JP2004342166A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインビームの光量低下が無く、かつ、対物レンズのシフトやディスクの傾きに対するオフセットの発生しない、安定したトラッキングサーボ性能を得ることができる光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】対物レンズ5と、1/4波長板である光学素子8と、ディスク6のトラック方向の仮想分割線を含む偏光性回折格子9を一部に備える光学素子7とが一体的に駆動できるようになっている。光学素子7で回折されずに直進したディスク6からの反射光をホログラム素子4に設けられた2つの分割部分に入射させることで、トラッキング誤差信号を検出する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に光学的に情報を記録、または再生する情報記録装置に用いられる光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップ装置の、小型化、薄型化および高信頼性化を図る手段として、ホログラム素子を用いたものが考案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。たとえば、特許文献1に記載されているホログラム素子は、ディスクのラジアル方向に2分割されており、かつ、その一方は、さらにトラック方向に2分割されている。そして、ディスクからの反射ビームの半分でフォーカス誤差信号を、もう半分でトラック誤差信号を、ビーム全体で情報信号を検出するものである。前記ディスクのラジアル方向に半分に分割されたビームをさらに前記トラック方向に2分割することで、トラックに対する位置信号(トラック誤差信号)、いわゆるプッシュプル信号(PP信号)を検出することができる構成となっている。
【0003】
このように構成されるホログラム素子を用いた集積化ユニットと、該集積化ユニットから出射されたレーザ光をディスク上に集光させるための対物レンズ手段とによって光ピックアップ装置が構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−161282号公報(1997年6月20日公開)
【0005】
【特許文献2】
特開平1−62838号公報(1989年3月9日公開)
【0006】
【特許文献3】
特開平1−144233号公報(1989年6月6日公開)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように構成される集積化ユニットを用いた光ピックアップ装置では、以下に示すような問題が発生する。すなわち、従来の光ピックアップ装置では、ディスクの反射光の左右(トラック方向の分割線で分割されたラジアル方向内方側の部分と外方側の部分と)の光量分布の差を2分割検出器で検出して前記トラック誤差信号を生成するが、対物レンズがラジアル方向にずれた場合、ディスクからの反射光の光軸がずれ、2分割検出器の中心からビーム中心がずれる。
【0008】
また、ディスクが傾いた場合も同様に、反射光のビーム中心がずれる。したがって、何れの場合も、トラッキングが合っているにもかかわらず、2分割検出器の差動信号にオフセットが発生し、ディトラックと判定してしまうことになる。
【0009】
ここで、一般的に、トラッキングサーボの手法としては、上述のプッシュプル法(PP法)の他に、3ビーム法やディファレンシャルプッシュプル法(DPP法)が挙げられるが、どの手法においても、複数の光受光部の光量差を検出することで、ディトラック量を検出する手法であり、光量差が無い場合をジャストトラックと判断する。
【0010】
そして、前記3ビーム法やDPP法は、ビームを3個に分割することで、前記PP法の場合に発生するオフセットを抑圧可能であり、トラッキング法として広く用いられている。
【0011】
しかしながら、これらの手法では、1個の光源から3個のビームを生成しているため、記録に関与するメインビームの光量が低下し、その結果、記録スピードが遅くなり、記録の高速化の妨げになるという問題がある。
【0012】
本発明の目的は、メインビームの光量低下が無く、かつ、対物レンズのシフトやディスクの傾きに対するオフセットが発生しない、安定したトラッキングサーボ性能を得ることができる光ピックアップ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、光を出射する発光部と、情報記録媒体からの反射光を回折させるホログラム素子と、ホログラム素子で回折された光を受光する受光部とを有する集積化ユニットと、情報記録媒体に照射される光を該情報記録媒体上に集光させるための対物レンズとを備えた光ピックアップ装置において、対物レンズと集積化ユニットとの間に配置され、集積化ユニットから照射される光の偏光状態(第1の偏光状態)とは異なるように、前記情報記録媒体からの反射光を第2の偏光状態の光に変換する第1の光学素子と、第1の光学素子と集積化ユニットとの間に配置され、前記第2の偏光状態の光を直進させない領域を一部に備える第2の光学素子とを有しており、第2の光学素子と前記対物レンズとが相対位置関係を一定に保つように駆動されるようになっていることを特徴としている。
【0014】
上記の構成によれば、第2の光学素子で第2の偏光状態にある光の一部が直進されないため、第2の光学素子を直進した第2の偏光状態にある光がホログラム素子に入射する形状(スポット)は、一部分が欠落した形状となる。また、ホログラム素子に入射する光は、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きにより、ホログラム素子上を移動するが、その形状自体は変化しない。したがって、この欠落した部分を含む、ホログラム素子の分割部分に入射する第2の偏光状態にある光の光量は、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きによって変化しないようにすることができる。つまり、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きに関わらず、一定の情報記録媒体のトラッキング情報を得ることができる。また、集積化ユニットから出射される光を分割することなく利用できる。このため、メインビームの光量低下が無く、かつ、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きに対するオフセットが発生しない、安定したトラッキングサーボ性能を得る光ピックアップ装置を提供することができる。
【0015】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に、第2の偏光状態の光を回折する偏光性回折格子が形成されていることを特徴としている。
【0016】
