JP2004346569A

JP2004346569A - Corner form for placing concrete

Info

Publication number: JP2004346569A
Application number: JP2003143566A
Authority: JP
Inventors: Michihiro Miyakoshi; 道博宮腰; Toshiyuki Kobayashi; 俊幸小林
Original assignee: Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Current assignee: Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 2003-05-21
Filing date: 2003-05-21
Publication date: 2004-12-09

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a corner form for placing concrete, which prevents the concrete from leaking from a joint part of the form in the placing of the concrete. <P>SOLUTION: This corner form 30 comprises a bent sheathing board part 32, one side of which serves as a concrete placing surface 31, and a side plate part 33 which is perpendicularly bent to the other side of the surface 31 of the board part 32 from both side edges of the sheathing board part 32; and a vertically elongated protrusive streak part 41, the one-side surface of which is made flush with the surface 31 of the board part 32, is protrusively provided on an outside surface 38 of at least one side plate part 33. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート構造物のコーナー部分を形成するためのコンクリート打設用コーナー型枠に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、コンクリート打設用型枠（以下、「コンクリート型枠」または単に「型枠」と記す）としては、安価で、釘打ち等の加工がしやすく、軽量であるなどの理由から、ベニヤ合板等からなる堰板の裏面に桟木をくぎ打ちした合板型枠が用いられている。
しかしながら、このような合板型枠には、（ｉ）桟木の固定や型枠の連結に釘打ち作業が必要であり、施工性が悪い、（ｉｉ）釘打ちや、堰板の表面に塗布されるコンクリート剥離剤によって型枠が痛みやすく、転用回数が少ない（例えば、５回程度である）、（ｉｉｉ）転用回数を超えたものは、木材としてリサイクルできず、解体して焼却処分するしかない、などの欠点があった。
【０００３】
これらの問題を解決するものとしては、軽量で施工性がよく、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠が提案されている。
図８は、このようなプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一例を示す図である。この型枠１０は、片面がコンクリート打設面１１となる中空の堰板部１２と、堰板部１２の両側縁から堰板部１２のコンクリート打設面１１の反対側に直角に屈曲した中空の側板部１３と、堰板部１２の裏面１４に設けられた、側板部１３に平行な２枚の中空の補強板部１５とを有して概略構成されるものであり、堰板部１２、側板部１３および補強板部１５が、２枚の板１６，１６と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ１７とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
【０００４】
この型枠１０の設置（建て込み）については、図９を参照しながら以下に説明する。
まず、複数の中空型枠パネル１０を側板部１３の外側表面１８同士が接するように一列に並べる。中空型枠パネル１０の堰板部１２に穿設された挿通孔２０に、対向する中空型枠パネル１０を所定の間隔に保つ止め金であるＰコン２１が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレータ２２を挿通する。ついで、挿通孔２０から突出したセパレータ２２の端部に、中空型枠パネル１０の裏面１４側からフォームタイ（登録商標）と呼ばれる締付金具２３を螺合により取り付け、セパレータ２２のＰコン２１と締付金具２３基端部の皿板２４との間で堰板部１２を挟み込む。
【０００５】
同様に、コンクリート打設面１１が対向するように複数の中空型枠パネル１０をもう一列並べる。この際に、中空型枠パネル１０の堰板部１２に穿設された挿通孔２０にセパレータ２２を挿通する。ついで、挿通孔２０から突出したセパレータ２２の端部に、中空型枠パネル１０の裏面１４側から締付金具２３を螺合により取り付け、セパレータ２２のＰコン２１と締付金具２３基端部の皿板２４との間で堰板部１２を挟み込むようにして、中空型枠パネル１０を保持する。
【０００６】
さらに、締付金具２３の上下に角パイプからなる一対の横ばた材２５を配置し、これらを支持する座金２６および座金２６を止めるクサビ２７で、横ばた材２５を側板部１３および補強板部１５の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材２５を配設することによって、中空型枠パネル１０が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【０００７】
