JP2004355264A - 紙幣画像検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユニット本体18の一側に設定された検出エリアZの画像を検出する画像検出センサ24と、検出エリアZに向けて光を照射する発光手段27とをユニット本体18内に配置して構成された検出ユニット13を一対、紙幣搬送路12を挟んで対向配置するとともに、発光手段27(27X)から光を照射し該光の紙幣からの反射光を画像検出センサ24(24X)で検出するとともに発光手段27(27X)からの光の紙幣での透過光を画像検出センサ24(24Y)で検出し、さらに発光手段27(27Y)から光を照射し該光の紙幣からの反射光を画像検出センサ24(24Y)で検出する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣を判別する際に用いられる紙幣画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣の例えば真偽、金種および汚損等を判別する際に用いられる紙幣画像検出装置に関する技術として、紙幣搬送路に対して一側に配置された発光ユニットから紙幣に向けて光を照射し、その透過光を紙幣搬送路に対して反対側に配置された受光ユニットで検出するものと、発受光ユニットの紙幣搬送路に対して一側に配置された発光部から紙幣に向けて光を照射し、その反射光を同発受光ユニットの受光部で検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、このような紙幣画像検出装置に用いられるイメージセンサモジュールに関する技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−357429号公報
【特許文献2】
特許第3099077号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
紙幣の真偽、金種および汚損等の判別において、判別精度を高めるために、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像のそれぞれについて判別を行い、これらを総合して判別を行うことがあるが、このような判別を行う場合に、上記特許文献1に開示された紙幣画像検出装置を用いると、紙幣の表裏方向一側の画像の検出のために第1の画像検出センサおよび第1の発光体を有する第1の発受光ユニットと、紙幣の表裏方向逆側の画像の検出のために第2の画像検出センサおよび第2の発光体を有する第2の発受光ユニットと、紙幣の表裏の透過画像を検出するための第3の発光体を有する発光ユニットと、第3の画像検出センサを有する受光ユニットとが必要となり、それぞれの受光のために三つの画像検出センサが必要であるためコストが増大してしまうという問題があった。
【0005】
したがって、本発明は、コストを低減することができる紙幣画像検出装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ユニット本体の一側に設定された検出エリアの画像を検出する画像検出センサと前記検出エリアに向けて光を照射する発光手段とを前記ユニット本体内に配置して構成された検出ユニットを一対、紙幣搬送路を挟んで対向配置するとともに、一方の検出ユニットの前記発光手段から光を照射し該光の前記紙幣搬送路における紙幣からの反射光を前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出するとともに前記一方の検出ユニットの前記発光手段からの光の前記紙幣での透過光を他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出し、さらに前記他方の検出ユニットの前記発光手段から光を照射し該光の前記紙幣からの反射光を前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出することを特徴としている。
【0007】
このように、一方の検出ユニットの発光手段から光を照射し該光の紙幣搬送路における紙幣からの反射光を前記一方の検出ユニットの画像検出センサで検出するとともに前記一方の検出ユニットの発光手段からの光の紙幣での透過光を他方の検出ユニットの画像検出センサで検出し、さらに前記他方の検出ユニットの発光手段から光を照射し該光の紙幣からの反射光を前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出する。これにより、検出ユニットを一対用いて、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像を検出することができる。しかも、上記他方の検出ユニットの画像検出センサで表裏の透過画像および表裏方向片側の反射画像の両方を検出できる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記検出エリアと前記画像検出センサとを結ぶ線が、前記ユニット本体の前記一側の面部に直交していることを特徴としている。
【0009】
検出エリアと画像検出センサとを結ぶ線が、ユニット本体の検出エリアが設定された側の面部に直交しているため、この面部で紙幣搬送路の紙幣を案内することができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記ユニット本体の前記一側には、前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向における両端側に、前記紙幣搬送路を介して搬送される紙幣の導入を案内する対称形状のガイド部が形成されていることを特徴としている。
【0011】
このように、ユニット本体の紙幣搬送路側となる一側には、搬送方向における両端側に、紙幣搬送路を介して搬送される紙幣の導入を案内する対称形状のガイド部が形成されているため、対向状態にした場合に一対の検出ユニットの両方の上流側に、紙幣の導入を案内するガイド部が配置されることになる。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記ユニット本体内には前記画像検出センサを挟んで両側に発光手段が配置されていることを特徴としている。
【0013】
このように、ユニット本体内には画像検出センサを挟んで両側に発光手段が配置されているため、対称形状に形成でき、一対の検出ユニットを対向配置したときに、これらを紙幣搬送路の紙幣搬送方向に重ね合わせることができる。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記検出エリアが前記ユニット本体の前記一側の中心位置に配置されていることを特徴としている。
【0015】
このように検出エリアがユニット本体の一側の中心位置に配置されているため、対向状態で配置した場合に一対の検出ユニットを紙幣搬送方向において完全に重ね合わせることができる。
【0016】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に係る発明において、前記発光手段が、複数の異なる波長領域の光を照射可能に構成されていることを特徴としている。
【0017】
このように、発光手段が、複数の異なる波長領域の光を照射可能に構成されているため、異なる波長領域の光を照射したときの反射画像あるいは表裏の透過画像を検出できる。
【0018】
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明において、前記発光手段が、前記画像検出センサとほぼ同等以上の長さであって該画像検出センサと平行に配置される光ガイド体と、該光ガイド体の長さ方向における両端面に設けられて複数の異なる波長領域の光を前記光ガイド体内に照射する発光素子とを有することを特徴としている。
