JP2004352316A - 梱包用緩衝部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業効率を低下させることなく、簡単な構成で梱包箱の強度向上に貢献し得る梱包用緩衝部材を提供する。
【解決手段】直方体状の梱包箱2内の所定の一壁面2eに沿って配設され、被梱包物の側部に対応して形成された凹部3に被梱包物Bの一部を嵌め込んで保持するパルプモールド製の梱包用緩衝部材である。周縁部に所定の一壁面2eに重ね合わされる重合壁部4が設けられるとともに、この重合壁部4の外縁から延出して上記配設壁面2eに隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部7が設けられる。この重合壁部4と補強鍔部7との境界線部分9が梱包箱2の内側辺部に当接するように構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】直方体状の梱包箱2内の所定の一壁面2eに沿って配設され、被梱包物の側部に対応して形成された凹部3に被梱包物Bの一部を嵌め込んで保持するパルプモールド製の梱包用緩衝部材である。周縁部に所定の一壁面2eに重ね合わされる重合壁部4が設けられるとともに、この重合壁部4の外縁から延出して上記配設壁面2eに隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部7が設けられる。この重合壁部4と補強鍔部7との境界線部分9が梱包箱2の内側辺部に当接するように構成されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被梱包物を梱包箱内に収納する際等に、被梱包物を保持しつつ外部衝撃から保護する梱包用緩衝部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から梱包箱内で被梱包物の周りに配設されて梱包箱に作用する外部衝撃を吸収することにより当該被梱包物を外部衝撃から有効に保護する梱包用緩衝部材が知られている。
【0003】
このような梱包用緩衝部材としては、例えば特許文献1に開示されているように、パルプモールド成形により形成され、直方体状の梱包箱における一の内側面に沿って配設される底部と、この底部から梱包箱内部に向かって突出する突起部とを備え、これらの突起部により被梱包物の一側部を取り囲んで保持する支持溝が形成されている。そして、被梱包物を梱包するに当たっては、この梱包用緩衝部材を2個1組で使用して被梱包物の左右各側部を支持溝内に嵌めた状態で左右から挟み込み、梱包用緩衝部材を介して梱包箱内で保持するものとなされている。
【0004】
ところで、上記のような梱包用緩衝部材が配設される梱包箱は、汎用性、経済性等の観点から、例えば段ボール紙等の材質で製作されることが多く、被梱包物を収納した状態の梱包箱をそのまま使用すると、その保管、運搬等に際し衝撃荷重や静荷重等の種々の荷重が作用し変形、特に梱包箱の稜線(内側辺部)、稜角部分が変形することがある。従って、梱包箱自体の壁厚を厚く形成したり、梱包箱の稜線、稜角の内側に沿ってL字状の補強部材を配設したりしてその強度の向上を図る工夫がなされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平14−293378号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、梱包箱自体の壁厚を厚く形成すると、展開された状態で梱包箱を保管等する場合に嵩張るばかりでなく、その加工や組立における作業性が悪化する等、作業効率の面で問題があった。一方、別個の補強部材を配設する場合には、その補強部材を別途製作して、梱包箱内に配設する作業を要し、これもまた作業効率の面で問題があった。
【0007】
ここで、上記のように梱包箱内には、梱包用緩衝部材が配設されており、この梱包用緩衝部材を補強部材として利用して梱包箱の強度を向上させることも考えられるが、梱包用緩衝部材はそもそも上記したように梱包箱に作用する外部衝撃を吸収するものであって一定の弾性を有するので、このままでは梱包箱の強度を向上させることは困難である。
