JP2004345760A - 商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、販売者側に個人情報を伝えることなく、購入した商品を指定の配送先に送付することのできる商品配送方法を提供することである。
【解決手段】上記課題は、顧客側の顧客装置と、販売者側の販売者側装置と、配送業者側の配送業者側装置とを用いた商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、前記顧客装置からの配送の申し込みに基づいて、配送IDを生成するとともに前記顧客装置に送信し、前記顧客装置は、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を販売者側装置に送信し、前記配送業者側装置は、前記販売者側装置からの配送依頼で得られた配送IDに基づいて商品の配送先を決定し、決定した配送先に前記商品を配送する手続きを実行することを特徴とする商品配送方法にて達成される。
【選択図】 図5
【解決手段】上記課題は、顧客側の顧客装置と、販売者側の販売者側装置と、配送業者側の配送業者側装置とを用いた商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、前記顧客装置からの配送の申し込みに基づいて、配送IDを生成するとともに前記顧客装置に送信し、前記顧客装置は、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を販売者側装置に送信し、前記配送業者側装置は、前記販売者側装置からの配送依頼で得られた配送IDに基づいて商品の配送先を決定し、決定した配送先に前記商品を配送する手続きを実行することを特徴とする商品配送方法にて達成される。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置に関し、詳しくは、商品購入時の販売者側への個人情報の漏洩を防ぐことのできる商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、販売店で購入した商品を自分で持ち帰らずに、購入した販売店から配送してもらうサービスが利用されている。このようなサービスを利用する場合、顧客は購入した商品を配送してもらうために、配送先に加えて、氏名や電話番号などのプライベート情報(個人情報)を販売店に伝える必要がある。販売店では、顧客から得た上記の情報を基に購入した商品を指定された先に配送する。このとき、多くの販売店は注文の際に指定された配送先に届けるように配送業者に依頼するのみで、実際に顧客へ商品を届けるのは配送業者である。顧客は商品の配送先として、コンビニエンスストア、駅のロッカー、郵便局の私書箱などを指定すれば、現住所とは別の場所に配送させて、自分でその場所に商品を受け取りに行くこともできる(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
このように、商品の配送をしてもらうときには、商品が確実に届くように、配送してもらおうとする顧客自身を特定する情報が必要である。このことは、同時に顧客の個人情報が販売店に知られてしまう可能性があることを意味し、個人情報の漏洩による悪用が懸念されている。
【0004】
そこで、個人情報を秘匿して商品の購入を可能とした通信販売システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムによれば、インターネットで商品を購入する際に、インターネット通信販売センターに個人情報を登録し、その登録された利用者を認識するためのID番号とパスワードを発行する。利用者は、インターネット通信販売センターで発行したID番号とパスワードを使用してインターネット通信販売会社で商品を購入する。これにより、インターネットを利用した商品購入の際に個人情報が第三者に漏れて、悪用されることを防止できる技術が開示されている。
【0005】
【非特許文献1】
ヤマト運輸、“宅急便(登録商標)の仕組み”、
http://www.kuronekoyamato.co.jp/sikumi/study/std−ver/index.html
【0006】
【特許文献1】
特開2001−195454
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の方法では、インターネット通信販売センターに個人情報を登録するため、顧客管理など個人情報が完全にインターネット通信販売センター内でのみ使われるのであれば、安全であるが、悪意のある人がいた場合に、得られた個人情報がインターネット上に流れ、第三者や他の販売店に個人情報が漏洩する可能性があるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、販売者側に個人情報を伝えることなく、購入した商品を指定の配送先に送付することのできる商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、顧客側の顧客装置と、販売者側の販売者側装置と、配送業者側の配送業者側装置とを用いた商品配送方法であって、前記顧客装置は、前記配送業者側装置に商品の配送の申し込みをし、前記配送業者側装置は、前記配送の申し込みに基づいて、配送IDを生成するとともに前記顧客装置に送信し、前記顧客装置は、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を販売者側装置に送信し、前記販売者側装置は、受信した前記配送依頼から得られた配送IDを用いて、該当の商品の配送依頼を送信し、前記配送業者側装置は、受信した前記配送依頼から得られた配送IDに基づいて商品の配送先を決定し、前記決定した配送先に前記商品を配送する手続きを実行することを特徴としている。
【0010】
また、本発明の請求項2は、前記商品配送方法であって、前記商品は物品であり、前記の手続きにより、当該物品が指定の場所に配送されることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の請求項3は、前記商品配送方法であって、前記商品はデジタルコンテンツであり、前記の手続きにより、当該デジタルコンテンツが指定先に配信されることを特徴としている。
【0012】
また、本発明の請求項4は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、前記生成した配送IDに関連する配送ID関連情報を保存し、前記販売者側装置からの配送依頼から得られた配送IDと、前記保存した配送ID関連情報に基づいて、配送依頼された商品が配送可能であるかどうかを判定し、前記判定で、配送可能と判定された場合に、前記配送IDに基づいて決定される配送先に対して前記商品を配送する手続きを実行することを特徴としている。
【0013】
また、本発明の請求項5は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、顧客装置から送信された商品の配送の申し込みに基づいて、顧客IDを生成し、前記生成された顧客IDに関連する顧客ID関連情報を保存し、前記生成された顧客IDを前記顧客装置に送信し、前記顧客装置は、受信した前記の顧客IDに基づいて、商品の配送に必要な配送IDの発行要求を前記配送業者側装置に送信し、前記配送業者側装置は、受信した前記の配送IDの発行要求に基づいて配送IDを生成し、前記の配送IDの発行要求から得られた顧客IDと、前記保存した顧客ID関連情報に基づいて、前記顧客装置に対し配送IDを送信するかどうかを判定し、前記判定で、配送IDを送信すると判定された場合に、前記生成された配送IDを前記顧客装置に送信することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の請求項6は、前記商品配送方法であって、前記配送ID関連情報は、前記生成された配送IDの使用制限を示す使用制限情報にもさらに関連することを特徴としている。
【0015】
また、本発明の請求項7は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置装置は、前記配送ID関連情報に基づいて、該当の顧客装置に配送IDを送信するかどうかを判定し、前記判定で、配送IDを送信すると判定された場合にも、配送IDを生成することを特徴としている。
【0016】
また、本発明の請求項8は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、前記生成された配送IDを前記顧客装置に送信する際、該配送IDに使用制限情報を関連付けて送信し、前記顧客装置は、受信した前記使用制限情報を保存し、前記保存した使用制限情報に基づいて、商品の配送の申し込みをするかどうかを判定し、前記判定で、商品の配送の申し込みをすると判定された場合には、前記配送業者側装置に対して商品の配送の申し込みをすることを特徴としている。
【0017】
また、本発明の請求項9は、前記商品配送方法であって、前記顧客装置は、前記保存した使用制限情報に基づいて、配送IDの発行要求をするかどうかを判定し、前記判定で、配送IDの発行要求をすると判定された場合には、前記顧客IDに基づいて、前記配送業者側装置に配送IDの発行要求を送信することを特徴としている。
【0018】
また、本発明の請求項10は、前記商品配送方法であって、前記顧客装置、前記配送業者側装置、前記販売者側装置の各装置同士が直接接続されるか又はネットワークを介して接続されることを特徴としている。
