JP2004349442A - Method and apparatus for detoxifying exhaust gas - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排ガスの除害方法及び排ガスの除害装置に関する。詳しくは、半導体製造装置から排出される排ガスをヒーターによって加熱分解する排ガスの除害方法及び排ガスの除害装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程においては、様々なガスが材料ガスあるいはクリーニングガスとして使用されているのであるが、近年、環境ISO,地球温暖化等の問題により半導体製造工程で使用されたガス、即ち排ガスの処理の重要性が問われており、従来、様々な排ガスの除害装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図3は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置等の半導体製造装置101から排出される排ガスの処理の流れを概略的に示している。
ここで、例えば、モノシラン(SiH4)、アンモニア(NH3)及びジクロルシラン(SiH2Cl2)等の半導体材料ガスや半導体装置内において処理室のドライエッチングの原理を用いたセルフクリーニングを行う際に使用するクリーニングガスは、真空配管102を通じて真空ポンプ103の吸気口に取り込まれることにより半導体製造装置から排気される。真空ポンプ内に取り込まれた材料ガス若しくはクリーニングガス(以下、排ガスと言う。)はその濃度が爆発限界以下、例えばモノシランの場合にあっては1.2%以下になる様に窒素等の不活性ガスによって希釈され、希釈された排ガスは材料ガス除害装置104a若しくはクリーニングガス除害装置104b(以下、排ガスの除害装置と言う。)内で熱酸化分解により無害化されて図3中符号Aで示す工場側の排気ラインへと排出される。
【0004】
なお、複数のチャンバーを有する半導体製造装置の場合には、各チャンバーは独立して処理を行うために半導体材料ガスを使用して成膜中のチャンバーとクリーニングガスを使用してセルフクリーニング中のチャンバーとが同時に存在するケースが発生し得る。ここで、半導体材料ガスとクリーニングガスが混在すると化学反応による爆発の事態を引き起こす危険性があるために、複数のチャンバーを有する半導体製造装置の場合には、真空ポンプの排気口には排気切替バルブ105が設けられ、半導体製造装置からの成膜処理・クリーニング処理開始の信号に基づいて排気ラインを切替える様に構成されている。
【0005】
図4は従来の排ガスの除害装置を説明するための模式図であり、ここで示す排ガスの除害装置は、主として入口側スクラバー106、出口側スクラバー107、入口側スクラバーと出口側スクラバーとの間に配設された加熱分解反応器108、入口側スクラバーの下方に配設された第1の水タンク109a及び出口側スクラバーの下方に配設された第2の水タンク109bとから成る。
【0006】
ここで、入口側スクラバーの上部(入口部分)には、真空ポンプの排出口に連通している排ガス導入管110が接続され、この排ガス導入管の下方、即ち、入口側スクラバーの入口部近傍には第1のシャワーノズル111が設置され、第1のシャワーノズルは循環ポンプ112の吐出側と接続されている。
また、出力側スクラバーの上部(出口部分)には、排ガスの除害装置内で無害化されたガスを工場側のラインへと排気する排気ファン113が接続されており、この排気ファンの下方、即ち、出口側スクラバーの出口部近傍には第2のシャワーノズル114が設置され、第2のシャワーノズルは循環ポンプの吐出側と接続されている。
なお、循環ポンプは、第1のシャワーノズル及び第2のシャワーノズルと水タンクとの間に設置され、水タンク内の水を第1のシャワーノズル及び第2のシャワーノズルに揚水できる様に構成されている。
【0007】
また、加熱分解反応器は入口側スクラバー、出口側スクラバーそれぞれと気密に一体的に設けられており、入口側スクラバーと加熱分解反応器との境界部分には下方に向かって延びる第1の壁部115が形成され、この第1の壁部と対向する位置に第1の水タンクと第2の水タンクとを区切る隔壁116が水タンクの底部から上方に延びて設けられている。更に、第1の壁部及び隔壁と連結して入口側スクラバーと加熱分解反応器との間を連通させる連通管117が形成されている。即ち、入口側スクラバー内に導入された排ガスは、壁部の下端と第1の水タンクの水面との間の空間を通って連通管内へと導かれる。
なお、隔壁は完全には第1の水タンクと第2の水タンクとを隔てておらず、水タンクの水平方向に関して排ガスを連通管へと導くのに必要な分のある範囲分だけ形成されている。即ち、第1の水タンク内の水と第2の水タンク内の水は連通可能となっており、両タンクの水面は同じ高さに保たれている。
【0008】
また、加熱分解反応器内の下部で連通管は内筒118と連通可能に接続されており、内筒は加熱分解反応器の内部上方へと延び、その上端は開口している。更に、加熱分解反応器はその上部に電気ヒーター119を備えており、この電気ヒーターの棒状発熱部120が内筒の周りに配設されている。また、加熱分解反応器内には熱酸化反応用ブロア121が接続されており、このブロアから加熱分解反応器内に酸化加熱分解に必要な酸素を含む空気が送り込める様に構成されている。
