JP2004355369A - 歩行杖 - Google Patents

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JP2004355369A JP2003152818A JP2003152818A JP2004355369A JP 2004355369 A JP2004355369 A JP 2004355369A JP 2003152818 A JP2003152818 A JP 2003152818A JP 2003152818 A JP2003152818 A JP 2003152818A JP 2004355369 A JP2004355369 A JP 2004355369A
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Taiji Terachi
耐志 寺地
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Fujifilm Holdings Corp
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Abstract

【課題】異なる情報を出力する複数の無線タグを歩行杖の使用者が選択する。
【解決手段】無線タグ情報を受信するリーダ1と、無線タグ情報の受信を報知する振動子2と、歩行経路に設けられた無線タグからの位置情報の受信および歩行支援の意志を持つボランティアが携帯する無線タグからのボランティア情報の受信を選択的に切り替える切り替えスイッチ4とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行を誘導するための歩行杖に関する。
【0002】
【従来の技術】
視覚障害者の歩行を安全に誘導する器具として視覚障害者用の歩行杖がある。この歩行杖は、歩行時に、前方の障害物や段差などを歩行者自身が検知するためのものであるが、近年では、無線タグ(RFID:Radio Frequency IDentifier)を利用して障害物などの位置情報を受信する杖も提案されている(特許文献1)。
【0003】
無線タグは、ループアンテナとICチップで構成されるボタンまたはカード程度の大きさの素子で、リーダと呼ばれる読み取り装置からの質問波を受けて電磁誘導の原理で応答波を出力し、データの送受信が可能である。無線タグを利用した歩行杖では、リーダを備えた杖が無線タグからの情報を受信する。無線タグは、階段や駅のホームなど、歩行に注意を要する危険な場所の床面や歩行誘導ブロックの表面などに設けられており、それらの危険な場所の存在を示す情報(位置情報)を受信した歩行杖は、振動したり音声を発したりして杖の使用者に報知する。無線タグを利用した歩行杖では、マルチリード機能により、複数の無線タグからのタグ情報を同時に読み取ることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−24983号公報 (第3−6頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の歩行杖では、タグ情報を受信すると同時に振動や音声によって報知が行われるため、異なるタグ情報を持つ複数の無線タグが近接している場合には、振動や音声が重なり、どのような情報を報知しているのかの判別が困難である。
【0006】
例えば、視覚障害者に対して、歩行を介助したり道案内をしたりする意向があるという人物に、その旨を伝える情報(ボランティア情報)を出力する無線タグを携帯してもらうと、視覚障害者は、歩行の支援を行ってくれる人物が自分の近くにいることを歩行杖で知ることができ。
【0007】
ところが、ボランティアの意向を持つ人物が、駅のホーム等にいる場合、歩行杖はホーム床面に装着された無線タグと、当該人物が携帯する無線タグの両方からの応答波を受信して振動または音声を発する。
【0008】
2つの無線タグからの情報は、情報の種類によって異なる振動パターンや音声で識別可能ではあるが、位置情報だけまたはボランティア情報だけというように、報知を行う情報の種類を歩行杖の使用者が自身で選択できるようにすれば、その報知がどのようなタグ情報の受信によるものであるかが確実に識別することができる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、異なる情報を出力する複数の無線タグを歩行杖の使用者が選択することができる視覚障害者用歩行杖を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の歩行杖は、無線タグ情報を受信する無線タグ受信手段(リーダ1)と、前記無線タグ情報の受信を報知する報知手段(振動子2、スピーカ3)と、歩行経路に設けられた無線タグからの位置情報の受信および歩行支援の意志を持つボランティアが携帯する無線タグからのボランティア情報の受信を選択的に切り替える選択手段(切り替えスイッチ4)とを備える。この構成によれば、位置情報またはボランティア情報を使用者の意志で選択できるので、使用者が要求する種類の情報を受信することで、無線タグ情報の識別を確実に行うことができる。