【0008】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、作業効率を低下させることなく、簡単な構成で梱包箱の強度向上に貢献し得る梱包用緩衝部材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、複数の壁面により構成された梱包箱内にこの梱包箱の所定の一壁面に沿って配設され、被梱包物の一部外形に対応して形成された凹部に該被梱包物の少なくとも一部を嵌め込んで保持するパルプモールド製の梱包用緩衝部材において、周縁部に上記所定の一壁面に重ね合わされる重合壁部が設けられるとともに、この重合壁部の外縁から延出して上記所定の一壁面に隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部が設けられ、この重合壁部と補強鍔部との境界線部分が上記梱包箱の内側辺部に当接するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、上記所定の一壁面に重ね合わされる重合壁部が設けられるとともに、この重合壁部の外縁から延出して上記所定の一壁面に隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部が設けられているので、梱包用緩衝部材の周縁部における強度、特に重合壁部と補強鍔部との境界線部分近傍における強度が飛躍的に向上する。しかも、この重合壁部と補強鍔部との境界線部分が上記梱包箱の内側辺部に当接するように構成されているので、この梱包用緩衝部材を梱包箱内に配置した場合に、この梱包箱の内側辺部及びその近傍には、その内側に重合壁部と補強鍔部とが宛われることになる。このため、重合壁部及び補強鍔部が宛われることにより梱包箱の内側辺部及びその近傍が補強され、衝撃荷重や静荷重に対する箱の強度が向上する。また、この梱包用緩衝部材がパルプモールド材で形成されているので、発泡スチロール製の梱包用緩衝部材と異なり廃棄し易く、一方、段ボール製の梱包用緩衝部材と異なり容易に形成することができる。
【0011】
すなわち、この発明に係る梱包用緩衝部材によれば、重合壁部の外縁から補強鍔部を延出させるだけで、重合壁部と補強鍔部との境界線及びその近傍の保形性を確保してその強度を向上させることができ、この境界線及びその近傍を梱包箱の内側辺部及びその近傍に配設するだけで、梱包箱を補強してその変形を効果的に抑制することができる。しかも、この梱包用緩衝部材を配設するだけで、梱包箱を補強させることができるので、作業効率を低下させることもない。
【0012】
上記梱包用緩衝部材が配設される梱包箱は、特に限定するものではないが、直方体状の梱包箱が用いられることが多い。このように直方体状の梱包箱に梱包用緩衝部材を用いる場合に、該重合壁部が配設される配設壁面は、天壁面、底壁面でもよいが、梱包箱の一側面であるのが好ましい(請求項2)。
【0013】
上記補強鍔部の重合壁部からの延出長さは、特に限定するものではないが、低すぎると、梱包箱の内側辺部近傍における強度を十分に向上させることができないことから、5mm以上に設定されているのが好ましい(請求項3)。
【0014】
上記重合壁部には、表裏いずれか一方に凹陥させることによりその反対側を凹陥方向に突出させて補強用リブが形成されているのが好ましい(請求項4)。
【0015】
このように構成すれば、重合壁部の一部を凹陥させるだけで簡単に重合壁部の剛性を向上させることができ、これより梱包用緩衝部材を効果的に保形することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る梱包用緩衝部材について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る梱包用緩衝部材を示す斜視図である。図2は、被梱包物を保持した状態で梱包箱内に配設された一対の梱包用緩衝部材を示す縦断面図である。図3は、被梱包物を保持した状態で梱包箱内に配設された一対の梱包用緩衝部材を示す一部省略した横断面図である。
【0017】
本実施形態に係る梱包用緩衝部材1は、2個1組で使用され、被梱包物Bを左右から挟み込んだ状態で梱包箱2内に配設され、被梱包物Bが梱包箱2に直接接触するのを防止して外部衝撃等の荷重が直接伝搬されないように被梱包物Bを保持するものとなされている。
【0018】
梱包箱2は、段ボールシートを折り曲げる等して組み立てられた上方開口型の直方体状箱体であり、この上方開口部に設けられた天壁面2bが観音開き状に開閉するように構成されている。そして、この梱包箱2の内部には、被梱包物Bが梱包用緩衝部材1とともに収納されるようになっている。なお、梱包箱2の具体的形状は、直方体状のものに限定されず、公知の箱体形状を採用することができる。
【0019】
