有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明によるネットワークカメラシステムの制御方法を詳細に説明する。なお、本願ではネットワークカメラシステムの1つである監視カメラシステムを例にあげて説明を行なう。ここで図7と図8は、従来例で説明しているため詳細な説明を省略する。
本願の特徴は、多数の組合せが存在する通信速度と画面サイズと圧縮率との組合せにおいて、刻々と変化するネットワークの通信速度も考慮して最適な組合せを自動的に見つけて設定することにある。
このため、本願では2つの手段を組み合わせて問題を解決している。1つは現在のネットワークの通信速度を検出する通信速度検出手段であり、もう1つは通信速度範囲ごとに複数の設定(画面サイズと圧縮率)データをネットワークカメラサーバに格納しておき、この中から推奨する設定データを抽出する推奨データ抽出手段である。
【0020】
通信速度検出手段は、データがネットワークを通過するときの現在の速度を検出するものであり、回線の種類ごとに決定されたカタログ値ではない。ネットワークを介してデータが送受信されると、例えば光ケーブルは公称100Mbpsでも、実際は50〜60Mbps程度となり、公称12MbpsのADSLは、公称64KbpsのISDNと実際の通信速度において逆転する場合もある。
【0021】
このため本願では図3に示すように、監視カメラサーバ側でクライアントから送信されるコマンドなどの一塊のデータ(複数のパケットデータ)を受信したときに、先頭のパケットから最後のパケットを受信するまでの時間(コマンド受信時間)を計測し、受信パケットの合計ビット数をコマンド受信時間で除算することにより実際の通信速度を求めている。このコマンド受信時間にはネットワーク内での遅延時間と、各パケットの伝送時間とが含まれており、単位時間での平均通信速度を客観的に求めることができる。
例えば図3において、128バイト/パケットの送信パケットが1Mbpsで3パケット送信され、監視カメラサーバでのコマンド受信時間が10mSであった場合、実際の通信速度は、128バイト(1024ビット)×3パケット/0.01S=307.2Kbpsとなる。
【0022】
一方、推奨データ抽出手段は、監視カメラサーバの記憶部に図4で示す設定テーブルを用いて実施される。この設定テーブルは、5つの通信速度範囲と、4種類の画面サイズと、3種類の画像圧縮率との組合せで構成されており、ネットワーク内に接続された複数のクライアントが設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納されている。
各通信速度の範囲内で最も台数が多い画面サイズと画像圧縮率との組合せは、多数のクライアントで使用されていることを表しており、新たに設定する場合には最も推奨できる設定データであると考えられる。
従って本願では、推奨データ抽出手段を用いて設定テーブルの中から、通信速度検出手段で検出した通信速度に対応する通信速度範囲において最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率との組合せを検索し、これを自動的に現在の設定データとして使用している。
【0023】
次に実際の設定動作の種類ごとに制御の方法を説明する。
図1は監視カメラサーバとクライアント(パソコン)とで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。縦線は時間軸を表しており、下に行くほど時間が経過していることを表す。
設定の動作には3つの場合がある。(A)はシステムにおいてクライアント側が最初に接続される初回設定動作の場合であり、(B)は初回設定動作以降のネットワークへの接続(例えばパソコンの電源投入)で行なわれる初期設定動作であり、(C)はネットワークの混雑状況に応じて監視画像データの受信中に自動的に行なわれる設定変更動作である。
【0024】
(A)の初回設定動作の場合は、クライアントが監視カメラサーバに対してアクセス要求を送信すると、監視カメラサーバはこの要求を受け付けるとともに、アクセス要求のデータを用いて現在の通信速度を検出する。
すると監視カメラサーバはクッキー送信要求を送信する。クライアントは該当クッキーを所定記憶領域を検索するが、初回設定時は未格納なので、該当クッキーなし(空のクッキーデータ)を返信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定パラメータを入力させるための設定画面、例えば図2の画面を送信する。クライアントはこの画面を受信すると、画面に従って、「環境に合わせて自動設定」、もしくは「手動設定」による画面サイズや圧縮率を入力して返信する。ここで言う環境とはネットワークの環境であり、最終的には実際の通信速度能力を意味している。なお、「手動設定」については従来例と同じ機能であるため説明を省略し、ここでは「環境に合わせて自動設定」が選択されたとして説明する。
図1において「環境に合わせて自動設定」が返信されると監視カメラサーバは、前述した推奨データ抽出手段により推奨する設定データを検索して抽出するとともに、図4の設定テーブルの推奨する設定データと対応する台数をインクリメントする。そして、推奨する設定データをクッキーとしてクライアントに送信し、クライアントはクッキーを格納する。
そして監視カメラサーバは、推奨された画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0025】
