JP2004350805A - 排泄物処理システムおよびオムツ - Google Patents

排泄物処理システムおよびオムツ Download PDF

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敏男 中山
Tatsuo Namatame
達夫 生田目
Toshio Kubo
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Abstract

【課題】排泄物の十分な漏れ防止を行えると共に、オムツの締め付け感を和らげる。
【解決手段】股間にあてがわれるカップ部120を備えたオムツ12と、オムツ12に接続され、カップ部120内に排泄された排泄物もしくは汚水を吸引する一方で、オムツ12内に洗浄水を送水する排泄物処理装置14とを備えた排泄物処理システム1において、使用者3の身体にフィットする漏れ防止材123が設けられているため、汚物収集カップ120内の排泄物や汚水が漏れてしまうことがないと共に、使用者3へ締め付け感を与えることもない。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、病院等における歩行不能な病人または寝たきりの老人に好適な排泄物処理システムおよびオムツに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通常の体位では排泄をすることができない病人や寝たきりの老人等、自分で自分の排泄物を処理することができない人には、オシメを使用して排泄物を処理していた。しかしながら、オシメを用いる場合には、付添い人などの人的労力を必要とし、その上、オシメの交換時などに臭いを発して周囲に迷惑をかけたり、また、使用者が羞恥心を覚えたりするものである。そこで最近では、浅い器状の特殊な排泄物受具(以下、「アタッチメント」と称する)を股間に装着し、排泄後に陰部等を洗浄処理すると共に、排泄された便や汚水等を吸引処理する各種の排泄物処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−153498号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、使用者が排泄した排泄物を収集する汚物収集カップが設けられたオムツ内へ、前記汚物収集カップを縁取る様に、伸縮性を持った襞状の漏れ防止材が設けられていたが、前記汚物収集カップからの十分な漏れ防止を行うことができないと共に、使用者が股間付近の締め付け感を覚え、問題となっていた。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、排泄物の十分な漏れ防止を行えると共に、オムツの締め付け感を軽減した排泄物処理システムおよびオムツを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、股間にあてがわれるカップ部を備えたオムツと、前記オムツに接続され、前記カップ部内に排泄された排泄物もしくは汚水を吸引する一方で、前記オムツ内に洗浄水を送水する排泄物処理装置とを備えた排泄物処理システムにおいて、前記カップ部が取り付けられる前記オムツへ前記カップ部を縁取る様に、弾力性、および、伸縮性を備える漏れ防止材を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記漏れ防止材は、発泡ネオプレーン系の発泡合成樹脂素材の内部に低反発ウレタンフォームなどのクッション材を備えたものであることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、股間にあてがわれるカップ部と、当該カップ部から延在し使用者の臍下付近を覆う腹当て部と、当該カップ部から延在し使用者の臀部を覆う背当て部とを有してなるオムツにおいて、 前記カップ部が取り付けられる前記オムツへ前記カップ部を縁取る様に、弾力性、および、伸縮性を備える漏れ防止材を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記漏れ防止材は、発泡ネオプレーン系の発泡合成樹脂素材の内部に低反発ウレタンフォームなどのクッション材を備えたものであることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる排泄物処理システム1の構成を示す図である。この図に示す様に、排泄物処理システム1は、使用者3によって装着されるオムツ12と、オムツ12内部の排泄物または汚水を吸引し蓄積する排泄物処理装置14と、使用者3が横たわるマット10とを備えている。
