【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは負イオン空気の発生装置に関するものであり、特に生理機能活性の負イオン空気を発生させる装置に関するものである。就中、焼成風化珊瑚粉でアルカリイオン化した水を超音波振動力で分裂し、機能生理活性負イオン空気を発生させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気イオンには、正イオンと負イオンがある。正イオン空気は、都市空間や汚染空間など多くて、たくさんあるところでは偏頭痛、自律神経失調症、不睡眠、鬱病、不安感増加、神経症,交換神経活動興奮などをおこるが、負イオン空気間では、快感や熟眠や副交感神経活動増加や、学習効果増進などがあると言われる。このような空気イオンは、レナード効果を用いた水分裂式や高電圧放電式や熱電子放射式、あるいは電気石吸着繊維によって作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
負イオンの生理的によい作用としては、虚弱高齢者や高血圧症によく見られる興奮した交換神経活動の抑制、低下した迷走神経活動の増進、脳内物質分泌促進による案性適な睡眠作用、疲労回復作用,鎮痛作用、利尿作用などが知られており,このような負イオン空気発生装置などが多く紹介されている。
【0004】
この中で、高電圧放電式の負イオン発生装置は、副産物として人体に有害なオゾンや窒素酸化物を大気中に出してしまう短所がある。また、過失効果がある水滴分裂式による装置は、原水が汚染したり、あるいは酸性水(pH濃度が 7.0以下)化したとき、噴射ノズルが腐食し、水素イオンや塩素などを大気中にだしてしまう短所がある。さらに、連続的に稼動しなかったとき、原水に細菌発生の恐れもある。
【0005】
また、自然界、特に滝付近や森林中に存在する負イオンと人工的に作られるいわゆる負イオンの実体がことなることも考えなくてはならない。A.P.Kuruegerは空気イオンを四つの分子式で表現したことがある。(International Journal of Bimetorology,vol.16,no.4,pp313−322,1972)。すなわち、正イオンは、H+(H2O)n,H3O+(H2O)n,負イオンは、O2 −(H2O)n,OH−(H2O)nと分けた。ここで(H2O)nというものは、水分子クラスターであり、H2O)n,と分けた。ここで(H2O)nと言うものは、水クラスターであり、H+,O2,OH−などは水イオンの解離から生じるもので、いわゆる空気イオンの正体である。
【0006】
人体の生命維持活動に重要な体液のpH濃度値は、弱アルカリ性の約pH7.4 であるが、この酸塩基平衡性を一定的に保たせるイオンが、H+とOH−(H2O)nである。すなわち、体液がアルカリ性を維持するために絶えずOH−を増加させ、H+を低下させなければならない。このようなOH−を機能生理活性負イオンと定義した。K.Juは、このような機能生理活性負イオン空気が過度に興奮した交換神経活動を抑制することから、血圧を下げ、副交感神経を増加する効果があることと研究報告している(Bimedical Sciences Instrumentation.33,338−43,1997)。
【0007】
人体に有害な物質であるオゾンなどを発生させないで、レナード効果を利用して、水滴を分裂させて、活性的なイオン空気を作る装置とその負イオンの生理活性は、特開平4−141179号公報(陰イオン製造及びその装置)、特開平8−308914(高湿度活性空気)に示されている。ところが、これらの方法と装置によって作られた負イオン生理活性と表現するが、急速な高湿度形成の短所と、A.P.KruegerあるいはK.Juが言ったように生物学的に、あるいは生物学的な活性をおこす機序を全く提供していない。
【0008】
本発明の目的は、肺組織から吸入され、電解質溶液としての血液の酸塩基平衡性の維持に大事な役割を果たす物質、すなわち生理的に機能活性化させる負イオン空気を発生する装置を提供することである。
【0009】
一方、その別な目的は、この負イオン空気を、二重円心管からなる空気流通路をファンにより螺旋状に回転しながら急速に通過させられて、ブラウン運動により激しく衝突や結合と移動運動をして、人体によい影響を与える小イオンを放出されることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
しかして、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置は、以上の技術的問題点を鑑みて、その請求項1と3においては、風化珊瑚粉を焼成して造成した珊瑚セラミックを水と反応させ、超音波活振器に振動力により、微細水滴化の機能生理活性負イオン空気を特徴として発生させる装置とした。そして、その請求項2においては、超音波振動と風力で、アルカリイオン水を分裂させ、機能生理活性負イオン空気を特徴として発生させる装置としたものである。
【0011】
以下に、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置の具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明の請求項1に記載した発明の構成を説明する。この発明は、まず、風化珊瑚粉を焼成する珊瑚焼成手段がある。つぎに、脱着水容器がある。この脱着水容器は、上記の珊瑚焼成手段により造成した珊瑚セラミックを水と反応させるものである。最後に、超音波発振器がある。この超音波発振器は、上記の脱着水容器内で上記の珊瑚セラミックを水と反応させ作られたアルカリイオン水に超音波振動を与えると同時に上記の珊瑚セラミックにもその超音波振動を与えるものである。
【0012】
