JP2004349991A - 情報通信方法、情報通信システム及び情報通信端末 - Google Patents

情報通信方法、情報通信システム及び情報通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の条件情報に沿った端末のグループを形成するとき、グループへの参加の可否をサーバや他の端末と確認しあったり、端末の位置情報をもとに判定をすることは、端末側にはグループへの参加に必要な条件情報の事前設定が必要であり、グループをまとめる端末には範囲情報の準備が必要になり煩雑である。
【解決手段】グループへの参加条件情報に使い捨て型のグループ属性情報を利用することで、グループへの参加において特定範囲の判定や参加のための相互確認を伴わずに、自動的に情報を共有するグループを形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はグループを形成した複数端末間において情報の通信を行う通信システムに関わり、特に前記グループの形成方式に関わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、「その場に応じてグループを構成するメンバー間の簡単な操作のみによって容易に臨時の近距離通信ネットワークを構築する」技術がある(例えば、特許文献1)
【特許文献1】
特開2002−247052(要約の課題、段落0008)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、マスター機で「当初には、適当なキーワードをキー入力部13による入力(ステップM01)」(段落0031、図4)が必要である。また、スレーブ機から当該キーワードに対応するキーワードの入力がある必要がある(図4のM03)。さらに、「マスター機の所持者は、グループでの臨時ネットワークを構築するかどうか、グループの承認操作、具体的には「OK」であるか「NG」であるかの選択を行う(ステップM04)」(段落0039、図4)必要がある。従って、従来技術では、マスター機が宣言したキーワードをスレーブ機の所持者が把握している必要があるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明では、上記問題を解決し、簡単な操作でグループを形成し、情報通信することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明によって達成される。
【0006】
上記発明により、情報通信端末の所持者が、キーワードを把握していなくても、表示部に表示されたグループに参加するか否かの選択を行う、といった簡単な操作でグループを形成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図示した各実施例によって説明する。図1は、本発明の第一実施例に係わる情報通信システムの運用概念図である。本実施例はスーパーマーケットや駅、空港、遊園地、高速道路などの入り口やフロア間の境界等に設置された後述のゲート端末2の近くを、通信端末1を持ったユーザ5が通過するように誘導するためのゲートエリア30が設けられており、ユーザ5がゲートエリア30に設置されたゲート端末2から後述のグループ属性情報3を無線通信にて受信する場合を想定している。グループ属性情報3を受信した通信端末1は同じグループ属性301を有する他の通信端末と相互に各々が保持する情報を共有しあうことが出来るグループを自動的に形成する。ここで、1aは未だグループ属性情報3を受信していない通信端末、1bはゲート端末からグループ属性情報3の受信を行っている最中の通信端末、1cから1hは既にグループ属性情報3を受信し相互に共有情報4の送受信を行っている通信端末、1iと1jはグループ属性情報3が無効になり再び通信端末1aと同等の状態に戻った通信端末である。2はゲート端末でグループ属性情報3を記憶し、これを無線で通信端末へ送信する通信機能を備える。3はグループ属性情報であり、各通信端末はこの属性情報3を用いてお互いを認識し合い、認識をし合った通信端末同士が一つのグループを形成するために使われる。4は各通信端末が保持している情報の内、グループ属性情報3によって特定のグループを形成したときに、相互に参照をする情報で共有情報である。
【0008】
図2は、本発明の第一実施例の通信端末1の構成の詳細を説明するものである。図2において、5は通信端末2のユーザ、6は通信端末1を制御する端末制御部で、後述のグループ属性情報受信制御部7やユーザI/F13を制御する端末マネージャ601とグループ共有情報通信制御部10やグループ共有情報記憶部12を制御する情報共有マネージャ602を有する。7はグループ属性用無線通信部8の制御を行うグループ属性受信制御部で、端末マネージャ601から属性の取得を命ずる属性取得18を受けると起動して、グループ属性用無線通信部8にグループ属性情報3の受信をさせ、さらに同受信されたグループ属性情報3をグループ属性用無線通信部8から取込み、これをグループ属性情報記憶部9に格納する。8は前記グループ属性受信制御部7に制御されるグループ属性用無線通信部で、ゲート端末2から送信されるグループ属性情報3を受信し、これをグループ属性受信制御部7へ出力する。