【0019】
このように、光ガイド体の長さ方向における両端面に設けられた発光素子で複数の異なる波長領域の光を光ガイド体内に照射してこの光ガイド体から紙幣に向け光を照射するため、紙幣の搬送方向に直交する長さ方向の広範囲を画像検出センサで検出する場合に、この画像検出センサと同等の長さを有する光ガイド体で紙幣の長さ方向の広範囲に光を照射することができる。
【0020】
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、前記発光素子は、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数の発光素子部を有することを特徴としている。
【0021】
このように、発光素子は、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数の発光素子部を有するため、各発光素子部をそれぞれ単独で駆動すれば複数の異なる波長領域の光を照射することができる。
【0022】
請求項9に係る発明は、請求項6乃至8のいずれか一項に係る発明において、前記発光手段が、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射することを特徴としている。
【0023】
このように、発光手段が、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができる。
【0024】
請求項10に係る発明は、請求項6乃至9のいずれか一項に係る発明において、前記一方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む第1の取込制御手段と、前記一方の検出ユニットの前記発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む一方、前記他方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、前記他方の検出ユニットの前記発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む第2の取込制御手段と、を有することを特徴としている。
【0025】
これにより、第1の取込制御手段が、前記一方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む。また、第2の取込制御手段が、前記一方の検出ユニットの発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む一方、前記他方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサに対して第1の取込制御手段が設けられ、第2の画像検出センサに対して第2の取込制御手段が設けられるため、第1の画像検出センサの画像の検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができる。
【0026】
請求項11に係る発明は、請求項10に係る発明において、前記第1の取込制御手段および前記第2の取込制御手段は、前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサの画像の検出タイミングに前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることを特徴としている。
【0027】
このように、第1の画像検出センサの画像の検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができるため、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出できる。:判別精度をさらに高めることができる。
【0028】
請求項12に係る発明は、請求項6乃至9のいずれか一項に係る発明において、前記一方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む一方、前記全発光とは異なるタイミングで前記一方の検出ユニットの前記発光手段から光を発光させるとともに、当該発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した画像データを画像メモリ領域に取り込み、さらに、前記他方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記一方の検出ユニットの前記発光手段の全発光とも異なるタイミングで発光させるとともに前記他方の検出ユニットの前記発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む単一の取込制御手段を有することを特徴としている。
【0029】
このように、単一の取込制御手段が、前記一方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む一方、前記各発光とは異なるタイミングで前記一方の検出ユニットの発光手段から光を発光させるとともに、当該発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した画像データを画像メモリ領域に取り込み、さらに、前記他方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記一方の検出ユニットの発光手段の全発光とも異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサおよび第2の画像検出センサに対して取込制御手段が一つで済む。
【0030】
請求項13に係る発明は、請求項1乃至12のいずれか一項に係る発明において、前記検出エリアと前記画像検出センサとの間の前記ユニット本体内にレンズ体が配置されてなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
【0031】
これにより、検出エリアと画像検出センサとの間のユニット本体内にレンズ体を配置しており、レンズ体も検出ユニット内に組み込まれることになる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置を図1〜図4を参照して以下に説明する。
第1実施形態の紙幣画像検出装置11は、図1に示すように、紙幣Sを直線状に搬送する紙幣搬送路12を挟んで両側に対向配置される一対の同一構成の検出ユニット13を有している。
【0033】
検出ユニット13は、長さ方向(図1における紙面直交方向)の寸法が厚さ方向(図1における上下方向)の寸法および幅方向(図1における左右方向)の寸法に比してかなり大きく、細長い形状をなしている。検出ユニット13は、検出ユニット13における厚さ方向の一側に開口部15が設けられた細長い箱状の収納体16と、この収納体16にその開口部15を閉塞させるように取り付けられる細長い板状の透光カバー17とで構成されるユニット本体18を有している。なお、このユニット本体18は、検出ユニット13の外側部分を構成するものであるため、長さ方向、厚さ方向および幅方向を検出ユニット13と一致させている。
【0034】
透光カバー17は、ガラス等の透明材料で形成されており、その収納体16が取り付けられる側における幅方向の両側に突起部20が形成され、収納体16に対し反対の面部19側には、幅方向の一端部に先端側ほど厚さが薄くなるように傾斜する面取部21が形成されている。なお、透光カバー17の突起部20で囲まれた部分の内側に収納体16を嵌合させることで、透光カバー17と収納体16とが位置決め状態で接合される。