【0009】
また、加熱分解反応器と出口側スクラバーとの境界部分にも下方に向かって延びる第2の壁部122が形成されており、加熱分解反応器内で加熱分解された排ガスは、第2の壁部の下端と第2の水タンクの水面との間の空間を通って出口側スクラバーへと導かれる。なお、水タンク内には、図4中符号Bで示す給水ラインよりバルブ123を介して新水が常時供給されると共に、給水ラインは入口側スクラバー、出口側スクラバー及び加熱分解反応器にも接続されており、定期的なメンテナンス時に排ガスの除害装置内を自動洗浄する際にもこの新水が使われる。
【0010】
以下、上記の様に構成された排ガスの除害装置の作用について説明する。
即ち、先ず、排ガスの除害装置内におけるガスの全体的な流れについて説明すると、真空ポンプから排ガス導入管を介して入口側スクラバー内に導入された排ガスは、真空ポンプの排出圧と、出口側スクラバーに設置された排気ファンの吸引力により、入口側スクラバーから連通管、加熱分解反応器、出口側スクラバーへと至る流れを作り、排気ファンから工場の排気ラインへと排気される。また、入口側スクラバーのガスの流入部には圧力計124が取り付けられており、この入口部分での圧力を監視し、ガス流入量の変化による圧力変動に応じて、インバーター125を介して排気ファンの排気能力を変化させるようにしている。
【0011】
入口側スクラバー内に導入された排ガスは、まず第1のシャワーノズルからシャワー水により水洗いされ、この水洗いにより排ガス中の粉塵やダストが第1の水タンクに落下させられ除去される。そして水洗いされた排ガスは、第1の壁部の下端と第1の水タンクの水面との間の空間を通って連通管を経由して内筒内へと流入していく。
【0012】
次に、排ガスは内筒内を上方へと進み、内筒の上端開口から加熱分解反応器の内部に排出される。ここで、ブロアから加熱分解反応器内に送り込まれている空気と混合して酸化を生じると共に、加熱分解反応器内は電気ヒーターにより加熱しているので、排ガスと空気中の酸素との酸化反応は促進され、排ガス中の有毒ガス、例えばシランは酸化により分解し無害なシリカ(SiO2)の粉体になる。そして、この熱酸化分解により生じたシリカ等の反応副生成物は第2の水タンクへと落下するが、一部は飛沫として排ガスと共に第2の壁部の下端と第2の水タンクの水面との間の空間を通って出口側スクラバー内へと導かれる。
【0013】
続いて、出口側スクラバー内へと導かれた排ガスと反応副生成物は第2のシャワーノズルからのシャワー水により水洗いされて、反応副生成物は第2の水タンク内へと除去される。そして無害化された排ガスは排気ファンを介して工場側の排気ラインへと排出される。なお、水タンクの水面上に浮遊するダストや反応副生成物はオーバーフローライン126より排ガスの除害装置外へと排水される。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−24447号公報 (第2−4頁、第2図)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体製造装置から排出される排ガス流量は半導体製造装置の稼動状態により大きく変化するために、排ガスの除害装置へ流入する排ガス量も大きく変化してしまうという不具合がある。
即ち、半導体製造装置が成膜状態若しくはクリーニング状態である場合には半導体材料ガス若しくはクリーニングガス及び希釈用の窒素ガスが数百リットル/min.程度の流量で排ガスの除害装置内へ流入するのに対して、半導体製造装置が待機状態になると排ガスの除害装置内へほとんど排ガスが流入しない状態となってしまう。排ガスが流れている場合は電気ヒーターの棒状発熱部は排ガスによって冷却され温度は低下するが一定の温度になるべく電力制御される。また、排ガスが流れていない場合は上記棒状発熱部は冷却されず一定の温度になるべく電力制御される。しかし、この排ガス流量の度重なる変動が排ガスの除害装置における電気ヒーターの棒状発熱部への急激な温度変化を与えてしまい、熱衝撃として作用し、棒状発熱部の破断や亀裂破壊等を引き起こしてしまうという不具合がある。特に、クリーニングガスを熱酸化分解する場合には、一般に棒状発熱部は900℃〜1000℃程度まで加熱されるために排ガス流入量の変動に基づく熱衝撃の作用が大きい。
【0016】
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、排ガス流入量の変動に基づくヒーターへの熱衝撃の影響の低減を図ることができる排ガスの除害方法及び排ガスの除害装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る排ガスの除害方法では、半導体製造装置から排出される排ガスをヒーターによって加熱分解する排ガスの除害方法において、加熱するガス流量が略一定となる様に、前記ヒーターに前記排ガスと共に調整ガスを供給する。
【0018】