上記の構成により、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に入射する情報記録媒体からの反射光を回折させることができ、回折光に含まれる情報を除去したり、逆に利用することもできる。
【0017】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、偏光性回折格子が、第1の光学素子から入射する第2の偏光状態の光を回折させて、前記ホログラム素子に入射させないようになっていることを特徴としている。
【0018】
上記の構成によれば、偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態の光に含まれる情報をより一層除去することができる。
【0019】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、偏光性回折格子が、第1の光学素子から入射する第2の偏光状態の光を回折させて、前記ホログラム素子に入射させるようになっていることを特徴としている。
【0020】
上記の構成によれば、第2の光学素子を直進した第2の偏光状態にある光に含まれる情報と偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態にある光に含まれる情報とを分離して検出することができる。
【0021】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、第2の光学素子を直進した第2の偏光状態の光と前記偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態の光とを前記受光部で受光し、受光部からの信号を用いて、トラッキング誤差信号を検出するようになっていることを特徴としている。
【0022】
上記の構成によれば、発光部からの光が急峻な強度分布を持つような場合を含む如何なる場合であっても、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きによるオフセットをより一層キャンセルすることができる。
【0023】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記第1の光学素子が、1/4波長板であることを特徴としている。
【0024】
上記の構成によれば、第1の光学素子が、第1の偏光状態の光をそれと直交する第2の偏光状態の光に変換することができるので、各偏光方向の角度差を最も大きくすることができる。
【0025】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記発光部から、第1の偏光状態の光が出射されるようになっていることを特徴としている。
【0026】
上記の構成によれば、発光部からの出射光を、すべて利用することができ、光量の低下をより一層防止することができる。
【0027】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域は、前記情報記録媒体での±1次回折光が入射しない部分であることを特徴としている。
【0028】
上記の構成によれば、±1次回折光が含まれる部分には、トラッキング情報が含まれており、それ以外の部分には、対物レンズのシフト情報や情報記録媒体の傾き情報が含まれているので、レンズシフト信号や情報記録媒体の傾き信号を除去、もしくは、キャンセルする場合に、トラッキング信号成分を減少させることなく、トラッキング誤差信号を検出できることとなる。
【0029】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域が、第2の光学素子における前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して、該仮想分割線を含み、かつ、該仮想分割線により面積が2等分されていることを特徴としている。
【0030】
上記の構成によれば、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に入射する第2の偏光状態の光に含まれている、対物レンズのシフト(情報記録媒体のラジアル方向のシフト)情報や情報記録媒体のラジアル方向の傾き情報を分離することができる。また、トラッキング誤差信号を検出するときの演算が容易になる。
【0031】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域が、第2の光学素子における前記情報記録媒体のラジアル方向の仮想分割線で分割した一方のうち、前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して等間隔である2直線の間に形成されていることを特徴としている。
【0032】
上記の構成によれば、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域の形状が簡単であるため、第2の光学素子の作製がより一層容易となる。また、オフセットの発生しない対物レンズの最大シフト量や情報記録媒体の最大傾き量は、前記第2の偏光状態の光を直進させない領域の最小幅に関係するが、該領域は前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して等間隔である2直線の間に形成されている。そのため、2直線の間隔から許容される対物レンズのシフト量や情報記録媒体の傾き量がより一層容易に見積もることができる。
【0033】
本発明に係る光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記ホログラム素子は、情報記録媒体のラジアル方向の分割線で分割されており、そのうちの前記第2の光学素子において第2の偏光状態の光を直進させない領域が形成されている側に相当する側の部分が、情報記録媒体のトラック方向の分割線で分割された3分割ホログラム素子であることを特徴としている。
【0034】
上記の構成によれば、情報記録媒体のトラック方向の分割線で分割した2つの分割部分を用いて、トラッキング誤差信号を得ることができ、残りの分割部分を用いて、フォーカス誤差信号を得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の光ピックアップ装置に関する実施の一形態について図1〜図14に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0036】
図1は、本実施形態の光ピックアップ装置の概略の構成を示す断面図である。集積化ユニット1は、レーザ光を出射するLDチップ等の発光部2と、受光部3と、ホログラム素子4とを有している。
【0037】
また、対物レンズ5と、光学素子(第1の光学素子)8と、光学素子(第2の光学素子)7とは、この順で、ホルダー20に固定されており、フォーカス、トラッキングの際に、一体駆動することができるようになっている。ホルダー20は、光学素子7が集積化ユニット1の側にくるように配置されている。