ところで、コンクリート構造物のコーナー部分を形成するためには、そのコーナー部分において、２枚の型枠１０を互いに直角をなすように接合させて配置する必要がある。しかしながら、型枠１０の堰板部１２の側縁には、側板部１３が一体に形成されているので、２枚の型枠１０を互いに直角をなすように接合させて配置することができなかった。そのため、コーナー部分に木製の角材を配置する、もしくは、型枠１０の堰板部１２の側縁にベニヤ合板を接げ足し、このベニア合板同士を互いに直角をなすように接合させることが行われてきた。
【０００８】
また、特許第３１５４６８０号公報（特許公報１）には、図１０に示すような、プラスチック製の中空角材の中空部に対角リブ２８を設けたコーナー型枠２９が提案されている。このコーナー型枠２９は、図１１に示すように、その一辺の長さが型枠１０の側板部１３の幅と同じとされ、２枚の型枠１０の各々の側板部１３と接するように配置される。
【０００９】
ここで、型枠１０およびコーナー型枠２９においては、接触面となる側板部１３の外側表面１８、およびコーナー型枠２９の表面に、それらの接触部分に隙間が生じて打設されたコンクリートが外に漏れ出さないようにするために、平滑性が要求される。しかしながら、型枠１０およびコーナー型枠２９は、押出成形によって一体成形された大型の成形品であるため、側板部１３の外側表面１８およびコーナー型枠２９表面を完全に平滑にすることは難しく、また、型枠１０およびコーナー型枠２９を繰り返し使用していくうちに、側板部１３やコーナー型枠２９に多少の変形が生じることもあった。
【００１０】
また、横ばた材を配設した際、型枠１０の側板部１３および補強板部１５に横ばた材が当接して、型枠１０を押さえ込むことができるものの、コーナー型枠２９の一辺の長さが、型枠１０の側板部１３の幅と同じとされているので、コーナー型枠２９に横ばた材が当接できず、コーナー型枠２９を押さえ込むことができないという問題があった。
【００１１】
【特許文献１】
特許第３１５４６８０号公報（第１−３頁、図１、図２）
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、打設時に型枠の接続部分からコンクリートが漏れ出すことがないコンクリート打設用コーナー型枠を提供することにある。
また、本発明の目的は、建て込んだ際に横ばた材で押さえ込むことができるコンクリート打設用コーナー型枠を提供することにある。
また、本発明の目的は、軽量で施工性がよく、耐久性が高く、リサイクル可能なコンクリート打設用コーナー型枠を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠は、片面がコンクリート打設面となる、屈曲した堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有し、少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設されていることを特徴とするものである。
【００１４】
ここで、２つの側板部は、互いに接触していないことが望ましい。
また、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠は、前記凸条部とは異なる凸条部をさらに有することが望ましい。
また、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠は、プラスチック製であることが望ましい。
また、前記堰板部および側板部は、２枚の板と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであること望ましい。
また、前記堰板部は、透明または半透明であることが望ましい。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図１および図２は、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠の一例を示す図である。このコーナー型枠３０は、片面がコンクリート打設面３１であって、コンクリート打設面３１の反対側の裏面３４が内側となるように、かつ両側縁が互いに近づくように直角に屈曲した中空の堰板部３２と、堰板部３２の両側縁から堰板部３２のコンクリート打設面３１の反対側に直角に屈曲した中空の側板部３３と、側板部３３の外側表面３８の両側縁に突設された鉛直方向に延びる２条の中空の凸条部４１，４２とを有して概略構成されるものである。
【００１６】
ここで、コンクリート打設面３１側の凸条部４１の片側側面は、堰板部３２のコンクリート打設面３１と同一平面とされている。
また、凸条部４２の凸条部４１と向かい合う側面には、傾斜面４３が形成されている。
また、凸条部４１および凸条部４２には、後述のセパレータを挿通する場合に、セパレータ用の挿通孔を形成するための切欠溝４９が設けられている。
また、側板部３３には、後述の仮固定用のＵ形クリップの挿入孔３９、およびコンクリート打設後のコーナー型枠３０の脱型時にバールを差し込むためのバール差し込み孔４０が形成されている。バール差し込み孔４０を形成することにより、これにバールを差し込むことができ、てこの原理でコーナー型枠３０を容易にコンクリートから剥がすことができる。
【００１７】
側板部３３は、平行な２枚の板３６，３６と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブ３７とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
堰板部３２は、平行な２枚の板３６，３６と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。堰板部３２の補強リブは、側板部３３が堰板部３２に接する部分では、コンクリート打設面３１に対して直角に、かつ側板部３３を形成する２枚の板３６に連続して形成された直角リブ４４であり、屈曲部４５では、コンクリート打設面３１に対して直角に形成された直角リブ４６および対角リブ４７であり、それ以外の部分では、コンクリート打設面３１に対して傾斜して、かつジグザグに連続して形成された傾斜リブ４８である。
【００１８】
堰板部３２および側板部３３の厚さ、幅、高さ等の寸法は、特に限定はされず、例えば、従来の合板型枠の寸法と同程度に設定される。なお、２つの側板部３３が互いに接触（接合）しないようにするためには、堰板部３２の一辺の長さＡは、側板部３３の幅Ｂおよび側板部３３の厚さＣの合計よりも長いことが好ましい。
