JP2004342795A - 発光素子モジュールとその製造方法 - Google Patents

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一成 川邊
Junji Oishi
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Abstract

【課題】本発明は、非常に簡単な構成により、LED素子と球状レンズとの接合位置のバラツキが少なく、光軸ズレが起こりにくい発光素子モジュールおよびその製造方法を実現することを目的とする。
【解決手段】テーパを有する貫通孔2が設けられた回路基板1に球状レンズ3を挿入した際に、球状レンズ3の光軸とLED素子5の光軸とが一致するように構成されているとともに、球状レンズ3が硬化樹脂6を介して固定されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光リンク等の光通信部品に用いられる発光素子モジュールとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の発光素子モジュールは、図7のような構成を有していた。
【0003】
すなわち、図において、51は発光素子モジュールであり、リードフレーム52にLED素子53をベアチップ実装し、透明封止樹脂54で成形されて構成されている。また、LED素子53から発光される発散光を効率よく集光させるために、球状レンズ55をLED素子53上に光軸を合わせて固定している。
【0004】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−60277号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、LED素子53と球状レンズ55の接合位置のバラツキにより、光軸のズレが生じるため、このバラツキを抑制しないと、十分な集光性能が得られなかった。
【0007】
この課題を解決するために、特許文献1に記載されているような提案もなされているが、本発明は別の構成を用いることにより、この課題を解決しようとするものであり、非常に簡単な構成により、LED素子と球状レンズとの接合位置のバラツキが少なく、光軸ズレが起こりにくい発光素子モジュールおよびその製造方法を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の発光素子モジュールは、テーパを有する貫通孔が設けられた回路基板と、貫通孔に挿入された球状レンズと、貫通孔の閉口側にフェースダウン実装されたLED素子と、球状レンズおよびLED素子が装着された回路基板を収納するためのセラミックパッケージとを有し、球状レンズが貫通孔に挿入された際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように構成されているとともに、球状レンズが硬化樹脂を介して固定されていることを特徴とするものである。
【0009】
この構成により、テーパを有する貫通孔が設けられた回路基板は、球状レンズを保持することができ、また球状レンズの光軸と、貫通孔の閉口側にフェースダウン実装されたLED素子の光軸とが一致するため、球状レンズの焦点部に最大限LED素子からの光を集光することができるものである。
【0010】
また、本発明の発光素子モジュールは、特に回路基板とLED素子との接続部分を覆うようにLED素子の周囲に保護樹脂が塗布されていることを特徴とするものであり、これにより、LED素子への衝撃から保護することができ、また湿気の侵入を抑制することでLED素子の破壊、腐食を起こさせないようにできるものである。
【0011】
また本発明の発光素子モジュールは、特にLED素子のアノード端子とカソード端子とが同一面側に形成されているとともに、LED素子のフェースダウン実装により両端子が回路基板に設けられた配線パターンに接続されることを特徴とするものであり、これにより、同時にアノード端子とカソード端子が回路基板に接続でき、また回路基板に対しアノード端子、カソード端子の2つ以上の端子接続を行うため、LED発光部中心を貫通孔の孔中心に対し、精度よく位置決めを行うことができるものである。
【0012】
また本発明の発光素子モジュールは、特にLED素子のアノード端子とカソード端子とが相反する面に形成され、LED素子のフェースダウン実装により一方の端子が回路基板に設けられた配線パターンに接続されるとともに、他方の端子がワイヤーボンディングにより回路基板に設けられた配線パターンに接続されることを特徴とするものであり、これにより、回路基板面に対し相反する面のLED素子端子から、任意にワイヤーボンディングにより、回路基板の配線部電極端子に接続することができるものである。
【0013】
また本発明の発光素子モジュールは、特にLED素子の発光中央部と貫通孔の中央部が同一になるようにLED素子がフェースダウン実装されることを特徴とするものであり、これによりLED素子の発光中央部と球状レンズの光軸とを一致させることができるものである。
【0014】
