JP2004350931A - 洗濯機およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークでつながれた情報表示端末装置を有する洗濯機において、どんな電波事情でも洗濯終了確認ができるようにしたことを目的とする。
【解決手段】情報表示端末装置1とネットワーク接続する洗濯機2とからなり、前記洗濯機2が、運転開始時にコース運転に要する時間、または、コース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置1に通知しておき、終了予定の運転時間を経過しても、洗濯機2より終了通知を受けない場合、情報表示端末装置1は洗濯機2に対して、現在の状態を確認する。これによって、どんな電波事情でも洗濯終了確認ができる。
【選択図】 図2
【解決手段】情報表示端末装置1とネットワーク接続する洗濯機2とからなり、前記洗濯機2が、運転開始時にコース運転に要する時間、または、コース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置1に通知しておき、終了予定の運転時間を経過しても、洗濯機2より終了通知を受けない場合、情報表示端末装置1は洗濯機2に対して、現在の状態を確認する。これによって、どんな電波事情でも洗濯終了確認ができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークでつながれた情報表示端末装置を有する洗濯機およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報表示端末装置とネットワーク接続された洗濯機では、洗濯機の運転開始時に、コース運転に要する時間を情報表示端末装置に通知しておき、情報表示端末装置は予定した運転時間を経過しても、該当洗濯機より終了通知を受けない場合、該当洗濯機に対して、特に現在の状態を確認しないシステムが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−47074号公報
【特許文献2】
特開2002−186057号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の洗濯機は、運転が終了した場合に、洗濯機から情報表示端末装置に終了通知を行い、これに対して、情報表示端末装置は、運転終了をポップアップ画面にて報知するが、洗濯機から情報表示端末装置に終了通知を通知しても、電波の事情が悪いときなどに情報表示端末装置にこれが届かず終了確認ができないという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、どんな電波事情でも洗濯終了確認ができるようにした洗濯機およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の洗濯機およびそのプログラムは、情報表示端末装置とネットワーク接続され、洗濯運転開始時に、コース運転に要する時間、またはコース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置に通知しておき、予定した運転時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認するようにしたものである。
【0007】
これによって、電波の事情が悪いときに情報表示端末装置に洗濯終了通知情報が届かなかった場合でも、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認することによって、洗濯終了確認ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、情報表示端末装置とネットワーク接続され、洗濯運転開始時に、コース運転に要する時間、またはコース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置に通知しておき、予定した運転時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認するようにした洗濯機とすることにより、電波の事情が悪いときに情報表示端末装置に洗濯終了通知情報が届かなかった場合でも、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認することによって、洗濯終了確認ができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認して、既に運転コースが終了していた場合、前記情報表示端末装置の画面にて運転終了をポップアップ表示する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、居間等に設置してある情報表示端末装置から洗濯終了が確認できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、洗濯運転開始時に情報表示端末装置に送ってくる洗濯運転に要する時間に、マージンの時間を足して、この運転時間を経過しても洗濯終了通知を受けない場合、現在の洗濯状態を確認する請求項1または2に記載の洗濯機とすることにより、正確な洗濯状態を確認することができる。すなわち、洗濯機が設置される環境は様々であり、給水に要する時間や排水に要する時間は、設置環境に応じて伸びる傾向にあるので、運転開始時に洗濯機から情報表示端末装置に送られてくる運転コースに要する時間より実際は伸びるので、マージン分の時間も考慮することにより、正確な終了時刻などが確認できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、洗い・すすぎ・脱水の各工程を終了毎に、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、より精度の高い洗濯運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、洗濯運転中に、ユーザが運転内容を変更した場合、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、運転コースを行っているときに、ユーザが給水水位の設定を高くするなどコースの内容を変更することにより、運転に要する時間が変更した場合でも、より精度の高い運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、洗濯運転中に、洗濯機自身が運転内容を変更した場合、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、より精度の高い運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。