JP2004342103A - 車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスへのスケーラブルなサービス提供 - Google Patents

Abstract

【課題】スケーラブルなインターフェースをアプリケーションおよび／またはコンテンツプロバイダに提供すること。
【解決手段】車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータを交換するための方法を説明し、この方法は、デバイスがコンテンツプロバイダからデータをリクエストするステップ３０１と、コンテンツプロバイダがリクエストデータを第１のデータフォーマットで符号化するステップ３０２と、コンテンツプロバイダが符号化されたデータをサービスゲートウエイに送信するステップ３０３と、サービスゲートウエイがコンテンツプロバイダから受信されたデータに基づいて第２のデータフォーマットで少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するステップ３０４と、サービスゲートウエイが少なくとも１つの下流サービスパケットをデバイスに送信するステップ３０５とを包含する。
【選択図】 図３

Description

本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータを交換する車両エンターテインメントおよび情報処理方法に関する。さらに、本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、およびコンテンツプロバイダ、ならびにこれらのコンポーネントを含むシステムに関する。

地理的位置は、個人情報サービスに新しい局面を導入する。位置感知アプリケーションは、加入者の情報との相互作用を強化し、ネットワーク利用を促進し、そして通信業者に新しい収入をもたらす機会を与える個人サービスを提供する。

通信業者は、しばしば、警告およびメッセージあるいはディレクトリサービス等の既存の無線データサービス、に位置を付与することによって、加入者にさらなる高付加価値を提供し、かつ新しい収入を生成し得る。アプリケーションは、既存のアプリケーションとの統合を容易にするように、Ｊａｖａ（登録商標）、ＸＭＬ、ＪＳＰ、およびＸＳＬ等の規格に基づく技術を用いて開発される。

この点では、通信業者を１つの方法または専用の「スポットソリューション」に固定することなく、アプリケーションは市場の状況とともに変更可能であり、アプリケーションが保守可能である（すなわち、カスタムプログラムされたソリューションではなく、オープンな規格およびサポートされた製品に基づく）ことがしばしば重要である。

こうしたアプリケーションは、車両内の従来の無線放送受信機を取り除いた車両内エンターテインメントおよび／または情報処理デバイスによってますます使用されている。今日、これらのデバイスは、無線プログラムおよびデータサービスをＲＤＳとして受信する機能を提供するばかりでなく、ナビゲーション等のテレマティック機能を含み、上述のサービスおよびアプリケーションをユーザに提供することを可能にし得る。

これらのデバイスの製造業者は、しばしば、無線リンクを介して、デバイスと別のエンティティ（例えば、コンテンツプロバイダまたはサーバ）との間でデータをやり取りする場合、専用の規格およびデータフォーマットを使用する。これらの専用の規格およびデータフォーマットは、こうしたアプリケーションとは対照的であり、コンテンツプロバイダは、オープンでありかつ標準化されたインターフェースを要求するために、専用の規格およびデータフォーマットは、多くのアプリケーションおよび／またはコンテンツプロバイダによってサポートされるのに十分にフレキシブルでない傾向がある。

さらに、データフォーマットおよび構造への任意の変化には、全てのサービスおよびアプリケーションが新しい拡張に適応する必要があることが要求される場合に、専用ソリューションは、ほとんど簡潔ではなく、通常適切にドキュメント化されておらず、拡張に対して十分にフレキシブルでもない。全てのこれらの欠点は、同様に、データ通信におけるエラーの潜在的な原因となる。

従って、アプリケーションおよび／またはコンテンツプロバイダとのスケーラブルなインターフェースを提供する必要性が存在する。

本発明により、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータを交換するための車両エンターテインメント、および情報処理方法であって、該デバイスが該コンテンツプロバイダからデータをリクエストするステップと、該コンテンツプロバイダが第１のデータフォーマットで該リクエストされたデータを符号化するステップと、該コンテンツプロバイダが該符号化されたデータをサービスゲートウエイに送信するステップと、該サービスゲートウエイが該コンテンツプロバイダから受信されたデータに基づいて、第２のデータフォーマットで少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するステップと、該サービスゲートウエイが該少なくとも１つの下流サービスパケットを該デバイスに送信するステップとを包含する方法が提供され、それにより、上記目的が達成される。

前記方法は、前記サービスゲートウエイが前記受信されたデータを復号化するステップと、該サービスゲートウエイが、前記少なくとも１つの下流サービスパケットのデータを前記第２のデータフォーマットで符号化するステップとをさらに包含し、前記第１および該第２のデータフォーマットが２つの異なるデータフォーマットであってもよい。

前記サービスゲートウエイは、前記第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを前記第２のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、該第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを同じデータフォーマットで前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するかどうかを決定するステップと、該サービスゲートウエイが該受信されたデータを変換するように決定された場合、該デバイスに送信される前記下流サービスパケットを生成する前に、該サービスゲートウエイが、該第１のデータフォーマットで該受信されたデータを該第２のデータフォーマットに従うデータに変換するステップと、該サービスゲートウエイが該受信されたデータを変換しないことを決定した場合、該サービスゲートウエイが、該コンテンツプロバイダから該第１のデータフォーマットで受信されたデータを含む下流サービスパケットを生成するステップと、該第１のデータフォーマットで受信されたデータを含む該下流サービスパケットを送信するステップとをさらに包含してもよい。

前記サービスゲートウエイにおいて前記データフォーマットの変更についての決定は、前記コンテンツプロバイダから受信されたデータに含まれるデータフォーマットに基づいてもよい。

前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスが、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを生成するステップと、該エンターテインメントおよび情報処理デバイスが、該上流サービスパケットを該サービスゲートウエイに送信するステップと、
該サービスゲートウエイが、該上流サービスパケットのデータに基づいて該第１のデータフォーマットで少なくとも１つのデータパケットを生成するステップと、該サービスゲートウエイが、少なくとも１つのデータパケットを該コンテンツプロバイダに送信するステップとをさらに包含してもよい。

前記第３のデータフォーマットに従う該上流サービスパケットのデータを該第１のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、該第３のデータフォーマットに従うデータを同じデータフォーマットで前記コンテンツプロバイダに送信するかどうかを決定するステップと、前記サービスゲートウエイが、前記上流サービスパケットのデータを変換することを決定した場合、前記第１のデータフォーマットの前記少なくとも１つのデータパケットを生成する前に、該第３のデータフォーマットに従う該上流サービスパケットのデータを該第１のデータフォーマットに従うデータに変換するステップと、該サービスゲートウエイが該上流サービスパケットのデータを変換しないことを決定した場合、該サービスゲートウエイは、該コンテンツプロバイダに該上流サービスパケットを送信するステップとをさらに包含してもよい。