このように、ユーザーが手動により様々な設定を試みなくても、ネットワークカメラサーバがネットワークの通信速度に対応して自動的に設定するため、操作性が向上する。
また、クライアントを立ち上げた時(アクセス要求データの送信時)のネットワークの通信速度に対応して最新の設定データを自動的に設定するため、操作性が向上する。
また、ネットワークカメラサーバが、実際の通信速度と対応する設定データを抽出する時に、最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択することにより、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
さらに、実際の通信速度と対応する設定データを抽出した時に、設定テーブルの使用台数を更新することにより、即時に設定テーブルを更新して常に最新の設定テーブルの内容に保って最新の設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0026】
(B)の初期設定動作ではすでにクッキーが存在するため、監視カメラサーバがクッキー送信要求を送信すると、クライアントは該当クッキーを所定記憶領域から検索し、該当クッキーを返信する。
そして監視カメラサーバは、受信したクッキーの画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0027】
(C)の設定変更操作は、すでに前回の設定に従って監視カメラの映像をクライアントに送信している任意の時に、クライアントが所定時間間隔ごと、例えば10分ごとに設定自動更新データを監視カメラサーバへ送信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定自動更新データを用いて現在の通信速度を検出する。そして前述した推奨データ抽出手段により推奨する設定データを検索して抽出するとともに、図4の設定テーブルの推奨する設定データと対応する台数をインクリメントし、また、以前に設定されていた設定データと対応する台数をデクリメントする。そして、推奨する設定データを新しいクッキーとしてクライアントに送信し、クライアントは新しいクッキーを格納するとともに、古いクッキーを廃棄する。
そして監視カメラサーバは、今回推奨された画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
このように、刻々と変化する現在のネットワークの通信速度に対応して自動的に設定データを変更するため、常に最新の設定データを自動的に設定し、操作性を向上させることができる。
【0028】
次に図5の制御フローチャートを用いて、監視カメラサーバの制御手順を説明する。
まず監視カメラサーバの制御プログラムが開始されると、監視カメラサーバの制御部14は、クライアントからの設定自動更新データを受信したか判断する(ST1)。受信していなければ(ST1−N)、クライアントからのアクセス要求データを受信したか判断する(ST2)。受信していなければ(ST2−N)、ST1へジャンプする。
受信していれば(ST2−Y)、アクセス要求データの通信速度を検出する(ST3)。そして、クライアントに対してクッキーの要求データを送信し、これに対応するクッキーのデータを受信する(ST4)。
次に受信したクッキーの内容を確認し、空であれば(ST5−Y)、クライアントに設定のための画面(図2)を送信し、ユーザーが入力したデータを受信する(ST6)。
ユーザーが入力したデータが自動設定(図2で「環境に合わせて自動設定」を選択)であれば(ST7−Y)、検出した通信速度と対応する推奨設定データを検索するとともに、設定テーブルの該当設定データの台数を更新し(ST8)、この設定データをクッキーとしてクライアントへ送信する(ST9)。
そしてこれ以降、設定データに従って画像データのクライアントへの送信を継続する(ST10)。
【0029】
ST5において、受信したクッキーが空でなければ(ST5−N)、既に設定済なのでST10へジャンプする。
また、ST7において入力データが自動設定でない、つまり、手動設定の場合は(ST7−N)、ST9へジャンプする。
また、ST1において設定自動更新データを受信していれば(ST1−Y)、設定自動更新データの通信速度を検出する(ST11)。そして、ST8へジャンプする。
【0030】
また、図7に示すように、複数の監視カメラサーバはLANやネットワークで相互に接続されており、各監視カメラサーバ同士が設定テーブルのデータを送受信して共有することにより、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による監視カメラシステムの制御方法によれば、請求項1に係わる発明は、ネットワークカメラサーバは、端末から送信されるデータの実際の通信速度を検出し、複数の通信速度範囲に対応して画面サイズや画像圧縮率がテーブル化された設定テーブルから、実際の通信速度と対応する設定データを抽出し、同設定データを端末へ送信して記憶させるとともに、映像データを同設定データの内容に従って変換してネットワークに送出することにより、ユーザーが様々な設定を試みなくても、ネットワークカメラサーバがネットワークの通信速度に対応して、設定データを自動的に選択して設定するため、操作性が向上する。
【0032】