【0011】
図2に示す様に、オムツ12は、使用者3に装着された状態では、股下が短く膝上丈の、いわゆるショーツ(ショートパンツ)を摸した外観をなしており、その股間に位置する箇所には、汚物収集カップ120および汚物収集パイプ122が設けられている。この汚物収集パイプ122には、図1に示す如く、排泄物処理装置14とオムツ12とを接続する汚物吸引ホース16が取り付けられる。すなわち、オムツ12内の排泄物および汚水は、排泄物処理装置14の図示せぬ吸引機構により、汚物収集パイプ122から汚物吸引ホース16を通して排泄物処理装置14に吸引され、この排泄物処理装置14が備える図示しない排泄タンクに蓄積されると共に、オムツ12の排泄物収集カップ120内が弱負圧に保たれるものとなっている。これによってオムツ12と使用者3との隙間からの風のリークが少なくなる。
【0012】
図3は、オムツ12の展開図である。この図に示す様に、オムツ12は、汚物収集カップ120から前方に延在し使用者3の臍下付近を覆う腹当て部12aと、汚物収集カップ120から後方に延在し、使用者3の臀部を覆う背当て部12bを有している。すなわち、オムツ12は、一般的なショーツの両腰脇付近を大腿部方向に裂くと共に、汚物収集カップ120の取付用に股間周辺がくり抜かれ、このくり抜かれた箇所は、汚物収集カップ120が取り付けられた形状と略等しい形状を有しており、汚物収集カップ120内に排泄された排泄物および汚水が、この汚物収集カップ120内から漏れ出てしまうことを防止する漏れ防止材123が設けられている。オムツ12の腹当て部12aおよび背当て部12bは、通気性が良く、なおかつ、水分を通さない素材(例えばPTFE:ポリテトラフロロエチレン)から形成されており、使用者3が長時間装着し続けても、発汗によるムレが防止される様になっている。なお、オムツ12の素材として、ウェットスーツなどに用いられる伸縮性のある発泡合成樹脂(例えば、発泡ネオプレーン系)からなる素材を用い、フィット性を高めるようにしても良い。
【0013】
また、背当て部12bの左側部12bLと右側部12bRには、合計4つの止着部126が夫々取り付けられている。止着部126の上面(図面上面)には、夫々ベルクロワファスナー(いわゆる、マジックテープ(登録商標))が貼着されており、止着部126が腹当て部12aの表面に掛止する構成となっている。
【0014】
使用者3にオムツ12を装着する場合には、汚物収集カップ120を股間にあてがう一方、従来のオシメをはかす様に、背当て部12bを臀部に、腹当て部12aを臍下付近にあてがい、腰および大腿部に巻き付けるべく背当て部12bの両側部12bL、12bRに設けられた止着部126を腹当て部12aの上面まで運んで貼付固定する。
【0015】
また、このオムツ12にあっては、腹当て部12aおよび背当て部12bのうち、使用者3の腹に巻き付く箇所の縁部128a、128b、および、使用者3の大腿部に巻き付く箇所の縁部128c、128dには、ゴムバンドが設けられており、使用者3が装着した際の気密性が高まるようになっている。
【0016】
さらに、このオムツ12の汚物収集カップ120の取付用にくり抜かれた股間周辺には、図4に示す様に、汚物収集カップ120の取付部を縁取る様に、漏れ防止材123が設けられている。この漏れ防止材123は、使用者3がオムツ12を装着した時に、使用者3の身体にフィットすると共に、ある程度の弾力性と伸縮性を備え、使用者3へ締め付け感を与えないものであることが望ましい。このため、図5の断面図に示す様に、ウェットスーツなどに用いられる伸縮性のある発泡合成樹脂123a(例えば、発泡ネオプレーン系)からなる素材を用いると共に、その内部にクッション材123b(例えば、低反発ウレタンフォームなど)を備えたものとなっており、輪状の前記クッション材123bを前記発泡合成樹脂123aなどで挟み、縫合されて構成されているものである。このため、使用者3の体重により漏れ防止材123がつぶされる場合では、発泡合成樹脂123aにより弾力性を保ちながらクッション材123bと共につぶれ、漏れ防止材123が膨張する場合には、まず、発泡合成樹脂123aが弾力性を保ちながら膨らみ、その後、徐々にクッション材123bが膨らんで使用者3の身体にフィットする様になる。そして、この漏れ防止材123が、図4に示す様に、汚物収集カップ120の取付部を縁取る様に縫合されて設けられている。これにより、使用者3から排泄された排泄物がオムツ12から漏れ出してしまう心配が解消される。
