JP2004355613A - 医師評価システム及び該システムを用いた医師紹介システム - Google Patents

医師評価システム及び該システムを用いた医師紹介システム Download PDF

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Abstract

【課題】所定の項目に分けて評価することで医師の特徴が把握しやすい評価を行うことが可能な医師評価システムを提供する。
【解決手段】医師情報の入力を行うための医師側端末1と、第三者側情報の入力を行うための第三者側端末2と、医師情報、及び第三者側情報を蓄積するデータベース3と、医師本人の評価値を算出する評価手段5を有するサーバ4とを具備する。サーバ4は、所定の評価実行命令に基づきデータベース3を参照し、該データベース3から評価すべき医師に関する医師情報及び第三者側情報を評価手段5に抽出し、評価手段5において、治療経験、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績等の所定の項目に分けて各項目ごとに評価値が算出される。評価値に基づく評価結果は、サーバ4からネットワーク6を介して医師側端末1に送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、医師を評価するための医師評価システムに関し、特に、医師の専門分野に基づき、適切な評価を行うことが可能な医師評価システムに関する。また、その医師評価システムを用いて医療施設に適切な医師を紹介するための医師紹介システムに関する。
病院や医院等の医療施設の評価は、医師の質に頼る部分が大きいにも拘らず、従来は医師を正確に評価する方法はなかった。簡易的な評価法としては、非特許文献1にあるような、手術の難易度等に基づき点数付けを行う専門医認定のための評価法等があった。しかしながら、これは実際の技能云々の評価が可能なわけではなく、単に行った手術件数が多ければ多いほど、単純に点数が上がるものであった。したがって、正確に医師を評価するものではなかった。また、医師の人格や勤務態度、学会への論文投稿数等を考慮するようなものはなく、総合的に医師の評価を行うことはできなかった。
現在の所謂医局制度の下では、医師の雇用・就職は、医局人事による部分が大きく、医療施設側で、医療施設が望む医師を選択することは難しかった。しかしながら、医局制度の廃止や国立大学の独立行政法人化等により、医師人事の流動化が予想される。このような状況の中で、医師の正確な評価が重要となってくる。即ち、医療施設側では、質の高い医療を行うために必要な医師を正確に選定する必要があるが、それには医師の評価を正確に行う必要がある。
特許文献1にあるような患者への医院紹介サービス支援システム等もあるが、これは医師を総合的に評価できるものではない。したがって、患者に紹介することはできたとしても、求人のために人物像等を評価する必要がある医療施設には、医師の選択をするために利用することはできなかった。
特開2002−197197号公報 "心臓血管外科専門医認定のための臨床経験評価方式"、[online]、心臓血管外科専門医認定機構、[平成15年03月05日検索]、インターネット<URL:http://cvs.umin.jp/std/result3.html>
前述の如く、従来の医師の評価方法では、所定の項目ごとに評価された分かりやすい評価ではなく、また、医師本人自身の自己申告等による主観的な評価であったため、客観的に医師の正確な評価ができるものでもなかった。また、このような評価を行うためのデータベースも存在していなかった。さらに、求人中の医療施設に、医師を所定の項目ごとに適切に評価した上で紹介するようなシステムも存在しなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、所定の項目に分けて評価することで医師の特徴が把握しやすい評価を行うことが可能な医師評価システムを提供しようとするものである。また、このシステムを用いて、医療施設にとって適切な医師を紹介することができる医師紹介システムを提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による医師評価システムは、会員登録された医師本人の側で技能や経験等に関する医師情報の入力を行うための医師側端末と、医師本人以外の第三者の側で医師に関する第三者側情報の入力を行うための第三者側端末と、医師側端末により入力された医師情報、及び第三者側端末により入力された第三者側情報を蓄積するデータベースと、医師情報と第三者側情報とに基づき医師本人の評価値を算出する評価手段を有するサーバと、を具備する。サーバは、所定の評価実行命令に基づきデータベースを参照し、該データベースから評価すべき医師に関する医師情報及び第三者側情報を評価手段に抽出し、評価手段において、医師情報と第三者情報に基づき、外科系であれば少なくとも治療経験、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績の5項目、内科系であれば少なくとも内科技量、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績の5項目に分けて、各項目ごとに評価値が算出され、評価値に基づく評価結果は、サーバから電気通信ネットワークを介して医師側端末に送信される。
