JP2004346924A - エンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】外部よりの化石燃料エネルギーを使わずに動力を得ると共に動力発生、発電を行なうエンジン装置を提供すること。
【解決手段】強磁性形状記憶合金材料6が磁場により急激に伸び、固定軸2のフィンを押す。この時の反力を受けて回転ドラム4が回転する。ついで形状記憶合金材料は、磁場の外にでると急激に縮んで、次のフィンと衝突することはない。この動作を繰り返すことによって、回転ドラムは回転し続けることができる。さらに、形状記憶合金の温度上昇を防ぐための冷却系、および回転速度を制御するための永久磁石3の位置変更機能をそなえる。
【選択図】図2
【解決手段】強磁性形状記憶合金材料6が磁場により急激に伸び、固定軸2のフィンを押す。この時の反力を受けて回転ドラム4が回転する。ついで形状記憶合金材料は、磁場の外にでると急激に縮んで、次のフィンと衝突することはない。この動作を繰り返すことによって、回転ドラムは回転し続けることができる。さらに、形状記憶合金の温度上昇を防ぐための冷却系、および回転速度を制御するための永久磁石3の位置変更機能をそなえる。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石の磁場と強磁性型形状記憶合金による伸び縮みを用い回転運動を得る装置であって、動力源、発電を行なう装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の装置としては熱、電気あるいは機械的力といった何らかの外部エネルギーを供給することにより回転運動を得るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エネルギー源には限りがあり、エネルギー生産に際しては環境を阻害する物質が副次的に生産されてしまうといった短所があった。
【0004】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、外部よりの化石燃料エネルギーを使わずに動力を得ると共に動力発生、発電を行なうエンジン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るエンジン装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0006】
このエンジンは強磁性形状記憶合金材料が磁場により変位を制御でき、高速応答が可能であることから、永久磁石の磁場を利用し回転運動を得ることで特徴づけられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は、本実施形態に係るエンジンの断面図である。エンジン1は固定軸2と永久磁石3と回転ドラム4を備えている。
【0009】
回転ドラム4は非磁性体を材料とした回転ドラム体5と加工性の良いCo−Ni−Al系、Ni系、Co系ホイスラー合金、Fe−Pt系、Fe−Pd系合金等の強磁性形状記憶合金を材料としたバネ6と非磁性体を材料としたバネを支えるバネガイド7と始動装置8を備えている。このバネは温度上昇により所定の機能が失われる可能性があるため、冷却系を備える。
【0010】
固定軸2は円柱の周りに複数のフィンを備えている。
【0011】
永久磁石3は回転ドラム体の半径方向の移動が可変である。永久磁石3はドラムを挟みこむU字型あるいはドラムの直径方向に配置する。
【0012】
次に、本実施形態に係るエンジン1の動作を説明する。
【0013】
バネ6は固定永久磁石3の磁界の中に入り設計された磁場強度に達すると急激に伸び、固定軸2のフィンを押す。この様子を図2に示す。
【0014】
このバネが固定軸2のフィンを押す力により回転ドラムを回転させる。
【0015】
さらに回転ドラムが回転すると、バネ6は固定永久磁石3の磁界の外に出る。バネ6は固定永久磁石3の磁界の外に出ると、急激に縮み次のフィンと衝突することはない。この様子が図1である。上記作用を繰り返すことにより、回転ドラムは回転し続けることができる。
【0016】
回転速度を変化させる場合は永久磁石3を回転ドラムの中心から離す方向に移動させることにより行なう。バネ6が設計された磁場強度以下となるまで離すことにより動力は失われる。
【0017】
エンジン1を停止状態から始動するには始動装置8による外力により回転ドラム4を回転させる。始動装置8は電池をエネルギー源としたモータとフラーホイールと人手によるクランクの一つあるいは複数の任意の組み合わせである。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0019】
本エンジンにより永久磁石とバネのみにより動力を得ることができる。
本エンジンは外部エネルギーを使わないため、CO2、SOX,NOXといった環境汚染物質を発生しないクリーンな動力源であり、このエンジンを発電機に接続させ、発生させる電気エネルギーもクリーンである。
【0020】
同時に、外部エネルギーを使わないことから、エネルギー料金は非常に安価である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの断面図であり、バネが縮んだ状態を表す。
【図2】本発明の実施形態に係るエンジンの断面図であり、バネが伸び回転動力を得ている状態を表す。
【符号の説明】
1 エンジン
2 固定軸
3 永久磁石
4 回転ドラム
5 回転ドラム体
6 バネ
7 バネガイド
8 始動装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石の磁場と強磁性型形状記憶合金による伸び縮みを用い回転運動を得る装置であって、動力源、発電を行なう装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の装置としては熱、電気あるいは機械的力といった何らかの外部エネルギーを供給することにより回転運動を得るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エネルギー源には限りがあり、エネルギー生産に際しては環境を阻害する物質が副次的に生産されてしまうといった短所があった。
【0004】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、外部よりの化石燃料エネルギーを使わずに動力を得ると共に動力発生、発電を行なうエンジン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るエンジン装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0006】
