JP2004350937A - 薬液注入装置 - Google Patents

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寛 竹田
Kyoichiro Yamakado
享一郎 山門
Yoshinori Hiramatsu
義則 平松
Keiji Yamaguchi
桂司 山口
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Abstract

【課題】薬液注入作業の効率を向上させることができる薬液注入装置を提供する。
【解決手段】仮想円筒Kは穿刺可能部13bの外縁を含んだ。仮想円筒Kを囲むようにして縁取リング28を配置した。縁取リング28はチタンにて形成した。そのため、皮下埋入した薬液注入装置11における液溜まり空間S内へ薬液を注入する際に、薬液注入装置11を皮下埋入した部分に対してX線を放射(照射)する。すると、縁取リング28は、穿刺部材13及びハウジング本体12よりもX線が透過しにくいため、縁取リング28が識別できる。MRI装置を用いた際には穿刺部材13及びハウジング本体12と、縁取リング28とが明らかに見分けがつくように表示される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬液を患者の体内に注入する器具である薬液注入装置に係り、詳しくは化学療法等の治療に際して用いる皮下埋め込み型の薬液注入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、癌などの治療で、薬液などの注入経路とするものを皮下に埋め込んで用いる薬液注入装置が知られている(特許文献1,2,3)。この特許文献1,2,3の薬液注入装置は、頂部が扁平状になったハウジングと、そのハウジングの上方中心部に配置された弾性を有する穿刺部と、前記ハウジング周壁の底部近傍の側面に小孔状をなすコネクタとを備えている。この薬液注入装置を使用する際には、予め同薬液注入装置を患者の皮下に埋入しておく。そして、患者の皮下の薬液注入装置に薬液を注入する際には、まず皮膚を触って薬液注入装置のハウジングの外縁(輪郭)を確認する。次に、ハウジングの外縁の大きさを確認することにより穿刺部分の大きさや位置を推測する。そして、皮膚と穿刺部を通してハウジング内の液溜まり空間に注射針を刺入し、その注射針の先端から液溜まり空間内に薬液を注入する。そして、液溜まり空間内に注入された薬液は前記コネクタを介して患者の体内へ注入される。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−93524号公報
【特許文献2】
特開平6−225943号公報
【特許文献3】
実開平6−13849号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1,2,3の薬液注入装置は、患者の皮下に薬液注入装置を深く埋め込んだ場合や、皮膚と薬液注入装置との間に位置する脂肪層が厚くなっている場合には以下に示す問題があった。患者の皮膚を触っただけでは、ハウジングの外縁を確認しずらく、この結果、患者の皮膚を触って穿刺部分を確認することが困難となっていた。このため、薬液注入作業の効率が低下するという問題があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は薬液注入作業の効率を向上させることができる薬液注入装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、開口部を有するハウジング本体と、前記開口部を塞ぐと共に薬液注入用の針を穿刺可能とした穿刺可能部を有する穿刺部材と、前記ハウジング本体と前記穿刺部材との間に設けられた液溜まり空間と外部とを連通すると共にカテーテルを外方から装着可能とした連通部とを備えた薬液注入装置であって、前記穿刺可能部の外縁を含む仮想筒を囲むように又は前記仮想筒内に位置するように穿刺可能部教示部材を設け、前記穿刺可能部教示部材は、X線不透過性材料又は非磁性体金属にて設けたことを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の薬液