JP2004355856A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明生理プログラムによる効果を十分に高める。
【解決手段】ランプ10と、これを点灯、調光または消灯する点灯回路部11と、これがランプ10を点灯、調光または消灯する動作を、照明制御信号に従って制御する制御回路部12と、動作開始時刻を設定するための動作開始時刻設定部20と、これで設定された動作開始時刻になると、予め作成された照明生理プログラムによる照度情報を出力する照明制御部21と、所定対象の照度情報を得るための照度獲得部22と、この照度獲得部22で得られた照度情報が照明制御部21によって出力された照度情報に等しくなるように、照明制御信号を生成して出力する光補正演算部23とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明により人を人間工学的に、リラックスないし入眠させ、快適に起床させるための照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10に従来の照明装置の構成図を示し、図11に同照明装置の動作説明図を示す(例えば特許文献1)。
【0003】
図10の照明装置は、照明により人を人間工学的に快適に起床させるためのものであり、ランプ(放電ランプ)10、点灯回路部11、制御回路部12およびリモコン通信部13により構成される照明器具1と、タイマ付きのリモコン2とを備え、図11の動作を実行するように構成されている。なお、点灯回路部11は、例えばインバータなどにより構成され、リモコン通信部13は、赤外線リモコン信号を受信するリモコン受信部である。制御回路部12には、照明生理プログラムを記憶するメモリおよびこのメモリに記憶された照明生理プログラムを実行するマイコンなどが具備されている。
【0004】
図10,図11において、タイマで起動したリモコン2から赤外線リモコン信号が出力される。その赤外線リモコン信号がリモコン受光部13で受信されると、リモコン受光部13から調光信号が出力される。
【0005】
そして、その調光信号が制御回路部12で受信されると、制御回路部12が、制御信号を点灯回路部11に出力することにより、点灯回路部11によるランプ10の点灯、調光または消灯動作を制御する。図11では、ランプ10による光の照度を低照度、中照度、高照度の順に変化させ、低照度から中照度への照度変化を緩やかに、中照度から高照度への照度変化を急速に行うことで、就寝者の睡眠を深い状態から浅い状態に導き、就寝者の生体リズムを活動期に向かわせるようにしてある。
【0006】
より具体的に説明すると、現在時刻が起床希望時刻t3の30〜60分前の時刻t1になると、制御回路部12が、点灯回路部11を介して、ランプ10の照度を、250lx以下の低照度の範囲内で、ほぼ零照度から200lx程度まで徐々に穏やかに上昇させて、夜明け前の状態にする。
【0007】
続いて、時刻t2になると、制御回路部12が、点灯回路部11を介して、ランプ10の照度を、200〜1000lxの範囲内の中照度に変化させて、夜明け前後の状態にする。
【0008】
続いて、時刻t3になると、制御回路部12が、点灯回路部11を介して、中照度の倍以上となる1000lx以上の高照度に急激に変化させて、夜明け後の日射がある状態にし、快適な起床を促す。
【0009】
このような光の変化による光刺激を就寝者に与えることにより、その睡眠を深い状態から浅い状態に適切に誘導するだけでなく、高照度光の存在で就寝者の生体リズムを活性期に向かわせることになるため、不快感のない目覚めを就寝者にもたらすことができる。
【0010】
図12に本出願人により別途提案されている照明装置(特願2001−301702号)の動作説明図を示す。
【0011】
この照明装置は、図12に示す照度変化に呼吸リズムを合わすようにさせて、その呼吸リズムを整え、人を人間工学的にリラックスないし入眠させるためのものである。
【0012】
図12において、導入期間では、ランプによる顔面に対する調光照度(顔面照度)が、閉眼の状態で呼吸を合わすことができる照度で正弦波状に上下動し、リラックス期間では、顔面照度が、導入期間よりも低く閉眼の状態でリラックスし易い照度で正弦波状に上下動し、遷移期間では、顔面照度の変化範囲が、導入期間の変化範囲からリラックス期間の変化範囲へとスムーズに遷移するようになっている。遷移期間は無くても構わないが、導入期間をリラックス期間にスムーズに遷移する遷移期間を設ける方が望ましい。
【0013】
このような照明装置によれば、閉眼の状態で、図12の顔面照度に応じて、顔面照度が低い状態から高い状態に変化するときに息を吸うかまたは吐くかし、顔面照度が高い状態から低い状態に変化するときに息を吐くかまたは吸うかして、呼吸リズムを整えれば、容易にリラックスないし入眠することが可能になる。