【0035】
ユニット本体18内には、その幅方向の一側であって透光カバー17に対し反対側にCCDセンサ(画像検出センサ)24が配置されている。ユニット本体18と同様にこのCCDセンサ24も細長い形状をなしており、長さ方向をユニット本体18の長さ方向に一致させてユニット本体18の収納体16に取り付けられている。このCCDセンサ24は、その画像検出方向をユニット本体18の厚さ方向に沿って透光カバー17の側に向けている。なお、CCDセンサ24の長さは、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さよりも長くなっている。
【0036】
ユニット本体18内には、CCDセンサ24の検出方向先方側である透光カバー17側に細長い形状のファイバーレンズアレイ(レンズ体)25がCCDセンサ24と平行に配置されている。このファイバーレンズアレイ25は、ユニット本体18の幅方向および長さ方向における位置をCCDセンサ24に全体的に重ね合わせた状態でユニット本体18の収納体16に取り付けられている。なお、ファイバーレンズアレイ25の長さも、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さより長くなっている。
【0037】
ここで、CCDセンサ24は、ファイバーレンズアレイ25を介して取り込む画像の検出エリアZを、検出方向先方側における透光カバー17よりも所定量外側に設定しており、この検出エリアZとCCDセンサ24とを結んだ線は面部19に直交している。なお、当然のことながら検出エリアZもユニット本体18の長さ方向に細長い形状をなしている。以上により、CCDセンサ24は、ユニット本体18の一側となる透光カバー17の外側に設定された検出エリアZの画像を検出することになり、また、検出エリアZとCCDセンサ24との間のユニット本体18内にファイバーレンズアレイ25が配置されている。
【0038】
ユニット本体18内には、その幅方向におけるファイバーレンズアレイ25の隣りに、検出エリアZに向けて斜めに光を照射する細長い形状の発光体(発光手段)27がCCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25と平行に設けられている(図1において光の方向を破線で示す)。この発光体27は、ユニット本体18の長さ方向における位置をCCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25に全体的に重ね合わせた状態でユニット本体18の収納体16に取り付けられている。
【0039】
この発光体27は、CCDセンサ24とほぼ同等以上の長さであってCCDセンサ24と平行に配置された細長い形状のガラス等の透明材料からなる光ガイド体28と、図2に示すようにこの光ガイド体28の長さ方向における両端部に長さ方向に直交して広がるように形成された矩形状の一対の取付板部30のそれぞれの外端面に設けられて両端側から光を光ガイド体28内に照射する半導体素子からなる発光素子29とを有している。なお、発光体27の長さも、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さより長くなっている。
【0040】
発光体27についてさらに説明する。
発光体27において、長さ方向における各端面に設けられる発光素子29は、複数具体的には三つの異なる波長領域の光を光ガイド体28内に照射可能とされており、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数具体的には三つのLED素子(発光素子部)29A,29B,29Cが端子部29a,29b,29cおよび共通電極端子29dとワイヤーボンディング等によって接続されている。ここで共通電極端子29dとの間に電圧を印加する端子部29a〜29cを選択することによりLED素子29A〜29Cを切り替えて発光できる構造となっている。そして、LED素子29A〜29Cの発光波長を選択することによりRGB等の複数色の可視光、紫外光および赤外光のうちの任意の三つの波長領域の光を照射可能となっている。
【0041】
ここで、両側の発光素子29は、それぞれのLED素子29A〜29Cにおいて、例えば、光ガイド体28の長さ方向に直交する面方向において重なり合うもの同士が同じ波長領域の光を照射するものとして説明しているが、対向する領域同士のLED素子29A〜29Cが同じ波長領域の光を照射することは必ずしも必須ではない。
また、一方の端面の三つのLED素子29A〜29Cが発光する光の波長領域と、他方の端面の三つのLED素子29A〜29Cが発光する光の波長領域が、三つの波長領域の光の組み合わせであることは必ずしも必須ではなく、最大、6種類の波長領域の光を発光させることも可能である。
【0042】
第1実施形態においては後述するように、発光体27が、複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみを発光させるため、発光体27において、三つのLED素子29A〜29Cの二つのみを発光させたり、ある波長領域の光が弱い場合に、LED素子29A〜29Cのうちその波長領域を複数発光させ残りを一つ発光させたりすることが可能である。
【0043】
なお、収納体16には、その内部においてCCDセンサ24へ発光体27の光が漏れるのを防止するための底壁部35が形成されており、この底壁部35にはCCDセンサ24の検出方向先方側にのみ開口部36が形成され、この開口部36を覆うようにファイバーレンズアレイ25が取り付けられている。また、収納体16には、ファイバーレンズアレイ25への発光体27の光の漏れを防止する側壁部37が形成されている。
【0044】
上記した紙幣搬送路12は、紙幣Sをその長さ方向を搬送方向に直交させその幅方向を搬送方向に沿わせた姿勢で直線状に真っ直ぐ搬送するもので、図1においては紙面に直交する方向に紙幣Sの長さ方向を配置し紙面左右方向に紙幣Sの幅方向を沿わせて紙面左右方向に例えば紙面左から右に向けて搬送する。
【0045】
そして、紙幣画像検出装置11は、上記のようにユニット本体18の一側に設定された検出エリアZの画像を検出するCCDセンサ24と、検出エリアZに向けて光を照射する発光体27とをユニット本体18内に配置して構成された検出ユニット13を一対、紙幣搬送路12を挟んで対向配置して構成されている。このとき、一対の検出ユニット13は、互いの検出エリアZを重ね合わせるようにして配置される。なお、このとき、一対の検出ユニット13は透光カバー17の面部19同士を紙幣搬送路12に平行状態で互いに対向させることになる。
【0046】
つまり、上記一方の検出ユニット13をその透光カバー17を紙幣搬送路12側に向けた状態で紙幣搬送路12の一側に配置し、この検出ユニット13を面部19に沿いかつ長さ方向に直交する軸を中心に180度反転させた状態と一致する姿勢で上記他方の検出ユニット13を紙幣搬送路12を挟んで反対側に配置するとともに、上記一方の検出ユニット13のCCDセンサ24の検出方向と上記他方の検出ユニット13のCCDセンサ24の検出方向とを一致させる。
【0047】
このとき、これら一対の検出ユニット13は、互いに長さ方向における位置を一致させるとともに幅方向を紙幣搬送路12の紙幣搬送方向に平行させており、さらに両方とも面取部21を紙幣搬送方向入口側に配置している。なお、一対の検出ユニット13は、紙幣搬送路12で幅方向を搬送方向に沿わせて搬送される紙幣Sの長さ方向の全体の画像を検出可能となるように、紙幣搬送路12に対する位置が設定されている。つまり、一対の検出ユニット13は、紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sの長さ方向全体をCCDセンサ24、ファイバーレンズアレイ25および発光体27の長さ方向の内側範囲に重ね合わせるように紙幣搬送路12に対する位置が設定されている。