注入装置において、前記穿刺可能部教示部材は、X線不透過性材料かつ非磁性体金属であることを要旨とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の薬液注入装置において、前記穿刺可能部教示部材は、前記ハウジング本体における液溜まり空間を基準とした前記穿刺部材とは反対側の部位に設けたことを要旨とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の薬液注入装置において、前記穿刺可能部教示部材は、前記ハウジング本体における液溜まり空間を基準とした前記穿刺部材側の部位に設けたことを要旨とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の薬液注入装置において、前記穿刺可能部教示部材に、前記ハウジング本体から前記穿刺部材が抜け出すのを防ぐ抜出防止機構を設けたことを要旨とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の薬液注入装置において、前記ハウジング本体に、同ハウジング本体から前記穿刺部材が抜け出すのを防ぐ抜出防止手段を設けたことを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0013】
図1〜図3に示すように、薬液注入装置11は、ハウジング本体12と、穿刺部材13と、筒状のコネクタ14(図2参照)とを備えている。
穿刺部材13は、穿刺可能で自己封鎖可能な樹脂、ゴムなどの弾性体からなる。これら樹脂としては、好ましくはシリコーンゴム、ラテックス、フッソゴム等を挙げることができる。本実施形態では、シリコーンゴムを使用している。ハウジング本体12は、生体適合性に優れた材料であり、ポリエーテルスルフォン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルフォン、ポリアセタールなどが用いられる。
【0014】
図2に示すように、ハウジング本体12は、液溜凹部20aを有すると共に略有底筒状をなす液溜部20と、収納凹部18を有するカバー部21を備えている。
【0015】
液溜部20は、一側面に液溜凹部20aが形成されることによりその一側面に開口部19が形成されている。その開口部19を塞ぐように穿刺部材13が配置されている。カバー部21の一側面には、収納凹部18が形成されている。カバー部21の収納凹部18に前記穿刺部材13と、液溜部20とが収納され、カバー部21と液溜部20とが互いに固定されている。カバー部21における収納凹部18が形成された側面とは反対側の側面には、前記穿刺部材13の上面中央部分を露出可能な露出孔21aが形成され、その露出孔21aにより穿刺部材13の上面中央部分が露出されている。穿刺部材13はカバー部21にて離脱不能とされている。液溜凹部20aを有する液溜部20と穿刺部材13との間には液溜まり空間Sが形成されている。
【0016】
液溜部20にはその内部底面に直交する側壁に連通孔20bが形成され、カバー部21における液溜部20の連通孔20bと対応する位置に同連通孔20bと同径の連通孔21bが形成されている。液溜部20の連通孔20bが形成された部位、及びカバー部21の連通孔21bが形成された部位には、前記コネクタ14の基端部が固定され、コネクタ14の先端側はカバー部21の外側面から突出するように配置されている。コネクタ14における連通孔21bに対応した部位よりも先端側には、外周が他の部位より拡径された固定部23が形成されている。前記固定部23には円筒状をなすコネクタカバー22の一端が固定されており、そのコネクタカバー22によりコネクタ14の先端側の周方向を覆っている。
【0017】
図4に示すように、前記コネクタ14の軸方向中央部分の外周(コネクタ14の先端側の一部)には、抜止突部14aが形成されている。前記抜止突部14aは先端側から基端側へ向かうにつれて拡径するテーパ状とされている。前記コネクタ14における抜止突部14aよりも先端側の部位は先端部14bとされている。このため、小径のカテーテルC1と、そのカテーテルC1を内部に備えた大径のカテーテルC2とをコネクタ14に接続する際に、カテーテルC1の先端は抜止突部14aを乗り越えることなく、抜止突部14aと先端部14bとの境界付近まで挿入可能とされている。また、カテーテルC2の先端は抜止突部14aを乗り越えてコネクタ14の基端側まで挿入可能とされている。このカテーテルC2及びカテーテルC2内に配置されたカテーテルC1は、基端側でそれぞれ分岐して使用されるものである。