また本発明の発光素子モジュールは、特に貫通孔の開口部すなわち球状レンズを挿入する側の孔径は、球状レンズの直径よりも大きいことを特徴とするものであり、これにより、球状レンズを貫通孔にスムーズに挿入することができるものである。
【0015】
また本発明の発光素子モジュールは、特に貫通孔の閉口部すなわちLED素子がフェースダウン実装される側の孔径は、球状レンズの直径よりも小さいことを特徴とするものであり、これにより、球状レンズが貫通孔の中で固定させることができるものである。
【0016】
また本発明の発光素子モジュールは、特に球状レンズを固定するための硬化樹脂としてエポキシ系樹脂であることを特徴とするものであり、これにより、耐湿性の良いエポキシ系樹脂が湿気の侵入を抑制し、LED素子の破壊、腐食を起こさせないようにできるものである。
【0017】
また本発明の発光素子モジュールは、特に球状レンズを固定するための硬化樹脂としてウレタン系樹脂であることを特徴とするものであり、これにより、耐湿性の良いウレタン系樹脂が湿気の侵入を抑制し、LED素子の破壊、腐食を起こさせないようにできるものである。
【0018】
また本発明の発光素子モジュールは、特に回路基板の厚みが球状レンズの直径と同じか10%まで大きいことを特徴とするものであり、これにより、発光素子モジュール外部より侵入してくる外乱光が、球状レンズに影響を与えることがないようにできるものである。
【0019】
また本発明の発光素子モジュールは、特に貫通孔の形状が円錐状であることを特徴とするものであり、これにより、球状レンズを貫通孔にスムーズに挿入することができ、かつ固定できるものである。
【0020】
また本発明の発光素子モジュールは、特に貫通孔のテーパの傾きが60°〜89°であることを特徴とするものであり、これにより、球状レンズが貫通孔の中で固定することができ、そして貫通孔の閉口部側のエッジがせり出して来ることによりLED素子からの光が遮られるのを防ぐことができるものである。
【0021】
また本発明の発光素子モジュールは、特に回路基板の材質がセラミックまたはガラス製のものであり、サンドブラストにより貫通孔を形成したことを特徴とするものであり、これにより貫通孔にクラックが入らず、回路基板面に対し垂直に貫通孔を開けることができるものである。
【0022】
次に、本発明の発光素子モジュールの製造方法は、基板にテーパを有する貫通孔を設ける工程と、貫通孔に球状レンズを挿入する工程と、貫通孔の開口側に球状レンズを保持するためのフィルムを貼る工程と、貫通孔の閉口側にその表面に硬化樹脂が塗布されたLED素子をフェースダウン実装する工程と、フィルムを剥離後前記球状レンズおよびLED素子が装着された回路基板をセラミックパッケージ内に実装する工程とを有し、LED素子をフェースダウン実装する際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように実装するとともに、硬化樹脂を介して球状レンズが固定されることを特徴とするものであり、これにより、LED素子の発光中心部と球状レンズとの接合位置のバラツキが少なく、かつ光軸ズレが起こりにくい発光素子モジュールを製造することができるものである。
【0023】
また本発明の発光素子モジュールの製造方法は、球状レンズを保持するためのフィルムには、無数の小孔が開いていることを特徴とするものであり、これにより、貫通孔内においてLED素子と球状レンズとを固着する際に樹脂より発生するガスが通過できるようになるものである。
【0024】
また本発明の発光素子モジュールの製造方法は、回路基板にテーパを有する貫通孔を設ける工程と、貫通孔の閉口側にLED素子を実装する工程と、貫通孔に硬化樹脂を塗布する工程と、貫通孔に球状レンズを挿入して固定する工程と、前記球状レンズおよび前記LED素子が装着された回路基板をセラミックパッケージ内に実装する工程とを有し、球状レンズが貫通孔に挿入された際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように構成されているとともに、硬化樹脂を介して前記球状レンズが固定されることを特徴とするものであり、これにより、LED素子の発光中心部と球状レンズとの接合位置のバラツキが少なく、光軸ズレが起こりにくい発光素子モジュールを製造することができるものである。
【0025】
また本発明の発光素子モジュールの製造方法は、回路基板にテーパを有する貫通孔を設ける工程と、貫通孔の閉口側にLED素子を実装する工程と、貫通孔に予め硬化樹脂が転写塗布された球状レンズを挿入して固定する工程と、球状レンズおよびLED素子が装着された回路基板をセラミックパッケージ内に実装する工程とを有し、球状レンズが貫通孔に挿入された際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように構成されているとともに、硬化樹脂を介して球状レンズが固定されることを特徴とするものであり、これにより、LED素子の発光中心部と球状レンズとの接合位置のバラツキが少なく、光軸ズレが起こりにくい発光素子モジュールを製造することができるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図、図2は同実施の形態における発光素子モジュールの構成を示す図であり、(a)はその上面図、(b)はその断面図、図3(a),(b)はLED素子の構成を示す図であり、(a)はアノード端子5aとカソード端子5bが発光面5c側に形成されたLED素子5を示す構成図、(b)はアノード端子12aが発光面12c側に形成され、カソード端子12bがその裏面側に形成されたLED素子12を示す構成図である。