【0048】
ここで、一方の検出ユニット13に対し他方の検出ユニット13を上記したように反転させるため、一対の検出ユニット13は、幅方向における位置を一致させている。
【0049】
このような紙幣画像検出装置11は、紙幣搬送路12を挟んで対向配置された一対の検出ユニット13のうち、上記一方の検出ユニット13の発光体27から光を照射し該光の紙幣搬送路12における紙幣の反射光つまり表裏方向一側の反射画像を上記一方の検出ユニット13のCCDセンサ24で長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏方向一側の反射画像を検出する。
【0050】
また、上記一方の検出ユニット13の発光体27から光を照射し該光の紙幣搬送路12における紙幣の透過光つまり表裏の透過画像を上記他方の検出ユニット13のCCDセンサ24で長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏の透過画像を検出する。
【0051】
さらに、上記他方の検出ユニット13の発光体27から光を照射し該光の紙幣搬送路12における紙幣の反射光つまり表裏方向逆側の反射画像を上記他方の検出ユニット13のCCDセンサ24で長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏方向逆側の反射画像を検出する。
【0052】
さらに加えて、上記他方の検出ユニット13の発光体27から光を照射し該光の紙幣搬送路12における紙幣の透過光つまり表裏の透過画像を上記一方の検出ユニット13のCCDセンサ24で長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏の透過画像をも検出する。
【0053】
そして、紙幣画像検出装置11は、これらの表裏の透過画像データ、表裏方向一側の反射画像データおよび表裏方向逆側の反射画像データをそれぞれ例えばマスタデータと比較して真偽、金種および汚損等を判別する図3に示す識別手段46を有している。
【0054】
次に、紙幣画像検出装置11の制御系について説明するが、上記一方の検出ユニット13としての図示上側の検出ユニット13のCCDセンサ24を区別のため第1CCDセンサ24(24X)とし、紙幣搬送路12に対して第1CCDセンサ24(24X)と同側に設けられて紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sに向けて複数具体的には二つの異なる波長領域の光を照射し該光の紙幣Sからの反射光を第1CCDセンサ24(24X)で検出させる図示上側の検出ユニット13の発光体27を区別のため第1発光体27(27X)とする。
【0055】
また、上記他方の検出ユニット13としての図示下側の検出ユニット13のCCDセンサ24を区別のため第2CCDセンサ24(24Y)とし、紙幣搬送路12に対して第2CCDセンサ24(24Y)と同側に設けられて紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sに向けて複数具体的には二つの異なる波長領域の光を照射し該光の紙幣Sからの反射光を第2CCDセンサ24(24Y)で検出させる図示下側の検出ユニット13の発光体27を区別のため第2発光体27(27Y)とする。なお、第1発光体27(27X)は紙幣の透過光を第2CCDセンサ24(24Y)で検出させる。また、第2発光体27(27Y)も紙幣の透過光を第1CCDセンサ24(24X)で検出させる。
【0056】
そして、第1実施形態は、図3に示すように、第1発光体27(27X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なるタイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させ、第1発光体27(27X)の上記各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されADコンバータ41でAD変換された複数具体的には二つの画像データをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込む第1取込制御手段(第1の取込制御手段)43を有している。
【0057】
また、第1実施形態は、第2発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なるタイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させるとともに、第2発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されADコンバータ44でAD変換された複数具体的には二つの画像データをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む第2取込制御手段(第2の取込制御手段)45を有している。
【0058】
ここで、第1取込制御手段43は、第2取込制御手段45と連携されており、第2取込制御手段45によって第2発光体27(27Y)のいずれか一方の発光に同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されADコンバータ41でAD変換された具体的には一つの画像データをもメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込むことになり、第2取込制御手段45は、第1取込制御手段43によって第1発光体27(27X)のいずれか一方の発光に同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されADコンバータ44でAD変換された具体的には一つの画像データをもメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込むことになる。
【0059】
なお、第1発光体27(27X)で発光させる二つの異なる波長領域の光と、第2発光体27(27Y)で発光させる二つの異なる波長領域の光とは、RGB等の一つの可視光、紫外光および赤外光のうちのいずれか二つであり、すべて同じ組み合わせとなっている。また、第1発光体27(27X)で発光させて逆側の第2CCDセンサ24(24Y)で検出する一の波長領域および第2発光体27(27Y)で発光させて逆側の第1CCDセンサ24(24X)で検出する他の波長領域の組み合わせもRGB等の一つの可視光、紫外光および赤外光のうちのいずれか二つであり、上記と同じとなっている。
【0060】
ここで、第1取込制御手段43および第2取込制御手段45は、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングに第2CCDセンサ24(24Y)の画像データの検出タイミングを重ね合わせるようにタイミングを制御する。つまり、同じCCDセンサで複数の画像データを同時に検出することはできないため、同一のCCDセンサで検出する画像データについては検出タイミングを異ならせ、異なるCCDセンサで検出する画像データについては検出タイミングを合わせるのである。
【0061】