すなわち、脱水工程において、布かたよりから修正すすぎを行うなど、洗濯機自身が運転コースの内容を変更し、運転に要する時間が変更された場合でも、より精度の高い運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、洗濯運転開始時に情報表示端末装置に送ってくる運転に要する時間が、所定の範囲を超える場合、所定の洗濯時間を経過した時点で情報表示端末装置が洗濯状態を確認する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、ノイズなどにより運転開始時に洗濯機が送信する時間自体がおかしい場合にも、あらかじめ決められた時間後に、洗濯状態を確認するため、洗濯終了通知の取りこぼしを防ぐことができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、運転コースを行っているときに異常が発生して運転コースを中止した場合、情報表示端末装置は予定した運転時間を経過しても、現在の洗濯状態を確認しない請求項1に記載の洗濯機とすることにより、洗濯運転中止時には、無駄な確認はせずに消費電力を削減できる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、情報表示端末装置の画面に洗濯運転終了画面が表示されている段階で、洗濯再開操作をした場合には、情報表示端末装置の運転終了画面を消去する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、情報表示端末装置が設置してある居間などにユーザが戻ってきた段階では、すでに1回目の洗濯コースの終了画面を消すことにより、1回目のものなのか、2回目のものなのかなど、運転終了通知がいつの洗濯運転の終了を報知しているのかを情報表示端末装置で認識できる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯機における少なくとも一部の機能をコンピュータにより実施させるためのプログラムとすることにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができ、新たな仕様変更に対応できる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は、洗濯機、情報表示端末装置を含むネットワークシステムの構成例を示している。
【0020】
図において、情報表示端末装置1は、宅内の居間などに設置され、洗濯機2と無線の家庭内LANを構成している。宅内に設置された情報表示端末装置1は外部の通信ネットワーク3を介してデータセンター等に設置されるセンターサーバー4と接続している。センターサーバー4には天気予報やニュース、販売店の情報、施設の空き情報などが常に最新の状態に更新されて記憶されている。これらセンターサーバー4に蓄積されている情報は情報表示端末装置1を操作することにより、情報表示端末装置1から情報の要求信号が通信ネットワーク3を介してセンターサーバー4に送信され、センターサーバー4から要求された情報が通信ネットワーク3を介して情報表示端末装置1に送信され、情報表示端末装置1ではその受信した情報を表示する。
【0021】
次に情報表示端末装置1と洗濯機2の間のやり取りを説明する。情報表示端末装置1では、情報表示端末装置1と無線ネットワークでつながれた洗濯機2の現在の状態をモニターし、表示画面によって表示する。具体的には、洗濯機2の状態に変化(例えば、洗濯機の運転コースが開始されたり、運転コースが終了されたりした状態の変化)があった際に、洗濯機2から変化した状態を無線で情報表示端末装置1に通知し、その変化した状態を情報表示端末装置1の画面に表示する。また、これらは状態を表示するだけでなく、遠隔操作も可能であり、情報表示端末装置1の画面のタッチパネルなどから洗濯機2へ運転の指示を出したり、携帯電話5などから情報表示端末装置1を経由して洗濯機2へ操作したりすることも可能である。以上がネット洗濯機とその周辺の情報表示端末装置のシステム構成についての説明である。
【0022】
図2は、情報表示端末装置1と洗濯機2との情報のやり取りを表している。
【0023】
図2において、(a)のように、洗濯機2は運転開始時に、洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信する。情報表示端末装置1はその情報6を画面にて洗濯終了予定時刻7を表示する。情報表示端末装置1は洗濯終了予定時刻7を過ぎても洗濯機2側より終了の通知を受けない場合、図2の(b)のように、1 ̄2分後に情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認する。また、この洗濯終了予定時刻7というのは時刻だけでなく、残り時間であってもよい。
【0024】
次に、なぜこのような運転を行うかについて説明する。洗濯機2が運転を開始した段階では、電波の状況は割と安定している。なぜならば、運転を開始するまでには、洗濯機であればモータは停止しており、例えば、電子レンジであれば、マグネトロンなど高周波出力は行っていないので、ノイズ・雑音要素を発生しないからである。一方、運転コースを終了した時点においては、洗濯機であれば脱水のためにモータを回していて、これを急速に停止したりするなどノイズ・雑音要素が大きく、洗濯の終了通知を含んだ情報6を情報表示端末装置1へ無線で送信しにくいため、しばしば、洗濯機2の洗濯の終了通知を含んだ情報6が洗濯機2側から情報表示端末装置1に届かない場合がある。それならば、洗濯機2が運転コースを終えてから1〜2分ぐらい経過してから洗濯の終了通知を含んだ情報6を情報表示端末装置1に送ればどうかと考えられるが、運転コースが終了して、いつまでも電源が切れない状態が続くことから、次の洗濯が待っている場合にとっては利便性が損なわれる。そこで前述したように、洗濯機2は運転開始時に、終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に送信し、洗濯終了予定時刻7を情報表示端末装置1に通知しておく。情報表示端末装置1は洗濯終了予定時刻7を過ぎても、洗濯機2側より終了予定時刻を含んだ情報6を受信していない場合、情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認しに行き、運転が終わっているとわかった場合に洗濯機2は情報表示端末装置1に対して洗濯終了を含んだ情報6を情報表示端末装置1へ送信し、その画面によって洗濯が終了したことを伝える。