【0027】
図1においてセラミック又はガラス材料を用いた回路基板1に、サンドブラスト等によりまず貫通孔2を形成し、この貫通孔2の内面にテーパを形成する。なおこの貫通孔の形状は円錐形状であり、テーパの傾きとしては、60°〜89°が好ましい。これは60°未満になると貫通孔2の閉口部側のエッジがせり出して来るので、LED素子5からの光が遮られて、十分な光が球状レンズ3に届かなくなるからである。また、90°以上になると、球状レンズ3を保持できなくなるからである(ステップ1)。
【0028】
この貫通孔2の開口部側より球状レンズ3を挿入し(ステップ2)、貫通孔2の開口部を塞ぎかつ球状レンズ3を保持するようにフィルム4を貼りつける。なお、フィルム4としては耐熱性を有する材料、例えば銀テープのようなものがある。このような耐熱性を有するフィルムを用いると、後述するLED素子5を回路基板1に実装する際に、熱が加わるため、球状レンズ3を確実に保持するためにも、この熱の影響を受けなくする必要があるからである(ステップ3)。
【0029】
一方図3(a)に示されるようなアノード端子5aとカソード端子5bとが同一面側に形成されているLED素子5の発光面5c側に球状レンズ固定用の硬化樹脂6を塗布し、このLED素子5をフェースダウンにより回路基板1の貫通孔2の閉口部側にLED素子5の発光中心部と球状レンズ3の光軸を合わせながら実装固着する。
【0030】
なお、回路基板1のLED素子5がフェースダウン実装される側には、予め配線パターンが形成されており、LED素子5のアノード端子5aとカソード端子5bに対応する位置にそれぞれ実装ランドが設けられている。これによりLED素子を所定の位置にフェースダウン実装することで、電気的接続のみならず、光軸合わせも設定できる。
【0031】
また硬化樹脂6としてはLED素子5より発光される光を遮断または劣化させにくい材料が好ましく、ここではエポキシ系の透明樹脂を用いている。さらに硬化樹脂6が硬化する際にガスが発生するため、予め小孔を有するフィルム4を用いてやると発生したガスを効果的に逃がすことができる(ステップ4)。
【0032】
その後フィルム4を剥離した後、回路基板1とLED素子5の接続部分を覆うようにLED素子5の周囲に保護樹脂7が塗布硬化される。なお保護樹脂としては、耐湿性の高い樹脂が好ましく、ここではエポキシ系樹脂またはウレタン系樹脂を用いている(ステップ5)。
【0033】
最後に、これらを図2に示されるようなセラミックパッケージ30内に挿入固定することにより発光素子モジュールが完成する。なお、30aはセラミックパッケージ30に設けられた窓部であり、球状レンズ3により集光された光がこの窓部30aを介して発光される。
【0034】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図面を用いて説明する。図4は本発明の実施の形態2における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図である。なお本実施の形態と実施の形態1との違いは、実施の形態1では図3(a)のようなアノード端子5aとカソード端子5bとが同一面上に形成された構成のLED素子3を用いているが、本実施の形態では図3(b)のようなアノード端子12aとカソード端子12bとが同一面上に形成されていない構成のLED素子12を用いていることが大きく異なる点である。
【0035】
図4においてセラミック又はガラス材料を用いた回路基板8に、サンドブラスト等によりまず貫通孔9を形成し、この貫通孔9の内面にテーパを形成する(ステップ1)。この貫通孔2の開口部より球状レンズ10を挿入し(ステップ2)、貫通孔9の開口部を塞ぎかつ球状レンズ10を保持するようにフィルム11を貼りつける(ステップ3)。
【0036】
一方図3(b)で示されるようなアノード端子12aとカソード端子12b(裏面側で図示せず)とが相反する面に形成されているLED素子12の発光面12cに球状レンズ固定用の硬化樹脂13を塗布し、このLED素子12の発光中心部と球状レンズ10の光軸を合わせてLED素子12のアノード端子12aと回路基板8のパターンとを接続固着し、カソード端子12bをワイヤー14により回路基板8に設けられた配線パターンに接続する(ステップ4)。
【0037】
ワイヤー14と回路基板8との接続及び、LED素子12と回路基板8との接続部分を覆うように保護樹脂15を塗布硬化し、その後フィルム11を剥離する。なお保護樹脂15としては、耐湿性の高い樹脂が好ましく、ここではエポキシ系樹脂またはウレタン系樹脂を用いている(ステップ5)。なお、本実施の形態で説明したLED素子12は、発光面12c側にアノード端子12aを設けたものを用いているが、発光面12c側にカソード端子12bを設けたものを用いてもよい。
【0038】
