JP2004343632A - 電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的低電圧の電池で動作し、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できるような電源回路を提供する。
【解決手段】電源回路1は、高周波電力増幅器3を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路11と、前記第1のDC/DCコンバータ回路11を構成する第1のスイッチ部12と、前記高周波電力増幅器3のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路13と、前記第2のDC/DCコンバータ回路13を構成する第2のスイッチ部14と、前記第1および第2のスイッチ部12および14を駆動するための周波数信号を生成する前記第1および第2のスイッチ部12および14に共通の周波数信号生成回路15と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】電源回路1は、高周波電力増幅器3を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路11と、前記第1のDC/DCコンバータ回路11を構成する第1のスイッチ部12と、前記高周波電力増幅器3のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路13と、前記第2のDC/DCコンバータ回路13を構成する第2のスイッチ部14と、前記第1および第2のスイッチ部12および14を駆動するための周波数信号を生成する前記第1および第2のスイッチ部12および14に共通の周波数信号生成回路15と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的低電圧の電池で動作する移動体通信用の無線通信装置等の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機を代表とする移動体通信用の無線通信装置の多機能化・高機能化に伴い、その消費電力は増加する一方で、実使用時間が短くなる傾向にあり、該実使用時間の長時間化が課題となってきている。そのために主電源である電池の更なる高エネルギー密度化が求められている。
【0003】
現在実用化されている二次電池の中では、高エネルギー密度、軽量、高電圧などの利点を有するリチウムイオン二次電池が、最も普及している。しかし、現行の技術によるリチウムイオン二次電池に関しては、高エネルギー密度化の限界が見えてきている。これに対して、新材料を用いることにより、更に高エネルギー密度化できる可能性があるが、この新材料による二次電池はその出力電圧が現行のリチウムイオン二次電池よりも低くなるため、現行のリチウムイオン二次電池の出力電圧に合わせて設計された無線通信装置の電源として使用するためには解決すべき問題点がある。
【0004】
また近年、無線通信装置の普及の広がりと実使用時の電池寿命の短縮化に伴い、市場で手に入りやすい一次電池もしくは二次電池を無線通信装置の電源として使用できるようにしたいという要望がでてきた。しかし、市場で手に入りやすい一次電池もしくは二次電池を使用してリチウムイオン二次電池の出力電圧に合わせようとすると、3セル以上を必要とし無線通信装置の小型化には適さない。
【0005】
このように、現行のリチウムイオン二次電池の出力電圧以下の比較的低電圧の電池を移動体通信用の無線通信装置の電源として使用可能にすることが重要な課題となってきている。
【0006】
このような課題に対して、無線通信装置の内部の制御部に関しては、プロセスルールの細密化などにより動作電圧を低電圧とすることが必要となってきており、比較的低電圧の電池の使用はむしろ適していると言える。送信部と受信部に関しては、その大部分においてプロセスの進化と回路的な工夫により低電圧で動作させ性能を確保することも可能である。これに対して、現行使用されているFET系のデバイスで構成された高効率の高周波電力増幅器を低電圧で動作させることは、効率を著しく劣化させ長寿命化には不利である。
【0007】
従来、比較的低電圧の電池で動作する移動体通信用の無線通信装置の電源回路としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この従来の電源回路は、DC/DCコンバータ、定電流回路、過電圧防止回路、コンデンサ、スイッチングレギュレータなどで構成されており、高電圧・大電流を必要とする高周波電力増幅器の電源となっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平9―232975号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信装置の電源回路においては、高効率の高周波電力増幅器を動作させるために必要となるゲートバイアスの電源となる負電圧を供給するDC/DCコンバータ回路が考慮されていないという問題があった。
【0010】
このような負電圧を供給するDC/DCコンバータ回路を含めて、性質の異なる2種類のDC/DCコンバータ回路を独立に搭載することは、装置の小型化の阻害要因となる。また、通常のDC/DCコンバータ回路はコンデンサの充放電を行うスイッチ部と、それを駆動するための周波数信号を生成する周波数信号生成回路と、電圧変換用のコイルとコンデンサなどにより構成されている。このため、性質の異なる2種類のDC/DCコンバータ回路を独立に搭載することは、駆動する周波数の差によるスプリアスを発生させる可能性があり、送信信号の劣化要因となる。
【0011】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、比較的低電圧の電池で動作し、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できるような電源回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の電源回路は、高周波電力増幅器を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路と、前記第1のDC/DCコンバータ回路を構成する第1のスイッチ部と、前記高周波電力増幅器のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路と、前記第2のDC/DCコンバータ回路を構成する第2のスイッチ部と、前記第1および第2のスイッチ部を駆動するための周波数信号を生成する前記第1および第2のスイッチ部に共通の周波数信号生成回路と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、周波数信号生成回路を第1および第2のスイッチ部に対して共通に設けたことにより、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できる。