【0019】
上記本発明によれば、顧客が商品の配送を依頼する販売者側の販売者側装置に対しては配送者側の配送業者側装置から付与された配送IDを通知するので、販売者側は顧客の住所などの個人情報を得ることができなくなる。また、個人情報を持つのは本当にその情報が必要となる配送業者のみに限定されることになる。これにより、販売者側で顧客を特定すること困難となり、安全性の高い配送サービスを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
本発明の実施の一形態に係る商品配送方法が適用される商品配送システムは、例えば、図1に示すように構成される。なお、各図において、共通する部分には、同一の符号が付されている。
【0022】
図1において、この商品配送システムは、顧客装置(本例では、以下、顧客端末という)100と、配送業者側装置200と、販売者側装置300とを備え、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300各々の間はネットワーク(例:インターネット網)400を介して通信可能にされている。顧客端末100は、例えば、携帯電話や携帯情報端末(PDA)、あるいはノートパソコン等といった移動可能な端末であり、顧客が商品の選択や注文をする際に利用する。配送業者側装置200は、サーバ等の情報処理装置によって構成され、顧客に対し商品の配送に必要な配送IDを付与する機能、配送業者に配送IDで指定される配送先に商品を届けさせる機能等が備えられ、配送業者側に設置される。販売者側装置300は、サーバ等の情報処理装置によって構成され、顧客から商品の配送依頼によって得られた配送IDを配送業者側装置200に通知する機能等が備えられ、販売者側に設置される。ネットワーク400はインターネット網である。
【0023】
図2は、図1に示す顧客端末100の構成を示す機能ブロック図である。
【0024】
同図において、この顧客端末100は、通信手段101と、配送申し込み手段102と、顧客ID付与受取手段103と、顧客ID関連情報保存手段104と、顧客ID関連情報記憶手段105と、配送ID発行要求手段106と、配送ID付与受取手段107と、配送ID関連情報保存手段108と、配送ID関連情報記憶手段109と、配送依頼手段110と、商品配送受取手段111とから構成される。
【0025】
図3は、図1に示す配送業者側装置200の構成を示す機能ブロック図である。
【0026】
同図において、この配送業者側装置200は、通信手段201と、配送申し込み受付手段202と、顧客ID生成手段203と、顧客ID関連情報保存手段204と、顧客ID関連情報記憶手段205と、顧客ID付与手段206と、配送ID発行要求受付手段207と、配送ID付与判定手段208と、配送ID生成手段209と、配送ID関連情報保存手段210と、配送ID関連情報記憶手段211と、配送ID付与手段212と、配送依頼受付手段213と、配送依頼判定手段214と、商品配送指示手段215とから構成される。
【0027】
図4は、図1に示す販売者側装置300の構成を示す機能ブロック図である。
【0028】
同図において、この販売者側装置300は、通信手段301と、配送依頼受付手段302と、配送依頼手段303とから構成される。
【0029】
次に、上記のように構成された商品配送システムの動作について説明する。
【0030】
まず、本発明の基本的な実施形態である第1の実施形態について述べる。
【0031】
[1.第1実施形態]
図5は、本発明の第1の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、商品を配送してもらおうとしている顧客に対して配送IDを発行するまでの事前処理と、その配送IDを用いて商品の配送手続きを行なう処理とに分けて説明する。なお、これ以降、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300間のやりとりはネットワーク400を介して行なうものと仮定する。
【0032】
(事前処理)
まず、商品の購入を検討している顧客は、顧客端末100を操作して配送業者側装置200に配送申し込みを行なう。具体的には、顧客端末100の配送申し込み手段102にて生成される配送申込情報が通信手段101を介して配送業者側装置200に送信される(1)。上記の配送申込情報には、商品の配送先となる顧客の住所や氏名、電話番号などの個人情報が含まれる。
【0033】
顧客端末100から送信された上記の配送申込情報は、配送業者側装置200の配送申し込み受付手段202で受信された後、配送の申し込みを受けた顧客に配送サービスを提供するかどうかを所定の基準にしたがって判断し、配送サービスを許可するのであれば、配送ID生成手段209によって、上記顧客に対する配送IDを生成する。この生成された配送IDは、その後、配送ID関連情報保存手段210によって顧客の個人情報と関連付けられ、配送ID関連情報記憶手段211に保存される。
【0034】
一方で、上記生成された配送IDは、配送ID付与手段212に送られ、同手段212において所定の送信フォーマットに変換された後、通信手段201を介して顧客端末100に送信(配送IDの付与)される(2)。
【0035】
上記のようにして顧客端末100に送信された配送IDは、配送ID付与受取手段107にて受信された後、配送ID関連情報手段108によって配送IDと、該配送IDに関連する関連情報が配送ID関連情報記憶手段109に保存される。ここまでの処理で、一連の事前処理が完了となる。
【0036】
続いて、配送の手続きに係る処理について説明する。
(配送手続き処理)
次に、顧客は、顧客端末100を操作し、販売者に商品の配送依頼を行なう。具体的には、顧客端末100の配送依頼手段110が、配送ID関連情報記憶手段109に保存されている配送IDを取り出し、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を、通信手段101を介して販売者側装置300に送信する(3)。この顧客端末100から送信される配送依頼は、配送IDと同時に送信するようにしてもよいし、配送IDが所定のアルゴリズムに従って変換されて配送依頼となり、その配送依頼を送信するようにしてもよい。
【0037】
販売者側装置300の配送依頼受付手段302は、通信手段301を介して顧客端末100から送信されてきた商品の配送依頼と配送IDを受信し、配送依頼手段303に出力する。配送依頼手段303は、商品の配送依頼と、配送IDを通信手段301を介して配送業者側装置200に送信(4)する。
【0038】
配送業者側装置200の配送依頼受付手段213は、上記の商品の配送依頼と、配送IDを受けとり、配送依頼判定手段214に出力する。配送依頼判定手段214は、受けとった配送IDを用いて商品を配送するかどうかを判定する。ここでは、配送ID関連情報記憶手段211に保存されている配送ID関連情報の中に受けとった配送IDが存在しているかどうかを確認する。この確認の結果、該当の配送IDが存在すれば、商品配送指示手段215により配送IDに対応する配送先が配送業者に提示され、配送業者はその提示された配送先に商品を配送(5)する。
【0039】
このように本発明の第一の実施形態では、顧客は事前に配送業者側の配送業者側装置200に自分の配送先を登録して、配送先に対応付けられたIDを発行してもらう。そして、商品を配送してもらう際に、氏名や電話番号などの個人情報ではなく、配送業者側装置200で発行されたIDを販売者側に伝える。すなわち、商品を配送するために必要な個人情報は、IDを発行してもらった配送業者側装置200のみに集約されることになり、販売者側には一切伝わらない。よって、商品配送の際の秘匿性を一層向上させることができる。また、不特定多数の相手に顧客の個人情報を伝えないので、個人情報の流布を防ぐことも可能となる。
【0040】
また、本例では、前記商品が物品であることを想定し、配送依頼のあった商品が配送業者によって指定の場所に配送される場合を示したが、本発明における前記商品は、物品に限らずデジタルコンテンツであってもよい。その場合、配送手続きした商品がネットワーク400を介して顧客端末100に配信される。
【0041】
[2.第2実施形態]
前述の第1実施形態では、配送IDを変更しない限り一つのIDが継続して使用されてしまうことがある。よって、配送IDに対応する顧客が特定されてしまう危険性がある。第2実施形態はこれを改善するものである。以下、第2実施形態に係る動作を図6のシーケンス図を用いて説明する。ここでは、上記第1実施形態同様、事前処理と、商品の配送手続きを行なう処理とに分けて説明する。
(事前処理)
まず、顧客端末100の配送申し込み手段102から配送申込情報が配送業者側装置200に送信される(1)。本実施形態の場合、上記の配送申込情報には、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日などの個人情報の他に顧客本人の確認のための公的証明書(運転免許書、パスポートなど)などの情報が含まれる。上記の公的証明書については、例えば、顧客端末100に備えられる画像読取機(イメージリーダ)などで読み取られ、画像情報として送信される。
【0042】