ここで、加熱するガス流量が略一定となる様に、ヒーターに排ガスと共に調整ガスを供給することによって、ヒーターの温度変化を緩和することができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る排ガスの除害装置では、半導体製造装置から排出される排ガスを加熱分解する排ガスの除害装置において、前記排ガスを加熱するヒーターと、該ヒーターに調整ガスを供給する調整ガス供給手段と、前記ヒーターによって加熱されるガス流量が略一定となる様に、前記調整ガス供給手段からの調整ガスの供給量を制御する流量制御手段とを備える。
【0020】
ここで、ヒーターによって加熱されるガス流量が略一定となる様に、ヒーターに調整ガスを供給する調整ガス供給手段からの調整ガスの供給量を制御する流量制御手段によって、ヒーターの温度変化を緩和することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0022】
図1は本発明を適用した排ガスの除害装置の一例を説明するための模式図であり、ここで示す排ガスの除害装置1は、上記した従来の排ガスの除害装置と同様に、主として入口側スクラバー6、出口側スクラバー7、加熱分解反応器8、第1の水タンク9a及び第2の水タンク9bとから成り、入口側スクラバーの上部には排ガス導入管10が接続され、入口側スクラバーの入口部近傍には循環ポンプ12の吐出側と接続された第1のシャワーノズル11が配置されると共に、出力側スクラバーの上部には排気ファン13が接続され、出口側スクラバーの出口部近傍には循環ポンプの吐出側と接続された第2のシャワーノズル14が配置されている。
また、第1の壁部15と対向する位置に隔壁16が設けられ、第1の壁部と隔壁と連結して連通管17が形成されると共に、加熱分解反応器内の下部で連通管は内筒18と連通可能に接続されている点も上記した従来の排ガスの除害装置と同様である。更に、加熱分解反応器はその上部に電気ヒーター19を備え、この電気ヒーターの棒状発熱部20が内筒の周りに配設されている点も上記した従来の排ガスの除害装置と同様である。また、加熱分解反応器内には熱酸化反応用ブロア21が接続されている。
【0023】
また、排ガス導入管の近傍に、マスフローコントローラー30及びエアーオペレートバルブ31が設置された窒素によるパージライン32が形成され、加熱分解反応器に供給されるガス流量が一定となる様にパージラインから窒素を供給する様に構成されている。
即ち、半導体製造装置で使用するガスを供給するガスラインの開閉信号等の半導体製造装置からの成膜処理・クリーニング処理に関する信号を受け取ることにより、真空ポンプの排気切替えバルブと同期した相反する動作を行い、排気切替えバルブが開いている際にはエアーオペレートバルブが閉じてパージラインから加熱分解反応器への窒素の供給は行わず、排気切替えバルブが閉じている際にはエアーオペレートバルブが開いて窒素がパージラインから加熱分解反応器へ流入する様に構成されている。なお、排気切替えバルブが開いている際のパージラインからの窒素の流入量は、排気切替えバルブが閉じている際の半導体製造装置からの排ガス流量及び真空ポンプ内での希釈用窒素流量との総流量と等しくなる様に設定する。
【0024】
ここで、パージラインからガスを供給することによって、排気切替えバルブが開いている際の加熱分解反応器へのガス流入量が、排気切替えバルブが閉じている際のガス流入量と等しくなれば充分であり、パージラインから供給するガスは必ずしも窒素ガスである必要は無く、例えば、乾燥空気等いかなるガスであっても良いが、安全面を考慮すると他のガスと反応しない窒素等の不活性ガスを用いる方が好ましい。
【0025】
また、排ガスの除害装置へのガス流量制御手段は必ずしもマスフローコントローラーである必要性は無く、例えばニードル弁等でガス流量の制御を行っても構わない。
更に、パージラインに使用する、半導体製造装置の稼動中及び待機中のガス流入経路を切替えるガス流路切替え手段は除害対象ガスの特性を考慮すれば、必ずしもエアーオペレートバルブである必要は無く、簡易な電磁弁等であっても構わない。即ち、上記した本発明を適用した排ガスの除害装置の一例では、エアーオペレートバルブが排ガスの除害装置内に形成され、エアーオペレートバルブを駆動するための電気的装置(図示せず)が排ガスの除害装置外に形成されることにより電気的装置から生じ得る火花による爆発等を防止しているのであるが、パージラインに使用するガスが爆発等の危険性が無い場合には電磁弁等によってガス流入経路を切替えても構わない。
【0026】
上記した本発明の排ガスの除害装置では、パージラインが真空ポンプの排気切替えバルブと同期した相反する動作を行い、加熱分解反応器に流入するガス量が一定となる様に構成されているために、従来の排ガスの除害装置では図2(a)で示す様に真空ポンプの排気切替えバルブが開いている際には加熱分解反応器に流入するガス量がハイレベル(以下、Hレベル)であるのに対して真空ポンプの排気切替えバルブが閉じている際には加熱分解反応器に流入するガス量がローレベル(Lレベル)となってしまうといったガス流量の変動を、図2(b)で示す様に真空ポンプの排気切替えバルブが開いている際には窒素ガスの供給量をLレベルとし、真空ポンプの排気切替えバルブが閉じている際には窒素ガスの供給量をHレベルとしてガス流量を一定にすることができ、ガス流量の変動に基づいて排ガスの除害装置内の電気ヒーターの棒状発熱部における急激な温度変化が引き起こす熱衝撃を緩和することができ、棒状発熱部の断線や亀裂破壊を抑制することができ、電気ヒーターの寿命を飛躍的に向上させることができ排ガスの除害装置の稼動率の向上とメンテナンス費用の削減を図ることができる。
