JP2004349150A - 同軸コネクタ - Google Patents

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JP2004349150A
JP2004349150A JP2003146016A JP2003146016A JP2004349150A JP 2004349150 A JP2004349150 A JP 2004349150A JP 2003146016 A JP2003146016 A JP 2003146016A JP 2003146016 A JP2003146016 A JP 2003146016A JP 2004349150 A JP2004349150 A JP 2004349150A
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Hiroshi Endo
宏 遠藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

【課題】嵌合保持機構が単純で安価な同軸コネクタの提供。
【解決手段】同軸コネクタにおいて、おす形コネクタの中心コンタクト6の先端部を球状とし、おす形コネクタの外部コンタクト7およびめす形コネクタの中心コンタクト1と外部コンタクト2のそれぞれの先端部を先端開口で開口部に複数の軸方向スリットを有する同心状の球殻状とし、おす形コネクタおよびめす形コネクタの中心コンタクトと外部コンタクトのそれぞれの先端部が同心状に嵌合する構造とする。その結果、おす形とめす形の中心軸が傾いてもインピーダンスが変わらないので嵌合保持機構は同軸コネクタの一方にロックレバー11、他方にロック受12という簡易な構造で済む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波電気信号を伝送する同軸ケーブルを接続する同軸コネクタの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
高周波電気信号を伝送する同軸ケーブルを接続する同軸コネクタは、接続時の定在波比や接触電気抵抗を小さくし、伝送損失を極力少なくすることが求められている。
【0003】
図4は、従来の同軸コネクタの断面図であり、図4の(a)および(b)は実際に使用されているめす形コネクタとおす形コネクタの断面図で、図4の(c)および(d)はコンタクトの形状を模擬しためす形コネクタとおす形コネクタの断面図である。図5の(a)は、従来の同軸コネクタのおす形コネクタとめす形コネクタの中心軸が直線状(正常状態)で嵌合している状態で、図5の(b)は、上側コネクタの中心軸が傾斜して嵌合している状態を示す。
【0004】
図4および図5に示す従来の同軸コネクタにおいて、嵌合状態での伝送損失を極力少なくするためには図5の(a)に示すように、めす形コネクタの中心軸25とおす形コネクタの中心軸31が一致しなければならない。
【0005】
図5の(b)に示すように中心軸が傾斜すると、中心コンタクトと外部コンタクトの間隔は、AおよびBの箇所で狭まり中心コンタクトと外部コンタクト間の幾何学的寸法が変化してしまう。このような、中心コンタクトと外部コンタクト間の幾何学的寸法が変化すると、インピーダンスが変化して定在波比や接触電気抵抗の増大を招いてしまう。
【0006】
このような不具合を避けるために従来の同軸コネクタでは、図4の(a)のめす形コネクタの外部コンタクト22の外面におすネジ24が切られており、図4の(b)のおす形コネクタには接続ナット29が設けられて、接続ナット29のめすネジ30がめす形コネクタのおすネジ24にねじ込まれる事により中心軸25と中心軸31が一致して嵌合する構造となっている(例えば、非特許文献1参照)。
【0007】
また、図5の(a)に示す嵌合を行うためには、それぞれの同軸コネクタに接続された同軸ケーブル(図示省略)も直線状である必要があり、同軸ケーブルを屈曲させて接続するためには同軸コネクタとして極めて複雑で精巧な特殊な機構が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【非特許文献1】
日本工業規格 JISC5414(1995)第2頁 図1、図2
【特許文献1】
特開2002−170638号公報 (第6頁、図1、図2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
同軸ケーブルと同軸コネクタは優れた高周波電気信号の伝送特性を有することから、家庭用電子機器ではテレビジョンのアンテナの接続やオーディオ機器のアナログ信号やデジタル信号の伝送用などに使用され、各種工業用電子機器では計測センサと計測機器の接続用などに広く使用されている。
【0010】
この同軸ケーブルは、中心から銅線、絶縁体、銅の編素線および絶縁被覆から構成されて、一般に直径5mm以上であり、その構造と太さから屈曲性が乏しいものとなっている。従来の同軸コネクタは、前述のとおりそれぞれ嵌合するコネクタの中心軸を一致させなければならず、このためにネジやナットなどの機構が必要とされ、また、屈曲して接続するためにはさらに複雑で精巧な機構を必要とするものであった。
【0011】
このような機構は、同軸コネクタの価格の増大を招くほか、使用時にネジの閉め忘れや長期間使用した場合にネジの緩みや機構部の腐食や劣化などが生じ、それにより伝送損失が増加するという不具合を招いてしまう。
【0012】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、複雑で精巧な機構を用いず、或る程度、中心軸が傾いてもインピーダンスの変化が少ない同軸コネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の同軸コネクタは以下の構成を有する。即ち、第1の構成は、弾性金属の中心コンタクトと外部コンタクトがインシュレータによって保持固定されたおす形コネクタとめす形コネクタが互いに嵌合し合う同軸コネクタにおいて、おす形コネクタの中心コンタクトの先端部は球状をなし、おす形コネクタの外部コンタクトの先端部は先端開口で開口部に複数の軸方向スリットを有し中心コンタクトの球状先端部と同心状の球殻状をなし、めす形コネクタの中心コンタクトの先端部および外部コンタクトの先端部はそれぞれ先端開口で開口部に複数の軸方向スリットを有した同心状の球殻状をなし、おす形コネクタの中心コンタクトの球状先端部とめす形コネクタの中心コンタクトの球殻状先端部、および、おす形コネクタの外部コンタクトの球殻状先端部とめす形コネクタの外部コンタクトの球殻状先端部とがそれぞれ嵌合することを特徴とする。
【0014】
本発明の第2の構成は、嵌合する同軸コネクタの一方にロックレバーを設け、他方にロック受けを設けることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態は、接続箇所である中心コンタクトと外部コンタクトの先端部を球殻状または球状としてそれらが同心状に嵌合し合う構造にすることにより、中心軸を厳密に一致させる必要がなくある程度を傾けた状態でも中心コンタクトと外部コンタクトの幾何学的寸法の変化がなく、インピーダンスや定在波比が変化しない特性を持たせることができる。このような特性から、中心軸を厳密に一致させるための複雑で精巧な機構を必要としないものである。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の同軸コネクタの実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の同軸コネクタの実施例のめす形コネクタとおす形コネクタのコンタクト形状を示す断面図並びにそれぞれの斜視図である。
【0017】
図1の(a)は、めす形コネクタのコンタクト部の断面図であり、図1の(c)はその斜視図である。図1の(a)において、インシュレータ3によって保持固定された中心コンタクト1と外部コンタクト2は、それぞれ先端部が開口している球殻状でそれらは同心状になっている。
【0018】
これらの球殻には軸方向と同じ方向にスリット14があり、相手方コンタクトが嵌合しようとするときには開口が拡がり、嵌合した後は弾性により縮まろうとして相手方コンタクトを握るようにして嵌合状態を維持する。
【0019】
図1の(b)は、おす形コネクタのコンタクト部の断面図であり、図1の(d)はその斜視図である。図1の(b)において、インシュレータ8によって保持固定された中心コンタクト6と外部コンタクト7は、それぞれ先端部が球状および開口している球殻状でそれらは同心状になっている。
【0020】
図2は、本発明の同軸コネクタの実施例のめす形コネクタとおす形コネクタの中心軸が直線状で嵌合している状態とそれぞれの中心軸が傾斜して嵌合している状態を示す断面図で、図2の(a)は中心軸が一致した状態、図2の(b)は中心軸が傾いた状態を示す図である。嵌合状態において中心コンタクトおよび外部コンタクトの先端部の中心5および中心10が同心状になっているために、図2の(a)および(b)の比較から、中心軸が傾いても中心コンタクトと外部コンタクト間の幾何学的寸法が変化しないことがわかる。
【0021】
このように嵌合状態において或る程度の傾きが生じても中心コンタクトと外部コンタクト間の幾何学的寸法が変わらず、インピーダンスの変化も殆どないため、嵌合後のロック機構も従来のような傾きを生じさせないねじ締め機構などにする必要がなく、或る程度傾きが生じることのある簡単なロック機構でもよく、コストの低減を図ることができる。
【0022】
図3は、本発明の同軸コネクタのロック機構の実施例を示す断面図である。おす形の同軸コネクタ側に構造の簡単なロックレバー11を、めす形の同軸コネクタ側に同様に構造の簡単なロック受12を設けてあり、同軸コネクタの嵌合状態ではロックレバー11の突起部13がロック受12の孔に嵌合する。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の同軸コネクタは、接続箇所である中心コンタクトと外部コンタクトの先端部を球状または球殻状としてそれらを同心状にした構造にすることにより、おす形コネクタとめす形コネクタとで中心軸が傾いても中心コンタクトと外部コンタクト間の寸法が殆ど変化せずインピーダンスが殆ど変わらないので中心軸を厳密に一致させるための複雑で精巧な機構を必要とせずに、着脱の容易な簡単なロック機構ですませることができ、コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同軸コネクタの実施例のめす形コネクタとおす形コネクタのコンタクト形状を示す断面図並びにそれぞれの斜視図である。
【図2】本発明の同軸コネクタの実施例のめす形コネクタとおす形コネクタの中心軸が直線状で嵌合している状態とそれぞれの中心軸が傾斜して嵌合している状態を示す断面図である。
【図3】本発明の同軸コネクタのロック機構の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の同軸コネクタの断面図である。
【図5】従来の同軸コネクタのおす形コネクタとめす形コネクタの中心軸が直線状で嵌合している状態とそれぞれの中心軸が傾斜して嵌合している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 中心コンタクト
2 外部コンタクト
3 インシュレータ
4 中心軸
5 中心
6 中心コンタクト
7 外部コンタクト
8 インシュレータ
9 中心軸
10 中心
11 ロックレバー
12 ロック受
13 突起部
14 スリット