【0009】
9はグループ属性受信制御部7が取込んだグループ属性情報3を格納するためのグループ属性情報記憶部、10はグループ共有情報通信制御部で、前記情報共有マネージャ602から共有情報の受信を情報取得19で命じられると、グループ属性情報記憶部9からグループ属性情報3を読み出し、この属性情報に基づいて同じグループに属する他の通信端末を探し出し、その端末に対して共有情報4の提供(送信)を求め、同情報の提供を受信するとこれを情報共有マネージャ602へ出力する。11はグループ共有情報通信制御部10から制御されて共有情報4の送受信を他の通信端末と無線で行うグループ共有情報用無線通信部である。12は情報共有マネージャ602がグループ共有情報通信制御部10とグループ共有情報用無線通信部11を介して送受信する共有情報4を保持するための共有情報記憶部である。13はユーザ5からのボタン操作や情報入力を受ける入力部14や逆に端末マネージャ601から送られた共有情報4の表示やユーザ5への操作要求等を行う出力部15の制御を行うユーザI/F部である。16はグループ属性用無線通信部8に接続されたグループ属性用アンテナである。17はグループ共有情報用無線通信部11に接続された共有情報用アンテナである。
【0010】
18はグループ属性受信制御部7にグループ属性情報3の受信を命じるためのメッセージで属性取得、19はグループ共有情報通信制御部10に共有情報4の受信を命じるためのメッセージで情報取得である。また20はグループ属性受信制御部7がグループ属性情報3をゲート端末2から受信したことを端末マネージャ601へ通知するためのメッセージで受信通知である。さらに22は後述の様にグループ属性情報3がその寿命を有している場合に、グループ共有情報通信制御部10がこの寿命が満了したことを検出し、これを情報共有マネージャ602へ通知するためのメッセージで寿命満了である。また23は前記の様にグループ属性情報3の寿命が満了した際に、グループに参加している最中に取得した共有情報4を共有情報記憶部12から削除する等のために情報共有マネージャ602が同記憶部12へ出力する情報制御命令である。
【0011】
なお、端末マネージャ601は情報共有マネージャ602との間において、ユーザ5が入力部14を介してグループ属性情報3に基づいてグループへの参加を指示すれば、この命令を情報共有マネージャ602へ伝える。また情報共有マネージャ602も共有情報4を取得すると該情報を共有情報記憶部12に格納したことを端末マネージャ601へ通知し、さらに後述のグループ属性情報3に含まれる属性寿命302をグループ共有情報通信制御部10が参照して期間が満了したことを検出した際は、グループ共有情報通信制御部10からの指示によってグループからの離脱処理が行われると共に、このことが寿命満了22を受信した情報共有マネージャ602から端末マネージャ601へ通知されるので、これにより端末マネージャ601は出力部15に本端末がグループから離脱した旨を、ユーザ5に通知する表示を出力部15にすることになるなど相互に連携して通信端末1の制御を行う。
【0012】
また、グループ属性用無線通信部8の通信方式は後述のゲート端末2の無線通信部と通信が可能なものであり、本実施例ではゲートエリア30によってユーザ5をゲート端末2の近くを通過するように誘導し、共有情報4を送受信する通信と混信を防止する方式(例えば異なる通信帯域や変調方式あるいは情報共有が電波を利用するならゲート端末との通信には光通信を利用するなど)を用いる。さらに本実施例ではゲートエリア5を通過する通信端末の一つ一つに順にグループ属性情報3を配信するために、通信可能な範囲も数十センチ程度になるように送受信電力を制限することを仮定している。
【0013】
図3は、本発明の第一実施例のゲート端末2の構成の詳細を説明するものである。図3において、200はグループ属性情報3を通信端末へ送信するためにグループ属性情報3を後述のグループ属性情報記憶部201から読み出し、これをグループ属性用無線通信部202へ出力するグループ属性送信制御部である。201はグループ属性情報3を記憶するグループ属性情報記憶部である。202はグループ属性送信制御部200から受けたグループ属性情報3をゲートアンテナ203を介して通信端末へ送信するグループ属性用無線通信部で、前述の通りその通信方式は端末側のグループ属性用無線通信部8と対を成すようになっている。
【0014】