【0014】
【特許文献1】
特開平07−318670号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の照明装置では、照明生理プログラムを実行する制御回路部12が照明器具1内に設けられ、顔面照度が使用環境(部屋の大きさ、光源の距離および外光環境等)に関係なく制御されるため、照明生理プログラムによる効果を十分に高めることができない。
【0016】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、照明生理プログラムによる効果を十分に高めることができる照明装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、少なくとも一つの光源と、この光源を点灯、調光または消灯する少なくとも一つの点灯手段と、この点灯手段が前記光源を点灯、調光または消灯する動作を、照明制御信号に従って制御する制御手段と、動作開始時刻を設定するための動作開始時刻設定手段と、この動作開始時刻設定手段で設定された動作開始時刻になると、予め作成された照明生理プログラムによる照度情報を出力する照度情報出力手段と、所定対象の照度情報を得るための照度情報獲得手段と、この照度情報獲得手段で得られた照度情報が前記照度情報出力手段によって出力された照度情報に等しくなるように、前記照明制御信号を生成して出力する光補正手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
この構成では、照度情報獲得手段で得られた照度情報が照度情報出力手段によって出力された照度情報等しくなるように、光補正手段で補正される分、所定対象における実際の照度を照明生理プログラムによる照度に合わせることができるため、照明生理プログラムによる効果を十分に高めることができる。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記動作開始時刻設定手段、前記照度情報出力手段、前記照度情報獲得手段および前記光補正手段を含むとともに、前記光補正手段によって出力される照明制御信号をワイヤレス信号で送信する通信手段を含むワイヤレスリモコンと、前記光源、前記点灯手段および前記制御手段を含むとともに、前記送信手段によって送信されたワイヤレス信号から前記照明制御信号を受信して前記制御手段に出力する通信手段を含む照明器具とを備えることを特徴とする。この構成では、照明制御信号を伝達する信号線がコードレス化されるので、信号線を配線するための手間を省くことができ、信号線の引き回しにより美観が損なわれるのを防止することができる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の照明装置において、前記ワイヤレスリモコンの通信手段および前記照明器具の通信手段の各々は、双方向通信用であり、ワイヤレス信号を送受信することを特徴とする。この構成でも、屋内配線が不要で、コードレス化が可能となる。
【0021】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の照明装置において、前記光補正手段は、前記照明器具の形状、前記光源の種類により、前記光源の温度特性などによる光出力変化を補正することを特徴とする。この構成では、照明器具の形状、光源の種類により、光源の温度特性等による出力変化の補正が可能となり、照明生理プログラムによる効果を十分に高めることができる。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の照明装置において、前記照度情報獲得手段は、前記所定対象としての顔面照度を測定する照度計であることを特徴とする。この構成では、顔面照度が照度計で直接的に測定されるようになる。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の照明装置において、前記照度情報獲得手段は、前記所定対象としての顔面照度を推定するために、前記所定対象からの離隔距離を測定する測距センサであることを特徴とする。この構成では、顔面照度が離隔距離から推定で得られるようになる。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の照明装置において、前記制御手段が、前記照明制御信号に従って、前記点灯手段を通じて前記光源を調光する動作を制御しても、前記照明生理プログラムによる照度情報が前記照度情報獲得手段で得られなければ、その旨を報知すること、または前記照明生理プログラムによる照度情報を用いた動作を停止することを特徴とする。この構成では、照明生理プログラムによる照明が、効果の得られない状態で実行されるのを防止することができる。