また、請求項2に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、同ネットワークカメラサーバと端末とがネットワークを介して接続するためのアクセス要求データを受信した時、実際の通信速度を検出することにより、
クライアントを立ち上げた時のネットワークの通信速度に対応して、最新の設定データを用いることができ、操作性が向上する。
【0033】
また、請求項3に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、同ネットワークカメラサーバと端末とがネットワークを介して接続されている時、端末から定期的に送信される設定自動更新データを受信して実際の通信速度を検出するため、現在のネットワークの通信速度に対応して、常に最新の設定データを自動的に設定し、操作性を向上させることができる。
【0034】
また、請求項4に係わる発明は、設定テーブルが、複数の通信速度範囲と、複数の画面サイズと、複数の画像圧縮率との組合せで構成されるとともに、複数の端末が設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納され、
ネットワークカメラサーバが、実際の通信速度と対応する設定データを抽出する時に、実際の通信速度が属する通信速度範囲の中で最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択することにより、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0035】
また、請求項5に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、実際の通信速度と対応する設定データを抽出した時に、設定テーブルの使用台数を更新することにより、即時に設定テーブルを更新して常に最新の設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0036】
また、請求項6に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、他のネットワークカメラサーバと設定テーブルを共有することにより、設定テーブルの内容を複数のネットワークカメラサーバと共有でき、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視カメラサーバとクライアントとで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。
【図2】本発明によるクライアントの設定画面を表す図である。
【図3】本発明の通信速度検出の方法を表した説明図である。
【図4】本発明の設定テーブルの内容を表す説明図である。
【図5】本発明による監視カメラサーバの制御手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の監視カメラサーバとクライアントとで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。
【図7】ネットワークカメラシステム(監視カメラシステム)の一実施例を示すブロック図である。
【図8】監視カメラサーバの一実施例を示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 監視カメラ
2 ルータ
3 監視カメラサーバ
4 ネットワーク
5 LANケーブル
6 パソコン
6a 画面
6b キーボード
7 パソコン
10 映像入力部
11 記憶部
12 通信部
14 制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークカメラシステムの制御方法に係わり、より詳細には、映像を送信するネットワークカメラサーバの画像関連パラメータの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを用いたネットワークカメラシステムは、テレビ会議システムや遠隔地から老人や幼児の行動を監視する監視システムなどがあり、例えば図7で示す構成となっている。
このネットワークカメラシステムは監視カメラ用のシステムであり、監視対象を撮影している2台の監視カメラ1は、監視カメラサーバ3にそれぞれ接続されており、また、各監視カメラサーバ3はLANケーブル5を介してルータ2に接続され、例えばインターネットなどのネットワーク4を介して、複数のクライアント(端末)であるパソコン6に接続されている。
そして、監視カメラ1の映像は監視カメラサーバ3でストリーミングデータに変換され、特定のパソコン6やパソコン7にリアルタイムの画像として配信され、この画像を各パソコンで表示させ、この画像を確認することにより遠隔地の監視対象を監視することができる。
【0003】
これらのパソコン6は、各クライアントを管理するユーザーの要求により、光ケーブル接続やCATVケーブル接続、ADSL接続、ISDN接続、モデム接続などの方法により、ネットワーク4に接続されている。各接続の方法は必要とされるデータの伝送帯域や回線の使用料金によりユーザーがシステム設置時に選択するものである。
一方、パソコン7のクライアントは、直接LANケーブル5に接続されている。このような接続方法は、同じ建物内などに設置されているLANを流用してシステムを構築する場合に用いられる。
【0004】
同じ監視対象を複数のパソコンで見る例としては、例えば小規模な自営業者が、日中はお店の事務所内でパソコン7を用いて店内を監視し、夜間は自宅でパソコン6を用いて火災や盗難の発生を監視する監視カメラシステムなどがある。