【0038】
さらに、対物レンズ5の集積化ユニット1がある側とは反対の側に、情報記録媒体の一つであるディスク6が位置するようになっている。
【0039】
なお、図1中のX方向はディスク6のトラック方向であり、Y方向はディスク6のラジアル方向であり、Z方向はこれらに直交する方向である。以降の図においても同様である。
【0040】
発光部2は、所定の偏光状態(第1の偏光状態)を有する直線偏光を出射するようになっている。たとえば、発光部2は、偏光方向がディスク6のトラック方向(図中のX方向にあたる)である直線偏光を出射する。
【0041】
受光部3は、ホログラム素子4で回折された+1次回折光を集光させて受光するためのものであり、受光した光の光量を検出する複数の検出器(後述する)を備えている。
【0042】
ホログラム素子4は、自身に入射したディスク6からの反射光を受光部3に入射させるように回折させるためのものであり、通常は、後述するように複数の部分に分割されている。
【0043】
対物レンズ5は、入射した光を集光させる機能を有している。
【0044】
光学素子8は、たとえば、1/4波長板である。そのため、光学素子8に直線偏光が入射すると、円偏光に変換されることになる。
【0045】
図2は、光学素子7の平面図である。光学素子7には、一部分にのみ、偏光特性を有する偏光性回折格子9が形成されている。偏光性回折格子9は、ディスク6のラジアル方向(図2中のY方向にあたる)に相当する方向の仮想分割線7Rにより分割された光学素子7の片側において、ディスク6のトラック方向に相当する方向(図2中のX方向にあたる)の仮想分割線7Tを挟み、かつ、仮想分割線7Tに対して等間隔な2直線の間の領域に、形成されている。この場合、偏光性回折格子9は長方形であり、比較的容易に形成できる形状である。また、偏光性回折格子9は、ディスク6からの±1次回折光を含まない領域に形成されている。光学素子7における、偏光性回折格子9が形成されていない領域は、偏光状態にかかわらず光を直進させることができるような透過率の高い物質で形成されている。
【0046】
偏光特性を有する偏光性回折格子9は、たとえば、ニオブ酸リチウム基板で構成されており、図3に示すように、表面に周期的な凹凸の格子10が形成され、その凹部にプロトン交換領域11が形成されている。凹部の溝深さとプロトン交換層の深さとを制御することで、溝方向に垂直な方向(図3ではX方向にあたる)の偏光方向を有する直線偏光に対しては、凸部の光路長と凹部の光路長との差は、「波長の整数倍」となる。一方、溝方向と平行な方向(図3ではY方向にあたる)の偏光方向を有する直線偏光に対しては、凸部の光路長と凹部の光路長との差は、「波長の整数倍+半波長」とすることができる。
【0047】
つまり、図4に示すように、偏光性回折格子9は、溝方向と垂直な方向(図中のX方向にあたる)の偏光方向を有する直線偏光を直進させ、溝方向と平行な方向(図中のY方向にあたる)の偏光方向を有する直線偏光を回折させる機能を備えている。よって、偏光性回折格子9の形成方向によって、直進できる直線偏光の偏光方向を変えることができるが、本実施形態では、たとえば、直進することのできる直線偏光の偏光方向が、発光部2から出射される直線偏光の偏光方向と等しくなるように、偏光性回折格子9が光学素子7に形成されている。つまり、ディスク6のトラック方向と平行な偏光方向を有する直線偏光は、偏光性回折格子9を直進して透過し、ディスク6のラジアル方向と平行な偏光方向を有する直線偏光は、偏光性回折格子9で回折されることとなる。
【0048】
また、偏光性回折格子9により偏光が回折された場合のその回折する方向は、格子の周期に従う。そのため、回折する方向は、格子の周期により変更することができる。
【0049】
次に、発光部2から出射された、ディスク6のトラック方向(図中X方向にあたる)の偏光方向を有する直線偏光(出射光)の進行経路について図1、図5に基づいて説明する。
【0050】
図1に示すように、出射光は分割されることなくホログラム素子4を透過した後、ホログラム素子4の0次光が、光学素子7に入射する。ここで、上記のように、光学素子7の一部に備えられている偏光性回折格子9を直進することのできる直線偏光の偏光方向と出射光の偏光方向とが等しいため、光学素子7に入射した出射光はすべて直進して透過する。
【0051】
光学素子7を直進した出射光は、つぎに、光学素子8に入射する。ここで、光学素子8が、上述のように、1/4波長板であると、出射光が円偏光に変換される。この円偏光が、対物レンズ5に入射すると、ディスク6上に集光される。その後、ディスク6にて反射された円偏光が、再び対物レンズ5を透過して、光学素子8に入射する。すると、ディスク6にて反射された円偏光は、出射光の偏光方向と直交する偏光方向(第2の偏光状態)を有する直線偏光(光学素子8を透過した反射光)に変換される。なお、出射光の偏光方向は、ディスク6のトラック方向と平行であったため、光学素子8を透過した反射光の偏光方向は、ディスク6のラジアル方向と平行になる。
【0052】
そして、光学素子8を透過した反射光は、光学素子7に入射する。ここで、偏光性回折格子9は、ディスク6のラジアル方向と平行な偏光方向を有する直線偏光を回折するため、光学素子8を透過した反射光のうち、偏光性回折格子9に入射した光は回折を受けることになる。また、光学素子8を透過した反射光のうち、偏光性回折格子9が形成されていない領域に入射した光は、回折されることなく、直進することとなる。
【0053】
ディスク6の反射光の光線方向を図5に基づいて説明する。光学素子8を透過した反射光のうち、光学素子7に形成された偏光性回折格子9に入射した光は、+1次回折光である光線13と−1次回折光である光線14とに回折される。また、光学素子7における、偏光性回折格子9の形成されていない領域に入射した直線偏光は直進して、光線12となる。なお、上記のように、光線13と光線14の光線方向(光線の進行方向)は、偏光性回折格子9の格子の周期によって決定することができる。ここでは、光線12はホログラム素子4に入射するが、光線13,14はホログラム素子4には入射しないように、偏光性回折格子9が設定されている。
【0054】
上述したように、偏光性回折格子9は、ディスク6からの±1次回折光を含まない領域に設定されている。ディスク6からの±1次回折光が含まれる部分には、トラッキング情報が含まれており、それ以外の部分には、対物レンズ5のラジアル方向へのシフト情報やディスク6のラジアル方向への傾き情報が含まれている。よって、トラッキング情報を含む光線12をホログラム素子4に入射させることにより、トラッキング信号成分を減少させることなく、トラッキング誤差信号を確実に検出できることとなる。
【0055】