【0025】
請求項8記載の発明は、請求項3記載の照明装置において、前記照明器具を複数備え、前記光補正手段は、前記複数の照明器具の全部または一部に対して、前記照度情報獲得手段で得られた照度情報が、前記照度情報出力手段によって出力された照度情報に等しくなるように、前記全部または一部の照明器具の各別に、前記照明制御信号を生成して出力することを特徴とする。この構成でも、照明生理プログラムによる効果を十分に高めることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明による実施形態1の照明装置の構成図、図2は同照明装置の動作説明図である。
【0027】
実施形態1の照明装置は、照明により人を人間工学的に快適に起床させるためのものであり、図1に示すように、ランプ(放電ランプ)10と、これを点灯、調光または消灯するインバータなどの点灯回路部11と、これがランプ10を点灯、調光または消灯する動作を、照明制御信号に従って制御する制御回路部12とを照明器具1に備えているとともに、生理ソフト制御部として、動作開始時刻設定部20と、照明制御部21と、照度獲得部22と、光補正演算部23とを備えている。
【0028】
動作開始時刻設定部20は、後述の照明生理プログラムの動作開始時刻を直接または間接的に設定するためのものであり、例えば、操作キーなどにより構成され、操作に応じて動作開始時刻を設定するようになっている。実施形態1では、図2に示す時刻t3を起床希望時刻として設定する操作が行われると、時刻t3よりも30〜60分前の時刻t1が動作開始時刻として設定される。
【0029】
図1に戻って、照明制御部21は、例えば、予め作成された照明生理プログラムなどを記憶するメモリ、それを実行するマイコンおよびタイマなどにより構成され、動作開始時刻設定部20で設定された動作開始時刻になると、照明生理プログラムによる照度情報(図2に示す「目標とする顔面照度データ」の各時点毎の値)を出力するものである。
【0030】
照度獲得部22は、顔面(所定対象)の照度情報を得るためのものであり、実施形態1では、顔面照度を測定する照度計により構成され、利用者の顔面照度を計測することができる位置に配置される。
【0031】
光補正演算部23は、照度獲得部22で得られた照度情報(照度データ)が照明制御部21によって出力された照度情報(設定照度データ)に等しくなるように、照明制御信号を生成して制御回路部12に出力するものである。例えば、照度データの照度値が設定照度データの照度値よりも低ければ、調光出力を所定幅上げる照明制御信号を生成し、高ければ調光出力を所定幅下げる照明制御信号を生成する。なお、照明制御部21および光補正演算部23は、同一のマイコンなどにより構成するようにしてもよい。
【0032】
次に実施形態1の動作について説明する。図2に示すように、現在時刻が起床希望時刻t3の30〜60分前の時刻t1になると、生理ソフト制御部が動作するが、照度獲得部22で得られた照度データの値が、外光等による顔面照度の影響を受け、照明制御部21によって出力された設定照度データの値よりも高いので、設定照度データの値が照度データの値に等しくなるt2時点まで、光補正演算部23は照明制御信号を出力するのを停止する。これにより、ランプ10は、t2時点まで消灯のままとなる。
【0033】
この後、設定照度データの値が照度データの値に等しくなると、照度獲得部22で得られた照度データの値が照明制御部21によって出力された設定照度データの値に等しくなるように、照明制御信号が生成されて、制御回路部12に出力される。つまり、t2時点以降において、ランプ10による照度と外光等による照度との合成顔面照度が、照明生理プログラムによる照度(図2の実線)に等しくなるように制御されるのである。
【0034】
これにより、t2時点以降の動作は図11で説明した動作と同様になるが、照度データの値が設定照度データの値に等しくなるように、光補正演算部23で補正される分、実際の顔面照度を照明生理プログラムによる照度に合わせることができるため、照明生理プログラムによる効果、この場合は快適な起床を促す効果を十分に高めることができる。
【0035】
なお、実施形態1では、照明制御部21にタイマが設けられる構成になっているが、動作開始時刻設定部20にタイマを設け、動作開始時刻設定部20が、照明生理プログラムによる照度情報を出力するためのタイミング信号を照明制御部21に出力する構成でもよい。
【0036】
(実施形態2)
図3は本発明による実施形態2の照明装置の動作説明図である。
【0037】
実施形態2の照明装置は、図1と同様に構成され、図3に示すように、照明により人を人間工学的にリラックスないし入眠させるべく、図12の場合と同様の照明生理プログラムが予め作成されている点を特徴とする。
【0038】