ここで、医師側端末は、カルテを電子データとして記録するための電子カルテ作成端末であっても良く、この場合、医師が患者を診断し、電子カルテ作成端末により入力した電子データの内の所定のデータが医師情報の一部としてデータベースに蓄積される。
また、外科系の5項目は、治療経験が経験年数、手術合併率、手術死亡率、手術経験数、難易度別手術経験度等からなり、臨床経験が紹介率、手術技量等からなり、人物評価が自己申告、第三者評価等からなり、学会活動が外科学会や専門領域での会員活動等からなり、研究業績が執筆論文数や学会発表数等からなれば良い。
また、内科系の5項目は、内科技量が診療知識、診療技能等からなり、臨床経験が経験年数、紹介率等からなり、人物評価が自己申告、第三者評価等からなり、学会活動が内科学会や専門領域の会員活動等からなり、研究業績が執筆論文数や学会発表数等からなれば良い。
そして、評価結果には、医師の評価を視覚的に表わすことが可能なレーダチャートを含めることも可能である。
また、サーバがデータベースから評価すべき医師に関する医師情報及び第三者側情報を評価手段に抽出するときに、時間的なパラメータを加えて抽出することも可能である。
さらに、医師側端末及び/又は第三者側端末は、情報の入力に際し、オートコンプリート機能及び/又はオートコレクト機能を有しても良い。
また、医師側端末は、医師情報の入力に際し、レセプト情報を用いても良い。そして、入力された医師情報は、レセプト情報にも利用することが可能である。
また、入力された医師情報には、医師の役職、地位等の情報も含まれても良い。
またさらに、サーバは評価値と達成目標を比較し、該達成目標までに必要な各項目の値を算出し、該値までに必要な技能や経験等に関する医師情報を医師側端末に送信するようにしても良い。
さらに、本発明による医師紹介システムは、会員登録された医療施設の側で求人情報の入力を行うための医療施設側端末を具備し、データベースは、さらに、医療施設側端末により入力された求人情報を蓄積し、評価手段は、医師情報及び第三者側情報に重み付けを与える重み付け手段を有するものである。サーバは、所定の評価実行命令に基づきデータベースを参照し、求人情報に基づき抽出条件を設定し、該データベースから転職希望の医師に関する医師情報及び第三者側情報を評価手段に抽出し、評価手段において、求人情報に基づき、重み付け手段により、医療施設が望む技能や経験等に関する情報に対してはより重み付けが重くなるように、医師情報と第三者側情報に所定の重み付けが与えられ、該重み付けが考慮された上で評価値が算出され、評価値から、紹介すべく医師を選択し、選択された医師に関する評価結果は、サーバから電気通信ネットワークを介して医療施設側端末に送信され、医療施設に対して転職希望の医師が紹介される。
ここで、医療施設側端末は、医師が入力した医師情報自体を参照可能とすることも可能である。
なお、達成目標は、求人情報に基づき決定されても良い。
上記手段によれば、以下のような利点がある。即ち、医師本人による情報だけでなく、第三者の情報も考慮することで、より客観的な評価が可能となる。また、外科系、内科系でそれぞれ5項目に分けて各項目ごとに評価値が算出されるため、単なる総合点による評価ではない、医師の特徴がより把握しやすい評価が可能である。さらに、この医師評価システムを用いて、医療施設側の要望も考慮することが可能となり、医療施設側が望む能力を有する医師を容易に紹介可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明の医師評価システムの概要を説明するためのブロック図である。図中、参照番号1は医師側端末を表わし、2は第三者側端末を、3はデータベースを、4はサーバを表わしている。医師側端末1は、会員登録された医師本人の側で、技能や経験等に関する医師情報の入力を行うための端末である。この端末は、コンピュータ等の電子計算機であれば良いが、患者のカルテ等を電子データとして記録するための電子カルテ作成端末であっても良い。この場合には、医師が患者を診断して入力した電子データの内の必要な部分のみが医師評価システムに入力されるようにすれば良い。第三者側端末2は、医師本人以外の第三者の側で医師に関する第三者側情報の入力を行なうための端末である。第三者とは、具体的には、評価される本人以外の同僚や上司、部下、看護師、事務員等である。また、第三者には患者が含まれても良い。