JP2004353904A - アキュームレータおよび空気調和装置 - Google Patents

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卓 関根
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Abstract

【課題】圧縮機の運転状態に基づいて、前記圧縮機へ最適な量の潤滑油を供給する。
【解決手段】アキュームレータ14の本体容器30の天部付近に接続され、該本体容器30内に貯留されたガス冷媒を圧縮機10の吸込口10aへと流入させる2次管32へ、本体容器30の潤滑油(液体成分)が貯留される位置に一端が接続され、流量調節機構34を備えたバイパス管33を接続位置Aで接続する。そして、圧縮機10の運転状態に基づいて、前記流量調節機構34の開度を制御することにより、圧縮機10の運転状態に基づいた最適な量の潤滑油(液体成分)を圧縮機10へと戻すことが可能となる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷媒の気液分離を行うアキュームレータを備える空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、冷媒と、この冷媒を圧縮して吐出する圧縮機の潤滑油とを混合して封入し、循環させている冷媒回路が知られている。この様な、圧縮機では、上記の様に、冷媒と潤滑油とが混合されているため、圧縮機の吸込口側へ前記冷媒の気体成分と液体成分とを分離するアキュームレータを備えている。このアキュームレータは、エバポレータで蒸発して戻った冷媒をこのアキュームレータ内へ流入させる1次管と、このアキュームレータ内の冷媒を圧縮機へ流出させる2次管とを有する本体容器を備えており、この本体容器内で前記1次管より流入する冷媒のガス冷媒(気体成分)と潤滑油(液体成分)の分離を行い、主に前記ガス冷媒を圧縮機の吸込口へと流入させると共に、前記潤滑油を前記ガス冷媒に適量混合させて前記圧縮機へと流入させる様にしている。これは、もし、前記潤滑油のみが前記圧縮機へと流入した場合、前記圧縮機が液圧縮をし、破損に至ることを防止していると共に、前記潤滑油が前記圧縮機へと戻らず、前記圧縮機が潤滑油切れを起こしてしまうことを防止するためである。
【0003】
そのため、前記圧縮機の吸込口へと接続される2次管を、前記本体容器内の底部付近まで下降するUの字型の配管として設け、前記本体容器内の上部付近に開口部を備えた配管とし、このUの字部から前記開口部までの2次管上へ、高さ位置の異なる複数の小孔を設けている。
【0004】
これにより、前記1次管よりアキュームレータの本体容器内に流入した冷媒は、2次管の前記開口部から前記ガス冷媒が吸込まれると共に、前記潤滑油が前記小孔から適量前記2次管内へと吸込まれて、前記ガス冷媒と共に前記潤滑油が前記圧縮機の吸込口へと供給されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、上記小孔を制御装置から選択可能とさせて、前記潤滑油の量を制御することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
実公平05−039409号公報(第1図)
【0007】
【特許文献2】
特開平09−004934号公報(第1図、第2図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、アキュームレータの本体容器内に貯留された前記潤滑油の量に基づいて圧縮機へと吸込まれる潤滑油の流量が決定されてしまうため、圧縮機の運転状態に基づいて前記潤滑油を圧縮機へと戻すことが出来なかった。
【0009】
また、昨今、地球温暖化対策などにより、空気調和装置などに用いられる冷媒が、これまでのR22からR407cやR410aへと置き換えられて来ている。このR407cやR410aの場合、使用される潤滑油がエーテル油系であるため、前記冷媒が液状態である場合、潤滑油と液冷媒とが分離されずに混在して前記アキュームレータの本体容器内に貯留されてしまう。
【0010】
このため、従来技術を以ってしても、液冷媒が圧縮機へと戻ってしまい、該圧縮機が液圧縮を行い、破損してしまうという問題の可能性があった。
【0011】
