JP2004353972A - Refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、観音開き形式の冷蔵室の扉を持つ冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図1(a),(b)に示すように、上側が冷蔵区画、下側が冷凍区画でその間を断熱仕切りで区切り、冷蔵室5には左右観音開き形式の扉1a,1bを持ち、観音開きの扉1a,1bの間に外気の侵入を防止するための可動式の縦仕切り2を持つ冷蔵庫100が知られている。なお、3はチルド室、4は冷凍室である。そして冷蔵室5とチルド室3は冷蔵区画に区分し、冷凍室4は冷凍区画に区分される。
【0003】
図2に示すように、このような冷蔵庫100では、縦仕切り2とガスケット11a,11bを密着させることによって外気と庫内の冷気を遮断している。このような構造の場合、縦仕切り2の庫内側は冷蔵室5の冷気により冷却されるために熱伝導により外側の温度も低下し、外気中の水分が縦仕切り2の外側表面に結露する。この結露を防ぐためには縦仕切り2を露点温度以上になるように加熱する必要がある。しかし、本縦仕切り2は扉1aの開閉とともに捩りバネ内蔵のヒンジ13によって回転するため、固定式の他の仕切りのように放熱パイプを仕切り内に配設することにより表面を加熱し、結露が発生しない温度まで加熱することができない。そこで、ヒータ12を縦仕切り2の内部に設置し通電することにより縦仕切り2を加熱し、結露を防止している。
【0004】
そして従来、このヒータへの通電は、圧縮機の運転に同期して通電する方法や、外気温により制御する方法がとられていた(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−3034号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の冷蔵庫では、可動式縦仕切りに設置されたヒータに対する通電量を冷蔵庫使用状況、庫内制御状況、外気条件等に応じた細やかな制御することはなく、結果的に必要以上に加熱し、冷蔵庫の消費電力を増大させる問題点があった。
【0007】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、外気温と庫内温度の関係、扉の開閉状況等の諸状況に応じて縦仕切りあるいはガスケットに設置されたヒータの通電量を制御することにより、不必要にヒータの入力を上げることなく結露の防止を図り、消費電力を従来よりも低減できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、冷蔵室の扉が観音開き形式で、両側扉の突き合わせ部分の裏側を密閉するための可動式の縦仕切りを備えた冷蔵庫において、前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、前記扉の開閉頻度が少ないときの前記縦仕切りのヒータに対する入力電力を、前記扉の開閉頻度が多いときよりも少なくするヒータ制御手段とを備えたものである。
【0009】
請求項2の発明は、冷蔵室の扉が観音開き形式で、両側扉の突き合わせ部分の裏側を密閉するための可動式の縦仕切りを備えた冷蔵庫において、前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、前記冷蔵室の庫内温度と外気温度の温度差により、前記縦仕切りのヒータの入力電力を前記温度差が大きいときには温度差が小さいときよりも多くするヒータ制御手段とを備えたものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の冷蔵庫において、前記ヒータ制御手段は、前記外気温により、前記温度差と入力電力との相関関係を変化させることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3の冷蔵庫において、前記ヒータ制御手段は、前記相関関係を決めるデータテーブルを持つことを特徴とするものである。
【0012】
請求項5の発明は、冷蔵室の扉が観音開き形式で、両側扉の突き合わせ部分の裏側を密閉するための可動式の縦仕切りを備えた冷蔵庫において、前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、除霜中は前記縦仕切りのヒータの入力電力を低減するヒータ制御手段とを備えたものである。
【0013】
請求項6の発明は、冷蔵区画、冷凍区画それぞれに蒸発器及び冷気循環用の送風ファンを持ち、庫内を冷却する冷蔵庫であって、冷蔵室の扉が観音開き形式で、両側扉の突き合わせ部分の裏側を密閉するための可動式の縦仕切りを備えた冷蔵庫において、前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、前記冷蔵室冷却用の送風ファンの回転数により、前記縦仕切りのヒータの入力電力を制御するヒータ制御手段とを備えたものである。
【0014】
請求項7の発明は、冷蔵室用蒸発器を備え、かつ冷蔵室の扉が観音開き形式で、両側扉の突き合わせ部分の裏側を密閉するための可動式の縦仕切りを備えた冷蔵庫において、前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、前記冷蔵室用蒸発器の温度により、前記縦仕切りのヒータの入力電力を制御するヒータ制御手段とを備えたものである。
【0015】
請求項8の発明は、請求項7の冷蔵庫において、前記ヒータ制御手段は、前記冷蔵室用蒸発器の温度を、当該冷蔵室用蒸発器に設置された温度センサの信号により判断することを特徴とするものである。
【0016】
請求項9の発明は、請求項7の冷蔵庫において、前記ヒータ制御手段は、前記冷蔵室用蒸発器の温度を、前記冷蔵庫の圧縮機の回転数により推定することを特徴とするものである。
【0017】
請求項10の発明は、請求項1〜9の冷蔵庫において、前記ヒータ制御手段は、前記縦仕切りのヒータの入力電力を、当該ヒータに対する通電率を変えることにより制御することを特徴とするものである。
【0018】
請求項11の発明は、請求項1〜10の冷蔵庫において、前記入力電力が制御されるヒータは、観音開き形式の両側扉の突き合わせ端面に互いに直接密着するように設けられたガスケットに設けられたヒータであることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0020】
