JP2007138714A - 発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】機外に別途設けられた動力発生手段からの動力の入力によって駆動する発電機において、発電機本体の出力周波数の調整を容易にする。
【解決手段】筐体3の側壁、図示の例ではフロントパネル31において入力軸4を機外に突設すると共に、前記入力軸4に連結される動力発生手段5(例えばトラクタ51)側、好ましくは動力発生手段5の操作位置から視認可能な前記筐体3上の位置に、前記発電機本体の出力周波数を視覚的に認識可能に表示する、周波数計71、周波数表示灯72等の周波数表示手段7(71,72)を設け、作業者による外部動力発生手段の操作に際し、発電機の出力周波数の確認を容易とした。
【選択図】図1

Description

本発明は発電機に関し、より詳細には基台上に発電機本体等の必要な機器を載置し、これを筐体で覆って収容したパッケージ型の発電機において、前記発電機のパッケージ内に発電機本体を駆動するためのエンジン等の動力発生源を備えておらず、例えばトラクタ等の車輌に搭載されたエンジンを動力発生手段とし、このエンジンの出力を前記トラクタ等の車輌に装備されたPTO(Power Take Off)軸等を介して入力することにより、発電機本体を駆動可能とした発電機の構造に関する。
屋外の工事現場、イベント会場、災害の被災地等における電源の確保において、基台上に発電機本体及びその他の必要な機器を載置すると共に、これを筐体で覆った、可搬式のパッケージ型発電機が使用されている。
このようなパッケージ型の発電機の動力発生源としては、通常エンジンが用いられており、このエンジンの出力を発電機本体に入力して発電機本体を駆動して、所望の周波数(一例として50Hz又は60Hz)の交流電源として用いられている。
ここで、発電機本体の出力周波数は、発電機本体の回転数によって変化することから、前述のように50Hz又は60Hzといった定格周波数を出力することができるように、発電機本体の出力周波数を表示する周波数計を発電機に設け、この周波数計によって発電機本体の出力周波数を確認しながら動力発生源であるエンジンの回転数を調整し、前記定格周波数を出力し得る回転数(定格回転数)で発電機本体を運転するように調整が行われる。
このような回転数の調整において、前記発電機本体の他に駆動源であるエンジンを共に筐体内に収容した、所謂「エンジン駆動型発電機」において、周波数計等の計器類を備えた制御盤にエンジンの回転数を調整するための調速レバーを配置し、周波数計を見ながらエンジンの回転数調整を可能としたものがある(特許文献1,2参照)。
なお、筐体内に駆動源であるエンジンを備えた前述の特許文献1,2に記載のエンジン駆動型発電機とは異なり、図3に示すように、筐体3内にはエンジン等の動力発生源を備えておらず、外部に設けられた動力発生源の出力を入力軸4を介して入力し、筐体3内に収容された発電機本体を駆動して発電可能とした発電機1(本明細書において「外部動力入力型発電機」という。)がある。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平10−288053号公報 特開2003−193856号公報
前述のように、筐体内に動力発生源としてエンジンを収容したエンジン駆動型発電機にあっては、発電機本体の出力する周波数等を表示する周波数計と、エンジンの駆動制御のための調速レバー等を同一の制御盤上に設け、周波数計を確認しながらの調速を容易に行うことができる。
しかし、筐体3内にエンジンなどの動力発生手段を収容せず、外部に設けられた動力発生手段の回転駆動力の入力を受けて初めて発電機本体の駆動が可能となる前述の外部動力入力型発電機1(図3参照)にあっては、前記筐体3を貫通して機外に突出する入力軸4を備え、この入力軸4を介して発電機とは別個独立した装置である動力発生源、例えばトラクタ等の車輌に搭載されたエンジンの出力を入力して駆動するように構成されている。
そのため、動力発生手段の速度調整を行うための調速レバー等は、動力発生手段を備えた例えばトラクタの運転席等に設けられており、周波数計等を備えた発電機1の制御盤とは別個独立して設けられている。