上記の配送申込情報は、配送業者側装置200の配送申し込み受付手段202にて受信された後、受けとった配送申込情報をもとに顧客の本人性を確認し、確認されれば、顧客ID生成手段203によって、顧客を区別するための顧客IDを生成する。ここで生成された顧客IDは、顧客ID関連情報保存手段204によって、顧客の個人情報と関連付けられ、顧客ID関連情報記憶手段205に保存される。
【0043】
一方で、顧客ID生成手段203により生成された顧客IDは、顧客ID付与手段206にて所定の送信フォーマットに変換された後、通信手段201を介して顧客端末100に送信(顧客IDの付与)される(2)。このとき、顧客IDを付与と同時に、後の配送手続きで用いる配送IDを得るためのパスワードを受けとるようにしてもよい。
【0044】
上記のようにして顧客端末100に送信された顧客IDは、顧客ID付与受取手段103にて受信された後、顧客ID関連情報保存104手段によって顧客の個人情報と関連付けられ顧客ID関連情報として顧客ID関連情報記憶手段105に保存される。ここまでの処理で、一連の事前処理が完了となる。
【0045】
続いて、配送の手続きに係る処理について説明する。
(配送手続き処理)
次に、顧客は、顧客端末100を操作し、任意の時間に配送IDの発行要求(顧客IDが含まれる)とパスワードを配送業者側装置200に送信する。具体的には、顧客端末100の配送ID発行要求手段106により、配送ID発行要求とパスワードが出力され、通信手段101を介して配送業者側装置200に送られる(3)。
【0046】
配送業者側装置200の配送ID発行要求受付手段207は、上記の配送ID発行要求とパスワードを受信し、配送ID付与判定手段208に出力する。配送ID付与判定手段208は、配送ID発行要求から得た顧客IDとパスワードと、顧客ID関連情報記憶手段205に保存されている顧客ID関連情報とから、配送申し込みを行なった顧客が正当な顧客であるかどうかを判定し、正当な顧客と判定されれば、配送ID付与判定手段208によって、配送IDを生成する。
【0047】
上記のようにして生成された配送IDは、その後、上述の第1実施形態と同様、配送IDと指定された配送先が関連付けられ、配送ID関連情報として配送ID関連情報記憶手段211に保存される。本実施形態の場合、顧客端末100から配送IDの発行要求が送信されれば、いつでも配送IDの更新ができるので、ここでの配送IDは永久保存でなく一時保存で十分と考えられる。
【0048】
また、上記の配送IDは、上述の第1実施形態と同様、顧客端末100へと送られる(4)。その後、顧客は、顧客端末100を操作し、販売者に商品の配送依頼を行なう。これ以降の処理((5)〜(7))は、上述した第1実施形態と同様の処理がなされる。なお、これ以降のシーケンス図における番号の記載は省略する。
【0049】
このように本発明の第2実施形態では、配送業者側装置200は、配送IDでなく、顧客を一意に決定するための顧客IDを顧客に対して付与する。顧客はこの顧客IDを用いて、任意の時間に配送IDの発行要求を促すことで希望するときに配送IDを付与してもらうことができる。すなわち、配送IDの定期的更新が可能になるので、付与された配送IDの継続使用が避けられ、顧客が特定されてしまう危険性を防ぐことができる。また、配送IDの発行要求は、配送業者側装置200と顧客端末100の間で共有された顧客IDと顧客ID関連情報を用いるので、最初の配送の申し込みよりも顧客を認証するための処理が少なくなり、配送ID発行申し込み時の顧客の手間を軽減することができる。
【0050】
次に、第3実施形態について述べる。
【0051】
[3.第3実施形態]
前述の第2実施形態では、顧客IDに基づく配送IDの発行要求を行なうことで、いつでも配送IDの更新が可能になるというものであった。しかし、その場合、顧客が自発的に配送IDを更新しようとしなければ、ずっと同じ配送IDを多数の店舗で使用し続ける可能性があり、配送IDの変更の必要性に気づかない顧客であれば、固定化された配送IDから顧客が特定されてしまう恐れがある。第3実施形態はこれを改善するものである。
【0052】
第3実施形態は、本発明の基本となる第1実施形態を改良した実施形態である。以下、図7のシーケンス図を参照しながら第3実施形態に係る動作を説明する。
【0053】
第3実施形態では、同じ配送IDを継続して使用することができないように顧客端末100に付与した配送IDに対して使用制限を設ける。この使用制限は、例えば、1回のみしか使えないなどの回数や、30日間などの期間限定や、2003年3月31日までなどの日付であったりする。また、商品の配送先が企業のときのみ使用できる、あるいはあらかじめ決められた販売店のみ使用できるといった使用制限を課すことも考えられる。
【0054】
図7において、配送業者側装置200の配送ID関連情報保存手段210は、配送IDが生成されたときに、配送ID関連情報にさらに使用制限情報を関連付けて配送ID関連情報記憶手段211に保存する。その後、配送業者側装置200の配送依頼判定手段214は、顧客端末100から配送依頼があった際に、その配送依頼から得た配送IDの使用期限が有効であるかどうかを配送ID関連情報記憶手段にアクセスして確認し、配送IDの使用期限が切れていれば、その配送依頼で得た配送IDは現在使用できない旨を顧客端末100に知らせる。その後、顧客が商品配送を依頼するのであれば、配送IDを更新しなければならない。すなわち、配送IDの変更の必要性に気づいていない顧客に対して配送IDの変更を促すことができ、悪意のある第三者による顧客の特定を防げるようになる。これにより、より安全な商品配送サービスを顧客に提供することができる。
【0055】
[4.第4実施形態]
第4実施形態は、第2実施形態の改良で、上記の第3実施形態の場合と同様、同じ配送IDを継続して使用することができないように顧客端末100に付与した配送IDに対して使用制限を設ける。これにより、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
[5.第5実施形態]
前述の第3実施形態では、顧客が配送依頼をした後に、配送業者側装置200がその配送依頼は受け付けられないとなったときに、ようやく配送IDが使用できないことがわかる。すなわち、商品の配送を願い出たにもかかわらず、配送IDを再び付与するための処理が実行されなければならない。顧客としては、極力無駄な手続きをしないで済むよう商品の配送依頼をする前に、配送IDの使用可否を知る必要がある。第5実施形態はこれを改善するものである。
【0057】
第5実施形態は、第3実施形態を改良した実施形態である。以下、第5実施形態に係る動作を図9のシーケンス図を用いて説明する。
【0058】
第5実施形態では、配送業者側装置200の配送ID付与判定手段208が任意の時間において、配送ID関連情報記憶手段211に保存された配送IDの使用制限情報に基づく配送IDの使用可否判定を行なう。ここでの配送ID使用可否判定は、例えば、配送IDの使用制限の回数を超えた場合に、その配送IDを使用不可と判定して新しい配送IDを付与するようにしてもよいし、使用制限の期日を越えそうな場合を使用不可と判定して新しい配送IDを付与するようにしてもよい。
【0059】
図9において、配送業者側装置200の配送ID付与判定手段208は、顧客からの配送依頼があったときに、配送IDを付与するときに配送ID関連情報記憶手段211に保存される配送IDと使用制限情報が関連付いた配送ID関連情報に基づいて、配送IDを持つ顧客に新しい配送IDを付与するかどうかを上記のような判定基準にしたがって判定する。この判定で、新しい配送IDを付与すると判定された場合は、配送ID生成手段209で新しい配送IDが生成され、その配送IDは顧客に付与される。これ以外の処理は、第3実施形態と同様の処理がなされる。
【0060】
このように本発明の第5実施形態によれば、配送IDの使用制限情報をもとに新たな配送IDを付与すべきかどうかを判定することで、顧客が使用期限の切れた配送IDを用いて配送の手続きをする前に、自動的に新しい配送IDを付与して商品の配送の手続きをさせることができる。これにより、顧客での配送IDの再付与に関わる手続きを省略することができる。
【0061】
[6.第6実施形態]
第6実施形態は、第4実施形態の改良で、上記の第5実施形態の場合と同様、配送ID関連情報記憶手段に保存された使用制限情報に基づく配送IDの付与判定を任意の時間で行なうことで、自動的に新しい配送IDを顧客に付与する。これにより、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】
[7.第7実施形態]
前述の第5実施形態では、配送業者側装置200が顧客端末100に対して一方的に配送IDを発行するので、顧客端末100は配送IDの正確な使用制限を把握することができない。すなわち、顧客端末100が配送IDの使用制限を確認しようとした場合、配送業者側装置200に対して何らかの手段で使用制限情報を問合せなければならないという難点がある。第7実施形態はこれを改善するものである。この第7実施形態は、第3実施形態を改良した実施形態である。以下、第7実施形態に係る動作を図11のシーケンス図を用いて説明する。
【0063】
第7実施形態では、配送業者側装置200から顧客端末100に対して配送IDを付与するときに、配送IDの使用制限情報を関連付けるようにする。
【0064】
図11において、配送業者側装置200の配送ID付与手段212は、顧客に対して配送IDを付与するとき、配送IDに使用制限情報を関連付けてから付与する。この関連付けはそれぞれが別々に存在していてもよいし、配送IDを参照することで使用制限情報がわかるようになっていてもよい。いずれの態様であっても、配送IDと使用制限情報が顧客端末100に送信されればよい。