【0014】
請求項2に係る発明の電源回路は、請求項1に係る発明の電源回路において、前記周波数信号生成回路により生成された前記周波数信号を周波数変換して、前記第1および第2のスイッチ部を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、第1および第2のスイッチ部を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することにより、第1および第2のDC/DCコンバータ回路をそれぞれ良好に動作させることができる。
【0016】
請求項3に係る発明の電源回路は、請求項1または請求項2に係る発明の電源回路において、前記高周波電力増幅器は、送信される高周波信号を増幅するものであることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、不必要なスプリアスの発生を防止できることから、送信される高周波信号の劣化を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る電源回路を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図である。図1において、低電圧を供給する電池2の正極は後述する電源回路1の第1のDC/DCコンバータ回路11、送信部4、受信部5および制御部6にそれぞれ接続されており、該電池2の負極は接地されている。
【0020】
電源回路1は、高周波電力増幅器(PA)3を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路11と、第1のDC/DCコンバータ回路11を構成する第1のスイッチ部(SW)12と、高周波電力増幅器3のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路13と、第2のDC/DCコンバータ回路13を構成する第2のスイッチ部(SW)14と、第1および第2のスイッチ部12および14を駆動するための周波数信号を生成する第1および第2のスイッチ部12および14に共通の周波数信号生成回路(OSC)15と、を備えている。
【0021】
スイッチ部12は特定の周波数とタイミングで駆動されるいくつかのスイッチで構成されており、DC/DCコンバータ回路11はこのスイッチ部12とコンデンサ、コイルなどとの組み合わせにより電池2の出力電圧の昇圧動作を行う。一方、スイッチ部14は特定の周波数とタイミングで駆動されるいくつかのスイッチで構成されており、DC/DCコンバータ回路13はこのスイッチ部14とコンデンサなどとの組み合わせにより制御部6から供給されるゲートバイアス制御電圧の極性反転動作を行う。
【0022】
スイッチ部12および14に対して共通に設けられた周波数信号生成回路15はスイッチ部12および14を駆動するための周波数信号を生成する。スイッチ部12および14にそれぞれ供給される2系統の周波数信号(駆動周波数)は、その源振を共通とするが、必ずしも同一である必要はなく、それぞれに要望される特性に応じて設定される。例えば、分周や逓倍等により周波数信号を周波数変換して、スイッチ部12および14を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することが考えられる。
【0023】
制御部6は送信部4、高周波電力増幅器3、共用部7を介してアンテナ8に接続されている。また、アンテナ8は共用部7、受信部5を介して制御部6に接続されている。
【0024】
送信時において、制御部6からの変調信号は送信部4に送られ、送信部4で高周波信号に変換され、高周波電力増幅器3で増幅されて共用部7を介してアンテナ8から電波として空間に放出される。一方、受信時においては、アンテナ8で受信された高周波信号は共用部7を介して受信部5に送られ、受信部5で制御部6にて復調可能な周波数帯域の信号に変換され、制御部6で復調される。
【0025】
このような本実施の形態に係る電源回路1によれば、周波数信号生成回路15を第1および第2のスイッチ部12および14に対して共通に設けたことにより、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できる。
【0026】
なお、上述した実施の形態では、電源回路1の周波数信号(駆動周波数)の原振を内部の周波数信号生成回路15で得ていたが、電源回路1の外部から得るようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電源回路によれば、比較的低電圧の電池で動作し、周波数信号生成回路を第1および第2のスイッチ部に対して共通に設けたことにより、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電源回路を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電源回路
2 電池
3 高周波電力増幅器
4 送信部
5 受信部
6 制御部
7 共用部
8 アンテナ
11、13 DC/DCコンバータ回路
12、14 スイッチ部
15 周波数信号生成回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的低電圧の電池で動作する移動体通信用の無線通信装置等の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機を代表とする移動体通信用の無線通信装置の多機能化・高機能化に伴い、その消費電力は増加する一方で、実使用時間が短くなる傾向にあり、該実使用時間の長時間化が課題となってきている。そのために主電源である電池の更なる高エネルギー密度化が求められている。
【0003】