【0011】
請求項2記載の歩行杖は、請求項1記載の歩行杖において、前記報知手段は、前記無線タグ情報の内容を、振動または音声によって報知する。この構成によれば、振動または音声によって選択した無線タグ情報をさらに効果的に報知できる。
【0012】
請求項3記載の歩行杖は、請求項2記載の歩行杖において、前記報知手段は、前記位置情報の報知を危険度に応じて振動形態または発音形態を変化させて行う。この構成によれば、歩行杖の使用者は、歩行中の場所の危険度をより詳細に把握できる。
【0013】
請求項4記載の歩行杖は、請求項1から3のいずれか一項記載の歩行杖において、前記報知手段は、バッテリ残量を振動または音声によって報知する。この構成によれば、使用者は杖のバッテリ残量を知ることができ、突然のバッテリ切れを回避することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における歩行杖の構成を示すブロック図である。歩行杖は、リーダ1、振動子2、スピーカ3、切り替えスイッチ4、制御部5、バッテリ6を備える。
【0015】
リーダ1は、外部のRFID7に記録された位置情報またはボランティア情報のタグ情報を読み取る。振動子2は、タグ情報の受信または受信情報の内容に応じて振動する。スピーカ3は、タグ情報の受信または受信情報の内容に応じて音声を出力する。出力する音声は、ブザーやメロディなどの電子音でも、合成音声を用いる。
【0016】
切り替えスイッチ4は、位置情報の受信またはボランティア情報の受信を選択する。切り替えスイッチ4は、杖のグリップ部にあり、押下と押下の解除でオン・オフを行う2個のボタン4a、4bを有するスイッチで構成される(図2参照)。例えば、4aは位置情報報知用、4bはボランティア情報報知用のボタンで、一方を押下してオンにすると、他方は押下が解除されオフになる。
【0017】
制御部5は、切り替えスイッチ4の出力に応じて、リーダ1から取得する情報の選択を行い、振動子2やスピーカ3の出力を制御するなど、歩行杖の動作全般に関する制御を行う。バッテリ6は、歩行杖の上記各部に電力を供給する。
【0018】
図3は、歩行杖のRFID読み取り動作の手順を示すフローチャートである。杖の電源スイッチ(図示略)をオンにすると(ステップS101)、制御部5は切り替えスイッチ4の出力を検知する(ステップS102)。切り替えスイッチ4の位置情報報知ボタン4aがオンになっている場合、リーダ1が質問波を送信してRFIDの読み取りを行い(ステップS103)、位置情報を含む応答波があるかどうかを検知する(ステップS104)。制御部5は、応答波に位置情報が含まれている場合に振動子2を振動させ(ステップS105)、含まれていない場合には振動させない。その後、制御部5は電源スイッチの状態を検知して(ステップS106)、オンの場合はステップS103に戻ってRFIDのリードを繰り返し、オフになっている場合は、一連の読み取り動作を終了する。
【0019】
一方、ステップS102において、切り替えスイッチ4のボランティア情報報知ボタン4bがオンになっている場合、リーダ1が質問波を送信してRFIDの読み取りを行い(ステップS107)、ボランティア情報を含む応答波があるかどうかを検知する(ステップS108)。制御部5は、応答波にボランティア情報が含まれている場合に振動子2を振動させ(ステップS109)、含まれていない場合には振動させない。その後、制御部5は電源スイッチの状態を検知して(ステップS110)、オンの場合はステップS107に戻ってRFIDのリードを繰り返し、オフになっている場合は、一連の読み取り動作を終了する。
【0020】
上記実施の形態によれば、位置情報報知ボタンまたはボランティア情報報知ボタンの押下を歩行杖の使用者が行うため、杖の振動が、危険な場所への接近を報知しているのか、またはボランティアが近くにいることを報知しているのかが確実に把握できる。
【0021】
図4は、RFIDが装着された場所の危険度に応じて振動パターンを変化させる報知動作の流れを示すフローチャートである。制御部5は、リーダ1が位置情報を受信すると(ステップS201)、予め制御部5に格納したテーブルで位置情報を照合して受信した位置の危険度を判定する(ステップS202)。