さらに、医師の評価を行うことができる者を限定する意味では、会員登録された者のみが第三者端末2から第三者側情報を入力できるようにすることが好ましい。さらに、第三者による客観的な評価を行うためのNPO等の団体を設けて、これを本願における「第三者」としても良い。データベース3は、医師情報と第三者側情報を蓄積するための情報記憶媒体である。サーバ4は、後述するように所定の項目に分けて医師の評価を行う評価手段である評価部5を有しており、当該評価部5で医師の評価をしたり、評価結果を医師側端末1に送信したりするものである。なお、サーバ4の運営者は、NPO等の団体や営利目的の団体等、種々の者が考えられる。そして、これらがインターネット等に代表される電気通信ネットワーク6に接続されている。なお、図示例ではデータベース3はサーバ4を介して電気通信ネットワーク6に接続されているが、本発明はこれに限定されず、データベース3が直接電気通信ネットワーク6に接続されていても良いし、更には、サーバ4がデータベース3を有する構成であっても勿論構わない。
ここで、データベースは日々データを入力することでアップデートされるものであっても良いし、必要なときに更新されるようなものであっても良い。
なお、医師側端末1を用いて医師情報の入力を行なう際に、病院等の医療施設において用いられるレセプト(診療報酬明細書)の情報を用いて、治療経験等の情報に利用することも可能である。また、医師情報の入力項目をレセプトと対応付けることで、医師情報をレセプト情報に利用することも可能である。
次に、本医師評価システムの流れを説明する。図2は、本発明の医師評価システムの評価の流れを説明するためのフローチャートである。まず、医師が、医師側端末1を用いてサーバ4にアクセスする(ステップ10)。次に、アクセスしてきた者が本システムの会員であるか否かをIDやパスワード等の通常用いられる手段によりチェックし(ステップ11)、非会員であれば会員登録手続を行う(ステップ12)。これは、データベースを構築するために、入力者や評価者の対象を特定するために行うものである。また、プライバシー保護の観点からも、会員登録したもののみがアクセスできるようにするのが望ましい。同様に、医師本人以外の第三者が第三者側端末を用いてサーバ4にアクセスした場合も(ステップ10)、会員であるか否かをチェックし(ステップ11)、非会員であれば会員登録手続を行う(ステップ12)。なお、必要により会員に適合する者であるか否かを審査する過程を設けても良い。そして、ステップ13で、医師が行うのが医師情報のデータ入力なのか医師評価なのかを判断する。判断は、例えば医師からの所定の命令に基づき行う。具体的には、ブラウザ等でサーバ4にアクセスし、画面内にデータ入力モードと評価モードの選択画面等を用意しておき、その選択によってステップ14に進むか否かを判断する。データ入力であれば、入力された医師情報又は第三者側情報をデータベース3に蓄積する(ステップ14)。なお、第三者の場合には、データ入力のみを行えるようにしておけば良い。また、入力するデータは、外科系や内科系に分けられ、治療経験や技量、臨床経験、人物像、学会活動、研究業績等に対して、例えば複数の質問に答える形で入力されるものである。
各項目は、具体的には外科系であれば少なくとも「治療経験」、「臨床経験」、「人物評価」、「学会活動」、「研究業績」の5項目、内科系であれば少なくとも「内科技量」、「臨床経験」、「人物評価」、「学会活動」、「研究業績」の5項目に分けられる。外科系の各項目は、さらに、「治療経験」が経験年数、手術合併率、手術死亡率、手術経験数、難易度別手術経験度等に分けられる。また、「臨床経験」は、紹介率、手術技量等に分けられる。「人物評価」は、自己申告、第三者評価等に分けられる。さらに、「学会活動」は、外科学会等の会員活動、専門領域での会員活動等に分けられる。また、「研究業績」は、執筆論文数や学会発表数等に分けられる。これらはさらに関連する具体的な質問事項になっている。同様に、内科系の各項目は、さらに、「内科技量」が診療知識、診療技能等、「臨床経験」が経験年数、紹介率等、「人物評価」は自己申告、第三者評価等、「学会活動」が内科学会や専門領域の会員活動等、「研究業績」が執筆論文数や学会発表数等に分けられる。なお、第三者による評価である第三者側情報は、人物評価の他に、治療経験や臨床経験、内科技量等の項目にも影響を及ぼすようにしても勿論良い。
そして、医師又は第三者は、これらの事項に関連する質問に答える形で情報を入力する。なお、質問に対する入力は、ブラウザ等に質問事項を表示させ、端末に接続されたキーボード等で入力するようにすれば良い。また、各質問は、手術経験数等は回数により、また難易度により点数化され、人物評価は例えば5段階評価により点数化される。
