JP2004346885A - タービンフレーム構造 - Google Patents

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Yuta Matsumoto
祐太 松本
Atsushi Sato
篤 佐藤
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Abstract

【課題】ストラットとフェアリングからなり、ガスタービンの回転軸及びその軸受を支持するタービンフレーム構造であって、全体を軽量化でき、流路表面の凹凸が少なく圧力損失が小さく、熱応力が少なく、高温ガスのフェアリング内部への流入を抑制できるタービンフレーム構造を提供する。
【解決手段】タービンフレームのアウタリング2とインナーリング4を連結するストラット12と、ストラットを囲み周方向に間隔を隔てて位置する複数のフェアリング14と、隣接するフェアリングを周方向に連結する連結部材16とを備える。フェアリング14はストラット12を挟んで周方向に分割可能に形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストラットとフェアリングからなり、ガスタービンの回転軸及びその軸受を支持するタービンフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンの回転軸及びその軸受を支持するタービンフレーム構造として、特許文献1が開示されている。 特許文献1の「タービンフレーム組立体」は、図4に示すように、ケーシング51、ハブ52及びストラット53からなる。ハブ52には、ガスタービンの回転軸及びその軸受が支持される。また図示しない一体構造のフェアリングを、ストラット53のまわりに挿入後に、ストラット53の両端部をボルト54,55でケーシング51とハブ52に締結するものである。フェアリングは、ケーシング51とハブ52の間を通過する高温ガスにストラット53が直接曝されるのを防止し、ストラットの過熱による強度低下を防ぐ機能を有する。
【0003】
また、その他の構造として、ストラットを一体構造とし、フェアリングを板金構造にしたタービンフレーム構造も知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−21507号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の「タービンフレーム組立体」では、タービンフレームのアウタリング(ケーシング)とストラットを別部品としているため、同等の構造強度を確保する場合、重量が増大する。
【0006】
また、ストラットを一体構造とし、フェアリングを板金構造にしたタービンフレーム構造では、板材のフェアリングを採用しライナにボルト/ナットで締結する構造としているため、流路表面の凹凸が多く圧力損失が増大し、ガスタービンの性能が低下する。また、板金構造のフェアリングが熱応力で変形し、ガスタービンの運用時に高温ガス締結部に生じるすき間からがフェアリング内部への流入する問題点がある上、分解時、板材フェアリングの再使用も不可である。さらに、フェアリングの締結部構造が複雑となるため、部品数が多く、重量が増加するデメリットもある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ストラットとフェアリングからなり、ガスタービンの回転軸及びその軸受を支持するタービンフレーム構造であって、全体を軽量化でき、流路表面の凹凸が少なく圧力損失が小さく、熱応力が少なく、高温ガスのフェアリング内部への流入を抑制できるタービンフレーム構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、タービンフレームのアウタリングとインナーリングを連結するストラットと、該ストラットを囲み周方向に間隔を隔てて位置する複数のフェアリングと、隣接するフェアリングを周方向に連結する連結部材とを備え、前記フェアリングはストラットを挟んで周方向に分割可能に形成されている、ことを特徴とするタービンフレーム構造が提供される。
【0009】
上記本発明の構成によれば、タービンフレームのアウタリングとストラットを一体構造にすることが可能なため、全体を軽量化することができる。また、フェアリングがストラットを挟んで周方向に分割可能に形成されているので、フェアリングと連結部材をストラットを挟んでストラットの組立て後に組み立てることができる。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記フェアリングは、内側バンド部、外側バンド部、および翼部からなり、前記連結部材は、フェアリングの内側バンド部を連結する内側連結部材と、外側バンド部を連結する外側連結部材とからなる。