つぎに、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置の請求項2に記載した発明の構成を説明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項1の発明の構成と同一である。それゆえに、上記の請求項1の発明の構成の説明の全文をここに援用して、以下の構成の説明をこれに追加する。この発明と上記の請求項1の発明の構成との差異は、ファンと二重円心管の存在である。このファンは、上記の超音波発振器により放出された負イオン空気をその二重円心管の中で素早いスピードで螺旋状に吹き抜けるように送風するものである。そして、上記の二重円心管は、上記のファンにより送られた負イオン空気が通過するものである。
【00013】
最後に、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置の請求項3に記載した発明の構成を説明する。この発明は、以下の点以外は上記の請求項1の発明の構成と同一である。それゆえに、上記の請求項1の発明の構成の説明の全文をここに援用して、以下の構成の説明をこれに追加する。この発明と上記の請求項1の発明の構成との差異は、珊瑚焼成手段がないことである。それは、予め風化珊瑚粉が焼成された珊瑚セラミックを使用するためである。
【0014】
以下に、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置の作用とイオン発生作用機序を説明する。まず、(式1)に示すように、炭酸カルシウムを含む風化珊瑚セラミックは、水中で超音波等の外力があればカルシウムイオンと炭酸イオンに解離する。
【0015】
【0016】
水溶液では水の分子と水素イオン(H+)と水酸イオン(OH−)の間に(式2)の平衡がつねに成立している。
【0017】
【0018】
外力として超音波振動力によって、水分子は水のクラスター構造、即ち水の分子が複合的についたイオンクラスター複合体として次の(式3)で示される。ここでOH−(H2O)nを水付き機能生理活性負イオンという。
【0019】
【0020】
(式1)にあるが、発生した炭酸ガスは、水溶液に溶けるとH2Oと可逆的に結合して炭酸(H2CO3)となり、これが酸として(式4)のように水素イオン(H+)重炭酸イオン(HCO3)に可逆的に解離する。ここでCO2とH2CO3を一緒にして解離炭酸、HCO3 −を結合炭酸イオンをいう。
【0021】
【0022】
炭酸に第2段の解離はHCO3 −が酸となって次ぎのように行われる。
【0023】
【0024】
以上のイオンの構成によって炭酸の第1段の熱学的解離定数(K1)は次の式で定理される。
【0025】
【0026】
水溶液に酸が加えられてH+が増加すれば、OH−が低下、もしアルカリが加えられOH−が増加したとき、H+が低下した状態で平衝する。人体の生理的な水溶液の濃度(pH値)は−log[H+]あるいは、pK + log{[HCO3 −]/[CO2]} であらわされるが、例えば、血液のpH値は平均約7.4である。
【0027】
生体内におけるpH値を恒常に保つために、生体には種々のpH暖衝系は備わっている。血液と間質液における主要な暖衝系はCO2 +H2O ←→ HCO3 − + H+のシステムである。ということで、食物接種及び物質代謝による生体機能的な恒常性、すなわち、酸−塩基平衡性は、HCO3 −、H+、CO3、OH− というイオンによって調節されるので、機能生理活性イオンと呼ばれる。空気中に、このような機能生理活性負イオンを発生させ、人体の恒常性を維持させようとすることが本発明の主旨である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置の一般的な実施の形態を述べる。本発明による機能生理活性においては、上記目的を達成するため、風化珊瑚粉セラミックのカートリッジと水を材料とし、その両者に超音波振動力を加えることよって製造する装置である。また、高湿度ではなく、生理的によい範囲(60%前後)の湿度を与えながら、イオン数及び湿度、温度が一定レベルで飽和するような負イオン空気を製造する装置である。
【0029】
しかして、その別な実施態様では、この負イオン空気は、二重円心管から成る空気流通路をファンによりつむじ風のように螺旋状に回転しながら急速に通過し、空気排出口から外部に放出される。このとき、この空気のイオン粒子は、ブラウン運動により激しく衝突や結合と移動運動をして、不要なイオンが取り除かれて、人体によい影響を与える小イオンのみが空中に放出される。
【0030】
【実施例】
しかして、本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置をその具体的な実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。まず、図2には記載されていない風化珊瑚粉を焼成する珊瑚焼成手段B(図1を参照)がある。つぎに、図2に示す断面図のごとくに、珊瑚セラミックカートリッジ1と水を入れる脱着水容器2がある。この脱着水容器2は、上記の珊瑚焼成手段により造成した珊瑚セラミック1aを水流入口3からの水Wと反応させ、その水Wをアルカリイオン化するものである。すなわち、水分子クラスタが分裂すれば、H+ とOH− に成る。そして、その量がH+ = OH−は中性で、H+ > OH− は酸性で、H+ < OH− はアルカリ性となる。この装置で作られる水分子の酸基濃度は、pH7.4である(人間の血液のpHは7.4)。なお、この珊瑚セラミック1aは、予め風化珊瑚粉が焼成されたものを使用してもよい。
【0031】