<第1の実施の形態>冷蔵庫100は従来例で説明したように、図1、図2に示す構造であり、冷蔵室5の左右の扉1a,1bが観音開き形式で、両側扉1a,1bの突き合わせ部分の裏側を密閉するために、捩りバネ内蔵のヒンジ13により可動式の縦仕切り2を備えている。左右の扉1a,1bの端部背面には縦仕切り2の外気側の面と密着するように、ガスケット11a,11bが取り付けてある。縦仕切り2内にはその結露を防止するためのヒータ12が設けてある。
【0021】
このような構造の冷蔵庫100では、縦仕切り2の部分は左右の冷蔵室扉1a,1bの間の奥に位置しているために扉1a,1bの端面と縦仕切り2の外気側面で囲まれる隙間には空気が澱み、扉1a,1bよりも外側の外気との間で空気の入れ替えは少ない。しかし、観音開きの左右の扉1a,1bを開け閉めすることにより縦仕切り2の近傍の空気は外側の空気と入れ替わり、新たな空気が縦仕切り2の表面に接するようになり、そこに結露が発生する。また、縦仕切り2が設置された側の扉1aが開けられた場合、縦仕切り2は直接に外気にさらされることになる。
【0022】
これらのことにより、扉1a,1bの扉開閉頻度と縦仕切り2の結露防止のために必要なヒータ12の入力電力との間には相関があり、扉1a,1bの開閉頻度が低いときはヒータ12の入力電力を低く、開閉頻度が高いときは入力電力を高くする制御をすれば、不必要にヒータ入力を上げることなく、結露を防止することができる。
【0023】
そこで、第1の実施の形態では、図3に示すヒータ制御回路を冷蔵庫100に設けている。このヒータ制御回路は、冷蔵庫100の扉開示に庫内照明ランプを点灯させるために従来から備わっているドアスイッチからのドア開閉信号を入力し、ドア開閉回数をカウントするカウンタ21と、このカウンタ21のドア開閉カウント値から開閉頻度を求め、ヒータ12に対する入力電力を制御するヒータ制御部22と、このヒータ制御部22の制御指令に対応してヒータ12に対する通電量を制御するヒータ電源23から構成されている。
【0024】
この第1の実施の形態の冷蔵庫100では、ヒータ制御部22は、図4のフローチャートに示す制御によりヒータ通電量を制御し、消費電力を抑えながらも縦仕切り2の結露を確実に防止する。
【0025】
電源投入当初は、ヒータ制御部22はヒータ電源23に対して予め設定した通常の通電量を指示し、ヒータ12に通電させる。そして図4のフローチャートの制御を所定サイクル、例えば1分ごとあるいは5分ごとに繰り返す。
【0026】
ヒータ通電量制御では、カウンタ21は冷蔵室扉1a,1bのいずれもの開閉回数もカウントしている。ヒータ制御部22は、カウンタ21による過去10分間のドア開閉回数を求め、その回数が比較値n回よりも大きいか小さいかにより開閉頻度大、小を判断する(ステップS1)。
【0027】
そして、直近の過去10分間の開閉回数が比較値nよりも大きく、開閉頻度大と判断した場合には、ヒータ通電量をそれまでの通電量よりも一定量アップさせる(ステップS2A)。
【0028】
他方、直近の過去10分間の開閉回数が比較値nよりも小さく、開閉頻度小と判断した場合には、ヒータ通電量をそれまでの値よりも一定量ダウンさせる(ステップS2B)。
【0029】
なお、扉開閉頻度が常時高い使用状態が継続することもあり、その場合のために、ヒータ通電量の上限値を設定し、その上限値以上にはヒータ通電量を上げないように制御する。またヒータ通電量に下限値も設定し、開閉頻度が極端に低くてもヒータ通電量を下限値以下には低減しない制御をする。
【0030】
以上のように第1の実施の形態の冷蔵庫では、扉開閉頻度の高低に応じてヒータ通電量を可変制御することにより、消費電力を抑えながらも縦仕切り2の結露を確実に防止することができる。
【0031】
<第2の実施の形態>次に、本発明の第2の実施の形態の冷蔵庫について、図5を用いて説明する。図1、図2に示した冷蔵庫100の構造にあって、縦仕切り2の庫外表面に結露させないためには、その近傍の空気の露点温度より高く表面温度を保つ必要がある。この露点温度は空気の温度、湿度により変わるが、空気温度より低い値となる。
【0032】
そのため、縦仕切り2の表面温度を庫外の温度と同等かそれよりも結露しない範囲である一定温度だけ低い温度になるように制御する場合、外気温と冷蔵室5の庫内温度との温度差によって結露防止用のヒータ12の入力電力を制御することにより、不必要にヒータに通電して消費電力を増大させることを避けることができる。
【0033】
図5は第2の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路の構成を示している。このヒータ制御回路は、冷蔵室温度センサ31、外気温温度センサ32、これらの外気温と冷蔵室5の庫内温度との温度差Δtによりヒータ電源23の出力を制御するヒータ制御部33、そして第1の実施の形態と同様のヒータ電源23から構成されている。
【0034】
この第2の実施の形態冷蔵庫では、外気温と冷蔵室5の庫内温度との温度差Δtに対して、ヒータ制御部33ではP=α×Δtの演算によって結露防止用のヒータ12の入力電力を求めてヒータ電源23に指令し、ヒータ電源23はヒータ12の通電量が指令値Pになるように制御する。これにより、第2の実施の形態の冷蔵庫では、縦仕切り2の結露防止用ヒータ12に不必要に大きな電力を通電して消費電力を増大させることを避けることができる。
【0035】
<第3の実施の形態>次に、本発明の第3の実施の形態の冷蔵庫について、図6及び図7を用いて説明する。図7は冷蔵庫の周囲温度(外気温度)に対するヒータ入力の相関関係を表したデータテーブルである。空気温度によりその露点温度は変化する。したがって、冷蔵庫100が設置される環境を想定した最大湿度に対応する露点温度も外気温により変化する。そのため、外気温により、目標とする縦仕切り2の表面温度は異なる。
【0036】
第3の実施の形態の冷蔵庫では、図5に示した第2の実施の形態と同様の機能構成にし、ヒータ制御部33は図6のフローチャートによるヒータ電力制御を行う。ヒータ制御部33は、冷蔵庫100が電源ONとなれば、図6のフローチャートの制御を所定周期で繰り返す。まず外気温センサ32で外気温を測定し(ステップS11)、内蔵している図7に示すデータテーブルTBL1を参照し、測定した外気温における湿度90%での露点温度trを求める(ステップS12)。続いて求めた露点温度trと冷蔵室温度センサ31の測定した庫内温度との温度差を計算し(ステップS13)、この温度差が20℃以上であればデータテーブルTBL1に従い、100%のヒータ電力とし、10℃〜20℃の範囲であれば75%のヒータ電力にし、10℃以下であれば50%のヒータ電力にする制御をする(ステップS14)。
【0037】