【0018】
次に、薬液注入装置11における特徴的な部分について説明する。
図2の拡大円に示すように、前記液溜部20の上端部には略リング状をなす係止突条25が形成されている。前記係止突条25の先端部外周には係止爪25aが形成されている。図2に示すように、前記穿刺部材13はこの係止突条25内に配置されている。前記液溜部20の上端部でかつ係止突条25の内側には、断面尖鋭状の食込み突条26が形成されている。前記食込み突条26は抜出防止手段及び食込み手段に相当する。そして、前記食込み突条26が穿刺部材13の外周部13aにおける下端部に対して食い込んでいる。
【0019】
前記係止突条25とカバー部21との間には、略逆冠状をなす穿刺可能部教示部材としての縁取リング28が配置されている。前記縁取リング28は切れ目がない円形をなすリング状とされている。本実施形態では、縁取リング28はX線不透過性材料及び非磁性体金属としてのチタン(Ti)にて形成されている。
【0020】
縁取リング28は、ハウジング本体12における液溜まり空間Sを基準とした穿刺部材13側の部位に配置されている。前記縁取リング28は、前記係止突条25の外周に位置する第1リング部28aと、前記穿刺部材13の外周部13aに当接する第2リング部28bと、その第1リング部28aと第2リング部28bを連結する第3リング部28cを備えている。図2の拡大円に示すように、前記第1リング部28aには前記係止突条25の係止爪25aと係合する係止爪29が形成されており、前記係止爪25aと前記係止爪29とが係止している。
【0021】
図2に示すように、前記第2リング部28bの内径は前記カバー部21の露出孔21aの径よりも若干小さくなるように形成されている。以下、前記第2リング部28bの内縁を含む仮想円筒Kを想定する。仮想円筒Kは仮想筒に相当する。また、穿刺部材13において、仮想円筒Kの内部に対応する部位は注射針(薬液注入用の針)を穿刺可能な穿刺可能部13bという。前記外周部13aは、穿刺部材13における仮想円筒Kの外部に対応する部位に相当する。従って、穿刺可能部13bの外縁を含む仮想円筒Kを囲むように縁取リング28が構成されている。また、前記第2リング部28bの内部から穿刺可能部13bが露出している。
【0022】
前記第2リング部28bの下面には、断面尖鋭状の食込み突条30が形成されている。前記食込み突条30は抜出防止機構及び食込み機構に相当する。そして、前記食込み突条30が前記穿刺部材13の外周部13aにおける上端部に対して食い込んでいる。即ち、前記係止爪25aと前記係止爪29とが係止することにより、穿刺部材13の外周部13aにおける上下両側に対して食込み突条26,30が食い込んだ状態となり、穿刺部材13をハウジング本体12の露出孔21aから抜け出さないように固定している。
【0023】
次に、上記第1実施形態のように構成された薬液注入装置11の作用について説明する。
予め前記薬液注入装置11を患者の皮下に穿刺部材13が体の表面側を向くように埋入しておく。そして、皮下埋入した薬液注入装置11における液溜まり空間S内へ薬液を注入する際には、次に示す方法により行う。まず、皮下埋入した薬液注入装置11に対して、画像診断装置としてのX線診断装置のX線を皮膚を介して放射(照射)する。縁取リング28はハウジング本体12及び穿刺部材13に比してX線が透過しにくい材料にて形成されている。このため、皮下埋入した薬液注入装置11を穿刺部材13側から見たX線映像(図1において紙面に対して垂直に見た映像)においては、穿刺部材13の穿刺可能部13bの外縁を縁取る(外縁を教示する)かのようにして縁取リング28が識別できる。加えて、患者の皮下に薬液注入装置11を深く埋め込んだ場合、即ち皮膚と薬液注入装置11との間に位置する脂肪層が厚くなっていても、穿刺可能部13bの位置を容易に把握することができる。従って、縁取リング28にて外縁が縁取り(外縁が教示)された穿刺可能部13bに対して図示しない注射針が刺しやすくなる。