【0025】
この方法を用いることによって、洗濯機2側から情報表示端末装置1に対する終了予定時刻や洗濯の終了通知を含んだ情報6が情報表示端末装置1に届かなくても、念のため情報表示端末装置1から洗濯機2への状態確認を行うことにより、1〜2分ほど遅れたとしても、洗濯機2の設置されている、例えば、風呂場脱衣所から遠い居間に設置されている情報表示端末装置1の画面に無線によって洗濯の終了を報知することができる。
【0026】
以上から、通常であれば、洗濯機2の運転が終了した場合に、洗濯機2から情報表示端末装置1の画面にて終了通知を含んだ情報6を通知するが、無線電波の事情が悪いときに情報表示端末装置1に終了予定時刻や洗濯の終了通知を含んだ情報6が届かなかった場合に、洗濯終了予定時刻7や洗濯終了を伝える画面を表示できないという課題を解決できる。
【0027】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0028】
図3において、洗濯機2が運転開始時に情報表示端末装置1に送ってくる洗濯終了予定時刻に、(a)のように、マージン(空白)の時間を足して、このマージン終了予定時刻7aの時間を考慮した終了予定時刻を含んだ情報6aを洗濯機2から情報表示端末装置1に送信するが、もし送信されなかった場合、(b)のように、終了予定時刻7aを経過しても洗濯機2より洗濯終了の通知を受けない場合、情報表示端末装置1は問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に対して現在の状態を確認する。というのは、洗濯機2の設置される場所というのは、前述したように風呂場脱衣所から遠い居間に設置されているなど環境は様々であり、給水に要する時間や排水に要する時間は、設置環境に応じて伸びる傾向にあるので、洗濯機2から情報表示端末装置1に運転開始時に送られてくる運転コースに要する時間より実際は伸びることから、洗濯終了予定時刻7にマージンの時間分を考慮して洗濯終了予定時刻7aを設けるわけである。
【0029】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0030】
洗濯機2は、洗い・すすぎ・脱水の一連の運転工程を行うが、本実施例では、洗い・すすぎ・脱水の各工程の終了毎に、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置1に逐一送信するものである。
【0031】
具体的には、図4のように、洗いから脱水までの終了時刻は前述の洗濯終了予定時刻7によって表示されるが、その他に運転前に洗い終了予定時刻9も洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示させ、洗いが終了した時点で、洗い終了予定時刻9を消去し、今度はすすぎ終了予定時刻10を洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示させ、すすぎが終了した時点で、すすぎ終了予定時刻10を削除し、今度は脱水終了予定時刻11を洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示させ、洗濯乾燥一体型の洗濯機においては、脱水が終了した時点で、脱水終了予定時刻11を消去し、今度は乾燥終了予定時刻12を洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示する。これら工程毎に区切った終了時刻を情報表示端末装置1から洗濯機2に報知することによって、より精度の高い洗濯終了のタイミングを知ることが可能であり、また全体の洗濯終了を示す前述の洗濯終了予定時刻7も工程毎の終了時間とリンクさせることにより、その都度修正を施し、常に精度の高い洗濯終了のタイミングを表示するといった具合である。
【0032】
また、洗濯機2は、洗濯コースを運転中に、ユーザが操作表示部から運転内容を変更した場合、洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信し、洗濯終了予定時刻7を情報表示端末装置1に表示する。これによって、ユーザが運転コースを実行しているときに、給水水位の設定を高くするなどコースの内容を変更することにより、運転に要する時間が変更した場合でも、精度良く洗濯終了のタイミングを情報表示端末装置1が知ることが可能である。一方、洗濯コースを運転中に、布かたよりなどによって洗濯機自身が運転コースの内容を変更した場合、洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信し、洗濯終了予定時刻7を情報表示端末装置1に表示する。これによって、脱水工程において、布かたよりから、洗濯機が修正すすぎを行うなど、運転コースの内容を変更して、運転に要する時間を変更した場合でも精度良く洗濯終了のタイミングを情報表示端末装置1が知ることが可能となる。
【0033】
(実施例4)
次に、本発明の実施例4における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0034】
図5において、(a)のように、洗濯機2が運転開始時に、無線を使って洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6が情報表示端末装置1へ送信され、画面に表示される洗濯終了予定時刻7が、所定の範囲を超える場合(例えば、洗い・すすぎ・脱水の一連の工程は約40分で終了するのに、12時間後というような異常な値)、(b)のように、一般的な洗濯時間を経過した後(例えば、運転開始後1時間後など)、情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認する。
【0035】