前記コンテンツプロバイダで符号化するステップは、前記リクエストされたデータを圧縮するステップを含み、前記方法は、前記デバイスで前記下流サービスパケットに含まれるデータを解凍するステップを含んでもよい。

前記コンテンツプロバイダで符号化するステップは、前記リクエストされたデータを圧縮するステップを含み、前記サービスゲートウエイで変換するステップは、該コンテンツプロバイダから受信されたデータを解凍するステップを含み、該サービスゲートウエイにおいて前記下流サービスパケットを生成するステップは、該下流サービスパケットを生成する前に、送信されるデータを圧縮するステップを含み、前記方法は、前記デバイスで該下流サービスパケットに含まれるデータを解凍するステップをさらに含んでもよい。

前記サービスゲートウエイにおいて前記下流サービスパケットを生成するステップは、該下流サービスパケットを生成する前に、送信されるデータを圧縮するステップを含み、前記方法は、前記デバイスで該下流サービスパケットに含まれるデータを解凍するステップをさらに含んでもよい。

前記データフォーマットの内の少なくとも１つは、マークアップ言語に基づいてもよい。

前記データフォーマットの内の少なくとも１つに従うデータは、前記マークアップ言語によって定義されるタグを含み、データを圧縮するステップは、データ圧縮のためのタグをトークン化するステップを含んでもよい。

本発明により、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて、上記方法の内の１つによる方法を実行するように適応されるサービスゲートウエイであって、第１のデータフォーマットで該コンテンツプロバイダからデータを受信するための受信機ユニットであって、該データは、該車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスによってリクエストされる、受信機ユニットと、該コンテンツプロバイダから受信されたデータから少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するためのパケット生成手段であって、該少なくとも１つの下流サービスパケットは、第２のデータフォーマットで存在する、パケット生成手段と、該少なくとも１つの下流サービスパケットを該デバイスに送信するための送信機ユニットとを含むサービスゲートウエイが提供され、これにより、上記目的が達成される。

前記第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを前記第２のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで該第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するかどうかを決定するための決定手段をさらに含んでもよい。

前記受信機ユニットは、前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスから、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを受信するように適応され、前記決定手段は、該第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットのデータを、前記第１のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで該第３のデータフォーマットに従うデータを前記コンテンツプロバイダに送信するかどうかを決定するように適応されていてもよい。

本発明により、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて、上記方法の内の１つによる方法を実行するように適応されるコンテンツプロバイダ装置であって、第１のデータフォーマットでリクエストされたデータを符号化するための符号化手段と、該符号化されたデータと、該サービスゲートウエイが下流データパケットを該エンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するデータフォーマットを識別するためのデータフォーマット識別子とを含む下流データパケットを形成するためのパケット生成手段と、該下流データパケットを該サービスゲートウエイに送信するための送信機ユニットとを含むコンテンツプロバイダ装置が提供され、これにより、上記目的が達成される。

前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスに配信されるコンテンツをリクエストするデータを受信するための受信機ユニットをさらに含んでもよい。

本発明により、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて、上記方法の内の１つによる方法を実行するように適応される車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスであって、少なくとも１つの下流サービスパケットを該サービスゲートウエイから受信するための受信機ユニットと、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを生成するためのパケット生成手段と、該車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスから該サービスゲートウエイに該上流サービスパケットを送信し、かつデータを該コンテンツプロバイダからリクエストするための送信機ユニットとを含む車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスが提供され、これにより、上記目的が達成される。

前記デバイスから送信されたデータを符号化するための符号化手段と、該デバイスで受信されたデータを復号化するための復号化手段と
をさらに含んでもよい。

前記符号化手段は、前記デバイスから送信されたデータを圧縮するように適応され、前記復号化手段が圧縮されたデータフォーマットで受信された場合、該復号化手段は、該受信されたデータを復号化するように適応されていてもよい。

本発明により、上記方法の内の１つに記載のサービスゲートウエイと、上記コンテンツプロバイダと、上記の車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとを含む、コンテンツ提供システムが提供され、これにより、上記目的が達成される。

本発明は、コンテンツプロバイダとデバイスとのインターフェースをとるサービスゲートウエイを導入することによって、コンテンツプロバイダとの、簡潔で、スケーラブルで、かつフレキシブルなインターフェースが提供され得るという概念に基づく。このインターフェースは、潜在的なエラーの原因が取り除かれるように容易に管理可能であり、かつ適切にドキュメント化されるべきである。

さらに、製造業者特有の規格でデバイスに配信されるデータパケットのパケット生成は、コンテンツおよびアプリケーションプロバイダからサービスゲートウエイにシフトされ得ることにより、サービスゲートウエイとコンテンツプロバイダとの間のインターフェースを変更することなく（すなわち、コンテンツおよびアプリケーションプロバイダがサービスゲートウエイとデバイスとの間のインターフェース（すなわち専用インターフェース）の拡張および変化に気付くことなくなく）、フレキシブルな開発、ならびに専用規格およびデータフォーマットの変更を可能にする。言い換えると、サービスゲートウエイとデバイスとの間のインターフェースの変化がコンテンツプロバイダに認識されなくなる。

簡単で、フレキシブルで、かつ拡張可能な表現で、サービスゲートウエイとコンテンツプロバイダとの間のインターフェースのデータフォーマットを記述するために、本発明は、本目的のためにマークアップ言語を使用し得る。特に、拡張マークアップ言語（ＸＭＬ）は、データのためのユニバーサルフォーマットを提供し、豊かで、構造化されたデータまたはコンテンツを標準的で、一貫した態様で容易に記述かつ配信することを可能にする。

本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータをやり取りするための車両エンターテインメントおよび情報処理方法を提供する。本方法では、デバイスは、コンテンツプロバイダからのデータを要求し、コンテンツプロバイダは、第１のデータフォーマットで要求されたデータを符号化し、符号化されたデータをサービスゲートウエイに送信し、サービスゲートウエイは、コンテンツプロバイダから受信されたデータに基づいて、第２のデータフォーマットで少なくとも１つの下流サービスパケットを生成し、少なくとも１つの下流サービスパケットをデバイスに送信する。

