JP2004353653A - Lpg燃料の流量調整装置 - Google Patents

Lpg燃料の流量調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに煩雑な作業を要することなく、使用燃料の組成に応じた流量調整を確実に行えるようにする。
【解決手段】LPGボンベを交換した後初期設定スイッチ8をONにすると、温度センサ2および圧力センサ3で検出された燃料の温度および圧力のデータがコントローラ10内のCPU15に入力される。CPU15はこのデータに基づいて組成識別関数記憶部12に記憶されている燃料の組成毎の温度および圧力の相関特性から燃料の組成を識別する。そして最適面積関数記憶部13に記憶されている関数から、識別された組成に対応する燃料通路の最適面積を判断し、実際の燃料通路の面積がその最適面積になるようステッピングモータ9aを所定の回転数にて駆動し、パワーアジャストスクリュ9を所定量燃料通路内に突出させる。これにより燃料通路が最適面積になるよう調整される。
【選択図】図3

Description

本発明は、LPGを燃料とする車両、例えばフォークリフトなどの産業車両における、LPG燃料の流量調整装置に関する。
フォークリフトに適用されるLPG燃料の供給系統において、LPG燃料は、LPGボンベからレギュレータへ、そしてLPGキャブレターに送られ、ここで空気と混合されてエンジンに供給される。LPGキャブレターのメイン通路には通路断面積を変更可能なパワーアジャストスクリュが設けられており、これによりメイン通路を流れるLPG燃料の流量を調整可能になっている。
従来のパワーアジャストスクリュによる流量調整は、LPG燃料が所定の組成、即ち国内一般地域の夏季に対応する組成(プロパン:ブタン=25:75)であると仮定して行われる。つまり、上記所定の組成を有するLPG燃料を標準とし、このようなLPG燃料を使用したときに最適なエンジン性能が得られるよう、燃料の流量調整が行われる。
しかしLPG燃料の組成は地域や季節によって異なるのが一般であり、全てのLPG燃料が上記のような組成を有することはない。このように所定の組成と異なる組成を有するLPG燃料を使用すると、最適なエンジン性能が得られないことになる。より具体的にいうと、エンジンに供給される燃料がオーバーリッチの場合は排ガス成分の悪化や燃費の悪化など、オーバーリーンの場合はNOxの増加や失火などが問題となる。
そこでこのような問題を解決するため、使用するLPG燃料の組成に応じた流量調整を行うことが可能な流量調整装置が開示されている(特許文献1参照)。この文献による流量調整装置には、ユーザが操作可能な可変ボリューム、パワーアジャストスクリュを作動させるステッピングモータ、可変ボリュームからの信を受信してこれに基づいてステッピングモータの作動量を決定するコントローラなどが備えられている。この装置において、ユーザがLPG燃料の組成を例えばガス会社から聞くなどして知った上でそれに合わせて可変ボリュームを操作すると、コントローラが可変ボリュームからの信号を受信してステッピングモータの作動量を決定し、使用するLPG燃料の組成に応じた流量調整を行うことができる。
特開平6−137216号公報(第2頁、図1)
しかしながら上記文献の装置は、ユーザに煩雑な作業、即ち予めガス会社などからLPG燃料の組成についての情報を聞いたり、その情報に基づいて可変ボリュームを操作したりする作業を要するものである。またさらにユーザによる情報の聞き違いや操作ミスなどの可能性があり、このような場合、せっかく可変ボリュームが操作されても、設定が不適切なために最適なエンジン性能が得られないことになる。
そこで、本発明の目的は、ユーザに煩雑な作業を要することなく使用燃料の組成に応じた流量調整を確実に行うことができるLPG燃料の流量調整装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
上記目的を達成するための本発明に係るLPG燃料の流量調整装置は、LPGボンベとレギュレータとの間の燃料経路に装着され、前記LPGボンベと前記レギュレータとの間の燃料経路の装着位置における燃料の温度および圧力を検出する温度センサおよび圧力センサと、前記レギュレータとエンジンとを接続する燃料通路の面積を変更する通路面積変更手段と、前記温度センサおよび前記圧力センサから検出された温度および圧力に基づいて前記燃料の組成を識別する組成識別手段と、前記組成識別手段から得られた前記燃料の組成に対応する前記燃料通路の最適面積を判断する最適面積判断手段と、前記燃料通路の面積が前記最適面積判断手段により判断された前記最適面積になるよう前記通路面積変更手段を制御する面積変更制御手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によると、温度センサおよび圧力センサによりLPG燃料の温度および圧力を検出して組成識別手段で組成を識別した上で、その組成に応じてLPGャブレターのメイン通路などの燃料通路の面積が最適値に調整されるようになっている。