また、堰板部３２および側板部３３を構成する２枚の板３６および各補強リブの厚さも、特に限定はされないが、機械的強度および軽量化を考慮した場合、例えば、１〜３ｍｍが適当である。
【００１９】
凸条部４１，４２の高さは、コーナー型枠３０に隣接して設置される他の型枠の凸条部と重ね合わせた時に、凸条部の当接部分に穿設される挿通孔に挿通されるセパレータの外径に対応させて、適宜設定される。例えば、セパレータの外径が通常の８ｍｍの場合、凸条部４１，４２の高さは７ｍｍ程度とされる。
また、凸条部４１，４２の幅は、側板部３３の幅よりも狭くされていればよく、特に限定はされない。
【００２０】
このコーナー型枠３０は、例えば、プラスチック材料の押出成形等によって、堰板部３２、側板部３３、および凸条部４１，４２を一体成形して製造されるものである。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ＡＢＳ樹脂、ナイロンなどが挙げられる。中でも、機械的強度、コンクリートの離型性、耐アルカリ（耐コンクリート）性に優れていることから、ポリプロピレンが好適に用いられる。また、プラスチック材料には、コーナー型枠３０の剛性を高める目的で、各種無機フィラーを添加してもよい。
【００２１】
次に、コンクリート打設用型枠の設置（建て込み）について、図３〜図７を参照しながら説明する。
図３に示すような、片面がコンクリート打設面５１となる中空の堰板部５２と、堰板部５２の両側縁から堰板部５２のコンクリート打設面５１の反対側に直角に屈曲した中空の側板部５３と、側板部５３の外側表面５８の両側縁に突設された鉛直方向に延びる２条の中空の凸条部６１，６２と、堰板部５２の裏面５４に設けられた、側板部５３に平行な４枚の中空の補強板部５５とを有して概略構成される型枠５０を用意する。
ここで、堰板部５２、側板部５３および補強板部５５は、２枚の板とこれら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルである。
また、凸条部６１および凸条部６２には、後述のセパレータを挿通する場合に、セパレータ用の挿通孔を形成するための切欠溝６９が設けられている。
また、側板部５３には、後述の仮固定用のＵ形クリップの挿入孔５９、およびコンクリート打設後の型枠５０の脱型時にバールを差し込むためのバール差し込み孔６０が形成されている。バール差し込み孔６０を形成することにより、これにバールを差し込むことができ、てこの原理で型枠５０を容易にコンクリートから剥がすことができる。
【００２２】
まず、この型枠５０を、凸条部６１同士および凸条部６２同士が接するように一列に並べる。
さらに、コンクリート構造物のコーナー部分となる箇所には、図１に示すようなコーナー型枠３０を、コーナー型枠３０の凸条部４１と型枠５０の凸条部６１とが接するように、かつコーナー型枠３０の凸条部４２と型枠５０の凸条部６２とが接するように配置する。
【００２３】
ついで、隣接する側板部５３同士、並びに側板部３３および側板部５３を、図４に示すような、一端がＬ字形に屈曲した挿入部７１であり、他端がＵ字形に屈曲した挟持部７２であるＵ形クリップ７０を用いて連結、仮固定する。具体的には、図５に示すように、Ｕ形クリップ７０の挿入部７１を側板部５３（または側板部３３）の挿入孔５９（または挿入孔３９）に挿入し、ついで、Ｕ形クリップ７０を挿入部７１を軸にして回転させ、図６に示すように、挟持部７２にて側板部５３同士（または側板部３３および側板部５３）を挟持する。
ついで、隣接する側板部５３の切欠溝６９同士が向き合って形成される挿通孔に、Ｐコン２１が設けられた丸棒状のセパレータ２２を挿通する。ついで、挿通孔から突出したセパレータ２２の端部に、締付金具２３を螺合により取り付け、セパレータ２２のＰコン２１と締付金具２３基端部の皿板２４との間で側板部５３の幅方向を挟み込む。
【００２４】
同様に、コンクリート打設面３１が対向するように複数の型枠５０をもう一列並べる。ついで、挿通孔から突出したセパレータ２２の端部に、締付金具２３を螺合により取り付け、セパレータ２２のＰコン２１と締付金具２３基端部の皿板２４との間で側板部５３の幅方向を挟み込むようにして、型枠５０を保持する。
【００２５】
さらに、締付金具２３の上下に角パイプからなる一対の横ばた材２５を配置し、これらを支持する座金２６および座金２６を止めるクサビ２７で、横ばた材２５をコーナー型枠３０の側板部３３、型枠５０の側板部５３および補強板部５５の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材２５を配設することによって、コーナー型枠３０および型枠５０が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【００２６】
以上説明したようなコーナー型枠３０にあっては、隣接する型枠の側板部と全面で接する従来のコーナー型枠に比べ、凸条部４１，４２と、型枠５０の凸条部６１，６２との接触面積が小さいので、凸条部同士の接触部分に隙間が形成されにくく、コンクリートが漏れだしにくい。
また、コーナー型枠３０にあっては、２つの側板部３３が互いに接触（接合）していないので、横ばた材を配設した際に、横ばた材が側板部３３に当接して、コーナー型枠３０を押さえ込むことができる。
【００２７】
また、コーナー型枠３０は、プラスチック製であるので、耐久性がよく、転用回数を超えた後にはプラスチック材料としてリサイクルが可能である。また、コーナー型枠３０は、プラスチック製であるので、コンクリート離型性がよく、コンクリート剥離剤が不要である。
また、コーナー型枠３０は、プラスチック製であり、片面がコンクリート打設面３１となる堰板部３２と、堰板部３２の両側縁から堰板部３２のコンクリート打設面３１の反対側に直角に屈曲した側板部３３とを有しているので、桟木を固定するための釘打ちが不要であり、施工性がよく、釘打ちによる耐久性の低下もない。このようなコーナー型枠３０は、従来の合板型枠に比べ、飛躍的に転用回数が延びる。
【００２８】
また、このコーナー型枠３０は、２条の凸条部のうち、１つの凸条部４１の片側側面が、堰板部３２のコンクリート打設面３１と同一平面とされているので、型枠設置後に打設されたコンクリート表面がコーナー型枠３０と型枠５０とのつなぎ目で凹凸となることなく、コンクリート表面を平面に保つことができる。
