JP2004342060A - 携帯情報機器のテンキーにおいてカナ文字入力を容易にする方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯情報機器において0から9の数字が割り当てられた10個のキー、いわゆるテンキーによる文字入力装置でカナ文字入力を行う場合、テンキーに割り当てられたワ行を除く各行のア段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のオ段の文字に変換され、ワ行の「わ」のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、「ん」の文字に変換されることを特徴とし、更に各行のイ段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のエ段の文字に変換されることを特徴とする携帯情報機器のテンキーにおいてカナ文字入力を容易にする方法。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯情報機器のテンキーにおいてカナ文字入力を容易にする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テンキーにおける文字入力を利用するものとして、携帯電話機やPDAすなわち携帯情報端末などがある。
【0003】
近年、特に携帯電話機は広く普及しており、音声通話機能の他に、電子メール等での文字データの送受信機能は必要不可欠となっている。
【0004】
図3は、一般的な携帯電話機の全体を示す図である。図3において、主に携帯電話機は、受話口1と、入力及び送受信された情報を表示するための液晶部分2、テンキーによる入力ボタン類3、送話口4等で構成される。
【0005】
電子メールなど文字データの入力は、本来は電話番号を入力するための0から9のテンキーを利用し、ローマ字や、カナ文字、いわゆる平仮名やカタカナ文字を入力するように構成されている。
【0006】
具体的には、数字「1」キーをカナ文字「ア」行の各文字(「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」)を入力するためのキーとして利用し、数字「2」キーをカナ文字「カ」行の各文字を入力するために利用し、数字「3」キーをカナ文字「サ」行の各文字を入力するというように、数字「0」から「9」の各キーをカナ文字「ア」行から「ワ」行と「ン」の文字を入力するためのキーとして利用するように構成されている。
【0007】
図4は、一般的な携帯電話機において、所望の平仮名を表示するためのキーを打つ回数を説明するための図である。図4に示すように、ひとつの文字を打つ場合、例えば「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ」等、ア段の文字は1打で入力できるが、イ段は同じキーを2回、ウ段は3回となり、段が増えるに従い打つ回数も増え、最後の段のオ段は5回キーを打つ必要があった。尚、一般的に携帯電話機での「よ」、「を」、「ん」のカナ文字入力に関しては、「よ」はヤ行を3回、「を」はワ行を2回、「ん」はワ行を3回打って入力する。
【0008】
例えば「あけましておめでとうことしもよろしく」とカナ文字を入力する場合、数字「1」キーに割り当てられたア行のキーを1回押して「あ」を入力、次に数字「2」キーに割り当てられたカ行のキーを4回押して「け」を入力、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを1回押して「ま」を入力、次に数字「3」キーに割り当てられたサ行のキーを2回押して「し」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを4回押して「て」を入力、次に数字「1」キーに割り当てられたア行のキーを5回押して「お」を入力、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを4回押して「め」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを4回押して「て」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを5回押して「と」を入力、次に数字「1」キーに割り当てられたア行のキーを3回押して「う」を入力、次に数字「2」キーに割り当てられたカ行のキーを5回押して「こ」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを5回押して「と」を入力、次に数字「3」キーに割り当てられたサ行のキーを2回押して「し」を入力、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを5回押して「も」を入力、次に数字「8」キーに割り当てられたヤ行のキーを3回押して「よ」を入力、次に数字「9」キーに割り当てられたラ行のキーを5回押して「ろ」を入力、次に数字「3」キーに割り当てられたサ行のキーを2回押して「し」を入力、最後に数字「2」キーに割り当てられたカ行のキーを3回押して「く」を入力というように、僅か18文字を入力するために合計63回ものキーを打つ必要があり、特に打つ回数が増えるオ段の文字の入力時には、その都度打つ回数を数えたり、時には打ち過ぎて所望するオ段の文字を通り過ぎてしまうというミスをしやすかった。尚、この場合の濁点及び文字確定のためのキー操作の回数は含んでいない。