事務所に設置されたパソコン7はLANに接続されているため、例えば100Mbps(bps:BitPer Second)の伝送帯域を有しており、監視カメラサーバ3から送られる画像が、800×600ドットの画像サイズであり、また、画像データの圧縮率が低いデータの場合でもスムーズに表示することができる。
一方、自宅で同じ監視カメラサーバ3から送られる画像をパソコン6を用いて表示させる場合は、例えば、ISDNの伝送帯域である64Kbps〜128Kbpsの制限を受けるため、監視カメラサーバ3から送られる画像が、640×480ドットの画像サイズで、かつ、画像データの圧縮率が高いデータでないとスムーズに表示することができない。
さらに、LANも含めたネットワークでは、データをパケットにして送受信するため、ネットワーク内の混雑によりパケットの遅延が発生し、画像のコマ落ちが発生して見苦しい画像となる場合がある。
これを防止するために、映像を連続的に送受信するネットワークカメラシステムにおいては、例えば光ケーブル接続のような十分に帯域の広い接続方式を用いるか、または、カメラサーバから送られる画像データをパソコンが接続されている回線の帯域より十分に小さくすることにより、スムーズな画像を得ることができる。
ところで、送られる画像の質を決定するパラメータとしては、画像サイズと画像データの圧縮率があり、画像サイズが大きいほど、また、圧縮率が低いほど高画質の映像となるが、画像の質が高いほど、この画像を送るための回線のデータ帯域幅を広く、つまり、通信速度を早くする必要がある。
一般的に通信速度が速い回線ほど使用料が高価であり、システムの設置時には、画像の質と使用料を考えてユーザーが通信速度(回線の種類)を選択する。また、回線の種類が決定され、実際にシステムが運用中であってもできるだけ質の高い画像を得るため、監視カメラサーバ3から送られる画像データの質を決定するパラメータ(画像サイズと圧縮率)をユーザーが監視カメラの設定として任意に選択できるようになっている。
【0005】
図8は監視カメラサーバ3の制御ブロック図であり、監視カメラ1からの映像信号を入力してキャプチャする映像入力部10と、キャプチャされてデジタルデータとなったデジタル映像データを一時的に記憶したり、監視カメラの設定(画像の質)を記憶する記憶部11と、ネットワーク4と通信するための通信部12と、映像入力部10からのデジタル映像データを記憶部11へ書込み、また、通信部12を介してネットワーク4に接続されたパソコンからの要求により、記憶部11からデジタル映像データを読み出して通信部12から要求されたパソコンに送出したり、ネットワーク4に接続されたパソコンや監視カメラサーバと監視カメラの設定データを通信部12を介して相互に送受信する制御部14とで構成されている。
【0006】
以上の構成を用いて監視カメラサーバに対してユーザーが監視カメラの設定(画像サイズと圧縮率)を手動で行なう場合の動作を説明する。
図6は監視カメラサーバとクライアント(パソコン)とで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。縦線は時間軸を表しており、下に行くほど時間が経過していることを表す。
設定の動作には3つの場合がある。(A)はシステムにおいてクライアント側が最初に接続される初回設定動作の場合であり、(B)は初回設定動作以降のネットワークへの接続(例えばパソコンの電源投入)で行なわれる初期設定動作であり、(C)はユーザーの意志により監視画像データの受信中に任意に行なわれる設定変更操作である。
この例では、ネットワークに接続された機器の設定方法として、ネットスケープ社により提案され、ブラウザの設定に用いられるHTTPクッキー(cookie)を使用している。クッキーはクライアントが一度設定した設定データをサーバ経由でクライアント内の所定記憶領域に記憶される個別サーバ用の設定データであり、クライアントが次回、サーバと接続された時に、サーバがクライアント内のクッキーを読み出してブラウザの設定に反映させるものであり、クライアントごとにブラウザを最適化するために用いられる。
【0007】
(A)の初回設定動作の場合は、クライアントが監視カメラサーバに対してアクセス要求を送信すると、監視カメラサーバはクッキー送信要求を送信する。クライアントは該当クッキーを所定記憶領域を検索するが、初回設定時は未格納なので、該当クッキーなし(空のクッキーデータ)を返信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定パラメータを入力させるための設定画面を送信し、クライアントは画面に従って画面サイズや圧縮率を入力して返信する。監視カメラサーバは、この設定データを受け付けるとともに、クッキーとしてクライアントに送信し、クライアントはクッキーを格納する。
そして監視カメラサーバは、受け付けた画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0008】
(B)の初期設定動作ではすでにクッキーが存在するため、監視カメラサーバがクッキー送信要求を送信すると、クライアントは該当クッキーを所定記憶領域から検索し、該当クッキーを返信する。
そして監視カメラサーバは、受信したクッキーの画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0009】