以上のように、ノイズ・雑音要素などにより、運転開始時に洗濯機2から洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信し、情報表示端末装置1に表示する洗濯終了予定時刻7が12時間後などおかしい場合にも、あらかじめ決められた時間後(例えば、運転開始後から1時間後など)に、情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に無線を使って問い合わせるようにしている。そして、洗濯機2が洗濯終了予定時刻7を未送信の場合、情報表示端末装置1へ無線を使って洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を送信し、情報表示端末装置1の画面に洗濯終了予定時刻7を表示することによって、洗濯機2からの終了通知の取りこぼしを防ぐことができ、精度の高い洗濯終了時刻を伝えることができる。
【0036】
(実施例5)
次に、本発明の実施例5における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0037】
図6において、(a)のように、洗濯機2が運転コースを行っているときに洗濯機2側で異常が発生し、運転コースを中止したとする。洗濯機2が運転を停止しているにもかかわらず、それを知らない情報表示端末装置1は、定期的に無線を使って問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認する。しかし、これでは毎回、情報表示端末装置1が洗濯機2に問い合わせることになり、その都度、無駄な電力を消費している。これを改善するため、(b)のように、洗濯機2が異常を発生して運転コースをやめた場合には、その旨を情報6によって、情報表示端末装置1に送信し、あらかじめ情報表示端末装置1に伝えて画面によって洗濯機2側に異常が発生したことを表示させユーザに伝える。
【0038】
これによって、情報表示端末装置1は予定した運転時間を経過しても、洗濯機2に対して、現在の状態を確認しないことによって、無駄な問い合わせを行わずに消費電力を削減している。
【0039】
(実施例6)
次に、本発明の実施例6における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0040】
図7において、(a)のように、情報表示端末装置1の画面に洗濯機2の運転終了画面(例えば、「洗濯が終了しました。」を表示)が表示されている段階で、洗濯機2の操作にて電源を入れる、または、洗濯コースを開始した場合には、(b)のように、その旨を情報6によって洗濯機2より情報表示端末装置1へ送信して伝え、情報表示端末装置1の運転終了画面を消去する。
【0041】
これは、情報表示端末装置1が設置してある居間などにユーザが戻ってきた段階では、1回目の洗濯コースの終了画面を消すことにより、1回目のものなのか、2回目のものなのかなど、運転終了通知がいつの洗濯運転の終了を報知しているのかを混乱なく情報表示端末装置1で認識できるからである。
【0042】
具体的には、居間でくつろいでいるユーザが、居間に設置されている情報表示端末装置1の画面にて、洗濯機2が運転コースを終了した旨の運転終了の画面が表示されてブザー音が鳴った場合に、「あぁ、洗濯が終わったのだ。」と情報表示端末装置1の画面を見るだけで、この運転終了画面を消すことなく、ユーザは風呂場脱衣所の洗濯機へ行き、洗濯が終了した衣類を取り出して、引き続き2回目の洗濯を行った場合、洗濯機2の操作パネルの操作にて再度電源を入れる、または、洗濯コースを開始した段階で、その旨を情報6によって洗濯機2より情報表示端末装置1へ送信して伝え、情報表示端末装置1に表示中の運転終了画面を消去するようにしたものである。
【0043】
これによって、ユーザが居間に戻ってきた段階では、すでに1回目の洗濯コースの終了画面が勝手に消えて、2回目の洗濯終了予定時刻7が表示され、1回目の洗濯か、2回目の洗濯なのかなどを混乱なく、いつの洗濯運転の終了を情報表示端末装置1で報知しているのかが明確になる。
【0044】
なお、上記した各実施例1〜6における洗濯機の少なくとも一部の機能をコンピュータにより実施させるためのプログラムとすることにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができ、新たな仕様変更に対応できるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の洗濯機およびそのプログラムによれば、洗濯運転終了予定の時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置は現在の洗濯状態を確認する。これによって、電波の事情が悪いときに情報表示端末装置に洗濯終了通知情報が届かなかった場合でも、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認することによって、終了確認ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における洗濯機および情報表示端末装置を含むネットワークシステムの構成例を示す図
【図2】本発明の実施例1における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図3】本発明の実施例2における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図4】本発明の実施例3における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図5】本発明の実施例4における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図6】本発明の実施例5における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図7】本発明の実施例6における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【符号の説明】
1 情報表示端末装置
2 洗濯機
3 通信ネットワーク
4 センターサーバー
5 携帯電話
6、6a 情報
7、7a 洗濯終了予定時刻
8 問い合わせ確認情報
9 洗い終了予定時刻
10 すすぎ終了予定時刻
11 脱水終了予定時刻
12 乾燥終了予定時刻
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークでつながれた情報表示端末装置を有する洗濯機およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報表示端末装置とネットワーク接続された洗濯機では、洗濯機の運転開始時に、コース運転に要する時間を情報表示端末装置に通知しておき、情報表示端末装置は予定した運転時間を経過しても、該当洗濯機より終了通知を受けない場合、該当洗濯機に対して、特に現在の状態を確認しないシステムが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−47074号公報