次に実施形態2の動作について説明する。現在時刻が動作開始時刻t1になると、生理ソフト制御部が動作し、照度獲得部22で得られた照度データの値が照明制御部21によって出力された設定照度データの値に等しくなるように、照明制御信号が生成されて、制御回路部12に出力される。つまり、時刻t1〜t2の導入期間、時刻t2〜t3の遷移期間、時刻t3以降のリラックス期間の各々において、ランプ10による照度と外光等による照度との合成顔面照度が、照明生理プログラムによる照度(図3の実線)に等しくなるように制御されるのである。
【0039】
これにより、t1時点以降の動作は図12で説明した動作と同様になるが、照度データの値が設定照度データの値に等しくなるように、光補正演算部23で補正される分、実際の顔面照度を照明生理プログラムによる照度に合わせることができるため、照明生理プログラムによる効果、この場合は人を人間工学的にリラックスないし入眠させる効果を十分に高めることができる。
【0040】
(実施形態3)
本発明による実施形態3の照明装置は、図1と同様に構成され、照明により人を人間工学的に、リラックスないし入眠させ、また快適に起床させるべく、実施形態1および実施形態2と同様の照明生理プログラムが予め作成され、ランプ10の周囲温度、時間的な光出力の変化等に対応し、実際の顔面照度を照明生理プログラムによる照度に合わせ、適切な照度で利用者に対して照明をすることを特徴とする。
【0041】
実施形態3では、照明器具1内のランプ10の器具内周囲温度特性変化、点灯時間変化によるランプ出力変化により、ランプ10の光出力が変化した場合においても、光補正演算部23で顔面照度を補正することができる。
【0042】
(実施形態4)
図4は本発明による実施形態4の照明装置の構成図である。
【0043】
実施形態4の照明装置は、実施形態1〜3のいずれかとの相違点として、図4に示すように、動作開始時刻設定部20、照明制御部21、照度獲得部22および光補正演算部23を含むとともに、光補正演算部23によって出力される照明制御信号をワイヤレス信号で送信するリモコン通信部24を含むリモコン2と、ランプ10、点灯回路部11および制御回路部12を含むとともに、リモコン通信部24によって送信されたワイヤレス信号から照明制御信号を受信して制御回路部12に出力するリモコン通信部13を含む照明器具1とを備えることを特徴とする。ここで、リモコン通信部13,リモコン通信部24は、いずれもワイヤレス信号を送受信するリモコン送受信部であり、ワイヤレス信号は、赤外線リモコン信号である。なお、ワイヤレス信号は無線信号などでもよい。
【0044】
実施形態4の動作は実施形態1〜3のいずれかの動作と同様であり、相違点として、光補正演算部23によって出力される照明制御信号が、リモコン通信部24を介してワイヤレス信号で送信され、リモコン通信部13において、そのワイヤレス信号から照明制御信号が受信されると、制御回路部12に出力される。これにより、照明制御信号を伝達する信号線がコードレス化されるので、信号線を配線するための手間を省くことができ、信号線の引き回しにより美観が損なわれるのを防止することができる。
【0045】
(実施形態5)
図5は本発明による実施形態5の照明装置の構成図である。
【0046】
実施形態5の照明装置は、実施形態1〜3のいずれかとの相違点として、図5に示すように、照度獲得部22として顔面からの離隔距離を測定する測距センサ(例えば熱感知センサまたは超音波センサなど)を備えていることを第1の特徴としている。
【0047】
そして、第2の特徴として、動作開始時刻設定部20を含むとともに、動作開始時刻設定部20によって設定された動作開始時刻を示す信号をワイヤレス信号で送信するリモコン通信部24を含むリモコン2と、ランプ10、点灯回路部11、制御回路部12、照明制御部21、照度獲得部22および光補正演算部23を含むとともに、リモコン通信部24によって送信されたワイヤレス信号から動作開始時刻を示す信号を受信して照明制御部21に出力するリモコン通信部13を含む照明器具1とにより構成されている。
【0048】
実施形態5の動作は実施形態1〜3のいずれかの動作と同様であり、相違点として、動作開始時刻設定部20によって設定された動作開始時刻を示す信号が、リモコン通信部24を介してワイヤレス信号で送信され、リモコン通信部13において、そのワイヤレス信号から動作開始時刻を示す信号が受信されると、照明制御部21に出力される。
【0049】
また、顔面からの離隔距離(距離データ)が照度獲得部22で測定されると、距離データが顔面照度情報を得るための情報として出力される。そして、光補正演算部23において、距離データから顔面照度が推定され、これ以降は実施形態1〜3のいずれかと同様に、照度獲得部22で得られた離隔距離から推定された照度情報が、照明制御部21によって出力された照度情報に等しくなるように、照明制御信号が生成されて制御回路部12に出力される。なお、推定される顔面照度は、各種距離データ毎に予め測定され、上述したメモリに記憶されている構成でも、演算により算出される構成でもよい。