(C)の設定変更操作では、すでに前回の設定に従って監視カメラの映像をクライアントに送信している任意の時に、クライアントが設定変更要求を監視カメラサーバへ送信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定パラメータを入力させるための設定画面を送信し、クライアントは画面に従って画面サイズや圧縮率を入力して返信する。監視カメラサーバは、この設定データを受け付けるとともに、新しいクッキーとしてクライアントに送信し、クライアントは新しいクッキーを格納するとともに、古いクッキーを廃棄する。
そして監視カメラサーバは、受け付けた画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
以上のような制御方法によりユーザーは特に設定の変更を指示しない限り、前回と同じ設定を用いることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
しかしながら、通信速度と画面サイズと圧縮率との組合せは、例えば図4に示すように、60通り(監視カメラシステムの仕様により異なる)存在し、これをすべてユーザーが試し、かつ、刻々と変化するネットワークの通信速度も考慮して最適な組合せを見つけることは容易でなく、経験が求められていた。
このため、一般的なユーザーは余裕を考慮し、回線の通信速度に対して画像の質の悪い設定で使用する場合が多かった。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−308515号公報 (第6−8頁、第1図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、ユーザーが使用する回線の通信速度に最適なクライアント側の画面サイズと圧縮率との組合せを、自動的にネットワークカメラサーバに設定できるネットワークカメラシステムの制御方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、カメラが撮影した映像を取込むとともに映像データに変換し、同映像データを予め設定された画面サイズや画像圧縮率の設定データに従って変換してネットワークに送出するネットワークカメラサーバと、同ネットワークカメラサーバからの映像データを前記ネットワークを介して受信し、前記映像を表示するとともに、前記設定データを記憶する端末とで構成されたネットワークカメラシステムにおいて、
前記ネットワークカメラサーバは、前記端末から送信されるデータの実際の通信速度を検出し、複数の通信速度範囲に対応して画面サイズや画像圧縮率がテーブル化された設定テーブルから、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出し、同設定データを前記端末へ送信して記憶させるとともに、前記映像データを同設定データの内容に従って変換してネットワークに送出する。
【0014】
また、前記ネットワークカメラサーバは、同ネットワークカメラサーバと前記端末とがネットワークを介して接続するためのアクセス要求データを受信した時、前記実際の通信速度を検出する。
【0015】
また、前記ネットワークカメラサーバは、同ネットワークカメラサーバと前記端末とがネットワークを介して接続されている時、前記端末から定期的に送信される設定自動更新データを受信して前記実際の通信速度を検出する。
【0016】
また、前記設定テーブルは、複数の通信速度範囲と、複数の画面サイズと、複数の画像圧縮率との組合せで構成されるとともに、複数の前記端末が設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納され、
前記ネットワークカメラサーバは、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出する時に、前記実際の通信速度が属する前記通信速度範囲の中で最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択する。
【0017】
また、前記ネットワークカメラサーバは、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出した時に、前記設定テーブルの前記使用台数を更新する。
【0018】
また、前記ネットワークカメラサーバは、他の前記ネットワークカメラサーバと前記設定テーブルを共有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明によるネットワークカメラシステムの制御方法を詳細に説明する。なお、本願ではネットワークカメラシステムの1つである監視カメラシステムを例にあげて説明を行なう。ここで図7と図8は、従来例で説明しているため詳細な説明を省略する。
本願の特徴は、多数の組合せが存在する通信速度と画面サイズと圧縮率との組合せにおいて、刻々と変化するネットワークの通信速度も考慮して最適な組合せを自動的に見つけて設定することにある。
このため、本願では2つの手段を組み合わせて問題を解決している。1つは現在のネットワークの通信速度を検出する通信速度検出手段であり、もう1つは通信速度範囲ごとに複数の設定(画面サイズと圧縮率)データをネットワークカメラサーバに格納しておき、この中から推奨する設定データを抽出する推奨データ抽出手段である。
【0020】