梱包用緩衝部材1は、パルプモールド成形により一体形成された張り子状の型成形品であり、新聞紙や段ボール等の古紙やパルプを水で溶かして液状にし、これを所定形状の金型に付着させ、脱水、乾燥させて形成されている。本実施形態では、新聞紙と段ボールを1対1の割合、ないし7対3の割合で混合した古紙を原料として使用し、肉厚が2〜3mm程度に形成されているが、その原材料及び厚みは特に限定するものではない。
【0020】
このように、梱包用緩衝部材1をパルプモールドにより成形しているので、再利用が可能であり、発泡スチロール製の梱包用緩衝部材と異なり廃棄処理をする上での問題、例えば燃焼ガスによって環境を害したり、廃棄コストが高くついたりする等の問題を生じず、廃棄し易い一方、段ボール製の梱包用緩衝部材と異なり煩雑な組み立て作業等を要さず容易に形成することができる。
【0021】
そして、梱包用緩衝部材1には、表面側(被梱包物B側)に被梱包物Bの左右いずれかの側部に外嵌される凹部3を有する形状に形成されている。すなわち、梱包用緩衝部材1には、被梱包物Bの左右いずれかの側部に対応して形成された凹部3を有する形状に形成されている。そして、一対の梱包用緩衝部材1の凹部3をそれぞれ被梱包物Bの左右から該被梱包物Bに嵌入して、該被梱包物Bを保持するものとなされている。
【0022】
ここで、被梱包物Bを挟み込む一対の梱包用緩衝部材1は、略左右同様に形成されているので、図1で左側に配置された梱包用緩衝部材1を中心に説明する。
【0023】
この梱包用緩衝部材1は、梱包箱Bの側壁面に沿って配設される重合壁部4と、この重合壁部4から表面側(被梱包物B側)に突出する長短尺の緩衝突出部5,6とを備え、この長尺の緩衝突出部5により取り囲まれた空間が上記凹部3として構成されている。そして、この凹部3内に短尺の緩衝突出部6が突設され、この短尺の緩衝突出部6の先端面が凹部3に嵌入された被梱包物Bの側面に当接して、被梱包物Bの左右方向への移動を一定のクッション性をもって規制するものとなされている。
【0024】
なお、この凹部3は、被梱包物Bの左側部に当接するように形成されている必要はなく、被梱包物Bの左側部に対応してこれを保持可能に形成されていればよい。
【0025】
重合壁部4は、その外形が梱包箱Bの左側壁面2e(所定の一壁面)に略一致するように形成され、梱包箱Bの左側面2eに当接した状態で配置されるように構成されている。そして、重合壁部4の前後方向(長手方向)両縁部には、高さ方向に沿って細長く凹陥させることによりその反対側に向けて突出するエンボス状の補強リブ10が形成されている。
【0026】
この補強リブ10は、高さ方向に対する耐荷重性を向上させるためのものであり、これによりこの梱包用緩衝部材1が配設された梱包箱2の高さ方向の強度を向上させることができる。従って、例えばこの梱包箱2を多段に積み重ねる場合にでも梱包箱2の耐荷重性は向上する。
【0027】
また、重合壁部4の外周縁には、梱包用緩衝部材1の表面側に向かって略垂直方向に補強鍔部7が延設され、梱包箱2の内壁面、すなわち底壁面2a、天壁面2b、前後側壁面2c,2dに当接するように構成されている。特に、本実施形態では、補強鍔部7が基端から先端に向かうに伴い外側に傾斜して形成され、梱包箱2の内壁面に確実に当接し得るものとなされている。
【0028】
このように、重合壁部4が左側壁面2eに対応して形成され、補強鍔部7が重合壁部4の外周縁から左側壁面2eに対して略垂直方向に延設されていることにより、重合壁部4と補強鍔部7との境界線部分9が梱包箱2の内側辺部に当接することとなる。なお、境界線部分9が内側辺部に当接するというのは、境界線部分9が実質的に内側辺部に当接されていれば足りる。
【0029】
そして、この補強鍔部7は、重合壁部4の外周における各辺(本実施形態では4辺)に対応して、言い換えれば重合壁部4の全周にわたって隣接する各片部が一体形成されている。従って、梱包箱2の稜角部分の内側も重合壁部4と補強鍔部7とが宛われることになる。
【0030】
パルプモールド材は、その成形の理由により厚さが制限されるため、剛性を向上し難いが、この補強鍔部7を設けることにより重合壁部4の剛性を飛躍的に向上させ、その保形性を確保することができる。このため、補強鍔部7と重合壁部4とが梱包箱2に対する骨格部として機能し、特に梱包箱2の稜線、稜角部分の内側(内側辺部及び内側コーナー部)にこれらの重合壁部4及び補強鍔部7が宛われることにより、梱包箱2の強度を向上させることができる。
【0031】
なお、この補強鍔部7の延設長さは、対向する梱包用緩衝部材1の補強鍔部7と重ならない範囲で任意に設定することができるが、重合壁部4の剛性を向上させて梱包箱2の骨格部として十分に機能させるためには5mm以上に設定されているのが好ましい。また、補強鍔部7の延設長さは、成形の容易性の観点から、長尺の緩衝突出部5の突出長さよりも短いことが好ましい。