図4は、本発明の第一実施例のグループ属性情報3に含まれる各種の条件を含む項目の例を説明するものである。図4において、301は一つのグループとして複数の通信端末を認識できるようにするためのグループ属性であり、前記グループ共有情報通信制御部10が同じグループに属する通信端末を周囲の複数の端末から発見するために使われる。302はグループ属性情報3に時間的な寿命を与える属性寿命であり、前記グループ共有情報通信制御部10はこの情報を基に自通信端末が同じグループに参加できる期間を判断し、期間が満了すると自動的に当該グループから離脱すると共に寿命満了22を共有情報マネージャ602へ通知するように動作する。303は受信したグループ属性情報3の使用開始許可が与えられる予定の期日を示した属性発生予定であり、この予定期日を過ぎると当該グループ属性情報3を利用して目的のグループに参加できるようになる。304は参加しているグループが持つ絶対的な寿命を示したグループ存在寿命であり、本グループ存在寿命の期日が満了すると全ての通信端末は当該グループから離脱しグループを解散する。305はグループの形成が許可される予定の期日を示すグループ発生予定であり、同じグループ属性情報3を有した通信端末は全てこの予定の期日を過ぎないとグループへの参加と形成をすることが出来ない。306は現在参加しているグループの期日が満了した場合、または同時に他のグループにも参加するための別のグループ属性情報であるリレーグループ属性であり、その中の項目は上記の各項目を含むようにすることが可能であり、当然リレーグループ属性もその中に含むようにネスティングしても良い。前述のグループ共有情報通信制御部10は上記各項目で示された条件に従い、グループの形成、グループへの参加、グループからの離脱、グループの解散、さらにリレーグループへの参加や離脱等に対応した処理を実行するとともに、その結果を情報共有マネージャ602を介して端末マネージャ601へ通知する。
【0015】
図5は、本発明の運用概念を説明した前記図1とともに、ユーザ5から見た通信端末の動作を順を追って示した流れ図である。図6は図1において通信端末1aの現在の状態を説明するための出力部15の例である。図7は図1においてこれからゲート端末2に近づき、グループに参加をしようとしている通信端末1bの状態を示した出力部15とユーザ5の入力操作を説明するための例である。図8は図1において既にグループに参加している通信端末1cが、(a)共有情報4の取得を実行し、(b)それに続いて本端末からユーザ5が新規の共有情報として伝言を入力部14から入力する例を説明している。図9は図1においてグループから離脱した直後の通信端末1iの出力部15の例を示している。
【0016】
本実施例の動作を図面を用いて説明する。まず図1と図5から運用の様子を説明する。なお、図5においてS1からS11は未だグループに参加していない状態の通信端末から、グループへ参加する途中の端末、そしてグループに参加し情報共有を行ない、やがてグループから離脱するまでの過程を順に示している。また同図において丸括弧で示している通信端末はその過程に該当する図1の通信端末を示している。
【0017】
まず、ゲートエリア30に来る前の通信端末はいずれも他のグループに参加していたり、あるいは全くどのグループにも参加していない状態で、図1において通信端末1aはグループ属性情報3を失効した後者の状態にある端末の一つ(S1)である。その場合には端末マネージャからの制御で出力部15には図6に示す様に、例えば通信ステータスとして「グループ属性情報失効中」というようなメッセージが表示され、ユーザ5に対して端末が情報共有をするグループに属していないことを示している。
【0018】
一方、別のユーザが有する情報端末1bはちょうどゲートエリア30の入り口に差し掛かったところで、ここでユーザ5はグループに参加するためのグループ属性情報3を取得できることを例えば同ゲートエリア30を設置した事業者の案内表示等から知り、ゲート端末2の近くまで来たときに通信端末1bに対してグループ属性情報3を取得するように入力部14から図7の様に指示する(S2)。すると端末マネージャ601はユーザI/F13を介して同指示を受けると、属性取得18をグループ属性受信制御部7へ出力してグループ属性情報3を取得するように前記通信部7を起動する。起動したグループ属性受信制御部7はグループ属性用無線通信部8とグループ属性用アンテナ16を介してゲート端末2から送信されたグループ属性情報3を受信する。受信が完了するとグループ属性情報受信制御部7はこれをグループ属性情報記憶部9へ格納し、同時に受信が完了した旨を受信通知20によって端末マネージャ601へ通知する。これにより通信ステータスを表示した出力部15には、図7に示すように「グループ属性情報取得」と表示され、ユーザ5は自分の端末があるグループに参加する準備が出来たことを知る(S3、S4)。