このアルカリイオン化した水Wは、除菌用銀膜珊瑚セラミックカートリッジ4を有する水流通路5を通じてイオン空気室Hの底部に送られる。さらに、超音波発振器6がある。この超音波発振器6は、上記の脱着水溶器2内で上記の珊瑚セラミック1aに超音波振動を与えてその周辺の水Wと反応させつくられたアルカリイオン水に、さらにその超音波振動力を与えるものである。最後に、ファン7がある。このファン7は、上記の超音波発振器6により放出された負イオン空気Aに斜め上方向に風力を与えるものである。
【0032】
そこで、この負イオン空気Aは、図2に示すごとくに上記のファン7により螺旋状に上方向に吹きあげられて、その下流の空気流通路8を螺旋状に回転しながら急速に通過し、空気排出口9から外部に放出される。この空気流通路8は、二重円心管10である外筒10aと内筒10bとから成る。ここでこの空気Aのイオン粒子は、ブラウン運動により激しく衝突や結合と移動運動をして、ランジェバンイオン(0.025〜0.055μm)や大イオン(0.025μm)と中イオン(0.001〜0.025μm)などが取り除かれて、人体によい影響を与える小イオン(0.0006μm)が空中に放出される。
【0033】
かようにして、この機能生理活性負イオン空気の発生装置は、珊瑚セラミックカートリッジ1を装着した脱着式容器2と、開閉が可能であるスプリング式水流入口3と、除菌性の銀膜珊瑚セラミックカートリッジ4と、この銀膜珊瑚セラミック1aとその水Wとに振動力を与える超音波発振器6(1.6 〜 2.8MHz)と、超音波振動力により分裂した水分子を回転送風するファン7から成る。
【0034】
空気中のイオン量は、イオン移動度を利用したイオンカウンタ(神戸電波株式会社製KST−900)により求めることができる。この測定器は、1cc当たりの負イオン数と正イオン数がカウンタできる。測定条件は、密閉シールドルーム(1.5m×1.5m×1.5m)にて、無風状態で、初期湿度は50%で、初期温度は25℃であった。この測定によるイオン発生のデーターは、以下に述べるごとくに驚くほどに良好なものである。それは、上記のごとくに、まずその第1にそのイオン発生に使用した風化珊瑚粉を焼成して造成した珊瑚セラミック1aを使用したことにある。そして、その第2には、その脱着水容器2内で上記の珊瑚セラミック1aにその脱着水容器2内の水Wにつながる全ての水Wや器具を通じて上記の超音波発振器3の振動力を与え、上記の珊瑚セラミック1aの水Wへの反応を活発化させて大量のアルカリイオン水を作るようになっているためである。
【0035】
以下に、本発明にかかる装置を用いて、噴き流せる電動ファンの回転数の変化によって発生する負イオン空気と正イオン空気の変化の一実験例をのべる。また図3と図4は、外部的には同じような水蒸気を発生する熱湯の加熱式加湿器のデータも測定した。まず、600℃で焼成した珊瑚セラミックを水の中に入れ(pH7.4〜7.8)、超音波周波数が2.4MHzで振動させて、電動ファンの回転数を160,180,200rpmで外力を加えたとき、求められたデータである。
【0036】
超音波振動発振器6と電動ファン7を稼働してから、5分過ぎて、各外力による負イオン数は最大値を示し、その後から緩やかに低下しながら、飽和した。また正イオン数も負イオン数も最大値を示すが、20分過ぎてからゼロ値まで、低下する。ところが、20分後、室内湿度は初期湿度50%から、最大7%しか増加しなかった。
【0037】
一方、水を加熱して、水蒸気を発生した場合、負イオンはほとんど増加しないし、逆に正イオン数と室内湿度が大きく増加した。このことから、加熱による水蒸気の水滴と超音波振動力によって微細水滴に分裂した水分子の性質が異なることが分かる。以上の実験例から、本発明の装置は、体によい範囲(60%以下)の加湿機能と、機能生理的に意義が高い負イオンを容易に発生していることが分かる。
【0038】
【発明の効果】
本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置は、以上のごとくになしたゆえに、上記の課題を解決して以下のごとき多大な効果が生じた。すなわち、風化珊瑚粉を使用したので非常に低価格である一方、超音波や風力によりその効果が一層上がった。
【0039】
一方その第2の請求項の発明は、この負イオン空気が、空気流通路を上記のファンにより螺旋状に回転しながら急速に通過させられて空気排出口から外部に放出されるゆえに、10bとから成る。ここでこの空気のイオン粒子は、ブラウン運動により激しく衝突や結合と移動運動をする。それで、人体によい影響を与える小イオンが空中に放出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる超音波振動力利用珊瑚セラミックの機能生理活性負イオン空気発生装置のブロックダイアグラムである。
【図2】図1の実施例の主要部の側面断面図を示したものである。
【図3】図1のもののファンの回転数等と測定時間における負イオン数を表したグラフである。
【図4】図1のもののファンの回転数等と測定時間における正イオン数を表したグラフである。
【符号の説明】
1 珊瑚セラミックカートリッジ
1a 珊瑚セラミック
2 脱着水溶液
3 超音波発振器
4 ファン
10 二重円心管
A 負イオン空気
W 水[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention generally relates to a device for generating negative ion air, and more particularly to a device for generating negative ion air having a physiological function. More particularly, the present invention relates to a device for splitting water, which has been alkali-ionized with calcined weathered coral powder, by ultrasonic vibration force to generate functionally physiologically active negative ion air.
