JP2004350402A - 自転車型発電装置および発電方法 - Google Patents

自転車型発電装置および発電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004350402A
JP2004350402A JP2003144272A JP2003144272A JP2004350402A JP 2004350402 A JP2004350402 A JP 2004350402A JP 2003144272 A JP2003144272 A JP 2003144272A JP 2003144272 A JP2003144272 A JP 2003144272A JP 2004350402 A JP2004350402 A JP 2004350402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
generator
bicycle
generators
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003144272A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tadokoro
一義 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003144272A priority Critical patent/JP2004350402A/ja
Publication of JP2004350402A publication Critical patent/JP2004350402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】安価で、かつ容易に作製することができる自転車型発電装置およびその発電装置を用いる発電方法を提供すること。
【解決手段】自転車型発電装置2は、自転車型の動力部60と、動力部60で発生したエネルギを電力に変換する発電部70とを含んで構成され、動力部60が、少なくとも、ペダルを備えたチェーンホイール15と、リア側の車輪12と車輪12が備えるリム18と、チェーンホイール15の回転を車輪12に伝達するチェーン16と、サドル13およびハンドル14とを備え、発電部70が、少なくとも、ロータを回転させるプーリ33a〜33eを有する発電機31a〜31eを備え、さらに、リム18の回転を発電機31a〜31eのプーリ33a〜33eに伝達する動力伝達手段(Vベルト36c)を含んで構成されている。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人力によって発電を行うための自転車型発電装置およびその発電装置を用いた発電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電には、火力、水力、原子力などをエネルギ源とする大規模な発電方法があり、それらによって商業規模の発電が行われている。その他に、環境に優しい発電方法として、風力発電、太陽光発電などの技術開発や実用化も進められている。
【0003】
一方、人力を利用するごく小規模な発電方法も提案されている。例えば、災害により緊急事態が発生した場所や山間などの電源のない場所で使用することができる小型で携帯可能な「足踏み式発電装置」が提案されている(特許文献1)。この発電装置は、フィットネス用のエアロバイクと呼ばれる装置に似た形態の発電装置であり、運転者がサドルに腰掛けてペダルを漕ぐと、クランクシャフトとギヤトレーンを介して連結された交流発電機が駆動し、発電される仕組みになっている。また、クランクシャフトとギヤトレーンと発電機が一体的に組み込まれており、携帯が容易なように、フレーム部が着脱可能に構成されている。
【0004】
上記の発電装置に類似する形態をした「自転車型人力蓄電装置」も提案されている(特許文献2)。この装置の場合には、ペダルを漕ぐことによって発生するクランクシャフトの回転が増速機により増速され、増速機に連結された動力伝達用の回転軸により、増速機の回転が発電機に伝達されるよう構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−275808号公報
【特許文献2】
登録実用新案第3033597号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の発電装置は、いずれも運転者がペダルを漕ぐことによりクランクシャフトを回転させ、ギヤ装置を用いて発電機に回転を伝達させるようになっている。人力による発電の場合、クランクシャフトの回転数が少ない。一方、回転数が多いほど、発電機から発生する電力が多くなる。そのため、クランクシャフトの回転数を高くする必要があり、上記のように、ギアトレーンや増速機などのギヤ装置が用いられている。これらのギヤ装置や、装置のフレームや、装置を組み込むベースなどは、それぞれの装置に適合するものを製作しなければならないので、小型の装置といえども装置の製造には多くの費用を必要とする。一方、人力による発電は、発生電力が少ないので、発電装置の製造コストが高い場合には、コストパフォーマンスに欠けるという問題点がある。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、安価で、かつ容易に製作することができる自転車型発電装置およびその発電装置を用いた発電方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び効果】
上記の課題を解決するために、本発明に係る自転車型発電装置(1)は、自転車型の動力部と、動力部で発生したエネルギを電力に変換する発電部とを含んで構成され、前記動力部が、少なくとも、ペダルを備えたチェーンホイールと、リア側およびフロント側の車輪とこれらの車輪が備えるリムと、前記チェーンホイールの回転を前記リア側およびフロント側の車輪に伝達するリア側およびフロント側のチェーンと、サドルおよびハンドルとを備え、前記発電部が、リア側とフロント側に設けられ、各発電部が、少なくとも、ロータを回転させるプーリを有する発電機を備え、さらに、前記リア側のリムの回転をリア側の前記発電機のプーリに伝達する動力伝達手段と、前記フロント側のリムの回転をフロント側の前記発電機のプーリに伝達する動力伝達手段とを含んで構成されていることを特徴としている。