【0024】
特に、縁取リング28の第2リング部28bにおける内縁は、穿刺可能部13bの外縁に当接している。そのため、穿刺部材13の穿刺可能部13bをX線映像にて見る状態が例えば図1において紙面に対して斜めから見た状態でも縁取リング28による穿刺可能部13bの外縁の縁取り(外縁の教示)を良好に見ることができる。この結果、X線映像を見ながら皮膚と穿刺可能部13bを通して図示しない注射針を容易に刺入し、その注射針の先端から液溜まり空間S内に薬液を注入することができる。
【0025】
また、皮下埋入した薬液注入装置11における液溜まり空間S内へ薬液を注入する際には、X線診断装置以外にも、画像診断装置としてのMRI装置(磁気共鳴映像法)を用いて行う方法がある。即ち、皮下埋入した薬液注入装置11に対してMRI装置から磁力(強力な磁石の力)及び電波(ラジオ波)をかける。
【0026】
すると、穿刺部材13及びハウジング本体12と、縁取リング28とでは、分子の運動状態などが異なるため、その分子の運動状態などを反映した映像において、穿刺部材13及びハウジング本体12と、縁取リング28とが明らかに見分けがつくように表示される。そして、皮下埋入した薬液注入装置11を穿刺部材13側から見た表示画面(図1において紙面に対して垂直に見た状態の表示画面)においては、穿刺部材13の穿刺可能部13bの外縁を縁取る(外縁を教示する)かのようにして縁取リング28が明確に識別できる。すなわち、穿刺可能部13bの位置を容易に把握することができる。
【0027】
本来、MRI装置にて磁性体の映像を得ようとすると、アーチファクトという現象が現れる。アーチファクトとは、磁性体が原因でプロトン(陽子)の共鳴周波数がずれ、磁性体周辺部の映像に大きなひずみを起こし、ぼやけた映像となってしまう現象をいう。縁取リング28は、チタン(Ti)にて形成されているためアーチファクトが起こらず縁取リング28が明確に見える。そのため、縁取リング28により穿刺可能部13bの位置を容易に把握することができる。
【0028】
ところで、液溜まり空間S内に薬液を多量に注入した場合、液圧により穿刺部材13の穿刺可能部13bが液溜凹部20aとは反対側へ盛り上がり、穿刺部材13の外周部13aがハウジング本体12の露出孔21aから抜け出そうとする。しかしながら、本実施形態では、両食込み突条26,30がそれぞれ穿刺部材13に食い込んでいることにより、外周部13aがハウジング本体12から抜け出すことがない。
【0029】
従って、上記第1実施形態の薬液注入装置11によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、仮想円筒Kは穿刺可能部13bの外縁を含んだ。そして、仮想円筒Kを囲むようにして縁取リング28を配置した。縁取リング28はX線不透過性材料でかつ非磁性体金属であるチタン(Ti)にて形成した。そのため、皮下埋入した薬液注入装置11における液溜まり空間S内へ薬液を注入する際に、薬液注入装置11を皮下埋入した部分に対してX線を放射(照射)する。すると、縁取リング28がハウジング本体12及び穿刺部材13に比してX線が透過しにくい材料にて形成したため、縁取リング28が穿刺可能部13bの外縁を縁取る(外縁を教示する)かのようにして縁取リング28を識別できる。また、MRI装置を用いた際には穿刺部材13及びハウジング本体12と、縁取リング28とが明らかに見分けがつくように表示される。従って、薬液注入装置11を皮下に埋入した状態において、皮膚と薬液注入装置11との間に位置する脂肪層が厚くなっていても、X線を照射して得られた映像や、磁力及び電波を発生させて得られた映像に基づいて縁取リング28により穿刺可能部13bの位置を容易に確認できる。この結果、薬液注入作業の効率を向上させることができる。
【0030】