具体的には、図4に示すように(図4は各発光タイミングを示すもので、ハッチング部分が画像の検出タイミングである)、第1取込制御手段43は、第1発光体27(27X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを異なる発光タイミングで発光させるとともに第1発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図4における可視反射表および赤外反射表参照)。このとき、第2取込制御手段45は、上記した第1発光体27(27X)の所定の発光に同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図4における可視反射表と一致する可視透過参照)。以上により、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、可視光の紙幣の表裏の透過画像データとが得られる。
【0062】
また、第2取込制御手段45が、第2発光体27(27Y)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを異なる発光タイミングで発光させるとともに第2発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図4における可視反射裏および赤外反射裏参照)。このとき、第1取込制御手段43は、上記した第2発光体27(27Y)の所定の発光に同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図4における赤外反射裏と一致する赤外透過参照)。以上により、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣の表裏の透過画像データとが得られる。
【0063】
以上に述べたように、第1実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、一方の検出ユニット13の第1発光体27(27X)から光を照射し該光の紙幣搬送路12における紙幣からの反射光を第1発光体27(27X)と同じ検出ユニット13の第1CCDセンサ24(24X)で検出するとともに第1発光体27(27X)からの光の紙幣での透過光を他方の検出ユニット13の第2CCDセンサ24(24Y)で検出し、さらに、他方の検出ユニット13の第2発光体27(27Y)から光を照射し該光の紙幣搬送路12における紙幣からの反射光を第2発光体27(27Y)と同じ検出ユニット13の第2CCDセンサ24(24Y)で検出するとともに第2発光体27(27Y)からの光の紙幣での透過光を一方の検出ユニット13の第1CCDセンサ24(24X)で検出する。これにより、検出ユニット13を一対用いて、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像を検出することができる。しかも、一方の検出ユニット13の第1CCDセンサ24(24X)で表裏の透過画像および表裏方向片側の反射画像の両方を検出できるとともに、他方の検出ユニット13の第2CCDセンサ24(24Y)でも表裏の透過画像および逆の表裏方向片側の反射画像の両方を検出できる。したがって、コストを低減することができる。加えて、検出ユニット13が一種類となるため管理が容易となる。
【0064】
また、第1の取込制御手段43が、一方の検出ユニット13の第1発光体27(27X)から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、この第1発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期して同じ検出ユニット13の第1CCDセンサ24(24X)で検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む。また、第2の取込制御手段45が、他方の検出ユニット13の第2発光体27(27Y)から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、この第2発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期して同じ検出ユニット13の第2CCDセンサ24(24Y)で検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む。加えて、第1の取込制御手段43と第2の取込制御手段45は連携されることで、第1の取込制御手段43が、第2発光体27(27Y)の発光に同期して第1CCDセンサ24(24X)で検出した画像データを第1の画像メモリ領域に取り込むとともに、第2の取込制御手段45が、第1発光体27(27X)の発光に同期して第2CCDセンサ24(24Y)で検出した画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む。このように、第1CCDセンサ24(24X)に対して第1の取込制御手段43が設けられ、第2CCDセンサ24(24Y)に対して第2の取込制御手段45が設けられるため、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングに第2CCDセンサ24(24Y)の画像の検出タイミングを重ね合わせることができる。したがって、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出でき、判別精度をさらに高めることができる。
【0065】
加えて、検出エリアとCCDセンサ24とを結ぶ線が、ユニット本体18の検出エリアが設定された側の面部19に直交しているため、この面部19で紙幣搬送路12の紙幣Sを案内することができる。したがって、紙幣Sを良好に案内することができる。
【0066】
さらに、発光体27が、複数の異なる波長領域の光を照射可能に構成されているため、異なる波長領域の光を照射したときの反射画像および表裏の透過画像を検出できる。したがって、判別精度をさらに高めることができる。
【0067】
加えて、発光体27が、光ガイド体28の長さ方向における両端面に設けられた発光素子29で複数の異なる波長領域の光を光ガイド体28内に照射してこの光ガイド体28から紙幣Sに向け光を照射するため、紙幣Sの搬送方向に直交する長さ方向の広範囲をCCDセンサ24で検出する場合に、このCCDセンサ24と同等の長さを有する光ガイド体28で紙幣Sの長さ方向の広範囲に光を照射することができる。したがって、複数の異なる波長領域の光を紙幣Sの広範囲に照射することができる。
【0068】
さらに、発光素子29は、所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数具体的には四つのLED素子29A〜29Dを有するため、各LED素子29A〜29Dをそれぞれ単独で駆動すれば複数の異なる波長領域の光を照射することができる。したがって、回路構成を簡素にできる。
【0069】
加えて、発光体27が、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光のみを照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができる。したがって、さらに判別精度を向上させることができる。
【0070】
加えて、第1検出エリアとCCDセンサ24との間のユニット本体18内にファイバーレンズアレイ25を配置しており、ファイバーレンズアレイ25も検出ユニット13内に組み込まれることになる。したがって、さらに取り扱いが容易となる。
【0071】
なお、以上において、各波長領域の光を発光させるに際してCCDセンサ24側において感度の相違がある場合等には、各波長領域度毎に照射時間または照射のための駆動電流を制御して、感度の相違を吸収することもできる。
【0072】