【0050】
(実施形態6)
図6は本発明による実施形態6の照明装置の構成図、図7は同照明装置の動作説明図である。
【0051】
実施形態6の照明装置は、図1の構成との相違点として、制御回路部12から照明器具1の調光範囲等の情報(器具情報信号)を光補正演算部23に送る信号ラインがさらに設けられていることを特徴とする。なお、図6では、図1の照度獲得部22としての照度計のほか、距離データを出力する測距センサが設けられている。
【0052】
そして、器具情報信号が生理ソフト制御部に送信されると、光補正演算部23において、照明器具1を用いて各種照明生理ソフトを効果的に動かすことが可能であるかどうかを判別し、可能であれば照明生理プログラムが実行され、可能でなければ、その旨がランプ10の点滅等により報知されるようになっている。
【0053】
上記判別は、実際に照明器具1を動作させることにより、照度計により収集される照度データと、照明制御部21によって出力される照度情報とを比較することにより実行される。そして、図7に示すように、照明制御部21によって出力される照度情報の値に比べ、照度計により収集される照度データの値が高すぎ、制御回路部12が、照明制御信号に従って、点灯回路部11を通じてランプ11を調光する動作を制御しても、照明生理プログラムによる照度情報が照度計で得られなければ、制御回路部12および点灯回路部11を介してランプ11を点滅動作等させることにより、照明生理プログラムによる照明制御ができないことを報知する。
【0054】
ここで、照明器具1から調光範囲等の情報を取得するのは、その調光範囲の下限値で照明器具を制御しても、照度計により収集された照度データの値が、上記の如く照明制御部21によって出力される照度情報の値に比べ(例えば所定照度以上)高くなる場合に、照明生理プログラムによる照明制御ができないことを判別するためである。従って、照明器具1は、自己の調光範囲等の情報を予め記憶する記憶手段を持ち、生理ソフト制御部からの送信要求に応じてその調光範囲等の情報を送信するように構成されることになる。
【0055】
なお、報知する代わりに、照明生理プログラムによる照度情報を用いた動作を停止するようにしてもよい。
【0056】
また、実施形態6では、制御回路部12および光補正演算部23間が信号線で接続される構成になっているが、図4と同様に、双方向通信のリモコン通信部13,24が具備される構成でも、同様の効果を奏することができる。
【0057】
(実施形態7)
図8は本発明による実施形態7の照明装置の構成図、図9は同照明装置の動作説明図である。
【0058】
実施形態7の照明装置は、実施形態4との相違点として、図8に示すように、照明器具1を照明器具A,B,C,Dとして複数備え、光補正演算部23が、複数の照明器具の全部または一部に対して、照度獲得部22で得られた照度情報が、照明制御部21によって出力された照度情報に等しくなるように、全部または一部の照明器具の各別に、照明制御信号を生成して出力することを特徴とする。なお、照明器具Aは主照明の照明器具、照明器具Bはスタンド照明器具、照明器具Cはダウンライト、照明器具Dはウォールライトである。
【0059】
各照明器具の種別、調光範囲、利用者への光出力情報がリモコン2のメモリに予め記憶され、照明生理プログラムの動作時、その照明生理プログラムによる照度制御に最も有効な照明器具が選別され、その選別された、複数の照明器具の全部または一部が動作する。
【0060】
図9において、複数の照明器具にはID番号が割り当てられ(S1)、それら複数のID番号はリモコン2のメモリに記憶される(S3)。またこのとき、各照明器具を個別に点灯ないし調光し、その照明器具の種別、調光範囲、照度レベル等の情報が収集され、リモコン2のメモリに記憶される(S2,S3)。照明器具の種別などはリモコン通信部13,24を介して照明器具から収集され、照度レベルは、照度獲得部22を用いて収集される。
【0061】
この後、リモコン2のメモリに記憶した各種情報を基に、照明生理プログラムによる照度制御に最も有効な照明器具が選別され(S4)、照明生理プログラムの実行開始前に選別された照明器具が動作する(S5)。
【0062】
ここで、ID番号は、複数の照明器具のうちどの照明器具と通信しているかを認識するためのものであり、例えばあるID番号を持つ照明器具のみを、その照明器具から得られた調光範囲内で調光制御したときに、照度獲得部22から照度情報を取得することにより、そのID番号を持つ照明器具に対する調光制御をどのようにすればどのような照度変化になるかを把握することができる。