【0032】
長尺の緩衝突出部5は、重合壁部4の外周縁部に沿って形成され、被梱包物Bの側部を嵌入し得るものとなされている。一方、短尺の緩衝突出部6は、長尺の緩衝突出部5内に設けられている。
【0033】
これらの緩衝突出部5,6は、中空に形成され、被梱包物Bと梱包箱2との間の衝撃等を吸収・緩和し得るものとなされている。また、上記緩衝突出部5,6は、成形持に型抜きが容易ななように、先細りのテーパー状に形成されている。
【0034】
緩衝突出部5,6の形状は、特に限定するものではなく、被梱包物Bの重量、形状等を考慮して適宜設定される。
【0035】
なお、これらの緩衝突出部5,6のうち少なくとも一部の隣接する緩衝突出部5,6間に補強リブとしての突出部を設けるように構成してもよく、このように構成した場合には梱包用緩衝部材1の剛性が更に向上し、梱包箱2の強度を更に向上させることができる。
【0036】
そして、図1に示すように、上記構成の一対の梱包用緩衝部材1に被梱包物Bを挟み込むように嵌入し、この状態で梱包箱2に配設することにより、梱包箱2の各稜線(内側辺部)の全長或いはその一部、及び各稜角の内側に梱包用緩衝部材1、特に重合壁部4と補強鍔部7の境界線部分9の近傍が宛われ、梱包箱2の強度を飛躍的に向上させることができる。
【0037】
なお、以上に本実施形態に係る梱包用緩衝部材1について説明したが、この発明に係る梱包用緩衝部材は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0038】
上記実施形態では、梱包用緩衝部材1が被梱包物Bの側部を保持するように構成され、一対の梱包用緩衝部材1で被梱包物Bの左右から挟み込んで保持した状態で梱包箱2内に配設されるものとなされているが、梱包用緩衝部材1が被梱包物Bの上下部のいずれか一方を保持するように構成され、上下一対の梱包用緩衝部材で被梱包物Bを上下から挟み込んで保持した状態で梱包箱2内に配設されるものとなされていてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、重合壁部と補強壁部とが設けられることによりこの梱包用緩衝部材、特に重合壁部と補強鍔部との境界線近傍における剛性が飛躍的に向上し、十分な保形性を確保することができる。このためこの梱包用緩衝部材を梱包箱内に配設した場合に、梱包用緩衝部材が配設される配設壁面とこの配設壁面に隣接する壁面とにより構成される内側辺部及びその近傍は、補強され、衝撃荷重や静荷重等の各種荷重に対する強度を向上させることがで、その変形を効果的に防止することができる。しかも、梱包用緩衝部材を利用して梱包箱を補強するので作業効率を低下させることもない。
【0040】
また、この梱包用緩衝部材がパルプモールド材で形成されているので、梱包用緩衝部材、特に補強鍔部を容易に形成することができる。しかも、発泡スチロールとは異なり、容易に再生利用することができる。
【0041】
請求項2に記載の発明によれば、比較的簡単に梱包用緩衝部材を形成することができ、しかも汎用性に富むものとなる。
【0042】
請求項3に記載の発明によれば、梱包用緩衝部材の剛性を確実に向上させることができ、この梱包用緩衝部材が梱包箱内に配設されることにより、梱包箱の内側辺部近傍における強度を確実に向上させることができる。
【0043】
請求項4に記載の発明によれば、梱包用緩衝部材の剛性を確実に向上させることができ、この梱包用緩衝部材が梱包箱内に配設されることにより、梱包箱の強度をより一層確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる梱包用緩衝部材の分解斜視図である。
【図2】同梱包用緩衝部材の縦断面図である。
【図3】同梱包用緩衝部材を一部省略した状態で示す横断面図である。
【符号の説明】
1 梱包用緩衝部材
2 梱包箱
3 凹部
4 重合壁部
5 緩衝突出部
6 緩衝突出部
7 補強鍔部
【発明の属する技術分野】
本発明は、被梱包物を梱包箱内に収納する際等に、被梱包物を保持しつつ外部衝撃から保護する梱包用緩衝部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から梱包箱内で被梱包物の周りに配設されて梱包箱に作用する外部衝撃を吸収することにより当該被梱包物を外部衝撃から有効に保護する梱包用緩衝部材が知られている。
【0003】