【0019】
次にこのような手順を経て既にグループ属性情報を取得している通信端末1cのユーザ5は、グループへの参加と情報の共有を開始するために共有情報4の取得を入力部14から端末へ指示する(S5)。指示を受けた通信端末1cは端末マネージャ601から情報共有マネージャ602へ同指示が伝えられ、情報共有マネージャ602は情報取得19をグループ共有情報通信制御部10へ出力する。すると、グループ共有情報通信制御部10はグループ属性情報記憶部9からグループ属性情報3を取り出し、この属性情報3に基づいて同じグループに属する他の通信端末(本実施例では通信端末1dから1hが該当すると仮定)を探し出し、それらの端末に対して共有情報4の提供(送信)を求め、同情報の提供を受信するとこれを情報共有マネージャ602へ出力する。
【0020】
共有情報を取得するまで間、出力部15には図8(a)に示すようにユーザに対して現在共有情報を取得中である旨が提示される。共有情報を取得すると、情報共有マネージャ602は共有情報4を共有情報記憶部12に格納するとともに、同情報を格納したことを端末マネージャ601へ通知し、同通知を受けた端末マネージャ601は共有情報記憶部12から共有情報4を取り出し、これを出力部15を介して図8(b)の様にユーザ5に提示する(S6、本実施例では共有情報4が共有伝言広場というサービスであったとする)。このように共有情報を受けたユーザは自らも共有情報の発信を行うことが可能で、例えば図8(b)に示すように入力部14から「新規伝言」の入力を選択すると、キーボードが表示されユーザ5が発信したい情報の入力が可能になり、情報をタイプした後に確定を選択するとここで入力された伝言情報(「今日は15時からショーが...」というような)が端末マネージャを介して共有情報記憶部12に格納される(S8、S9)。格納された本伝言は図示していないがユーザ5のさらに別の操作により情報共有マネージャ602を介して自ら同じグループに参加している他の通信端末へ配信をするようにしても良いし、次回同一グループ内のいずれかの通信端末が共有情報4の提供を求めて来た際に配信をするようにしてもよい。
【0021】
次にユーザ5は同一のグループに留まっている間に、前述のS7およびS8に相当する共有情報4の送受信をお互いにしながら図1の通信端末1hのようにゲートエリア30を抜けるが(S10)、グループに参加できる条件は寿命が満了していないグループ属性情報を保持していることなので、本実施例では図示した様な特定の領域から抜けても前記のような送受信をそのまま継続し、グループに参加することが出来る。次に保持しているグループ属性情報3の寿命が尽きると、グループ共有情報通信制御部10はこれを検出し、寿命満了22を共有情報マネージャ602へ出力し、さらに共有情報マネージャ602はこれを端末マネージャ601へ通知することで、通信端末の出力部15には例えば図9に示す様に通信ステータスとして「グループ属性情報失効」というようなメッセージをユーザ5に対して提示して、自通信端末がグループから離脱したことを通知する。また、図2に示すように共有情報記憶部12に取得した情報も必要に応じて情報制御命令23を使って削除するように情報共有マネージャ602が動作してもよい。
【0022】
なお、図2に示すように、端末マネージャ601がユーザ5の指示(図6に示す「削除」ボタンのような入力部14から)によってグループ属性情報記憶部9に記憶されたグループ属性情報3を任意に無効化する属性削除21を設けることによって、より柔軟にグループへの参加と離脱を出来るようになる。
【0023】
以上のように本実施例によれば、ユーザはグループへの参加条件を事前準備するなど煩雑なことをしなくても、特定のグループに参加できる機会を簡単に得ることができる通信端末を手にすることが可能になる。一方、共有システムを提供するためのグループ管理においても、本実施例のようにグループ属性情報を一方的に発信するゲート端末のような設備を設置するだけで、所望のグループの形成やその存続期間の制御等を各端末といちいち送受信制御をすることなく行うことが出来るメリットがある。
【0024】
また、前述のように、ゲート端末2をスーパーマーケットや駅、空港、遊園地、高速道路などの入り口やフロア間の境界等に設置すれば、ゲート端末2からの送信電波を弱くてもグループ形成できる。
【0025】
図10は、本発明の第二実施例に係わる情報共有システムの運用概念図である。本実施例においてもスーパーマーケットや駅、空港、遊園地、高速道路などの入り口やフロア間の境界等に設置されたゲート端末2の近くを、通信端末1を持ったユーザ5が通過するように誘導するためのゲートエリア30が設けられており、ユーザ5がゲートエリア30に設置されたゲート端末2からグループ属性情報3を無線通信にて受信することにより特定のグループを形成する点は同様だが、本実施例においてはゲート端末2が送信するグループ属性情報3が時間経過に伴って、または通過した人数に従って、さらにはランダムに複数用意されたグループ属性の中で切り替えられ、結果としてゲートを通過することにより複数種類のグループが順次形成される点が異なる。