【0063】
これにより、照明生理プログラムによる光を照射することが可能になり、照明により人を人間工学的に、リラックスないし入眠させ、また快適に起床させることができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、照明生理プログラムによる効果を十分に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の照明装置の構成図である。
【図2】同照明装置の動作説明図である。
【図3】本発明による実施形態2の照明装置の動作説明図である。
【図4】本発明による実施形態4の照明装置の構成図である。
【図5】本発明による実施形態5の照明装置の構成図である。
【図6】本発明による実施形態6の照明装置の構成図である。
【図7】同照明装置の動作説明図である。
【図8】本発明による実施形態7の照明装置の構成図である。
【図9】同照明装置の動作説明図である。
【図10】従来の照明装置の構成図である。
【図11】同照明装置の動作説明図である。
【図12】本出願人により別途提案されている照明装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 照明器具
2 リモコン
10 ランプ
11 点灯回路部
12 制御回路部
13 リモコン通信部
20 動作開始時刻設定部
21 照明制御部
22 照度獲得部
23 光補正演算部
24 リモコン通信部

Claims (8)

  1. 少なくとも一つの光源と、
    この光源を点灯、調光または消灯する少なくとも一つの点灯手段と、
    この点灯手段が前記光源を点灯、調光または消灯する動作を、照明制御信号に従って制御する制御手段と、
    動作開始時刻を設定するための動作開始時刻設定手段と、
    この動作開始時刻設定手段で設定された動作開始時刻になると、予め作成された照明生理プログラムによる照度情報を出力する照度情報出力手段と、
    所定対象の照度情報を得るための照度情報獲得手段と、
    この照度情報獲得手段で得られた照度情報が前記照度情報出力手段によって出力された照度情報に等しくなるように、前記照明制御信号を生成して出力する光補正手段と
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記動作開始時刻設定手段、前記照度情報出力手段、前記照度情報獲得手段および前記光補正手段を含むとともに、前記光補正手段によって出力される照明制御信号をワイヤレス信号で送信する通信手段を含むワイヤレスリモコンと、
    前記光源、前記点灯手段および前記制御手段を含むとともに、前記送信手段によって送信されたワイヤレス信号から前記照明制御信号を受信して前記制御手段に出力する通信手段を含む照明器具と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記ワイヤレスリモコンの通信手段および前記照明器具の通信手段の各々は、双方向通信用であり、ワイヤレス信号を送受信することを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  4. 前記光補正手段は、前記照明器具の形状、前記光源の種類により、前記光源の温度特性などによる光出力変化を補正することを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 前記照度情報獲得手段は、前記所定対象としての顔面照度を測定する照度計であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記照度情報獲得手段は、前記所定対象としての顔面照度を推定するために、前記所定対象からの離隔距離を測定する測距センサであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記制御手段が、前記照明制御信号に従って、前記点灯手段を通じて前記光源を調光する動作を制御しても、前記照明生理プログラムによる照度情報が前記照度情報獲得手段で得られなければ、その旨を報知すること、または前記照明生理プログラムによる照度情報を用いた動作を停止することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 前記照明器具を複数備え、
    前記光補正手段は、前記複数の照明器具の全部または一部に対して、前記照度情報獲得手段で得られた照度情報が、前記照度情報出力手段によって出力された照度情報に等しくなるように、前記全部または一部の照明器具の各別に、前記照明制御信号を生成して出力する
    ことを特徴とする請求項3記載の照明装置。
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