現在実用化されている二次電池の中では、高エネルギー密度、軽量、高電圧などの利点を有するリチウムイオン二次電池が、最も普及している。しかし、現行の技術によるリチウムイオン二次電池に関しては、高エネルギー密度化の限界が見えてきている。これに対して、新材料を用いることにより、更に高エネルギー密度化できる可能性があるが、この新材料による二次電池はその出力電圧が現行のリチウムイオン二次電池よりも低くなるため、現行のリチウムイオン二次電池の出力電圧に合わせて設計された無線通信装置の電源として使用するためには解決すべき問題点がある。
【0004】
また近年、無線通信装置の普及の広がりと実使用時の電池寿命の短縮化に伴い、市場で手に入りやすい一次電池もしくは二次電池を無線通信装置の電源として使用できるようにしたいという要望がでてきた。しかし、市場で手に入りやすい一次電池もしくは二次電池を使用してリチウムイオン二次電池の出力電圧に合わせようとすると、3セル以上を必要とし無線通信装置の小型化には適さない。
【0005】
このように、現行のリチウムイオン二次電池の出力電圧以下の比較的低電圧の電池を移動体通信用の無線通信装置の電源として使用可能にすることが重要な課題となってきている。
【0006】
このような課題に対して、無線通信装置の内部の制御部に関しては、プロセスルールの細密化などにより動作電圧を低電圧とすることが必要となってきており、比較的低電圧の電池の使用はむしろ適していると言える。送信部と受信部に関しては、その大部分においてプロセスの進化と回路的な工夫により低電圧で動作させ性能を確保することも可能である。これに対して、現行使用されているFET系のデバイスで構成された高効率の高周波電力増幅器を低電圧で動作させることは、効率を著しく劣化させ長寿命化には不利である。
【0007】
従来、比較的低電圧の電池で動作する移動体通信用の無線通信装置の電源回路としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この従来の電源回路は、DC/DCコンバータ、定電流回路、過電圧防止回路、コンデンサ、スイッチングレギュレータなどで構成されており、高電圧・大電流を必要とする高周波電力増幅器の電源となっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平9―232975号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信装置の電源回路においては、高効率の高周波電力増幅器を動作させるために必要となるゲートバイアスの電源となる負電圧を供給するDC/DCコンバータ回路が考慮されていないという問題があった。
【0010】
このような負電圧を供給するDC/DCコンバータ回路を含めて、性質の異なる2種類のDC/DCコンバータ回路を独立に搭載することは、装置の小型化の阻害要因となる。また、通常のDC/DCコンバータ回路はコンデンサの充放電を行うスイッチ部と、それを駆動するための周波数信号を生成する周波数信号生成回路と、電圧変換用のコイルとコンデンサなどにより構成されている。このため、性質の異なる2種類のDC/DCコンバータ回路を独立に搭載することは、駆動する周波数の差によるスプリアスを発生させる可能性があり、送信信号の劣化要因となる。
【0011】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、比較的低電圧の電池で動作し、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できるような電源回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の電源回路は、高周波電力増幅器を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路と、前記第1のDC/DCコンバータ回路を構成する第1のスイッチ部と、前記高周波電力増幅器のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路と、前記第2のDC/DCコンバータ回路を構成する第2のスイッチ部と、前記第1および第2のスイッチ部を駆動するための周波数信号を生成する前記第1および第2のスイッチ部に共通の周波数信号生成回路と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、周波数信号生成回路を第1および第2のスイッチ部に対して共通に設けたことにより、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できる。
【0014】
請求項2に係る発明の電源回路は、請求項1に係る発明の電源回路において、前記周波数信号生成回路により生成された前記周波数信号を周波数変換して、前記第1および第2のスイッチ部を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、第1および第2のスイッチ部を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することにより、第1および第2のDC/DCコンバータ回路をそれぞれ良好に動作させることができる。
【0016】
請求項3に係る発明の電源回路は、請求項1または請求項2に係る発明の電源回路において、前記高周波電力増幅器は、送信される高周波信号を増幅するものであることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、不必要なスプリアスの発生を防止できることから、送信される高周波信号の劣化を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る電源回路を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図である。図1において、低電圧を供給する電池2の正極は後述する電源回路1の第1のDC/DCコンバータ回路11、送信部4、受信部5および制御部6にそれぞれ接続されており、該電池2の負極は接地されている。
【0020】
電源回路1は、高周波電力増幅器(PA)3を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路11と、第1のDC/DCコンバータ回路11を構成する第1のスイッチ部(SW)12と、高周波電力増幅器3のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路13と、第2のDC/DCコンバータ回路13を構成する第2のスイッチ部(SW)14と、第1および第2のスイッチ部12および14を駆動するための周波数信号を生成する第1および第2のスイッチ部12および14に共通の周波数信号生成回路(OSC)15と、を備えている。