このような医師情報や第三者側情報の入力に際し、キーボードからの入力を補助する目的で、過去の入力履歴を参照して次の入力内容を予想して予め表示する機能、例えば最初の3文字程度を入力するだけで残りの言葉を予想して表示する機能であるオートコンプリート機能を用いても良い。さらに、よくあるスペルミス等をパターン化して記憶しておき、パターンに一致する入力があった時に自動修正を行なうオートコレクト機能を用いても良い。これは、入力された情報に近い候補を幾つか表示するようなものであっても良い。
そして、評価を行う場合には、サーバ4はデータベースを参照し(ステップ21)、対象となる医師に関する医師情報及び第三者側情報を抽出する(ステップ22)。抽出したデータは、医師情報や第三者側情報の各項目が、手術の難易度や経験数等に基づき、点数化される。このとき、評価部において、医師情報と第三者情報に基づき、外科系であれば少なくとも治療経験、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績の5項目、内科系であれば少なくとも内科技量、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績の5項目に分けて、各項目ごとに評価値が算出される(ステップ24)。評価値は、点数等の単なる数値等であるため、視覚的に判断しやすいように、例えばレーダチャート等を付して、所定のフォーマットに従ってレイアウトを構築し、評価結果として電気通信ネットワーク6を介してサーバ4から医師側端末1に送信される(ステップ25)。
なお、治療経験等の評価において、評価の用途によってはあまりに昔の経験等は考慮したくない場合がある。したがって、治療経験の経験時期等の時間的なパラメータも記憶しておき、必要により評価に時間的制限を加えることも可能である。即ち、例えば過去2年以内の評価結果を出すようにすることも可能となる。
図3は、本発明の医師評価システムによる評価結果の一例である。なお、評価結果は電子データにより画面上に表示するものであっても紙に表示するものであっても良い。なお、図3の評価を見ると、この医師は全項目について平均的に良い評価であり、治療経験の項目も高いことから、ある程度年配の医師であることが一目で見て取れる。さらに、図4の他の医師の評価結果の例をみると、この医師は治療経験は豊富なのである程度年配の医師であるが、研究業績が低いことが見て取れるので、研究発表等は余りせず、実際の治療・診断の方により力を入れている医師であることが一目で分かる。このように、このようなレーダチャート付きの評価結果を見れば、治療向きな医師なのか、研究者向きな医師なのか等が容易に判断可能となる。
なお、医師情報には、医師の役職や地位等の情報も含めて入力することも可能である。このような情報もデータベースに蓄積し、評価結果と共に表示することで、本発明による医師評価システムを用いて評価を行った医師が、自分の現在の評価がどの程度の役職や地位の者と同程度なのかを把握することも可能となる。
さらに、例えば目標となる人物の評価に近づけるためには何が必要かを判断できるようにするために、達成目標を決定し、評価結果の評価値とこの達成目標とを比較し、達成目標までに必要な各項目の値を逆に算出し、この値までに必要な技能や経験等に関する医師情報を、電気通信ネットワーク6を介してサーバ4から医師側端末1に送信するようにしても良い。この場合、達成目標は、医師自身により決定されても良いし、医師以外の者が医師を評価する場合には、その者により決定されても良い。
次に、図5を用いて、本発明の医師評価システムを用いた医師紹介システムを説明する。図5は、本発明の医師紹介システムの概要を説明するためのブロック図であり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、重複説明は省略する。参照番号7は医療施設側端末を表わしており、医療施設側端末7は、会員登録された医療施設の側で、求人情報の入力を行うための端末である。医療施設側端末7により入力された求人情報、即ち、医療施設側で必要としている人材に関する情報は、電気通信ネットワーク6を介してデータベース3に蓄積される。そして、サーバ4は、所定の評価実行命令に応じて、求人情報に基づき抽出条件を設定し、データベース3から転職希望の医師に関する医師情報及び第三者側情報を評価手段に抽出する。抽出条件とは、具体的には医療施設側で必要としている人材の専門分野や年齢等であり、これによりデータベースをある程度ふるいにかける。そして、抽出された医師情報及び第三者側情報は、評価部5で評価値が算出されるが、ここで、評価部5は、医師情報及び第三者側情報に重み付けを与える重み付け手段を有する。重み付け手段は、例えば所定の項目の点数の率を高くしたり低くしたりできるものである。即ち、求人情報に基づき、重み付け手段により、医療施設が望む技能や経験等に関する情報に対してはより重み付けが重くなるように、医師情報と第三者側情報に所定の重み付けが与えられる。なお、この重み付けが与えられる項目は、「治療経験」等の大きな項目ではなく、より細かい「難易度別手術経験度」や、さらに細かい具体的な手術内容の部分まで医療施設側で設定可能であることが好ましい。そして、この重み付けが考慮された上で評価値が算出される。この評価値に基づき、決定された評価結果、即ち、医療施設側が望む人材に最も近いと思われる医師に関する評価内容を、サーバ4から医療施設側端末7にネットワーク6を介して送信される。