ホログラム素子4と受光部3と光線12,13,14との関係を図6に示す。図6に示すように、ホログラム素子4は、ディスク6のラジアル方向(図中ではY方向にあたる)の分割線4Rとトラック方向(図中ではX方向にあたる)の分割線4Tとによって、分割部分A,B,Cに3分割されている。
【0056】
光学素子7の偏光性回折格子9が形成されていない領域を直進した光線12は、ホログラム素子4の分割部分A,B,Cの各領域に入射し、偏光性回折格子9によって回折された光線13,14はホログラム素子4の外部である分割線4Tの延長線上に入射する。ここで、分割部分Aと分割部分Bとは分割線4Tに対して互いに対称な形状である。また、分割部分Aと分割部分Bとの分割線4T側の端部(図中の点17と点18で結ばれた線分16に当たる)には光線12が入射しないようになっている。言い換えると、分割部分Aに光線12が入射する部分と分割部分Bに光線12が入射する部分との間には、光線12が入射しない部分が設けられている。
【0057】
従来の構成のように、偏光性回折格子を一部に備えた光学素子がない光ピックアップ装置であれば、光線12はホログラム素子に円状に入射する。しかし、本実施形態では、上記のように、光学素子7を設けたことにより、円状の一部分が欠落した形状(スポット)でもって、光線12がホログラム素子4に入射する。なお、この欠落した部分の形状は、偏光性回折格子9のうち、光学素子8を透過した反射光が入射する部分の形状の相似形となる。
【0058】
受光部3は、光検出器3a、3b、3c、3d、3e、3fを有している。光線12のうち、ホログラム素子4の分割部分Aで回折された光は光検出器3aに集光され、ホログラム素子4の分割部分Bで回折された光は光検出器3bに集光される。また、ホログラム素子4の分割部分Cで回折された光は、2分割した光検出器3c、3d、もしくは、4分割した光検出器3c、3d、3e、3fに集光される。
【0059】
本実施形態の光ピックアップ装置は、各光検出器からの出力を演算する演算部が備えられており、光検出器3a、3bからの出力S3a、S3bを用いて、差動演算(S3a−S3b)を行うことにより、トラッキング誤差信号(TES)を検出することができるようになっている。
【0060】
次に、図7を用いて、対物レンズ5がトラッキングの際に移動しても、オフセットが発生しない原理について説明する。図7(a)は、従来の構成によるところの、ホログラム素子とディスクの反射光との関係を表した図である。ホログラム素子の分割部分Aに入射する光の面積を面積a、分割部分Bに入射する光の面積を面積bとする。トラッキング誤差信号は、ホログラム素子の分割部分Aと分割部分Bとに入射する光量から得られる出力差を検出する。つまり、トラッキング誤差信号は分割部分Aに入射した反射光の面積aと分割部分Bに入射した反射光の面積bとの面積差をもとに検出される。
【0061】
ここで、ジャストトラック状態でありながら、対物レンズがシフトすると、ホログラム素子上のディスクの反射光も点線のように移動するため、面積aが増え、面積bは減少する。その結果、ジャストトラック状態であっても、面積aと面積bとに差異が生じることとなる。そのため、対物レンズがシフトしていないときでは、トラッキング誤差信号:TES=0であったが、対物レンズがシフトすると、TES=S3a−S3b≠0となり、対物レンズのシフトの有無により、TESが変動してオフセットが発生することとなる。
【0062】
一方、図7(b)は、本実施形態の構成によるところの、ホログラム素子4と分割部分A,Bに入射する光線12との関係を表した図である。対物レンズ5のシフトがなく、かつ、ジャストトラック状態である場合には、光線12は斜線で示したように分割部分Aに入射する部分(面積aを有する)と分割部分Bに入射する部分(面積bを有する)とが、間に光線12が入射しない部分により分離されており、分割線4Tに対して対称となっている。これは、光学素子7における反射光が直進して光線12になった部分と、光線12がホログラム素子4に入射する部分の形状が相似であり、また、ジャストトラック状態であれば、光学素子8を透過した反射光のうち、光学素子7の仮想分割線7T、7Rを直進した光は、ホログラム素子4の分割線4T、4Rに入射するからである。ここで、偏光性回折格子9は、仮想分割線7Tにより面積が2等分されているので、当然に、面積aと面積bとは等しくなる。よって、この場合、トラッキング誤差信号TESは0である。
【0063】
ここで、図7(a)と同様に、ジャストトラック状態でありながら、対物レンズ5がシフトする場合を考える。上述したように、本実施形態では対物レンズ5と光学素子7とがホルダー20に固定されており、相対位置関係を常に一定に保つように動く。そのため、対物レンズ5がシフトする場合には、光学素子7も同量だけシフトすることとなる。そのため、ホログラム素子4上で光線12が点線のように移動するが、分割部分Aに入射する光線12と分割部分Bに入射する光線12との間の、光線12が照射されない部分も同様に移動することとなる。図7(b)のように、この部分に分割線4Tが含まれている限りは、分割部分Aに入射した光線12の面積aも、分割部分Bに入射した光線12の面積bも変化しない。したがって、対物レンズ5のシフト量に関係無く、TES=S3a−S3b=0であり、対物レンズ5のシフトがない場合と同じTESが得られ、オフセットは発生しない。
【0064】
また、ディスク6がラジアル方向に傾いた場合も、図7(b)と同様に、ホログラム素子4に入射する光線12が移動するので、オフセットが発生しないこととなる。
【0065】
ここで、オフセットの発生しない対物レンズ5の最大のシフト量は、分割部分Aにおける光線12が入射する部分の面積、もしくは、分割部分Bにおける光線12が入射する部分の面積が変化し始めるときの該シフト量となる。対物レンズ5のシフト方向はディスク6のラジアル方向であるため、分割部分A(もしくは分割部分B)における光線12が入射しない部分の該ラジアル方向における最短幅が対物レンズ5の最大のシフト量と関係することとなる。なぜなら、対物レンズ5のシフト量を大きくしていった場合、最も早く、該最短幅が0となり、面積a(もしくは面積b)が変化するからである。
【0066】
本実施形態では、分割部分A(もしくは、分割部分B)に入射しない部分の該最短幅は、分割部分Aと分割部分Bとに入射した光線12の部分(それぞれ面積a、bを有する)の間隔の半分に該当する。よって、対物レンズ5のシフト量に応じて、分割部分Aに入射する光線12と分割部分Bに入射する光線12との間隔を決定すれば良い。分割部分Aに入射する光線12と分割部分Bに入射する光線12との間隔は、光学素子7に設けられた偏光性回折格子9の大きさに依存している。したがって、偏光性回折格子9の大きさを変更することで、分割部分Aに入射する反射光と分割部分Bに入射する反射光との間隔を決定することができる。
【0067】