【0021】
スイッチ部12は特定の周波数とタイミングで駆動されるいくつかのスイッチで構成されており、DC/DCコンバータ回路11はこのスイッチ部12とコンデンサ、コイルなどとの組み合わせにより電池2の出力電圧の昇圧動作を行う。一方、スイッチ部14は特定の周波数とタイミングで駆動されるいくつかのスイッチで構成されており、DC/DCコンバータ回路13はこのスイッチ部14とコンデンサなどとの組み合わせにより制御部6から供給されるゲートバイアス制御電圧の極性反転動作を行う。
【0022】
スイッチ部12および14に対して共通に設けられた周波数信号生成回路15はスイッチ部12および14を駆動するための周波数信号を生成する。スイッチ部12および14にそれぞれ供給される2系統の周波数信号(駆動周波数)は、その源振を共通とするが、必ずしも同一である必要はなく、それぞれに要望される特性に応じて設定される。例えば、分周や逓倍等により周波数信号を周波数変換して、スイッチ部12および14を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することが考えられる。
【0023】
制御部6は送信部4、高周波電力増幅器3、共用部7を介してアンテナ8に接続されている。また、アンテナ8は共用部7、受信部5を介して制御部6に接続されている。
【0024】
送信時において、制御部6からの変調信号は送信部4に送られ、送信部4で高周波信号に変換され、高周波電力増幅器3で増幅されて共用部7を介してアンテナ8から電波として空間に放出される。一方、受信時においては、アンテナ8で受信された高周波信号は共用部7を介して受信部5に送られ、受信部5で制御部6にて復調可能な周波数帯域の信号に変換され、制御部6で復調される。
【0025】
このような本実施の形態に係る電源回路1によれば、周波数信号生成回路15を第1および第2のスイッチ部12および14に対して共通に設けたことにより、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できる。
【0026】
なお、上述した実施の形態では、電源回路1の周波数信号(駆動周波数)の原振を内部の周波数信号生成回路15で得ていたが、電源回路1の外部から得るようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電源回路によれば、比較的低電圧の電池で動作し、周波数信号生成回路を第1および第2のスイッチ部に対して共通に設けたことにより、装置を小型化できるとともに不必要なスプリアスの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電源回路を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電源回路
2 電池
3 高周波電力増幅器
4 送信部
5 受信部
6 制御部
7 共用部
8 アンテナ
11、13 DC/DCコンバータ回路
12、14 スイッチ部
15 周波数信号生成回路
Claims (3)
- 高周波電力増幅器を動作させる電源となる高電圧・大電流を供給する第1のDC/DCコンバータ回路と、
前記第1のDC/DCコンバータ回路を構成する第1のスイッチ部と、
前記高周波電力増幅器のゲートバイアスの電源となる負電圧を供給する第2のDC/DCコンバータ回路と、
前記第2のDC/DCコンバータ回路を構成する第2のスイッチ部と、
前記第1および第2のスイッチ部を駆動するための周波数信号を生成する前記第1および第2のスイッチ部に共通の周波数信号生成回路と、
を備えたことを特徴とする電源回路。 - 前記周波数信号生成回路により生成された前記周波数信号を周波数変換して、前記第1および第2のスイッチ部を互いに異なる周波数でそれぞれ駆動することを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
- 前記高周波電力増幅器は、送信される高周波信号を増幅するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140516A JP2004343632A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140516A JP2004343632A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004343632A true JP2004343632A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33529224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003140516A Pending JP2004343632A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004343632A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7957488B2 (en) | 2005-08-26 | 2011-06-07 | Kyocera Corporation | Wireless communication apparatus and operating frequency control method of power conversion apparatus |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140516A patent/JP2004343632A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7957488B2 (en) | 2005-08-26 | 2011-06-07 | Kyocera Corporation | Wireless communication apparatus and operating frequency control method of power conversion apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060325 |