この場合、ユーザは従来技術のように組成についての情報をガス会社などから聞いたり、組成を認識させるようボリュームを調整したりする作業を行う必要がない。したがって、上記構成のLPG燃料の流量調整装置によると、ユーザに煩雑な作業を要することなく、使用燃料の組成に応じた流量調整を確実に行うことが可能である。
また、本発明に係るLPG燃料の流量調整装置は、前記温度センサおよび前記圧力センサが、前記LPGボンベと前記レギュレータとを接続する燃料経路である燃料供給管内に装着され、当該燃料供給管内を通過する燃料の温度および圧力を検出することが望ましい。
この構成によると、LPGボンベとレギュレータとの間の燃料経路である燃料供給管に直接に温度センサ及び圧力センサをとりつけることで、容易にその燃料経路における燃料の温度および圧力を検出することができる。
また、本発明に係るLPG燃料の流量調整装置は、前記温度センサおよび前記圧力センサが、前記LPGボンベと前記レギュレータとの間の燃料経路に配置されて燃料を貯留可能な燃料貯留手段内に装着され、当該燃料貯留手段内の温度および圧力を検出することが望ましい。
LPGボンベは交換して使用されるため、温度センサおよび圧力センサを装着することが困難であるが、この構成によると、燃料貯留手段内に燃料が貯留された状態、即ち、LPGボンベ内の燃料に近い状態で温度および圧力を検出することができる。そして、燃料貯留手段内では、燃料は気液混合状態であってほぼ飽和蒸気圧に達した状態になっており、この状態で検出された温度および圧力に基づいて燃料の組成を識別できるため、より正確に識別でき、組成識別の信頼性が向上することになる。
また、本発明に係るLPG燃料の流量調整装置は、前記LPGボンベの使用初期に初期設定を行う初期設定手段をさらに備えており、当該初期設定手段による初期設定時に、前記組成識別手段による燃料の識別が行われることが好ましい。
この構成によると、例えばLPGボンベ交換時にユーザが初期設定手段を操作することにより、燃料の組成が識別される。ユーザはLPGボンベをセットした後初期設定手段を操作するだけでよく、従来のようなボリューム調整作業は必要ないので、作業性がよい。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る流量調整装置を備えた、フォークリフトに適用されるLPG燃料の供給系統を示す配管図である。LPG燃料は、図中矢印で示すように、LPGボンベ1から燃料供給管1a内を通って、フィルタやソレノイドバルブを経てレギュレータ4へと送られ、さらにメイン燃料供給管5を通ってLPGキャブレター6に送られ、ここで空気と混合されてエンジン7に供給される。図中供給管に沿った矢印は、実線がLPG、点線が冷却水の流れる方向を示す。
図2は、図1のLPGキャブレター6を示す概略断面図である。LPGキャブレター6のメイン通路6aには通路断面積を変更可能なパワーアジャストスクリュ9(図1にも示す)が設けられており、これによりメイン通路6aを流れるLPG燃料の流量を調整可能になっている。
図3は、本実施の形態の流量調整装置における電気的構成を示すブロック図である。本実施の形態の流量調整装置は、図1および図3に示すように、パワーアジャストスクリュ9と、出力軸がパワーアジャストスクリュ9に連結されたステッピングモータ9aと、共にレギュレータ4より上流側にて(LPGボンベ1とレギュレータ4との間の燃料経路にて)燃料供給管1a内に装着された温度センサ2および圧力センサ3と、運転席近傍のインストルメントパネルに搭載された初期設定スイッチ8と、これら各構成要素と電気的に接続されて後述のように装置全体を制御するコントローラ10とを備えている。
ステッピングモータ9aは、駆動により出力軸を回転させ、パワーアジャストスクリュ9を右回り又は左回りに回転させる。このパワーアジャストスクリュ9が、LPGキャブレター6のメイン通路6aの面積を変更する(即ち、レギュレータ4とエンジン7とを接続する燃料通路の面積を変更する)通路面積変更手段を構成する。温度センサ2および圧力センサ3は、LPGボンベ1とレギュレータ4との間の燃料経路の装着位置における燃料の温度および圧力、即ち、燃料供給管1a内を通過する燃料の温度および圧力を検出する。初期設定スイッチ8は、LPGボンベ1の交換時にユーザにより操作され、後述の組成記憶部(図示せず)を初期化する。この初期設定スイッチ8が、LPGボンベ1の使用初期に初期設定を行う初期設定手段を構成する。