また、薬液注入装置11の高さ方向(図2における上下方向)長さが短くなるように形成(即ち、薄型に形成)したタイプを皮下に埋入した場合、皮膚を触って調べただけではハウジング本体12の外縁を把握しにくくなる傾向があり、この結果、穿刺可能部13bの位置も把握しにくくなる傾向がある。しかしながら、本実施形態の縁取リング28を有する薬液注入装置11においては、X線を照射して得られた映像や、磁力及び電波を発生させて得られた映像を用いることにより、穿刺可能部13bの位置を把握することができる。従って、薬液注入装置11を、高さ方向が短くなるように形成(薄型に形成)されている薬液注入装置11を皮下に埋入した場合においても、容易に穿刺可能部13bの位置を確認できる。
【0031】
(2)本実施形態では、縁取リング28は、ハウジング本体12における液溜まり空間Sを基準とした穿刺部材13側の部位に配置した。また、縁取リング28の第2リング部28bの内縁が穿刺部材13の穿刺可能部13bの外縁に対して当接状態で配置した。そのため、穿刺部材13の穿刺可能部13bをX線映像(MRI映像)にて見る状態が例えば図1において紙面に対して斜めから見た状態でも縁取リング28による穿刺可能部13bの外縁の縁取り(外縁の教示)を良好に見ることができる。
【0032】
(3)本実施形態では、縁取リング28には、穿刺部材13の外周部13aに対して食い込む食込み突条30を備えた。また、ハウジング本体12には穿刺部材13の外周部13aに対して食い込む食込み突条26を備えた。従って、食込み突条26,30が穿刺部材13の外周部13aに食い込んでいることにより、ハウジング本体12から穿刺部材13が抜け出すことを防止できる。
【0033】
(4)本実施形態では、コネクタ14の軸方向中央部分の外周に抜止突部14aを形成した。従って、小径のカテーテルC1をコネクタ14に接続する際には、カテーテルC1の先端は抜止突部14aを乗り越えることなく先端部14bまで取り付けできる。また、大径のカテーテルC2の先端をコネクタ14に接続する際には、カテーテルC2は抜止突部14aを乗り越えてコネクタ14の基端側まで挿入できる。
【0034】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、第2実施形態の薬液注入装置は、前記第1実施形態を変更したものであり、前記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその詳細な説明を省略し異なるところのみを説明する。
【0035】
本実施形態の薬液注入装置41は、前記薬液注入装置11における縁取リング28の形状とその配置する位置、及びカバー部21の形状を変更したものに相当する。図5に示すように、本実施形態のカバー部42には、前記第1実施形態におけるカバー部21の露出孔21aと同様の露出孔42aを備えている。図5の拡大円に示すように、カバー部42には、前記第1実施形態の縁取リング28に形成されていた係止爪29に相当する係止爪43が形成されている。図5に示すように、カバー部42には、前記第1実施形態の縁取リング28に形成されていた食込み突条30に相当する食込み突条44も形成されている。前記食込み突条44は抜出防止手段及び食込み手段に相当する。この結果、前記係止爪25aと前記係止爪43とが係止することにより、食込み突条26,44が穿刺部材13の外周部13aにおける上下両側に対して食い込んだ状態となり、穿刺部材13をハウジング本体12の露出孔42aから抜け出さないように固定している。
【0036】
そして、本実施形態の液溜部20の底部には、断面円形状をなす穿刺可能部教示部材としての外縁教示リング45が埋設されている。外縁教示リング45は、切れ目のない円形をなすリング状とされている。本実施形態では、外縁教示リング45はX線不透過性材料及び非磁性体金属としてのチタン(Ti)にて形成されている。
【0037】
なお、本実施形態では、仮想円筒Kはカバー部42の露出孔42a(カバー部42の内縁)を含むように想定している。
前記外縁教示リング45の内径は仮想円筒Kの直径と同径とされており、仮想円筒Kを囲むようにして外縁教示リング45が液溜部20の底部に埋設されている。前記外縁教示リング45は、ハウジング本体12における液溜まり空間Sを基準とした穿刺部材13とは反対側の部位に配置されている。
【0038】
次に、上記第2実施形態のように構成された薬液注入装置41の作用を説明する。