【0022】
図5は、位置情報から危険度を判定するためのテーブルの概念を示す図である。RFIDから受信する位置情報には、場所の種類を示す情報が含まれているので、制御部5は、テーブルを参照して当該場所の危険度を数値で把握する。例えば、図5では、横断歩道は10、階段は4というように危険度が判る。本実施形態では、これらの数値に応じて、危険度を「大」、「中」、「小」の3種類に分類する。分類における数値の範囲は任意に決定してよく、例えば、「大」=10〜7、「中」=6〜4、「小」=3〜1と設定すると、ホームは危険度=「大」となる。なお、テーブルの危険度には数値ではなく、「大」、「中」、「小」の危険度を直接当てはめてもかまわない。
【0023】
次に、ステップS202の判定に基づいて、危険度が「大」の場合は「大」のレベルで(ステップS203)、危険度が「中」の場合は「中」のレベルで(ステップS204)、「小」の場合は「小」のレベルで(ステップS205)、振動子が振動して一連の報知動作が終了する。なお、振動のレベルは、振動の強度や振動時間の長さなどで変化させればよい。また、危険度の分類も3種類に限定されるものではない。
【0024】
上記実施の形態によれば、位置情報ボタンを選択し、位置情報を受信する場合の振動パターンが異なるため、使用者は接近中の場所の危険性をより詳細に把握することができる。
【0025】
図6は、バッテリ残量不足の報知動作の流れを示すフローチャートである。制御部5がバッテリ6の残量を検知し(ステップS301)、残量が所定量未満になった場合、振動子3はタグ情報受信の場合とは異なる形態で振動し(ステップS302)、報知動作を終了する。なお、振動形態は、振動の強度や振動時間の長さなどで変化させればよい。
【0026】
上記実施の形態によれば、バッテリ残量不足が報知されるので、バッテリ切れの杖の使用を防止できる。
【0027】
なお、上記実施の形態では、振動子を振動させて報知する場合について説明したが、スピーカ3から音声を出力させる場合でも同様の手順で行うことができる。また、振動と音声、両方で報知するようにしてよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、位置情報またはボランティア情報を使用者の意志で選択できるので、使用者が要求する種類の情報を受信することで、無線タグ情報の識別を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における歩行杖の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態における歩行杖の外観を示す図。
【図3】本発明の一実施の形態における歩行杖のRFID読み取り動作の手順を示すフローチャート。
【図4】RFIDが装着された場所の危険度に応じて振動パターンを変化させる報知動作の流れを示すフローチャート。
【図5】位置情報から危険度を判定するためのテーブルを示す図。
【図6】バッテリ残量不足の報知動作の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 リーダ
2 振動子
3 スピーカ
4 切り替えスイッチ
5 制御部
6 バッテリ
7 RFID

Claims (4)

  1. 無線タグ情報を受信する無線タグ受信手段と、前記無線タグ情報の受信を報知する報知手段と、歩行経路に設けられた無線タグからの位置情報の受信および歩行支援の意志を持つボランティアが携帯する無線タグからのボランティア情報の受信を選択的に切り替える選択手段とを備える歩行杖。
  2. 前記報知手段は、前記無線タグ情報の内容を、振動または音声によって報知する請求項1記載の歩行杖。
  3. 前記報知手段は、前記位置情報の報知を危険度に応じて振動形態または発音形態を変化させて行う請求項2記載の歩行杖。
  4. 前記報知手段は、バッテリ残量を振動または音声によって報知する請求項1から3のいずれか一項記載の歩行杖。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250792A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Takenaka Komuten Co Ltd 経路情報管理システム
JP2013524313A (ja) * 2010-03-25 2013-06-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 徘徊予防のための装置と方法

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