【特許文献2】
特開2002−186057号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の洗濯機は、運転が終了した場合に、洗濯機から情報表示端末装置に終了通知を行い、これに対して、情報表示端末装置は、運転終了をポップアップ画面にて報知するが、洗濯機から情報表示端末装置に終了通知を通知しても、電波の事情が悪いときなどに情報表示端末装置にこれが届かず終了確認ができないという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、どんな電波事情でも洗濯終了確認ができるようにした洗濯機およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の洗濯機およびそのプログラムは、情報表示端末装置とネットワーク接続され、洗濯運転開始時に、コース運転に要する時間、またはコース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置に通知しておき、予定した運転時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認するようにしたものである。
【0007】
これによって、電波の事情が悪いときに情報表示端末装置に洗濯終了通知情報が届かなかった場合でも、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認することによって、洗濯終了確認ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、情報表示端末装置とネットワーク接続され、洗濯運転開始時に、コース運転に要する時間、またはコース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置に通知しておき、予定した運転時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認するようにした洗濯機とすることにより、電波の事情が悪いときに情報表示端末装置に洗濯終了通知情報が届かなかった場合でも、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認することによって、洗濯終了確認ができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認して、既に運転コースが終了していた場合、前記情報表示端末装置の画面にて運転終了をポップアップ表示する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、居間等に設置してある情報表示端末装置から洗濯終了が確認できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、洗濯運転開始時に情報表示端末装置に送ってくる洗濯運転に要する時間に、マージンの時間を足して、この運転時間を経過しても洗濯終了通知を受けない場合、現在の洗濯状態を確認する請求項1または2に記載の洗濯機とすることにより、正確な洗濯状態を確認することができる。すなわち、洗濯機が設置される環境は様々であり、給水に要する時間や排水に要する時間は、設置環境に応じて伸びる傾向にあるので、運転開始時に洗濯機から情報表示端末装置に送られてくる運転コースに要する時間より実際は伸びるので、マージン分の時間も考慮することにより、正確な終了時刻などが確認できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、洗い・すすぎ・脱水の各工程を終了毎に、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、より精度の高い洗濯運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、洗濯運転中に、ユーザが運転内容を変更した場合、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、運転コースを行っているときに、ユーザが給水水位の設定を高くするなどコースの内容を変更することにより、運転に要する時間が変更した場合でも、より精度の高い運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、洗濯運転中に、洗濯機自身が運転内容を変更した場合、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、より精度の高い運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。すなわち、脱水工程において、布かたよりから修正すすぎを行うなど、洗濯機自身が運転コースの内容を変更し、運転に要する時間が変更された場合でも、より精度の高い運転終了のタイミングを情報表示端末装置が知ることが可能となる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、洗濯運転開始時に情報表示端末装置に送ってくる運転に要する時間が、所定の範囲を超える場合、所定の洗濯時間を経過した時点で情報表示端末装置が洗濯状態を確認する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、ノイズなどにより運転開始時に洗濯機が送信する時間自体がおかしい場合にも、あらかじめ決められた時間後に、洗濯状態を確認するため、洗濯終了通知の取りこぼしを防ぐことができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、運転コースを行っているときに異常が発生して運転コースを中止した場合、情報表示端末装置は予定した運転時間を経過しても、現在の洗濯状態を確認しない請求項1に記載の洗濯機とすることにより、洗濯運転中止時には、無駄な確認はせずに消費電力を削減できる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、情報表示端末装置の画面に洗濯運転終了画面が表示されている段階