JP2004347277A - 流動媒体サンプリング装置 - Google Patents

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Tadashi Harada
正 原田
Hirokatsu Nakagawa
博勝 中川
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Abstract

【課題】任意の特定運転時点の流動媒体を採取することのできる流動媒体サンプリング装置を提供する。
【解決手段】サンプリング装置10は、先端に切り欠き部11Aを有する採取管11が流動層燃焼装置1の燃焼炉壁1Aを貫通して基端は外部に開放して配設されると共に、その開放端が閉止板14で開閉可能に閉止され、採取管11の内部に収集板12が配設されて構成されている。収集板12には閉止板14を気密的に貫通して外部に突出する操作ロッド13が連結固定されており、外部からこの操作ロッド13を押し引き操作することで採集板12を採取管11内で移動させることができるようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動層燃焼装置等において、燃焼状態を分析するために内容物を抜き取るサンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流動媒体を上昇気流によって流動化させた流動層に燃料を投入して燃焼させる流動層燃焼装置は、粒径の大きな燃料でも浮遊させて燃焼できると共に流動媒体として石灰石等の脱硫剤を用いることで炉内同時脱硫により排煙脱硫を必要としないといった優れた特徴を有しており、近時、このような流動層燃焼装置を用いたボイラに都市ゴミを粉砕してカルシウム等を加えて乾燥固化させて柱状チップ状としたゴミ生成燃料(RDF)を燃料として用いてエネルギーの有効利用を図る目的への利用が提案されている。(特許文献1参照)
ところで、このようなRDF燃料に限るものではないが、流動層燃焼装置において適正な運転状態を得るために、燃焼途中の燃料を含む流動媒体を取り出して燃焼状態を分析したいという要求がある。
【0003】
尚、搬送途中の粉体をサンプリングするものとしては、特許文献2に開示のごときものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−210331号公報
【特許文献2】
特開平7−98237号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃焼作動中の高温・高圧の流動層燃焼装置内にサンプリング管を挿入して内容物を取り出すことは極めて困難なものである。このため、運転停止後に装置内の任意の位置から流動媒体を採取して分析することが行われているが、これでは特定の運転時点での試料を得ることができないため、その分析データから運転データと燃焼状態の相関関係を解析することはできなかった。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、任意の特定運転時点の流動媒体を採取することのできる流動媒体サンプリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成する本発明の流動媒体サンプリング装置は、所定長さの筒状で先端上部に切り欠き部を有し燃焼炉壁を貫通して設けられた採取管部材と、前記採取管部材の外端を開閉可能に閉塞する閉止部材と、前記採取管部材に摺動移動可能に挿置された収集部材と、前記収集部材に連結され前記閉塞部材を気密的に貫通して外部に突出する操作部材と、を備えて構成されていることを特徴とする。
【0008】
これにより、外部から操作部材によって収集部材を採取管部材内で移動操作し、任意の運転時点で収集部材を採取管部材の先端まで移動させてその内部を空とし、その状態で切り欠き部を介して採取管部材内に侵入堆積する流動媒体を収集部材で取り込み、閉止部材を開放して採取できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る流動媒体サンプリング装置の一構成例を示し、(A)は断面図,(B)はその側面図である。
【0010】
図示サンプリング装置10は、採取管部材としての採取管11が流動層燃焼装置1の容器壁としての燃焼炉壁1Aを貫通して配設されると共に、採取管11の内部に収集部材としての収集板12が配設されて構成されている。
【0011】
採取管11は、所定長さの円筒状で、燃焼炉壁1Aの外面に固定された固定環1Bを介して燃焼炉壁1Aに当該燃焼炉壁1Aと直交するように貫通して設けられている。その先端には、上半分が所定長さで切り欠かれて成る切り欠き部11Aが形成されている。
【0012】