この第3の実施の形態におけるヒータ制御よれば、目標とする縦仕切り2の表面温度の目標温度と外気温との温度差は実際の外気温によって異なり、外気温により表面温度の目標温度を設定し、それに合わせたヒータ12の入力電力量を制御することにより消費電力を増大させることはなく、かつ確実に縦仕切り2の結露を防止できる。
【0038】
<第4の実施の形態>次に、本発明の第4の実施の形態の冷蔵庫について、図8及び図9を用いて説明する。図9は、冷蔵庫周囲温度(外気温度)とその冷蔵庫周囲の湿度に対するヒータ入力の相関関係を表したデータテーブルである。通常、冷蔵庫100を設置する環境において想定される湿度は外気温に対して目標を定めることができる。そこで、第4の実施の形態の冷蔵庫100では、図5に示した機能構成のヒータ制御回路におけるヒータ制御部33が図9に示すようなデータテーブルTBL2を持ち、外気温に基づいて定める縦仕切り2の表面温度の目標値tr’をこのテーブルTBL2を参照して決定し、表面温度を定めてヒータ入力を制御することにより消費電力を増大させないように制御する。
【0039】
この制御を図8のフローチャートを用いて説明する。ヒータ制御部33は、冷蔵庫100が電源ONとなれば、図8のフローチャートの制御を所定周期で繰り返す。まず外気温センサ32で外気温を測定し(ステップS21)、内蔵している図9に示すデータテーブルTBL2を参照し、測定した外気温における最大湿度を求め、その最大湿度での露点温度tr’を求める(ステップS22)。続いて求めた露点温度tr’と冷蔵室温度センサ31の測定した庫内温度との温度差を計算し(ステップS23)、この温度差が20℃以上であればデータテーブルTBL1に従い、100%のヒータ電力とし、10℃〜20℃の範囲であれば75%のヒータ電力にし、10℃以下であれば50%のヒータ電力にする制御をする(ステップS24)。
【0040】
この第4の実施の形態におけるヒータ制御よれば、目標とする縦仕切り2の表面温度の目標温度と外気温との温度差は実際の外気温によって異なり、外気温により表面温度の目標温度を設定し、それに合わせたヒータ12の入力電力量を制御することにより消費電力を増大させることはなく、かつ確実に縦仕切り2の結露を防止できる。
【0041】
<第5の実施の形態>次に、第5の実施の形態の冷蔵庫について、図10及び図11を用いて説明する。冷気循環式の冷蔵庫は一定時間ごとに蒸発器に蓄積された霜を融解するために圧縮機を停止して霜取りを行う。当然そのときには庫内の冷却は行われず、庫内の温度は上昇する。そのため、このときは縦仕切り2のヒータ12への必要入力も低く設定することができる。
【0042】
そこで、第5の実施の形態の冷蔵庫100では、図10に示すヒータ制御回路を備え、図11のフローチャートの制御によりヒータ12に対する入力電力を制御する。すなわち、ヒータ制御部41は、冷蔵庫に本来備えられている除霜中信号を利用し、除霜中信号により冷蔵庫100が除霜中であればヒータ12に対する入力電力を所定値だけダウンさせ(ステップS31,S32A)、除霜中でなければヒータ電力を通常値に戻す制御をする(ステップS31,S32B)。
【0043】
これにより、第5の実施の形態の冷蔵庫100におけるヒータ制御では、冷蔵庫100の除霜中には縦仕切り2のヒータ12に対する入力電力を一定幅だけ低くすることによってヒータ12に対して不必要に過剰な通電を避け、縦仕切り2の結露を防止でき、かつヒータ12による消費電力を低減できる。
【0044】
<第6の実施の形態>次に、本発明の第6の実施の形態の冷蔵庫について、図12及び図13を用いて説明する。第6の実施の形態の冷蔵庫は、図1、図2に示した構造で、冷蔵区画、冷凍区画それぞれに蒸発器及び冷気循環用のファンを持ち、庫内を冷却する2エバポレータ方式の冷凍冷蔵庫100であって、冷蔵室5の扉1a,1bが観音開き形式で、可動式の縦仕切り2をもち、その縦仕切り2の結露を防止するためにヒータ12により加熱するものであり、図12に示したヒータ制御回路により冷蔵室冷却用の送風ファンの回転数により、縦仕切り2のヒータ12の入力電力を制御する機能を備えている。
【0045】
この実施の形態の冷蔵庫では、冷蔵室、冷凍室それぞれに冷気循環用のファンを持ち、庫内に冷気を循環させている。縦仕切り2の背面は冷蔵室冷却のための冷気により冷却され、冷蔵室用冷却ファンが送風する冷気の量により、その冷気の縦仕切り2の背面に当たる冷気のスピードは変化する。冷蔵室冷却用のファンの回転数が高いときはその冷気のスピードは高く、低いときは低くなる。ファンの回転数により縦仕切り2の冷却される量は変化する。
【0046】
そこで、図12に示したヒータ制御回路において、ヒータ制御部51が通常、冷蔵庫に備えられている冷凍サイクル制御系から冷蔵室冷却ファンの回転数信号を入力し、その回転数に応じて、図13のフローチャートに示す制御によりヒータ12の入力電力を制御する。すなわち、冷蔵室冷却ファンが急冷時のように高速回転であれば、縦仕切り2に当たる冷気量も多く、強く冷やされることになるので、ヒータ12の入力電力を高めに設定する(ステップS41,S42)。また、冷蔵室冷却ファンが通常冷却のように中速回転であれば、縦仕切り2に当たる冷気量も中程度あるので急冷時ほど強く冷やされることはないので、ヒータ12の入力電力を中程度に設定する(ステップS43,S44)。そして、冷却ファンが低速、停止時には縦仕切り2に当たる冷気量は少ないので、ヒータ12の入力電力を最小に設定する(ステップS45)。
【0047】
この第6の実施の形態によるヒータ制御では、縦仕切り2の冷やされる程度に応じてヒータ12の入力電力を高低制御することにより、ヒータ12に必要以上の電力を通電する無駄をなくし、仕切り2の結露を防止し、かつヒータ12による消費電力を低減できる。
【0048】
<第7の実施の形態>次に、本発明の第7の実施の形態の冷蔵庫について、図14及び図15を用いて説明する。図1、図2に示すような構造の冷蔵庫100では、縦仕切り2は庫内の冷気により冷却され、その外側表面に結露する。庫内冷気循環型の冷蔵庫では冷凍サイクルの蒸発器により低温度になった冷気を庫内に循環させることにより庫内を冷却する。そのため、冷気の吹き出し空気温度の高低により、縦仕切り2の冷蔵室庫内側の温度は影響を受ける。そこで、本実施の形態の冷蔵庫100におけるヒータ制御回路は、蒸発器の温度により吹き出し空気温度を推定することにより、縦仕切りのヒータ入力を制御することにより表面温度を制御する。
【0049】
第7の実施の形態の冷蔵庫100におけるヒータ制御回路は、図14に示す構成であり、冷蔵庫に従来から備えられている蒸発器の温度センサからの信号を入力し、庫内吹き出し冷気の温度を推定し、ヒータ通電量を制御するヒータ制御部61と、このヒータ制御部61の指令を受けてヒータ12の入力電力を高低制御するヒータ電源23を備えている。