最後に、実施の形態1と同様に、これらを図2に示されるようなセラミックパッケージ30内に挿入固定することにより発光素子モジュールが完成する。
【0039】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、図面を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態3における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図である。
【0040】
図5においてセラミック又はガラス材料を用いた回路基板16に、サンドブラスト等によりまず貫通孔17を形成し、この貫通孔17の内面にテーパを形成する(ステップ1)。次に図3(a)で示されるようなアノード端子5aとカソード端子5bとが同一面に形成されているLED素子5を発光面5c側が貫通孔17の閉口部と対向するように回路基板16に実装する(ステップ2)。次に回路基板16の貫通孔17の開口部側より、LED素子5の発光面5cに球状レンズ19aを固定するための硬化樹脂20aを塗布する(ステップ3a)。球状レンズ17を貫通孔17の開口部より挿入し、LED素子18の発光中心部と球状レンズ19aの光軸を合わせて実装固着し、さらに回路基板16とLED素子5の接続部分を覆うようにLED素子5の周囲に保護樹脂21が塗布硬化される(ステップ4a)。
【0041】
なお、回路基板16のLED素子5がフェースダウン実装される側には、予め配線パターンが形成されており、LED素子5のアノード端子5aとカソード端子5bに対応する位置にそれぞれ実装ランドが設けられている。そしてLED素子5を所定の実装ランド位置にフェースダウン実装することで、LED素子5の発光中心部と貫通孔17の中心軸とが一致するように構成してやると、球状レンズ19aを挿入するだけで、球状レンズ19aの光軸とLED素子5の発光中心部とが調整することなく、実装固着することができ、生産性を大幅に向上することができる。
【0042】
最後に、これらを図2に示されるようなセラミックパッケージ30内に挿入固定することにより、発光素子モジュールが完成する。
【0043】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について、図面を用いて説明する。図6は本発明の実施の形態4における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図である。なお本実施の形態と実施の形態3との差異は、ステップ3a及びステップ4aの違いである。
【0044】
すなわち、本実施の形態はステップ2の後、球状レンズ19b側にこれを固定するための硬化樹脂20bを転写塗布し(ステップ3b)、この状態で球状レンズ19bを貫通孔17の開口部側より挿入して実装固着される。その後、回路基板16とLED素子5の接続部分を覆うように、LED素子5の周囲に保護樹脂21が塗布硬化される(ステップ4b)。
【0045】
最後に、これらを図2に示されるようなセラミックパッケージ30内に挿入固定することにより、発光素子モジュールが完成する。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、非常に簡単な構成により、LED素子と球状レンズとの接合位置のバラツキが少なく、光軸ズレが起こりにくい発光素子モジュールおよびその製造方法を実現することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図
【図2】同実施形態における発光素子モジュールの構成を示す図
【図3】LED素子の構成を示す図
【図4】本発明の実施の形態2における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図
【図5】本発明の実施の形態3における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図
【図6】本発明の実施の形態4における発光素子モジュールの製造方法を説明するための工程断面図
【図7】従来の発光素子モジュールの構成を示す図
【符号の説明】
1,8,16 回路基板
2,9,17 貫通孔
3,10,19a,19b 球状レンズ
4,11 フィルム
5,12 LED素子
5a,12a アノード端子
5b,12b カソード端子
5c,12c 発光面
6,13,20a,20b 硬化樹脂
7,15,21 保護樹脂
14 ワイヤー

Claims (19)

  1. テーパを有する貫通孔が設けられた回路基板と、貫通孔に挿入された球状レンズと、貫通孔の閉口側にフェースダウン実装されたLED素子と、球状レンズおよびLED素子が装着された回路基板を収納するためのセラミックパッケージとを有し、球状レンズが貫通孔に挿入された際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように構成されているとともに、球状レンズが硬化樹脂を介して固定されていることを特徴とする発光素子モジュール。