採取管11の基端は外部に開放しており、この開放端は固定環1Bの外面に複数のボルト15によって固定された閉止部材としての閉止板14で閉止されている。
【0013】
収集板12は、採取管11の内周に摺動可能に嵌合する所定厚さの円盤状で、その外側となる面の中央に操作部材としての操作ロッド13が連結固定されている。
【0014】
操作ロッド13は閉止板14を貫通して外部に突出しており、外部からこの操作ロッド13を押し引き操作することで採集板12を採取管11内で移動させることができるようになっている。その長さは、採取管11内で採集板12を先端から基端まで移動させることができるように設定され、また、操作ロッド13の先端には没入防止大径部13Bが形成されている。
【0015】
閉止板14の操作ロッド13が貫通する部位には、操作ロッド13の外周面に密着するシール14Aがキャップ14Bによって設けられており、このシール14Aによって燃焼炉内外の気密を保ちつつ操作ロッド13の摺動が可能となっている。
【0016】
上記のごとく構成されたサンプリング装置10は、燃焼炉外部から操作ロッド13を操作することで燃焼炉内外の気密を保って採取管11内で採集板12を先端から基端まで移動させることができ、また、ボルト15による締結を解除して閉止板14を取り外すことで採取管11を外側に開放することができる。
【0017】
次に、このサンプリング装置10を用いたサンプリング工程を、図2に基づいて説明する。
【0018】
まず、(A)に示すように採集板12が採取管11内の切り欠き部11Aより基端側に位置する状態として運転を開始し、採取を希望する時点で、操作ロッド13を押し込んで(B)に示すように収集板12を切り欠き部11Aの先端側に位置させる。これにより、収集板12より先端側の採取管11内に溜まっていた流動媒体2′は採取管11外に押し出され、切り欠き部11Aを介して採取管11内にその時点における流動媒体が流入する。所定時間経過して採取管11内に流動媒体2(これがサンプルとなる)が溜まった後、(C)に示すように収集板12を引き出して流動媒体2を採取管11の切り欠き部11Aより基端側に移動させる。これで、流動媒体2が採取管11内に隔絶された状態に採取される。
【0019】
その後、(D)に示すように閉止板14を取り外し、採取管11内の流動媒体2を取り出す。この流動媒体2を取り出す工程は、採集板12と採取管11の気密状態が良好で内外の気圧差が小さければ運転中に行っても良いが、運転停止後に行う方が好ましい。
【0020】
これにより、任意の運転時点における流動媒体2を採取することができ、このようなサンプリング装置10を、流動層燃焼装置1の燃焼炉内の採取を望む位置に配設することで、任意の運転時点における流動媒体を採取することができるものである。採取管11の先端位置を適宜設定すれば、燃焼炉内の任意の位置で流動媒体を採取することができる。
尚、本発明は上記構成例に限るものではなく、適宜変更可能なものである。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る流動媒体サンプリング装置によれば、所定長さの筒状で先端上部に切り欠き部を有し燃焼炉壁を貫通して設けられた採取管部材と、採取管部材の外端を開閉可能に閉塞する閉止部材と、採取管部材に摺動移動可能に挿置された収集部材と、収集部材に連結され閉塞部材を気密的に貫通して外部に突出する操作部材と、を備えて構成されていることで、外部から操作部材によって収集部材を採取管部材内で移動操作し、任意の運転時点で収集部材を採取管部材の先端まで移動させてその内部を空とした後、その状態で切り欠き部を介して採取管部材内に侵入堆積する流動媒体を収集部材で採取管部材内に取り込み、閉止部材を開放して採取できる。これにより、任意の特定運転時点の流動媒体を採取することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流動媒体サンプリング装置の一構成例を示し、(A)は断面図,(B)はその側面図である。
【図2】サンプリング装置による採取工程の説明図である。
【符号の説明】
1 流動層燃焼装置
1A 燃焼炉壁(容器壁)
10 サンプリング装置
11 採取管(採取管部材)
11A 切り欠き部
12 収集板(収集部材)
13 操作ロッド(操作部材)
14 閉止板(閉止部材)

Claims (1)

  1. 所定長さの筒状で先端上部に切り欠き部を有し容器壁を貫通して設けられた採取管部材と、
    前記採取管部材の外端を開閉可能に閉塞する閉止部材と、
    前記採取管部材に摺動移動可能に挿置された収集部材と、
    前記収集部材に連結され前記閉塞部材を気密的に貫通して外部に突出する操作部材と、を備えて構成されていることを特徴とする流動媒体サンプリング装置。
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