しかも、発電機1の駆動中、前記入力軸4にはドライブシャフト等の連結部材を介して動力発生手段の出力軸(例えばトラクタのPTO軸)が連結され、これらが高速で回転していることから、入力軸4が突設された筐体3の側壁(フロントパネル)31と動力発生手段間に人が入り込んで作業をすることは危険を伴う。
そのため、発電機1のフロントパネル31には、前述の制御盤や端子盤等を設けることはせず、これらは通常、前記フロントパネル31と対向する筐体3の側壁(リヤパネル)32に設けられている。
このように、筐体3のリヤパネル32に設けられた制御盤や端子盤は、発電機に連結された動力発生手段側から死角に位置し、制御盤に設けられた周波数計を見ようとすれば、作業者は発電機1のリヤパネル32側に回り込む必要がある。
例えば、発電機1の駆動をトラクタに搭載されたエンジンによって行う場合、トラクタに装備されたPTO軸を発電機1の入力軸4に連結すると、作業者は、トラクタの運転席側から発電機1の周波数計を見ることができない。そのため、発電機本体の出力周波数の調整に際して、PTO軸の調速はトラクタの運転席で行い、この操作の結果変動した発電機1の出力周波数は、運転席を降りて発電機1のリヤパネル32側に回り込んで周波数計によって確認し、この出力周波数に基づいて、再度トラクタの運転席に戻って調速レバーを操作する等の一連の動作を繰り返してPTO軸を介して出力する回転数を決定する必要がある。
又は、発電機1のリヤパネル32に対向して周波数計が表示する数値を読み上げる者を別途に配置しておき、この者が読み上げた周波数に応じて調速レバーを調整してPTO軸の出力する回転数を調整する必要がある。
このように、発電機本体の出力周波数にあわせて動力発生手段の出力を調整する作業は、極めて困難かつ煩雑である。
なお、前述のトラクタのように、PTO軸を備えた車輌のエンジンを動力発生手段とする場合、この種の車輌には変速装置によってPTO軸の回転数を変化させることができるように構成されているだけでなく、PTO軸の正・逆転を切り替えることができるように構成されている。
そして、変速装置の誤った操作によってPTO軸の出力を発電機が要求する指定回転方向とは逆に回転すると、発電機から逆相の電力が出力されることから、例えばこの発電機からの電力の供給を受けて作動する機器が三相交流モータを備える場合には逆回転する等、発電機を電源とする各種機器が正常に動作しなかったり、又は破損するおそれもある。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術における欠点を解消するために成されたものであり、エンジン等の動力発生手段を備えていない外部動力入力型発電機において、外部動力発生手段の操作を行いながらであっても、発電機の出力周波数を容易に確認することができる構造を備えた発電機を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、前記回転数の調整と共に、前記発電機の指定回転方向に対して外部の動力発生手段によって入力された回転方向が逆方向であることを作業者に容易に認識させることのできる構成を備えた発電機を提供することにより、この発電機を電源とする各種機器の誤動作や破損等の発生を未然に防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の発電機1は、筐体3内に収容された発電機本体と、前記発電機本体に動力伝達手段等を介して一端を連結された入力軸4を有し、前記筐体3の側壁の1つ(フロントパネル31)を貫通させて前記入力軸4の他端を機外に突設すると共に、前記入力軸4の他端に機外に設けられた動力発生手段5(例えばトラクタ51のエンジン)の出力軸(PTO軸52)を連結することで前記発電機本体を駆動可能とした発電機1において、
前記入力軸4に連結される動力発生手段5側から視認可能な前記筐体3上の位置に配置され、前記発電機本体の出力周波数を視覚的に認識可能に表示する視覚的周波数表示手段7(71,72)を設けたことを特徴とする(請求項1)。
前記構成の発電機1において、前記視覚的周波数表示手段7として、周波数計71を前記入力軸4が貫通する筐体3の側壁(フロントパネル31)の上方部分、又は前記筐体3のルーフ33に設けることができる(請求項2)。
また、前記周波数計71と共に、又は前記周波数計71に代えて、前記発電機本体の出力周波数が定格周波数であること、及び/又は定格周波数外の周波数であることを表示する表示灯(周波数表示灯72)を設けても良い(請求項3)。