サービスゲートウエイは、受信されたデータをさらに復号化し、第２のデータフォーマットで少なくとも１つの下流サービスパケットのデータを符号化し、ここで、第１および第２のデータフォーマットは、２つの異なるデータフォーマットである。したがって、デバイスとサービスゲートウエイとの間のインターフェースおよびサービスゲートウエイとコンテンツプロバイダとの間のインターフェースにおけるデータフォーマットは、必ずしも同じである必要はない。これは、拡張されたフレキシビリティをシステムに提供し得る。

コンテンツプロバイダから要求されるコンテンツを受信するデバイスがコンテンツプロバイダと同じデータフォーマットを使用することが可能であり得る場合、サービスゲートウエイは、第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを第２のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで第１のデータフォーマットに従う受信されたデータをエンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信することを決定し得る。さらに、サービスゲートウエイが受信されたデータを変換するかどうかを決定する場合、サービスゲートウエイは、デバイスに送信される下流サービスパケットを生成する前に、第１のデータフォーマットで受信されたデータを第２のデータフォーマットに従うデータに変換し得る。サービスゲートウエイが受信されたデータを変換しないことを決定する場合、サービスゲートウエイは、第１のデータフォーマットでコンテンツプロバイダから受信されたデータを含む下流サービスパケットを生成し得、そして第１のデータフォーマットで受信されたデータを含む下流サービスパケットを送信し得る。

さらに、サービスゲートウエイでデータフォーマットを変更することについての決定は、コンテンツプロバイダから受信されたデータに含まれるデータフォーマット識別子に基づき得る。

コンテンツプロバイダからデバイスに配信されるコンテンツが、デバイスにコンテンツプロバイダに応答するように要求し得る場合、エンターテインメントおよび情報処理デバイスが第３のデータフォーマットに従って、上流サービスパケットを生成し、その上流サービスパケットをサービスゲートウエイに送信し得る。サービスゲートウエイは、その上流サービスパケットのデータに基づいて第１のデータフォーマットで少なくとも１つのデータパケットを生成し、かつ生成された少なくとも１つのデータパケットをコンテンツプロバイダに生成し得る。

本アプリケーションの表現において、用語「第１のデータフォーマット」は、サービスゲートウエイとコンテンツプロバイダとの間の標準インターフェース仕様を示す。実際には、上流および下流の第１のデータフォーマットのデータ構造が異なることが可能である。

さらに、サービスゲートウエイは、第３のデータフォーマットに従う上流のサービスパケットのデータを、第１のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで第３のデータフォーマットに従うデータをコンテンツプロバイダに送信するかどうかを決定し得る。サービスゲートウエイが上流サービスパケットのデータを変換することを決定する場合、第１のデータフォーマットの少なくとも１つのデータパケットを生成する前に、サービスゲートウエイは、第３のデータフォーマットの上流サービスパケットのデータを、第１のデータフォーマットに従うデータに変換し得る。サービスゲートウエイが上流サービスパケットのデータを変換しないことを決定する場合、上流サービスパケットはコンテンツプロバイダに送信され得る。

さらに、コンテンツプロバイダで符号化されるデータは、要求されたデータの圧縮を含み、かつ本方法は、デバイスで下流のサービスパケットに含まれるデータを解凍するステップをさらに含み得る。

サービスゲートウエイとデバイスとの間の無線リンク上の帯域幅が、希少なリソースであり得る際に、コンテンツプロバイダでのデータの符号化が要求されたデータの圧縮をさらに含む場合、有利であり得る。次いで、サービスゲートウエイにおける変換は、コンテンツプロバイダから受信されたデータの解凍を含む。さらに、サービスゲートウエイでの下流サービスパケットの生成は、送信されるデータの圧縮を含み、次いで下流サービスパケットに含まれたデータを解凍し得る。

転送されたデータを圧縮するための別の代替または更なる可能性は、サービスゲートウエイでの下流サービスパケットの生成が、下流サービスパケットを生成する前に送信されるデータの圧縮を含み、そのサービスは、下流サービスパケットに含まれたデータを解凍することである。

システムの異なるエンティティの間に送信されたデータの圧縮のために、種々の圧縮方法が存在し、使用され得る。圧縮方法の例は、ＺＩＰ、ＧＺＩＰ、ＢＺＩＰ２、ＲＡＲ、およびＴＡＲである。

少なくとも１つのデータフォーマットがマークアップ言語に基づくように、システム内の異なるエンティティ間のデータ送信のためのデータフォーマットを選択することが有利である。それにより、情報またはコンテンツを表すデータフォーマットは、拡張マークアップ言語（ＸＭＬ）フォーマット、専用多目的インターネットメール拡張（ＭＩＭＥ）フォーマット、ハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）フォーマット、ワイヤレスマークアップ言語（ＷＭＬ）フォーマット、または専用データフォーマットである。

さらにまたは別個に使用され得る別の可能性は、データ交換のためのデータフォーマットを記述するために、マークアップ言語の使用のタグをトークン化することである。従って、データを圧縮する方法ステップは、データ圧縮のタグをトークン化するステップを含み得る。

さらに、本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて上記技術を実行するように適応されるサービスゲートウエイを提供する。従って、サービスゲートウエイは、第１のデータフォーマットでコンテンツプロバイダからデータを受信するための受信機を含み得、そのデータは、エンターテインメントおよび情報処理デバイスによって要求される。さらに、サービスゲートウエイは、コンテンツプロバイダから受信されるデータから少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するためのパケット生成手段を含み得、少なくとも１つの下流サービスパケットが第２のデータフォーマットで存在する。さらに、サービスゲートウエイは、少なくとも１つの下流サービスパケットをデバイスに送信するための送信機を含み得る。

サービスゲートウエイは、第１のデータフォーマットに従って受信されたデータを第２のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで第１のデータフォーマットに従う受信されたデータをエンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するかどうかを決定するための決定手段をさらに含み得る。

受信機は、エンターテインメントおよび情報処理デバイスから、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを受信するように適応され得る。決定手段は、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットのデータを、第１のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで、第３のデータフォーマットに従うデータをコンテンツプロバイダに送信するかどうかを決定するように適応され得る。

本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むシステムにおいて上記方法を実行するように適応されるコンテンツプロバイダ装置を提供する。コンテンツプロバイダ装置は、第１のデータフォーマットで要求されたデータを符号化するための符号化手段を含み得る。さらに、コンテンツプロバイダ装置は、符号化されたデータと、サービスゲートウエイが符号化された下流データパケットをエンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するデータフォーマットを識別するためのデータフォーマット識別子とを含む下流データパケットを形成するためのパケット生成手段を含み得る。コンテンツプロバイダは、下流データパケットをサービスゲートウエイに送信するための送信機をさらに含み得る。