【0027】
また、半導体製造装置の成膜状態若しくはクリーニング状態である場合のみならず半導体製造装置が待機状態である場合においてもパージラインよりガスが流入することによって排ガスの除害装置における加熱分解により生成された反応副生成物による工場側排気ラインの閉塞を抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べてきた如く、本発明の排ガスの除害方法及び排ガスの除害装置では、排ガス流入量の変動に基づく熱衝撃の影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した排ガスの除害装置の一例を説明するための模式図である。
【図2】排ガスの除害装置に流入するガス量を説明するための模式図である。
【図3】半導体製造装置から排出される排ガスの処理の流れを概略的に示している。
【図4】従来の排ガスの除害装置を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 排ガスの除害装置
6 入口側スクラバー
7 出口側スクラバー
8 加熱分解反応器
9a 第1の水タンク
9b 第2の水タンク
10 排ガス導入管
11 第1のシャワーノズル
12 循環ポンプ
13 排気ファン
14 第2のシャワーノズル
15 第1の壁部
16 隔壁
17 連通管
18 内筒
19 電気ヒーター
20 棒状発熱部
21 熱酸化反応用ブロア
30 マスフローコントローラー
31 エアーオペレートバルブ
32 パージライン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an exhaust gas abatement method and an exhaust gas abatement apparatus. More specifically, the present invention relates to an exhaust gas elimination method and an exhaust gas elimination apparatus in which exhaust gas discharged from a semiconductor manufacturing apparatus is thermally decomposed by a heater.
[0002]
[Prior art]
In the semiconductor manufacturing process, various gases are used as a material gas or a cleaning gas. However, in recent years, gas used in the semiconductor manufacturing process due to problems such as environmental ISO and global warming, that is, treatment of exhaust gas. Importance is being sought, and various exhaust gas abatement apparatuses have been conventionally proposed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
FIG. 3 schematically shows the flow of processing of exhaust gas discharged from a
Here, for example, when performing self-cleaning using the principle of dry etching of a processing chamber in a semiconductor material gas such as monosilane (SiH 4 ), ammonia (NH 3 ), and dichlorosilane (SiH 2 Cl 2 ) or in a semiconductor device. The used cleaning gas is exhausted from the semiconductor manufacturing apparatus by being taken into the suction port of the
[0004]