さらに、前記視覚的周波数表示手段7(71,72)に代え、又は前記視覚的周波数表示手段7(71,72)と共に、前記発電機本体の出力周波数が定格周波数であること、及び/又は定格周波数外の周波数であることを、前記入力軸4に連結された動力発生手段5側において聴取可能な音の発生によって表示する、聴覚的周波数表示手段を設けることができる(請求項4)。
前記各構成の発電機1において、さらに予め設定された回転方向に対し、前記発電機本体が正転及び/又は逆転していることを視覚的に認識可能に表示する、表示灯(回転方向表示灯81)等から成る回転方向表示手段8を、前記入力軸4に連結された動力発生手段5側から視認可能な前記筐体3上の位置に設けるものとしても良い(請求項5)。
前述の回転方向表示手段8としては、前述のように、視覚的に認識可能に回転方向を表示する回転方向表示手段8、例えば回転方向表示灯81と共に、又はこれに代えて、前記入力軸4に連結された動力発生手段5側において聴取し得る音によりこれを表示する聴覚的な回転方向表示手段を設けるものとしても良い(請求項6)。
以上説明した構成により、動力発生手段の操作を行う作業者は、入力軸に連結された動力発生手段側に居ながらにして発電機本体の出力周波数を確認することが可能となった。
その結果、動力発生手段の操作位置(制御盤の前面や運転席等)でこの動力発生手段の出力回転数の調整を行いながら、このような操作位置から離れることなく発電機本体の出力周波数を確認することができ、その結果、動力発生手段の出力回転数を、発電機本体の定格回転数に調整することが容易となった。
また、外部の動力発生手段が発電機に入力している回転方向を表示する回転方向表示手段を設けたことから、発電機に対して入力が要求されている回転方向とは逆転方向の回転駆動力の入力がされている場合、これを直ちに作業者に認識させることが可能となり、発電機の出力が逆相となることによりこの発電機を電源とする各種機器等の誤動作や破損を防止できた。
次に、本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。
本発明の発電機1は、基台2上に載置された発電機本体、前記発電機本体に回転駆動力を伝達する動力伝達手段、その他の必要な機器(図示せず)をいずれも筐体3で覆ってパッケージ型の発電機として構成したものであり、この筐体3の側壁の1つ(フロントパネル)31には、前記フロントパネル31を貫通して、前記動力伝達手段を介して発電機本体に外部の動力発生手段5からの回転駆動力を入力する入力軸4が突設されている。
この発電機1の筐体3の側壁には、この発電機1の制御を行うためのスイッチ類が設けられた制御盤、この発電機1を電源とする各種機器を接続するための端子板等(図示せず)、必要な機器が設けられていると共に、筐体3を開放して内部を保守、点検等するための開閉扉36が筐体3側壁に設けられている。
本実施形態にあっては、前述の入力軸4を設けたフロントパネル31と対向する側壁(リアパネル)32に、前述の制御盤を設けると共に、筐体3の右側壁34に、前記保守・点検用の開閉扉36を設け、前記筐体3の左側壁35に、前記端子板と周波数表示手段7及び回転方向表示手段8を設けている。
以上のように構成された外部動力入力型発電機1において、この発電機1には、前記入力軸4が設けられたフロントパネル31側、すなわち動力発生手段側で調速作業を行う作業者に発電機本体の出力周波数を知らせる周波数表示手段と、前記入力軸4を介して入力された回転方向力を表示する回転方向表示手段が設けられている。
図1に示す実施形態において、前記入力軸4に連結された動力発生手段側の位置より視認可能な位置の前記筐体3上に、作業者が視覚によってこの周波数を認識し得る周波数表示手段7として周波数計71及び周波数表示灯72を設けると共に、視覚によって回転方向を認識し得る回転方向表示手段8として回転方向表示灯81を設けている。
これらの表示手段を設ける位置としては、前記入力軸4が突設されたフロントパネル31の上方寄りの部分、又は、前記筐体3のルーフ33の前記フロントパネル31寄りの部分に設けることが好ましい。
もっとも、これらの各表示手段の視認性を確保し得るものであれば、これらをリアパネル32側のルーフ33上に設ける等、図示の実施形態に限定されず、いずれの位置に設けても良い。