【0050】
図15のフローチャートに示すように、ヒータ制御部61は電源ONでこの制御ルーチンを開始し、一定時間サイクルで制御を繰り返す。そこで蒸発器温度を入力し、蒸発器温度が高めのa℃より高ければ、冷蔵庫5への吹き出し冷気温度も高いものと推定し、ヒータ12への通電量は通常よりも低くする制御を行う(ステップS51,S52)。また、蒸発器温度が中程度の温度範囲、つまり、a℃>蒸発器温度>b℃であれば、冷蔵庫5への吹き出し冷気温度も中程度と推定し、ヒータ12への通電量は通常程度に制御する(ステップS53,S54)。そして、蒸発器温度が低めでb℃より低ければ、冷蔵庫5への吹き出し冷気温度も低いものと推定し、ヒータ12への通電量は通常よりも高くする制御を行う(ステップS55)。
【0051】
この第7の実施の形態によるヒータ制御をすれば、縦仕切り2の冷やされる程度に応じてヒータ12の入力電力を高低制御することにより、ヒータ12に必要以上の電力を通電する無駄をなくし、仕切り2の結露を防止し、かつヒータ12による消費電力を低減できる。
【0052】
なお、一般に冷蔵庫100の冷凍サイクルの冷蔵室冷却用の蒸発器には、除霜時に霜取りが終了したかを検知する温度センサが取り付けられている。そこで、ヒータ制御部61が、冷蔵室5の吹き出し冷気の温度推定をその温度センサにより行い、縦仕切り2への入力電力を制御する構成にすることもできる。
【0053】
<第8の実施の形態>次に、本発明の第8の実施の形態の冷蔵庫について、図16及び図17を用いて説明する。図1、図2に示した構造の冷蔵庫100では、冷凍サイクルの蒸発器での冷媒蒸発温度は冷媒循環用の圧縮機の冷凍能力により変化する。冷凍能力が高いときはその温度は低く、低いときはその温度は高くなる。蒸発器温度により庫内を冷却する空気の温度は変化する。このため、図1、図2に示した構造の冷蔵庫100であって、さらに冷凍サイクルの圧縮機の回転数をインバータにより変化させることが可能なものでは、その圧縮機の回転数により冷凍能力は増減することができる。
【0054】
そこで、第8の実施の形態の冷蔵庫では、圧縮機の回転数信号を取り入れ、その回転数の大小によって蒸発器の温度を推定し、ひいては冷蔵室5の庫内吹き出し冷気の温度をも推定し、縦仕切り2への入力電力を制御するヒータ制御回路を備えている。
【0055】
図16は本実施の形態の冷蔵庫に備えられているヒータ制御回路の機能構成を示しており、圧縮機の回転数信号を取り入れ、その回転数の大小によって蒸発器の温度を推定し、さらには冷蔵室5の庫内吹き出し冷気の温度をも推定し、縦仕切り2への入力電力を制御するヒータ制御部71と、このヒータ制御部71の指令に応じてヒータ12への入力電力を高低制御するヒータ電源23から構成されている。
【0056】
図17のフローチャートに示すように、本実施の形態の冷蔵庫100におけるヒータ制御回路では、ヒータ制御部71は電源ONでこの制御ルーチンを開始し、一定時間サイクルで制御を繰り返す。そこで圧縮機回転数信号を入力し、圧縮機回転数が予め設定した値よりも高くて高速であれば、ヒータ12への通電量は圧縮機高速回転時のヒータ電力設定値に制御する(ステップS61,S62)。また、圧縮機回転数が予め設定した中速域であれば、ヒータ12への通電量は圧縮機中速回転時のヒータ電力設定値に制御する(ステップS63,S64)。そして、圧縮機回転数が予め設定した値よりも低い低速であれば、ヒータ12への通電量は圧縮機低速回転時のヒータ電力設定値に制御する(ステップS65)。
【0057】
この第8の実施の形態によるヒータ制御をすれば、縦仕切り2の冷やされる程度に応じてヒータ12の入力電力を高低制御することにより、ヒータ12に必要以上の電力を通電する無駄をなくし、仕切り2の結露を防止し、かつヒータ12による消費電力を低減できる。
【0058】
<第9の実施の形態>次に、本発明の第9の実施の形態の冷蔵庫について、図18を用いて説明する。上記第1〜第8の実施の形態では、縦仕切り2のヒータ12への入力電力を冷蔵庫運転状況、その設置された環境等により制御することにより消費電力の低減を行うようにした。このヒータ12への入力電力の制御には、ヒータ電流を大小制御する他に、図18に示すようにヒータ12への通電を時分割することにより入力電力の増減を行う制御手法を採用することもでき。図18では、ヒータ電流は一定にして、100%通電の時には断続することなく連続して一定電流を通電し、50%制御の時には50%の時分割によりヒータ電力を50%に制御し、25%通電時には通電時間を25%とすることによってヒータ電力を25%に制御する。
【0059】
<第10の実施の形態>次に、本発明の第10の実施の形態の冷蔵庫について、図19を用いて説明する。第1〜第9の実施の形態では、冷蔵庫100の冷蔵室の観音開きの扉1a,1bの構造を図1、図2に示すようなものとし、縦仕切り2を両側扉1a,1bの突き合わせ部分の背面側(冷蔵室5側)に設け、これにヒータ12を設置する構成であるとしたが、このような構造に代えて、観音開き形式の扉1a,1bの突き合わせ部分のシール構造が図19に示す構成のものであっても、各実施の形態のヒータ制御を等しく適用することができる。
【0060】
第10の実施の形態の冷蔵庫100では、観音開きの左右の扉1a,1bの突き合わせ端面それぞれにガスケット15a,15bを設け、左右の扉1a,1bの突き合わせ部分を直接シールする構造である。このような構造の冷蔵庫にあっても、ガスケット15a,15bの部分が庫内の冷気により冷却され、その外気側表面近傍に結露する恐れがある。そこで、ヒータ12をこれらのガスケット15a,15bに設置し、そのヒータを上述した各実施の形態と同様の制御回路によって通電制御することにより、消費電力の増加を抑え、かつ結露を防止することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、観音開き形式の左右扉の突き合わせ部分の庫内側に設けた縦仕切りにヒータを設置し、それに通電することによって結露防止を図る冷蔵庫にあって、ヒータへの入力電力を冷蔵庫の運転条件、設置環境の条件により制御することにより、不必要に多くの電力をヒータに通電することなく、縦仕切り表面の結露を防止することができ、縦仕切りの結露防止ができ、また消費電力の低減が図れる。
【0062】
また本発明によれば、観音開き形式の左右扉の突き合わせ部分の端面にガスケットを設けて庫内を密閉するようにし、そのガスケットにヒータを設置し、それに通電することによって結露防止を図る冷蔵庫にあって、ガスケットのヒータへの入力電力を冷蔵庫の運転条件、設置環境の条件により制御することにより、不必要に多くの電力をヒータに通電することなく、ガスケット表面の結露を防止することができ、ガスケットの結露防止ができ、また消費電力の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の冷蔵庫の正面図及び水平断面図。