通信速度検出手段は、データがネットワークを通過するときの現在の速度を検出するものであり、回線の種類ごとに決定されたカタログ値ではない。ネットワークを介してデータが送受信されると、例えば光ケーブルは公称100Mbpsでも、実際は50〜60Mbps程度となり、公称12MbpsのADSLは、公称64KbpsのISDNと実際の通信速度において逆転する場合もある。
【0021】
このため本願では図3に示すように、監視カメラサーバ側でクライアントから送信されるコマンドなどの一塊のデータ(複数のパケットデータ)を受信したときに、先頭のパケットから最後のパケットを受信するまでの時間(コマンド受信時間)を計測し、受信パケットの合計ビット数をコマンド受信時間で除算することにより実際の通信速度を求めている。このコマンド受信時間にはネットワーク内での遅延時間と、各パケットの伝送時間とが含まれており、単位時間での平均通信速度を客観的に求めることができる。
例えば図3において、128バイト/パケットの送信パケットが1Mbpsで3パケット送信され、監視カメラサーバでのコマンド受信時間が10mSであった場合、実際の通信速度は、128バイト(1024ビット)×3パケット/0.01S=307.2Kbpsとなる。
【0022】
一方、推奨データ抽出手段は、監視カメラサーバの記憶部に図4で示す設定テーブルを用いて実施される。この設定テーブルは、5つの通信速度範囲と、4種類の画面サイズと、3種類の画像圧縮率との組合せで構成されており、ネットワーク内に接続された複数のクライアントが設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納されている。
各通信速度の範囲内で最も台数が多い画面サイズと画像圧縮率との組合せは、多数のクライアントで使用されていることを表しており、新たに設定する場合には最も推奨できる設定データであると考えられる。
従って本願では、推奨データ抽出手段を用いて設定テーブルの中から、通信速度検出手段で検出した通信速度に対応する通信速度範囲において最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率との組合せを検索し、これを自動的に現在の設定データとして使用している。
【0023】
次に実際の設定動作の種類ごとに制御の方法を説明する。
図1は監視カメラサーバとクライアント(パソコン)とで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。縦線は時間軸を表しており、下に行くほど時間が経過していることを表す。
設定の動作には3つの場合がある。(A)はシステムにおいてクライアント側が最初に接続される初回設定動作の場合であり、(B)は初回設定動作以降のネットワークへの接続(例えばパソコンの電源投入)で行なわれる初期設定動作であり、(C)はネットワークの混雑状況に応じて監視画像データの受信中に自動的に行なわれる設定変更動作である。
【0024】
(A)の初回設定動作の場合は、クライアントが監視カメラサーバに対してアクセス要求を送信すると、監視カメラサーバはこの要求を受け付けるとともに、アクセス要求のデータを用いて現在の通信速度を検出する。
すると監視カメラサーバはクッキー送信要求を送信する。クライアントは該当クッキーを所定記憶領域を検索するが、初回設定時は未格納なので、該当クッキーなし(空のクッキーデータ)を返信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定パラメータを入力させるための設定画面、例えば図2の画面を送信する。クライアントはこの画面を受信すると、画面に従って、「環境に合わせて自動設定」、もしくは「手動設定」による画面サイズや圧縮率を入力して返信する。ここで言う環境とはネットワークの環境であり、最終的には実際の通信速度能力を意味している。なお、「手動設定」については従来例と同じ機能であるため説明を省略し、ここでは「環境に合わせて自動設定」が選択されたとして説明する。
図1において「環境に合わせて自動設定」が返信されると監視カメラサーバは、前述した推奨データ抽出手段により推奨する設定データを検索して抽出するとともに、図4の設定テーブルの推奨する設定データと対応する台数をインクリメントする。そして、推奨する設定データをクッキーとしてクライアントに送信し、クライアントはクッキーを格納する。
そして監視カメラサーバは、推奨された画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0025】
このように、ユーザーが手動により様々な設定を試みなくても、ネットワークカメラサーバがネットワークの通信速度に対応して自動的に設定するため、操作性が向上する。
また、クライアントを立ち上げた時(アクセス要求データの送信時)のネットワークの通信速度に対応して最新の設定データを自動的に設定するため、操作性が向上する。
また、ネットワークカメラサーバが、実際の通信速度と対応する設定データを抽出する時に、最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択することにより、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
さらに、実際の通信速度と対応する設定データを抽出した時に、設定テーブルの使用台数を更新することにより、即時に設定テーブルを更新して常に最新の設定テーブルの内容に保って最新の設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0026】