で、洗濯再開操作をした場合には、情報表示端末装置の運転終了画面を消去する請求項1に記載の洗濯機とすることにより、情報表示端末装置が設置してある居間などにユーザが戻ってきた段階では、すでに1回目の洗濯コースの終了画面を消すことにより、1回目のものなのか、2回目のものなのかなど、運転終了通知がいつの洗濯運転の終了を報知しているのかを情報表示端末装置で認識できる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯機における少なくとも一部の機能をコンピュータにより実施させるためのプログラムとすることにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができ、新たな仕様変更に対応できる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は、洗濯機、情報表示端末装置を含むネットワークシステムの構成例を示している。
【0020】
図において、情報表示端末装置1は、宅内の居間などに設置され、洗濯機2と無線の家庭内LANを構成している。宅内に設置された情報表示端末装置1は外部の通信ネットワーク3を介してデータセンター等に設置されるセンターサーバー4と接続している。センターサーバー4には天気予報やニュース、販売店の情報、施設の空き情報などが常に最新の状態に更新されて記憶されている。これらセンターサーバー4に蓄積されている情報は情報表示端末装置1を操作することにより、情報表示端末装置1から情報の要求信号が通信ネットワーク3を介してセンターサーバー4に送信され、センターサーバー4から要求された情報が通信ネットワーク3を介して情報表示端末装置1に送信され、情報表示端末装置1ではその受信した情報を表示する。
【0021】
次に情報表示端末装置1と洗濯機2の間のやり取りを説明する。情報表示端末装置1では、情報表示端末装置1と無線ネットワークでつながれた洗濯機2の現在の状態をモニターし、表示画面によって表示する。具体的には、洗濯機2の状態に変化(例えば、洗濯機の運転コースが開始されたり、運転コースが終了されたりした状態の変化)があった際に、洗濯機2から変化した状態を無線で情報表示端末装置1に通知し、その変化した状態を情報表示端末装置1の画面に表示する。また、これらは状態を表示するだけでなく、遠隔操作も可能であり、情報表示端末装置1の画面のタッチパネルなどから洗濯機2へ運転の指示を出したり、携帯電話5などから情報表示端末装置1を経由して洗濯機2へ操作したりすることも可能である。以上がネット洗濯機とその周辺の情報表示端末装置のシステム構成についての説明である。
【0022】
図2は、情報表示端末装置1と洗濯機2との情報のやり取りを表している。
【0023】
図2において、(a)のように、洗濯機2は運転開始時に、洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信する。情報表示端末装置1はその情報6を画面にて洗濯終了予定時刻7を表示する。情報表示端末装置1は洗濯終了予定時刻7を過ぎても洗濯機2側より終了の通知を受けない場合、図2の(b)のように、1 ̄2分後に情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認する。また、この洗濯終了予定時刻7というのは時刻だけでなく、残り時間であってもよい。
【0024】
次に、なぜこのような運転を行うかについて説明する。洗濯機2が運転を開始した段階では、電波の状況は割と安定している。なぜならば、運転を開始するまでには、洗濯機であればモータは停止しており、例えば、電子レンジであれば、マグネトロンなど高周波出力は行っていないので、ノイズ・雑音要素を発生しないからである。一方、運転コースを終了した時点においては、洗濯機であれば脱水のためにモータを回していて、これを急速に停止したりするなどノイズ・雑音要素が大きく、洗濯の終了通知を含んだ情報6を情報表示端末装置1へ無線で送信しにくいため、しばしば、洗濯機2の洗濯の終了通知を含んだ情報6が洗濯機2側から情報表示端末装置1に届かない場合がある。それならば、洗濯機2が運転コースを終えてから1〜2分ぐらい経過してから洗濯の終了通知を含んだ情報6を情報表示端末装置1に送ればどうかと考えられるが、運転コースが終了して、いつまでも電源が切れない状態が続くことから、次の洗濯が待っている場合にとっては利便性が損なわれる。そこで前述したように、洗濯機2は運転開始時に、終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に送信し、洗濯終了予定時刻7を情報表示端末装置1に通知しておく。情報表示端末装置1は洗濯終了予定時刻7を過ぎても、洗濯機2側より終了予定時刻を含んだ情報6を受信していない場合、情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認しに行き、運転が終わっているとわかった場合に洗濯機2は情報表示端末装置1に対して洗濯終了を含んだ情報6を情報表示端末装置1へ送信し、その画面によって洗濯が終了したことを伝える。
【0025】
この方法を用いることによって、洗濯機2側から情報表示端末装置1に対する終了予定時刻や洗濯の終了通知を含んだ情報6が情報表示端末装置1に届かなくても、念のため情報表示端末装置1から洗濯機2への状態確認を行うことにより、1〜2分ほど遅れたとしても、洗濯機2の設置されている、例えば、風呂場脱衣所から遠い居間に設置されている情報表示端末装置1の画面に無線によって洗濯の終了を報知することができる。
【0026】
以上から、通常であれば、洗濯機2の運転が終了した場合に、洗濯機2から情報表示端末装置1の画面にて終了通知を含んだ情報6を通知するが、無線電波の事情が悪いときに情報表示端末装置1に終了予定時刻や洗濯の終了通知を含んだ情報6が届かなかった場合に、洗濯終了予定時刻7や洗濯終了を伝える画面を表示できないという課題を解決できる。
【0027】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0028】