【図2】上記実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室扉部分の拡大平面図。
【図3】上記実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路のブロック図。
【図4】上記実施の形態のヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路のブロック図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図7】上記実施の形態のヒータ制御回路におけるヒータ制御部が備えるデータテーブル。
【図8】本発明の第4の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図9】上記実施の形態のヒータ制御回路におけるヒータ制御部が備えるデータテーブル。
【図10】本発明の第5の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路のブロック図。
【図11】上記実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図12】本発明の第6の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路のブロック図。
【図13】上記実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図14】本発明の第7の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路のブロック図。
【図15】上記実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図16】本発明の第8の実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路のブロック図。
【図17】上記実施の形態の冷蔵庫におけるヒータ制御回路によるヒータ制御のフローチャート。
【図18】本発明の第9の実施の形態の冷蔵庫によるヒータ電力制御のタイムチャーム。
【図19】本発明の第10の実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室扉部分の拡大平面図。
【符号の説明】
100 冷蔵庫
1a,1b 扉
2 縦仕切り
5 冷蔵室
11a,11b ガスケット
12 ヒータ
13 ヒンジ
21 カウンタ
22 ヒータ制御部
23 ヒータ電源
31 冷蔵室温度センサ
32 外気温センサ
41,51,61,71 ヒータ制御部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a refrigerator having a double-door type refrigerator compartment door.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b), the upper side is a refrigeration section and the lower side is a freezing section, which is separated by an adiabatic partition. A
[0003]
As shown in FIG. 2, in such a
[0004]
Conventionally, a method of supplying power to the heater in synchronization with the operation of the compressor or a method of controlling the heater based on the outside air temperature has been adopted (Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-3034
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional refrigerator, the amount of electricity supplied to the heater installed in the movable vertical partition is not finely controlled according to the refrigerator use condition, the control condition in the refrigerator, the outside air condition, and the like. However, there is a problem that the power consumption of the refrigerator is increased.
[0007]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and relates to the relationship between the outside air temperature and the inside temperature, the amount of electricity supplied to a heater installed in a vertical partition or a gasket according to various conditions such as the opening and closing state of a door. Therefore, it is an object of the present invention to provide a refrigerator capable of preventing dew condensation without unnecessarily increasing the input of the heater and controlling power consumption more than before.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The refrigerator according to