このことより、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧縮機の運転状態に基づいて、前記圧縮機へ最適な量の潤滑油を供給可能とするアキュームレータ、および、空気調和装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、冷媒を一時的に貯留し、前記冷媒の気体成分と液体成分との分離を行わせる本体容器へ、前記冷媒をエバポレータ側から流入させる1次管と、前記冷媒を流出させる2次管とを備えるアキュームレータにおいて、前記2次管と、前記本体容器の前記液体成分が貯留される液面位置より低い位置とを接続するバイパス管を設け、このバイパス管に流量調節機構を備えて、前記本体容器から前記2次管へ流出させる前記液体成分の流量を制御することを特徴するものである。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記2次管の一端は前記本体容器の天部付近に接続されると共に、この天部付近で開口し、他端は前記本体容器の外側で下方へ延びて途中に前記バイパス管が接続されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記2次管と前記バイパス管との接続位置および前記流量調節機構は、前記液面位置よりも低い位置に設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項4に記載の発明は、冷媒を一時的に貯留し、前記冷媒の気体成分と液体成分との分離を行わせる本体容器へ、前記冷媒をエバポレータ側から流入させる1次管と、前記冷媒を圧縮機へ流出させる2次管とを有するアキュームレータを備え、この本体容器内で前記冷媒の気体成分と液体成分との分離を行わせる空気調和装置において、前記アキュームレータの本体容器から前記圧縮機の吸込口へと延びる2次管と、前記本体容器の前記液体成分が貯留される液面位置より低い位置とを接続するバイパス管を設け、このバイパス管に流量調節機構を備えて、前記アキュームレータから前記圧縮機へと流入する前記冷媒の液体成分の流量を制御することを特徴するものである。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記2次管の一端は前記本体容器の天部付近に接続されると共に、この天部付近で開口し、他端は前記本体容器の外側で下方へ延びて途中に前記バイパス管が接続されていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載のものにおいて、前記2次管と前記バイパス管との接続位置および前記流量調節機構は、前記液面位置よりも低い位置に設けられていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれかに記載のものにおいて、前記2次管と前記バイパス管とが接続される前記接続位置は、前記圧縮機の吸込口の位置よりも高い位置とされていることを特徴とするものである。
【0019】
請求項8に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれかに記載のものにおいて、前記2次管と前記バイパス管との接続位置から下流側の位置に温度センサを設け、この温度センサからの温度信号により前記流量調節機構の開度を制御することを特徴とするものである。
【0020】
請求項9に記載の発明は、請求項4乃至8のいずれかに記載のものにおいて、前記温度センサの位置を、前記2次管と前記バイパス管との接続位置から下流側で、かつ、この接続位置から十分離れた前記2次管上の位置としたことを特徴とするものである。
【0021】
請求項10に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれかに記載のものにおいて、前記圧縮機から吐出された冷媒が流通する吐出管へ温度センサを設け、この温度センサからの温度信号により前記バイパス管に設けた流量調節機構を調節したことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるアキュームレータ14、および、空気調和装置50の冷媒回路図である。
【0023】
空気調和装置50は、室外ユニット1と、室内ユニット2とを液管3aおよびガス管3bからなるユニット間配管3、および、ユニット間配線4で接続されて構成されている。
【0024】
室外ユニット1には、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機10と、この圧縮機10から吐出された冷媒の循環方向を反転させる四方弁11と、冷媒と外気との熱交換を行わせる室外熱交換器12と、冷媒の減圧を行う室外減圧弁13と、後述する室内ユニット2を循環して戻った冷媒の気液分離を行わせるアキュームレータ14とが冷媒配管で接続されて収納されており、さらに、室外ユニット1の制御と後述する室内ユニット2に備えられた室内制御部22との通信とを行う室外制御部15が収納されている。
【0025】
また、室内ユニット2には、上記圧縮機10から吐出され、外気と熱交換された冷媒を室内空気と熱交換させる室内熱交換器20と、冷媒の減圧を行わせる室内減圧弁21とが冷媒配管で接続されて収納されており、さらに、室内ユニット2の制御と上記室外制御部15との通信とを行う室内制御部22が収納されている。
【0026】
なお、室外制御部15と、室内制御部22とは、上記ユニット間配線4で接続されている。
【0027】