たとえば、本実施形態では、対物レンズ5のシフト量は、±0.3mmであり、ホログラム素子4上においては±20μmに相当する。偏光性回折格子9の幅を800μmとしているが、この幅により、ホログラム素子4上において、光線12が入射しない幅は40μmより大きくなる。したがって、対物レンズ5の通常起こりうるシフトによるトラッキング誤差信号のオフセットをキャンセルすることができる。
【0068】
また光検出器3c〜3fからの出力S3c〜S3fを用いて、トラッキング誤差信号と同様に、差動演算を行い、フォーカス誤差信号(FES)を検出することができる。分割部分Cに入射した光線12を2分割する場合には、通常のナイフ・エッジ法により、FES:S3c−S3dにもとづいてFESを検出する。また、ディスク6がDVDの規格である2層ディスクである場合には、正確にフォーカシングするために、分割部分Cに入射した光線12を4分割し、FES:−S3c+S3d+S3e−S3fにもとづいて、FESを検出する。
【0069】
以上のように、本実施形態の光ピックアップ装置は、直線偏光(第1の偏光状態を有する光)を出射する発光部2と、情報記録媒体であるディスク6からの反射光を回折させるホログラム素子4と、ホログラム素子4で回折された光を受光する受光部3とを有する集積化ユニット1と、第1の偏光状態を有する光をディスク6上に集光させるための対物レンズ5とを備えた光ピックアップ装置であって、対物レンズ5と集積化ユニット1との間に配置され、集積化ユニット1から照射される光の偏光状態(第1の偏光状態)とは異なるように、ディスク6からの反射光を第2の偏光状態の光に変換する光学素子(第1の光学素子)8と、光学素子8と集積化ユニット1との間に配置され、第2の偏光状態の光を直進させない領域を少なくとも一部に備える光学素子(第2の光学素子)7とを有しており、光学素子7と対物レンズ5とが相対位置関係を一定に保つように駆動されるようになっている構成である。
【0070】
これにより、光学素子7で第2の偏光状態にある光の一部が直進されないため、光学素子7を直進した第2の偏光状態にある光がホログラム素子4に入射する形状は、一部分が欠落した形状となる。また、ホログラム素子4に入射する光は、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きにより、ホログラム素子4上を移動するが、その形状自体は変化しない。したがって、この欠落した部分を含む、ホログラム素子4の分割部分A,Bに入射する第2の偏光状態にある光の光量は、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きによって、変化しないようにすることができる。つまり、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きに関わらず、一定のトラッキング情報を得ることができる。また、集積化ユニット1から出射される光を分割することなく利用することができる。このため、メインビームの光量低下が無く、かつ、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きに対するオフセットが発生しない、安定したトラッキングサーボ性能を得る光ピックアップ装置を提供することができる。
【0071】
以上のように、差動演算(S3a−S3b)を行うことで、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きに対するオフセットの少ないTESを検出することができるが、たとえば、発光部2からの出射光がディスク6のラジアル方向に急峻な強度分布を持つ場合には、上記差動演算(S3a−S3b)においても、オフセットを完全にキャンセルできなくなる。
【0072】
そこで、上記の構成では、対物レンズ5のシフト情報を多く含む光線13,14をホログラム素子4に入射しないように偏光性回折格子9の格子周期を設定しているが、光線13,14をホログラム素子4に入射するように偏光性回折格子9の格子周期を設定してもよい。
【0073】
光線13,14がホログラム素子4に入射するように偏光性回折格子9で反射光を回折させたときの、ホログラム素子4と受光部3との関係を図8に示す。なお、以降特に指定がない場合は、ディスク6はジャストトラック状態である。
【0074】
図8で示すように、光線13はホログラム素子4の分割部分Aと分割部分Bとにまたがって入射し、光線14は分割部分Cに入射する。ここで、光線13が分割部分Aに入射する面積を面積g、光線13が分割部分Bに入射する面積を面積h、光線14が分割部分Cに入射する面積を面積iとしている。
【0075】
面積aと面積gとは両方とも分割部分Aに含まれるが、面積aに入射している光線12と面積hに入射している光線13とは異なる光線方向でホログラム素子4に入射している。したがって、ホログラム素子4における+1次回折光の光線方向も光線12と光線13とで当然異なることとなり、受光部3における集光位置は、分割部分Aに入射する光線12と光線13とで異なる。同様に、分割部分Bに入射する光線12と光線13とで、また、分割部分Cに入射する光線12と光線14とで受光部3における集光位置が異なることとなる。ここで、光線13が分割部分Aにおける+1次回折光が集光する場所に光検出器3gを、光線13が分割部分Bにおける+1次回折光が集光する場所に光検出器3hを設けている。光検出器3gにおける出力をS3g、光検出器3hにおける出力をS3hとすると、S3a、S3b、S3g、S3hの値より、分割部分Aに入射する光線12の面積aと、分割部分Aに入射する光線13の面積gと、分割部分Bに入射する光線12の面積bと、分割部分Bに入射する光線13の面積hとの面積比を検出することができる。つまり、光線方向が互いに異なっていることにより、同じ分割部分Aに入射する光線12と光線13との光量を分離検出することができる。
【0076】
図9に、対物レンズ5のシフトの有無におけるホログラム素子4に入射する光線13の様子を示した。図9(a)は、対物レンズ5のシフトがない状態を示しており、光線13もシフトしないため、面積gと面積hとは等しい。一方、図9(b)では、対物レンズ5がシフトした状態であり、面積gが面積hよりも大きくなっている。ここで、図7(a)のような従来の構成では、面積(a+b)に対する対物レンズ5のシフトによる面積変化量(a−b)は小さいが、図9(b)のような本実施形態の構成では、面積(g+h)に対する面積変化量(g−h)は大きくなる。したがって、演算部における差動演算(S3g−S3h)により、対物レンズ5のシフトによる信号を高感度で検出することができる。
【0077】
ここで、演算部における演算式
TES=(S3a−S3b)−k×(S3g−S3h)
において、k値を最適化することにより、発光部2からのレーザ光がディスク6のラジアル方向に急峻な強度分布を持つような場合を含む如何なる場合であっても、対物レンズ5のシフトによるオフセットをより一層キャンセルすることができる。
【0078】