コンテンツプロバイダ装置は、エンターテインメントおよび情報処理デバイスに配信されるデータリクエストコンテンツを受信するための受信手段をさらに含み得る。

さらに、本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスを含むコンテンツ提供システムで上記方法を実行するように適応される車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスを提供し、コンテンツプロバイダおよびサービスゲートウエイが開示される。デバイスは、サービスゲートウエイから少なくとも１つの下流サービスパケットを受信するための受信機と、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを生成するためのパケット生成手段と、エンターテインメントおよび情報処理デバイスからサービスゲートウエイに上流サービスパケットを送信し、かつコンテンツプロバイダからのデータを要求するための送信機とを含み得る。

車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスは、デバイスから送信されるデータを符号化し、かつデータを随意に圧縮するための符号化手段と、デバイスで受信されたデータを復号化し、かつデータが圧縮されたデータフォーマットで受信される場合、受信されたデータを解凍するための復号化手段をさらに含み得る。

最終的には、本発明は、サービスゲートウエイ、コンテンツプロバイダ、ならびに車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスを含むコンテンツ提供システムを提供する。

以下において、本発明は添付図面を参照しながらより詳細に説明される。図面中の同様の細部または対応する細部は、同じ参照符号で符号付けされる。

本発明により、アプリケーションおよび／またはコンテンツプロバイダとのスケーラブルなインターフェースが提供される。

図１は、本発明の１インプリメンテーションによるエンターテインメントおよび情報処理システム（システム）を示す。このシステムは、３つのエンティティ（コンテンツプロバイダ１０１、サービスゲートウエイ１０２、エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３（デバイス））を含む。コンテンツプロバイダ１０１およびサービスゲートウエイ１０２は、サーバ側に配置され、無線通信ネットワーク等（例えばＧＳＭ、ＵＭＴＳ等）のリンクを介してクライアント側上のデバイス１０３に接続される。

コンテンツプロバイダ１０１は、サービスゲートウエイ１０２を介して、デバイス１０３にサービスおよび／またはアプリケーションを提供する。さらに、コンテンツプロバイダ１０１は、そのサービスおよびアプリケーションを提供するために、コンテンツ配信ネットワーク内部の１つ以上のデータベースまたは他のエンティティに接続され得る。

上述のように、コンテンツプロバイダ１０１は、サービスゲートウエイ１０２によってインターフェースされる。サービスゲートウエイ１０２は、デバイス１０３に配信されるサービスおよびアプリケーションのための異なるデータフォーマットを記述するコンテンツプロバイダ１０１に標準ＸＭＬインターフェースを提供する。従って、サービスゲートウエイ１０２とデバイス１０３との間の接続は、専用規格に従ってなされ得る。しかし、サービスゲートウエイ１０２とデバイス１０３との間の通信のために、コンテンツプロバイダ１０１とサービスゲートウエイ１０２との間のＸＭＬインターフェースによって定義されるような同じデータフォーマットを使用することもまた可能である。

この図は、システムの可能な動作をさらに簡単に説明する。デバイス１０３は、ＵＲＬ１０４をリクエストする（すなわち、コンテンツプロバイダ１０１からのサービス、アプリケーションまたは簡単なデータをリクエストする）。コンテンツプロバイダ１０１は、エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３にリクエストされたデータまたはサービスを直接配信しないが、下流データパケットを用いて、標準フォーマットでそのデータ１０５をサービスゲートウエイ１０２に配信する。次いで、サービスゲートウエイ１０２は、下流データから下流サービスパケットを生成し、サービスパケット１０６をデバイス１０３に送信する。

リクエストされたサービスまたはアプリケーションは、デバイス１０３が、（すなわち、ユーザプロフィールをサーバ（すなわち図中のコンテンツプロバイダ１０１）上で更新するために）データをコンテンツプロバイダ１０１に送信する必要がある場合、デバイス１０３は、上流サービスパケットを形成し、サービスゲートウエイ１０２を経由するこのパケット１０７をコンテンツプロバイダ１０１に送信することが可能である。従って、サービスゲートウエイ１０２は、上流サービスパケットのコンテンツを、コンテンツプロバイダサービスゲートウエイインターフェースの標準化されたデータフォーマットに再フォーマットして、情報１０８を送信する。

エンターテインメントおよび情報処理システム内のデータフローおよび異なるエンティティの動作のより詳細な説明は、図３を参照しながら以下にさらに提供される。

図２は、エンターテインメントおよび情報処理システム内のデータ送信のために使用され得る異なるデータフォーマットのための例を示す。矢印は、それぞれ、コンテンツプロバイダ１０１とサービスゲートウエイ１０２と情報処理デバイス１０３との間の異なるデータフローを示す。この示されたフォーマットは、本発明をこれらのフォーマットのみに限定することを意図しない。

矢印２０３および２０４は、本発明の一実施形態によるコンテンツプロバイダ１０１とデバイス１０３との間のデータフローを示す。コンテンツプロバイダ１０１からサービスまたはアプリケーションをリクエストした後（図１の参照符号１０４を参照）、コンテンツプロバイダ１０１は、ｔｅｘｔ／ｘｍｌフォーマット２０３でリクエストされたサービスデータまたはアプリケーションをサービスゲートウエイ１０２に提供する。矢印２０３によって示されたように、ＸＭＬフォーマットでコンテンツプロバイダ−サービスゲートウエイインターフェース上のデータフォーマットは、以下により詳細に説明される。

コンテンツプロバイダ１０１とサービスゲートウエイ１０３との間のＸＭＬインターフェースの定義は、下流（コンテンツプロバイダ１０１からサービスプロバイダ１０２）上で以下のフォーマットを使用し得る。

その定義は、上流（サービスゲートウエイ１０２からコンテンツプロバイダ１０１）上の以下のフォーマットを使用し得る。

＜ｄｏｗｎｓｔｒｅａｍ＞タグおよび＜ｕｐｓｔｒｅａｍ＞タグは、それぞれ、コンテンツプロバイダ１０１からサービスゲートウエイ１０２まで、およびサービスゲートウエイ１０２からコンテンツプロバイダ１０１までのデータを送信する場合、パケットコンテンツを識別するために使用され得る。