なお、医療施設側の端末では、医師が入力した医師情報自体を参照可能であることが好ましい。これは、単に評価結果の点数だけを見ても、具体的にどのような手術をこれまで経験してきたのか等が分からないため、これを調べる必要がある場合もあるからである。
また、転職希望の医師であっても求人情報の条件に満たない場合、この求人情報に基づき達成目標を決定し、評価値とこの達成目標とを比較し、達成目標までに必要な各項目の値を逆に算出し、この値までに必要な技能や経験等に関する医師情報、即ち、求人条件を満たすまでに必要な技能や経験等に関する医師情報を、電気通信ネットワーク6を介してサーバ4から医師側端末1に送信するようにしても良い。これにより、医師側では後どれくらい経験を積めば転職できるようになるか等の目安を知ることも可能となる。
このように、本発明の医師紹介システムは、単に医師自身の主観的な評価だけではなく、医療施設側の要望に基づき、医療施設側がより重要視する項目にはより重い重み付けが与えられるようにしているため、単に一律に医師を評価して紹介するのではない、より医療施設側の要求に則した医師を紹介することが可能となる。
なお、本発明の医師評価システム及び医師紹介システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
以上、説明したように本発明の医師評価システムによれば、所定の項目に分けることで、医師の特徴が把握しやすい評価が可能であるという優れた効果を奏し得る。また、医師紹介システムにおいては、医療施設側が重視する項目等を考慮に入れて医師を評価して、医療施設側がより望む医師を医療施設に紹介できるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の医師評価システムの概要を説明するためのブロック図である。 図2は、本発明の医師評価システムの評価の流れを説明するためのフローチャートである。 図3は、本発明の医師評価システムの評価結果の一例を示す図である。 図4は、本発明の医師評価システムの評価結果の他の一例を示す図である。 図5は、本発明の医師紹介システムの概要を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 医師側端末
2 第三者側端末
3 データベース
4 サーバ
5 評価部
6 電気通信ネットワーク
7 医療施設側端末

Claims (14)

  1. 電気通信ネットワークを用いて、医師を評価するための医師評価システムであって、該医師評価システムは、
    会員登録された医師本人の側で技能や経験等に関する医師情報の入力を行うための医師側端末と、
    前記医師本人以外の第三者の側で前記医師に関する第三者側情報の入力を行うための第三者側端末と、
    前記医師側端末により入力された医師情報、及び前記第三者側端末により入力された第三者側情報を蓄積するデータベースと、
    前記医師情報と前記第三者側情報とに基づき前記医師本人の評価値を算出する評価手段を有するサーバと、
    を具備し、
    前記サーバは、所定の評価実行命令に基づき前記データベースを参照し、該データベースから評価すべき医師に関する前記医師情報及び第三者側情報を前記評価手段に抽出し、前記評価手段において、前記医師情報と前記第三者情報に基づき、外科系であれば少なくとも治療経験、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績の5項目、内科系であれば少なくとも内科技量、臨床経験、人物評価、学会活動、研究業績の5項目に分けて、各項目ごとに前記評価値を算出し、
    前記評価値に基づく評価結果は、前記サーバから前記電気通信ネットワークを介して前記医師側端末に送信される、
    ことを特徴とする医師評価システム。
  2. 請求項1に記載の医師評価システムにおいて、前記医師側端末は、カルテを電子データとして記録するための電子カルテ作成端末であり、前記医師が患者を診断し、前記電子カルテ作成端末により入力した電子データの内の所定のデータが前記医師情報の一部として前記データベースに蓄積されることを特徴とする医師評価システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の医師評価システムにおいて、前記外科系の5項目は、
    前記治療経験が経験年数、手術合併率、手術死亡率、手術経験数、難易度別手術経験度等からなり、