コントローラ10は、図3に示すように、CPU15、組成識別関数記憶部12、最適面積関数記憶部13、および、モータ制御部14を備えている。温度センサ2および圧力センサ3からの出力は、A/D交換器(図示せず)を介してCPU15に入力される。
組成識別関数記憶部12には、図4(a)に示すような、燃料の組成毎の温度および圧力の相関特性(本実施の形態では燃料におけるプロパンおよびブタンの比率を10%毎に区分している)が記憶されている。最適面積関数記憶部13には、図4(b)に示すような、燃料の組成毎の(本実施の形態では燃料のプロパン比率毎の)LPGキャブレター6のメイン通路6aの最適面積が記憶されている。
CPU15は、LPGボンベ1交換時にユーザが初期設定スイッチ8を操作して初期設定スイッチ8がONになると、その信号を受信して、このとき温度センサ2および圧力センサ3で検出された温度および圧力のデータを読み込む。そしてCPU15はこの温度および圧力のデータに基づいて、組成識別関数記憶部12に記憶されている相関特性から燃料の組成を識別する。つまり、CPU15が、温度センサ2および圧力センサ3から検出された温度および圧力に基づいて燃料の組成を識別する組成識別手段を構成する。
このようにLPGボンベ1交換時に識別された燃料の組成は、コントローラ10内の組成記憶部(図示せず)に記憶される。その後再びLPGボンベ1が交換されて初期設定スイッチ8が操作されると、組成記憶部は初期化されてまた新たな温度および圧力のデータに基づいて燃料の組成を識別し、記憶する。
次いでCPU15は、識別された燃料の組成に対応するメイン通路6aの最適面積を、最適面積関数記憶部13に記憶されている関数から判断する。つまり、CPU15が、得られた燃料の組成に対応するメイン通路6aの最適面積を判断する最適面積判断手段を構成する。
CPU15はさらにメイン通路6aの面積が最適面積となるようステッピングモータ9aの回転数を決定し、モータ制御部14に指令を出す。ステッピングモータ9aはモータ制御部14により制御され、所定の回転数にて駆動し、パワーアジャストスクリュ9を右回り又は左回りに回転させる。このステッピングモータ9aおよびモータ制御部14は、メイン通路6aの面積がCPU15により判断された最適面積になるようパワーアジャストスクリュ9を制御する面積変更制御手段を構成する。パワーアジャストスクリュ9は右回り又は左回りの回転によってメイン通路6a内への突出量(図2参照)を変更可能であり、この突出量を変更することによりメイン通路6aの面積が調整されるようになっている。
なお、一旦LPGボンベ1がセットされて初期設定スイッチ8が操作されると、その組成は上述のように組成記憶部(図示せず)に記憶されて、初期設定スイッチ8が再び操作されるまで同じ組成であると認識され、パワーアジャストスクリュ9による流量調整は一定に保持されることになる。
また、コントローラ10は、LPGボンベ1交換時にユーザが初期設定スイッチ8をONにしたときに通電状態とされ、動作を開始する。温度センサ2および圧力センサ3はそれぞれ燃料供給管1a内の燃料の温度および圧力を常時検出しているが、初期設定スイッチ8のON信号がコントローラ10内のCPU15に出力された直後に、温度センサ2および圧力センサ3からの出力がCPU15に読み込まれる。
以上述べたように、第1実施形態に係る流量調整装置によると、温度センサ2および圧力センサ3によりLPG燃料の温度および圧力を検出して組成を識別した上で、その組成に応じてLPGキャブレター6のメイン通路6aの面積が最適値に調整されるようになっている。この場合、ユーザは従来技術のように組成についての情報をガス会社などから聞いたり、組成を認識させるようボリュームを調整したりする作業を行う必要がない。したがって、本実施の形態の流量調整装置によると、ユーザに煩雑な作業を要することなく、使用燃料の組成に応じた流量調整を確実に行うことが可能である。
また、LPGボンベ1とレギュレータ4との間の燃料経路である燃料供給管1aに直接に温度センサ2及び圧力センサ3をとりつけることで、容易にその燃料経路における燃料の温度および圧力を検出することができる。
