JP2004352990A - イセチオナートおよびポリエチレングリコールを含有する流動性混合物 - Google Patents
イセチオナートおよびポリエチレングリコールを含有する流動性混合物 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 課題は、流動性でそしてポンプ搬送可能な状態のイセチオナートを提供することである。
【解決手段】 この課題は、式Ｉ
ＲＣＯＯＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （Ｉ）
［式中、ＲはＣ6 〜Ｃ30−アルキルまたはＣ6 〜Ｃ30−アルケニルでありそしてＭはアル カリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムイオンである。］
で表される１種類以上のイセチオナートおよび式II
Ｈ（ＯＣＨ2 ＣＨ2 ）n ＯＨ （II）
［式中、ｎは４〜１６の数である］
で表される１種類以上のポリエチレングリコールを含有する混合物によって解決される。
【解決手段】 この課題は、式Ｉ
ＲＣＯＯＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （Ｉ）
［式中、ＲはＣ6 〜Ｃ30−アルキルまたはＣ6 〜Ｃ30−アルケニルでありそしてＭはアル カリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムイオンである。］
で表される１種類以上のイセチオナートおよび式II
Ｈ（ＯＣＨ2 ＣＨ2 ）n ＯＨ （II）
［式中、ｎは４〜１６の数である］
で表される１種類以上のポリエチレングリコールを含有する混合物によって解決される。
Description
本発明は、室温で流動性であるイセチオナートを含有する混合物に関する。イセチオナートは化粧料および洗剤において広く用いられているマイルドな界面活性剤として知られている。
今日まで、イセチオナートは、界面活性剤または溶剤を熱い状態で使用しながら多大なエネルギー的および時間的経費を掛けて溶解しなければならない固体製品の状態で市場で容易に入手し得る。加工する際に煩わしい原料の粉塵問題がしばしば生じ、このことが更に使用する際の経費を増加させる。例えば適当な保護用衣料を必要とするかまたは加工を特別に密閉されたプラントで実施しなければならない。
それ故に本発明の課題は、流動性でそしてポンプ搬送可能な状態のイセチオナートを提供することである。
驚くべきことに、本発明者はイセチオナートとポリエチレングリコールとの混合物が室温で流動性でありかつポンプ搬送可能であることを見出した。
本発明は、式Ｉ
ＲＣＯＯＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （Ｉ）
［式中、ＲはＣ6 〜Ｃ30−アルキル、好ましくはＣ8 〜Ｃ22−アルキル、またはＣ6 〜Ｃ 30−アルケニル、好ましくはＣ8 〜Ｃ22−アルケニルでありそしてＭはアルカリ金属、 アルカリ土類金属またはアンモニウムイオンである。］
で表される１種類以上のイセチオナートおよび式II
Ｈ（ＯＣＨ2 ＣＨ2 ）n ＯＨ （II）
［式中、ｎは４〜１６、好ましくは６〜１６、特に好ましくは８〜１２の数である］
で表される１種類以上のポリエチレングリコールを含有する流動性混合物に関する。ｎが８である場合が極めて有利である。
ＲＣＯＯＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （Ｉ）
［式中、ＲはＣ6 〜Ｃ30−アルキル、好ましくはＣ8 〜Ｃ22−アルキル、またはＣ6 〜Ｃ 30−アルケニル、好ましくはＣ8 〜Ｃ22−アルケニルでありそしてＭはアルカリ金属、 アルカリ土類金属またはアンモニウムイオンである。］
で表される１種類以上のイセチオナートおよび式II
Ｈ（ＯＣＨ2 ＣＨ2 ）n ＯＨ （II）
［式中、ｎは４〜１６、好ましくは６〜１６、特に好ましくは８〜１２の数である］
で表される１種類以上のポリエチレングリコールを含有する流動性混合物に関する。ｎが８である場合が極めて有利である。
本発明の混合物は好ましくは１〜９０重量％のイセチオナートおよび１０〜９９重量％のポリエチレングリコール、特に好ましくは１０〜８０重量％のイセチオナートおよび２０〜９０重量％のポリエチレングリコールを含有している。本発明の混合物は極めて有利には、２５〜６０重量％のイセチオナートおよび２５〜７５重量％のポリエチレングリコールを含有している。
別の有利な実施態様においては、本発明の混合物は１種類以上の界面活性剤も含有している。界面活性剤は脂肪アルコール−オキシエチラートから選択するのが有利である。
本発明の混合物が界面活性剤を含有している場合には、該界面活性剤は混合物中に７０重量％まで、好ましくは１０〜５０重量％、特に好ましくは１５〜４０重量％まで存在している。
別の有利な一つの実施態様においては、本発明の混合物は水も含有している。本発明の混合物が水を含有している場合には、該水は混合物中に７０重量％まで、好ましくは１０〜５０重量％、特に好ましくは１５〜４０重量％存在している。
更に別の一つの実施態様においては本発明の混合物はイセチオナートおよびポリエチレングリコール、および場合によっては界面活性剤および水から選択される物質で組成されている。
無水状態であるかまたは少なくとも僅かの水、即ち約４０重量％までの水を含有する本発明の特に有利な長所は自己保存性がある。この自己保存性混合物を使用する場合には、顧客は最終生成物のために自己保存性の系を使用することが可能であるし、一緒に供給される保存剤に委ねる必要がない。
更にポリエチレングリコールは、肌の感触を向上させることによってイセチオナートの穏やかな清浄効果を相乗的にサポートする。
更に本発明の混合物は非常に良好な安定性であるという長所を示し、即ち本発明の混合物は分離を引き起こさない。
本発明の混合物は液状最終生成物、例えばヘアーシャンプ、シャワー浴剤または液体洗剤中に、更に加熱または可溶化作業をすることなしに安定的に混入することができる。
本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例：
４０重量％のHostapon(R) SCI-65を、６０重量％のポリグリコール 200 USPと混合する。この混合物は流動性のままである。
３５重量％のHostapon(R) SCI-85を、６５重量％のポリグリコール 300 USPと混合する。この混合物は流動性のままである。
３０重量％のHostapon(R) SCI-85を、２０重量％のHostapon(R) KCG および５０重量％のポリグリコール 200 USPと混合する。この混合物は流動性のままである。
４５重量％のHostapon(R) SCI-85を、２７．５重量％のポリグリコール 400および２７．５重量％の Genapol(R) L-3 と室温で混合する。この混合物は流動性のままである。
使用例Ａ−シャワー浴剤：