【0017】
次いで、汚物収集カップ120の構成について詳述する。図6は汚物収集カップ120の側面図であり、また、図7はその断面図である。これらの図に示す様に、汚物収集カップ120は、全体的に曲線見を帯びた略コの字状に一体的に形成されており、その図面下方には、汚物収集パイプ122が一体成形されている。この汚物収集カップ120は、ある程度の弾性を有したプラスチックなどから形成されており、多少の押圧力が加わったとしても、その押圧力を吸収可能となっている。
【0018】
また、図7に示す様に、この汚物収集カップ120の側壁には、洗浄水を噴射するための洗浄ノズル130a、130bおよび134aが設けられており、各洗浄ノズル130a、130bには、洗浄水チューブ132を介して排泄物処理装置14から洗浄水が供給され、洗浄ノズル134aには、空気管134を介して排泄物処理装置14から後述する脱臭・殺菌器207を流通して殺菌された空気と前記洗浄水とが混合されて供給される構成となっている。洗浄ノズル134aは、汚物を汚物収集パイプ122が設けられている方へ押し流すためのものであり、汚物収集カップ120の背面(使用者3の臀部に対向する面)に設けられ、その噴射口の方向が汚物収集パイプ122を向く様に設定されている。洗浄ノズル130aは、使用者3の肛門を洗浄するためのものであり、汚物収集パイプ122付近に設けられ、その噴射口の方向は、洗浄水が使用者3の肛門に向けて噴射される様に設定されている。また、洗浄ノズル130cは、女性使用者3の陰部を洗浄するためのものであり、使用者3の下腹部に相当する位置付近に設けられ、その噴射口の方向は、洗浄水が女性使用者3の陰部に向けて噴射される様に設定されている。なお、洗浄水は、使用者3の不快感を招かぬよう適度な温度の温水であることが望ましい。この様に、汚物収集カップ120には、女性の陰部(特に、尿内、ちつ等)を洗浄するための洗浄ノズル130cが設けられているため、排尿後も陰部を清潔に保ち、不快感を覚えることのない様になっている。なお、使用者3が男性である場合を考慮して、洗浄水チューブ132と洗浄ノズル130bとの間に開閉弁などを設け、洗浄ノズル130cからの洗浄水噴射を選択的に行う構成としても良い。
【0019】
また、上述の洗浄水チューブ132には、洗浄水のみならず空気が供給される構成となっている。すなわち、洗浄水により使用者3の各部位を洗浄した後、空気(乾燥空気)を吹き付けることにより、乾燥させるようになっている。この様に、空気は、使用者3の各部位を乾燥させるためのものであるから、洗浄ノズル134aからの空気噴射は省くことが可能である。また、洗浄水チューブ132から汚物収集カップ120内に空気は、空気管134の先端の洗浄ノズル134aから外気へ逃がす構造になっている。
【0020】
このような構成の下、使用者3が排泄した後、排泄物処理装置14から洗浄水チューブ132に洗浄水が、空気管134から前記洗浄水と空気とが混合されてそれぞれ供給され、洗浄ノズル130a、130bの各々から洗浄水が噴射されると共に、洗浄ノズル134aから前記洗浄水が混入した前記空気が噴射される。これにより、使用者3の肛門および陰部が洗浄される一方で、排泄物が汚物収集パイプ122の方へ流される。次いで、排泄物処理装置14は、洗浄水チューブ132に空気を供給する前に、この洗浄水チューブ132内に残留する洗浄水を図示しない排泄物処理装置14内に備えられた排泄タンク内へと吸引して、洗浄水チューブ132の水抜をした後に、洗浄水チューブ132に空気を供給する。これにより、使用者3の肛門および陰部の乾燥が行われる。なお、使用者3が男性である場合など、陰部の乾燥が必要ない場合には、洗浄ノズル130aからの空気噴射、すなわち、肛門の乾燥のみを行う構成としても良い。
【0021】
また、汚物収集パイプ122は、図7に示す様に、汚物収集カップ120の底部から一旦落ち込む、いわゆるU字形状を成している。この構成において、排泄物は、洗浄ノズル134aからの洗浄水により、汚物収集パイプ122の底部122aに向かって洗浄水や尿などと共に集められた後、排泄物処理装置14により汚物吸引ホース16を経由して吸引排出される。
【0022】