In the case of a semiconductor manufacturing apparatus having a plurality of chambers, each chamber performs processing independently, and a chamber during film formation using a semiconductor material gas and a chamber during self-cleaning using a cleaning gas. May exist at the same time. Here, if a semiconductor material gas and a cleaning gas are mixed, there is a risk of causing an explosion due to a chemical reaction. In the case of a semiconductor manufacturing apparatus having a plurality of chambers, an exhaust switching valve is provided at an exhaust port of a vacuum pump. The
[0005]
FIG. 4 is a schematic view for explaining a conventional exhaust gas abatement apparatus. The exhaust gas abatement apparatus shown here mainly includes an
[0006]
Here, an exhaust
Further, an
The circulation pump is installed between the first shower nozzle and the second shower nozzle and the water tank, and is configured to pump water in the water tank to the first shower nozzle and the second shower nozzle. Have been.
[0007]
Further, the thermal cracking reactor is provided in an airtight manner integrally with each of the inlet side scrubber and the outlet side scrubber, and a first wall portion extending downward is provided at a boundary between the inlet side scrubber and the thermal cracking reactor. 115 is formed, and a
Note that the partition does not completely separate the first water tank and the second water tank, and is formed only in a certain range necessary to guide exhaust gas to the communication pipe in the horizontal direction of the water tank. ing. That is, the water in the first water tank and the water in the second water tank can communicate with each other, and the water surfaces of both tanks are kept at the same height.
[0008]
In addition, a communication pipe is connected to an
[0009]
A second wall 122 extending downward is also formed at the boundary between the thermal cracking reactor and the outlet side scrubber, and the exhaust gas thermally decomposed in the thermal cracking reactor passes through the second wall. It is guided to the outlet side scrubber through the space between the lower end of the part and the water surface of the second water tank. In the water tank, fresh water is constantly supplied from a water supply line indicated by reference symbol B in FIG. 4 via a
[0010]
Hereinafter, the operation of the exhaust gas abatement apparatus configured as described above will be described.