１．９重量％のHostapon(R) SCI-85および４．４重量％のポリグリコール 200 USPを含有する流動性混合物を７８．１重量％の Genapol(R) LRO 液および１５．６重量％の Genapol(R) CAB と高温で混合しそして冷却する。得られるシャワー浴剤は流動性でかつ透明である。
１．９重量％のHostapon(R) SCI-85および４．４重量％のポリグリコール 200 USPを含有する流動性混合物を７８．１重量％の Genapol(R) LRO 液および１５．６重量％の Genapol(R) CAB と高温で混合しそして冷却する。得られるシャワー浴剤は流動性でかつ透明である。
使用した製品のリスト:
ポリグリコール 200 USP (製造元:Clariant GmbH):PEG-4,平均分子量200g/molのポリエチ レングリコール、
ポリグリコール 300 USP (製造元:Clariant GmbH):PEG-6,平均分子量300g/molのポリエチ レングリコール、
ポリグリコール 400 USP (製造元:Clariant GmbH):PEG-8,平均分子量400g/molのポリエチ レングリコール、
Hostapon(R) SCI-65 (製造元:Clariant GmbH):ココイル- イセチオン酸ナトリウム、Hostapon(R) SCI-85 (製造元:Clariant GmbH):ココイル- イセチオン酸ナトリウム、Hostapon(R) KCG (製造元:Clariant GmbH):ココイル- グルタミン酸ナトリウム、Genapol (R) LRO (製造元:Clariant GmbH):アルキルジグリコールエーテルスルフ ァート、ナトリウム塩、
Genapol (R) L-3 (製造元:Clariant GmbH):ラウレス−３、
Genapol (R) CAB (製造元:Clariant GmbH):ココアミドプロピルベタイン。
ポリグリコール 200 USP (製造元:Clariant GmbH):PEG-4,平均分子量200g/molのポリエチ レングリコール、
ポリグリコール 300 USP (製造元:Clariant GmbH):PEG-6,平均分子量300g/molのポリエチ レングリコール、
ポリグリコール 400 USP (製造元:Clariant GmbH):PEG-8,平均分子量400g/molのポリエチ レングリコール、
Hostapon(R) SCI-65 (製造元:Clariant GmbH):ココイル- イセチオン酸ナトリウム、Hostapon(R) SCI-85 (製造元:Clariant GmbH):ココイル- イセチオン酸ナトリウム、Hostapon(R) KCG (製造元:Clariant GmbH):ココイル- グルタミン酸ナトリウム、Genapol (R) LRO (製造元:Clariant GmbH):アルキルジグリコールエーテルスルフ ァート、ナトリウム塩、
Genapol (R) L-3 (製造元:Clariant GmbH):ラウレス−３、
Genapol (R) CAB (製造元:Clariant GmbH):ココアミドプロピルベタイン。
Claims (8)
- 式Ｉ
ＲＣＯＯＣＨ2 ＣＨ2 ＳＯ3 Ｍ （Ｉ）
［式中、ＲはＣ6 〜Ｃ30−アルキルまたはＣ6 〜Ｃ30−アルケニルでありそしてＭはアル カリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムイオンである。］
で表される１種類以上のイセチオナートおよび式II
Ｈ（ＯＣＨ2 ＣＨ2 ）n ＯＨ （II）
［式中、ｎは４〜１６の数である］
で表される１種類以上のポリエチレングリコールを含有する混合物。 - ｎが６〜１６である、請求項１に記載の混合物。
- ｎが８〜１２である、請求項２に記載の混合物。
- １〜９０重量％のイセチオナートおよび１０〜９９重量％のポリエチレングリコールを含有する、請求項１〜３のいずれか一つに記載の混合物。
- １０〜８０重量％のイセチオナートおよび２０〜９０重量％のポリエチレングリコールを含有する、請求項４に記載の混合物。
- 追加的に１種類以上の界面活性剤を含有する、請求項１〜５のいずれか一つに記載の混合物。
- 追加的に水を含有する、請求項１〜６のいずれか一つに記載の混合物。
- 請求項１〜７のいずれか一つに記載の混合物をヘアーシャンプ、シャワー浴剤または液体洗剤において用いる方法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE2003123963 DE10323963A1 (de) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | Fließfähige Mischungen enthaltend Isethionat und Polyethylenglykol |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004352990A true JP2004352990A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=33103599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004153394A Withdrawn JP2004352990A (ja) | 2003-05-27 | 2004-05-24 | イセチオナートおよびポリエチレングリコールを含有する流動性混合物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1482025A1 (ja) |
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| DE (1) | DE10323963A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20030144171A1 (en) * | 2002-01-31 | 2003-07-31 | Clariant Gmbh | Flowable mixtures of isethionate and alcohol |
-
2003
- 2003-05-27 DE DE2003123963 patent/DE10323963A1/de not_active Withdrawn
-
2004
- 2004-05-21 EP EP04012050A patent/EP1482025A1/de not_active Withdrawn
- 2004-05-24 JP JP2004153394A patent/JP2004352990A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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