【0009】
上記の自転車型発電装置(1)によれば、上記の動力部には自転車、発電部の発電機には自動車の発電機を利用して装置を構成することができる。しかも、これらの自転車や発電機には、廃棄される自転車やスクラップ化される自動車の発電機を使用することもできる。そのため、安いコストで、かつ簡単に自転車型発電装置を製作することができる。したがって、緊急の事態が発生した場所や一般の家庭、その他の電力を必要とする場所等で、手軽に利用することができる。また、自転車型発電装置の運転者に対して、発生した電力に応じて報酬を支払う方法で発電することも可能であるので、失業者が多い社会情勢下においては雇用創出効果があり、運転者の生活を支える一助ともなり得る。さらに、ダイエットを兼ねて自転車型発電装置を運転する人には、運動に応じて報酬を支払うようにすることもできるので、運動をする人には一石二鳥である。
【0010】
また、本発明に係る自転車型発電装置(2)は、自転車型の動力部と、動力部で発生したエネルギを電力に変換する発電部とを含んで構成され、前記動力部が、少なくとも、ペダルを備えたチェーンホイールと、リア側の車輪と該車輪が備えるリムと、前記チェーンホイールの回転を前記車輪に伝達するチェーンと、サドルおよびハンドルとを備え、前記発電部が、少なくとも、ロータを回転させるプーリを有する発電機を備え、さらに、前記リムの回転を前記発電機のプーリに伝達する動力伝達手段を含んで構成されていることを特徴としている。
上記の自転車型発電装置(2)によれば、上記の自転車型発電装置(1)によって得られる効果に加えて、発電部がリア側に集中しているので、装置をコンパクト化することができる。
【0011】
また、本発明に係る自転車型発電装置(3)は、上記の自転車型発電装置(1)または(2)において、前記発電部が2基以上の発電機を含み、前記動力伝達手段がVベルトにより構成されていることを特徴としている。
上記の自転車型発電装置(3)によれば、動力伝達手段にVベルトが用いられているので、装置構成が簡素化され、かつ動力を確実に効率よく伝達することができる。すなわち、安い費用で装置を作製することができ、かつ効率よく発電を行うことができる。
【0012】
また、本発明に係る自転車型発電装置(4)は、上記の自転車型発電装置(2)において、前記発電部が、3基以上の奇数個の発電機を含み、前記リムに対して遠い側に縦方向に配置された個数が1個多い発電機群と、前記リムに近い側に縦方向に配置された発電機群とによって構成され、2つの前記発電機群の間で交互するように、各前記発電機群の各前記プーリに対して、動力伝達手段である両面Vベルトが装着されていることを特徴としている。
【0013】
上記の自転車型発電装置(4)によれば、上記の自転車型発電装置(2)および(3)で得られる効果に加えて、1本のVベルトで多数の発電機に動力を伝達することができるので、装置のコンパクト化、効率的な発電を行うことができる。また、運転者がリア側を向いて運転できるように装置を構成することもできるので、運転者が発電部の状態を観察しながら運転することが可能である。その場合には、運転者が単調な作業の中で退屈さを感じることを、ある程度緩和する効果を期待することができる。さらに、フロント側の不要部が取り除かれているので、よりコンパクトな装置とすることができる。
【0014】
また、本発明に係る自転車型発電装置(5)は、上記の自転車型発電装置(2)において、前記発電部が、3基以上の奇数個の発電機を含み、前記リムに対して遠い側に縦方向に配置された個数が1個多い発電機群と、前記リムに近い側に縦方向に配置された発電機群とによって構成され、前記リムと前記リムに近い側に縦方向に配置された発電機群のうちの1台の発電機の前記プーリとの間に、動力伝達手段であるVベルトが装着され、前記1台の発電機のプーリと、前記リムに対して遠い側に縦方向に配置された発電機群のうち、前記1台の発電機に近接する2台の発電機のプーリとの間にVベルトが装着され、前記2台の発電機のそれぞれと前記1台の発電機を除くその他の2台の発電機との間に、それぞれVベルトが装着されていることを特徴としている。
【0015】
上記の自転車型発電装置(5)によれば、上記の自転車型発電装置(2)および(3)で得られる効果に加えて、発電部内で発電機に装着されているVベルトの着脱が容易であるので、稼働させる発電機の台数を好みに応じて選択することができる。したがって、運転者の体力、疲労度などに応じて運転者の負荷を変えることができるので、汎用性の高い、使いやすい装置が得られる。
【0016】
また、本発明に係る自転車型発電装置(6)は、上記の自転車型発電装置(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記ハンドルまたはその近傍に、少なくとも運転時間、発生電力量の表示部を含む表示盤を備えていることを特徴としている。上記の自転車型発電装置(6)によれば、表示盤には、運転者がどの程度の電力を発生させたか、どの程度のカロリーを消費したかがリアルタイムで表示されるので、運転者は、表示盤によって、労働の成果やダイエットの効果を運転しながら知ることができる。そのため、運転者の励みになる情報を提供するのに特に効果的である。
【0017】
また、本発明に係る発電方法は、上記の自転車型発電装置(1)〜(6)のいずれかを1台または複数台配置して人力により発電を行い、発生した電力に対して、電圧調整、蓄電、およびAC/DC変換またはDC/AC変換のうちの少なくとも1つの操作を行うことにより、利用可能な電力を発生させることを特徴としている。
【0018】
上記の発電方法によれば、交流と直流の電流を選択して利用することが可能である。また、複数台の自転車型発電装置を同時に運転した場合には、ほぼ台数に応じた電力が得られるので、台数に応じた電力を安定的に得ることができる。また、十分な電力が発生した場合には蓄電しておくことにより、必要時に電力を利用できるシステムとすることができるので、自転車型発電装置の実用性をより高めることができる。
【0019】
