JP2004354443A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着ハウジング23内に略水平方向に配設された定着ローラ24および加圧ローラ25と、前記定着ローラの上部に配設された剥離部材29と、該剥離部材を支持する支持部材31と、前記定着ハウジングと支持部材間を遮蔽する遮蔽部材34とを備え、定着ハウジング23の定着ローラ24側の上部開口を遮蔽する構成。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真法を用いる複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に係わり、特に、シート材に転写されたトナー像を定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記画像形成装置においては、感光体等の像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー像に現像した後、トナー像をシート材上に転写し、このシート材上に転写されたトナー像を定着装置により定着するようにしている。従来、この定着装置として定着ローラと加圧ローラを水平方向に配置する方式がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−66930
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、定着ローラと加圧ローラを水平方向に配置する方式においては、定着ローラから発生する熱が定着装置の上部の隙間から逃げてしまい熱効率が低下するという問題を有している。また、加熱によりトナー等から発生する揮発成分が定着装置の上部の隙間から漏れて異臭を感じる場合があるという問題を有している。さらに、定着ローラにシート材が巻き付いた場合に外部から見えにくいという問題を有している。
【0005】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、定着ローラと加圧ローラを水平方向に配置する定着装置において、熱効率を向上させるとともに揮発成分の除去を可能にする定着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、定着ハウジング内に略水平方向に配設された定着ローラおよび加圧ローラと、前記定着ローラの上部に配設された剥離部材と、該剥離部材を支持する支持部材と、前記定着ハウジングと支持部材間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、定着ハウジングの定着ローラ側の上部開口を遮蔽することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用される画像形成装置の例を示す全体構成図である。
【0008】
画像形成装置1は本体ケース2を有し、装置1の前面に開閉可能に装着される前面カバー2aを備えている。本体ケース2内には、感光体ドラムからなる像担持体3が配設され、図示しない駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。この像担持体3の周囲には、その回転方向に沿って、像担持体3を一様に帯電するための帯電装置4、像担持体3上に静電潜像を形成するための露光装置5、静電潜像を現像するためのロータリー現像装置6、像担持体3上に形成された単色のトナー像を一次転写するための中間転写装置7が配設されている。
【0009】
ロータリー現像装置6は、イエロー用現像装置6Y、マゼンタ用現像装置6M、シアン用現像装置6Cおよびブラック用現像装置6Kが支持フレーム9に装着され、支持フレーム9は図示しない駆動モータにより回転駆動される構成になっている。これらの複数の現像装置6Y、6M、6C、6Kは、像担持体3の所定量の回転毎に或る現像装置の現像ローラ6aが選択的に像担持体3に対向するように回転移動するようにされている。なお、各現像装置6Y、6M、6C、6Kには各色のトナーが収納されたトナー収納部が形成されている。
【0010】
中間転写装置7は、駆動ローラ10および従動ローラ11と、両ローラ10、11に巻架され図示矢印方向に駆動される中間転写ベルト12と、ベルト12の裏面で像担持体3に対向して配設された一次転写ローラ13と、ベルト12上の残留トナーを除去する転写ベルトクリーナ14と、駆動ローラ10に対向して配設され、中間転写ベルト12上に形成された4色フルカラー像をシート材(紙等)上に転写するための二次転写ローラ15とからなっている。
【0011】
露光装置5の下方には電源機器16が配設され、また本体ケース2の底部には給紙カセット17が配設され、給紙カセット17内のシート材は、ピックアップローラ18、シート材搬送路19、二次転写ローラ15、定着装置20を経て排紙トレイ21に搬送されるように構成されている。なお、給紙カセット17は把手17bにより装置前方に引き出し可能に装着されているとともに、用紙サイズが大きい場合に対応できるように、装置後方に突出するように引き出し可能に補助カセット17aが装着されている。
【0012】
上記構成からなる画像形成装置の作用について説明する。図示しないコンピュータからの画像形成信号が入力されると、像担持体3、現像装置6の現像ローラ6aおよび中間転写ベルト12が回転駆動し、先ず、像担持体3の外周面が帯電装置4によって一様に帯電され、一様に帯電された像担持体3の外周面に、露光装置5によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が形成される。
【0013】
像担持体3上に形成された潜像位置には、イエロー用現像装置6Yが回動してその現像ローラ6aが当接し、これによってイエローの静電潜像のトナー像が像担持体体3上に形成され、次に、像担持体3上に形成されたトナー像は一次転写ローラ13により中間転写ベルト12上に転写される。このとき、二次転写ローラ15は中間転写ベルト12から離間されている。
【0014】
上記の処理が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して、像担持体3と中間転写ベルト12の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返され、画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ベルト12上において重ねられて転写される。そして、このフルカラー画像が二次転写ローラ15に達するタイミングで、シート材が搬送路19から二次転写ローラ15に供給され、このとき、二次転写ローラ15が中間転写ベルト12に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間転写ベルト12上のフルカラートナー像がシート材上に転写される。そして、このシート材上に転写されたトナー像は定着装置20により加熱加圧され定着される。中間転写ベルト12上に残留しているトナーは転写ベルトクリーナ14によって除去される。