前述の周波数表示手段7として設けられた周波数計71は、発電機1に連結された動力発生手段5の操作位置、例えばこの動力発生手段が後述するようにトラクタに搭載されたエンジンである場合には、トラクタの運転席からであっても表示された数値を読み取ることかできるよう、比較的大型のものを採用することが好ましい。
また、図示の実施形態にあっては、このような周波数計71として指針の指し示す位置により出力周波数を表示する周波数計(アナログ計)を設けているが、このような周波数計71に代え、例えばデジタル表示の周波数計を設けても良い。
さらに、前述の周波数計71と共に周波数表示手段7として設けた周波数表示灯72は、発電機本体の出力周波数が予め設定された定格周波数を出力していること、又は、定格周波数から外れた周波数を出力していることを、点灯方法(点灯、消灯、点滅等)や点灯色の変化によって表示するように構成されており、これにより、発電機本体の出力周波数を確認することができるように構成されている。
なお、点灯方法や点灯色の変化により、発電機本体の出力周波数が定格周波数外であるとき、この出力周波数の定格周波数に対して、高・低側のいずれの周波数が出力されているかを表示可能としても良い。
なお、図1に示す実施形態にあっては、周波数表示灯72を単一の表示灯によって構成し、発電機の出力周波数が定格周波数であるときに、周波数表示灯72が点灯するように構成しているが、複数の表示灯を設け、いずれの表示灯が点灯しているかにより、又は点灯(又は点滅、消灯等)している表示灯の組合せにより、発電機本体の出力周波数を確認することができるようにしても良い。
また、図1において、前記周波数表示灯72に隣接して配置された表示灯81は、入力軸4を介して入力された回転方向を点灯、消灯、点滅等の方法、又は点灯色の変化等によって表示する回転方向表示手段8(回転方向表示灯81)で、本実施形態にあっては、この回転方向の表示灯によって、入力された回転方向が発電機の指定回転方向に対して逆方向である場合に点灯して警告する警告灯としている。
もっとも、この実施形態とは逆に、入力された回転方向が発電機の指定回転方向と同方向のとき点灯し、逆方向のとき消灯するようにしても良く、又は逆方向のときには赤く、正転方向のときには青く点灯する等、点灯時の表示色を変化させることで回転方向を表示するように構成しても良く、さらには2つの表示灯を設け、いずれの表示灯が点灯しているかにより、回転方向を認識可能としても良い。
この回転方向表示手段8は、発電機1に設けた前述の入力軸4の回転方向、又は発電機本体の回転方向を検出する回転方向検出手段(図示せず)の検知信号に基づき、前述の回転方向を表示するもので、この回転方向検出手段としては、前記入力軸4や発電機本体の回転方向を検出する回転センサを使用しても良く、又は、発電機本体の逆回転により逆相の出力があったことを検出する反相リレーによって回転方向を検出するものとしても良い。
図示の実施形態において、前述の周波数計71、周波数表示灯72及び回転方向表示灯81は、いずれもフロントパネル31の上方部分に、このフロントパネル31が形成する平面と同一平面上に配置されているが、図示の実施形態に限定されず、これらの表示手段を例えば斜め上方を向くように傾斜して配置しても良く、また、筐体3のルーフ33上に、ルーフ33と同一平面となるように又は傾斜して取り付けても良く、さらにはルーフ33の上方に立設しても良く、前記入力軸4に接続される動力発生手段5側からの視認性が良好な位置及び取り付け状態であれば、如何なる状態で取り付けても良い。
また、前記フロントパネル31、又はルーフ33上に、このような各表示手段71,72,81の傾斜角を可変と成すように取り付け、連結する動力発生手段の変更に伴う作業者の位置変更に対応して、作業者から見易い向きに表示手段を傾斜させることができるよう構成しても良い。
また、図示の実施形態にあっては、周波数計71と周波数表示灯72を隣接して設けたが、周波数計71と周波数表示灯72とは、それぞれ別の位置に設けても良く、例えば本実施例のように点灯、消灯という比較的遠方からでも確認し易い方法で表示する周波数表示灯72は、筐体3のルーフ33上のリヤパネル32寄りの位置に設けても良い。
筐体3のリヤパネル32に制御盤等を配置した本実施形態の発電機1にあっては、このようにリヤパネル32寄りのルーフ33上にこれらの表示手段を設けると、制御盤からの距離が近くなり、配線等のとりまとめが容易で作業上便利である。