本実施形態においても、穿刺部材13が体の表面側を向くように皮下埋入した薬液注入装置41に対して、X線診断装置のX線を放射(照射)した場合には以下に示すようになる。皮下埋入した薬液注入装置41を穿刺部材13側から見たX線映像(図1において紙面に対して垂直に見た映像)においては、穿刺部材13の穿刺可能部13bの外縁を教示するかのようにして外縁教示リング45が識別できる。そのため、穿刺可能部13bの位置を容易に把握することができ、その外縁教示リング45にて外縁が教示された穿刺可能部13bに対して図示しない注射針が刺しやすくなる。
【0039】
また、皮下埋入した薬液注入装置41に対してMRI装置から磁力及び電波をかけて映像を得た場合には以下に示すようになる。皮下埋入した薬液注入装置41を穿刺部材13側から見た表示画面(図1において紙面に対して垂直に見た表示画面)においては、穿刺部材13の穿刺可能部13bの外縁を教示するかのようにして穿刺部材13及びハウジング本体12と、外縁教示リング45とが見分けがつく。そのため、穿刺可能部13bの位置を容易に把握することができ、その外縁教示リング45にて外縁が教示された穿刺可能部13bに対して図示しない注射針が刺しやすくなる。
【0040】
従って、上記第2実施形態の薬液注入装置41によれば、前記第1実施形態における(1)、(4)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ハウジング本体12には穿刺部材13の外周部13aに対して食い込む食込み突条26,44を備えた。従って、食込み突条26,44が穿刺部材13の外周部13aに食い込んでいることにより、ハウジング本体12の露出孔42aから穿刺部材13が抜け出すことを防止できる。
【0041】
(2)本実施形態では、液溜部20の底部に外縁教示リング45を埋設した。従って、体液に触れない外縁教示リング45は格別生体適合性のよい材料でなくてもよく、外縁教示リング45の材料を幅広く選定することができる。例えば、薬液注入装置41をX線照射用とする場合、外縁教示リング45をステンレス等にて形成しても良い。
【0042】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態は以下のような他の実施形態に変更して具体化してもよい。
【0043】
・前記第1実施形態では、ハウジング本体12に食込み突条26を形成し、縁取リング28に食込み突条30を形成していた。そして、食込み突条26,30を穿刺部材13の外周部13aの上下両側から食い込ませて、穿刺部材13をハウジング本体12の露出孔21aから抜け出さないように固定していた。これに限らず、食込み突条26及び食込み突条30のうち一方を省略し、残った食込み突条を穿刺部材13の外周部13aに食い込ませて穿刺部材13をハウジング本体12の露出孔21aから抜け出さないように固定してもよい。
【0044】
・前記第2及び第3実施形態では、ハウジング本体12に食込み突条26,44を形成し、その食込み突条26,44を穿刺部材13の外周部13aの上下両側から食い込ませて、穿刺部材13をハウジング本体12の露出孔42aから抜け出さないように固定していた。これに限らず、食込み突条26及び食込み突条44のうち一方を省略し、残った食込み突条を穿刺部材13の外周部13aに食い込ませて穿刺部材13をハウジング本体12の露出孔42aから抜け出さないように固定してもよい。
【0045】
・前記第1及び第2実施形態では、縁取リング28及び外縁教示リング45を円形をなすリング状に形成していた。これに限らず、縁取リング28及び外縁教示リング45を多角形をなすリング状に形成してもよい。
【0046】
・前記第1実施形態では、縁取リング28を切れ目がないリング状に形成していた。これに限らず、図7に示すように半円状の穿刺可能部教示部材としての縁取リング62を2個配置して穿刺可能部13bの外縁を縁取る(外縁を教示する)ように薬液注入装置61を構成してもよい。また、図8に示すように、切れ目が一つあるCリング状の穿刺可能部教示部材としての縁取リング72にて穿刺可能部13bの外縁を縁取る(外縁を教示する)ように薬液注入装置71を構成してもよい。加えて、図9に示すように、縁取リング28を複数に分割した状態(図9においては7個に分割した状態)の複数の穿刺可能部教示部材としての縁取リング片82にて穿刺可能部13bの外縁を縁取る(外縁を教示する)ようにして薬液注入装置81を構成してもよい。上記縁取リング62,72、及び縁取リング片82は前記第1実施形態の縁取リング28と同じ材料で形成している。前記縁取リング62,72、及び縁取リング片82は仮想円筒Kを囲むように配置している。また、縁取リング62,72、及び縁取リング片82は、ハウジング本体12における液溜まり空間Sを基準とした穿刺部材13側の部位に配置している。