次に、本発明の第2実施形態の紙幣画像検出装置について、図5および図6を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0073】
第1実施形態においては、第1取込制御手段43と第2取込制御手段45とを用いたが、第2実施形態では、図5に示すように、単一の取込制御手段47を用いている。つまり、第2実施形態の取込制御手段47は、第1発光体27(27X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみを一方の光と他方とが一対二の割合となるようにそれぞれ異なるタイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させるとともに、第1発光体27(27X)の異なる二つの波長領域の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された複数具体的には二つの画像データと、第1発光体27(27X)の上記二つの波長領域の一方と同じ波長領域の異なるタイミングでの発光に同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された具体的には1つの画像データとをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込む。
【0074】
また、第2実施形態の取込制御手段47は、第2発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみを一方の光と他方とが一対二の割合となるようにそれぞれ異なるタイミングでしかも第1発光体27(27X)の各発光とも異なるタイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させるとともに、第2発光体27(27Y)の異なる二つの波長領域の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された複数具体的には二つの画像データと、第2発光体27(27Y)の上記二つの波長領域の一方と同じ波長領域の異なるタイミングでの発光に同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された具体的には1つの画像データとをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む。
【0075】
このように、取込制御手段47は単一であるが故に、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングと第2CCDセンサ24(24Y)の画像データの検出タイミングとをすべてずらすようにタイミングを制御する。
【0076】
具体的には、図6に示すように(図6は各発光タイミングを示すもので、ハッチング部分が画像の検出タイミングである)、取込制御手段47は、第1発光体27(27X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを一対二の割合でしかもそれぞれ異なる発光タイミングで発光させる一方、第1発光体27(27X)の可視光および一方の赤外光の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図6における可視反射表および赤外反射表参照)とともに、第1発光体27(27X)の他方の赤外光の発光に同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図6における赤外透過参照)。以上により、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣の表裏の透過画像データとが得られる。
【0077】
また、取込制御手段47は、第2発光体27(27Y)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを二対一の割合でそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体27(27X)の各発光とも異なるタイミングで発光させる一方、第2発光体27(27Y)の一方の可視光および赤外光の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図6における可視反射裏および赤外反射裏参照)とともに、第2発光体27(27Y)の他方の可視光の発光に同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図6における可視透過参照)。以上により、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、可視光の紙幣の表裏の透過画像データとが得られる。
【0078】
以上に述べたように、第2実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、取込制御手段47が、一方の検出ユニット13の第1発光体27(27X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光を一対二の割合でそれぞれ異なるタイミングで発光させ、他方の検出ユニット13の第2発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光を一対二の割合でそれぞれ異なるタイミングでしかも第1発光体27(27X)とも異なるタイミングで発光させるとともに、第1発光体27(27X)および第2発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期して第1CCDセンサ24(24X)で検出した複数具体的には三つの画像データと第2CCDセンサ24(24Y)で検出した複数具体的には三つの画像データとを画像メモリ領域に取り込む。
【0079】
言い換えれば、取込制御手段47は、第1発光体27(27X)から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、これらの各発光にそれぞれ同期して第1CCDセンサ24(24X)で検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む一方、これら発光とは異なるタイミングで第1発光体27(27X)から光を発光させるとともに、この第1発光体27(27X)の発光に同期して第2CCDセンサ24(24Y)で検出した画像データを画像メモリ領域に取り込む。さらに、取込制御手段47は、第2発光体27(27Y)から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1発光体27(27X)の全発光とも異なるタイミングで発光させるとともに、これらの第2発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期して第2CCDセンサ24(24Y)で検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む一方、上記全発光とは異なるタイミングで第2発光体27(27Y)から光を発光させるとともに、この第2発光体27(27Y)の発光に同期して第1CCDセンサ24(24X)で検出した画像データを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1CCDセンサ24(24X)および第2CCDセンサ24(24Y)に対して取込制御手段47が一つで済むため、コストをさらに低減することができる。
【0080】
次に、本発明の第3実施形態の紙幣画像検出装置について、図7を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0081】