[0002]
[Prior art]
Air ions include positive ions and negative ions. Positive ion air is abundant in urban and contaminated spaces, and in many places migraine, autonomic imbalance, insomnia, depression, increased anxiety, neurosis, excitability of sympathetic nerves, etc. Among them, it is said that there are pleasure, deep sleep, increased parasympathetic nervous activity, and enhanced learning effects. Such air ions are produced by a water splitting method using the Leonard effect, a high voltage discharge method, a thermionic emission method, or an tourmaline adsorption fiber.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Physiologically good effects of negative ions include suppression of excitatory sympathetic nerve activity often seen in frail elderly people and hypertension, promotion of decreased vagal nerve activity, proper sleep action by promoting secretion of substances in the brain, Fatigue recovery, analgesic, diuretic, etc. are known, and many such negative ion air generators are introduced.
[0004]
Among them, the high voltage discharge type negative ion generator has a disadvantage in that ozone and nitrogen oxide harmful to the human body are emitted into the atmosphere as by-products. In addition, the water-drop splitting system, which has a negligible effect, uses a spray nozzle that corrodes raw water when it becomes contaminated or becomes acidic water (pH concentration of 7.0 or less), causing hydrogen ions and chlorine to enter the atmosphere. There are drawbacks. In addition, when not operated continuously, there is a risk that bacteria may occur in the raw water.
[0005]
It is also necessary to consider that the negative ions existing in the natural world, particularly near waterfalls and in forests, and the so-called negative ions that are artificially created are different. A. P. Kurueger has expressed air ions in four molecular formulas. (International Journal of Biology, vol. 16, no. 4, pp 313-322, 1972). That is, positive ions are divided into H + (H 2 O) n and H 3 O + (H 2 O) n , and negative ions are divided into O 2 − (H 2 O) n and OH − (H 2 O) n. Was. Here, (H 2 O) n is a cluster of water molecules, and was separated from H 2 O) n . Here, (H 2 O) n is a water cluster, and H + , O 2 , OH −, and the like are derived from the dissociation of water ions, and are so-called air ions.