That is, first, the overall flow of gas in the exhaust gas abatement apparatus will be described. Exhaust gas introduced from the vacuum pump into the inlet side scrubber via the exhaust gas introduction pipe is discharged from the vacuum pump at the outlet side. By the suction force of the exhaust fan installed in the scrubber, a flow is formed from the inlet side scrubber to the communication pipe, the thermal decomposition reactor, and the outlet side scrubber, and exhausted from the exhaust fan to the factory exhaust line. A pressure gauge 124 is attached to the gas inlet of the inlet side scrubber. The pressure gauge 124 monitors the pressure at the inlet, and responds to a pressure change due to a change in the gas inflow amount through an
[0011]
Exhaust gas introduced into the inlet side scrubber is first washed with water from a first shower nozzle with shower water, and by this washing, dust and dust in the exhaust gas are dropped into a first water tank and removed. The flushed exhaust gas flows into the inner cylinder via the communication pipe through the space between the lower end of the first wall and the water surface of the first water tank.
[0012]
Next, the exhaust gas travels upward in the inner cylinder, and is discharged from the upper end opening of the inner cylinder to the inside of the thermal decomposition reactor. Here, oxidation is caused by mixing with the air sent into the thermal decomposition reactor from the blower, and since the inside of the thermal decomposition reactor is heated by an electric heater, the oxidation reaction between the exhaust gas and oxygen in the air is performed. Is promoted, and toxic gas in the exhaust gas, for example, silane is decomposed by oxidation to form harmless silica (SiO 2 ) powder. The reaction by-products such as silica generated by the thermal oxidative decomposition fall into the second water tank, and a part of the reaction by-products together with the exhaust gas as droplets and the water surface of the second water tank. And into the exit side scrubber.
[0013]
Subsequently, the exhaust gas and reaction by-products guided into the outlet side scrubber are washed with water by shower water from the second shower nozzle, and the reaction by-products are removed into the second water tank. The detoxified exhaust gas is discharged to an exhaust line on the factory side via an exhaust fan. Dust and reaction by-products floating on the water surface of the water tank are discharged from the
[0014]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-24447 (Pages 2-4, FIG. 2)
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the flow rate of the exhaust gas discharged from the semiconductor manufacturing apparatus changes greatly depending on the operating state of the semiconductor manufacturing apparatus, there is a problem that the amount of the exhaust gas flowing into the exhaust gas removing device also changes greatly.
That is, when the semiconductor manufacturing apparatus is in a film forming state or a cleaning state, a semiconductor material gas or a cleaning gas and a nitrogen gas for dilution are several hundred liter / min. While the exhaust gas flows into the exhaust gas abatement apparatus at a moderate flow rate, when the semiconductor manufacturing apparatus is in a standby state, almost no exhaust gas flows into the exhaust gas abatement apparatus. When the exhaust gas is flowing, the rod-shaped heat generating portion of the electric heater is cooled by the exhaust gas and the temperature is reduced, but the electric power is controlled to a constant temperature. Further, when no exhaust gas is flowing, the rod-shaped heat generating portion is not cooled, and the electric power is controlled to a constant temperature. However, the repeated fluctuation of the exhaust gas flow rate causes a sudden temperature change to the rod-shaped heat generating portion of the electric heater in the exhaust gas abatement apparatus, and acts as a thermal shock, causing the rod-shaped heat generating portion to break or crack. There is a problem that it will. In particular, when the cleaning gas is thermally oxidized and decomposed, the rod-shaped heat generating portion is generally heated to about 900 ° C. to 1000 ° C., so that the effect of the thermal shock based on the fluctuation of the exhaust gas inflow amount is large.