【0047】
・前記第2実施形態では、液溜部20の底部に外縁教示リング45を埋設していた。これに限らず、図10に示すように、外縁教示リング45に相当する穿刺可能部教示部材としての縁取リング92をカバー部42内に配置した薬液注入装置91を構成してもよい。この場合、縁取リング92の内径は仮想円筒Kの直径と同径としている。縁取リング92は仮想円筒Kを囲むように配置している。縁取リング92は前記第1実施形態の縁取リング28と同じ材料で形成している。縁取リング92は、ハウジング本体12における液溜まり空間Sを基準とした穿刺部材13側の部位に配置している。
【0048】
・前記第2実施形態では、切れ目のないリング状の外縁教示リング45により穿刺可能部13bの外縁を教示していた。これに限らず、図11に示すように、液溜部20の底部に埋設されると共に仮想円筒Kを囲むようにして複数個並べられた穿刺可能部教示部材としての外縁教示片102を設けた薬液注入装置101を構成してもよい。外縁教示片102は、前記第1実施形態の縁取リング28と同じ材料で形成している。このようにしても、複数の外縁教示片102にて穿刺可能部13bの外縁を教示することができる。
【0049】
・前記第2実施形態では、液溜部20の底部に外縁教示リング45を埋設していた。これに限らず、図12に示すように、薬液注入装置131における穿刺部材13内に外縁教示リング45に相当する穿刺可能部教示部材としての教示リング132を埋設してもよい。教示リング132は、前記第1実施形態の縁取リング28と同じ材料で形成している。このようにしても、教示リング132にて穿刺可能部13bの外縁を教示することができる。
【0050】
・前記第2実施形態では、外縁教示リング45の内径は仮想円筒Kの直径と同径とし、仮想円筒Kを囲むようにして外縁教示リング45を液溜部20の底部に埋設していた。これに限らず、図13に示すように、外縁教示リング45の内径を仮想円筒Kの直径よりも小さくしたものに相当する穿刺可能部教示部材としての教示リング112を備えた薬液注入装置111を構成してもよい。この場合、教示リング112を、仮想円筒K内に位置するように液溜部20の底部に埋設する。教示リング112は、前記第1実施形態の縁取リング28と同じ材料で形成している。このようにすると、教示リング112は穿刺可能部13bの少なくとも一部を教示することができる。従って、薬液注入装置111はX線を照射して得られた映像や、磁力及び電波を照射して得られた映像に基づいて、教示リング112により穿刺可能部13bの少なくとも一部を確認しながらその穿刺可能部13bへ穿刺できる。
【0051】
・前記各実施形態では、縁取リング28の第2リング部28bの内径、外縁教示リング45の内径、両縁取リング62がなす内径、縁取リング72の内径、各縁取リング片82がなす内径、縁取リング92の内径、各外縁教示片102がなす内径、教示リング132の内径を仮想円筒Kの直径と同じにしていた。これに限らず、上記各部材の内径は、仮想円筒Kの直径よりも若干大きく形成したり、仮想円筒Kの直径よりも若干小さく形成したりしてもよい。
【0052】
次に、上記各実施形態及び他の実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記抜出防止機構は、前記穿刺部材に対して食い込むことにより前記ハウジング本体から前記穿刺部材が抜け出すのを防ぐ食込み機構であることを特徴とする請求項4に記載の薬液注入装置。
【0053】
(ロ)前記抜出防止手段は、前記穿刺部材に対して食い込むことにより前記ハウジング本体から前記穿刺部材が抜け出すのを防ぐ食込み手段であることを特徴とする請求項5に記載の薬液注入装置。
【0054】