ここで、排泄物処理装置14が吸引を開始すると、汚物収集パイプ122がU字形状を成しているため、サイフォンの原理により、汚水や洗浄水などは、吸引が停止したとしても、汚物収集カップ120より低い箇所に置かれた排泄物処理装置14内の前記排泄タンクに留められることとなる。これにより、汚物の吸引排出が不十分であったとしても、汚物収集カップ120内に汚水などが残るのが防止される。この汚物収集パイプ122は、排泄物などの液状物ばかりでなく、空気も流通できるような構造を有し、排泄物処理装置14が汚物を空気の圧力差で吸引しても管径がちいさくならないような剛性をもった屈曲管で形成されている。
【0023】
ところで、上述の様に、汚物収集パイプ122は、U字形状を成しているため、図8に示す様に、使用者3の股間から図面下方に突出することとなる。従って、使用者3がオムツ12を装着してベッドなどに仰向けで横たわると、この汚物収集パイプ122や汚物収集カップ120の背面部(使用者3の臀部に位置する部分)により、使用者3の臀部が浮き上がってしまい、使用者3の寝心地が悪くなる。
【0024】
そこで、本実施形態では、図9に示す様に、使用者3が横たわるマット10には、汚物収集パイプ122および汚物収集カップ120の背面部を収容するための収容貫通穴102が形成されている。このマット10は、図10に示す様に、略円柱形に膨張するよう構成されたエアーセル100がマット10の長さ方向に適宜数(図示例では26本)並設されて構成されている。より具体的には、マット10の長尺方向の両端には、他とは寸法の違うエアーセル100a、100b(例えば、48mm×825mm)が配置され、これらのエアーセル100a、100bとの間に、エアーセル100d、100e(76mm×825mm)が交互に並設され、寸法が1920mm×825mmのマット10が構成される。
【0025】
また、マット10の図面左右両側の各々には、このマット10の長尺方向に延びる空気導入帯108a、108bが設けられている。空気導入帯108a、108bの各々の一端(図示例では、図面下端)には、図示せぬエアポンプと接続される空気注入口112が設けられており、この空気注入口112から注入された空気がエアーセル100b、100d、100eの各々に導かれるよう構成されている。
【0026】
さらに詳述すると、マット10にあっては、図面上方(使用者3の頭部方向)に位置する4本のエアーセル100a、100cを除き、100dには、空気導入帯108aから空気が導入され、エアーセル100eおよび100bには、空気導入帯108bから空気が導入される。また、使用者3の頭部に相当する箇所のエアーセル100、すなわち、エアーセル100a、100cの空気圧は、常に略一定圧に維持されており、これにより、枕が載置されたときのグラツキを抑え、使用者3が不快感を覚えることのないようになっている。
【0027】
また、このマット10にあっては、図面左側に配置された空気導入帯108aと連通するエアーセル100dと、図面右側に配置された空気導入帯108bと連通するエアーセル100eとが交互に並設されると共に、図面下端にエアーセル100bが併設されている。すなわち、マット10にあっては、空気の導入経路の異なるエアーセル100d、100eが交互に配置される構成となっているため、空気導入帯108a、108bに注入される空気圧の各々を適宜変更することにより、空気圧の互いに異なるエアーセルが交互に配置することになる。例えば、空気導入帯108a、108bの各々に注入される空気圧を交互に間欠的に増減させ、エアーセル100d、108eを膨張、収縮させれば、使用者3とマット10とが当接する場所を換えることができ、床ずれを防止することができる。
【0028】
また、このマット10の図面上下端には、固定穴110aが穿かれた縁110が設けられており、この固定穴110aに紐などを通し、ベッドの枠などに結び付けることにより、ベッド上にマット10を固定する様になっている。
【0029】
さらに、上述の様に、マット10のうち、使用者3の臀部から股間に相当する箇所には、汚物収集カップ120の汚物収集パイプ122および汚物収集カップ120の背面部を収容するための収容貫通穴102が形成されている。この収容貫通穴102は、マット10をくり抜いて成るものであるため、収容貫通穴102が形成されている箇所のエアーセル100d、100eの各々は、収容貫通穴102により左右に分断されても、収容貫通穴102の両側で空気の導通が図れる構成となっている。具体的には、図11に示す様に、収容貫通穴102によって分断された各エアーセル100d、100eには、収容貫通穴102を挟んだ両側での空気の導通を図るためのバイパスチューブ104が設けられている。