第3実施形態においては、ユニット本体18内にCCDセンサ24を挟んで両側に上記した発光体27および側壁部37が配置されている。つまり、ユニット本体18内には、その幅方向におけるファイバーレンズアレイ25の両隣りに、それぞれ側壁部37が設けられ、これら側壁部37のファイバーレンズアレイ25に対し両反対側に、検出エリアZに向けて斜めに光を照射する細長い形状の発光体27がCCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25と平行に設けられている(図7において光の方向を破線で示す)。これらの発光体27は、上記と同様、ユニット本体18の長さ方向における位置をCCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25に全体的に重ね合わせた状態でユニット本体18の収納体16に取り付けられている。
【0082】
さらに、第3実施形態において、検出エリアZがユニット本体18の幅方向つまり紙幣搬送路12の搬送方向における面部19の中心位置に配置されている。
【0083】
加えて、第3実施形態において、透光カバー17は、その面部19側における幅方向の両端部に先端側ほど厚さが薄くなるように傾斜する面取部21が形成された鏡面対称形状をなしている。
【0084】
このような第3実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、ユニット本体18内にはCCDセンサ24を挟んで両側に発光体27が配置されているため、対称形状に形成でき、一対の検出ユニット12を対向配置したときに、紙幣搬送路12の紙幣搬送方向に全体的に重ね合わせることができる。したがって、一対の検出ユニット12で紙幣を案内することができる。
【0085】
さらに検出エリアがユニット本体18の面部19側の中心位置に配置されているため、対向状態で配置した場合に一対の検出ユニット13を紙幣搬送方向において完全に重ね合わせることができる。したがって、装置全体を小型化することができる。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、一方の検出ユニットの発光手段から光を照射し該光の紙幣搬送路における紙幣からの反射光を前記一方の検出ユニットの画像検出センサで検出するとともに前記一方の検出ユニットの発光手段からの光の紙幣での透過光を他方の検出ユニットの画像検出センサで検出し、さらに前記他方の検出ユニットの発光手段から光を照射し該光の紙幣からの反射光を前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出する。これにより、検出ユニットを一対用いて、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像を検出することができる。しかも、上記他方の検出ユニットの画像検出センサで表裏の透過画像および表裏方向片側の反射画像の両方を検出できる。したがって、コストを低減することができる。加えて、検出ユニットが一種類となるため管理が容易となる。
【0087】
請求項2に係る発明によれば、検出エリアと画像検出センサとを結ぶ線が、ユニット本体の検出エリアが設定された側の面部に直交しているため、この面部で紙幣搬送路の紙幣を案内することができる。したがって、紙幣を良好に案内することができる。
【0088】
請求項3に係る発明によれば、ユニット本体の紙幣搬送路側となる一側には、搬送方向における両端側に、紙幣搬送路を介して搬送される紙幣の導入を案内する対称形状のガイド部が形成されているため、対向状態にした場合に一対の検出ユニットの両方の上流側に、紙幣の導入を案内するガイド部が配置されることになる。したがって、紙幣を良好に案内することができる。
【0089】
請求項4に係る発明によれば、ユニット本体内には画像検出センサを挟んで両側に発光手段が配置されているため、対称形状に形成でき、一対の検出ユニットを対向配置したときに、これらを紙幣搬送路の紙幣搬送方向に重ね合わせることができる。したがって、一対の検出ユニットで紙幣を案内することができる。
【0090】
請求項5に係る発明によれば、検出エリアがユニット本体の一側の中心位置に配置されているため、対向状態で配置した場合に一対の検出ユニットを紙幣搬送方向において完全に重ね合わせることができる。したがって、装置全体を小型化することができる。
【0091】
請求項6に係る発明によれば、発光手段が、複数の異なる波長領域の光を照射可能に構成されているため、異なる波長領域の光を照射したときの反射画像あるいは表裏の透過画像を検出できる。したがって、判別精度をさらに高めることができる。
【0092】
請求項7に係る発明によれば、光ガイド体の長さ方向における両端面に設けられた発光素子で複数の異なる波長領域の光を光ガイド体内に照射してこの光ガイド体から紙幣に向け光を照射するため、紙幣の搬送方向に直交する長さ方向の広範囲を画像検出センサで検出する場合に、この画像検出センサと同等の長さを有する光ガイド体で紙幣の長さ方向の広範囲に光を照射することができる。したがって、複数の異なる波長領域の光を紙幣の広範囲に照射することができる。
【0093】
請求項8に係る発明によれば、発光素子は、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数の発光素子部を有するため、各発光素子部をそれぞれ単独で駆動すれば複数の異なる波長領域の光を照射することができる。したがって、回路構成を簡素にできる。
【0094】
請求項9に係る発明によれば、発光手段が、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができる。したがって、さらに判別精度を向上させることができる。
【0095】
請求項10に係る発明によれば、第1の取込制御手段が、前記一方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む。また、第2の取込制御手段が、前記一方の検出ユニットの発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む一方、前記他方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサに対して第1の取込制御手段が設けられ、第2の画像検出センサに対して第2の取込制御手段が設けられるため、第1の画像検出センサの画像の検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができる。したがって、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出でき、判別精度をさらに高めることができる。
【0096】
請求項11に係る発明によれば、第1の画像検出センサの画像の検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができるため、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出できる。:判別精度をさらに高めることができる。
【0097】
請求項12に係る発明によれば、単一の取込制御手段が、前記一方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む一方、前記各発光とは異なるタイミングで前記一方の検出ユニットの発光手段から光を発光させるとともに、当該発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した画像データを画像メモリ領域に取り込み、さらに、前記他方の検出ユニットの発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記一方の検出ユニットの発光手段の全発光とも異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサおよび第2の画像検出センサに対して取込制御手段が一つで済む。したがって、コストをさらに低減することができる。