そして、この空気調和装置50が、例えば、冷房運転を行う場合には、室外ユニット1の四方弁11を圧縮機10の吐出側が室外熱交換器12へと接続される様に設定して、圧縮機10で圧縮、吐出された冷媒を室外熱交換器12へと流入させ、この室外熱交換器12をコンデンサとして機能させ、前記冷媒を外気と熱交換させて凝縮させ、室外減圧弁13、ユニット間配管の液管3a、室内減圧弁21を経由させて室内熱交換器20へと流入させる。
【0028】
しかる後、この室内熱交換器20をエバポレータとして機能させて、前記冷媒を前記室内空気と熱交換させ、この室内空気を冷却して室内ユニット2が据付けられた室内空間を冷房すると共に前記冷媒を蒸発させて、ユニット間配管3のガス管3bを経由して室外ユニット1へと戻し、四方弁11を経由させ、アキュームレータ14を経て、再度、圧縮機10へと戻す循環経路で循環させる。
【0029】
また、この空気調和装置50が、例えば、暖房運転を行う場合には、室外ユニット1の四方弁11を圧縮機10の吐出側がユニット間配管3のガス管3bへと接続される様に設定して、圧縮機10で圧縮、吐出された冷媒を前記ガス管3bを経由させて室内ユニット2の室内熱交換器20へと流入させ、この室内熱交換器20をコンデンサとして機能させ、前記冷媒を室内空気と熱交換させて前記室内空気を加温し、室内ユニット2が据付けられた室内空間を暖房すると共に前記冷媒を凝縮させて、室内減圧弁21、ユニット間配管3の液管3a、室外減圧弁13を経由させて室外熱交換器12へと流入させる。
【0030】
しかる後、室外熱交換器12をエバポレータとして機能させて、前記冷媒と外気とをこの室外熱交換器12で熱交換させて、前記冷媒を蒸発させ、四方弁12を経由させてアキュームレータ14を経て、再度、圧縮機10へと戻す循環経路で循環させる。
【0031】
この時、圧縮機10から吐出される冷媒には、この圧縮機10の運転を円滑に行わせるための潤滑油も含まれており、前記潤滑油は圧縮機10から吐出された前記冷媒と共に、室外ユニット1および室内ユニット2の冷媒配管内を循環している。
【0032】
このため、本発明では、図2に示す様に、アキュームレータ14の容器本体30から圧縮機10の吸込口10aへと接続される2次管32へ、一端を容器本体30に接続され、流量調節機構34を備えたバイパス管33を接続し、この流量調節機構34を圧縮機10の運転状態に基づいて制御し、圧縮機10へ最適な量の潤滑油を戻すものとしている。
【0033】
この圧縮機10とアキュームレータ14との構成について、図2を参照しながら詳細な説明をする。
【0034】
圧縮機10は、図示しない圧縮部を収納した圧縮機容器10cを備えており、この圧縮機容器10cの底部付近には冷媒や潤滑油を流入させる吸込口10aが設けられ、圧縮機容器10cの天部には前記図示しない圧縮部で圧縮された冷媒を吐出する吐出管35を接続した吐出口10bが設けられている。
【0035】
また、アキュームレータ14は、冷媒や潤滑油を貯留する本体容器30を備えており、この本体容器30へ、冷房運転時の室内熱交換器20、或いは、暖房運転時の室外熱交換器12のエバポレータで蒸発したガス冷媒(気体成分)および潤滑油(液体成分)を流入させる1次管31と、本体容器30から前記ガス冷媒を圧縮機10へと流出させる2次管32とが設けられている。そして、1次管31の一端は、図1に示す四方弁11に接続されており、他端は本体容器30の天部付近へ接続され、この天部付近に開口部31aが設けられている。2次管32の一端は、前記1次管31と同様、本体容器30の天部付近に接続され、この天部付近に開口部32aが設けられており、他端は、圧縮機10の吸込口10aへと接続されている。
【0036】
さらに、この2次管32の途中には、本体容器30の潤滑油(液体成分)が貯留される液面位置よりも低い位置(図2では底部付近)に一端が接続されたバイパス管33が2次管32の接続位置Aに接続されており、バイパス管33の前記一端が接続された本体容器30には開口部33aが設けられている。そして、このバイパス管33は、電子膨張弁などの流量調節機構34を備えている。なお、この開口部33aは、上述の様に本体容器30の潤滑油(液体成分)が貯留される液面位置よりも低い位置で、かつ、圧縮機10の吸込口10aよりも高い位置へ設けられており、流量調節機構34および接続位置Aは、圧縮機10の運転時、本体容器30内の前記潤滑油が2次管32へと流出できる様、本体容器30内の前記潤滑油が貯留される液面位置よりも低い位置に設けられている。これは、バイパス管33を流通し、2次管32へと流出する本体容器30内に貯留された前記潤滑油が、その自重により圧縮機10の吸込口10aへと流入し易くするためである。また、前記バイパス管33が接続される本体容器30内の前記潤滑油が貯留される液面位置とは、圧縮機10の運転状態により、アキュームレータ14の本体容器30内の下方に貯留された前記潤滑油の液面位置は、上昇下降するが、前記液面位置が下降した場合でも、前記潤滑油が貯留されている高さ位置である。
【0037】