【0011】
この構成により、内側連結部材と外側連結部材で隣接するフェアリングを周方向に連結することにより、アウタリングとインナーリングの間の流路表面の凹凸を少なくし圧力損失が小さくし、かつ高温ガスの締結部に生じるすき間からフェアリング内部への流入を抑制できる。
【0012】
また、前記フェアリングの外側バンド部と外側連結部材は、アウタリングに熱膨張可能に取り付けられる。
この構成により、熱応力を少なくできる。
【0013】
また、好ましくは、前記フェアリングは、ストラットを挟んで周方向に対称な1対の半割セグメントと、該1対の半割セグメントの間に挟持される前縁部材とからなり、各半割セグメントは、それぞれ半割の内側バンド部、外側バンド部、および翼部からなる。
この構成により、ボルト/ナット等の締結構造が不要となり、構造が簡素化され、かつ重量/部品点数も低減できる。
【0014】
また、前記半割セグメントと前縁部材は、鋳造部品又は鍛造部品である、ことが好ましい。
この構成により、流路表面の凹凸を低減できる。さらに、最も高温なガスに曝されるフェアリング前縁部(前縁部材)を別部品とすることにより、前縁部材のみ耐熱性の高い材料を使用して、フェアリング全体の製造コストを下げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0016】
図1は、本発明によるタービンフレーム構造の部分断面図である。この図に示すように、本発明のタービンフレーム構造は、タービンフレームのアウタリング2とインナーリング4を連結するストラット12と、ストラット12を囲み周方向に間隔を隔てて位置する複数のフェアリング14と、隣接するフェアリング14を周方向に連結する連結部材16とを備える。なおこの図で、6は上流側のタービン動翼、8は下流側のタービン静翼であり、タービン動翼6からタービン静翼8に向かって高温ガス9が流れるようになっている。
【0017】
図2は、図1のA−A矢視図であり、図3は、本発明を構成するフェアリングの斜視図である。
【0018】
図3に示すように、フェアリング14は、内側バンド部14a、外側バンド部14b、および翼部14cからなる。また、連結部材16は、フェアリングの内側バンド部14aを連結する内側連結部材16aと、外側バンド部14bを連結する外側連結部材16bとからなる。
【0019】
また、図2に示すように、フェアリング14は、ストラット12を挟んで周方向に対称な1対の半割セグメント15aと、1対の半割セグメント15aの間に挟持される前縁部材15bとからなり、ストラットを挟んで周方向に分割可能に形成されている。この各半割セグメント15aは、それぞれ半割の内側バンド部14a、外側バンド部14b、および翼部14cからなる。
半割セグメント15aと前縁部材15bは、鋳造部品又は鍛造部品であり、互いに密着して隙間ができないように構成されている。また、特に前縁部材15bには高温ガス9に耐える耐熱材料を用いる。
なお、1対の半割セグメントの間、半割セグメント15aと前縁部材15bの間のシール性を高めるために、周知のシール板、又はシール材を用いてもよい。
【0020】
図1において、フェアリング14の外側バンド部14bと外側連結部材16bは、アウタリング2の下流端にコの字断面のリング部材18で固定され、この固定端以外が自由に熱膨張できるように取り付けられている。
また、この図で、19a,19b,19cは、フェアリングと連結部材の端部とケーシングとの間をシールするEシールであり、フェアリングと連結部材の熱膨張を許容しながらその間をシールするようになっている。
【0021】
さらに、フェアリング14の内側バンド部14aと内側連結部材16aは、半径方向内方に延びるフランジ部14c,16cを有する。このフランジ部14c,16cは挟持部材20で互いに連結され、熱膨張時に軸方向位置が互いにずれないようになっている。
また、フェアリング14の内側バンド部14aと内側連結部材16a、及び外側バンド部14bと外側連結部材16bは、周方向端面が互いに密接し、端面に設けられた溝に嵌め込むシールプレート(図示せず)により、その間がシールされる。
【0022】
上述した本発明の構成によれば、タービンフレームのアウタリングとストラットを一体構造にすることが可能なため、全体を軽量化することができる。また、フェアリングがストラットを挟んで周方向に分割可能に形成されているので、フェアリングと連結部材をストラットを挟んでストラットの組立て後に組み立てることができる。