【0065】
上記のようにして配送業者側装置200から送信された配送IDと使用制限情報は、顧客端末100の配送ID付与受取手段107で受信された後、配送ID関連情報保存手段108によって配送ID関連情報記憶手段109に保存される。
【0066】
顧客端末100の配送申し込み手段102は、任意のタイミングで配送ID関連情報記憶手段109にアクセスし、保存されている配送IDの使用制限情報に基づいて、新たな配送IDを付与してもらうか否かの判定をする。ここでの判定は、例えば、配送IDの使用期限が切れたか否か、あるいは、もう少しで切れそうか否かについて判定される。配送申し込み手段102は、上記判定の結果、新たな配送IDを付与してもらうのであれば、通信手段101を介して配送業者側装置200に配送申し込みを行なう。
このように本発明の第7実施形態によれば、顧客端末100は、付与された配送IDの使用制限を確認することで、使用制限が切れる前に、所望のタイミングで配送IDの更新を行なうことができる。
【0067】
[8.第8実施形態]
第8実施形態は、第6実施形態の改良で、上記の第7実施形態の場合と同様、配送業者側装置200から顧客端末100に対して配送IDを付与するときに、配送IDの使用制限情報関連付けるようにする。そして、顧客端末100の配送ID発行要求手段106は、任意のタイミングで配送ID関連情報記憶手段109にアクセスし、保存されている配送IDの使用制限情報に基づいて、新たな配送IDを付与してもらうか否かの判定をする。配送ID発行要求手段106は、上記判定の結果、新たな配送IDを付与してもらうのであれば、通信手段101を介して配送業者側装置200に配送ID発行要求を行なう。これにより、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】
[9.第9実施形態]
図13に示す第9実施形態は、第5実施形態と第7実施形態を合わせたものである。これによれば、第5及び第7の実施形態を合わせた利点が得られる。
【0069】
[10.第10実施形態]
図14に示す第10実施形態は、第6実施形態と第8実施形態を合わせたもので、これによれば、第6及び第8の実施形態を合わせた利点が得られる。
【0070】
以上説明してきたように、本発明によれば、顧客が商品の配送を依頼する販売者側の販売者側装置300に対しては配送者側の配送業者側装置200から付与された配送IDを通知するので、販売者側は顧客の住所などの個人情報を得ることができなくなる。また、配送IDが適時更新されるので、販売者側で顧客を特定することはより困難になる。したがって、顧客が不特定多数の販売者に対して商品の配送依頼をしたとしても、個人情報の漏洩を防ぐことができ、安全性の高い配送サービスを提供することができる。
【0071】
[変形例]
以上本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば以下のような変形例が考えられる。
【0072】
(1)上記実施形態においては、顧客端末100を用いて商品の配送申し込みを行なう場合を例示したが、配送業者に設置された配送業者側装置200を用いて商品の配送依頼を行なうことができるようにしてもよい。
【0073】
(2)上記実施形態においては、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300のそれぞれがインターネット等を含むネットワーク400に接続されて通信を行なう場合を例示したが、本発明はこのような接続形態に限定されない。例えば、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300の各装置が有線又は無線により直接通信を行なうような形態であってもよい。さらに、本実施形態に係る顧客側の装置は、顧客端末100のような移動可能な端末に限らず、顧客の自宅に設置されたコンピュータ等であっても勿論かまわない。
【0074】
(3)また、上記実施形態においては、配送依頼のあった商品がデジタルコンテンツであった場合、そのコンテンツが顧客端末100に配信される場合を示したが、コンテンツの配信先は顧客端末100に限定されるものではない。例えば、商品の配送先として顧客の自宅に設置されるコンピュータやホームサーバを指定し、その場所にコンテンツが配信されるような形態であってもよい。また、メールにデジタルコンテンツを添付して指定された場所に配信するようにしてもよい。
【0075】
(4)さらに、顧客端末100と配送業者側装置200との間でなされる情報は個人情報に関する秘匿性の高い情報であるから、これらの間でしか情報の復号ができないよう暗号化通信を行なうことも考えられる。これにより、インターネットを介して送受信される情報が第三者によって傍受されるリスクを軽減することができる。
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、顧客が商品の配送を依頼する販売者側の販売者側装置に対しては配送者側の配送業者側装置から付与された配送IDを通知するので、販売者側は顧客の住所などの個人情報を得ることができなくなる。これにより、販売者側で顧客を特定すること困難となり、安全性の高い配送サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る商品配送方法が適用される商品配送システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す顧客端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示す配送業者側装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】図1に示す販売者側装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図11】本発明の第7の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図12】本発明の第8の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図13】本発明の第9の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図14】本発明の第10の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
100 顧客装置(顧客端末)
101 通信手段
102 配送申し込み手段
103 顧客ID付与受取手段
104 顧客ID関連情報保存手段
105 顧客ID関連情報記憶手段
106 配送ID発行要求手段
107 配送ID付与受取手段
108 配送ID関連情報保存手段
109 配送ID関連情報記憶手段
110 配送依頼手段
111 商品配送受取手段
200 配送業者側装置
201 通信手段
202 配送申し込み受付手段
203 顧客ID生成手段
204 顧客ID関連情報保存手段
205 顧客ID関連情報記憶手段
206 顧客ID付与手段
207 配送ID発行要求受付手段
208 配送ID付与判定手段
209 配送ID生成手段
210 配送ID関連情報保存手段
211 配送ID関連情報記憶手段
212 配送ID付与手段
213 配送依頼受付手段
214 配送依頼判定手段
215 商品配送指示手段
300 販売者側装置
301 通信手段
302 配送依頼受付手段
303 配送依頼手段
400 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置に関し、詳しくは、商品購入時の販売者側への個人情報の漏洩を防ぐことのできる商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、販売店で購入した商品を自分で持ち帰らずに、購入した販売店から配送してもらうサービスが利用されている。このようなサービスを利用する場合、顧客は購入した商品を配送してもらうために、配送先に加えて、氏名や電話番号などのプライベート情報(個人情報)を販売店に伝える必要がある。販売店では、顧客から得た上記の情報を基に購入した商品を指定された先に配送する。このとき、多くの販売店は注文の際に指定された配送先に届けるように配送業者に依頼するのみで、実際に顧客へ商品を届けるのは配送業者である。顧客は商品の配送先として、コンビニエンスストア、駅のロッカー、郵便局の私書箱などを指定すれば、現住所とは別の場所に配送させて、自分でその場所に商品を受け取りに行くこともできる(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
このように、商品の配送をしてもらうときには、商品が確実に届くように、配送してもらおうとする顧客自身を特定する情報が必要である。このことは、同時に顧客の個人情報が販売店に知られてしまう可能性があることを意味し、個人情報の漏洩による悪用が懸念されている。
【0004】