そして、圧縮機10が運転を行うと、圧縮機10の図示しない圧縮部で圧縮された冷媒および潤滑油は、吐出口10bから吐出管35へと吐出され、室外ユニット1内の室外熱交換器12や室内ユニット2内の室内熱交換器20などを循環し、1次管31を流通してアキュームレータ14の本体容器30内へと流入する。
【0038】
この時、上述の様に、前記冷媒は、エバポレータで蒸発して前記潤滑油と共にガス冷媒(気体成分)として本体容器30内へと戻り、前記ガス冷媒は比重が軽いため、本体容器30内の上部に貯留され、前記潤滑油(液体成分)は比重が重いため、本体容器30内の下部に貯留されることとなる。
【0039】
しかる後、本体容器30内に貯留された前記ガス冷媒は、この本体容器30の天部付近に開口された開口部32aから2次管32へと吸込まれ、この2次管32を経由して圧縮機10の吸込口10aへと吸込まれていく。そして、圧縮機10の運転状態に基づいて、流量調節機構34の開度を制御することにより、本体容器30内の下部に貯留された前記潤滑油がバイパス管33を流通して接続位置Aで2次管32へと流出し、圧縮機10の吸込口10aへと流入する。
【0040】
そして、圧縮機10の運転状態、例えば、圧縮機10が能力可変の圧縮機であれば、圧縮機10の回転数などを検出して、図1に示した室外制御部15から流量調節機構34の開度を制御することにより、圧縮機10の運転状態に基づいた最適な量の潤滑油を圧縮機10へと戻すことができる。
【0041】
或いは、図3に示す様に、圧縮機10の吸込口10a付近の2次管32上に温度センサ36を備えて、この温度センサ36で検出される温度信号により、室外制御部15から流量調節機構34の開度を制御するものとしても良い。
【0042】
この温度センサ36で吸込口10aから吸込まれる冷媒の温度信号を検出し、例えば、前記温度信号が予め設定された所定温度以下の信号となっていれば、接続位置Aから2次管32内を流通し、圧縮機10へと流入する潤滑油の量が少ないとして、流量調節機構34の開度を開放する方向へと制御して、前記温度信号が前記予め設定された所定温度以上の信号となっていれば、接続位置Aから2次管32内を流通し、圧縮機10へと流入する潤滑油の量が多いとして、流量調節機構34の開度を絞る方向へと制御することにより、圧縮機10の運転状態に基づいた最適な量の前記潤滑油を圧縮機10へと戻すことができる。
【0043】
この時、温度センサ36の取付け位置は、2次管32と、バイパス管33とが接続された接続位置Aから十分離れた位置とすることが望ましい。それは、僅かではあるが、前記潤滑油内には、上記エバポレータで蒸発し切らない液冷媒が混入されている可能性があるため、2次管32内で蒸発する前記液冷媒により、温度センサ36で検出される前記温度信号が変動してしまうのを防止するためである。
【0044】
また、この温度センサ36で検出される温度信号と、上述の圧縮機10の回転数とを組合せて流量調節機構34を制御することにより、より最適な量の前記潤滑油を圧縮機10へと戻すことができる。
【0045】
また、図1で示した冷媒回路が、圧縮機10で圧縮、吐出した冷媒をエバポレータで蒸発し切らせない冷媒回路である場合には、アキュームレータ14の本体容器30内の下方には、蒸発し切らない前記冷媒の液冷媒および潤滑油が液体成分として貯留される。この場合、図4に示す様に、圧縮機10の吐出管35へ吐出温度センサ37を設け、この吐出温度センサ37で検出される温度信号を検出し、例えば、室外制御部15から流量調節機構34の開度を制御することにより、圧縮機10から吐出される冷媒の冷媒温度を低下させることができる。
【0046】
例えば、吐出温度センサ37で検出された温度信号が予め設定された所定温度以上の信号となっていれば、圧縮機10が加熱気味であると判断して、流量調節機構34の開度を開放する方向と制御し、吐出温度センサ37で検出された温度信号が前記予め設定された所定温度以下の信号となっていれば、圧縮機10の前記加熱気味は回避されたと判断して、流量調節機構34の開度を絞る方向へと制御することにより、アキュームレータ14の本体容器30内に貯留された潤滑油を圧縮機10内へと流入させることができると共に、前記液冷媒も圧縮機10内へと流入させられるため、この液冷媒が圧縮機10内の図示しない圧縮部内で蒸発して圧縮機10の冷却を行なうことができ、圧縮機10から吐出される冷媒の温度を低下させることができる。
【0047】
また、この温度センサ37を用いた場合でも、上記同様、この温度センサ37で検出される温度信号と、上述の圧縮機10の回転数とを組合せることにより、さらに、圧縮機10の運転状態に基づいた最適な量の前記潤滑油を圧縮機10へと戻すことができる。
【0048】
以上説明した様に、本実施形態によれば、アキュームレータ14の本体容器30から圧縮機10の吸込口10aへと接続される2次管32へ、一端を本体容器30の液体成分が貯留される位置へ接続し、流量調節機構34を備えたバイパス管33を接続しているため、圧縮機10の運転状態に基づいて本体容器30内に貯留された潤滑油を圧縮機10へと流入させることができ、圧縮機10の円滑な運転を行わせることができる。