【0009】
そこで、このような問題を解決することを目的として、特開2001−5589号公報に記載されているキー入力装置や、特開2002−328765号公報に記載されているキー入力装置及び携帯電話機があり、また、一度使用した文字や言葉であれば、電話機本体のメモリに辞書として内蔵し、次回、同じ文字を打つ場合に所望する最初の一文字を入力すれば、その文字や言葉を表示するという予測変換と呼ばれる機能が一般的に知られており、更にキーを一定時間押す、いわゆる長押し機能を利用したものとして、特開2000−115323号公報に記載されている文字入力制御に関するものなどがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上の従来のカナ文字入力には次のような問題があった。特開2001−5589号公報に記載されているキー入力装置は母音と子音を組み合わせて打つ、いわゆるローマ字入力方法である。
【0011】
ローマ字入力方法は、母音キーと子音キーを組み合わせて打つために、母音キーを除く殆どのカナ文字を2回のキー操作で入力できるが、本来であれば1打で入力できるア行の「あ」以外の各行のア段の文字(「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」)も2回打たなければならず、所望する文字によっては却ってキーを打つ回数が増えるという欠点があり、更に携帯電話機の利用の形態を見ると、利用者は携帯電話を保持したほうの親指一本で操作していることが多く、一文字を打つためにその都度次の母音キーを探し、更に母音キーを打つために親指の移動が必要となり、必ずしも使い勝手が良いものではなく、これは違うキーを押してしまうというミスを誘発しやすいという欠点があった。
【0012】
また、老若男女広く利用されていることを鑑みると、携帯電話機においてあまり習慣性のないローマ字入力は、特に高齢者に馴染めない場合が多く、広く利用されてはいない。
【0013】
また、母音「ア行」を入力するための母音キーとして設定された5個のキーと、「カ行」から「ワ行」までの各文字を入力するための子音キーとして設定された10個のキーの計15個のキーが必要になり、これは、本来電話機が基本的に持っている電話番号を入力するための0から9に設定された10個のテンキーに対して、更に5個のキーを増やして配置することになり、携帯電話機が更に小型軽量化が要求されているという事情からすると、キーの数を増やさなければならないことは問題がある。
【0014】
また、特開2002−328765号公報に記載されているキー入力装置及び携帯電話機は、カナ文字の「カ行」から「ワ」行までの子音を1個づつのキーに割り当てるとともに、「あ」から「お」までの母音を2個づつのキーに割り当てたキー操作部と、その操作部で子音と母音を順に選択することにより五十音のカナ文字をローマ字入力方式に準じて識別する識別手段を設けることによって、0から9に設定されたテンキーに対してキーの数を増やすことなく、キーの操作回数を減らすことを目的としたものであるが、これは、キーを独自配列しなければならず、テンキー配列が広く使われていることをみると大きく習慣性に欠けるものであり、しかも、入力方法はローマ字入力に準じたものであるので、やはり、1打で入力できるア行の「あ」以外の各行のア段の文字(「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」)も2回打たなければならず、所望する文字によっては却ってキーを打つ回数が増えるという欠点があり、更に母音キーを打つために親指の移動が必要になることに変りはなく、違うキーを押してしまうミスを誘発しやすいという欠点は解消されない。
【0015】
次に、一般的に知られている予測変換と呼ばれる機能は、一度使用した文字や言葉であれば電話機本体のメモリに辞書として内蔵され、次回、同じ文字を打つ場合に最初の一文字を入力すれば、その文字や言葉を表示するというもので、キーの操作回数を平均的に減らすことができる。
【0016】
しかし、これによれば、一度使った文字でも所望する最初の一文字が各行のオ段の文字の場合は、やはりキーを5回打って文字を呼び出す必要があり、更にいくつか候補として表示された文字や言葉の中から所望の言葉を選択するためのキー操作が必要となる。
【0017】
また、曖昧な意味を多分に含む日本語の話し言葉は、世代や生活環境によってその個人個人の言葉の表現方法は異なり、すべての言葉を携帯電話機のメモリ内に網羅することは不可能で、この場合、メモリに内蔵されていない言葉も多く、初めて使う言葉などは所望する各文字が表示されるまで、これまでと同じく一文字ずつキーを打たなければならない。
【0018】
これによると例えば、図4に示すように、ひとつの文字を打つ場合、「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ」等、ア段の文字は1打で入力できるが、イ段は同じキーを2回、ウ段は3回となり、段が増えるに従い、打つ回数も増え、最後の段のオ段は5回打つ必要がある。