そこで、個人情報を秘匿して商品の購入を可能とした通信販売システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムによれば、インターネットで商品を購入する際に、インターネット通信販売センターに個人情報を登録し、その登録された利用者を認識するためのID番号とパスワードを発行する。利用者は、インターネット通信販売センターで発行したID番号とパスワードを使用してインターネット通信販売会社で商品を購入する。これにより、インターネットを利用した商品購入の際に個人情報が第三者に漏れて、悪用されることを防止できる技術が開示されている。
【0005】
【非特許文献1】
ヤマト運輸、“宅急便(登録商標)の仕組み”、
http://www.kuronekoyamato.co.jp/sikumi/study/std−ver/index.html
【0006】
【特許文献1】
特開2001−195454
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の方法では、インターネット通信販売センターに個人情報を登録するため、顧客管理など個人情報が完全にインターネット通信販売センター内でのみ使われるのであれば、安全であるが、悪意のある人がいた場合に、得られた個人情報がインターネット上に流れ、第三者や他の販売店に個人情報が漏洩する可能性があるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、販売者側に個人情報を伝えることなく、購入した商品を指定の配送先に送付することのできる商品配送方法、配送業者側装置、顧客装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、顧客側の顧客装置と、販売者側の販売者側装置と、配送業者側の配送業者側装置とを用いた商品配送方法であって、前記顧客装置は、前記配送業者側装置に商品の配送の申し込みをし、前記配送業者側装置は、前記配送の申し込みに基づいて、配送IDを生成するとともに前記顧客装置に送信し、前記顧客装置は、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を販売者側装置に送信し、前記販売者側装置は、受信した前記配送依頼から得られた配送IDを用いて、該当の商品の配送依頼を送信し、前記配送業者側装置は、受信した前記配送依頼から得られた配送IDに基づいて商品の配送先を決定し、前記決定した配送先に前記商品を配送する手続きを実行することを特徴としている。
【0010】
また、本発明の請求項2は、前記商品配送方法であって、前記商品は物品であり、前記の手続きにより、当該物品が指定の場所に配送されることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の請求項3は、前記商品配送方法であって、前記商品はデジタルコンテンツであり、前記の手続きにより、当該デジタルコンテンツが指定先に配信されることを特徴としている。
【0012】
また、本発明の請求項4は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、前記生成した配送IDに関連する配送ID関連情報を保存し、前記販売者側装置からの配送依頼から得られた配送IDと、前記保存した配送ID関連情報に基づいて、配送依頼された商品が配送可能であるかどうかを判定し、前記判定で、配送可能と判定された場合に、前記配送IDに基づいて決定される配送先に対して前記商品を配送する手続きを実行することを特徴としている。
【0013】
また、本発明の請求項5は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、顧客装置から送信された商品の配送の申し込みに基づいて、顧客IDを生成し、前記生成された顧客IDに関連する顧客ID関連情報を保存し、前記生成された顧客IDを前記顧客装置に送信し、前記顧客装置は、受信した前記の顧客IDに基づいて、商品の配送に必要な配送IDの発行要求を前記配送業者側装置に送信し、前記配送業者側装置は、受信した前記の配送IDの発行要求に基づいて配送IDを生成し、前記の配送IDの発行要求から得られた顧客IDと、前記保存した顧客ID関連情報に基づいて、前記顧客装置に対し配送IDを送信するかどうかを判定し、前記判定で、配送IDを送信すると判定された場合に、前記生成された配送IDを前記顧客装置に送信することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の請求項6は、前記商品配送方法であって、前記配送ID関連情報は、前記生成された配送IDの使用制限を示す使用制限情報にもさらに関連することを特徴としている。
【0015】
また、本発明の請求項7は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置装置は、前記配送ID関連情報に基づいて、該当の顧客装置に配送IDを送信するかどうかを判定し、前記判定で、配送IDを送信すると判定された場合にも、配送IDを生成することを特徴としている。
【0016】
また、本発明の請求項8は、前記商品配送方法であって、前記配送業者側装置は、前記生成された配送IDを前記顧客装置に送信する際、該配送IDに使用制限情報を関連付けて送信し、前記顧客装置は、受信した前記使用制限情報を保存し、前記保存した使用制限情報に基づいて、商品の配送の申し込みをするかどうかを判定し、前記判定で、商品の配送の申し込みをすると判定された場合には、前記配送業者側装置に対して商品の配送の申し込みをすることを特徴としている。
【0017】
また、本発明の請求項9は、前記商品配送方法であって、前記顧客装置は、前記保存した使用制限情報に基づいて、配送IDの発行要求をするかどうかを判定し、前記判定で、配送IDの発行要求をすると判定された場合には、前記顧客IDに基づいて、前記配送業者側装置に配送IDの発行要求を送信することを特徴としている。
【0018】
また、本発明の請求項10は、前記商品配送方法であって、前記顧客装置、前記配送業者側装置、前記販売者側装置の各装置同士が直接接続されるか又はネットワークを介して接続されることを特徴としている。
【0019】
上記本発明によれば、顧客が商品の配送を依頼する販売者側の販売者側装置に対しては配送者側の配送業者側装置から付与された配送IDを通知するので、販売者側は顧客の住所などの個人情報を得ることができなくなる。また、個人情報を持つのは本当にその情報が必要となる配送業者のみに限定されることになる。これにより、販売者側で顧客を特定すること困難となり、安全性の高い配送サービスを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
本発明の実施の一形態に係る商品配送方法が適用される商品配送システムは、例えば、図1に示すように構成される。なお、各図において、共通する部分には、同一の符号が付されている。
【0022】
図1において、この商品配送システムは、顧客装置(本例では、以下、顧客端末という)100と、配送業者側装置200と、販売者側装置300とを備え、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300各々の間はネットワーク(例:インターネット網)400を介して通信可能にされている。顧客端末100は、例えば、携帯電話や携帯情報端末(PDA)、あるいはノートパソコン等といった移動可能な端末であり、顧客が商品の選択や注文をする際に利用する。配送業者側装置200は、サーバ等の情報処理装置によって構成され、顧客に対し商品の配送に必要な配送IDを付与する機能、配送業者に配送IDで指定される配送先に商品を届けさせる機能等が備えられ、配送業者側に設置される。販売者側装置300は、サーバ等の情報処理装置によって構成され、顧客から商品の配送依頼によって得られた配送IDを配送業者側装置200に通知する機能等が備えられ、販売者側に設置される。ネットワーク400はインターネット網である。
【0023】
図2は、図1に示す顧客端末100の構成を示す機能ブロック図である。
【0024】
同図において、この顧客端末100は、通信手段101と、配送申し込み手段102と、顧客ID付与受取手段103と、顧客ID関連情報保存手段104と、顧客ID関連情報記憶手段105と、配送ID発行要求手段106と、配送ID付与受取手段107と、配送ID関連情報保存手段108と、配送ID関連情報記憶手段109と、配送依頼手段110と、商品配送受取手段111とから構成される。
【0025】
図3は、図1に示す配送業者側装置200の構成を示す機能ブロック図である。
【0026】
同図において、この配送業者側装置200は、通信手段201と、配送申し込み受付手段202と、顧客ID生成手段203と、顧客ID関連情報保存手段204と、顧客ID関連情報記憶手段205と、顧客ID付与手段206と、配送ID発行要求受付手段207と、配送ID付与判定手段208と、配送ID生成手段209と、配送ID関連情報保存手段210と、配送ID関連情報記憶手段211と、配送ID付与手段212と、配送依頼受付手段213と、配送依頼判定手段214と、商品配送指示手段215とから構成される。
【0027】
図4は、図1に示す販売者側装置300の構成を示す機能ブロック図である。
【0028】
同図において、この販売者側装置300は、通信手段301と、配送依頼受付手段302と、配送依頼手段303とから構成される。
【0029】
次に、上記のように構成された商品配送システムの動作について説明する。
【0030】
まず、本発明の基本的な実施形態である第1の実施形態について述べる。
【0031】
[1.第1実施形態]