【0098】
請求項13に係る発明によれば、検出エリアと画像検出センサとの間のユニット本体内にレンズ体を配置しており、レンズ体も検出ユニット内に組み込まれることになる。したがって、さらに取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置を示す長さ方向における一側から見た拡大側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置における検出ユニットを示す透光カバーを略した正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置を示す制御系のブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置における発光および画像検出のタイミングチャート図である。
【図5】本発明の第2実施形態の紙幣画像検出装置を示す制御系のブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態の紙幣画像検出装置における発光および画像検出のタイミングチャート図である。
【図7】本発明の第3実施形態の紙幣画像検出装置を示す長さ方向における一側から見た拡大側断面図である。
【符号の説明】
11 紙幣画像検出装置
12 紙幣搬送路
24(24X) 第1CCDセンサ(画像検出センサ)
24(24Y) 第2CCDセンサ(画像検出センサ)
27(27X) 第1発光体(発光手段)
27(27Y) 第2発光体(発光手段)
43 第1取込制御手段(第1の取込制御手段)
45 第2取込制御手段(第2の取込制御手段)
47 単一の取込制御手段
S 紙幣
Claims (13)
- ユニット本体の一側に設定された検出エリアの画像を検出する画像検出センサと前記検出エリアに向けて光を照射する発光手段とを前記ユニット本体内に配置して構成された検出ユニットを一対、紙幣搬送路を挟んで対向配置するとともに、一方の検出ユニットの前記発光手段から光を照射し該光の前記紙幣搬送路における紙幣からの反射光を前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出するとともに前記一方の検出ユニットの前記発光手段からの光の前記紙幣での透過光を他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出し、さらに前記他方の検出ユニットの前記発光手段から光を照射し該光の前記紙幣からの反射光を前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出することを特徴とする紙幣画像検出装置。
- 前記検出エリアと前記画像検出センサとを結ぶ線が、前記ユニット本体の前記一側の面部に直交していることを特徴とする請求項1記載の紙幣画像検出装置。
- 前記ユニット本体の前記一側には、前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向における両端側に、前記紙幣搬送路を介して搬送される紙幣の導入を案内する対称形状のガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の紙幣画像検出装置。
- 前記ユニット本体内には前記画像検出センサを挟んで両側に発光手段が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
- 前記検出エリアが前記ユニット本体の前記一側の中心位置に配置されていることを特徴とする請求項4記載の紙幣画像検出装置。
- 前記発光手段が、複数の異なる波長領域の光を照射可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
- 前記発光手段が、前記画像検出センサとほぼ同等以上の長さであって該画像検出センサと平行に配置される光ガイド体と、該光ガイド体の長さ方向における両端面に設けられて複数の異なる波長領域の光を前記光ガイド体内に照射する発光素子とを有することを特徴とする請求項6記載の紙幣画像検出装置。
- 前記発光素子は、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数の発光素子部を有することを特徴とする請求項7記載の紙幣画像検出装置。
- 前記発光手段が、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
- 前記一方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む第1の取込制御手段と、
前記一方の検出ユニットの前記発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む一方、前記他方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、前記他方の検出ユニットの前記発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む第2の取込制御手段と、
を有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。 - 前記第1の取込制御手段および前記第2の取込制御手段は、前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサの画像の検出タイミングに前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることを特徴とする請求項10記載の紙幣画像検出装置。
- 前記一方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに当該発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記一方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む一方、前記全発光とは異なるタイミングで前記一方の検出ユニットの前記発光手段から光を発光させるとともに、当該発光手段の発光に同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した画像データを画像メモリ領域に取り込み、さらに、前記他方の検出ユニットの前記発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記一方の検出ユニットの前記発光手段の全発光とも異なるタイミングで発光させるとともに前記他方の検出ユニットの前記発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで検出した複数の画像データを画像メモリ領域に取り込む単一の取込制御手段を有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
- 前記検出エリアと前記画像検出センサとの間の前記ユニット本体内にレンズ体が配置されてなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
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