このような梱包用緩衝部材としては、例えば特許文献1に開示されているように、パルプモールド成形により形成され、直方体状の梱包箱における一の内側面に沿って配設される底部と、この底部から梱包箱内部に向かって突出する突起部とを備え、これらの突起部により被梱包物の一側部を取り囲んで保持する支持溝が形成されている。そして、被梱包物を梱包するに当たっては、この梱包用緩衝部材を2個1組で使用して被梱包物の左右各側部を支持溝内に嵌めた状態で左右から挟み込み、梱包用緩衝部材を介して梱包箱内で保持するものとなされている。
【0004】
ところで、上記のような梱包用緩衝部材が配設される梱包箱は、汎用性、経済性等の観点から、例えば段ボール紙等の材質で製作されることが多く、被梱包物を収納した状態の梱包箱をそのまま使用すると、その保管、運搬等に際し衝撃荷重や静荷重等の種々の荷重が作用し変形、特に梱包箱の稜線(内側辺部)、稜角部分が変形することがある。従って、梱包箱自体の壁厚を厚く形成したり、梱包箱の稜線、稜角の内側に沿ってL字状の補強部材を配設したりしてその強度の向上を図る工夫がなされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平14−293378号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、梱包箱自体の壁厚を厚く形成すると、展開された状態で梱包箱を保管等する場合に嵩張るばかりでなく、その加工や組立における作業性が悪化する等、作業効率の面で問題があった。一方、別個の補強部材を配設する場合には、その補強部材を別途製作して、梱包箱内に配設する作業を要し、これもまた作業効率の面で問題があった。
【0007】
ここで、上記のように梱包箱内には、梱包用緩衝部材が配設されており、この梱包用緩衝部材を補強部材として利用して梱包箱の強度を向上させることも考えられるが、梱包用緩衝部材はそもそも上記したように梱包箱に作用する外部衝撃を吸収するものであって一定の弾性を有するので、このままでは梱包箱の強度を向上させることは困難である。
【0008】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、作業効率を低下させることなく、簡単な構成で梱包箱の強度向上に貢献し得る梱包用緩衝部材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、複数の壁面により構成された梱包箱内にこの梱包箱の所定の一壁面に沿って配設され、被梱包物の一部外形に対応して形成された凹部に該被梱包物の少なくとも一部を嵌め込んで保持するパルプモールド製の梱包用緩衝部材において、周縁部に上記所定の一壁面に重ね合わされる重合壁部が設けられるとともに、この重合壁部の外縁から延出して上記所定の一壁面に隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部が設けられ、この重合壁部と補強鍔部との境界線部分が上記梱包箱の内側辺部に当接するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、上記所定の一壁面に重ね合わされる重合壁部が設けられるとともに、この重合壁部の外縁から延出して上記所定の一壁面に隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部が設けられているので、梱包用緩衝部材の周縁部における強度、特に重合壁部と補強鍔部との境界線部分近傍における強度が飛躍的に向上する。しかも、この重合壁部と補強鍔部との境界線部分が上記梱包箱の内側辺部に当接するように構成されているので、この梱包用緩衝部材を梱包箱内に配置した場合に、この梱包箱の内側辺部及びその近傍には、その内側に重合壁部と補強鍔部とが宛われることになる。このため、重合壁部及び補強鍔部が宛われることにより梱包箱の内側辺部及びその近傍が補強され、衝撃荷重や静荷重に対する箱の強度が向上する。また、この梱包用緩衝部材がパルプモールド材で形成されているので、発泡スチロール製の梱包用緩衝部材と異なり廃棄し易く、一方、段ボール製の梱包用緩衝部材と異なり容易に形成することができる。
【0011】
すなわち、この発明に係る梱包用緩衝部材によれば、重合壁部の外縁から補強鍔部を延出させるだけで、重合壁部と補強鍔部との境界線及びその近傍の保形性を確保してその強度を向上させることができ、この境界線及びその近傍を梱包箱の内側辺部及びその近傍に配設するだけで、梱包箱を補強してその変形を効果的に抑制することができる。しかも、この梱包用緩衝部材を配設するだけで、梱包箱を補強させることができるので、作業効率を低下させることもない。
【0012】