【0019】
また、キーを一定時間押す、いわゆる長押し機能を利用したものとして、特開2000−115323号公報に記載されている、文字入力制御に関するものがある。
【0020】
これは、文字入力モードにおいて、例えばア行であれば(「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」)というア段からオ段までの文字の読み出す順序を、各「数字キー」に逆順送りと正順送りを長押しをすることで切り替える機能を与えることによって(「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」)という正順送りを(「お」、「え」、「う」、「い」、「あ」)という逆順送りに変更し、逆順送りの状態で更に長押しを行うと正順送りに戻り、これを繰り返すことで文字の確定に失敗した場合でも、短時間で文字を確定することができるというものである。
【0021】
これによると、長押しによる逆順送りをする過程でア段の文字からオ段の文字に遷移することになるが、これはあくまでも、表示されている文字に対しての逆順迭り機能、いわゆる逆トグル機能であるから、特開2000−115323号公報に記載の発明の実施の形態の
【0031】部分にに基づき文字入力を想定すると、例えば、「ととろのもり」という5文字を打つ場合、初めに数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを1回押して(た)を表示し、次にタ行のキーを逆順送りにするために同じく数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを1回長押しをして(と)を表示し確定する。この時点ではタ行は逆順送りに設定されているので、次に同じく(と)の文字を表示させるためにはタ行のキーを更に正順送りに戻すために、数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを1回長押しをして(た)を表示し、次にタ行のキーを同じく逆順送りするために1回長押しをして(と)を確定し、次に数字「9」キーに割り当てられたラ行のキーを1回押して(ら)を表示し、次にラ行のキーを逆順送りするために1回長押しをして(ろ)を確定する。次に数字「5」キーに割り当てられたナ行のキーを1回押して(な)を表示し、次にナ行のキーを逆順送りするために1回長押しをして(の)を確定し、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを1回押して(ま)を表示し、次にマ行のキーを逆順送りするために1回長押しをして(も)を確定し、最後に数字「9」キーに割り当てられたラ行のキーを2回押して(り)を確定しなければならず、計6文字の「ととろのもり」を打つには、12回キーを打つ必要があり、更に、所望する次の文字が表示している文字に対して逆順方向若しくは正順方向にあるのかを常に考えなければならず直感性に大きく欠け、必ずしも使い勝手が良いとはいえず、飽くまでも打ち過ぎて所望する文字を通り過ぎてしまうなど、ミスをしたときに活用する手段といえる。
【0022】
本発明は以上の従来の技術における問題に鑑みてなされたものであって、従来の携帯電話機等がもつテンキー配列を崩すことなく、テンキーにおいてカナ文字入力を容易にし、キー操作回数を平均的に減らすとともに入力ミスを少なくする方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明は携帯情報機器において0から9の数字が割り当てられた10個のキー、いわゆるテンキーによる文字入力装置でカナ文字入力を行う場合、テンキーに割り当てられたワ行を除く各行のア段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のオ段の文字に変換され、ワ行の「わ」のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、「ん」の文字に変換されることを特徴とし、更に、各行のイ段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のエ段の文字に変換されることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本実施の第1の形態のフローチャートを示す図であり、図2は、本実施の第2の形態のフローチャートを示す図である。
【0025】
図1に示されているように、カナ文字入力状態において第1打目のキー、いわゆる数字0から9の数字キーに割り当てられた各ア段のキーを押した場合、押されたキーが一定時間以上長押しされたかをどうかを判断する。
【0026】
一定時間よりも短い場合は各ア段の文字を表示し、更に続けてキーを押下する度にイ段から順にウ段、エ段、オ段の文字へ遷移し、次にもう一度一定時間よりも短く押すとア段の文字を表示し、以降これを繰り返す。尚、ヤ行の場合は「や」、「ゆ」、「よ」と遷移し、ワ行の場合は「わ」、「を」、「ん」と遷移し、これを繰り返す。
【0027】