図3において、洗濯機2が運転開始時に情報表示端末装置1に送ってくる洗濯終了予定時刻に、(a)のように、マージン(空白)の時間を足して、このマージン終了予定時刻7aの時間を考慮した終了予定時刻を含んだ情報6aを洗濯機2から情報表示端末装置1に送信するが、もし送信されなかった場合、(b)のように、終了予定時刻7aを経過しても洗濯機2より洗濯終了の通知を受けない場合、情報表示端末装置1は問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に対して現在の状態を確認する。というのは、洗濯機2の設置される場所というのは、前述したように風呂場脱衣所から遠い居間に設置されているなど環境は様々であり、給水に要する時間や排水に要する時間は、設置環境に応じて伸びる傾向にあるので、洗濯機2から情報表示端末装置1に運転開始時に送られてくる運転コースに要する時間より実際は伸びることから、洗濯終了予定時刻7にマージンの時間分を考慮して洗濯終了予定時刻7aを設けるわけである。
【0029】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0030】
洗濯機2は、洗い・すすぎ・脱水の一連の運転工程を行うが、本実施例では、洗い・すすぎ・脱水の各工程の終了毎に、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置1に逐一送信するものである。
【0031】
具体的には、図4のように、洗いから脱水までの終了時刻は前述の洗濯終了予定時刻7によって表示されるが、その他に運転前に洗い終了予定時刻9も洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示させ、洗いが終了した時点で、洗い終了予定時刻9を消去し、今度はすすぎ終了予定時刻10を洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示させ、すすぎが終了した時点で、すすぎ終了予定時刻10を削除し、今度は脱水終了予定時刻11を洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示させ、洗濯乾燥一体型の洗濯機においては、脱水が終了した時点で、脱水終了予定時刻11を消去し、今度は乾燥終了予定時刻12を洗濯機2から無線にて情報表示端末装置1の画面に表示する。これら工程毎に区切った終了時刻を情報表示端末装置1から洗濯機2に報知することによって、より精度の高い洗濯終了のタイミングを知ることが可能であり、また全体の洗濯終了を示す前述の洗濯終了予定時刻7も工程毎の終了時間とリンクさせることにより、その都度修正を施し、常に精度の高い洗濯終了のタイミングを表示するといった具合である。
【0032】
また、洗濯機2は、洗濯コースを運転中に、ユーザが操作表示部から運転内容を変更した場合、洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信し、洗濯終了予定時刻7を情報表示端末装置1に表示する。これによって、ユーザが運転コースを実行しているときに、給水水位の設定を高くするなどコースの内容を変更することにより、運転に要する時間が変更した場合でも、精度良く洗濯終了のタイミングを情報表示端末装置1が知ることが可能である。一方、洗濯コースを運転中に、布かたよりなどによって洗濯機自身が運転コースの内容を変更した場合、洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信し、洗濯終了予定時刻7を情報表示端末装置1に表示する。これによって、脱水工程において、布かたよりから、洗濯機が修正すすぎを行うなど、運転コースの内容を変更して、運転に要する時間を変更した場合でも精度良く洗濯終了のタイミングを情報表示端末装置1が知ることが可能となる。
【0033】
(実施例4)
次に、本発明の実施例4における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0034】
図5において、(a)のように、洗濯機2が運転開始時に、無線を使って洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6が情報表示端末装置1へ送信され、画面に表示される洗濯終了予定時刻7が、所定の範囲を超える場合(例えば、洗い・すすぎ・脱水の一連の工程は約40分で終了するのに、12時間後というような異常な値)、(b)のように、一般的な洗濯時間を経過した後(例えば、運転開始後1時間後など)、情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認する。
【0035】
以上のように、ノイズ・雑音要素などにより、運転開始時に洗濯機2から洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を情報表示端末装置1に無線を使って送信し、情報表示端末装置1に表示する洗濯終了予定時刻7が12時間後などおかしい場合にも、あらかじめ決められた時間後(例えば、運転開始後から1時間後など)に、情報表示端末装置1から問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に無線を使って問い合わせるようにしている。そして、洗濯機2が洗濯終了予定時刻7を未送信の場合、情報表示端末装置1へ無線を使って洗濯の終了予定時刻を含んだ情報6を送信し、情報表示端末装置1の画面に洗濯終了予定時刻7を表示することによって、洗濯機2からの終了通知の取りこぼしを防ぐことができ、精度の高い洗濯終了時刻を伝えることができる。
【0036】
(実施例5)
次に、本発明の実施例5における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0037】
図6において、(a)のように、洗濯機2が運転コースを行っているときに洗濯機2側で異常が発生し、運転コースを中止したとする。洗濯機2が運転を停止しているにもかかわらず、それを知らない情報表示端末装置1は、定期的に無線を使って問い合わせ確認情報8を送信し、洗濯機2に状態を確認する。しかし、これでは毎回、情報表示端末装置1が洗濯機2に問い合わせることになり、その都度、無駄な電力を消費している。これを改善するため、(b)のように、洗濯機2が異常を発生して運転コースをやめた場合には、その旨を情報6によって、情報表示端末装置1に送信し、あらかじめ情報表示端末装置1に伝えて画面によって洗濯機2側に異常が発生したことを表示させユーザに伝える。
【0038】
これによって、情報表示端末装置1は予定した運転時間を経過しても、洗濯機2に対して、現在の状態を確認しないことによって、無駄な問い合わせを行わずに消費電力を削減している。
【0039】
(実施例6)
次に、本発明の実施例6における洗濯機について説明する。実施例1と基本的には同じであるので、相違点についてのみ説明する。