(ハ)開口部を有するハウジング本体と、前記開口部を塞ぐと共に薬液注入用の針を穿刺可能とした穿刺可能部を有する穿刺部材と、前記ハウジング本体と前記穿刺部材との間に設けられた液溜まり空間と外部とを連通すると共にカテーテルを外方から装着可能とした連通部とを備えた薬液注入装置であって、画像診断装置からX線を照射して得られた映像や、磁力及び電波を発生させて得られた映像が構築されたときに、その映像上において前記穿刺可能部を教示する穿刺可能部教示部材を設けたことを特徴とする薬液注入装置。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、薬液注入作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における薬液注入装置の平面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図であり、第1実施形態における正断面図。
【図3】図2におけるB−B矢視断面図。
【図4】第1実施形態におけるコネクタを示す拡大断面図。
【図5】第2実施形態における薬液注入装置の正断面図。
【図6】第2実施形態における薬液注入装置の底面図。
【図7】図2のB−B矢視断面に対応した図であり、他の実施形態を示す平断面図。
【図8】図2のB−B矢視断面に対応した図であり、他の実施形態を示す平断面図。
【図9】図2のB−B矢視断面に対応した図であり、他の実施形態を示す平断面図。
【図10】他の実施形態における薬液注入装置の正断面図。
【図11】他の実施形態における薬液注入装置の底面図。
【図12】他の実施形態における薬液注入装置の正断面図。
【図13】他の実施形態における薬液注入装置の正断面図。
【符号の説明】
11,41,61,71,81,91,101,111,131…薬液注入装置、12…ハウジング本体、13…穿刺部材、13b…穿刺可能部、19…開口部、20b…連通部、26,44…抜出防止手段としての食込み突条、28…穿刺可能部教示部材としての縁取リング、30…抜出防止機構としての食込み突条、45…穿刺可能部教示部材としての外縁教示リング、62,72,92…穿刺可能部教示部材としての縁取リング、82…穿刺可能部教示部材としての縁取リング片、102…穿刺可能部教示部材としての外縁教示片、112,122,132…穿刺可能部教示部材としての教示リング、C1,C2…カテーテル、K…仮想筒としての仮想円筒、S…液溜まり空間。

Claims (6)

  1. 開口部を有するハウジング本体と、
    前記開口部を塞ぐと共に薬液注入用の針を穿刺可能とした穿刺可能部を有する穿刺部材と、
    前記ハウジング本体と前記穿刺部材との間に設けられた液溜まり空間と外部とを連通すると共にカテーテルを外方から装着可能とした連通部とを備えた薬液注入装置であって、
    前記穿刺可能部の外縁を含む仮想筒を囲むように又は前記仮想筒内に位置するように穿刺可能部教示部材を設け、
    前記穿刺可能部教示部材は、X線不透過性材料又は非磁性体金属にて設けたことを特徴とする薬液注入装置。
  2. 前記穿刺可能部教示部材は、X線不透過性材料かつ非磁性体金属であることを特徴とする請求項1に記載の薬液注入装置。
  3. 前記穿刺可能部教示部材は、前記ハウジング本体における液溜まり空間を基準とした前記穿刺部材とは反対側の部位に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の薬液注入装置。
  4. 前記穿刺可能部教示部材は、前記ハウジング本体における液溜まり空間を基準とした前記穿刺部材側の部位に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の薬液注入装置。
  5. 前記穿刺可能部教示部材に、前記ハウジング本体から前記穿刺部材が抜け出すのを防ぐ抜出防止機構を設けたことを特徴とする請求項4に記載の薬液注入装置。
  6. 前記ハウジング本体に、同ハウジング本体から前記穿刺部材が抜け出すのを防ぐ抜出防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の薬液注入装置。
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