[0006]
The pH concentration of the body fluid, which is important for the life support activity of the human body, is about pH 7.4, which is weakly alkaline. The ions that keep the acid-base equilibrium constant are H + and OH − (H 2 O). n . That is, OH − must be constantly increased and H + must be decreased in order for the body fluid to maintain alkalinity. Such OH − was defined as a functional physiologically active negative ion. K. Ju reports that such functional physiologically active negative ion air suppresses excessively stimulated sympathetic nerve activity, thereby lowering blood pressure and increasing parasympathetic nerves (Bimedical Sciences Instrumentation. 33, 338-43, 1997).
[0007]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-141179 discloses a device for generating active ionic air by splitting water droplets by utilizing the Leonard effect without generating ozone and the like, which are harmful to the human body. JP-A-8-308914 (high humidity active air). However, although expressed as the negative ion bioactivity produced by these methods and devices, the disadvantages of rapid high humidity formation and A.I. P. Krueger or K.K. It does not provide any mechanism for producing biological or biological activity, as Ju said.
[0008]
An object of the present invention is to provide a device that generates a substance that is inhaled from lung tissue and plays an important role in maintaining the acid-base balance of blood as an electrolyte solution, that is, negative ion air that activates physiological functions. That is.
[0009]
On the other hand, the other purpose is that this negative ion air is rapidly passed while rotating spirally by a fan through an air flow path consisting of a double concentric tube, and violently impacts and combines with the movement due to Brownian motion. That is, small ions that have a positive effect on the human body are released.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in view of the above technical problems, the functional physiologically active negative ion air generator of the ultrasonic vibrating force-utilizing coral ceramic according to the present invention, in the claims 1 and 3, fires the weathered coral powder. The resulting coral ceramic was made to react with water, and the ultrasonic vibrator was used as a device to generate the characteristic bioactive negative ion air by vibrating force. According to the second aspect of the present invention, there is provided an apparatus for splitting alkaline ionized water by ultrasonic vibration and wind power to generate functionally physiologically active negative ion air.
[0011]
Hereinafter, a specific configuration of the functional physiologically active negative ion air generator of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention will be described in detail. First, the configuration of the invention described in claim 1 of the present invention will be described. The present invention has a coral firing means for firing weathered coral powder. Next, there is a desorption water container. This desorption water container is for reacting the coral ceramic created by the above-described coral firing means with water. Finally, there is an ultrasonic oscillator. This ultrasonic oscillator gives ultrasonic vibration to the alkaline ionized water produced by reacting the above-mentioned coral ceramic with water in the above-mentioned desorption water container, and at the same time gives the above-mentioned ultrasonic vibration to the above-mentioned coral ceramic. is there.
[0012]
Next, the configuration of the invention according to claim 2 of the functional physiologically active negative ion air generator of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention will be described. The present invention is the same as the configuration of the first aspect of the present invention except for the following points. Therefore, the entire description of the configuration of the first aspect of the present invention is incorporated herein, and the following description of the configuration is added thereto. The difference between the present invention and the configuration of the first aspect is the presence of a fan and a double concentric tube. This fan blows the negative ion air emitted from the ultrasonic oscillator so as to spirally blow through the double concentric tube at a rapid speed. The double concentric tube passes the negative ion air sent by the fan.
[00013]
Finally, the configuration of the invention according to claim 3 of the functional physiologically active negative ion air generator of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention will be described. The present invention is the same as the configuration of the first aspect of the present invention except for the following points. Therefore, the entire description of the configuration of the first aspect of the present invention is incorporated herein, and the following description of the configuration is added thereto. The difference between this invention and the configuration of the first aspect is that there is no coral firing means. This is because a coral ceramic in which weathered coral powder has been fired in advance is used.
[0014]
Hereinafter, the function of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention, the function of the physiologically active negative ion air generator, and the mechanism of ion generation will be described. First, as shown in (Equation 1), a weathered coral ceramic containing calcium carbonate dissociates into calcium ions and carbonate ions when there is an external force such as ultrasonic waves in water.
[0015]
[0016]
In an aqueous solution, the equilibrium of (Equation 2) is always established between water molecules, hydrogen ions (H + ), and hydroxyl ions (OH − ).