[0009]
The invention according to
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the refrigerator of the second aspect, the heater control means changes a correlation between the temperature difference and the input power according to the outside air temperature.
[0011]
A fourth aspect of the present invention is the refrigerator according to the third aspect, wherein the heater control means has a data table for determining the correlation.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a refrigerator provided with a movable vertical partition for closing a back side of a butt portion of both doors in a refrigerator in which a door of a refrigerator compartment is a double-door type, in order to prevent dew condensation on the vertical partition. The apparatus includes a heater provided and a heater control means for reducing the input power of the heater of the vertical partition during defrosting.
[0013]
The invention according to claim 6 is a refrigerator that has an evaporator and a blower fan for circulating cool air in each of a refrigeration compartment and a freezing compartment, and cools the inside of the refrigerator. In a refrigerator provided with a movable vertical partition for sealing the back side of the vertical partition, a heater provided for preventing dew condensation on the vertical partition, and the rotation speed of a blower fan for cooling the refrigerator compartment, the vertical Heater control means for controlling the input power of the heater of the partition.
[0014]
The invention according to claim 7 is a refrigerator comprising a refrigerator compartment evaporator, wherein the refrigerator compartment door is of a double-door type, and further comprising a movable vertical partition for sealing the back side of a butt portion of both side doors. The partition is provided with a heater provided to prevent dew condensation, and a heater control means for controlling the input power of the vertical partition heater based on the temperature of the refrigerator compartment evaporator.
[0015]
According to an eighth aspect of the present invention, in the refrigerator according to the seventh aspect, the heater control means determines the temperature of the evaporator for the refrigerator based on a signal from a temperature sensor installed in the evaporator for the refrigerator. It is assumed that.
[0016]
According to a ninth aspect of the present invention, in the refrigerator according to the seventh aspect, the heater control means estimates a temperature of the evaporator for the refrigerator compartment based on a rotation speed of a compressor of the refrigerator.
[0017]
According to a tenth aspect of the present invention, in the refrigerator of the first to ninth aspects, the heater control means controls the input power of the heater of the vertical partition by changing a duty ratio to the heater. is there.