上記梱包用緩衝部材が配設される梱包箱は、特に限定するものではないが、直方体状の梱包箱が用いられることが多い。このように直方体状の梱包箱に梱包用緩衝部材を用いる場合に、該重合壁部が配設される配設壁面は、天壁面、底壁面でもよいが、梱包箱の一側面であるのが好ましい(請求項2)。
【0013】
上記補強鍔部の重合壁部からの延出長さは、特に限定するものではないが、低すぎると、梱包箱の内側辺部近傍における強度を十分に向上させることができないことから、5mm以上に設定されているのが好ましい(請求項3)。
【0014】
上記重合壁部には、表裏いずれか一方に凹陥させることによりその反対側を凹陥方向に突出させて補強用リブが形成されているのが好ましい(請求項4)。
【0015】
このように構成すれば、重合壁部の一部を凹陥させるだけで簡単に重合壁部の剛性を向上させることができ、これより梱包用緩衝部材を効果的に保形することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る梱包用緩衝部材について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る梱包用緩衝部材を示す斜視図である。図2は、被梱包物を保持した状態で梱包箱内に配設された一対の梱包用緩衝部材を示す縦断面図である。図3は、被梱包物を保持した状態で梱包箱内に配設された一対の梱包用緩衝部材を示す一部省略した横断面図である。
【0017】
本実施形態に係る梱包用緩衝部材1は、2個1組で使用され、被梱包物Bを左右から挟み込んだ状態で梱包箱2内に配設され、被梱包物Bが梱包箱2に直接接触するのを防止して外部衝撃等の荷重が直接伝搬されないように被梱包物Bを保持するものとなされている。
【0018】
梱包箱2は、段ボールシートを折り曲げる等して組み立てられた上方開口型の直方体状箱体であり、この上方開口部に設けられた天壁面2bが観音開き状に開閉するように構成されている。そして、この梱包箱2の内部には、被梱包物Bが梱包用緩衝部材1とともに収納されるようになっている。なお、梱包箱2の具体的形状は、直方体状のものに限定されず、公知の箱体形状を採用することができる。
【0019】
梱包用緩衝部材1は、パルプモールド成形により一体形成された張り子状の型成形品であり、新聞紙や段ボール等の古紙やパルプを水で溶かして液状にし、これを所定形状の金型に付着させ、脱水、乾燥させて形成されている。本実施形態では、新聞紙と段ボールを1対1の割合、ないし7対3の割合で混合した古紙を原料として使用し、肉厚が2〜3mm程度に形成されているが、その原材料及び厚みは特に限定するものではない。
【0020】
このように、梱包用緩衝部材1をパルプモールドにより成形しているので、再利用が可能であり、発泡スチロール製の梱包用緩衝部材と異なり廃棄処理をする上での問題、例えば燃焼ガスによって環境を害したり、廃棄コストが高くついたりする等の問題を生じず、廃棄し易い一方、段ボール製の梱包用緩衝部材と異なり煩雑な組み立て作業等を要さず容易に形成することができる。
【0021】
そして、梱包用緩衝部材1には、表面側(被梱包物B側)に被梱包物Bの左右いずれかの側部に外嵌される凹部3を有する形状に形成されている。すなわち、梱包用緩衝部材1には、被梱包物Bの左右いずれかの側部に対応して形成された凹部3を有する形状に形成されている。そして、一対の梱包用緩衝部材1の凹部3をそれぞれ被梱包物Bの左右から該被梱包物Bに嵌入して、該被梱包物Bを保持するものとなされている。
【0022】
ここで、被梱包物Bを挟み込む一対の梱包用緩衝部材1は、略左右同様に形成されているので、図1で左側に配置された梱包用緩衝部材1を中心に説明する。
【0023】
この梱包用緩衝部材1は、梱包箱Bの側壁面に沿って配設される重合壁部4と、この重合壁部4から表面側(被梱包物B側)に突出する長短尺の緩衝突出部5,6とを備え、この長尺の緩衝突出部5により取り囲まれた空間が上記凹部3として構成されている。そして、この凹部3内に短尺の緩衝突出部6が突設され、この短尺の緩衝突出部6の先端面が凹部3に嵌入された被梱包物Bの側面に当接して、被梱包物Bの左右方向への移動を一定のクッション性をもって規制するものとなされている。
【0024】
なお、この凹部3は、被梱包物Bの左側部に当接するように形成されている必要はなく、被梱包物Bの左側部に対応してこれを保持可能に形成されていればよい。
【0025】
重合壁部4は、その外形が梱包箱Bの左側壁面2e(所定の一壁面)に略一致するように形成され、梱包箱Bの左側面2eに当接した状態で配置されるように構成されている。そして、重合壁部4の前後方向(長手方向)両縁部には、高さ方向に沿って細長く凹陥させることによりその反対側に向けて突出するエンボス状の補強リブ10が形成されている。