【0030】
なお、この他にも、図12に示す様に、収容貫通穴102によって分断されたエアーセルを、同じ空気導入帯108から空気が導入されるエアーセルとバイパスチューブ104により接続し導通させる構成としても良い。また、収容貫通穴102がマット10を貫通せず、単に凹状に形成される場合には、エアーセルが収容貫通穴102によって分断されることはないため、バイパスチューブ104を設ける必要が無いことは勿論である。
【0031】
以上説明した様に、本実施形態によれば、オムツ12に通気性が良い素材を用いたため、使用者3の肌がムレてしまうのが防止されると共に、汚物収集カップ120の周囲には、使用者3の身体にフィットする漏れ防止材123が設けられているため、汚物収集カップ120内の排泄物や汚水が漏れてしまうことがないと共に、使用者3へ締め付け感を軽減することができる。
【0032】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様にすぎず、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の範囲内で任意に変形可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、身体にフィットする漏れ防止材が設けられているため、汚物収集カップ内の排泄物や汚水が漏れてしまうことがないと共に、締め付け感を軽減した排泄物処理システムおよびオムツが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる排泄物処理システムの構成を示す図である。
【図2】同オムツの外観構成を示す斜視図である。
【図3】同オムツの構成を示す斜視図である。
【図4】同オムツ内部の展開図である。
【図5】同オムツ内の汚物収集カップ縁部に設けられた漏れ防止材の断面図である。
【図6】同オムツに設けられた汚物収集カップの構成を示す側面図である。
【図7】同汚物収集カップの断面図である。
【図8】同オムツカップを背面方向から見た斜視図である。
【図9】同マットに設けられた収容貫通穴を説明するための図である。
【図10】同マットの構成を示す図である。
【図11】同マットに設けられたバイパスチューブを説明するための図である。
【図12】同マットに設けられたバイパスチューブを説明するための図である。
【符号の説明】
1 排泄物処理システム
10 マット
12 オムツカップ
12a 腹当て部
12b 背当て部
14 排泄物処理装置
100 エアーセル
102 収容貫通穴
104 バイパスチューブ
120 汚物収集カップ
122 汚物収集パイプ
123 漏れ防止材
123a 発泡合成樹脂
123b クッション材
130a、130b、130c 洗浄ノズル

Claims (4)

  1. 股間にあてがわれるカップ部を備えたオムツと、前記オムツに接続され、前記カップ部内に排泄された排泄物もしくは汚水を吸引する一方で、前記オムツ内に洗浄水を送水する排泄物処理装置とを備えた排泄物処理システムにおいて、
    前記カップ部が取り付けられる前記オムツへ前記カップ部を縁取る様に、弾力性、および、伸縮性を備える漏れ防止材を備えたことを特徴とする排泄物処理システム。
  2. 前記漏れ防止材は、発泡ネオプレーン系の発泡合成樹脂素材の内部に低反発ウレタンフォームなどのクッション材を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の排泄物処理システム。
  3. 股間にあてがわれるカップ部と、当該カップ部から延在し使用者の臍下付近を覆う腹当て部と、当該カップ部から延在し使用者の臀部を覆う背当て部とを有してなるオムツにおいて、
    前記カップ部が取り付けられる前記オムツへ前記カップ部を縁取る様に、弾力性、および、伸縮性を備える漏れ防止材を備えたことを特徴とするオムツ。
  4. 前記漏れ防止材は、発泡ネオプレーン系の発泡合成樹脂素材の内部に低反発ウレタンフォームなどのクッション材を備えたものであることを特徴とする請求項3に記載のオムツ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016033933A1 (zh) * 2014-09-01 2016-03-10 京东方科技集团股份有限公司 一种便洁器杯罩结构以及便洁器

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