[0017]
[0018]
Water molecules are represented by the following (formula 3) as a water cluster structure, that is, an ion cluster complex in which water molecules are attached in a complex manner by an ultrasonic vibration force as an external force. Here, OH − (H 2 O) n is referred to as a functional physiologically active negative ion with water.
[0019]
[0020]
As shown in (Equation 1), when the generated carbon dioxide gas is dissolved in an aqueous solution, it reversibly bonds with H 2 O to form carbonic acid (H 2 CO 3 ), which is converted into an acid such as hydrogen ion (Equation 4). H + ) reversibly dissociates into bicarbonate ions (HCO 3 ). Here and the combined CO 2 and H 2 CO 3 dissociation carbonate, HCO 3 - refers to the binding carbonate ions.
[0021]
[0022]
The second stage of dissociation into carbonic acid is carried out as follows, with HCO 3 − becoming the acid.
[0023]
[0024]
With the above-described ion configuration, the first-stage thermal dissociation constant (K 1 ) of carbonic acid is determined by the following equation.
[0025]
[0026]
If H + increases when an acid is added to the aqueous solution, OH − decreases, and if alkali increases and OH − increases, a collision is made with H + reduced. Human physiological concentration of the aqueous solution (pH value) -log [H +] Alternatively, pK + log - although represented by {[HCO 3] / [CO 2]}, eg, pH value of the blood average of about 7.4.
[0027]
In order to constantly maintain the pH value in the living body, the living body is provided with various pH heating systems. Major warm衝系in blood and interstitial fluid CO 2 + H 2 O ← → HCO 3 - is + H + system. Thus, biofunctional homeostasis due to food inoculation and substance metabolism, that is, acid-base equilibrium, is regulated by the ions HCO 3 − , H + , CO 3 , and OH −. Called. The gist of the present invention is to generate such functional physiologically active negative ions in the air to maintain the homeostasis of the human body.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a general embodiment of the functional physiologically active negative ion air generator of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention will be described. In the functional physiological activity according to the present invention, in order to achieve the above-mentioned object, an apparatus manufactured by applying an ultrasonic vibration force to both a weathered coral powder ceramic cartridge and water as materials. Further, it is an apparatus for producing negative ion air in which the number of ions, the humidity, and the temperature are saturated at a certain level while giving not a high humidity but a physiologically good range (around 60%).
[0029]
Thus, in another embodiment, the negative ion air is rapidly passed through the air flow passage composed of the double concentric tubes while being spirally rotated like a whirlwind by a fan, and is discharged from the air outlet to the outside. Released. At this time, the ion particles of the air violently collide and combine and move due to Brownian motion, and unnecessary ions are removed, and only small ions that have a favorable effect on the human body are released into the air.
[0030]
【Example】
Now, the functional physiologically active negative ion air generator of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings using specific embodiments. First, there is a coral firing means B (see FIG. 1) for firing weathered coral powder not shown in FIG. Next, as shown in the sectional view of FIG. 2, there is a coral ceramic cartridge 1 and a desorption water container 2 for storing water. The desorption water container 2 reacts the coral ceramic 1a created by the above-described coral firing means with water W from the water inlet 3, and alkalizes the water W. That is, if the water molecule cluster is split, it becomes H + and OH − . Then, the amount is H + = OH - In neutral, H +> OH - In acidic, H + <OH - becomes alkaline. The acid group concentration of water molecules produced by this device is pH 7.4 (the pH of human blood is 7.4). The coral ceramic 1a may be a material obtained by firing weathered coral powder in advance.
[0031]
The alkali ionized water W is sent to the bottom of the ion air chamber H through the water flow passage 5 having the sterilizing silver film coral ceramic cartridge 4. Further, there is an ultrasonic oscillator 6. The ultrasonic oscillator 6 applies the ultrasonic vibration to the coral ceramic 1a in the desorption water dissolving unit 2 to react with the water W around the coral ceramic 1a, and further applies the ultrasonic vibration force to the alkaline ionized water. Is to give. Finally, there is a fan 7. The fan 7 applies wind power to the negative ion air A emitted from the ultrasonic oscillator 6 in an obliquely upward direction.