また、初期設定スイッチ8を備えたことにより、ユーザがLPGボンベ1交換時にボンベをセットした後この初期設定スイッチ8を操作するだけで、当該LPGボンベ1内の燃料の組成を識別できる。これは従来のようなボリューム調整作業を必要としないので、作業性がよい。さらにユーザが直接スイッチを操作するという作業を行うため、誤作動の問題が軽減される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る流量調整装置について説明する。図5は、第2実施形態に係る流量調整装置を備えた、フォークリフトに適用されるLPG燃料の供給系統を示す配管図である。図5に示す流量調整装置は、第1実施形態に係る流量調整装置(図1参照)とは、温度センサ2及び圧力センサ3を装着する構成が異なっている。しかし、その他の構成は第1実施形態の流量調整装置と同様であるため、同一の符号を付すことで重複する箇所の説明を割愛する(第2実施形態の流量調整装置は、第1実施形態の流量調整装置と同様に図2乃至図4をもとに説明した構成と同様の構成を備えている)。
図5に示すように、第2実施形態に係る流量調整装置が適用されるLPG燃料の供給系統には、LPGボンベ1とレギュレータ4との間の燃料経路に、燃料を貯留可能なサブタンク20が配置されている。このサブタンク20は、燃料供給菅1aの途中に接続され、LPGボンベ1から供給されるLPG燃料をさらにその下流側でも貯留できる燃料貯留手段を構成している。
第2実施形態に係る流量調整装置においては、温度センサ2および圧力センサ3は、サブタンク20内に装着され、サブタンク20内の温度および圧力を検出する。この流量調整装置では、サブタンク20内で検出された温度および圧力に基づいて、第1実施形態の流量調整装置と同様に、燃料の組成が識別される。そして、同様に、識別された組成に応じてLPGキャブレター6のメイン通路6aの面積が最適値に調整される。
この第2実施形態に係る流量調整装置によると、第1実施形態に係る流量調整装置と同様に、ユーザに煩雑な作業を要することなく、使用燃料の組成に応じた流量調整を確実に行うことが可能である。
また、LPGボンベ1は車両部品として設けられることはなく交換して使用されるものであるため、温度センサ2および圧力センサ3を装着することが困難であるが、第2実施形態に係る流量調整装置によると、サブタンク20内に燃料が貯留された状態で温度および圧力を検出することができる。即ち、LPGボンベ1内に貯留されている燃料の状態に近い状態で温度および圧力を検出することができる。サブタンク20内では、燃料は気液混合状態であってほぼ飽和蒸気圧に達した状態になっている。従って、飽和蒸気圧に達した状態で検出された温度および圧力に基づいて燃料の組成を識別できるため、組成識別関数記憶部12に記憶されている燃料の組成毎の温度および圧力の相関特性にほぼ近い状態で組成をより正確に識別することができる。これにより、燃料の組成識別の信頼性を向上させることができる。
なお、第1実施形態に係る流量調整装置では、燃料供給菅1a内を通過する燃料の温度および圧力を検出するものであるため、燃料供給菅1a内では燃料が膨張して気体になった状態で温度および圧力が検出されることになる。しかし、第2実施形態に係る流量調整装置では、サブタンク20内で気液混合状態の燃料の温度および圧力を検出することができ、より正確に燃料の組成を識別することができる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、初期設定手段として、初期設定スイッチ8ではなくLPGボンベ1の装着を検出可能なリミットスイッチを用いてよい。しかしリミットスイッチの誤作動を考慮すると、上述した実施形態のようにユーザが直接操作可能な初期設定スイッチ8を用いるのが好ましい。
また、上述の実施形態における初期設定スイッチ8は、LPGボンベ1装着後にエンジン7を始動させ、さらにその後に操作されることを想定し、運転席近傍のインストルメントパネルに搭載されている。つまり、上述の実施形態では、エンジン7の始動によりコントローラ10が通電された後に初期設定スイッチ8が操作される構成となっている。これに対し、LPGボンベ1の装着を検出可能なリミットスイッチを用いる場合はエンジン7停止中にもコントローラ10を通電させる構成が必要となるが、初期設定スイッチ8を用いる場合は当該構成が必要ないので構成を簡素にできる。
なお、初期設定手段は本発明において必須の構成要素ではなく、省略可能である。
また、温度センサ2および圧力センサ3の装着位置は、LPGボンベ1とレギュレータ4との間であれば、上述した第1および第2実施形態における装着位置に限定されない。
また、LPGキャブレター6のメイン通路6aの面積を変更する通路面積変更手段としては、上述の実施形態におけるパワーアジャストスクリュ9に限定されず、その他様々な手段を用いてよい。