なお、本明細書でいう「自転車型」とは、主として、運転者がサドルに腰掛けて、脚でペダルを漕ぐことによってチェーンホイールを回転させ、その回転をチェーンによって車輪に伝達し、車輪を回転させる構造を意味する。また、運転者の向き、すなわちサドルに対するハンドルの向きは、前輪側と後輪(駆動輪)側のいずれでもよい。なお、前輪がなく駆動輪である後輪1つのみの装置の場合にも、便宜的に「後輪」と呼ぶものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照し、本発明の実施の形態に係る自転車型発電装置およびその発電方法を具体的に説明する。
図1は、実施の形態(1)に係る自転車型発電装置を示す側面図である。実施の形態(1)に係る自転車型発電装置1は、自転車型の動力部10と、リア側の発電部30と、フロント側の発電部40とを含んで構成されており、リア側の発電部30とフロント側の発電部40のそれぞれに、2基の発電機が設けられている例である。
【0021】
動力部10は、一般的な自転車本体の一部に改造が加えられた形態のものである。動力部10は、全体的には、フレーム11、後輪12、前輪22、サドル13、ハンドル14、チェーンリング15aとクランクシャフト15bとクランク15cとペダル15dで構成されるチェーンホイール15、リア側のチェーン16、ハブ17、スプロケット(フリーホイール)17a、リム18およびスタンド19、フロント側のチェーン26、ハブ27、スプロケット(フリーホイール)27a、リム28およびスタンド29などの構成要素を含んで構成されている。
【0022】
上記の各構成要素は、フレーム11に対して、直接的または間接的に装着されている。この中で、後輪12のハブ17の回転軸とリム18、前輪22のハブ27の回転軸とリム28とは、スポーク17b、27bを介して連結されている。また、スプロケット17a、27aは、チェーン16、26に噛み合い、後輪12、前輪22を一方向のみに回転させる機構(逆方向の回転はフリー)を有している。なお、通常の自転車では、リム18、28にタイヤが装着されているが、実施の形態に係る自転車型発電装置1ではタイヤは取り外されている。
【0023】
上記の動力部10には、通常の自転車の前輪に代えて、上記のように後輪12と同様に駆動可能な前輪22が取り付けられている。この前輪22には、一般的な自転車の後輪を転用することができる。すなわち、通常の後輪をそのままフロントフォーク24に固定すればよい。なお、上記のように、スプロケット17a、27aは一方の回転方向に対しては、回転がフリーな構造となっている。この場合、前輪22を回転させることの可否が問題となる。しかし、図1から明らかなように、通常の後輪をフロント側に取り付けた場合でも、フロント側のチェーン26の回転方向が、リア側のチェーン16の回転方向とは逆であるので、同一のチェーンホイール15により、後輪12と前輪22を同時に回転させることが可能である。むろん同時に回転をフリーにすることもできる。
【0024】
後輪12と前輪22の両者を回転させるためには、チェーンホイール15のチェーンリング15aは、2枚必要である。一方、一般に利用されている自転車には、18段、21段等の変速機付のものが多く、それらの自転車のチェーンホイールは通常3枚のチェーンリングで構成されている。したがって、自転車型発電装置1のチェーンホイール15は、上記のような多段変速機付の自転車のチェーンホイールを利用することによって容易に構成することができる。
【0025】
図1に示したリア側とフロント側のスタンド19、29は、動力部全体を地盤などの基盤に固定するためのものである。これらのスタンド19、29は、リア側はハブ17、フロント側はハブ27に固定するのがよい。また、基盤には、スタンド19、29をボルト等で固定することが望ましい。
【0026】
リア側の発電部30は、交流型または直流型の発電機31a、31bと、発電機31a、31bを固定する架台32とを含んで構成されている。ここで、発電機31a、31bは、そのロータを回転させるためのプーリ33a、33bの回転面と、後輪12の回転面とがほぼ一致する方向に固定されている。なお、発電機を複数台で構成する場合には、図1に示したように、縦方向(上下方向)に配置することが好ましい。
【0027】
発電機31a、31bのプーリ33a、33bとリム18との間は、動力伝達手段であるVベルト36a、36bによって連結されており、リム18の回転運動がプーリ33a、33bに伝達されるように構成されている。
【0028】
図2は、リア側のリム18と2基の発電機31a、31bのプーリ33a、33bとの間に、Vベルト36a、36bが掛けられた状態を示す模式的斜視図である。リム18の外周面には、Vベルト用の2本の溝18a、18bが設けられており、溝18aと発電機31aのプーリ33aとがVベルト36aによって、溝18bと発電機31bのプーリ33bとがVベルト36bによって連結されている。
【0029】
図3は、リム18の外周部の構造を示す断面図である。リム18の外周面側には、溝18aと18bが形成された溝付き部材18cが装着されている。この溝付き部材18cは、硬質のゴムなどで構成されており、リム18の外周面との間で滑りが生じないように、接着剤またはリムの外周面に設けられたアンカーピンなどによって固定されている。
【0030】
図1に示したフロント側の発電部40は、交流型または直流型の発電機31h、31iと、発電機31h、31iを固定する架台32とを含んで構成されている。また、リム28と発電機31h、31iとの間は、Vベルト36e、36fによって連結されている。フロント側の発電部40とリア側の発電部30とは、フロント側とリア側との相違があることを除くと、構成、機能等は同じであるので、フロント側の発電部40に関する詳細な説明を省略する。
【0031】
上記のように構成された自転車型発電装置1の場合には、チェーンリング15aのギア数の方が、リア側またはフロント側のスプロケット17a、27aのギア数より多く設定されている。そのギア比に応じて、後輪12または前輪22の回転数が増加する。さらに、リム18とリム28の径(正確には、リム18に取り付けられた溝付き部材18cの溝底部の径、またはリム28に取り付けられた溝付き部材の溝底部の径)と発電機31a、31bのプーリ33a、33bの径(溝底部の径)との比に応じて、プーリ33a、33bの回転数が多くなる。このように、発電機31a、31bのプーリ33a、33bの回転数は、チェーンリング15aの回転数に対して、2段階で増加された回転数となっているので、発電機31a、31bに効率よく発電を起こさせることができる。