【0026】
なお以下の図において、先の実施例と均等なものには同一番号を付し、その説明は重複を避けるために割愛する。
【0027】
図10において、ゲート端末2からは3種類(グループ属性A、同B、同C)が送信される。これらグループ属性情報3を受信した各端末は、本実施例では通信端末1gと同1iがグループ属性Aとしてグループを形成し、以下通信端末1eと同1fはグループ属性B、そして通信端末1cと同1dでグループ属性Cを有するグループを形成していることを示している。
【0028】
図11は本実施例で使われるゲート端末2の詳細構成で、204はグループ属性切替制御部である。切り替えの契機となる情報は、例えば一定の期間を計測する毎に区切りをグループ属性切替制御部204へ通知するタイマ205や、ゲート入り口に設置されここを通過する人を検出し例えば人数をカウントするゲートセンサ206である。これらの契機を受けるとグループ属性切替制御部204は図10に示したように2つの通信端末毎にA、B、Cと言うように順次グループ属性を切替えるようにグループ属性記憶部201に記憶されたグループ属性301を変更する。
【0029】
本実施例の動作を図10と図11を用いて説明する。前述のように本実施例では、ゲートを通過した端末がペアを成すように単純に順次分割されたが、グループ属性切替制御部204は目的に応じて柔軟にグループ属性の変更を行うことが可能であり、例えば一台置きに2つのグループを切り替えたり、通過した時刻が離れた(例えば1分間)通信端末に同じグループ属性情報3を与えることも可能である。
【0030】
また通信端末の端末マネージャ601にユーザの性別や年齢を記憶・管理できる機能を追加することもできる。このようにすれば、グループ属性情報3にもユーザの性別や年齢を項目として追加し、通信端末がゲート端末からグループ属性情報3を受信したときに、これら追加された項目に設定された条件を確認し、もしユーザの条件(つまりユーザの性別や年齢)がこれらに合致しなかった場合にはそのグループ属性情報を破棄して、グループには参加しないようにするか、あるいは他にも同様に条件に合致しなかった端末同士でグループを形成するようにすることも可能である。
【0031】
本実施例でグループ属性切替制御部204は、通信端末からユーザの情報を取り寄せることはなく、先に説明した時間や通過人数に従って条件項目の内容を切り替えるようにするので、通信端末が条件に合致しないこともあるが、これはグループによる情報共有をシステムとして運営するサービス業者の立場にとっては、不要なグループを生成することなく目的のグループを形成することを可能にする。
【0032】
以上のように本実施例によれば、さまざまな条件パターンを使い、ゲートを通過する通信端末を積極的に目的の条件に沿った複数のグループに分割させ、これらの中で情報の共有を行わせることが可能になる。
【0033】
なお、図示はしないがグループ属性毎に共有情報を配信する機能を有した共有情報サーバを設置した場合、一つのサーバに複数の通信端末からの接続が集中しないようにするために本実施例に示したような自動的なグループ化を利用することが可能である。
【0034】
さらに、第一実施例、第二実施例いずれの構成においても、通信には無線手段を用いたが、上記に説明した発明においてグループ形成における通信媒体は制限がなく、ケーブル接続をするようなシステムにおいても同様に機能する。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、使い勝手の向上した情報通信方法及び情報通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係わる情報通信システムの運用概念図。
【図2】本発明の第一実施例の通信端末の構成の詳細を説明。
【図3】本発明の第一実施例のゲート端末の構成の詳細を説明。
【図4】本発明の第一実施例のグループ属性情報に含まれる各種の条件を含む項目の例を説明。
【図5】ユーザから見た通信端末の動作を順を追って示した流れ図。
【図6】図1において通信端末の現在の状態を説明するための出力部の例。
【図7】図1において通信端末の現在の状態を説明するための出力部の例。
【図8】図1において通信端末の現在の状態を説明するための出力部の例。
【図9】図1において通信端末の現在の状態を説明するための出力部の例。
【図10】本発明の第二実施例に係わる情報共有システムの運用概念図。
【図11】本発明の第二実施例のゲート端末の構成の詳細を説明。
【符号の説明】