このエンジンは強磁性形状記憶合金材料が磁場により変位を制御でき、高速応答が可能であることから、永久磁石の磁場を利用し回転運動を得ることで特徴づけられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は、本実施形態に係るエンジンの断面図である。エンジン1は固定軸2と永久磁石3と回転ドラム4を備えている。
【0009】
回転ドラム4は非磁性体を材料とした回転ドラム体5と加工性の良いCo−Ni−Al系、Ni系、Co系ホイスラー合金、Fe−Pt系、Fe−Pd系合金等の強磁性形状記憶合金を材料としたバネ6と非磁性体を材料としたバネを支えるバネガイド7と始動装置8を備えている。このバネは温度上昇により所定の機能が失われる可能性があるため、冷却系を備える。
【0010】
固定軸2は円柱の周りに複数のフィンを備えている。
【0011】
永久磁石3は回転ドラム体の半径方向の移動が可変である。永久磁石3はドラムを挟みこむU字型あるいはドラムの直径方向に配置する。
【0012】
次に、本実施形態に係るエンジン1の動作を説明する。
【0013】
バネ6は固定永久磁石3の磁界の中に入り設計された磁場強度に達すると急激に伸び、固定軸2のフィンを押す。この様子を図2に示す。
【0014】
このバネが固定軸2のフィンを押す力により回転ドラムを回転させる。
【0015】
さらに回転ドラムが回転すると、バネ6は固定永久磁石3の磁界の外に出る。バネ6は固定永久磁石3の磁界の外に出ると、急激に縮み次のフィンと衝突することはない。この様子が図1である。上記作用を繰り返すことにより、回転ドラムは回転し続けることができる。
【0016】
回転速度を変化させる場合は永久磁石3を回転ドラムの中心から離す方向に移動させることにより行なう。バネ6が設計された磁場強度以下となるまで離すことにより動力は失われる。
【0017】
エンジン1を停止状態から始動するには始動装置8による外力により回転ドラム4を回転させる。始動装置8は電池をエネルギー源としたモータとフラーホイールと人手によるクランクの一つあるいは複数の任意の組み合わせである。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0019】
本エンジンにより永久磁石とバネのみにより動力を得ることができる。
本エンジンは外部エネルギーを使わないため、CO2、SOX,NOXといった環境汚染物質を発生しないクリーンな動力源であり、このエンジンを発電機に接続させ、発生させる電気エネルギーもクリーンである。
【0020】
同時に、外部エネルギーを使わないことから、エネルギー料金は非常に安価である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの断面図であり、バネが縮んだ状態を表す。
【図2】本発明の実施形態に係るエンジンの断面図であり、バネが伸び回転動力を得ている状態を表す。
【符号の説明】
1 エンジン
2 固定軸
3 永久磁石
4 回転ドラム
5 回転ドラム体
6 バネ
7 バネガイド
8 始動装置
Claims (2)
- 強磁性型形状記憶合金による伸び縮み原理を用い永久磁石の磁場により回転運動を得る装置であって摩擦熱による温度上昇を押さえる冷却系統を備える動力装置。
- 請求項1のエンジンに馬力が必要である場合は強磁性型形状記憶合金を回転軸の回りに複数配置し、さらに回転軸方向に並列に設置し、回転数を変化させる場合は永久磁石を強磁性型形状記憶合金から離すことにより行なう動力装置である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180281A JP2004346924A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180281A JP2004346924A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004346924A true JP2004346924A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33535126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003180281A Pending JP2004346924A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004346924A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010096044A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Akifumi Hoshino | 重力を利用した回転装置モーター、および磁力を利用した回転装置 |
CN102280921A (zh) * | 2010-06-09 | 2011-12-14 | 常州司曼睿信息科技有限公司 | 运动发电装置 |
WO2013186876A1 (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | 富士通株式会社 | 発電デバイス |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003180281A patent/JP2004346924A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010096044A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Akifumi Hoshino | 重力を利用した回転装置モーター、および磁力を利用した回転装置 |
CN102280921A (zh) * | 2010-06-09 | 2011-12-14 | 常州司曼睿信息科技有限公司 | 运动发电装置 |
WO2013186876A1 (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | 富士通株式会社 | 発電デバイス |
JPWO2013186876A1 (ja) * | 2012-06-13 | 2016-02-01 | 富士通株式会社 | 発電デバイス |
US9543499B2 (en) | 2012-06-13 | 2017-01-10 | Fujitsu Limited | Power generation device |
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