【0032】
例えば、チェーンリング15aのギア数とスプロケット17a、27aのギア数比は33:14程度、リム18、28の径とプーリ33a、33bの径の比は120:11程度であるので、発電機31a、31bの回転数は、チェーンリング15aの回転数の26倍程度に増加する。また、クランクの回転数は、上記のギア比の場合、約25回転/分であるので、発電機31a、31bのロータの回転数は約650回転/分となる。したがって、十分に発電を行うことができる。
【0033】
図4は、発生した電力を電気機器等の電源として利用するためのシステムの一例を示すブロック図であり、(a)は発電機がオルタネータ(交流発電機)の場合、(b)は発電機がダイナモ(直流発電機)の場合である。図4(a)、図4(b)に示したブロック図は、いずれも発生した電力を直接利用する場合といったん蓄電する場合の両者を想定したシステムとなっている。
【0034】
図4(a)に示した発電部30における発電機31a、31bがオルタネータの場合には、発生電力を計測する交流型の電力量計52a、電力量の表示盤53、AC/DC変換器54、蓄電装置55、DC/AC変換器56、電圧調整器57を含んで構成されている。このシステムにおいて、発生した電力をそのまま利用する場合には、電圧調整器57を介して出力し、蓄電する場合には、AC/DC変換器54により直流に変換して蓄電する。蓄電された電力を利用する際には、直流電流を利用する場合には必要に応じて電圧調整器57により電圧調整して出力し、交流電流を利用する場合には、DC/AC変換器56により交流に変換した後、必要に応じて電圧調整器57により電圧調整して出力する。
【0035】
一方、図4(b)に示した発電部30における発電機31a、31bがダイナモの場合には、発生電力を計測する直流型の電力量計52b、電力量の表示盤53、蓄電装置55、DC/AC変換器56および電圧調整器57を含んで構成されている。このシステムにおいて、発生した電力をそのまま利用する場合には、電圧調整器57を介して出力し、蓄電する場合には、直接蓄電装置55に蓄電する。蓄電された電力を利用する際には、必要に応じて電圧調整器57により電圧調整して出力し、交流電流を利用する場合には、DC/AC変換器56により交流に変換した後、必要に応じて電圧調整器57により電圧調整して出力する。
なお、図4には、自転車型発電装置1により発生させた電力を利用するためのシステムの一例を示したが、電力の利用に当たっては、その利用形態に適合したシステムを適宜構成することが望ましい。
【0036】
図5は、実施の形態(2)に係る自転車型発電装置2を示す側面図である。自転車型発電装置2は、フロント側には発電装置がなく、リア側に発電装置が集中的に配置されている例であり、動力部60とリア側の発電部70とを含んで構成されている。なお、前述の実施の形態(1)に係る自転車型発電装置1の場合と共通する構成要素には同じ符号を付し、その構成要素に関する重複する説明は省略する。
【0037】
動力部60には、フロント側の発電機がないので、フロント側は、通常の自転車の前輪部に対して、スタンド29が追加された構造となっている。チェーンホイール15は、チェーンリング15aを1枚備えていればよいが、2または3枚程度とし、予備のチェーンリングとして使用可能な構成としておいてもよい。また、リム18の外周面には、動力伝達手段であるVベルト36c用の溝が1つ設けられている。この溝の形態は、図3に示したものとほぼ同様であるので、具体的な説明を省略する。ただし、図3には、2本の溝18aと18bが示されているが、自転車型発電装置2の場合には、溝は1本だけでよい。動力部60におけるその他の構成は、自転車型発電装置1と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0038】
発電部70は、プーリ33a〜33eを備えた5基の発電機31a〜31eで構成されている。5基のうち3基の発電機31a、31c、31e(以下、A群の発電機と記す)が、後輪12に対して架台72の遠い側に配置され、2基の発電機31b、31d(以下、B群の発電機と記す)が、後輪12に対して架台72の近い側に配置されている。なお、それぞれの発電機31a〜31eのプーリ33a〜33eの回転面と、後輪12すなわちリム18の回転面とは、ほぼ同じ面に位置するように固定されている。
【0039】
上記のA群の発電機31a、31c、31eの3基と、B各群の発電機31b、31dの2基は、群単位にほぼ上下方向に位置するように配置されている。そして、リム18と発電機31a〜31eのプーリ33a〜33eとは、1本の両面Vベルト36cによって連結されている。ここで、両面Vベルト36cは、A群とB群の間に交互に装着されている。すなわち、発電機31a〜31eの各プーリを、プーリ33a、33b、33c、33d、33eの順に巡るように取り付けられている。
【0040】
上記のように、Vベルト36cは、両面ともV型をしたタイプのものであるので、A群の発電機31a、31c、31eとB群の発電機31b、31dとの間に交互に装着されている場合でも、すべての発電機31a〜31eのプーリ33a〜33eを回転させることができる。
【0041】
図5に示した発電部70の場合には、A群の発電機31a、31c、31eとB群の発電機31b、31dが回転軸方向で同じ方向、すなわちプーリ33a〜33eの外側面が同じ向きになるように配置された例を示した。この場合には、A群とB群とでは発電機の回転方向が逆になる。A群とB群の発電機の回転方向をすべて同一にする必要がある場合には、A群の発電機31a、31c、31eとB群の発電機31b、31dとが対面するように配置すればよい。
【0042】
図6は、実施の形態(3)に係る自転車型発電装置3を示す側面図である。図6に示した自転車型発電装置3は、前述の自転車型発電装置2に対して、運転者が発電部70A側を向くようにし、発電機31a〜31gの基数を7基に増やしたタイプとなっている。