1・・・通信端末、2・・・ゲート端末、3・・・グループ属性情報、4・・・共有情報、5・・・ユーザ、6・・・端末制御部、7・・・グループ属性受信制御部、8・・・グループ属性用無線通信部、9・・・グループ属性情報記憶部、10・・・グループ共有情報通信制御部、11・・・グループ共有情報用無線通信部、12・・・共有情報記憶部、13・・・ユーザI/F、14・・・入力部、15・・・出力部、16・・・グループ属性用アンテナ、17・・・共有情報用アンテナ、18・・・属性取得、19・・・情報取得、20・・・受信通知、21・・・属性削除、22・・・寿命満了、23・・・情報制御命令、30・・・ゲートエリア、200・・・グループ属性送信制御部、201・・・グループ属性情報記憶部、202・・・グループ属性用無線通信部、203・・・ゲートアンテナ、204・・・グループ属性切替制御部、205・・・タイマ、206・・・ゲートセンサ、301・・・グループ属性、302・・・属性寿命、303・・・属性発生予定、304・・・グループ存在寿命、305・・・グループ発生予定、306・・・リレーグループ属性、601・・・端末マネージャ、602・・・情報共有マネージャ

Claims (23)

  1. 複数の情報通信端末とゲート端末とを有する情報システムの情報通信方法であって、
    前記ゲート端末の記憶部が、複数の情報通信端末の各々が同じ一つのグループに属する端末として認識し合うことが出来るようにするためのグループ属性を記憶する第1記憶ステップと、
    前記ゲート端末の送信部が、前記第1記憶ステップで記憶されたグループ属性を前記情報通信端末に送信する第1送信ステップと、
    前記情報通信端末の受信部が、前記第1送信ステップで送信されたグループ属性を受信する第1受信ステップと、
    前記情報通信端末の表示部が、前記第1の受信ステップで受信したグループ属性に基づくグループを表示する表示ステップと、
    前記表示ステップで表示されたグループに参加する指示がされた場合、前記情報通信端末の記憶部が、前記グループ属性を記憶する第2記憶ステップと、を有し、
    前記グループ属性を記憶した他の情報通信端末とグループを形成することを特徴とする情報通信方法。
  2. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループに参加し、該グループに留まることが許される期限が付随されることを特徴とする情報通信方法。
  3. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループに参加が許可される予定期日が付随されることを特徴とする情報通信方法。
  4. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループの形成維持が許可される期限が付随されることを特徴とする情報通信方法。
  5. 請求項2に記載の情報通信方法であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループの形成を許可される予定期日が付随されることを特徴とする情報通信方法。
  6. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記グループ属性は、複数あることを特徴とする情報通信方法。
  7. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記ゲート端末の記憶部に記憶されたグループ属性は、所定時間で変化することを特徴とする情報通信方法。
  8. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記ゲート端末の記憶部に記憶されたグループ属性は、所定時間毎にサイクルして変化することを特徴とする情報通信方法。
  9. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記ゲート端末の記憶部に記憶されたグループ属性は、前記第1送信ステップの回数に応じて変化することを特徴とする情報通信方法。
  10. 複数の情報通信端末と、ゲート端末とを有する情報システムであって、
    前記ゲート端末は、複数の情報通信端末の各々が同じ一つのグループに属する端末として認識し合うことが出来るようにするためのグループ属性を記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部に記憶されたグループ属性を送信する第1送信部と、を有し、
    前記情報通信端末は、前記第1送信部で送信されたグループ属性を受信する第1受信部と、前記第1受信部で受信されたグループ属性に基づくグループを表示する表示部と、前記表示部で表示されたグループに参加する指示がされた場合,前記グループ属性を記憶する第2記憶部と、を有し、