＜ｍｉｍｅｔｙｐｅ＞タグは、サービスゲートウエイ１０２からデバイス１０３にパケットのペイロードを送信する場合に使用されるデータフォーマットを定義するＭＩＭＥタイプを識別する。言い換えれば、＜ｍｉｍｅｔｙｐｅ＞タグは、デバイスゲートウエイ１０２とデバイス１０３との間の無線接続を介してコンテンツまたはサービスをデバイス１０３に提供するためにデータフォーマットを識別するための識別氏を提供する。

サービスゲートウエイ１０２がパケットのコンテンツを正しいサービス／コンテンツリクエストデバイスに送信することを可能にするために、コンテンツプロバイダ１０１は、下流フォーマット中の＜ｄｅｖｉｃｅｉｄ＞タグへの意図された受信デバイス１０３の識別子を含み得る。上流データでは、同じタグを使用して、上流サービスパケットのソースの送信を識別する（すなわち、デバイス１０３は、上流上のデータを送信する）。従って、コンテンツプロバイダ１０１は、送信ソースを識別し、次いでデバイス１０３に返信し得る。

各デバイス１０３が、単一のまたは複数のコンテンツプロバイダ１０１に提供され得る１より多い単一のサービスを同時に使用し得る（すなわち、１より多いセッションで動作する）ために、下流および上流フォーマットは、＜ｓｅｓｓｉｏｎ＞タグを含むことにより、送信されたデータが属するセッション（すなわち、サービスまたはコンテンツリクエスト）を識別する。

さらに、コンテンツプロバイダ１０１が直接デバイスに返信しないが、サービスゲートウエイ１０２を介してデバイス１０３にそのデータを送信するために、下流情報は、＜ｒｅｓｐｏｎｓｅｕｒｌ＞を含むことにより、受信デバイス１０３が受信されたデータパケットをサービスまたはデータリクエストに関連付けることを可能にする（図１の参照符号１０４または図３の参照符号３０１を参照）。

最後に、ＸＭＬインターフェースの上流フォーマットは、エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３において使用された言語を識別する＜ｌａｎｇｕａｇｅｉｄ＞タグをさらに定義し得る。

上流および下流データフォーマットの上記例では、コメント＜！――．．．――＞は、ＸＭＬ定義におけるセクションを示し、その定義では、実際のペイロードがＸＭＬタグに応じてサービスおよびコンテンツを用いて送信される。

以下の例は、ナビゲーションシステムのデスティネーションがコンテンツプロバイダ１０１からダウンロードされる完全な下流データパケットを示す（この例では、サーバ提供オフボードナビゲーションシステムサービス）。

上記例では、＜ｎａｖｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎｓ＞タグは、以下のナビゲーションにおいてデスティネーションが提供されることをパケットペイロード（例えば、ナビゲーションシステム）を処理する手段に示す。＜ｓｔａｒｔｍｏｄｅ＞タグは、ナビゲーションシステムに、ペイロードに提供されたデスティネーションの内の１つへのナビゲーションを開始するように命令するか、あるいは、後で（例えばユーザ選択の際）ナビゲーションを開始するように、デバイス１０３に接続または統合されたナビゲーションシステムに知らせることを可能にする。さらに、＜ｓａｖｅｍｏｄｅ＞タグを使用して、ナビゲーションシステムがデスティネーション上に提供された情報をローカルにまたはローカルではなく保存するかどうか、あるいは、同様の情報が存在する場合、ローカルに格納された情報が上書きされるかまたは上書きされるべきでないかをデバイス１０３に通知する。

以下の＜ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ＞タグは、ナビゲーションシステムを用いてナビゲートされ得るデスティネーション上に必要な情報を提供する。＜ｄｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ＞タグ内部にある情報自体は自明であり、従ってその詳細な説明を省略する。

上記で与えられた例は、サービスゲートウエイ１０２とコンテンツプロバイダ１０１との間に提供された標準ＸＭＬインターフェースの基本構造を示す。ＸＭＬ設計がフレキシブルであり、異なるタグの意味を記述する１つ以上のＤＴＤファイルにおいて新しいタグ定義を含むことによって新しいデータフォーマットを定義することを可能にする場合、スケーラブルかつフレキシブルなインターフェースが提供され得る。データフォーマットの記述のためにマークアップ言語を用いる別の利点は、データフォーマット記述（ＤＴＤファイル）に従ってデータ構造を解析するパーサが、通常、正確に解釈され得ないタグを単に無視し、後者の場合にエラーメッセージを生成しないことである。従って、設計されたインターフェースは、変化および拡張に対して非常にロバストである。

帯域幅は無線リンク上で希少なリソースであり得るために、コンテンツプロバイダ１０１またはサービスゲートウエイ１０２は、タグ圧縮（いわゆるトークン化）によってマークアップ言語で転送されたデータを圧縮し得る。タグをトークン化する場合、各タグは番号によって置換される。インターフェース定義に従って、番号のそれぞれをタグにマッピングするために、スタティックリストが存在してもよいし、ダイナミックマッピングリストが生成され、トークン化されたペイロードとともに送信されてもよい。以下は、定義情報の提供を示す、上記で与えられた例のトークン化されたバージョンの例を示す。

タグのトークン化は、大量の情報を圧縮するために使用される場合に非常に有効である。圧縮は、約３０％〜５０％だけデータサイズを低減し得る。さらに、トークン化されたペイロードは、ＺＩＰ、ＢＺＩＰ２、ＴＡＲ等の標準圧縮アルゴリズムを用いて圧縮され得る。もちろん、ＸＭＬフォーマットにおけるペイロードもまた、これらのアルゴリズムの内の１つを用いて、トークン化することなく、「直接」圧縮され得る。

比較可能なデータ圧縮メカニズムは、上流におけるデータを送信するため、およびサービスゲートウエイ１０２とデバイス１０３との間のデータ送信のためにさらに採用され得る。

再度図２を参照すると、サービスゲートウエイ１０２は、ｔｅｘｔ／ｘｍｌフォーマット（参照符号２０３を参照）でコンテンツプロバイダ１０１から下流データを受信し、コンテンツプロバイダ１０１によって送信された下流データパケットに示された専用ＭＩＭＥタイプ２０４（ＸＭＬインターフェース仕様の＜ｍｉｍｅｔｙｐｅ＞タグを参照）を用いて下流サービスパケット内のデータを送信するか、または、デバイス１０３がこのタイプの情報を処理することが可能な場合、単にｅｘｔ／ｘｍｌフォーマット２０８における下流データをデバイス１０３に転送し得る。別の可能性は、無線リンク上のリソースを保存するために、サービスゲートウエイ１０２が下流データのサイズを圧縮２０２によって低減することである。