  2. 回路基板とLED素子との接続部分を覆うようにLED素子の周囲に保護樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  3. LED素子のアノード端子とカソード端子とが同一面側に形成されているとともに、LED素子のフェースダウン実装により両端子が回路基板に設けられた配線パターンに接続されることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  4. LED素子のアノード端子とカソード端子とが相反する面に形成され、LED素子のフェースダウン実装により一方の端子が回路基板に設けられた配線パターンに接続されるとともに、他方の端子がワイヤーボンディングにより回路基板に設けられた配線パターンに接続されることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  5. LED素子の発光中央部と貫通孔の中央部が同一になるようにLED素子がフェースダウン実装されたことを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  6. 貫通孔の開口部すなわち球状レンズを挿入する側の孔径は、球状レンズの直径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  7. 貫通孔の閉口部すなわちLED素子がフェースダウン実装される側の孔径は、球状レンズの直径よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  8. 球状レンズを固定するための硬化樹脂はLED素子より発光される光を遮断または劣化させることがないことを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  9. LED素子の周囲に塗布された保護樹脂は、エポキシ系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  10. LED素子の周囲に塗布された保護樹脂は、ウレタン系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  11. 回路基板の厚みが球状レンズの直径と同じか10%まで大きいことを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  12. 貫通孔の形状が円錐状であることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  13. 貫通孔のテーパの傾きが60°〜89°であることを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  14. 回路基板の材質がセラミック又はガラス製のものであり、サンドブラストにより貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の発光素子モジュール。
  15. 回路基板にテーパを有する貫通孔を設ける工程と、貫通孔に球状レンズを挿入する工程と、貫通孔の開口側に球状レンズを保持するためのフィルムを貼る工程と、貫通孔の閉口側にその表面に硬化樹脂が塗布されたLED素子をフェースダウン実装する工程と、フィルムを剥離後前記球状レンズおよびLED素子が装着された回路基板をセラミックパッケージ内に実装する工程とを有し、LED素子をフェースダウン実装する際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように実装するとともに、硬化樹脂を介して球状レンズが固定されることを特徴とする発光素子モジュールの製造方法。
  16. 球状レンズを保持するためのフィルムは耐熱材質であることを特徴とする請求項15記載の発光素子モジュールの製造方法。
  17. 球状レンズを保持するためのフィルムには、貫通孔内においてLED素子と球状レンズとを固着する際に樹脂より発生するガスが通過できるように無数の小孔が開いていることを特徴とする請求項15記載の発光素子モジュールの製造方法。
  18. 回路基板にテーパを有する貫通孔を設ける工程と、貫通孔の閉口側にLED素子を実装する工程と、貫通孔に硬化樹脂を塗布する工程と、貫通孔に球状レンズを挿入して固定する工程と、球状レンズおよびLED素子が装着された前記回路基板をセラミックパッケージ内に実装する工程とを有し、球状レンズが貫通孔に挿入された際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように構成されているとともに、硬化樹脂を介して球状レンズが固定されることを特徴とする発光素子モジュールの製造方法。
  19. 回路基板にテーパを有する貫通孔を設ける工程と、貫通孔の閉口側にLED素子を実装する工程と、貫通孔に予め硬化樹脂が転写された球状レンズを挿入して固定する工程と、球状レンズおよびLED素子が装着された回路基板をセラミックパッケージ内に実装する工程とを有し、球状レンズが貫通孔に挿入された際に、球状レンズの光軸とLED素子の光軸とが一致するように構成されているとともに、硬化樹脂を介して球状レンズが固定されることを特徴とする発光素子モジュールの製造方法。
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