【0040】
図7において、(a)のように、情報表示端末装置1の画面に洗濯機2の運転終了画面(例えば、「洗濯が終了しました。」を表示)が表示されている段階で、洗濯機2の操作にて電源を入れる、または、洗濯コースを開始した場合には、(b)のように、その旨を情報6によって洗濯機2より情報表示端末装置1へ送信して伝え、情報表示端末装置1の運転終了画面を消去する。
【0041】
これは、情報表示端末装置1が設置してある居間などにユーザが戻ってきた段階では、1回目の洗濯コースの終了画面を消すことにより、1回目のものなのか、2回目のものなのかなど、運転終了通知がいつの洗濯運転の終了を報知しているのかを混乱なく情報表示端末装置1で認識できるからである。
【0042】
具体的には、居間でくつろいでいるユーザが、居間に設置されている情報表示端末装置1の画面にて、洗濯機2が運転コースを終了した旨の運転終了の画面が表示されてブザー音が鳴った場合に、「あぁ、洗濯が終わったのだ。」と情報表示端末装置1の画面を見るだけで、この運転終了画面を消すことなく、ユーザは風呂場脱衣所の洗濯機へ行き、洗濯が終了した衣類を取り出して、引き続き2回目の洗濯を行った場合、洗濯機2の操作パネルの操作にて再度電源を入れる、または、洗濯コースを開始した段階で、その旨を情報6によって洗濯機2より情報表示端末装置1へ送信して伝え、情報表示端末装置1に表示中の運転終了画面を消去するようにしたものである。
【0043】
これによって、ユーザが居間に戻ってきた段階では、すでに1回目の洗濯コースの終了画面が勝手に消えて、2回目の洗濯終了予定時刻7が表示され、1回目の洗濯か、2回目の洗濯なのかなどを混乱なく、いつの洗濯運転の終了を情報表示端末装置1で報知しているのかが明確になる。
【0044】
なお、上記した各実施例1〜6における洗濯機の少なくとも一部の機能をコンピュータにより実施させるためのプログラムとすることにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができ、新たな仕様変更に対応できるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の洗濯機およびそのプログラムによれば、洗濯運転終了予定の時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置は現在の洗濯状態を確認する。これによって、電波の事情が悪いときに情報表示端末装置に洗濯終了通知情報が届かなかった場合でも、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認することによって、終了確認ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における洗濯機および情報表示端末装置を含むネットワークシステムの構成例を示す図
【図2】本発明の実施例1における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図3】本発明の実施例2における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図4】本発明の実施例3における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図5】本発明の実施例4における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図6】本発明の実施例5における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【図7】本発明の実施例6における洗濯機と情報表示端末装置との情報のやり取りを表している図
【符号の説明】
1 情報表示端末装置
2 洗濯機
3 通信ネットワーク
4 センターサーバー
5 携帯電話
6、6a 情報
7、7a 洗濯終了予定時刻
8 問い合わせ確認情報
9 洗い終了予定時刻
10 すすぎ終了予定時刻
11 脱水終了予定時刻
12 乾燥終了予定時刻
Claims (10)
- 情報表示端末装置とネットワーク接続され、洗濯運転開始時に、コース運転に要する時間、またはコース運転を終了する時刻を前記情報表示端末装置に通知しておき、予定した運転時間を経過しても、洗濯終了通知を受けない場合、情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認するようにした洗濯機。
- 情報表示端末装置が現在の洗濯状態を確認して、既に運転コースが終了していた場合、前記情報表示端末装置の画面にて運転終了をポップアップ表示する請求項1に記載の洗濯機。
- 洗濯運転開始時に情報表示端末装置に送ってくる洗濯運転に要する時間に、マージンの時間を足して、この運転時間を経過しても洗濯終了通知を受けない場合、現在の洗濯状態を確認する請求項1または2に記載の洗濯機。
- 洗い・すすぎ・脱水の各工程を終了毎に、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機。
- 洗濯運転中に、ユーザが運転内容を変更した場合、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機。
- 洗濯運転中に、洗濯機自身が運転内容を変更した場合、終了までに要する運転時間を情報表示端末装置に送信する請求項1に記載の洗濯機。
- 洗濯運転開始時に情報表示端末装置に送ってくる運転に要する時間が、所定の範囲を超える場合、所定の洗濯時間を経過した時点で情報表示端末装置が洗濯状態を確認する請求項1に記載の洗濯機。
- 運転コースを行っているときに異常が発生して運転コースを中止した場合、情報表示端末装置は予定した運転時間を経過しても、現在の洗濯状態を確認しない請求項1に記載の洗濯機。
- 情報表示端末装置の画面に洗濯運転終了画面が表示されている段階で、洗濯再開操作をした場合には、情報表示端末装置の運転終了画面を消去する請求項1に記載の洗濯機。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯機における少なくとも一部の機能をコンピュータにより実施させるためのプログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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