Claims (2)

  1. 弾性金属の中心コンタクトと外部コンタクトがインシュレータによって保持固定されたおす形コネクタとめす形コネクタが互いに嵌合し合う同軸コネクタにおいて、おす形コネクタの中心コンタクトの先端部は球状をなし、おす形コネクタの外部コンタクトの先端部は先端開口で開口部に複数の軸方向スリットを有し中心コンタクトの球状先端部と同心状の球殻状をなし、めす形コネクタの中心コンタクトの先端部および外部コンタクトの先端部はそれぞれ先端開口で開口部に複数の軸方向スリットを有した同心状の球殻状をなし、おす形コネクタの中心コンタクトの球状先端部とめす形コネクタの中心コンタクトの球殻状先端部、および、おす形コネクタの外部コンタクトの球殻状先端部とめす形コネクタの外部コンタクトの球殻状先端部とがそれぞれ嵌合することを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 嵌合する同軸コネクタの一方にロックレバーを設け、他方にロック受けを設けることを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
JP2003146016A 2003-05-23 2003-05-23 同軸コネクタ Withdrawn JP2004349150A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323865A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc 同軸コネクタとそれを用いた半導体素子収納用パッケージとこれらに接続される同軸アダプタ
CN103887671A (zh) * 2012-12-21 2014-06-25 株式会社村田制作所 检查用同轴连接器

Cited By (3)

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