【0043】
自転車型発電装置3の場合には、動力部60Aのフロント側のフレーム11Aが縦方向で切断され、そこにスタンド29a部を兼ねた支柱66が接合されている。さらに、支柱66の上端部にサドル13が取り付けられている。また、ハンドル67は、サドル13が取り付けられていたシートピラー13a(図1参照)部に取り付けられている。ハンドル67の形状は、サドル13の位置との関係から、ステム67aを長くしたものとし、運転者が操作しやすい形状に設定されている。
【0044】
発電部70Aには、発電機として、7基の発電機31a〜31gが装備されている。また、動力部60Aは、上記の自転車型発電装置2に示されていた前輪22(図5参照)が取り除かれて、フロント側がコンパクト化された態様となっている。その他の構成は、自転車型発電装置2とほぼ同様である。
【0045】
発電部70Aは、7台の発電機31a〜31gを含み、A群の4台の発電機31a、31c、31eおよび31gと、B群の3台の発電機31b、31dおよび31fとに分けられている。これらの発電機31a〜31gとリム18との間は、1本の両面Vベルト36cによって連結されている。
【0046】
図5、図6から明らかなように、1本の両面Vベルトですべての発電機31a〜31eまたは31a〜31gを駆動する場合には、発電機31a〜31eまたは31a〜31gの総数は奇数とし、リム18に対して遠い側にあるA群の発電機の基数をB群より1台多くする。そのように配置することによって、リム18と1本の両面Vベルト36cだけで、すべての発電機31a〜31eまたは31a〜31gを駆動させることができる。
【0047】
自転車型発電装置3では、運転者が通常の自転車の後輪12側を向いて運転するので、ペダル15dを漕ぐ回転方向も通常の自転車とは逆向きになる。したがって、そのままではスプロケット17aのフリー回転方向に漕ぐことになるので、後輪12を回転させることができない。後輪12を回転させるためには、スプロケット17a部を裏返しに取り付けるか、通常の自転車とはフリー回転方向が逆向きのスプロケットを利用するといった対策を講じるようにする。
【0048】
この自転車型発電装置3の場合には、運転者が発電部70Aの状態を観察しながら運転することが可能である。したがって、運転者が、単調な作業の中で退屈さを感じるのを緩和する効果を期待することができる。また、フロント側の不要部が取り除かれているので、よりコンパクトな装置とすることができる。
【0049】
図7は、実施の形態(4)に係る自転車型発電装置4を示す側面図である。自転車型発電装置4は、図5に示した自転車型発電装置2に類似しており、図7に示した例では発電機が7台であること、ベルトのかけ方が異なる点が図5と相違している。図7に示したように、発電部70Bは、7台の発電機31a〜31gを含み、A群の4台の発電機31a、31c、31eおよび31gと、B群の3台の発電機31b、31dおよび31fとに分けられている。発電部70Bとリム18との間は、1本のVベルト36dによって、リム18と発電機31dの1台だけが連結されている。
【0050】
発電部70Bの各発電機31a〜31gの間は、図7に示したように、Vベルト37a、37b、37cによって連結されている。すなわち、発電機31a〜31gの手前側(図7における紙面の前面側)のプーリ33a〜33gのうち、3つのプーリ33a、33b、33cがVベルト37bで連結され、3つのプーリ33e、33f、33gがVベルト37cで連結されている。
【0051】
図8は、図7に示した発電部70Bの発電機31a〜31gの後側(図7における紙面の後面側)におけるベルトの装着を説明するための図であり、(a)は後側から見た側面図、(b)は図7における左方向の位置から見た発電機31aの側面図である。図8(b)に示したように、発電機31aには、回転軸の両側にプーリが装備されており、一方側が符号33a、他方側が符号331aで示されている。その他の発電機31b〜31gにも、図8(a)に示したように、プーリ331b〜331gが装備されている。
【0052】
上記の発電機31a〜31gのプーリ331a〜331gのうち、3台の発電機31c、31d、31eのプーリ331c、331d、331eが、Vベルト37aによって連結されている。なお、発電機31a、31b、31f、31gについては、プーリ331a、331b、331f、331gは必ずしも必要ではない。
【0053】
図7および図8に示したように、リム18と発電機31dとの間がVベルト36dで連結され、発電機31a〜31gの間がVベルト37a〜37cによって連結されているので、リム18の回転によって発電機31a〜31gのすべてを回転させることができるように構成されている。
【0054】
ここで、図7から明らかなように、Vベルト37bと37cには着脱に対する障害物がないので、着脱が容易である。Vベルト37bを外せば、発電機31a、31bの作動を停止させ、Vベルト37cを外せば、発電機31f、31gの作動を停止させることができる。すなわち、運転者が、7台の発電機31a〜31gのうち、稼働させる発電機を3台、5台、7台のいずれかの台数に選択することができる。
【0055】
なお、図7、図8には、発電部70Bが7台の発電機31a〜31gで構成されている場合を示したが、発電機をそれ以上の台数としてもよい。その場合には、追加された発電機が駆動されるように、回転が伝達されている発電機との間にVベルトを装着し、回転が伝達されるようにすればよい。
【0056】
図9は、自転車型発電装置1〜4に装備される表示盤の一例を示す図であり、(a)は外観を示す斜視図、(b)は表示画面を示す平面図である。この表示盤80は、動力部10、60、60Aのハンドル14、67またはその近傍などの運転者によく見える位置に取り付けられる。
【0057】
表示盤80は、ケース81の一面に設けられた画面82と記録媒体用開口部83を含んで構成されている。画面82には、運転時間表示部82a、発生電力表示部82b、発生電力量表示部82c、発生電力積算量表示部82d、カロリー消費量表示部82eなどが設けられており、さらに、運転時間表示部82a、発生電力量表示部82c、カロリー消費量表示部82eに対してはリセットボタン82f、82g、82hが設けられている。