【0049】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様にすぎず、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の範囲内で任意に変形可能であることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、圧縮機の運転状態に基づいて、前記圧縮機へ最適な量の潤滑油を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる空気調和装置の構成を示す図である。
【図2】同圧縮機とアキュームレータの構成を示す図である。
【図3】同圧縮機の吸込側に温度センサを設けて流量調節機構を制御させた図である。
【図4】同圧縮機の吐出側に温度センサを設けて流量調節機構を制御させた図である。
【符号の説明】
10 圧縮機
10a 吸込口
10b 吐出口
15 室外制御部
30 本体容器
31 1次管
31a 開口部
32 2次管
32a 開口部
33 バイパス管
34 流量調節機構
36 温度センサ
37 温度センサ
50 空気調和装置

Claims (10)

  1. 冷媒を一時的に貯留し、前記冷媒の気体成分と液体成分との分離を行わせる本体容器へ、前記冷媒をエバポレータ側から流入させる1次管と、前記冷媒を流出させる2次管とを備えるアキュームレータにおいて、
    前記2次管と、前記本体容器の前記液体成分が貯留される液面位置より低い位置とを接続するバイパス管を設け、このバイパス管に流量調節機構を備えて、前記本体容器から前記2次管へ流出させる前記液体成分の流量を制御することを特徴するアキュームレータ。
  2. 前記2次管の一端は前記本体容器の天部付近に接続されると共に、この天部付近で開口し、他端は前記本体容器の外側で下方へ延びて途中に前記バイパス管が接続されていることを特徴とする請求項1に記載のアキュームレータ。
  3. 前記2次管と前記バイパス管との接続位置および前記流量調節機構は、前記液面位置よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアキュームレータ。
  4. 冷媒を一時的に貯留し、前記冷媒の気体成分と液体成分との分離を行わせる本体容器へ、前記冷媒をエバポレータ側から流入させる1次管と、前記冷媒を圧縮機へ流出させる2次管とを有するアキュームレータを備え、この本体容器内で前記冷媒の気体成分と液体成分との分離を行わせる空気調和装置において、
    前記アキュームレータの本体容器から前記圧縮機の吸込口へと延びる2次管と、前記本体容器の前記液体成分が貯留される液面位置より低い位置とを接続するバイパス管を設け、このバイパス管に流量調節機構を備えて、前記アキュームレータから前記圧縮機へと流入する前記冷媒の液体成分の流量を制御することを特徴する空気調和装置。
  5. 前記2次管の一端は前記本体容器の天部付近に接続されると共に、この天部付近で開口し、他端は前記本体容器の外側で下方へ延びて途中に前記バイパス管が接続されていることを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記2次管と前記バイパス管との接続位置および前記流量調節機構は、前記液面位置よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の空気調和装置。
  7. 前記2次管と前記バイパス管とが接続される前記接続位置は、前記圧縮機の吸込口の位置よりも高い位置とされていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の空気調和装置。
  8. 前記2次管と前記バイパス管との接続位置から下流側の位置に温度センサを設け、この温度センサからの温度信号により前記流量調節機構の開度を制御することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の空気調和装置。
  9. 前記温度センサの位置を、前記2次管と前記バイパス管との接続位置から下流側で、かつ、この接続位置から十分離れた前記2次管上の位置としたことを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の空気調和装置。
  10. 前記圧縮機から吐出された冷媒が流通する吐出管へ温度センサを設け、この温度センサからの温度信号により前記バイパス管に設けた流量調節機構を調節したことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の空気調和装置。
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