システムの各デバイス１０３は、サービスゲートウエイデバイスインターフェースの専用データフォーマットのデータフィールドを用いて、どのデータフォーマットがデバイス１０３によって処理され得るかを、追加のデータパケットにおけるサービスゲートウエイ１０２に示す。

このシグナリングは、データフォーマット規格の異なるバージョンを採用または支援する多くのデバイス１０３が、エンターテインメントおよび情報システムに関与することを可能にする。

上記のように、コンテンツプロバイダ１０１に標準インターフェースを提供するサービスゲートウエイ１０２は、サービスゲートウエイ１０２とデバイス１０１との間の無線リンク上の異なる（専用）データフォーマットの問題をコンテンツプロバイダ１０１に対して見えなくする。従って、サービスゲートウエイ１０２は、同じフォーマットによって処理され得るフォーマットでデバイス１０３にデータを常に送信する。制御インスタンスとしてさらに機能し得る。

上流データフローは矢印２０５および２０６によって示される。サービスゲートウエイ１０２とコンテンツプロバイダ１０１との間のインターフェースにおいて上流データのデータフォーマットが、このインターフェース上に標準フォーマットを提供するために、下流データフォーマットに対応し得る。

図３は、図１のエンターテインメントおよび情報システムのデータフローおよび動作を示す。ステップ３０１では、エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３は、コンテンツプロバイダ１０１からサービスをリクエストする。コンテンツプロバイダ１０１は、リクエストを受信して、例えば、コンテンツプロバイダサービスゲートウエイインターフェースに対して定義されたＸＭＬフォーマット等の標準データフォーマットで、サービスまたはアプリケーションに対応するリクエストされた下流データを符号化し得る。サービスゲートウエイ１０２とデバイス１０３との間の無線リンク上で帯域幅効率を高めるために、リクエストされたデータが圧縮されることがさらに可能である。コンテンツプロバイダ１０１において下流データパケットを形成した後、ステップ３０３において、下流データがコンテンツプロバイダ１０１からサービスゲートウエイ１０２に送信される。サービスゲートウエイ１０２は、コンテンツプロバイダ１０１からリクエストされたコンテンツを受信し、ステップ３０５において、デバイス１０３に送信される下流サービスパケット３０４を生成する。

サービスゲートウエイ１０２での下流データの処理は、異なるステップを含み得る。例えば、受信された下流データのデータフォーマットを解析し、データフォーマットを別のデータフォーマット（例えば、送信前にサービスゲートウエイデバイスインターフェース上で使用された専用データフォーマット）に変換することが必要であるかどうか決定し得る。この決定に応じて、サービスゲートウエイ１０２は、ステップ３０５においてデバイス１０３に配信された下流サービスパケット３０４を生成する前にデータを変換する。

エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３がコンテンツプロバイダ１０１から下流データを処理することが可能である場合（ステップ３０３参照）、ステップ３０４において、サービスゲートウエイ１０２は、同じデータフォーマットで、下流データをエンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３に単に送信することを決定し得る。

さらに、下流データが圧縮フォーマットで配信されない場合、ステップ３０４において、サービスゲートウエイ１０２は、無線リンクを介して、送信のためにリクエストされたコンテンツを圧縮するように考慮し得る。あるいは、下流データが圧縮フォーマットで配信されるが、ステップ３０５において下流データのデータフォーマットがデバイス１０３に配信された下流サービスパケットを生成するために変換された場合、サービスゲートウエイ１０２は、まず下流データを解凍し、下流データのデータフォーマットを別のデータフォーマットに変換し、ステップ３０５においてデバイス１０３に送信される下流サービスパケット３０４を生成し得る。変換の後、下流サービスパケットの生成の前に、サービスゲートウエイ１０２は、再度デバイス１０３に配信されたデータを圧縮し得る。

エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３は、ステップ３０５において送信された下流サービスパケットを受信し、そのコンテンツを解析する。下流サービスパケットのコンテンツが圧縮フォーマットで存在する場合、デバイス１０３は、まずデータを解凍する。次いで、データが解析され、デバイス１０３内部にあるサービスリクエストエンティティ（例えば、ナビゲーションシステム、デバイス１０３に取り付けられたラップトップまたはＰＤＡ等）に提供される。

リクエストされたサービスは、エンターテインメントおよび情報処理デバイス１０３がコンテンツプロバイダ１０１への応答を要求することを要求する場合、デバイス１０３は、上流サービスパケット３０６を生成し、ステップ３０７において、上流サービスパケットをサービスゲートウエイ１０２に送信する。上流サービスパケットにおいて受信されたデータは、ステップ３０３においてサービスゲートウエイ１０２に配信されるリクエストされたコンテンツと同じ態様で処理され得る。

本発明によると、サービスゲートウエイ１０２は、ステップ３０８で上流データパケットを生成し得、ステップ３０９において、データパケットをコンテンツプロバイダ１０１に送信する。

ステップ３０８においてデータパケット（ｄａｔａ ｐａｃｋ）の生成は、パケット生成の前に、上流サービスパケットのコンテンツの圧縮と、上流サービスパケットのデータの別のフォーマットまたはその組み合わせへの変換を含み得る。

さらに、ステップ３０６において、デバイス１０３における上流サービスパケットの生成が、パケット生成の前に上流データを圧縮するための圧縮ステップを含み得ることもまた可能である。後者の場合、データパケット生成ステップ３０８は、上述されたように、データ処理の前に、上流サービスパケットのデータが解凍される解凍ステップをさらに含み得る。

図４は、エンターテインメントおよび情報処理システムのエンティティの種々の手段をより詳細に示す。システムの全てのエンティティ（すなわち、コンテンツプロバイダ１０１、サービスゲートウエイ１０２、およびデバイス１０３）は、受信手段４０１、４０６、４１３、処理手段４０２、４０７、４１４、解凍／圧縮手段４０３、４０８、４１５、パケット生成手段４０４、４１１、４１６、および送信手段４０５、４１２、４１７を含む。

受信手段４０１、４０６、４１３、および送信手段４０５、４１２、４１７は、図中で手段を相互接続する矢印によって示されたように、システムの他のエンティティからデータを受信し、そのエンティティにデータを送信する。