【0058】
また、記録媒体用開口部83は、特定の運転者の発電実績がプリントされた記録紙を排出したり、フローピーディスク、コンパクトディスクなどの記録媒体にデータを保存する際に用いられるものである。データの出力や記録に関しては、表示盤80の用途や機能に応じて、必要な構成を選択することが好ましい。
【0059】
上記の表示盤80には、運転者がどの程度の電力を発生させたか、どの程度のカロリーを消費したかがリアルタイムで表示される。したがって、運転者は、表示盤80によって、労働の成果やダイエットの効果を運転しながら知ることができるので、運転者の励みになる情報を提供するのに特に効果的である。
【0060】
上記の自転車型発電装置1〜4では、発電機が複数基設けられている場合を示したが、発電機は複数基に限定されるものではなく1基(自転車型発電装置1の場合はリア側、フロント側に各1基)でもよい。発電機の基数は、適用される発電機の発電性能、発電機を回転させるための負荷等を考慮して設定することが望ましい。
【0061】
また、発電機には、価格、性能などの点から、自動車用のオルタネータ(交流発電機)、ダイナモ(直流発電機)などの発電機の廃品が適しており、そのどちらも利用することができる。両者のうち、オルタネータは、発電効率に優れているので特に好適である。ただし、電力の利用形態が直流電流の場合には、ダイナモを利用する方が有利な場合があるので、経済性等を考慮して発電機の型式を選ぶことが望ましい。
【0062】
最近は、変速機付の自転車が普及している。3段変速のシティサイクルのほか、18段、21段などの変速機付のマウンテンバイク型などの自転車も数多く利用されている。それらの自転車に取り付けられている変速機をそのまま利用することも効果的である。すなわち、フロントディレイラ、リアディレイラなどを利用し、ハンドルに取り付けられたコントロールレバーにより、車輪の回転を変速できるように設定する。運転者は、体力、疲労度等に応じて、変速機により、ペダルを漕ぐ負荷を選択することができるので、より使いやすい自転車型発電装置を得ることができる。
【0063】
また、リム18からプーリ33a〜33iへの動力伝達手段として、各プーリ33a〜33iを1本のVベルトで駆動する方法を示したが、各プーリ33a〜33iを例えば2本等の複数本のVベルトで動力を伝達するようにしてもよい。また、帯状のベルトでもよく、ギア等のVベルト以外の動力伝達手段を利用してもよい。
【0064】
また、図1、図5、図6および図7に示した自転車型発電装置1〜4に装備されるスタンド19、29は、Vベルト36a、36b、36d〜36f、両面Vベルト36c、チェーン16、26、リム18、28などのメンテナンスが容易なように、ハブ17、27から簡単に離脱させられる構造とすることが望ましい。そのためには、ハブ17、27を支持しているスタンド19、29のフレーム部の下端部に蝶番を設け、フレーム部がハブ17、27に対して外側に開き、外側に倒すことができる構造とするのがよい。
【0065】
以上、本発明の実施の形態に係る自転車型発電装置1〜4およびさらに別の実施の形態に係る自転車型発電装置を説明した。一方、本発明に係る発電方法は、これらの自転車型発電装置のいずれかを1台または複数台配置して人力により発電を行い、発生した電力に対して、電圧調整、蓄電、およびAC/DC変換またはDC/AC変換のうちの少なくとも1つの操作を行うことにより、利用可能な電力を発生させる。
【0066】
前述のように、上記の発電方法によれば、交流と直流のどちらの電流も利用することが可能である。また、複数台の自転車型発電装置を同時に運転した場合には、ほぼ台数に応じた電力が得られるので、電力を安定的に供給することができる。また、十分な電力が発生した場合には蓄電しておくことにより、電力を必要時に利用できるようにすることができるので、自転車型発電装置の実用性をより高めることができる。
【0067】
さらに、本発明に係る自転車型発電装置および発電方法を利用することにより、次のような様々な優れた効果が得られる。
家庭で本発明に係る自転車型発電装置を利用する場合には、発生させた電力を自家使用することにより、電気代等のエネルギ費を節約することができる。また、この発電装置の運転は、膝、踵等に過度の衝撃をかけることのない適度な強さの運動であるので、健康の維持、向上を図ることができるとともに、肥満気味の人にはダイエットの効果もある。
【0068】
スポーツクラブ等の施設におけるフィットネス機器として本発明に係る自転車型発電装置を利用する場合には、施設に設けられている機器等の装置類への電力の供給源となる。そのため、施設における買電の使用量が節約される。その節約された電力費は、施設の利用者に還元することができるので、利用者の施設利用代を安くするという利用者へのサービス向上を図ることができる。その結果、利用者が増加し、引いては多くの人の健康の維持、向上に結びつくという効果を期待することができる。
【0069】
また、公共団体等で本発明に係る自転車型発電装置を利用する場合には、働きたくても仕事がない状態にある人に仕事を提供することができるという有力な雇用創出対策になり得る。
【0070】
上記のような本発明に係る自転車型発電装置の利用による発電は、大気汚染などの環境汚染を起こす恐れが全くない。したがって、環境対策上有効な発電手段となり得る。特に、本発明に係る発電装置は安い費用で、かつ簡単に作製することができるので、発電装置を普及させることが容易であり、その普及によって上記のような様々な効果を期待することができるという産業上優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る自転車型発電装置を示す側面図である。
【図2】リア側のリムと2基の発電機のプーリとの間に、Vベルトが掛けられた状態を示す模式的斜視図である。
【図3】リムの外周部の構造を示す断面図である。
【図4】発生した電力を電気機器の電源として利用するためのシステムの一例を示すブロック図であり、(a)は発電機がオルタネータ(交流発電機)の場合、(b)は発電機がダイナモ(直流発電機)の場合である。