また、上記構成では、光学素子8は、ホルダー20によって対物レンズ5と光学素子7とに一体化されている。しかしながら、光学素子8は、対物レンズ5と光学素子7との間に位置していれば良く、必ずしも、一体化されてなくてもよい。
【0079】
さらに、対物レンズ5と光学素子7とをホルダー20により一体化しているが、これに限らず、対物レンズ5と光学素子7とは相対的な位置関係が常に一定であれば他の構成であってもよい。
【0080】
また、上記構成では、偏光性回折格子9は、ニオブ酸リチウム基板で構成されており、表面に周期的な凹凸の格子10が形成され、その凹部にプロトン交換領域11が形成されている構成としたが、本方式に限定するものではない。たとえば、偏光性回折格子9は、液晶材料や樹脂フィルム等の異方性材料で構成されていてもよい。
【0081】
さらに、上記構成では、発光部2が第1の偏光状態の光を出射するとしている。これは、発光部2から出射される光をより一層無駄なく利用できるため、より好ましい構成であるが、これに限るものではない。たとえば、発光部2から出射される光を第1の偏光状態の光に変換する更なる光学素子が集積化ユニット1に備えられていてもよい。
【0082】
上記構成では、光学素子7の一部に偏光性を有する偏光性回折格子9を形成しているとした。これにより、偏光性回折格子9に入射するディスク6からの反射光を回折させることができ、回折光に含まれる情報を除去したり、逆に利用することもできるためより好ましい構成である。しかし、これに限らず、偏光性回折格子9の代わりに偏光板を設けてもよい。この場合、偏光板は、集積化ユニット1からの直線偏光は透過させるが、光学素子8で透過した第2の偏光状態の光を遮断するように、光学素子7に設けられる。これによっても、光学素子7において偏光板が設けられていない領域を直進した光線12は、円状の一部分が欠落した形状でホログラム素子4に入射するため、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きによるオフセットをキャンセルすることができる。
【0083】
また、上記構成では、偏光性回折格子9は、光学素子7においてディスク6からの±1次回折光を含まない領域に設定されている。これは、±1次回折光が含まれる部分に含まれるトラッキング情報をできるだけ減少させたくないための、より好ましい構成である。しかし、トラッキング情報が読み取れる範囲であれば、偏光性回折格子9が、光学素子7においてディスク6からの±1次回折光の一部を含む領域に設定されていてもよい。この場合であっても、光線12がホログラム素子4の分割部分Aに入射する部分(面積a)と分割部分Bに入射する部分(面積b)との間に光線12が入射せず、かつ、分割線4Tを含む間隔を生じさせ、対物レンズ5のシフトをキャンセルさせることができる。
【0084】
上記構成では、光学素子7において、偏光性回折格子9の領域は、図2のように長方形としたが、この形状に限るものではない。図10のように、台形の偏光性回折格子19であってもよい。また、仮想分割線7Rで分割された片側に限定するものではなく、図11,12に示すように、偏光性回折格子29、39を形成してもよい。図10,11,12のように光学素子7を形成した場合には、ホログラム素子4の分割領域は、図6に示した分割部分A,B,Cを用いることができる。分割部分A,Bに入射する光線12の面積aと面積bとの間には分割線4Tを含む間隔が生じるため、対物レンズ5のシフトによるオフセットをキャンセルしたトラッキング誤差信号TESを得ることができるからである。
【0085】
なお、上記構成では、分割部分Aと分割部分Bとは分割線4Tで分割されているが、これに限るものではない。分割部分Aと分割部分Bとは、各部分に入射する光線12の面積aと面積bとの間(光線12が入射しない部分)に含まれる線で分割されていればよい。つまり、ホログラム素子4に入射する光線12の形状の欠落した一部分に含まれる線で分割されていればよい。
【0086】
さらに、光学素子7の別の変形例として、図13のように、ディスク6からの0次回折光の中央付近に偏光性回折格子49が形成されていてもよい。ただし、この場合には、光学素子7の形状に合わせてホログラム素子4の分割部分を変更する必要がある。
【0087】
図14に、図13に示した光学素子7を直進した光線12とホログラム素子4とを示す。ホログラム素子4の分割線4T上には光線12の入射しない線分(点19と点21とで結ばれる線分)がある。ここで、図14のように、点19を含み分割線4Rに平行な直線(分割線4R自体に相当する)と点21を含み分割線4Rに平行な直線22との間にあるホログラム素子4の一部分を分割線4Tで分割することで2つの分割部分14Aと14Bとを設ける。分割部分14Aに入射する光線12の領域(面積14a)と分割部分14Bに入射する光線12の領域(面積14b)との間には、光線12が入射しない間隔が生じることとなる。つまり、分割部分14Aと分割部分14Bとの分割線4T側の端部(点19と点21で結ばれる線分)には、光線12が入射しないようになっている。そのため、分割部分14Aと分割部分14Bとに入射する光線12の光量を検出するように光検出器3a、3bを設けることで、対物レンズ5のシフトによるオフセットをキャンセルしたトラッキング誤差信号:TESを得ることができる。
【0088】
また、上記構成では、偏光性回折格子9の形状を、仮想分割線7Tを含み、かつ、仮想分割線7Tによって面積が等分されるようにした。これは、ホログラム素子4の分割部分Aと分割部分Bとの光線12が入射する各部分の面積が等しくなり、ディスク6がジャストトラック状態で、対物レンズ5のシフトやディスク6の傾きがない場合に、TES=0となり、トラッキング誤差情報をより一層容易に検出するために好ましい構成である。しかし、これに限らず、偏光性回折格子9は、光学素子7の一部に形成されていればよい。たとえば、仮想分割線7Tによって面積が等分されていない場合には、対物レンズ5のシフトがなくても、TES=m(0ではない)となるが、偏光性回折格子9の存在により、対物レンズ5のシフトがある場合でも、TES=mとなり、対物レンズ5のシフトの有無にかかわらず等しいTESを得ることができるからである。よって、メインビームの光量低下が無く、かつ、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きに対するオフセットが発生しない、安定したトラッキングサーボ性能を得る光ピックアップ装置を提供することができる。なお、この場合、TESを得る演算において、mを差し引くようにすれば、TES=0となる。
【0089】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0090】