また、このコーナー型枠３０は、堰板部３２および側板部３３が２枚の板３６とこれらを連結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空状のものであるので、軽量であり、かつ十分な機械的強度を有する。特に、堰板部３２には、傾斜リブ４８が形成されているので、曲げ剛性が高く、コンクリート打設時のコンクリートの圧力で堰板部３２がたわむことがない。
【００２９】
なお、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠は、図１に示すものに限定はされず、例えば、堰板部が、コンクリート打設面が内側となるように直角に屈曲したものであってもよい。図１に示すような、裏面３４が内側となるように屈曲したコーナー型枠３０が入角用のコーナー型枠として使用できるのに対し、コンクリート打設面３１が内側となるように屈曲したコーナー型枠は出角用のコーナー型枠として使用できる。
また、堰板部の屈曲角度は、直角に限定されず、コンクリート構造物のコーナー部分の設計に合わせて、直角以外の角度で屈曲していてもよい。また、堰板部は、２回以上屈曲したものであってもよい。
【００３０】
また、凸条部は、少なくとも一方の側板部の外側表面に設けられていればよく、必ずしも両側の側板部の外側表面に設ける必要はない。
また、凸条部の位置は、図示例の位置に限定はされず、鉛直方向に延びる２条の凸条部のうち一方の凸条部が、その片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされていれば、他方の凸条部は、図示例のように側板部の側縁に設けられていなくてもよい。
また、凸条部４１，４２には、必ずしも切欠溝４９を設けなくてもよい。例えば、コンクリート打設の現場にて、コンクリート打設用型枠を建て込む際に、凸条部同士の当接部分にセパレータ挿通用の挿通孔をドリル等の工具で穿設するようにしてもよい。
【００３１】
また、少なくとも堰板部を透明もしくは半透明とすれば、型枠を光が透過するので、型枠で周囲を囲まれたコンクリート打設の現場に外部の明かりを取り入れることができる。また、堰板部および側板部を透明もしくは半透明とすれば、コンクリート打設の現場に外部の明かりをより多く取り入れることができる。
【００３２】
また、堰板部および側板部は、図示例のような中空状のものに限定はされず、ムクのプラスチック板、繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）、発泡プラスチックなどであっても構わない。また、本発明は、図示例のプラスチック製のコーナーか型枠に限定はされず、金属、木材などの材質からなるコーナー型枠にも適用可能である。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠は、片面がコンクリート打設面となる、屈曲した堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有し、少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設されているものであるので、コンクリート打設時にコーナー型枠と他の型枠との接続部分からコンクリートが漏れ出すことがない。
【００３４】
また、２つの側板部が、互いに接触していなければ、コーナー型枠と他の型枠とを建て込んだ際に、コーナー型枠を横ばた材で押さえ込むことができる。これにより、コーナー型枠がコンクリート打設時の圧力によって外側に膨らむことがない。
また、本発明のコンクリート打設用コーナー型枠が、プラスチック製であれば、軽量で施工性がよく、耐久性が高く、リサイクル可能となる。
また、堰板部および堰板部が、２枚の板とこれら板の間を連結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであれば、十分な強度を維持しつつ、軽量化できる。
また、堰板部が、透明または半透明であれば、型枠で囲まれたコンクリート打設の現場に、外部から明かりを取り入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のコンクリート打設用コーナー型枠の一例を示す斜視図である。
【図２】図１のコンクリート打設用コーナー型枠の上面図である。
【図３】コンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図４】仮固定用のＵ形クリップの一例を示す斜視図である。
【図５】Ｕ形クリップを使った型枠同士の仮固定の方法を示す斜視図である。
【図６】Ｕ形クリップを使った型枠同士の仮固定の方法を示す斜視図である。
【図７】本発明のコンクリート打設用コーナー型枠と、図３のコンクリート打設用型枠とを建て込んだ状態を示す斜視図である。
【図８】従来のコンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図９】従来のコンクリート打設用型枠を建て込んだ状態を示す斜視図である。
【図１０】従来のコンクリート打設用コーナー型枠の一例を示す斜視図である。
【図１１】従来のコンクリート打設用コーナー型枠と、従来のコンクリート打設用型枠とを建て込んだ状態を示す断面図である。
【符号の説明】
３０コーナー型枠（コンクリート打設用コーナー型枠）
３１コンクリート打設面
３２堰板部
３３側板部
３４裏面
３６板
３７補強リブ
３８外側表面
４１凸条部
４２凸条部
４４直角リブ（補強リブ）
４６直角リブ（補強リブ）
４７対角リブ（補強リブ）
４８傾斜リブ（補強リブ）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a concrete formwork for forming a corner portion of a concrete structure.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a concrete casting form (hereinafter referred to as a “concrete form” or simply “form”) has been used for veneer because of its low cost, easy processing such as nailing, and light weight. A plywood form is used in which a pier is nailed to the back surface of a weir plate made of plywood or the like.