解凍／圧縮手段４０３、４０８、４１５は、データ圧縮およびデータ解凍のために使用される。例えば、圧縮された下流データは、コンテンツプロバイダ１０１の送信手段４０５から受信手段４０６によって受信された場合、サービスゲートウエイ１０２における解凍／圧縮手段４０８は、データ解凍のために使用され得る。下流データがデバイス１０３への送信の前に圧縮されるべきである場合、解凍／圧縮手段４０８は、下流データを圧縮するために使用され得、次いで、パケット生成手段４１１で形成された１つ以上の下流パケットを用いて、送信手段４１２によってデバイス１０１に送信される。データの同様な解凍／圧縮は、コンテンツプロバイダ１０１およびデバイス１０３において実行され得る。解凍／圧縮手段４０３、４０８、４１４は、送信データの（さらなる）サイズ低減のために、上流および／または下流データをトークン化することをさらに可能にし得る。

処理手段４０２、４０７、４１４は、各受信手段４０１、４０６、４１３によって受信されたデータを処理する義務があり得る（すなわち、この処理手段は、データ圧縮および／または解凍を制御および開始し、受信されたデータパケットのデータフォーマットを解析し、パケット生成手段４０４、４１１、４１６に送信されるべき下流または上流データパケットを形成するように命令する等）。処理手段４０２、４０７、４１４のさらなるタスクは、使用され得る種々のデータフォーマットに従って、下流および上流データの符号化であり得る。サービスゲートウエイ１０２において、処理手段４０７は、本目的のために変換手段４１０によって使用されてもよいし、補充されてもよい。

コンテンツプロバイダ１０１において、処理手段４０２は、リクエストされたサービスをロードまたは提供するようにさらに採用されて、サービスを提供するためにデータベースからデータをフェッチし、ＭＩＭＥタイプ識別子を下流データに与え得る。

サービスゲートウエイ１０２の処理手段４０７は、ＭＩＭＥタイプ識別子をさらに読み出して、パケット生成手段４１１に、示されたＭＩＭＥタイプのフォーマットに従って、下流サービスパケットを形成するように命令し得る。

デバイス１０３では、処理手段４１６は、デバイス１０３内部の他のエンティティ（例えば、ナビゲーションシステム）に受信されたデータベースをさらに提供し、デバイス１０３に接続されるかまたは含まれたメディアに受信されたデータを格納し、デバイス１０３内部の他のエンティティからデータをフェッチして、同じデータを処理し、これをコンテンツプロバイダ１０１等に送信し得る。

図３を参照して説明されたように、サービスゲートウエイ１０２は、どのフォーマットで、無線リンクを介して下流データがデバイス１０３に送信されるかを決定する必要があり得る（図３のステップ３０４を参照）。従って、サービスゲートウエイ１０２は、決定手段４０９を含むことにより、意図された受信機（すなわち、コンテンツプロバイダ１０１またはデバイス１０３）にデータを送信する前に、受信された上流または下流データを別のデータフォーマットに変換するかどうかを決定する。決定手段４０９がデータを変換することを決定する場合、処理手段４０７は、変換手段４１０に各データを変換するように命令する。

以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
（要旨）
本発明は、デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータを交換するエンターテインメントおよび情報処理方法およびシステム、ならびにこのシステムの２つのエンティティに関する。さらに、本発明は、コンテンツプロバイダとデバイスとのインターフェースをとるサービスゲートウエイに関する。スケーラブルなインターフェースをアプリケーションおよび／またはコンテンツプロバイダに提供するために、本発明は、車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータを交換するための方法を説明し、この方法は、デバイスがコンテンツプロバイダからデータをリクエストするステップと、コンテンツプロバイダがリクエストデータを第１のデータフォーマットで符号化するステップと、コンテンツプロバイダが符号化されたデータをサービスゲートウエイに送信するステップと、サービスゲートウエイがコンテンツプロバイダから受信されたデータに基づいて第２のデータフォーマットで少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するステップと、サービスゲートウエイが少なくとも１つの下流サービスパケットをデバイスに送信するステップとを包含する。

本発明による車両エンターテインメントおよび情報処理システムを示す。 図１のエンターテインメントおよび情報処理システムにおける異なるデータフォーマットのデータ交換を示す。 図１のエンターテインメントおよび情報処理システムとエンティティの対応する動作との間のメッセージフローを示す。 図１のエンターテインメントおよび情報処理システムのエンティティをより詳細に示す。

符号の説明

１０１ コンテンツプロバイダ
１０２ サービスゲートウエイ
１０３ エンターテインメントおよび情報処理デバイス
１０４ リクエストＵＲＬ
１０６ サービスパケット

Claims (20)