(B)の初期設定動作ではすでにクッキーが存在するため、監視カメラサーバがクッキー送信要求を送信すると、クライアントは該当クッキーを所定記憶領域から検索し、該当クッキーを返信する。
そして監視カメラサーバは、受信したクッキーの画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
【0027】
(C)の設定変更操作は、すでに前回の設定に従って監視カメラの映像をクライアントに送信している任意の時に、クライアントが所定時間間隔ごと、例えば10分ごとに設定自動更新データを監視カメラサーバへ送信する。
これを受信した監視カメラサーバは、設定自動更新データを用いて現在の通信速度を検出する。そして前述した推奨データ抽出手段により推奨する設定データを検索して抽出するとともに、図4の設定テーブルの推奨する設定データと対応する台数をインクリメントし、また、以前に設定されていた設定データと対応する台数をデクリメントする。そして、推奨する設定データを新しいクッキーとしてクライアントに送信し、クライアントは新しいクッキーを格納するとともに、古いクッキーを廃棄する。
そして監視カメラサーバは、今回推奨された画面サイズや圧縮率の設定データに従って監視カメラの映像をクライアントに送信する。
このように、刻々と変化する現在のネットワークの通信速度に対応して自動的に設定データを変更するため、常に最新の設定データを自動的に設定し、操作性を向上させることができる。
【0028】
次に図5の制御フローチャートを用いて、監視カメラサーバの制御手順を説明する。
まず監視カメラサーバの制御プログラムが開始されると、監視カメラサーバの制御部14は、クライアントからの設定自動更新データを受信したか判断する(ST1)。受信していなければ(ST1−N)、クライアントからのアクセス要求データを受信したか判断する(ST2)。受信していなければ(ST2−N)、ST1へジャンプする。
受信していれば(ST2−Y)、アクセス要求データの通信速度を検出する(ST3)。そして、クライアントに対してクッキーの要求データを送信し、これに対応するクッキーのデータを受信する(ST4)。
次に受信したクッキーの内容を確認し、空であれば(ST5−Y)、クライアントに設定のための画面(図2)を送信し、ユーザーが入力したデータを受信する(ST6)。
ユーザーが入力したデータが自動設定(図2で「環境に合わせて自動設定」を選択)であれば(ST7−Y)、検出した通信速度と対応する推奨設定データを検索するとともに、設定テーブルの該当設定データの台数を更新し(ST8)、この設定データをクッキーとしてクライアントへ送信する(ST9)。
そしてこれ以降、設定データに従って画像データのクライアントへの送信を継続する(ST10)。
【0029】
ST5において、受信したクッキーが空でなければ(ST5−N)、既に設定済なのでST10へジャンプする。
また、ST7において入力データが自動設定でない、つまり、手動設定の場合は(ST7−N)、ST9へジャンプする。
また、ST1において設定自動更新データを受信していれば(ST1−Y)、設定自動更新データの通信速度を検出する(ST11)。そして、ST8へジャンプする。
【0030】
また、図7に示すように、複数の監視カメラサーバはLANやネットワークで相互に接続されており、各監視カメラサーバ同士が設定テーブルのデータを送受信して共有することにより、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による監視カメラシステムの制御方法によれば、請求項1に係わる発明は、ネットワークカメラサーバは、端末から送信されるデータの実際の通信速度を検出し、複数の通信速度範囲に対応して画面サイズや画像圧縮率がテーブル化された設定テーブルから、実際の通信速度と対応する設定データを抽出し、同設定データを端末へ送信して記憶させるとともに、映像データを同設定データの内容に従って変換してネットワークに送出することにより、ユーザーが様々な設定を試みなくても、ネットワークカメラサーバがネットワークの通信速度に対応して、設定データを自動的に選択して設定するため、操作性が向上する。
【0032】
また、請求項2に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、同ネットワークカメラサーバと端末とがネットワークを介して接続するためのアクセス要求データを受信した時、実際の通信速度を検出することにより、
クライアントを立ち上げた時のネットワークの通信速度に対応して、最新の設定データを用いることができ、操作性が向上する。
【0033】
また、請求項3に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、同ネットワークカメラサーバと端末とがネットワークを介して接続されている時、端末から定期的に送信される設定自動更新データを受信して実際の通信速度を検出するため、現在のネットワークの通信速度に対応して、常に最新の設定データを自動的に設定し、操作性を向上させることができる。
【0034】
また、請求項4に係わる発明は、設定テーブルが、複数の通信速度範囲と、複数の画面サイズと、複数の画像圧縮率との組合せで構成されるとともに、複数の端末が設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納され、