【発明の効果】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、対物レンズと集積化ユニットとの間に配置され、集積化ユニットから照射される光の偏光状態(第1の偏光状態)とは異なるように、情報記録媒体からの反射光を第2の偏光状態の光に変換する第1の光学素子と、第1の光学素子と集積化ユニットとの間に配置され、前記第2の偏光状態の光を直進させない領域を一部に備える第2の光学素子とを有しており、第2の光学素子と前記対物レンズとが相対位置関係を一定に保つように駆動されるようになっている構成である。
【0091】
それゆえ、第2の光学素子で第2の偏光状態にある光の一部が直進されないため、第2の光学素子を直進した第2の偏光状態にある光がホログラム素子に入射する形状、一部分が欠落した形状となる。また、ホログラム素子に入射する光は、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きにより、ホログラム素子上を移動するが、その形状自体は変化しない。したがって、この欠落した部分を含む、ホログラム素子の分割部分に入射する第2の偏光状態にある光の光量は、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きによって、変化しないようにすることができる。つまり、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きに関わらず、一定の情報記録媒体のトラッキング情報を得ることができる。また、集積化ユニットから出射される光を分割することなく利用できる。このため、メインビームの光量低下が無く、かつ、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きに対するオフセットが発生しない、安定したトラッキングサーボ性能を得る光ピックアップ装置を提供することができるという効果を奏する。
【0092】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に、第2の偏光状態の光を回折する偏光性回折格子が形成されている構成である。
【0093】
それゆえ、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に入射する情報記録媒体からの反射光を回折させることができ、回折光に含まれる情報を除去したり、逆に利用することもできるという効果を奏する。
【0094】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、偏光性回折格子が、第1の光学素子から入射する第2の偏光状態の光を回折させて、ホログラム素子に入射させないようになっている構成である。
【0095】
それゆえ、偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態の光に含まれる情報をより一層除去することができるという効果を奏する。
【0096】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、偏光性回折格子が、第1の光学素子から入射する第2の偏光状態の光を回折させて、ホログラム素子に入射させるようになっている構成である。
【0097】
それゆえ、第2の光学素子を直進した第2の偏光状態にある光に含まれる情報と偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態にある光に含まれる情報とを分離して検出することができるという効果を奏する。
【0098】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、第2の光学素子を直進した第2の偏光状態の光と偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態の光とを受光部で受光し、受光部からの信号を用いて、トラッキング誤差信号を検出するようになっている構成である。
【0099】
それゆえ、発光部からの光が急峻な強度分布を持つような場合を含む如何なる場合であっても、対物レンズのシフトや情報記録媒体の傾きによるオフセットをより一層キャンセルすることができるという効果を奏する。
【0100】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、前記第1の光学素子が、1/4波長板である構成である。
【0101】
それゆえ、第1の光学素子が、第1の偏光状態の光をそれと直交する第2の偏光状態の光に変換することができるので、各偏光方向の角度差を最も大きくすることができるという効果を奏する。
【0102】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、発光部から、第1の偏光状態の光が出射されるようになっている構成である。
【0103】
それゆえ、発光部からの出射光を、すべて利用することができ、光量の低下をより一層防止することができるという効果を奏する。
【0104】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域は、前記情報記録媒体での±1次回折光が入射しない部分である構成である。
【0105】
それゆえ、±1次回折光が含まれる部分には、トラッキング情報が含まれており、それ以外の部分には、対物レンズのシフト情報や情報記録媒体の傾き情報が含まれているので、レンズシフト信号や情報記録媒体の傾き信号を除去、もしくは、キャンセルする場合に、トラッキング信号成分を減少させることなく、トラッキング誤差信号を検出できるという効果を奏する。
【0106】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域が、第2の光学素子における前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して、該仮想分割線を含み、かつ、該仮想分割線により面積が2等分されている構成である。
【0107】
それゆえ、第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に入射する第2の偏光状態の光に含まれている、対物レンズのシフト(情報記録媒体のラジアル方向のシフト)情報や情報記録媒体のラジアル方向の傾き情報を分離することができる。また、トラッキング誤差信号を検出するときの演算が容易になるという効果を奏する。
【0108】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域が、第2の光学素子における前記情報記録媒体のラジアル方向の仮想分割線で分割した一方のうち、前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して等間隔である2直線の間に形成されている構成である。
【0109】