また、分解時においても、タービンフレームのアウタリング、インナリングとストラットが一体の状態でフェアリングの分解が可能に形成されているので、整備性に優れる。
【0023】
また、内側連結部材と外側連結部材で隣接するフェアリングを周方向に連結することにより、アウタリングとインナーリングの間の流路表面の凹凸を少なくし圧力損失が小さくし、かつ高温ガスの締結部に生じるすき間からフェアリング内部への流入を抑制できる。さらに、ボルト/ナット等の締結構造が不要となり、構造が簡素化され、かつ重量/部品点数も低減できる。
【0024】
また、流路表面の凹凸を低減し、かつ熱応力を少なくできる。 さらに、最も高温なガスに曝されるフェアリング前縁部(前縁部材)を別部品とすることにより、前縁部材のみ耐熱性の高い材料を使用して、フェアリング全体の製造コストを下げることができる。
【0025】
なお、本発明は上述した実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りで自由に変更することができることは勿論である。例えば、本発明を航空用、舶用、陸上用のガスタービンに広く適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
上述したように、ロータを支持するタービンフレーム構造を有するガスタービンにおいて、鋳物もしくは鍛造材を使用した分割構造のフェアリングを採用することにより、以下の効果が得られる。
(1) 圧力損失の低減によるガスタービンの性能向上
(2) タービンフレームのアウタリングとストラットの一体化を維持可能な構造とすることによる重量低減
(3) 構造の簡素化による重量/部品点数の低減
(4) 最適な分割構造を採用することによる製造コストの低減
(5) タービンフレームのアウタリングとストラットの一体化を維持可能な構造とすることによる整備性向上
【0027】
従って、本発明のタービンフレーム構造は、全体を軽量化でき、流路表面の凹凸が少なく圧力損失が小さく、熱応力が少なく、高温ガスの締結部に生じるすき間からフェアリング内部への流入を抑制できる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタービンフレーム構造の部分断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本発明を構成するフェアリングの斜視図である。
【図4】従来のタービンフレーム構造の部分図である。
【符号の説明】
2 アウタリング、4 インナーリング、
6 タービン動翼、8 タービン静翼、9 高温ガス、
12 ストラット、14 フェアリング、
14a 内側バンド部、14b 外側バンド部、14c 翼部、
16 連結部材、16a 内側連結部材、16b 外側連結部材、
18 リング部材、19a,19b,19c Eシール、
20 挟持部材

Claims (5)

  1. タービンフレームのアウタリングとインナーリングを連結するストラットと、該ストラットを囲み周方向に間隔を隔てて位置する複数のフェアリングと、隣接するフェアリングを周方向に連結する連結部材とを備え、
    前記フェアリングはストラットを挟んで周方向に分割可能に形成されている、ことを特徴とするタービンフレーム構造。
  2. 前記フェアリングは、内側バンド部、外側バンド部、および翼部からなり、
    前記連結部材は、フェアリングの内側バンド部を連結する内側連結部材と、外側バンド部を連結する外側連結部材とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載のタービンフレーム構造。
  3. 前記フェアリングの外側バンド部と外側連結部材は、アウタリングに熱膨張可能に取り付けられる、ことを特徴とする請求項2に記載のタービンフレーム構造。
  4. 前記フェアリングは、ストラットを挟んで周方向に対称な1対の半割セグメントと、該1対の半割セグメントの間に挟持される前縁部材とからなり、
    各半割セグメントは、それぞれ半割の内側バンド部、外側バンド部、および翼部からなる、ことを特徴とする請求項1に記載のタービンフレーム構造。
  5. 前記半割セグメントと前縁部材は、鋳造部品又は鍛造部品である、ことを特徴とする請求項4に記載のタービンフレーム構造。
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