[0016]
The present invention has been made in view of the above points, and provides an exhaust gas detoxification method and an exhaust gas detoxification device capable of reducing the influence of thermal shock on a heater based on fluctuations in exhaust gas inflow. It is intended to provide.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the method for removing exhaust gas according to the present invention, in the method for removing exhaust gas by heating and decomposing exhaust gas discharged from a semiconductor manufacturing apparatus by a heater, the flow rate of the gas to be heated is substantially constant. Thus, a conditioning gas is supplied to the heater together with the exhaust gas.
[0018]
Here, by supplying the adjustment gas together with the exhaust gas to the heater so that the flow rate of the gas to be heated becomes substantially constant, the temperature change of the heater can be reduced.
[0019]
Further, in order to achieve the above object, in the exhaust gas abatement apparatus according to the present invention, in the exhaust gas abatement apparatus that thermally decomposes the exhaust gas discharged from the semiconductor manufacturing apparatus, a heater for heating the exhaust gas, An adjusting gas supply unit configured to supply an adjusting gas to the heater; and a flow control unit configured to control a supply amount of the adjusting gas from the adjusting gas supplying unit so that a flow rate of the gas heated by the heater is substantially constant. .
[0020]
Here, a change in the temperature of the heater is reduced by a flow control unit that controls the supply amount of the adjustment gas from the adjustment gas supply unit that supplies the adjustment gas to the heater so that the flow rate of the gas heated by the heater is substantially constant. can do.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings to provide an understanding of the present invention.
[0022]
FIG. 1 is a schematic diagram for explaining an example of an exhaust gas abatement apparatus to which the present invention is applied. The exhaust
In addition, a
[0023]
In addition, a nitrogen purge line 32 provided with a mass flow controller 30 and an air operated valve 31 is formed in the vicinity of the exhaust gas introduction pipe, and the nitrogen is supplied from the purge line so that the gas flow supplied to the thermal decomposition reactor is constant. Is configured to be supplied.
That is, by receiving signals related to the film forming process and the cleaning process from the semiconductor manufacturing device, such as an opening / closing signal of a gas line for supplying a gas used in the semiconductor manufacturing device, the opposing operation synchronized with the exhaust switching valve of the vacuum pump is performed. When the exhaust switching valve is open, the air operated valve is closed and nitrogen is not supplied from the purge line to the thermal decomposition reactor.When the exhaust switching valve is closed, the air operated valve is opened. Nitrogen is configured to flow from the purge line into the pyrolysis reactor. The inflow of nitrogen from the purge line when the exhaust switching valve is open is the sum of the exhaust gas flow from the semiconductor manufacturing apparatus when the exhaust switching valve is closed and the dilution nitrogen flow in the vacuum pump. Set to be equal to the flow rate.
[0024]
Here, by supplying gas from the purge line, it is sufficient that the amount of gas flowing into the thermal decomposition reactor when the exhaust switching valve is open becomes equal to the amount of gas flowing when the exhaust switching valve is closed. The gas supplied from the purge line is not necessarily required to be nitrogen gas. For example, any gas such as dry air may be used, but an inert gas such as nitrogen which does not react with other gases in consideration of safety. It is preferable to use
[0025]
Further, the gas flow rate control means for the exhaust gas abatement apparatus does not necessarily need to be a mass flow controller, and the gas flow rate may be controlled by, for example, a needle valve.
Furthermore, the gas flow path switching means for switching the gas inflow path during operation and standby of the semiconductor manufacturing apparatus used for the purge line does not necessarily need to be an air operated valve in consideration of the characteristics of the gas to be abated, A simple solenoid valve or the like may be used. That is, in one example of the exhaust gas abatement apparatus to which the present invention is applied, an air operated valve is formed in the exhaust gas abatement apparatus, and an electric device (not shown) for driving the air operated valve is provided with an exhaust gas abatement apparatus. Is formed outside the abatement system to prevent explosion due to sparks that can be generated from electrical equipment. However, if there is no danger of explosion etc. in the gas used for the purge line, a solenoid valve etc. May be used to switch the gas inflow path.