それゆえ、第2の光学素子が備えた第2の偏光状態の光を直進させない領域の形状が簡単であるため、第2の光学素子の作製がより一層容易となる。また、オフセットの発生しない対物レンズの最大シフト量や情報記録媒体の最大傾き量は、前記第2の偏光状態の光を直進させない領域の最小幅に関係するが、該領域は前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して等間隔である2直線の間に形成されている。そのため、2直線の間隔から許容される対物レンズのシフト量や情報記録媒体の傾き量がより一層容易に見積もることができるという効果を奏する。
【0110】
本発明に係る光ピックアップ装置は、以上のように、上記の構成に加えて、前記ホログラム素子は、情報記録媒体のラジアル方向の分割線で分割されており、そのうちの前記第2の光学素子において第2の偏光状態の光を直進させない領域が形成されている側に相当する側の部分が、情報記録媒体のトラック方向の分割線で分割された3分割ホログラム素子である構成である。
【0111】
それゆえ、情報記録媒体のトラック方向の分割線で分割した2つの分割部分を用いて、トラッキング誤差信号を得ることができ、残りの分割部分を用いて、フォーカス誤差信号を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ピックアップ装置の概略の構成を示す断面図である。
【図2】上記光ピックアップ装置が備えている第2の光学素子の平面図である。
【図3】上記光ピックアップ装置が備えている偏光性回折格子の斜視図である。
【図4】上記光ピックアップ装置が備えている偏光性回折格子の断面図である。
【図5】ディスクからの反射光の光線方向を示す上記光ピックアップ装置の概略の構成を示す断面図である。
【図6】ホログラム素子と、受光部と、ディスクからの反射光との関係を示す説明図である。
【図7】(a)は従来の光ピックアップ装置におけるホログラム素子に入射する反射光を示したホログラム素子の平面図であり、(b)は本発明の光ピックアップ装置におけるホログラム素子に入射する反射光を示したホログラム素子の平面図である。
【図8】ホログラム素子と、受光部と、ディスクからの反射光との関係を示す説明図である。
【図9】(a)は対物レンズがシフトしていないときの偏光性回折格子の回折光が入射したホログラム素子の平面図であり、(b)は対物レンズがシフトしたときの偏光性回折格子の回折光が入射したホログラム素子の平面図である。
【図10】他の実施形態に係る偏光性回折格子の平面図である。
【図11】さらに、他の実施形態に係る偏光性回折格子の平面図である。
【図12】さらに、他の実施形態に係る偏光性回折格子の平面図である。
【図13】さらに、他の実施形態に係る偏光性回折格子の平面図である。
【図14】ホログラム素子と、受光部と、ディスクからの反射光との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 集積化ユニット
2 発光部
3 受光部
4 ホログラム素子
4T 分割線
5 対物レンズ
6 ディスク(情報記録媒体)
7 光学素子(第2の光学素子)
7T・7R 仮想分割線
8 光学素子(第1の光学素子)
9・19・29・39・49 偏光性回折格子
A・B・14A・14B 分割部分

Claims (11)

  1. 光を出射する発光部と、情報記録媒体からの反射光を回折させるホログラム素子と、ホログラム素子で回折された光を受光する受光部とを有する集積化ユニットと、情報記録媒体に照射される光を該情報記録媒体上に集光させるための対物レンズとを備えた光ピックアップ装置において、
    対物レンズと集積化ユニットとの間に配置され、集積化ユニットから照射される光の偏光状態(第1の偏光状態)とは異なるように、前記情報記録媒体からの反射光を第2の偏光状態の光に変換する第1の光学素子と、
    第1の光学素子と集積化ユニットとの間に配置され、前記第2の偏光状態の光を直進させない領域を少なくとも一部に備える第2の光学素子とを有しており、
    第2の光学素子と前記対物レンズとが相対位置関係を一定に保つように駆動されるようになっていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域に、第2の偏光状態の光を回折する偏光性回折格子が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記偏光性回折格子は、第1の光学素子から入射する第2の偏光状態の光を回折させて、前記ホログラム素子に入射させないようになっていることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記偏光性回折格子は、第1の光学素子から入射する第2の偏光状態の光を回折させて、前記ホログラム素子に入射させるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  5. 第2の光学素子を直進した第2の偏光状態の光と前記偏光性回折格子で回折された第2の偏光状態の光とを前記受光部で受光し、受光部からの信号を用いて、トラッキング誤差信号を検出するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記第1の光学素子が、1/4波長板であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記発光部から、第1の偏光状態の光が出射されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域は、前記情報記録媒体での±1次回折光が入射しない部分であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域が、第2の光学素子における前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して、該仮想分割線を含み、かつ、該仮想分割線により面積が2等分されていることを特徴とする請求項8に記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記第2の光学素子が備える、第2の偏光状態の光を直進させない領域が、第2の光学素子における前記情報記録媒体のラジアル方向の仮想分割線で分割した一方のうち、前記情報記録媒体のトラック方向の仮想分割線に対して等間隔である2直線の間に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記ホログラム素子は、情報記録媒体のラジアル方向の分割線で分割されており、そのうちの前記第2の光学素子において第2の偏光状態の光を直進させない領域が形成されている側に相当する側の部分が、情報記録媒体のトラック方向の分割線で分割された3分割ホログラム素子であることを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップ装置。
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