図5は、本発明の第1の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、商品を配送してもらおうとしている顧客に対して配送IDを発行するまでの事前処理と、その配送IDを用いて商品の配送手続きを行なう処理とに分けて説明する。なお、これ以降、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300間のやりとりはネットワーク400を介して行なうものと仮定する。
【0032】
(事前処理)
まず、商品の購入を検討している顧客は、顧客端末100を操作して配送業者側装置200に配送申し込みを行なう。具体的には、顧客端末100の配送申し込み手段102にて生成される配送申込情報が通信手段101を介して配送業者側装置200に送信される(1)。上記の配送申込情報には、商品の配送先となる顧客の住所や氏名、電話番号などの個人情報が含まれる。
【0033】
顧客端末100から送信された上記の配送申込情報は、配送業者側装置200の配送申し込み受付手段202で受信された後、配送の申し込みを受けた顧客に配送サービスを提供するかどうかを所定の基準にしたがって判断し、配送サービスを許可するのであれば、配送ID生成手段209によって、上記顧客に対する配送IDを生成する。この生成された配送IDは、その後、配送ID関連情報保存手段210によって顧客の個人情報と関連付けられ、配送ID関連情報記憶手段211に保存される。
【0034】
一方で、上記生成された配送IDは、配送ID付与手段212に送られ、同手段212において所定の送信フォーマットに変換された後、通信手段201を介して顧客端末100に送信(配送IDの付与)される(2)。
【0035】
上記のようにして顧客端末100に送信された配送IDは、配送ID付与受取手段107にて受信された後、配送ID関連情報手段108によって配送IDと、該配送IDに関連する関連情報が配送ID関連情報記憶手段109に保存される。ここまでの処理で、一連の事前処理が完了となる。
【0036】
続いて、配送の手続きに係る処理について説明する。
(配送手続き処理)
次に、顧客は、顧客端末100を操作し、販売者に商品の配送依頼を行なう。具体的には、顧客端末100の配送依頼手段110が、配送ID関連情報記憶手段109に保存されている配送IDを取り出し、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を、通信手段101を介して販売者側装置300に送信する(3)。この顧客端末100から送信される配送依頼は、配送IDと同時に送信するようにしてもよいし、配送IDが所定のアルゴリズムに従って変換されて配送依頼となり、その配送依頼を送信するようにしてもよい。
【0037】
販売者側装置300の配送依頼受付手段302は、通信手段301を介して顧客端末100から送信されてきた商品の配送依頼と配送IDを受信し、配送依頼手段303に出力する。配送依頼手段303は、商品の配送依頼と、配送IDを通信手段301を介して配送業者側装置200に送信(4)する。
【0038】
配送業者側装置200の配送依頼受付手段213は、上記の商品の配送依頼と、配送IDを受けとり、配送依頼判定手段214に出力する。配送依頼判定手段214は、受けとった配送IDを用いて商品を配送するかどうかを判定する。ここでは、配送ID関連情報記憶手段211に保存されている配送ID関連情報の中に受けとった配送IDが存在しているかどうかを確認する。この確認の結果、該当の配送IDが存在すれば、商品配送指示手段215により配送IDに対応する配送先が配送業者に提示され、配送業者はその提示された配送先に商品を配送(5)する。
【0039】
このように本発明の第一の実施形態では、顧客は事前に配送業者側の配送業者側装置200に自分の配送先を登録して、配送先に対応付けられたIDを発行してもらう。そして、商品を配送してもらう際に、氏名や電話番号などの個人情報ではなく、配送業者側装置200で発行されたIDを販売者側に伝える。すなわち、商品を配送するために必要な個人情報は、IDを発行してもらった配送業者側装置200のみに集約されることになり、販売者側には一切伝わらない。よって、商品配送の際の秘匿性を一層向上させることができる。また、不特定多数の相手に顧客の個人情報を伝えないので、個人情報の流布を防ぐことも可能となる。
【0040】
また、本例では、前記商品が物品であることを想定し、配送依頼のあった商品が配送業者によって指定の場所に配送される場合を示したが、本発明における前記商品は、物品に限らずデジタルコンテンツであってもよい。その場合、配送手続きした商品がネットワーク400を介して顧客端末100に配信される。
【0041】
[2.第2実施形態]
前述の第1実施形態では、配送IDを変更しない限り一つのIDが継続して使用されてしまうことがある。よって、配送IDに対応する顧客が特定されてしまう危険性がある。第2実施形態はこれを改善するものである。以下、第2実施形態に係る動作を図6のシーケンス図を用いて説明する。ここでは、上記第1実施形態同様、事前処理と、商品の配送手続きを行なう処理とに分けて説明する。
(事前処理)
まず、顧客端末100の配送申し込み手段102から配送申込情報が配送業者側装置200に送信される(1)。本実施形態の場合、上記の配送申込情報には、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日などの個人情報の他に顧客本人の確認のための公的証明書(運転免許書、パスポートなど)などの情報が含まれる。上記の公的証明書については、例えば、顧客端末100に備えられる画像読取機(イメージリーダ)などで読み取られ、画像情報として送信される。
【0042】
上記の配送申込情報は、配送業者側装置200の配送申し込み受付手段202にて受信された後、受けとった配送申込情報をもとに顧客の本人性を確認し、確認されれば、顧客ID生成手段203によって、顧客を区別するための顧客IDを生成する。ここで生成された顧客IDは、顧客ID関連情報保存手段204によって、顧客の個人情報と関連付けられ、顧客ID関連情報記憶手段205に保存される。
【0043】
一方で、顧客ID生成手段203により生成された顧客IDは、顧客ID付与手段206にて所定の送信フォーマットに変換された後、通信手段201を介して顧客端末100に送信(顧客IDの付与)される(2)。このとき、顧客IDを付与と同時に、後の配送手続きで用いる配送IDを得るためのパスワードを受けとるようにしてもよい。
【0044】
上記のようにして顧客端末100に送信された顧客IDは、顧客ID付与受取手段103にて受信された後、顧客ID関連情報保存104手段によって顧客の個人情報と関連付けられ顧客ID関連情報として顧客ID関連情報記憶手段105に保存される。ここまでの処理で、一連の事前処理が完了となる。
【0045】
続いて、配送の手続きに係る処理について説明する。
(配送手続き処理)
次に、顧客は、顧客端末100を操作し、任意の時間に配送IDの発行要求(顧客IDが含まれる)とパスワードを配送業者側装置200に送信する。具体的には、顧客端末100の配送ID発行要求手段106により、配送ID発行要求とパスワードが出力され、通信手段101を介して配送業者側装置200に送られる(3)。
【0046】
配送業者側装置200の配送ID発行要求受付手段207は、上記の配送ID発行要求とパスワードを受信し、配送ID付与判定手段208に出力する。配送ID付与判定手段208は、配送ID発行要求から得た顧客IDとパスワードと、顧客ID関連情報記憶手段205に保存されている顧客ID関連情報とから、配送申し込みを行なった顧客が正当な顧客であるかどうかを判定し、正当な顧客と判定されれば、配送ID付与判定手段208によって、配送IDを生成する。
【0047】
上記のようにして生成された配送IDは、その後、上述の第1実施形態と同様、配送IDと指定された配送先が関連付けられ、配送ID関連情報として配送ID関連情報記憶手段211に保存される。本実施形態の場合、顧客端末100から配送IDの発行要求が送信されれば、いつでも配送IDの更新ができるので、ここでの配送IDは永久保存でなく一時保存で十分と考えられる。
【0048】
また、上記の配送IDは、上述の第1実施形態と同様、顧客端末100へと送られる(4)。その後、顧客は、顧客端末100を操作し、販売者に商品の配送依頼を行なう。これ以降の処理((5)〜(7))は、上述した第1実施形態と同様の処理がなされる。なお、これ以降のシーケンス図における番号の記載は省略する。
【0049】
このように本発明の第2実施形態では、配送業者側装置200は、配送IDでなく、顧客を一意に決定するための顧客IDを顧客に対して付与する。顧客はこの顧客IDを用いて、任意の時間に配送IDの発行要求を促すことで希望するときに配送IDを付与してもらうことができる。すなわち、配送IDの定期的更新が可能になるので、付与された配送IDの継続使用が避けられ、顧客が特定されてしまう危険性を防ぐことができる。また、配送IDの発行要求は、配送業者側装置200と顧客端末100の間で共有された顧客IDと顧客ID関連情報を用いるので、最初の配送の申し込みよりも顧客を認証するための処理が少なくなり、配送ID発行申し込み時の顧客の手間を軽減することができる。
【0050】
次に、第3実施形態について述べる。
【0051】
[3.第3実施形態]