[0026]
In the exhaust gas abatement apparatus of the present invention described above, the purge line is configured to perform a reciprocal operation in synchronization with the exhaust gas switching valve of the vacuum pump so that the amount of gas flowing into the thermal decomposition reactor is constant. Meanwhile, in the conventional exhaust gas abatement apparatus, when the exhaust gas switching valve of the vacuum pump is open as shown in FIG. 2A, the amount of gas flowing into the thermal decomposition reactor is at a high level (hereinafter, H level). On the other hand, when the exhaust switching valve of the vacuum pump is closed, the fluctuation of the gas flow rate such that the amount of gas flowing into the thermal decomposition reactor becomes low level (L level) is shown in FIG. ), When the exhaust switching valve of the vacuum pump is open, the supply amount of nitrogen gas is set to L level, and when the exhaust switching valve of the vacuum pump is closed, the supply amount of nitrogen gas is set to H level. gas The amount of heat can be kept constant, and the thermal shock caused by the rapid temperature change in the rod-shaped heating part of the electric heater in the exhaust gas abatement system based on the fluctuation of the gas flow rate can be mitigated. And crack breakage can be suppressed, the life of the electric heater can be drastically improved, and the operation rate of the exhaust gas abatement apparatus can be improved and maintenance costs can be reduced.
[0027]
In addition, in the case where the semiconductor manufacturing apparatus is in a standby state as well as when the semiconductor manufacturing apparatus is in a film forming state or a cleaning state, the gas is generated by thermal decomposition in an exhaust gas abatement apparatus by flowing gas from a purge line. Blockage of the factory side exhaust line due to reaction by-products can be suppressed.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, in the exhaust gas elimination method and the exhaust gas elimination apparatus of the present invention, it is possible to reduce the influence of thermal shock based on the fluctuation of the exhaust gas inflow amount.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram for explaining an example of an exhaust gas abatement apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining an amount of gas flowing into an exhaust gas abatement apparatus.
FIG. 3 schematically shows a flow of processing of exhaust gas discharged from the semiconductor manufacturing apparatus.
FIG. 4 is a schematic view for explaining a conventional exhaust gas abatement apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
加熱するガス流量が略一定となる様に、前記ヒーターに前記排ガスと共に調整ガスを供給する
ことを特徴とする排ガスの除害方法。In a method for removing exhaust gas by thermally decomposing exhaust gas discharged from a semiconductor manufacturing apparatus by a heater,
A method for abating exhaust gas, comprising supplying an adjustment gas together with the exhaust gas to the heater so that the flow rate of the gas to be heated is substantially constant.
ことを特徴とする請求項1に記載の排ガスの除害方法。The method of claim 1, wherein the adjusting gas is an inert gas.
前記排ガスを加熱するヒーターと、
該ヒーターに調整ガスを供給する調整ガス供給手段と、
前記ヒーターによって加熱されるガス流量が略一定となる様に、前記調整ガス供給手段からの調整ガスの供給量を制御する流量制御手段とを備える
ことを特徴とする排ガスの除害装置。In an exhaust gas abatement system that thermally decomposes exhaust gas discharged from semiconductor manufacturing equipment,
A heater for heating the exhaust gas,
Adjusting gas supply means for supplying an adjusting gas to the heater;
An exhaust gas abatement apparatus comprising: a flow rate control unit that controls a supply amount of the adjustment gas from the adjustment gas supply unit so that a gas flow rate heated by the heater is substantially constant.
ことを特徴とする請求項3に記載の排ガスの除害装置。The exhaust gas abatement apparatus according to claim 3, wherein the adjustment gas is an inert gas.
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