また、パワーアジャストスクリュ9の装着位置は、上述の実施形態のようにLPGキャブレター6のメイン通路6aに限定されず、上述の実施形態におけるメイン燃料供給管5やその他レギュレータ4とエンジン7との間の燃料通路の適宜位置に設けてよい。
また、メイン通路6aの面積が最適面積になるよう通路面積変更手段を制御する面積変更制御手段としては、ステッピングモータ9aなどに限定されず、他のアクチュエータなど、その他様々な手段を用いてよい。
また、本発明に係る流量調整装置は、LPGを燃料とする車両であれば、フォークリフト1に限らず、例えばトラクタショベル、ショベルローダなどにも適用可能である。
また、第2実施形態に係る流量調整装置は、自動車等で用いられる三次元触媒フィードバックシステムを備えたエンジンに対して適用されるものであってもよい。このようなエンジンでは、LPGキャブレター6のメイン通路6aの面積で決まるベースの空燃比と制御目標である理論空燃比との差分を補正するLPGフィードバックインジェクタが備えられている。第2実施形態に係る流量調整装置をこのエンジンに適用した場合、前述のように燃料の組成識別の信頼性が向上するため、そのフィードバック制御の応答性を良くすることができる。そして、応答性が良くなることで、コントローラ10(ECU:Engine Control Unit)において、ベース空燃比に制御するためのステッピングモータ9aの制御と、理論空燃比に制御するためのLPGフィードバックインジェクタの制御とを同時に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る流量調整装置を備えた、フォークリフトに適用されるLPG燃料の供給系統を示す配管図である。 図1のLPGキャブレターを示す概略断面図である。 図1の流量調整装置における電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、燃料の組成毎の温度および圧力の相関特性を示すグラフ図である。(b)は、燃料のプロパン比率とメイン通路の最適面積との関係を示すグラフ図である。 本発明の第2実施形態に係る流量調整装置を備えた、フォークリフトに適用されるLPG燃料の供給系統を示す配管図である。
符号の説明
1 LPGボンベ
1a 燃料供給管
2 温度センサ
3 圧力センサ
4 レギュレータ
6 LPGキャブレター
6a メイン通路(燃料通路)
7 エンジン
8 初期設定スイッチ(初期設定手段)
9 パワーアジャストスクリュ(通路面積変更手段)
9a ステッピングモータ(面積変更制御手段)
10 コントローラ
12 組成識別関数記憶部
13 最適面積関数記憶部
14 モータ制御部(面積変更制御手段)
15 CPU(組成識別手段、最適面積判断手段)

Claims (4)

  1. LPGボンベとレギュレータとの間の燃料経路に装着され、前記LPGボンベと前記レギュレータとの間の燃料経路の装着位置における燃料の温度および圧力を検出する温度センサおよび圧力センサと、
    前記レギュレータとエンジンとを接続する燃料通路の面積を変更する通路面積変更手段と、
    前記温度センサおよび前記圧力センサから検出された温度および圧力に基づいて前記燃料の組成を識別する組成識別手段と、
    前記組成識別手段から得られた前記燃料の組成に対応する前記燃料通路の最適面積を判断する最適面積判断手段と、
    前記燃料通路の面積が前記最適面積判断手段により判断された前記最適面積になるよう前記通路面積変更手段を制御する面積変更制御手段とを備えていることを特徴とするLPG燃料の流量調整装置。
  2. 前記温度センサおよび前記圧力センサは、前記LPGボンベと前記レギュレータとを接続する燃料経路である燃料供給管内に装着され、当該燃料供給管内を通過する燃料の温度および圧力を検出することを特徴とする請求項1に記載のLPG燃料の流量調整装置。
  3. 前記温度センサおよび前記圧力センサは、前記LPGボンベと前記レギュレータとの間の燃料経路に配置されて燃料を貯留可能な燃料貯留手段内に装着され、当該燃料貯留手段内の温度および圧力を検出することを特徴とする請求項1に記載のLPG燃料の流量調整装置。
  4. 前記LPGボンベの使用初期に初期設定を行う初期設定手段をさらに備えており、
    前記初期設定手段による初期設定時に、前記組成識別手段による前記燃料の識別が行われることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のLPG燃料の流量調整装置。
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