なお、図1に示す実施形態にあっては、周波数計71と周波数表示灯72の双方を設ける例を示したが、必ずしも両者共に設ける必要はなく、このうちのいずれか一方のみを設けるものとしても良い。
また、前述の回転方向表示手段8(回転方向表示灯81)と共に、又はこれに代え、前記回転方向検出手段が入力軸4又は発電機本体の逆回転を検出したとき、電源遮断器(図示せず)にこの検出信号を送信し、発電機の出力を停止できるように構成しても良い。
以上、図1を参照して説明した構成にあっては、前述の周波数表示手段7及び回転方向表示手段8を、いずれも、作業者の視覚に訴える、視覚的な表示手段として構成したが、この周波数表示手段7及び回転方向表示手段8は、前述の視覚的な表示手段に代えて、又は視覚的な表示手段と共に、警告音等の発生と停止、又は警告音の変化等、音によって発電機本体の出力周波数及び/又は発電機本体に入力された回転方向を作業者の聴覚に訴える表示手段(聴覚的表示手段)として構成することもできる。
一例として、本実施形態にあっては、発電機1の出力周波数が、定格周波数より外れているとき、警告音を発し、定格周波数であるとき、この警告音が止むように構成し、また、発電機1に対し逆方向の回転が入力されているときに警告音を発し、正転時には警告音が止むように構成した。もっとも、この実施形態に限定されず、発電機の周力周波数、回転方向を音により表示可能であれば、如何なる方法で表示しても良い。
このような聴覚的表示手段として前記周波数表示手段7及び/又は回転方向表示手段8を構成する場合には、これらの表示手段より発せられた音が、動力発生手段5側で作業する作業者に聴取可能であれば、前記視覚的表示手段とは異なり、その配置位置は特に限定されず、例えば筐体3内の外部からは隠れた位置にこれらの表示手段を配置するものとしても良い。
以上のように構成された本発明の発電機1において、その入力軸4には、一例として図2に示すようにトラクタ51のPTO軸52をドライブシャフト6等の連結手段を介して連結し、このPTO軸52、及びドライブシャフト6を介して、トラクタ51のエンジン(動力発生手段)5の出力を発電機1の入力軸4に入力可能としている。
このトラクタ51は、その後部側にPTO軸52を備え、ドライブシャフト6を介してこのPTO軸52に前記発電機1の入力軸4を連結すると、トラクタ51上に設けられた運転席53に着座している作業者は、後方を振り返ることにより発電機1の筐体3のフロントパネル31及びルーフ33を見下ろせる位置にある。
そして、このような連結状態においてトラクタ51のPTO軸52を回転させると、ドライブシャフト6を介して発電機1の入力軸4が回転し、筐体3内に収容された発電機本体が回転する。
発電機1の出力周波数は、トラクタ51のPTO軸52の回転数に同調して変化し、回転数の増加に伴い周波数が上昇し、また、逆にPTO軸の回転数の減少に伴い周波数も減少する。この出力周波数の変化は、筐体3のフロントパネル31の上方部分の見易い位置に設けられた周波数計71、周波数表示灯72等の周波数表示手段7によって表示され、また、音による周波数表示手段が設けられている場合には、この周波数の変化が警告音の有無又は変化等として表示される。
作業者は、この周波数表示手段7によって表示された出力周波数の変化を視覚的、及び/又は聴覚的に確認しながら、トラクタ51の運転席53に設けられたPTO軸52の変速装置を所定位置に切り替え、エンジンの調速レバーを調整し、発電機1の出力周波数が定格値(一例として50Hz又は60Hz)になるよう調整する。
前述の周波数表示手段7が、周波数計71や周波数表示灯72等の視覚的な表示手段である場合、この周波数表示手段7は筐体3のフロントパネル31の上方部分や、筐体3のルーフ33の前記フロントパネル31寄りの位置等、トラクタ51の操作位置(座席53)側から視認可能な位置に設けられていることから、作業者はトラクタ51を降車することなく、発電機本体の出力周波数を確認して、入力すべき回転数の調整を行うことができる。
また、前記視覚的な表示手段に代え、又は視覚的な表示手段と共に、音により出力周波数を表示する聴覚的表示手段が設けられている場合には、作業者はこの聴覚的表示手段によって発せられる警告音の有無、又は変化等に従って、発電機1に入力する回転数の調整を行うことができ、同様にトラクタ51を降車することなく発電機1の出力周波数を確認して調整作業を行うことができるだけでなく、後方を振り返ることなく運転席に着座して、手元の調速レバー等に視線を置いた状態でこのような調整作業を行うことができ、操作ミス等を防止できる。