【0026】
この補強リブ10は、高さ方向に対する耐荷重性を向上させるためのものであり、これによりこの梱包用緩衝部材1が配設された梱包箱2の高さ方向の強度を向上させることができる。従って、例えばこの梱包箱2を多段に積み重ねる場合にでも梱包箱2の耐荷重性は向上する。
【0027】
また、重合壁部4の外周縁には、梱包用緩衝部材1の表面側に向かって略垂直方向に補強鍔部7が延設され、梱包箱2の内壁面、すなわち底壁面2a、天壁面2b、前後側壁面2c,2dに当接するように構成されている。特に、本実施形態では、補強鍔部7が基端から先端に向かうに伴い外側に傾斜して形成され、梱包箱2の内壁面に確実に当接し得るものとなされている。
【0028】
このように、重合壁部4が左側壁面2eに対応して形成され、補強鍔部7が重合壁部4の外周縁から左側壁面2eに対して略垂直方向に延設されていることにより、重合壁部4と補強鍔部7との境界線部分9が梱包箱2の内側辺部に当接することとなる。なお、境界線部分9が内側辺部に当接するというのは、境界線部分9が実質的に内側辺部に当接されていれば足りる。
【0029】
そして、この補強鍔部7は、重合壁部4の外周における各辺(本実施形態では4辺)に対応して、言い換えれば重合壁部4の全周にわたって隣接する各片部が一体形成されている。従って、梱包箱2の稜角部分の内側も重合壁部4と補強鍔部7とが宛われることになる。
【0030】
パルプモールド材は、その成形の理由により厚さが制限されるため、剛性を向上し難いが、この補強鍔部7を設けることにより重合壁部4の剛性を飛躍的に向上させ、その保形性を確保することができる。このため、補強鍔部7と重合壁部4とが梱包箱2に対する骨格部として機能し、特に梱包箱2の稜線、稜角部分の内側(内側辺部及び内側コーナー部)にこれらの重合壁部4及び補強鍔部7が宛われることにより、梱包箱2の強度を向上させることができる。
【0031】
なお、この補強鍔部7の延設長さは、対向する梱包用緩衝部材1の補強鍔部7と重ならない範囲で任意に設定することができるが、重合壁部4の剛性を向上させて梱包箱2の骨格部として十分に機能させるためには5mm以上に設定されているのが好ましい。また、補強鍔部7の延設長さは、成形の容易性の観点から、長尺の緩衝突出部5の突出長さよりも短いことが好ましい。
【0032】
長尺の緩衝突出部5は、重合壁部4の外周縁部に沿って形成され、被梱包物Bの側部を嵌入し得るものとなされている。一方、短尺の緩衝突出部6は、長尺の緩衝突出部5内に設けられている。
【0033】
これらの緩衝突出部5,6は、中空に形成され、被梱包物Bと梱包箱2との間の衝撃等を吸収・緩和し得るものとなされている。また、上記緩衝突出部5,6は、成形持に型抜きが容易ななように、先細りのテーパー状に形成されている。
【0034】
緩衝突出部5,6の形状は、特に限定するものではなく、被梱包物Bの重量、形状等を考慮して適宜設定される。
【0035】
なお、これらの緩衝突出部5,6のうち少なくとも一部の隣接する緩衝突出部5,6間に補強リブとしての突出部を設けるように構成してもよく、このように構成した場合には梱包用緩衝部材1の剛性が更に向上し、梱包箱2の強度を更に向上させることができる。
【0036】
そして、図1に示すように、上記構成の一対の梱包用緩衝部材1に被梱包物Bを挟み込むように嵌入し、この状態で梱包箱2に配設することにより、梱包箱2の各稜線(内側辺部)の全長或いはその一部、及び各稜角の内側に梱包用緩衝部材1、特に重合壁部4と補強鍔部7の境界線部分9の近傍が宛われ、梱包箱2の強度を飛躍的に向上させることができる。
【0037】
なお、以上に本実施形態に係る梱包用緩衝部材1について説明したが、この発明に係る梱包用緩衝部材は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0038】
上記実施形態では、梱包用緩衝部材1が被梱包物Bの側部を保持するように構成され、一対の梱包用緩衝部材1で被梱包物Bの左右から挟み込んで保持した状態で梱包箱2内に配設されるものとなされているが、梱包用緩衝部材1が被梱包物Bの上下部のいずれか一方を保持するように構成され、上下一対の梱包用緩衝部材で被梱包物Bを上下から挟み込んで保持した状態で梱包箱2内に配設されるものとなされていてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、重合壁部と補強壁部とが設けられることによりこの梱包用緩衝部材、特に重合壁部と補強鍔部との境界線近傍における剛性が飛躍的に向上し、十分な保形性を確保することができる。このためこの梱包用緩衝部材を梱包箱内に配設した場合に、梱包用緩衝部材が配設される配設壁面とこの配設壁面に隣接する壁面とにより構成される内側辺部及びその近傍は、補強され、衝撃荷重や静荷重等の各種荷重に対する強度を向上させることがで、その変形を効果的に防止することができる。しかも、梱包用緩衝部材を利用して梱包箱を補強するので作業効率を低下させることもない。