However, such a plywood formwork requires (i) nailing work for fixing the crosspiece and connecting the formwork, and has poor workability. (Ii) Nailing and application to the surface of the weir board. The formwork is easily damaged by the concrete release agent, and the number of times of diversion is small (for example, about 5 times). (Iii) Those that exceed the number of times of diversion cannot be recycled as wood, and must be dismantled and incinerated. There were drawbacks such as,
[0003]
As a solution to these problems, a recyclable plastic concrete casting formwork that is lightweight and has good workability has been proposed.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of such a plastic concrete casting formwork. The formwork 10 includes a hollow weir plate portion 12 having one surface serving as a concrete placing surface 11 and a hollow bent at right angles from both side edges of the weir plate portion 12 to the opposite side of the concrete placing surface 11 of the weir plate portion 12. , And two hollow reinforcing plate portions 15 provided on the back surface 14 of the weir plate unit 12 and parallel to the side plate unit 13. The side plate portion 13 and the reinforcing plate portion 15 are formed of a hollow panel in which two plates 16, 16 and a plurality of long reinforcing ribs 17 connecting the plates are integrally formed.
[0004]
The installation (building) of the formwork 10 will be described below with reference to FIG.
First, the plurality of hollow form panels 10 are arranged in a row so that the outer surfaces 18 of the side plate portions 13 are in contact with each other. A round bar-like shape in which a P-con 21 which is a stopper for holding the opposing hollow form panel 10 at a predetermined interval is provided in an insertion hole 20 formed in the weir plate portion 12 of the hollow form panel 10 near both ends. The separator 22 is inserted. Next, a fastener 23 called a form tie (registered trademark) is attached to the end of the separator 22 protruding from the insertion hole 20 from the back surface 14 side of the hollow form panel 10 by screwing. The dam plate 12 is sandwiched between the clamp 23 and the plate 24 at the base end thereof.
[0005]
Similarly, another plurality of hollow form panels 10 are arranged in a row so that the concrete placing surfaces 11 face each other. At this time, the separator 22 is inserted into the insertion hole 20 formed in the weir plate portion 12 of the hollow form panel 10. Next, a fastening member 23 is screwed into the end of the separator 22 protruding from the insertion hole 20 from the back surface 14 side of the hollow form panel 10 by screwing, and the P-con 21 of the separator 22 and the base end of the fastening member 23 are formed. The hollow form panel 10 is held such that the weir plate 12 is sandwiched between the plate 24.
[0006]
Further, a pair of side members 25 each composed of a square pipe are arranged above and below the fastening member 23, and the side members 13 are reinforced with the washer 26 for supporting the pair of side members 25 and the wedges 27 for stopping the washer 26. It is fixed while being in contact with the side surface of the plate portion 15. By arranging the horizontal members 25, the hollow formwork panel 10 is prevented from expanding outward due to the pressure of concrete at the time of placing concrete.
[0007]
By the way, in order to form a corner portion of a concrete structure, it is necessary to join and form two molds 10 at a right angle to each other at the corner portion. However, since the side plate portion 13 is formed integrally with the side edge of the dam plate portion 12 of the formwork 10, the two formwork 10 cannot be arranged so as to be joined at a right angle to each other. Was. Therefore, a wooden timber is arranged at a corner portion, or veneer plywood is added to a side edge of the weir plate portion 12 of the formwork 10, and the veneer plywood is joined to form a right angle with each other. Have been.
[0008]
Further, Japanese Patent No. 3154680 (Patent Document 1) proposes a corner formwork 29 in which a diagonal rib 28 is provided in a hollow portion of a plastic hollow square member as shown in FIG. As shown in FIG. 11, the corner formwork 29 has one side length equal to the width of the side plate section 13 of the formwork 10 and is in contact with each side plate section 13 of the two formworks 10. Be placed.
[0009]
Here, in the formwork 10 and the corner formwork 29, on the outer surface 18 of the side plate portion 13 serving as a contact surface and on the surface of the corner formwork 29, concrete cast with a gap formed between the contact portions is formed. Smoothness is required to prevent leakage to the outside. However, since the formwork 10 and the corner formwork 29 are large molded products integrally formed by extrusion, it is difficult to completely smooth the outer surface 18 of the side plate portion 13 and the surface of the corner formwork 29, Further, while the mold 10 and the corner mold 29 are repeatedly used, the side plate portion 13 and the corner mold 29 may be slightly deformed.
[0010]
Further, when the horizontal material is provided, the horizontal material comes into contact with the side plate portion 13 and the reinforcing plate portion 15 of the formwork 10 to press the formwork 10, but one side of the corner formwork 29. Has the same length as the width of the side plate portion 13 of the formwork 10, there is a problem that the side material cannot contact the corner formwork 29 and the corner formwork 29 cannot be pressed down. Was.
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3154680 (pages 1-3, FIGS. 1 and 2)
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a concrete casting corner formwork in which concrete does not leak from a connection portion of the formwork during casting.
Another object of the present invention is to provide a concrete formwork corner formwork that can be pressed down by a lateral member when it is built.
Another object of the present invention is to provide a recyclable concrete casting corner formwork that is lightweight, has good workability, and has high durability.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
That is, the concrete casting corner formwork of the present invention has a bent dam plate portion having one surface serving as a concrete casting surface, and a right angle from both side edges of the dam plate portion to a side opposite to the concrete casting surface of the dam plate portion. A side plate portion bent to at least one of the side plate portions, on the outer surface thereof, a protruding ridge portion extending in the vertical direction is formed so that one side surface is flush with the concrete casting surface of the weir plate portion. It is characterized by having.