作業者が、トラクタ51の運転席53に設けられた変速装置の操作ミス等によって、PTO軸52を発電機1の指定回転方向とは逆方向に回転させた場合、入力軸4や発電機本体の回転方向を検出する回転方向検出手段がこの逆転方向の回転の入力を検出し、回転方向表示手段8によって逆回転の入力がされていることが表示される。
回転方向表示手段8が、回転方向表示灯81等の視覚的表示手段である場合には、このような逆転方向の入力が行われていることが回転方向表示灯81の点灯、点滅、消灯等によって表示され、また、回転方向表示手段8が聴覚的表示手段である場合には、このような逆方向の回転の入力状態にあることが例えば警告音の発生によって表示され、これによって作業者に逆転方向の入力がされていることを認識させる。
なお、回転方向表示手段8が聴覚的表示手段であり、また、前述の周波数表示手段7が同様に聴覚的表示手段である、又は聴覚的表示手段を備える場合には、周波数表示手段7が発する警告音と、回転方向表示手段8が発する警告音とを別の音とする等、両者を識別し得るように構成する。
なお、前記回転方向表示手段8と共に、又は前記回転方向表示手段8に代えて、回転検出手段が検出した逆回転の検出信号を電源遮断器に入力し、回路を遮断するように構成してもよく、この場合には電源遮断器によって発電機1の出力が停止して、発電機に接続された各種機器に対する電力の供給が行われず、これらの機器の誤作動や破損を防止できる。
本発明の発電機の外観斜視図。 本発明の発電機をトラクタに連結した状態の説明図。 外部動力入力型発電機の外観斜視図。
符号の説明
1 (外部動力入力型)発電機
2 基台
3 筐体
31 フロントパネル
32 リヤパネル
33 ルーフ
34,35 左,右側壁(サイドパネル)
36 開閉扉
4 入力軸
5 動力発生手段(トラクタ51のエンジン)
51 トラクタ
52 PTO軸
53 運転席
6 ドライブシャフト
7 周波数表示手段
71 周波数計
72 周波数表示灯
8 回転方向表示手段
81 回転方向表示灯

Claims (6)

  1. 筐体内に収容された発電機本体と、前記発電機本体に一端を連結された入力軸を有し、前記筐体の側壁の1つを貫通させて前記入力軸の他端を機外に突設すると共に、前記入力軸の他端に機外に設けられた動力発生手段の出力軸を連結することで前記発電機本体を駆動可能とした発電機において、
    前記入力軸に連結される動力発生手段側から視認可能な前記筐体上の位置に配置され、前記発電機本体の出力周波数を視覚的に認識可能に表示する視覚的周波数表示手段を設けたことを特徴とする発電機。
  2. 前記視覚的周波数表示手段として周波数計を前記入力軸が貫通する筐体側壁の上方部分、又は前記筐体のルーフに設けた請求項1記載の発電機。
  3. 前記視覚的周波数表示手段として、前記発電機本体の出力周波数が定格周波数であること、及び/又は定格周波数外の周波数であることを表示する表示灯を設けた請求項1又は2記載の発電機。
  4. 前記視覚的周波数表示手段に代え、又は前記視覚的周波数表示手段と共に、前記発電機本体の出力周波数が定格周波数であること、及び/又は定格周波数外の周波数であることを、前記入力軸に連結された動力発生手段側において聴取可能な音の発生によって表示する、聴覚的周波数表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の発電機。
  5. 予め設定された回転方向に対し、前記発電機本体が正転及び/又は逆転していることを視覚的に認識可能に表示する回転方向表示手段を、前記入力軸に連結された動力発生手段側から視認可能な前記筐体上の位置に設けたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の発電機。
  6. 予め設定された回転方向に対し、前記発電機本体が正転及び/又は逆転していることを前記入力軸に連結された動力発生手段側において聴取可能な音により表示する回転方向表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の発電機。
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