    前記臨床経験が紹介率、手術技量等からなり、
    前記人物評価が自己申告、第三者評価等からなり、
    前記学会活動が外科学会や専門領域での会員活動等からなり、
    前記研究業績が執筆論文数や学会発表数等からなる、
    ことを特徴とする医師評価システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の医師評価システムにおいて、前記内科系の5項目は、
    前記内科技量が診療知識、診療技能等からなり、
    前記臨床経験が経験年数、紹介率等からなり、
    前記人物評価が自己申告、第三者評価等からなり、
    前記学会活動が内科学会や専門領域の会員活動等からなり、
    前記研究業績が執筆論文数や学会発表数等からなる、
    ことを特徴とする医師評価システム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の医師評価システムであって、前記評価結果には、前記医師の評価を視覚的に表わすことが可能なレーダチャートが含まれることを特徴とする医師評価システム。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の医師評価システムであって、前記サーバは、前記データベースから評価すべき医師に関する前記医師情報及び第三者側情報を前記評価手段に抽出するときに、時間的なパラメータを加えて抽出することを特徴とする医師評価システム。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の医師評価システムにおいて、前記医師側端末及び/又は第三者端末は、各々前記医師情報又は第三者側情報の入力に際し、オートコンプリート機能及び/又はオートコレクト機能を有することを特徴とする医師評価システム。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の医師評価システムにおいて、前記医師側端末は、前記医師情報の入力に際し、レセプト情報を用いることを特徴とする医師評価システム。
  9. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の医師評価システムにおいて、前記入力された医師情報は、レセプト情報にも利用することを特徴とする医師評価システム。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れかに記載の医師評価システムにおいて、前記入力された医師情報には、医師の役職、地位等の情報も含まれることを特徴とする医師評価システム。
  11. 請求項1乃至請求項10に記載の医師評価システムにおいて、前記サーバは、さらに、前記評価値と達成目標を比較し、該達成目標までに必要な各項目の値を算出し、該値までに必要な技能や経験等に関する医師情報を前記医師側端末に送信することを特徴とする医師評価システム。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れかに記載の医師評価システムを用いた医師紹介システムであって、該医師紹介システムは、さらに、
    会員登録された医療施設の側で求人情報の入力を行うための医療施設側端末を具備し、
    前記データベースは、さらに、前記医療施設側端末により入力された求人情報を蓄積し、
    前記評価手段は、前記医師情報及び前記第三者側情報に重み付けを与える重み付け手段を有し、
    前記サーバは、所定の評価実行命令に基づき前記データベースを参照し、前記求人情報に基づき抽出条件を設定し、該データベースから転職希望の医師に関する前記医師情報及び第三者側情報を前記評価手段に抽出し、前記評価手段において、前記求人情報に基づき、前記重み付け手段により、前記医療施設が望む技能や経験等に関する情報に対してはより重み付けが重くなるように、前記医師情報と前記第三者側情報に所定の重み付けが与えられ、該重み付けが考慮された上で前記評価値が算出され、
    前記評価値から、紹介すべく医師を選択し、
    選択された医師に関する評価結果は、前記サーバから前記電気通信ネットワークを介して前記医療施設側端末に送信され、前記医療施設に対して転職希望の医師が紹介される、
    ことを特徴とする医師紹介システム。
  13. 請求項12に記載の医師紹介システムであって、前記医療施設側端末は、前記医師が入力した医師情報自体を参照可能であることを特徴とする医師紹介システム。
  14. 請求項11に記載の医師評価システムを用いた請求項12又は請求項13に記載の医師紹介システムにおいて、前記達成目標は、前記求人情報に基づき決定されることを特徴とする医師紹介システム。
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