[0014]
Here, it is desirable that the two side plates do not contact each other.
Further, it is preferable that the corner formwork for concrete casting of the present invention further has a ridge different from the ridge.
Moreover, it is preferable that the corner formwork for concrete casting of the present invention is made of plastic.
Further, it is desirable that the weir plate portion and the side plate portion are a hollow panel integrally formed of two plates and a plurality of long reinforcing ribs extending between the plates and extending in the vertical direction.
Further, it is desirable that the weir plate portion is transparent or translucent.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
1 and 2 are views showing an example of a corner formwork for concrete casting according to the present invention. The corner formwork 30 has a hollow surface bent at a right angle such that one surface is the concrete casting surface 31 and the back surface 34 opposite to the concrete casting surface 31 is inside, and both side edges are close to each other. Weir plate portion 32, hollow side plate portion 33 bent at right angles from both side edges of weir plate portion 32 to the opposite side of concrete casting surface 31 of weir plate portion 32, and both side edges of outer surface 38 of side plate portion 33 It is configured roughly with two projecting vertical hollow portions 41 and 42 extending in the vertical direction.
[0016]
Here, one side surface of the ridge portion 41 on the concrete placing surface 31 side is flush with the concrete placing surface 31 of the weir plate portion 32.
In addition, an inclined surface 43 is formed on a side surface of the ridge portion 42 facing the ridge portion 41.
In addition, the notch groove 49 for forming an insertion hole for a separator when a separator described later is inserted is provided in the protrusion 41 and the protrusion 42.
The side plate portion 33 has an insertion hole 39 for a U-shaped clip for temporary fixing described later, and a bur insertion hole 40 for inserting a bur when the corner form 30 is removed from the concrete after casting. . By forming the burl insertion hole 40, a burl can be inserted into the burl insertion hole 40, and the corner form 30 can be easily peeled off from the concrete by the principle of leverage.
[0017]
The side plate portion 33 is formed of a hollow panel integrally formed with two parallel plates 36, 36, and a plurality of long reinforcing ribs 37 extending between the plates and extending in the vertical direction. .
The weir plate portion 32 is formed of a hollow panel integrally formed of two parallel plates 36, 36, and a plurality of long reinforcing ribs extending in the vertical direction, connecting the plates. . The reinforcing rib of the weir plate portion 32 is formed at a portion where the side plate portion 33 is in contact with the weir plate portion 32 at right angles to the concrete casting surface 31 and continuously on two plates 36 forming the side plate portion 33. The right-angled ribs 44 are provided. At the bent portion 45, the right-angled ribs 46 and the diagonal ribs 47 are formed at right angles to the concrete casting surface 31. The inclined ribs 48 are formed so as to be inclined and zigzag continuously.
[0018]
The dimensions such as the thickness, width, and height of the weir plate portion 32 and the side plate portion 33 are not particularly limited, and are set, for example, to approximately the same as those of a conventional plywood form. In order to prevent the two side plate portions 33 from contacting (joining) with each other, the length A of one side of the weir plate portion 32 is determined by the sum of the width B of the side plate portion 33 and the thickness C of the side plate portion 33. Is also preferably long.
Also, the thicknesses of the two plates 36 and the reinforcing ribs constituting the weir plate portion 32 and the side plate portion 33 are not particularly limited, but in consideration of mechanical strength and weight reduction, for example, 1 to 3 mm is appropriate. It is.
[0019]
The height of the ridges 41 and 42 is such that the insertion holes formed in the abutting portions of the ridges when overlapped with the ridges of other molds installed adjacent to the corner mold 30. Is set as appropriate in accordance with the outer diameter of the separator to be inserted. For example, when the outer diameter of the separator is 8 mm, the height of the ridges 41 and 42 is about 7 mm.
Further, the width of the ridges 41 and 42 is not particularly limited as long as it is smaller than the width of the side plate 33.
[0020]
The corner formwork 30 is manufactured by integrally molding the dam plate portion 32, the side plate portion 33, and the ridge portions 41 and 42 by, for example, extrusion molding of a plastic material.
Examples of the plastic material include polypropylene, polyethylene terephthalate (PET), polycarbonate, polyvinyl chloride, polyethylene, ABS resin, and nylon. Among them, polypropylene is preferably used because of its excellent mechanical strength, releasability of concrete, and alkali resistance (concrete resistance). Further, various inorganic fillers may be added to the plastic material in order to increase the rigidity of the corner formwork 30.
[0021]
Next, the installation (building) of the concrete casting formwork will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 3, a hollow weir plate portion 52 having one surface serving as a concrete placing surface 51, and a right angle bent from both side edges of the weir plate portion 52 to the opposite side of the concrete placing surface 51 of the weir plate portion 52. A hollow side plate portion 53, two hollow protrusions 61 and 62 extending in the vertical direction protruding from both side edges of an outer surface 58 of the side plate portion 53, and a back surface 54 of the weir plate portion 52 are provided. A mold frame 50 having four hollow reinforcing plate portions 55 parallel to the side plate portions 53 is provided.
Here, the weir plate portion 52, the side plate portion 53, and the reinforcing plate portion 55 are hollow panels in which two plates and a plurality of long reinforcing ribs extending in the vertical direction are integrally formed by connecting the two plates and the plates. is there.