【0040】
また、この梱包用緩衝部材がパルプモールド材で形成されているので、梱包用緩衝部材、特に補強鍔部を容易に形成することができる。しかも、発泡スチロールとは異なり、容易に再生利用することができる。
【0041】
請求項2に記載の発明によれば、比較的簡単に梱包用緩衝部材を形成することができ、しかも汎用性に富むものとなる。
【0042】
請求項3に記載の発明によれば、梱包用緩衝部材の剛性を確実に向上させることができ、この梱包用緩衝部材が梱包箱内に配設されることにより、梱包箱の内側辺部近傍における強度を確実に向上させることができる。
【0043】
請求項4に記載の発明によれば、梱包用緩衝部材の剛性を確実に向上させることができ、この梱包用緩衝部材が梱包箱内に配設されることにより、梱包箱の強度をより一層確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる梱包用緩衝部材の分解斜視図である。
【図2】同梱包用緩衝部材の縦断面図である。
【図3】同梱包用緩衝部材を一部省略した状態で示す横断面図である。
【符号の説明】
1 梱包用緩衝部材
2 梱包箱
3 凹部
4 重合壁部
5 緩衝突出部
6 緩衝突出部
7 補強鍔部
Claims (4)
- 複数の壁面により構成された梱包箱内にこの梱包箱の所定の一壁面に沿って配設され、被梱包物の一部外形に対応して形成された凹部に該被梱包物の少なくとも一部を嵌め込んで保持するパルプモールド製の梱包用緩衝部材において、
周縁部に上記所定の一壁面に重ね合わされる重合壁部が設けられるとともに、この重合壁部の外縁から延出して上記所定の一壁面に隣接する壁面に重ね合わされる補強鍔部が設けられ、この重合壁部と補強鍔部との境界線部分が上記梱包箱の内側辺部に当接するように構成されていることを特徴とする梱包用緩衝部材。 - 上記重合壁部は、直方体状に形成された梱包箱の一側面に沿って配設されることを特徴とする請求項1に記載の梱包用緩衝部材。
- 上記補強鍔部の重合壁部からの延出長さが、5mm以上に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の梱包用緩衝部材。
- 上記重合壁部には、表裏いずれか一方に凹陥させることによりその反対側を凹陥方向に突出させて補強用リブが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の梱包用緩衝部材。
Priority Applications (1)
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JP2003153738A JP2004352316A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 梱包用緩衝部材 |
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JP2003153738A JP2004352316A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 梱包用緩衝部材 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004352316A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109996739A (zh) * | 2016-11-22 | 2019-07-09 | 优利思百隆有限公司 | 运输容器 |
WO2022270372A1 (ja) * | 2021-06-23 | 2022-12-29 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 緩衝材 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003153738A patent/JP2004352316A/ja not_active Withdrawn
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