【図5】本発明の実施の形態(2)に係る自転車型発電装置を示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態(3)に係る自転車型発電装置を示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態(4)に係る自転車型発電装置を示す側面図である。
【図8】図7に示した発電部の発電機の後側(図7における紙面の後面側)におけるベルトの連結を説明するための図であり、(a)は後側から見た側面図、(b)は図7における左方向の位置から見た発電機の側面図である。
【図9】自転車型発電装置に装備される表示盤の一例を示す図であり、(a)は外観を示す斜視図、(b)は表示画面を示す平面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 自転車型発電装置
10、60、60A 動力部
11、11A フレーム
12 後輪
13 サドル
14、67 ハンドル
15 チェーンホイール
16、26 チェーン
17、27 ハブ
18、28 リム
19、29 スタンド
22 前輪
30、40、70、70A 発電部
31a〜31i 発電機
32 架台
33a〜33i、331a〜331g プーリ
36a、36b、36d〜36f、37a〜37c Vベルト
36c 両面Vベルト
80 表示盤

Claims (7)

  1. 自転車型の動力部と、動力部で発生したエネルギを電力に変換する発電部とを含んで構成された自転車型発電装置であって、
    前記動力部が、少なくとも、ペダルを備えたチェーンホイールと、リア側およびフロント側の車輪とこれらの車輪が備えるリムと、前記チェーンホイールの回転を前記リア側およびフロント側の車輪に伝達するリア側およびフロント側のチェーンと、サドルおよびハンドルとを備え、
    前記発電部が、リア側とフロント側に設けられ、各発電部が、少なくとも、ロータを回転させるプーリを有する発電機を備え、
    さらに、前記リア側のリムの回転をリア側の前記発電機のプーリに伝達する動力伝達手段と、前記フロント側のリムの回転をフロント側の前記発電機のプーリに伝達する動力伝達手段とを含んで構成されていることを特徴とする自転車型発電装置。
  2. 自転車型の動力部と、動力部で発生したエネルギを電力に変換する発電部とを含んで構成された自転車型発電装置であって、
    前記動力部が、少なくとも、ペダルを備えたチェーンホイールと、リア側の車輪と該車輪が備えるリムと、前記チェーンホイールの回転を前記車輪に伝達するチェーンと、サドルおよびハンドルとを備え、
    前記発電部が、少なくとも、ロータを回転させるプーリを有する発電機を備え、
    さらに、前記リムの回転を前記発電機のプーリに伝達する動力伝達手段を含んで構成されていることを特徴とする自転車型発電装置。
  3. 前記発電部が2基以上の発電機を含み、前記動力伝達手段がVベルトにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自転車型発電装置。
  4. 前記発電部が、3基以上の奇数個の発電機を含み、前記リムに対して遠い側に縦方向に配置された個数が1個多い発電機群と、前記リムに近い側に縦方向に配置された発電機群とによって構成され、2つの前記発電機群の間で交互に、これら発電機群の各前記プーリに対して、動力伝達手段である両面Vベルトが装着されていることを特徴とする請求項2に記載の自転車型発電装置。
  5. 前記発電部が、3基以上の奇数個の発電機を含み、前記リムに対して遠い側に縦方向に配置された個数が1個多い発電機群と、前記リムに近い側に縦方向に配置された発電機群とによって構成され、前記リムと前記リムに近い側に縦方向に配置された発電機群のうちの1台の発電機の前記プーリとの間に、動力伝達手段であるVベルトが装着され、前記1台の発電機のプーリと、前記リムに対して遠い側に縦方向に配置された発電機群のうち、前記1台の発電機に近接する2台の発電機のプーリとの間にVベルトが装着され、前記2台の発電機のそれぞれと前記1台の発電機を除くその他の2台の発電機との間に、それぞれVベルトが装着されていることを特徴とする請求項2に記載の自転車型発電装置。
  6. 前記ハンドルまたはその近傍に、少なくとも運転時間、発生電力量の表示部を含む表示盤を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の自転車型発電装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の自転車型発電装置を1基または複数基配置して人力により発電を行い、発生した電力に対して、電圧調整、蓄電、およびAC/DC変換またはDC/AC変換のうちの少なくとも1つの操作を行うことにより、利用可能な電力を発生させることを特徴とする発電方法。
JP2003144272A 2003-05-22 2003-05-22 自転車型発電装置および発電方法 Pending JP2004350402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144272A JP2004350402A (ja) 2003-05-22 2003-05-22 自転車型発電装置および発電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144272A JP2004350402A (ja) 2003-05-22 2003-05-22 自転車型発電装置および発電方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004350402A true JP2004350402A (ja) 2004-12-09

Family

ID=33531755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003144272A Pending JP2004350402A (ja) 2003-05-22 2003-05-22 自転車型発電装置および発電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004350402A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138714A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Hokuetsu Kogyo Co Ltd 発電機