前述の第2実施形態では、顧客IDに基づく配送IDの発行要求を行なうことで、いつでも配送IDの更新が可能になるというものであった。しかし、その場合、顧客が自発的に配送IDを更新しようとしなければ、ずっと同じ配送IDを多数の店舗で使用し続ける可能性があり、配送IDの変更の必要性に気づかない顧客であれば、固定化された配送IDから顧客が特定されてしまう恐れがある。第3実施形態はこれを改善するものである。
【0052】
第3実施形態は、本発明の基本となる第1実施形態を改良した実施形態である。以下、図7のシーケンス図を参照しながら第3実施形態に係る動作を説明する。
【0053】
第3実施形態では、同じ配送IDを継続して使用することができないように顧客端末100に付与した配送IDに対して使用制限を設ける。この使用制限は、例えば、1回のみしか使えないなどの回数や、30日間などの期間限定や、2003年3月31日までなどの日付であったりする。また、商品の配送先が企業のときのみ使用できる、あるいはあらかじめ決められた販売店のみ使用できるといった使用制限を課すことも考えられる。
【0054】
図7において、配送業者側装置200の配送ID関連情報保存手段210は、配送IDが生成されたときに、配送ID関連情報にさらに使用制限情報を関連付けて配送ID関連情報記憶手段211に保存する。その後、配送業者側装置200の配送依頼判定手段214は、顧客端末100から配送依頼があった際に、その配送依頼から得た配送IDの使用期限が有効であるかどうかを配送ID関連情報記憶手段にアクセスして確認し、配送IDの使用期限が切れていれば、その配送依頼で得た配送IDは現在使用できない旨を顧客端末100に知らせる。その後、顧客が商品配送を依頼するのであれば、配送IDを更新しなければならない。すなわち、配送IDの変更の必要性に気づいていない顧客に対して配送IDの変更を促すことができ、悪意のある第三者による顧客の特定を防げるようになる。これにより、より安全な商品配送サービスを顧客に提供することができる。
【0055】
[4.第4実施形態]
第4実施形態は、第2実施形態の改良で、上記の第3実施形態の場合と同様、同じ配送IDを継続して使用することができないように顧客端末100に付与した配送IDに対して使用制限を設ける。これにより、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
[5.第5実施形態]
前述の第3実施形態では、顧客が配送依頼をした後に、配送業者側装置200がその配送依頼は受け付けられないとなったときに、ようやく配送IDが使用できないことがわかる。すなわち、商品の配送を願い出たにもかかわらず、配送IDを再び付与するための処理が実行されなければならない。顧客としては、極力無駄な手続きをしないで済むよう商品の配送依頼をする前に、配送IDの使用可否を知る必要がある。第5実施形態はこれを改善するものである。
【0057】
第5実施形態は、第3実施形態を改良した実施形態である。以下、第5実施形態に係る動作を図9のシーケンス図を用いて説明する。
【0058】
第5実施形態では、配送業者側装置200の配送ID付与判定手段208が任意の時間において、配送ID関連情報記憶手段211に保存された配送IDの使用制限情報に基づく配送IDの使用可否判定を行なう。ここでの配送ID使用可否判定は、例えば、配送IDの使用制限の回数を超えた場合に、その配送IDを使用不可と判定して新しい配送IDを付与するようにしてもよいし、使用制限の期日を越えそうな場合を使用不可と判定して新しい配送IDを付与するようにしてもよい。
【0059】
図9において、配送業者側装置200の配送ID付与判定手段208は、顧客からの配送依頼があったときに、配送IDを付与するときに配送ID関連情報記憶手段211に保存される配送IDと使用制限情報が関連付いた配送ID関連情報に基づいて、配送IDを持つ顧客に新しい配送IDを付与するかどうかを上記のような判定基準にしたがって判定する。この判定で、新しい配送IDを付与すると判定された場合は、配送ID生成手段209で新しい配送IDが生成され、その配送IDは顧客に付与される。これ以外の処理は、第3実施形態と同様の処理がなされる。
【0060】
このように本発明の第5実施形態によれば、配送IDの使用制限情報をもとに新たな配送IDを付与すべきかどうかを判定することで、顧客が使用期限の切れた配送IDを用いて配送の手続きをする前に、自動的に新しい配送IDを付与して商品の配送の手続きをさせることができる。これにより、顧客での配送IDの再付与に関わる手続きを省略することができる。
【0061】
[6.第6実施形態]
第6実施形態は、第4実施形態の改良で、上記の第5実施形態の場合と同様、配送ID関連情報記憶手段に保存された使用制限情報に基づく配送IDの付与判定を任意の時間で行なうことで、自動的に新しい配送IDを顧客に付与する。これにより、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】
[7.第7実施形態]
前述の第5実施形態では、配送業者側装置200が顧客端末100に対して一方的に配送IDを発行するので、顧客端末100は配送IDの正確な使用制限を把握することができない。すなわち、顧客端末100が配送IDの使用制限を確認しようとした場合、配送業者側装置200に対して何らかの手段で使用制限情報を問合せなければならないという難点がある。第7実施形態はこれを改善するものである。この第7実施形態は、第3実施形態を改良した実施形態である。以下、第7実施形態に係る動作を図11のシーケンス図を用いて説明する。
【0063】
第7実施形態では、配送業者側装置200から顧客端末100に対して配送IDを付与するときに、配送IDの使用制限情報を関連付けるようにする。
【0064】
図11において、配送業者側装置200の配送ID付与手段212は、顧客に対して配送IDを付与するとき、配送IDに使用制限情報を関連付けてから付与する。この関連付けはそれぞれが別々に存在していてもよいし、配送IDを参照することで使用制限情報がわかるようになっていてもよい。いずれの態様であっても、配送IDと使用制限情報が顧客端末100に送信されればよい。
【0065】
上記のようにして配送業者側装置200から送信された配送IDと使用制限情報は、顧客端末100の配送ID付与受取手段107で受信された後、配送ID関連情報保存手段108によって配送ID関連情報記憶手段109に保存される。
【0066】
顧客端末100の配送申し込み手段102は、任意のタイミングで配送ID関連情報記憶手段109にアクセスし、保存されている配送IDの使用制限情報に基づいて、新たな配送IDを付与してもらうか否かの判定をする。ここでの判定は、例えば、配送IDの使用期限が切れたか否か、あるいは、もう少しで切れそうか否かについて判定される。配送申し込み手段102は、上記判定の結果、新たな配送IDを付与してもらうのであれば、通信手段101を介して配送業者側装置200に配送申し込みを行なう。
このように本発明の第7実施形態によれば、顧客端末100は、付与された配送IDの使用制限を確認することで、使用制限が切れる前に、所望のタイミングで配送IDの更新を行なうことができる。
【0067】
[8.第8実施形態]
第8実施形態は、第6実施形態の改良で、上記の第7実施形態の場合と同様、配送業者側装置200から顧客端末100に対して配送IDを付与するときに、配送IDの使用制限情報関連付けるようにする。そして、顧客端末100の配送ID発行要求手段106は、任意のタイミングで配送ID関連情報記憶手段109にアクセスし、保存されている配送IDの使用制限情報に基づいて、新たな配送IDを付与してもらうか否かの判定をする。配送ID発行要求手段106は、上記判定の結果、新たな配送IDを付与してもらうのであれば、通信手段101を介して配送業者側装置200に配送ID発行要求を行なう。これにより、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】
[9.第9実施形態]
図13に示す第9実施形態は、第5実施形態と第7実施形態を合わせたものである。これによれば、第5及び第7の実施形態を合わせた利点が得られる。
【0069】
[10.第10実施形態]
図14に示す第10実施形態は、第6実施形態と第8実施形態を合わせたもので、これによれば、第6及び第8の実施形態を合わせた利点が得られる。
【0070】
以上説明してきたように、本発明によれば、顧客が商品の配送を依頼する販売者側の販売者側装置300に対しては配送者側の配送業者側装置200から付与された配送IDを通知するので、販売者側は顧客の住所などの個人情報を得ることができなくなる。また、配送IDが適時更新されるので、販売者側で顧客を特定することはより困難になる。したがって、顧客が不特定多数の販売者に対して商品の配送依頼をしたとしても、個人情報の漏洩を防ぐことができ、安全性の高い配送サービスを提供することができる。
【0071】
[変形例]
以上本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば以下のような変形例が考えられる。
【0072】
(1)上記実施形態においては、顧客端末100を用いて商品の配送申し込みを行なう場合を例示したが、配送業者に設置された配送業者側装置200を用いて商品の配送依頼を行なうことができるようにしてもよい。
【0073】