[0018]
According to an eleventh aspect of the present invention, in the refrigerator of the first to tenth aspects, the heater whose input power is controlled is a heater provided on a gasket provided so as to be in direct contact with the butted end surfaces of the double doors. It is characterized by being.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0020]
<First Embodiment> The
[0021]
In the
[0022]
Thus, there is a correlation between the frequency of opening and closing the
[0023]
Therefore, in the first embodiment, the heater control circuit shown in FIG. The heater control circuit receives a door opening / closing signal from a conventional door switch for turning on the interior lighting lamp in the door disclosure of the
[0024]
In the
[0025]
At the beginning of power-on, the
[0026]
In the heater power control, the
[0027]
If the number of times of opening / closing in the last 10 minutes is larger than the comparison value n and the frequency of opening / closing is determined to be high, the heater power supply is increased by a certain amount from the current power supply (step S2A).
[0028]
On the other hand, when it is determined that the number of times of opening / closing in the last 10 minutes is smaller than the comparison value n and the frequency of opening / closing is small, the heater energization amount is reduced by a certain amount from the previous value (step S2B).
[0029]
In some cases, the use state where the door opening / closing frequency is always high may continue. In such a case, an upper limit value of the heater power supply amount is set, and control is performed so that the heater power supply amount does not increase beyond the upper limit value. Also, a lower limit value is set for the heater power supply amount, and control is performed so that the heater power supply amount is not reduced below the lower limit value even when the opening / closing frequency is extremely low.
[0030]
As described above, in the refrigerator according to the first embodiment, by variably controlling the amount of electricity supplied to the heater in accordance with the frequency of opening and closing the door, it is possible to reliably prevent dew condensation on the
[0031]
<Second Embodiment> Next, a refrigerator according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the structure of the
[0032]
Therefore, when controlling the surface temperature of the
[0033]
FIG. 5 shows a configuration of a heater control circuit in the refrigerator according to the second embodiment. The heater control circuit includes a refrigerator
[0034]
In the refrigerator according to the second embodiment, the
[0035]
<Third Embodiment> Next, a refrigerator according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 7 is a data table showing the correlation between the heater input and the ambient temperature (outside air temperature) of the refrigerator. The dew point temperature changes depending on the air temperature. Therefore, the dew point temperature corresponding to the maximum humidity assuming the environment in which the
[0036]
The refrigerator of the third embodiment has the same functional configuration as that of the second embodiment shown in FIG. 5, and the
[0037]
According to the heater control in the third embodiment, the difference between the target temperature of the surface temperature of the
[0038]
<Fourth Embodiment> Next, a refrigerator according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 9 is a data table showing the correlation between the heater input with respect to the refrigerator ambient temperature (outside air temperature) and the humidity around the refrigerator. Normally, the humidity assumed in the environment in which the
[0039]
This control will be described with reference to the flowchart of FIG. When the power of the
[0040]
According to the heater control in the fourth embodiment, the difference between the target surface temperature of the
[0041]
<Fifth Embodiment> Next, a refrigerator according to a fifth embodiment will be described with reference to FIGS. The cool air circulation type refrigerator performs defrosting by stopping the compressor in order to melt the frost accumulated in the evaporator at regular intervals. Of course, at that time, the inside of the refrigerator is not cooled, and the temperature in the refrigerator rises. Therefore, in this case, the required input to the
[0042]
Therefore, the
[0043]
Thus, in the heater control in the
[0044]
<Sixth Embodiment> Next, a refrigerator according to a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The refrigerator according to the sixth embodiment has the structure shown in FIGS. 1 and 2 and has a two-evaporator type refrigerator-freezer that has an evaporator and a fan for circulating cold air in each of a refrigeration compartment and a freezing compartment and cools the inside of the refrigerator. 100, the
[0045]
In the refrigerator of this embodiment, each of the refrigerator compartment and the freezer compartment has a fan for circulating cool air, and circulates cool air in the refrigerator. The rear surface of the
[0046]
Therefore, in the heater control circuit shown in FIG. 12, the
[0047]
In the heater control according to the sixth embodiment, the input power of the
[0048]
<Seventh Embodiment> Next, a refrigerator according to a seventh embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the
[0049]
The heater control circuit in the
[0050]
As shown in the flowchart of FIG. 15, the
[0051]
If the heater control according to the seventh embodiment is performed, the input power of the
[0052]
In general, the evaporator for cooling the refrigerator compartment of the refrigerating cycle of the
[0053]
<Eighth Embodiment> Next, an refrigerator according to an eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the
[0054]
Therefore, in the refrigerator of the eighth embodiment, the rotation speed signal of the compressor is taken in, the temperature of the evaporator is estimated based on the rotation speed, and the temperature of the cold air blown out of the
[0055]
FIG. 16 shows a functional configuration of a heater control circuit provided in the refrigerator of the present embodiment, which takes in a signal of the number of rotations of the compressor, estimates the temperature of the evaporator according to the magnitude of the number of rotations, A
[0056]
As shown in the flowchart of FIG. 17, in the heater control circuit in the
[0057]
If the heater control according to the eighth embodiment is performed, the input power of the
[0058]
<Ninth Embodiment> Next, a refrigerator according to a ninth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the first to eighth embodiments, the power consumption is reduced by controlling the input power to the
[0059]
<Tenth Embodiment> Next, a refrigerator according to a tenth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the first to ninth embodiments, the structure of the
[0060]
The
[0061]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is provided a refrigerator in which a heater is installed in a vertical partition provided on the inner side of a compartment of a double door type left and right door abutting portion and electricity is supplied thereto to prevent dew condensation. By controlling the power according to the operating conditions of the refrigerator and the conditions of the installation environment, it is possible to prevent condensation on the surface of the vertical partition without applying unnecessary power to the heater, and to prevent condensation on the vertical partition. In addition, power consumption can be reduced.