    前記グループ属性を記憶した他の情報通信端末とグループを形成することを特徴とする情報システム。
  11. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記ゲート端末は、店内の入り口に配置されることを特徴とすることを特徴とする情報通信方法。
  12. 請求項1に記載の情報通信方法であって、
    前記情報通信端末は、前記グループを形成した他の情報通信端末へグループに関連する情報を送信することを特徴とする情報通信方法。
  13. 他の情報通信端末と情報の送受信を行う情報通信端末であって、
    ゲート端末から送信された複数の情報通信端末の各々が同じ一つのグループに属する端末として認識し合うことが出来るようにするためのグループ属性を受信する受信部と、
    前記受信部で受信されたグループ属性に基づくグループを表示する表示部と、
    前記表示部で表示されたグループに参加する指示がされた場合、前記グループ属性を記憶する記憶部と、を有し、
    前記グループ属性を記憶した他の情報通信端末とグループを形成することを特徴とする情報通信端末。
  14. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループに参加し、該グループに留まることが許される期限が付随されることを特徴とする情報通信端末。
  15. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループに参加が許可される予定期日が付随されることを特徴とする情報通信端末。
  16. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記グループ属性には、前記情報通信端末が前記グループの形成維持が許可される期限が付随されることを特徴とする情報通信端末。
  17. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記グループ属性は、複数あることを特徴とする情報通信端末。
  18. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記ゲート端末の記憶部に記憶されたグループ属性は、所定時間で変化することを特徴とする情報通信端末。
  19. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記ゲート端末の記憶部に記憶されたグループ属性は、所定時間毎にサイクルして変化することを特徴とする情報通信端末。
  20. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記ゲート端末は、店内の入り口に配置されることを特徴とすることを特徴とする情報通信端末。
  21. 請求項13に記載の情報通信端末であって、
    前記情報通信端末は、前記グループを形成した他の情報通信端末へグループに関連する情報を送信することを特徴とする情報通信端末。
  22. ゲート端末から送信された複数の情報通信端末の各々が同じ一つのグループに属する端末として認識し合うことが出来るようにするためのグループ属性を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信されたグループ属性に基づくグループを表示する表示ステップと、
    前記表示ステップで表示されたグループに参加する指示がされた場合、前記グループ属性を記憶する記憶ステップと、を有し、
    前記グループ属性を記憶した他の情報通信端末とグループを形成することを特徴とする情報通信方法。
  23. 複数の情報通信端末とグループ属性付与端末とを有する情報システムの情報通信方法であって、
    前記グループ属性付与端末の記憶部が、複数の情報通信端末の各々が所定のグループに属する端末として認識し合うことが出来るようにするためのグループ属性を記憶する第1記憶ステップと、
    前記グループ属性付与端末の送信部が、前記第1記憶ステップで記憶されたグループ属性を前記情報通信端末に送信する第1送信ステップと、
    前記情報通信端末の受信部が、前記第1送信ステップで送信されたグループ属性を受信する第1受信ステップと、
    前記情報通信端末の表示部が、前記第1の受信ステップで受信したグループ属性に基づくグループを表示する表示ステップと、
    前記表示ステップで表示されたグループに参加する指示がされた場合、前記情報通信端末の記憶部が、前記グループ属性を記憶する第2記憶ステップと、を有し、
    前記グループ属性を記憶した他の情報通信端末とグループを形成することを特徴とする情報通信方法。
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