(2)上記実施形態においては、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300のそれぞれがインターネット等を含むネットワーク400に接続されて通信を行なう場合を例示したが、本発明はこのような接続形態に限定されない。例えば、顧客端末100、配送業者側装置200、販売者側装置300の各装置が有線又は無線により直接通信を行なうような形態であってもよい。さらに、本実施形態に係る顧客側の装置は、顧客端末100のような移動可能な端末に限らず、顧客の自宅に設置されたコンピュータ等であっても勿論かまわない。
【0074】
(3)また、上記実施形態においては、配送依頼のあった商品がデジタルコンテンツであった場合、そのコンテンツが顧客端末100に配信される場合を示したが、コンテンツの配信先は顧客端末100に限定されるものではない。例えば、商品の配送先として顧客の自宅に設置されるコンピュータやホームサーバを指定し、その場所にコンテンツが配信されるような形態であってもよい。また、メールにデジタルコンテンツを添付して指定された場所に配信するようにしてもよい。
【0075】
(4)さらに、顧客端末100と配送業者側装置200との間でなされる情報は個人情報に関する秘匿性の高い情報であるから、これらの間でしか情報の復号ができないよう暗号化通信を行なうことも考えられる。これにより、インターネットを介して送受信される情報が第三者によって傍受されるリスクを軽減することができる。
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、顧客が商品の配送を依頼する販売者側の販売者側装置に対しては配送者側の配送業者側装置から付与された配送IDを通知するので、販売者側は顧客の住所などの個人情報を得ることができなくなる。これにより、販売者側で顧客を特定すること困難となり、安全性の高い配送サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る商品配送方法が適用される商品配送システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す顧客端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示す配送業者側装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】図1に示す販売者側装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図11】本発明の第7の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図12】本発明の第8の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図13】本発明の第9の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【図14】本発明の第10の実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
100 顧客装置(顧客端末)
101 通信手段
102 配送申し込み手段
103 顧客ID付与受取手段
104 顧客ID関連情報保存手段
105 顧客ID関連情報記憶手段
106 配送ID発行要求手段
107 配送ID付与受取手段
108 配送ID関連情報保存手段
109 配送ID関連情報記憶手段
110 配送依頼手段
111 商品配送受取手段
200 配送業者側装置
201 通信手段
202 配送申し込み受付手段
203 顧客ID生成手段
204 顧客ID関連情報保存手段
205 顧客ID関連情報記憶手段
206 顧客ID付与手段
207 配送ID発行要求受付手段
208 配送ID付与判定手段
209 配送ID生成手段
210 配送ID関連情報保存手段
211 配送ID関連情報記憶手段
212 配送ID付与手段
213 配送依頼受付手段
214 配送依頼判定手段
215 商品配送指示手段
300 販売者側装置
301 通信手段
302 配送依頼受付手段
303 配送依頼手段
400 ネットワーク
Claims (12)
- 顧客側の顧客装置と、販売者側の販売者側装置と、配送業者側の配送業者側装置とを用いた商品配送方法であって、
前記顧客装置は、前記配送業者側装置に商品の配送の申し込みをし、
前記配送業者側装置は、前記配送の申し込みに基づいて、配送IDを生成するとともに前記顧客装置に送信し、
前記顧客装置は、受信した配送IDに基づく商品の配送依頼を販売者側装置に送信し、
前記販売者側装置は、受信した前記配送依頼から得られた配送IDを用いて、該当の商品の配送依頼を送信し、
前記配送業者側装置は、受信した前記配送依頼から得られた配送IDに基づいて商品の配送先を決定し、
前記決定した配送先に前記商品を配送する手続きを実行することを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1記載の商品配送方法であって、
前記商品は物品であり、前記の手続きにより、当該物品が指定の場所に配送されることを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1記載の商品配送方法であって、
前記商品はデジタルコンテンツであり、前記の手続きにより、当該デジタルコンテンツが指定先に配信されることを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1乃至3いずれか記載の商品配送方法であって、
前記配送業者側装置は、前記生成した配送IDに関連する配送ID関連情報を保存し、
前記販売者側装置からの配送依頼から得られた配送IDと、前記保存した配送ID関連情報に基づいて、配送依頼された商品が配送可能であるかどうかを判定し、
前記判定で、配送可能と判定された場合に、前記配送IDに基づいて決定される配送先に対して前記商品を配送する手続きを実行することを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1乃至4いずれか記載の商品配送方法であって、
前記配送業者側装置は、顧客装置から送信された商品の配送の申し込みに基づいて、顧客IDを生成し、
前記生成された顧客IDに関連する顧客ID関連情報を保存し、
前記生成された顧客IDを前記顧客装置に送信し、
前記顧客装置は、受信した前記の顧客IDに基づいて、商品の配送に必要な配送IDの発行要求を前記配送業者側装置に送信し、
前記配送業者側装置は、受信した前記の配送IDの発行要求に基づいて配送IDを生成し、
前記の配送IDの発行要求から得られた顧客IDと、前記保存した顧客ID関連情報に基づいて、前記顧客装置に対し配送IDを送信するかどうかを判定し、
前記判定で、配送IDを送信すると判定された場合に、前記生成された配送IDを前記顧客装置に送信することを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1乃至5いずれか記載の商品配送方法であって、
前記配送ID関連情報は、前記生成された配送IDの使用制限を示す使用制限情報にもさらに関連することを特徴とする商品配送方法。 - 請求項4又は6記載の商品配送方法であって、
前記配送業者側装置装置は、前記配送ID関連情報に基づいて、該当の顧客装置に配送IDを送信するかどうかを判定し、
前記判定で、配送IDを送信すると判定された場合にも、配送IDを生成することを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1乃至6いずれか記載の商品配送方法であって、
前記配送業者側装置は、前記生成された配送IDを前記顧客装置に送信する際、該配送IDに使用制限情報を関連付けて送信し、
前記顧客装置は、受信した前記使用制限情報を保存し、
前記保存した使用制限情報に基づいて、商品の配送の申し込みをするかどうかを判定し、
前記判定で、商品の配送の申し込みをすると判定された場合には、前記配送業者側装置に対して商品の配送の申し込みをすることを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1乃至6いずれか記載の商品配送方法であって、
前記顧客装置は、前記保存した使用制限情報に基づいて、配送IDの発行要求をするかどうかを判定し、
前記判定で、配送IDの発行要求をすると判定された場合には、前記顧客IDに基づいて、前記配送業者側装置に配送IDの発行要求を送信することを特徴とする商品配送方法。 - 請求項1乃至9いずれか記載の商品配送方法であって、
前記顧客装置、前記配送業者側装置、前記販売者側装置の各装置同士が直接接続されるか又はネットワークを介して接続されることを特徴とする商品配送方法。 - 商品の配送手続きが可能な配送業者側の配送業者側装置であって、
商品の配送の申し込みを受け付ける配送申込受付手段と、
受け付けた前記配送の申し込みに基づいて、配送IDを生成する配送ID生成手段と、
前記配送IDを顧客側の顧客装置に送信する配送ID付与手段と、
商品の配送依頼を受け付ける配送依頼受付手段と、
前記配送依頼から得られる配送IDに基づいて、前記商品の配送先を決定する配送先決定手段と、
前記決定された配送先に前記商品を配送する手続きを実行する配送実行手段と、を有することを特徴とする配送業者側装置。 - 商品の配送手続きが可能な顧客装置であって、
配送IDに基づく商品の配送依頼を販売者側の販売者側装置に送信する配送依頼手段を有することを特徴とする顧客装置。
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