1. 車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスとコンテンツプロバイダとの間でデータを交換するための車両エンターテインメント、および情報処理方法であって、
   該デバイスが該コンテンツプロバイダからデータをリクエストするステップと、
   該コンテンツプロバイダが第１のデータフォーマットで該リクエストされたデータを符号化するステップと、
   該コンテンツプロバイダが該符号化されたデータをサービスゲートウエイに送信するステップと、
   該サービスゲートウエイが該コンテンツプロバイダから受信されたデータに基づいて、第２のデータフォーマットで少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するステップと、
   該サービスゲートウエイが該少なくとも１つの下流サービスパケットを該デバイスに送信するステップと
   を包含する方法。
2. 前記方法は、
   前記サービスゲートウエイが前記受信されたデータを復号化するステップと、
   該サービスゲートウエイが、前記少なくとも１つの下流サービスパケットのデータを前記第２のデータフォーマットで符号化するステップとをさらに包含し、
   前記第１および該第２のデータフォーマットが２つの異なるデータフォーマットである、請求項１に記載の方法。
3. 前記サービスゲートウエイは、前記第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを前記第２のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、該第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを同じデータフォーマットで前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するかどうかを決定するステップと、
   該サービスゲートウエイが該受信されたデータを変換するように決定された場合、該デバイスに送信される前記下流サービスパケットを生成する前に、該サービスゲートウエイが、該第１のデータフォーマットで該受信されたデータを該第２のデータフォーマットに従うデータに変換するステップと、
   該サービスゲートウエイが該受信されたデータを変換しないことを決定した場合、
   該サービスゲートウエイが、該コンテンツプロバイダから該第１のデータフォーマットで受信されたデータを含む下流サービスパケットを生成するステップと、
   該第１のデータフォーマットで受信されたデータを含む該下流サービスパケットを送信するステップと
   をさらに包含する、請求項１に記載の方法。
4. 前記サービスゲートウエイにおいて前記データフォーマットの変更についての決定は、前記コンテンツプロバイダから受信されたデータに含まれるデータフォーマットに基づく、請求項３に記載の方法。
5. 前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスが、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを生成するステップと、
   該エンターテインメントおよび情報処理デバイスが、該上流サービスパケットを該サービスゲートウエイに送信するステップと、
   該サービスゲートウエイが、該上流サービスパケットのデータに基づいて該第１のデータフォーマットで少なくとも１つのデータパケットを生成するステップと、
   該サービスゲートウエイが、少なくとも１つのデータパケットを該コンテンツプロバイダに送信するステップと
   をさらに包含する、請求項１〜４のいずれか１つに記載の方法。
6. 前記第３のデータフォーマットに従う該上流サービスパケットのデータを該第１のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、該第３のデータフォーマットに従うデータを同じデータフォーマットで前記コンテンツプロバイダに送信するかどうかを決定するステップと、
   前記サービスゲートウエイが、前記上流サービスパケットのデータを変換することを決定した場合、前記第１のデータフォーマットの前記少なくとも１つのデータパケットを生成する前に、該第３のデータフォーマットに従う該上流サービスパケットのデータを該第１のデータフォーマットに従うデータに変換するステップと、
   該サービスゲートウエイが該上流サービスパケットのデータを変換しないことを決定した場合、該サービスゲートウエイは、該コンテンツプロバイダに該上流サービスパケットを送信するステップと
   をさらに包含する、請求項５に記載の方法。
7. 前記コンテンツプロバイダで符号化するステップは、前記リクエストされたデータを圧縮するステップを含み、
   前記方法は、前記デバイスで前記下流サービスパケットに含まれるデータを解凍するステップを含む、請求項１〜６のいずれか１つに記載の方法。
8. 前記コンテンツプロバイダで符号化するステップは、前記リクエストされたデータを圧縮するステップを含み、
   前記サービスゲートウエイで変換するステップは、該コンテンツプロバイダから受信されたデータを解凍するステップを含み、
   該サービスゲートウエイにおいて前記下流サービスパケットを生成するステップは、該下流サービスパケットを生成する前に、送信されるデータを圧縮するステップを含み、
   前記方法は、前記デバイスで該下流サービスパケットに含まれるデータを解凍するステップをさらに含む、請求項３〜６のいずれか１つに記載の方法。
9. 前記サービスゲートウエイにおいて前記下流サービスパケットを生成するステップは、該下流サービスパケットを生成する前に、送信されるデータを圧縮するステップを含み、
   前記方法は、前記デバイスで該下流サービスパケットに含まれるデータを解凍するステップをさらに含む、請求項１〜６のいずれか１つに記載の方法。
10. 前記データフォーマットの内の少なくとも１つは、マークアップ言語に基づく、請求項７〜９のいずれか１つに記載の方法。
11. 前記データフォーマットの内の少なくとも１つに従うデータは、前記マークアップ言語によって定義されるタグを含み、
    データを圧縮するステップは、データ圧縮のためのタグをトークン化するステップを含む、請求項１０に記載の方法。
12. 車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて、請求項１〜１１の内の１つによる方法を実行するように適応されるサービスゲートウエイであって、
    第１のデータフォーマットで該コンテンツプロバイダからデータを受信するための受信機ユニットであって、該データは、該車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスによってリクエストされる、受信機ユニットと、
    該コンテンツプロバイダから受信されたデータから少なくとも１つの下流サービスパケットを生成するためのパケット生成手段であって、該少なくとも１つの下流サービスパケットは、第２のデータフォーマットで存在する、パケット生成手段と、
    該少なくとも１つの下流サービスパケットを該デバイスに送信するための送信機ユニットと
    を含むサービスゲートウエイ。
13. 前記第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを前記第２のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで該第１のデータフォーマットに従う受信されたデータを前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するかどうかを決定するための決定手段をさらに含む、請求項１２に記載のサービスゲートウエイ。
14. 前記受信機ユニットは、前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスから、第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを受信するように適応され、
    前記決定手段は、該第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットのデータを、前記第１のデータフォーマットに従うデータに変換するかどうか、あるいは、同じデータフォーマットで該第３のデータフォーマットに従うデータを前記コンテンツプロバイダに送信するかどうかを決定するように適応される、請求項１３に記載のサービスゲートウエイ。
15. 車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて、請求項１〜１１の内の１つによる方法を実行するように適応されるコンテンツプロバイダ装置であって、
    第１のデータフォーマットでリクエストされたデータを符号化するための符号化手段と、
    該符号化されたデータと、
    該サービスゲートウエイが下流データパケットを該エンターテインメントおよび情報処理デバイスに送信するデータフォーマットを識別するためのデータフォーマット識別子とを含む下流データパケットを形成するためのパケット生成手段と、
    該下流データパケットを該サービスゲートウエイに送信するための送信機ユニットと
    を含むコンテンツプロバイダ装置。
16. 前記エンターテインメントおよび情報処理デバイスに配信されるコンテンツをリクエストするデータを受信するための受信機ユニットをさらに含む、請求項１５に記載のコンテンツプロバイダ装置。
17. 車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス、コンテンツプロバイダ、ならびにサービスゲートウエイを含むコンテンツ提供システムにおいて、請求項１〜１１の内の１つによる方法を実行するように適応される車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスであって、
    少なくとも１つの下流サービスパケットを該サービスゲートウエイから受信するための受信機ユニットと、
    第３のデータフォーマットに従う上流サービスパケットを生成するためのパケット生成手段と、
    該車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスから該サービスゲートウエイに該上流サービスパケットを送信し、かつデータを該コンテンツプロバイダからリクエストするための送信機ユニットと
    を含む車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス。
18. 前記デバイスから送信されたデータを符号化するための符号化手段と、
    該デバイスで受信されたデータを復号化するための復号化手段と
    をさらに含む、請求項１７に記載の車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス。
19. 前記符号化手段は、前記デバイスから送信されたデータを圧縮するように適応され、
    前記復号化手段が圧縮されたデータフォーマットで受信された場合、該復号化手段は、該受信されたデータを復号化するように適応される、請求項１８に記載の車両エンターテインメントおよび情報処理デバイス。
20. 請求項１２〜１４の内の１つに記載のサービスゲートウエイと、
    請求項１５または１６に記載のコンテンツプロバイダと、
    請求項１７〜１９の内の１つに記載の車両エンターテインメントおよび情報処理デバイスと
    を含む、コンテンツ提供システム。

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