JP2008220159A (ja) * 2007-02-08 2008-09-18 Shigekazu Hashimoto 簡易発電装置
JP2009103071A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Ikura Seiki Co Ltd 発電・蓄電装置
WO2009157912A1 (en) * 2008-06-23 2009-12-30 Hudson Worthington Harr Renewable energy generation system
WO2012050369A2 (ko) * 2010-10-14 2012-04-19 Kim Beyung Man 자전거를 이용한 발전장치
CN106081041A (zh) * 2016-06-30 2016-11-09 常石集团(舟山)造船有限公司 一种船舶节能装置
JP6347020B1 (ja) * 2017-12-27 2018-06-20 悦進 阿久津 駆動補助装置及びそれを適用した発電機
WO2021045608A1 (en) * 2019-09-03 2021-03-11 Haque Muhammad Reazul Smart assembly and method for unlimited power generation using series of rotatable members

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138714A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Hokuetsu Kogyo Co Ltd 発電機
JP4659595B2 (ja) * 2005-11-14 2011-03-30 北越工業株式会社 発電機
JP2008220159A (ja) * 2007-02-08 2008-09-18 Shigekazu Hashimoto 簡易発電装置
JP2009103071A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Ikura Seiki Co Ltd 発電・蓄電装置
WO2009157912A1 (en) * 2008-06-23 2009-12-30 Hudson Worthington Harr Renewable energy generation system
WO2012050369A2 (ko) * 2010-10-14 2012-04-19 Kim Beyung Man 자전거를 이용한 발전장치
WO2012050369A3 (ko) * 2010-10-14 2012-06-14 Kim Beyung Man 자전거를 이용한 발전장치
CN106081041A (zh) * 2016-06-30 2016-11-09 常石集团(舟山)造船有限公司 一种船舶节能装置
JP6347020B1 (ja) * 2017-12-27 2018-06-20 悦進 阿久津 駆動補助装置及びそれを適用した発電機
WO2019130512A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 悦進 阿久津 駆動補助装置及びそれを適用した発電機
WO2021045608A1 (en) * 2019-09-03 2021-03-11 Haque Muhammad Reazul Smart assembly and method for unlimited power generation using series of rotatable members

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6910992B2 (en) Tandem exerciser and power generator
JP2004350402A (ja) 自転車型発電装置および発電方法
WO2002041952A2 (en) Resistance exercise apparatus and trainer
US20070021277A1 (en) Upper and lower body exerciser
CN201482065U (zh) 椭圆健身机的自励发电装置
EP1815888A1 (en) Upper and lower body exerciser
TWI552917B (zh) Electric bicycle outside the transmission mechanism
KR20110064759A (ko) 발전 겸용 전동수단을 갖는 자전거용 바퀴
JP2007024025A (ja) 人力発蓄電装置
EP3341092A1 (en) Stationary exercise apparatus for indoor cycling
US6780143B2 (en) Eccentric cycling trainer
Gibson Turning sweat into watts
JP3096472U (ja) 運動器具
JP3137166U (ja) フィットネスマシン
Watterson An electric assist bicycle drive with automatic continuously variable transmission
CN206704428U (zh) 新型跑步自行车
KR200429307Y1 (ko) 상하체 운동기구
CN101036832A (zh) 脚踏式蹬力发电两用机
JP2009103071A (ja) 発電・蓄電装置
TWI774554B (zh) 複合式中置配套性能測試系統
CN220743282U (zh) 一种助力自行车
CN2880171Y (zh) 发电健身车
Garg et al. Design of Treadmill Cycle-Walking on Wheels
CN210992793U (zh) 一种斜坡式健身车
CN2251524Y (zh) 自行车传动装置