[0032]
Then, as shown in FIG. 2, the negative ion air A is helically blown up by the fan 7 and rapidly passes through the air flow passage 8 downstream thereof while rotating helically, The air is discharged from the air outlet 9 to the outside. The air flow passage 8 includes an outer cylinder 10a and an inner cylinder 10b which are double concentric tubes 10. Here, the ion particles of the air A violently collide and bond and move due to Brownian motion, and Langeban ions (0.025 to 0.055 μm), large ions (0.025 μm) and medium ions (0. 001 to 0.025 μm) are removed, and small ions (0.0006 μm) that have a favorable effect on the human body are released into the air.
[0033]
As described above, this functional physiologically active negative ion air generating device includes a detachable container 2 equipped with a coral ceramic cartridge 1, a spring-type water inlet 3 that can be opened and closed, and a sterilizing silver film coral ceramic. An ultrasonic oscillator 6 (1.6 to 2.8 MHz) for applying a vibration force to the cartridge 4, the silver film coral ceramic 1 a and the water W, and a fan 7 for repeatedly transferring water molecules split by the ultrasonic vibration force Consists of
[0034]
The amount of ions in the air can be determined by an ion counter using ion mobility (KST-900, manufactured by Kobe Denpa Co., Ltd.). This measuring device can count the number of negative ions and the number of positive ions per cc. The measurement conditions were as follows: in a closed shielded room (1.5 mx 1.5 mx 1.5 m), in a windless state, the initial humidity was 50%, and the initial temperature was 25 ° C. The ion generation data obtained by this measurement is surprisingly good as described below. That is, as described above, firstly, the coral ceramic 1a formed by firing the weathered coral powder used for generating the ions is used. Secondly, the vibrating force of the ultrasonic oscillator 3 is applied to the coral ceramic 1a in the desorption water container 2 through all the water W and instruments connected to the water W in the desorption water container 2. This is because the reaction of the coral ceramic 1a with the water W is activated to produce a large amount of alkaline ionized water.
[0035]
Hereinafter, an experimental example of a change in negative ion air and positive ion air generated by a change in the rotation speed of an electric fan that can be blown out using the apparatus according to the present invention will be described. 3 and 4 also measured data of a heated humidifier of hot water that generates similar water vapor externally. First, a coral ceramic fired at 600 ° C. is put into water (pH 7.4 to 7.8), and the ultrasonic frequency is vibrated at 2.4 MHz, and the rotation speed of the electric fan is 160, 180, 200 rpm and an external force. Is the data obtained when.
[0036]
Five minutes after the operation of the ultrasonic vibration oscillator 6 and the electric fan 7, the number of negative ions due to each external force showed the maximum value, and then gradually decreased and became saturated. Further, both the number of positive ions and the number of negative ions show the maximum value, but decrease to zero after 20 minutes. However, after 20 minutes, the room humidity increased only up to 7% from the initial humidity of 50%.
[0037]
On the other hand, when water was heated to generate steam, negative ions hardly increased, and conversely, the number of positive ions and room humidity increased significantly. This indicates that the properties of water molecules split into fine water droplets by the ultrasonic vibration force and water droplets of water vapor by heating are different. From the experimental examples described above, it can be seen that the device of the present invention easily generates a humidifying function within a good range (60% or less) for the body and negative ions having high physiological significance.
[0038]
【The invention's effect】
The functional physiologically active negative ion air generator of the coral ceramic utilizing the ultrasonic vibration force according to the present invention has been constructed as described above. Therefore, the above-mentioned problems have been solved and the following great effects have been achieved. That is, while the weathered coral powder was used, the price was very low, but the effect was further enhanced by ultrasonic waves and wind power.
[0039]
On the other hand, in the second aspect of the invention, the negative ion air is rapidly passed through the air flow passage while being spirally rotated by the fan, and is discharged from the air discharge port to the outside. Consists of Here, the ion particles of the air violently collide and combine and move due to Brownian motion. Thus, small ions that have a positive effect on the human body are released into the air.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an apparatus for generating a physiologically active negative ion air of a coral ceramic utilizing ultrasonic vibration force according to the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view of a main part of the embodiment of FIG. 1;
3 is a graph showing the number of negative ions at the measurement time and the number of rotations of the fan of FIG. 1;
FIG. 4 is a graph showing the number of positive ions at the measurement time and the number of rotations of the fan of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Coral ceramic cartridge 1a Coral ceramic 2 Desorption aqueous solution 3 Ultrasonic oscillator 4 Fan 10 Double core tube A Negative ion air W Water