[0062]
Further, according to the present invention, there is provided a refrigerator in which a gasket is provided on an end face of a butt portion between left and right doors of a double door type to seal the inside of a refrigerator, a heater is installed on the gasket, and electricity is supplied to the refrigerator to prevent dew condensation. By controlling the input power to the heater of the gasket according to the operating conditions of the refrigerator and the conditions of the installation environment, it is possible to prevent dew condensation on the surface of the gasket without supplying unnecessary power to the heater. The dew condensation of the gasket can be prevented, and the power consumption can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view and a horizontal sectional view of a refrigerator according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged plan view of a refrigerator compartment door of the refrigerator according to the embodiment.
FIG. 3 is a block diagram of a heater control circuit in the refrigerator according to the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart of heater control by the heater control circuit of the embodiment.
FIG. 5 is a block diagram of a heater control circuit in the refrigerator according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart of heater control by a heater control circuit in a refrigerator according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a data table provided in a heater control unit in the heater control circuit according to the embodiment.
FIG. 8 is a flowchart of heater control by a heater control circuit in a refrigerator according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a data table provided in a heater control unit in the heater control circuit according to the embodiment.
FIG. 10 is a block diagram of a heater control circuit in a refrigerator according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart of heater control by a heater control circuit in the refrigerator of the embodiment.
FIG. 12 is a block diagram of a heater control circuit in a refrigerator according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a flowchart of heater control by a heater control circuit in the refrigerator of the embodiment.
FIG. 14 is a block diagram of a heater control circuit in a refrigerator according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart of heater control by a heater control circuit in the refrigerator of the embodiment.
FIG. 16 is a block diagram of a heater control circuit in a refrigerator according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a flowchart of heater control by a heater control circuit in the refrigerator of the embodiment.
FIG. 18 is a time charm of the heater power control by the refrigerator according to the ninth embodiment of the present invention.
FIG. 19 is an enlarged plan view of a refrigerator compartment door of a refrigerator according to a tenth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100 refrigerator
1a, 1b door
2 vertical partitions
5 refrigerator room
11a, 11b gasket
12 heater
13 Hinge
21 Counter
22 Heater control unit
23 Heater power supply
31 Refrigerator temperature sensor
32 Outside temperature sensor
41, 51, 61, 71 heater control unit
Claims (11)
前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、
前記扉の開閉頻度が少ないときの前記縦仕切りのヒータに対する入力電力を、前記扉の開閉頻度が多いときよりも少なくするヒータ制御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。In a refrigerator having a refrigerator compartment door with a double door opening type and a movable vertical partition for sealing the back side of the butt portion of the doors on both sides,
A heater provided on the vertical partition to prevent the dew condensation,
A refrigerator comprising: heater control means for reducing input power to the heater of the vertical partition when the frequency of opening and closing of the door is low, as compared with when the frequency of opening and closing of the door is high.
前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、
前記冷蔵室の庫内温度と外気温度の温度差により、前記縦仕切りのヒータの入力電力を前記温度差が大きいときには温度差が小さいときよりも多くするヒータ制御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。In a refrigerator having a refrigerator compartment door with a double door opening type and a movable vertical partition for sealing the back side of the butt portion of the doors on both sides,
A heater provided on the vertical partition to prevent the dew condensation,
Heater control means for increasing the input power of the heater of the vertical partition when the temperature difference is large compared to when the temperature difference is small, by a temperature difference between the inside temperature of the refrigerator compartment and the outside air temperature. Refrigerator.
前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、
除霜中は前記縦仕切りのヒータの入力電力を低減するヒータ制御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。In a refrigerator having a refrigerator compartment door with a double door opening type and a movable vertical partition for sealing the back side of the butt portion of the doors on both sides,
A heater provided on the vertical partition to prevent the dew condensation,
A refrigerator comprising: heater control means for reducing input power to the vertical partition heater during defrosting.
前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、
前記冷蔵室冷却用の送風ファンの回転数により、前記縦仕切りのヒータの入力電力を制御するヒータ制御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。A refrigerator that has an evaporator and a blower fan for circulating cool air in each of the refrigeration compartment and the refrigeration compartment, and cools the inside of the refrigerator. In refrigerators with movable vertical partitions,
A heater provided on the vertical partition to prevent the dew condensation,
A refrigerator, comprising: heater control means for controlling the input power of the heater of the vertical partition according to the number of revolutions of the cooling fan for cooling the refrigerator compartment.
前記縦仕切りにその結露を防止するために設けられたヒータと、
前記冷蔵室用蒸発器の温度により、前記縦仕切りのヒータの入力電力を制御するヒータ制御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。A refrigerator having a refrigerator compartment evaporator, and a refrigerator having a movable vertical partition for sealing the back side of a butt portion of both side doors, wherein a door of the refrigerator compartment is a double door type,
A heater provided on the vertical partition to prevent the dew condensation,
A refrigerator comprising: a heater control unit that controls input power of the vertical partition heater according to a temperature of the refrigerator compartment evaporator.
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