Further, the notch groove 69 for forming an insertion hole for a separator when a separator described later is inserted is provided in the protrusion 61 and the protrusion 62.
The side plate portion 53 has an insertion hole 59 for a U-shaped clip for temporary fixing, which will be described later, and a bur insertion hole 60 for inserting a bur when removing the mold 50 after placing concrete. By forming the burl insertion hole 60, a burl can be inserted into the burl insertion hole 60, and the formwork 50 can be easily peeled from concrete by leverage.
[0022]
First, the mold frames 50 are arranged in a row so that the ridges 61 and the ridges 62 are in contact with each other.
Further, a corner formwork 30 as shown in FIG. 1 is placed on a corner portion of the concrete structure so that the ridge 41 of the corner form 30 and the ridge 61 of the formwork 50 are in contact with each other. In addition, the corners 30 are arranged so that the ridges 42 of the corner frame 30 and the ridges 62 of the frame 50 contact each other.
[0023]
Next, as shown in FIG. 4, the adjacent side plate portions 53 and the side plate portion 33 and the side plate portion 53 are each an insertion portion 71 having one end bent into an L shape, and the other end having a clamping portion 72 bent into a U shape. And temporarily fixed using a U-shaped clip 70 as shown in FIG. Specifically, as shown in FIG. 5, the insertion portion 71 of the U-shaped clip 70 is inserted into the insertion hole 59 (or the insertion hole 39) of the side plate portion 53 (or the side plate portion 33). Is rotated about the insertion portion 71, and the side plate portions 53 (or the side plate portions 33 and the side plate portions 53) are held by the holding portions 72 as shown in FIG.
Then, the round bar-shaped separator 22 provided with the P-con 21 is inserted into an insertion hole formed by the notch grooves 69 of the adjacent side plate portions 53 facing each other. Next, a fastening member 23 is attached to an end of the separator 22 protruding from the insertion hole by screwing, and the side plate portion 53 is formed between the P-con 21 of the separator 22 and the plate 24 at the base end of the fastening member 23. Insert in the width direction.
[0024]
Similarly, a plurality of molds 50 are arranged in another row so that the concrete casting surfaces 31 face each other. Next, a fastening member 23 is attached to an end of the separator 22 protruding from the insertion hole by screwing, and the side plate portion 53 is formed between the P-con 21 of the separator 22 and the plate 24 at the base end of the fastening member 23. The mold 50 is held so as to sandwich the width direction.
[0025]
Further, a pair of lateral members 25 each composed of a square pipe are arranged above and below the fastening member 23, and the lateral members 25 are fixed to the corner form 30 by washers 26 for supporting these and wedges 27 for stopping the washers 26. The side plate portion 33, the side plate portion 53 of the mold 50, and the side surface of the reinforcing plate portion 55 are fixed in contact with the side surfaces. By arranging the side flaps 25, the corner formwork 30 and the formwork 50 are prevented from expanding outward due to the pressure of concrete at the time of placing concrete.
[0026]
In the corner mold 30 as described above, the ridges 41 and 42 and the ridges 61 and 61 of the mold 50 are compared with the conventional corner mold which is entirely in contact with the side plate of the adjacent mold. Since the contact area with the protrusion 62 is small, a gap is hardly formed at the contact portion between the ridges, and the concrete does not easily leak.
Further, in the corner form 30, the two side plates 33 are not in contact with (joined to) each other, so that when the side materials are disposed, the side materials come into contact with the side plates 33. The corner formwork 30 can be held down.
[0027]
Further, since the corner formwork 30 is made of plastic, it has good durability, and can be recycled as a plastic material after the number of times of diversion is exceeded. In addition, since the corner formwork 30 is made of plastic, it has good releasability of concrete and does not require a concrete release agent.
Further, the corner formwork 30 is made of plastic and has a damping plate portion 32 on one side of which is a concrete casting surface 31, and a damping plate portion 32 on both sides of the damping plate portion 32 opposite to the concrete casting surface 31. Since it has the side plate portion 33 bent at a right angle, nailing for fixing the crosspiece is unnecessary, the workability is good, and the durability due to nailing does not decrease. Such a corner formwork 30 dramatically increases the number of diversions as compared with a conventional plywood formwork.
[0028]
Further, in the corner formwork 30, one side surface of one of the protrusions 41 of the two protrusions is flush with the concrete casting surface 31 of the weir plate 32, so that the formwork is The concrete surface cast after the installation can be kept flat without unevenness at the joint between the corner formwork 30 and the formwork 50.
In addition, the corner formwork 30 is a hollow shape in which the weir plate portion 32 and the side plate portion 33 are integrally formed with two plates 36 and a plurality of long reinforcing ribs connecting them. It is lightweight and has sufficient mechanical strength. In particular, since the inclined ribs 48 are formed on the weir plate portion 32, the bending rigidity is high, and the weir plate portion 32 does not bend due to the pressure of concrete at the time of placing concrete.
[0029]
In addition, the corner form for concrete casting of the present invention is not limited to the one shown in FIG. 1. For example, the dam plate portion is bent at a right angle so that the concrete casting surface is inside. Is also good. As shown in FIG. 1, the corner formwork 30 bent so that the back surface 34 is inside can be used as a corner formwork for entering, while the corner formworked so that the concrete casting surface 31 is inside. The formwork can be used as a corner formwork for the exit angle.