【0015】
なお、両面プリントの場合には、定着装置20を出たシート材は、その後端が先端となるようにスイッチバックされ、両面印刷用搬送路22を経て、再び二次転写ローラ15に供給され、中間転写ベルト12上のフルカラートナー像がシート材上に転写され、再び定着装置20により加熱加圧され定着される。
【0016】
図2および図3は、図1の定着装置20を示し、本発明の定着装置の1実施形態を示している。図2は断面図、図3は定着ローラを正面から見た図である。
図2において、定着装置20は定着ハウジング23を有し、定着ハウジング23内には内部に加熱源を有する定着ローラ24が図示矢印方向に回動可能に配設され、該定着ローラ24に対して略水平方向に加圧ローラ25が圧接して配設され、図示矢印方向に回動可能にされている。定着ハウジング23の入口側にはシート材のガイド部材26が配設され、出口側にはガイド部材27が配設されている。
【0017】
定着ローラ24の上部には、トナー像が定着されたシート材を定着ローラ24から剥離するための剥離部材29が配設され、剥離部材29の先端は定着ローラ24に対して微少間隙をもって位置するようにされている。定着ハウジング23には支持軸30が固定されており、支持軸30には定着ローラ24の両端部に対向する位置に2つの支持部材31が回動自在に装着され、また、支持部材31の先端と定着ハウジング23間には支持部材31を押圧するバネ部材32が設けられている。
【0018】
そして、2つの支持部材31間には前記剥離部材29が固定される。以上の構成により支持部材31の先端は定着ローラ24に当接され、剥離部材29の先端は定着ローラ24に対して微少なクリアランスをもって位置するようにされている。また、加圧ローラ25側にも剥離部材33が配設されている。そして、定着ハウジング23の上部には透明材料からなる可撓性の遮蔽部材34が固定され、その端部は支持部材31の上部に当接されている。この構成により、定着ハウジング23の定着ローラ24側の上部開口を遮蔽することができ、熱効率を向上させることができる。
【0019】
図3には、図2で説明した定着ハウジング23、定着ローラ24、ガイド部材27、剥離部材29、遮蔽部材34が示されている。本体ケース2の一方の側面には給気口35が形成され、他方の側面には防臭フィルタ付の排気ファン装置36が配設されている。
【0020】
定着ハウジング23の定着ローラ24側の上部開口は、遮蔽部材34により密閉されるため、定着ローラ24から発生する熱と揮発成分は定着ハウジング23の上部から逃げにくく、熱効率を向上させることができるとともに、排気ファン装置36により定着ハウジング23の側部から図3の矢印に示すように排気されるため、揮発成分の除去を可能にすることができる。また、遮蔽部材34を透明材料で形成したため、定着ローラ24にシート材が巻き付いた場合に視認が容易である。
【0021】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能であり、従来公知の技術に適用させるようにしてもよいし、従来公知の技術を組み合わせるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、定着ローラと加圧ローラを水平方向に配置する定着装置において、熱効率を向上させるとともに揮発成分の除去を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の例を示す全体構成図である。
【図2】本発明の定着装置の1実施形態を示す断面図である。
【図3】図2の定着ローラを正面から見た図である。
【符号の説明】
23…定着ハウジング、24…定着ローラ、25…加圧ローラ
29…剥離部材、31…支持部材、34…遮蔽部材
Claims (2)
- 定着ハウジング内に略水平方向に配設された定着ローラおよび加圧ローラと、前記定着ローラの上部に配設された剥離部材と、該剥離部材を支持する支持部材と、前記定着ハウジングと支持部材間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、定着ハウジングの定着ローラ側の上部開口を遮蔽することを特徴とする定着装置。
- 前記遮蔽部材を可撓性の透明材料で形成したことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003148797A JP2004354443A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003148797A JP2004354443A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004354443A true JP2004354443A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34045076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003148797A Pending JP2004354443A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004354443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8682206B2 (en) | 2010-12-02 | 2014-03-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Suspended particle collecting member and image forming apparatus including the same |
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2003
- 2003-05-27 JP JP2003148797A patent/JP2004354443A/ja active Pending
Cited By (2)
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US8682206B2 (en) | 2010-12-02 | 2014-03-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Suspended particle collecting member and image forming apparatus including the same |
US9075364B2 (en) | 2010-12-02 | 2015-07-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Suspended particle collecting member and image forming apparatus including the same |
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