ネットワークカメラサーバが、実際の通信速度と対応する設定データを抽出する時に、実際の通信速度が属する通信速度範囲の中で最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択することにより、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0035】
また、請求項5に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、実際の通信速度と対応する設定データを抽出した時に、設定テーブルの使用台数を更新することにより、即時に設定テーブルを更新して常に最新の設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0036】
また、請求項6に係わる発明は、ネットワークカメラサーバが、他のネットワークカメラサーバと設定テーブルを共有することにより、設定テーブルの内容を複数のネットワークカメラサーバと共有でき、多数のクライアントで用いられている標準的な設定データを推奨することができ、推奨データが意にそぐわない場合の手動による再設定回数を削減することができる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視カメラサーバとクライアントとで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。
【図2】本発明によるクライアントの設定画面を表す図である。
【図3】本発明の通信速度検出の方法を表した説明図である。
【図4】本発明の設定テーブルの内容を表す説明図である。
【図5】本発明による監視カメラサーバの制御手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の監視カメラサーバとクライアントとで送受信されるデータと各機器の動作を説明する説明図である。
【図7】ネットワークカメラシステム(監視カメラシステム)の一実施例を示すブロック図である。
【図8】監視カメラサーバの一実施例を示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 監視カメラ
2 ルータ
3 監視カメラサーバ
4 ネットワーク
5 LANケーブル
6 パソコン
6a 画面
6b キーボード
7 パソコン
10 映像入力部
11 記憶部
12 通信部
14 制御部
Claims (6)
- カメラが撮影した映像を取込むとともに映像データに変換し、同映像データを予め設定された画面サイズや画像圧縮率の設定データに従って変換してネットワークに送出するネットワークカメラサーバと、同ネットワークカメラサーバからの映像データを前記ネットワークを介して受信し、前記映像を表示するとともに、前記設定データを記憶する端末とで構成されたネットワークカメラシステムにおいて、
前記ネットワークカメラサーバは、前記端末から送信されるデータの実際の通信速度を検出し、複数の通信速度範囲に対応して画面サイズや画像圧縮率がテーブル化された設定テーブルから、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出し、同設定データを前記端末へ送信して記憶させるとともに、前記映像データを同設定データの内容に従って変換してネットワークに送出してなることを特徴とするネットワークカメラシステムの制御方法。 - 前記ネットワークカメラサーバは、同ネットワークカメラサーバと前記端末とがネットワークを介して接続するためのアクセス要求データを受信した時、前記実際の通信速度を検出してなることを特徴とする請求項1記載のネットワークカメラシステムの制御方法。
- 前記ネットワークカメラサーバは、同ネットワークカメラサーバと前記端末とがネットワークを介して接続されている時、前記端末から定期的に送信される設定自動更新データを受信して前記実際の通信速度を検出してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワークカメラシステムの制御方法。
- 前記設定テーブルは、複数の通信速度範囲と、複数の画面サイズと、複数の画像圧縮率との組合せで構成されるとともに、複数の前記端末が設定した画面サイズと画像圧縮率での使用台数が格納され、
前記ネットワークカメラサーバは、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出する時に、前記実際の通信速度が属する前記通信速度範囲の中で最も使用台数が多い画面サイズと画像圧縮率とを選択してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のネットワークカメラシステムの制御方法。 - 前記ネットワークカメラサーバは、前記実際の通信速度と対応する前記設定データを抽出した時に、前記設定テーブルの前記使用台数を更新してなることことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のネットワークカメラシステムの制御方法。
- 前記ネットワークカメラサーバは、他の前記ネットワークカメラサーバと前記設定テーブルを共有してなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のネットワークカメラシステムの制御方法。
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