Further, the bending angle of the weir plate portion is not limited to a right angle, and may be bent at an angle other than a right angle in accordance with the design of the corner portion of the concrete structure. Further, the weir plate portion may be bent twice or more.
[0030]
In addition, the ridges may be provided on at least the outer surface of one of the side plates, and need not necessarily be provided on the outer surfaces of the side plates on both sides.
In addition, the position of the ridge portion is not limited to the position shown in the illustrated example, and one of the two ridge portions extending in the vertical direction has one side surface having a concrete casting surface of a weir plate portion. If they are on the same plane, the other convex portion may not be provided on the side edge of the side plate portion as in the illustrated example.
In addition, the notch grooves 49 do not necessarily need to be provided in the protruding portions 41 and 42. For example, at the site of concrete pouring, when a concrete pouring formwork is erected, an insertion hole for inserting a separator may be formed with a tool such as a drill at a contact portion between ridges. Good.
[0031]
In addition, if at least the weir plate portion is made transparent or translucent, light is transmitted through the formwork, so that external light can be taken into the concrete casting site surrounded by the formwork. Further, if the dam plate portion and the side plate portion are made transparent or translucent, more external light can be taken into the concrete casting site.
[0032]
Further, the weir plate portion and the side plate portion are not limited to those having a hollow shape as in the illustrated example, but may be a plastic plate of Muku, fiber reinforced plastic (FRP), foamed plastic, or the like. Further, the present invention is not limited to the plastic corners or the formwork shown in the drawings, but can be applied to a corner formwork made of a material such as metal or wood.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the concrete casting corner formwork of the present invention has a curved damping plate portion having one surface serving as a concrete casting surface, and a concrete damping portion of the damping plate portion from both side edges of the damping plate portion. A side plate portion bent at a right angle to the opposite side, and on the outer surface of at least one side plate portion, a ridge portion extending in the vertical direction whose one side surface is flush with the concrete casting surface of the weir plate portion. Since it is protruding, concrete does not leak from the connection between the corner formwork and another formwork during concrete placement.
[0034]
In addition, when the two side plates are not in contact with each other, when the corner form and another form are built, the corner form can be held down by the horizontal material. Thus, the corner formwork does not bulge outward due to the pressure during concrete casting.
In addition, if the concrete formwork of the present invention is made of plastic, it is lightweight, has good workability, has high durability, and can be recycled.
In addition, if the weir plate portion and the weir plate portion are hollow panels formed integrally with two plates and a plurality of long reinforcing ribs connecting between the plates, the weight is reduced while maintaining sufficient strength. Can be
Further, if the weir plate portion is transparent or translucent, light can be taken in from outside to the concrete casting site surrounded by the formwork.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing one example of a corner formwork for concrete casting according to the present invention.
2 is a top view of the concrete casting corner formwork of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing an example of a concrete casting formwork.
FIG. 4 is a perspective view showing an example of a U-shaped clip for temporary fixing.
FIG. 5 is a perspective view showing a method of temporarily fixing molds using a U-shaped clip.
FIG. 6 is a perspective view showing a method of temporarily fixing molds using a U-shaped clip.
FIG. 7 is a perspective view showing a state where the corner casting concrete formwork of the present invention and the concrete casting formwork of FIG. 3 are erected.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of a conventional concrete casting formwork.
FIG. 9 is a perspective view showing a state where a conventional concrete casting formwork is erected.
FIG. 10 is a perspective view showing an example of a conventional concrete formwork corner formwork.
FIG. 11 is a sectional view showing a state where a conventional concrete casting corner formwork and a conventional concrete casting formwork are erected.
[Explanation of symbols]
30 Corner formwork (Corner formwork for casting)
31 Concrete casting surface 32 Weir plate 33 Side plate 34 Back 36 Plate 37 Reinforcement rib 38 Outside surface 41 Convex ridge 42 Convex ridge 44 Right-angle rib (reinforcement rib)
46 Right angle rib (reinforcing rib)
47 diagonal rib (reinforcing rib)
48 Inclined rib (reinforcing rib)

Claims

One side is a concrete casting surface, having a bent weir plate portion, and a side plate portion bent at a right angle from both side edges of the weir plate portion to the opposite side of the concrete casting surface of the weir plate portion,
At least one of the side plates is provided on the outer surface with a vertically protruding ridge having one side surface flush with the concrete casting surface of the weir plate, for concrete placement. Corner formwork.

The corner formwork for concrete casting according to claim 1, wherein the two side plate portions are not in contact with each other.

The corner formwork for concrete casting according to claim 1 or 2, further comprising a ridge different from the ridge.

The corner formwork for concrete casting according to any one of claims 1 to 3, wherein the corner formwork is made of plastic.

The said weir plate part and the side plate part are hollow panels which integrally form two long plates and a plurality of long reinforcing ribs extending between the two plates and connecting the plates. 4. The corner formwork for concrete placement according to 4.

The concrete form casting corner formwork according to claim 4 or 5, wherein the weir plate portion is transparent or translucent.