ワ行を除く各行のア段のキーが長押しされたと判断した場合は、その時点でオ段の文字に変換表示後確定されカナ文字入力の状態に戻り、また数字「0」キーに与えられたワ行の「わ」のキーが長押しされたと判断した場合は、「ん」の文字に変換表示後確定されてカナ文字入力の状態に戻る。更に続けて長押しをした場合もこれを繰り返す。
【0028】
これは、「おおきい」、「ここからは」、「ととろのもり」等、同じオ段の文字が連続する言葉に対して特に有効で、例えば、「ととろのもり」を打つ場合、始めにタのキーを1回長押しして(と)を確定、更に続けてタのキーを1回長押しして(と)を確定、更にラのキーを1回長押しし(ろ)を確定、次に、ナのキーを1回長押しし(の)を確定、続けてマのキーを1回長押しして(も)を確定、最後にラのキーを一定時間よりも短く2回おして(り)を表示すればよく、全部で7回のキー打ちで「ととろのもり」という文字を打つことができる。更に携帯電話を保持したほうの親指一本で操作した場合、指の移動は4回である。
【0029】
これを従来でのキー打ち回数と比較すると、従来は、タのキーを5回押して(と)を確定、次に同じくタのキーを5回押して(と)を確定、次にラのキーを5回押して(ろ)を確定、次にナのキーを5回押して(の)を確定、次にマのキーを5回押して(も)を確定、最後にらのキーを2回押して(り)を表示するというように、同じ「ととろのもり」という文字を打つ場合、合計27回ものキー打ちが必要になる。更に指の移動は4回である。
【0030】
ローマ字入力方法で同じく「ととろのもり」を打つと、「T」、「O」、「T」、「O」、「R」、「O」、「N」、「O」、「M」、「O」、「R」、「I」と全部で12回のキー打ちと、更に11回の指の移動が必要になる。
【0031】
また特開2000−115323号公報に記載のものによれば合計12回キーを打つ必要があり、指の移動は4回である。
【0032】
尚、このときの一定時間とは1秒間位を目安とするが、携帯電話機が老若男女広く利用されていることを考えると、例えば、利用者の習熟度に合わせて、0.5秒、1秒、1.5秒と段階的に、または、0.5秒から1.5秒位の間で利用者が任意の秒数で調整を可能とすれば使い勝手が更に向上する。
【0033】
図2は、本実施の第2の形態のフローチャートを示す図である。
【0034】
図2に示されているように、本実施の第2の形態は図1の特徴に加え、各行のイ段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のエ段の文字に変換されることを特徴とする。
【0035】
これによると、カナ文字入力状態において、第1打目のキーいわゆる数字キーに割り当てられたア段のキーを一定時間よりも短く押して、各ア段の文字が表示され、次に各イ段のキーを押した場合、押されたキーが一定時間以上長押しされたかをどうかを判断する。
【0036】
このとき一定時間よりも短い場合は各イ段の文字を表示し、更に続けてキーを押下する度にウ段から順にエ段、オ段の文字へ遷移し、次にもう一度一定時間よりも短く押すとア段の文字を表示し、更にもう一度一定時間よりも短く押すとイ段の文字を表示し、以降これを繰り返す。尚、ヤ行の場合は「や」、「ゆ」、「よ」と遷移し、ワ行の場合は「わ」、「を」、「ん」と遷移しこれを繰り返す。
【0037】
各イ段のキーが長押しされたと判断した場合は、その時点でエ段の文字に変換表示後確定されカナ文字入力の状態に戻り、更にイ段のキーが長押しされた場合も、これを繰り返す。
【0038】
例えば「あけましておめでとうことしもよろしく」とカナ文字を入力する場合、数字「1」キーに割り当てられたア行のキーを1回押して「あ」を入力、次に数字「2」キーに割り当てられたカ行のキーを2打目で長押しして「け」を入力、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを1回押して「ま」を入力、次に数字「3」キーに割り当てられたサ行のキーを短く2回押して「し」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを2打目で長押しして「て」を入力、次に数字「1」キーに割り当てられたア行のキーを1打目で長押しして「お」を入力、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを2打目で長押しして「め」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーも2打目で長押しして「て」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを1打目で長押しして「と」を入力、次に数字「1」キーに割り当てられたア行のキーを短く3回押して「う」を入力、次に数字「2」キーに割り当てられたカ行のキーを1打目で長押しして「こ」を入力、次に数字「4」キーに割り当てられたタ行のキーを1打目で長押しして「と」を入力、次に数字「3」キーに割り当てられたサ行のキーを短く2回押して「し」を入力、次に数字「7」キーに割り当てられたマ行のキーを1打目で長押しして「も」を入力、次に数字「8」キーに割り当てられたヤ行のキーを1打目で長押しして「よ」を入力、次に数字「9」キーに割り当てられたラ行のキーを1打目で長押しして「ろ」を入力、次に数字「3」キーに割り当てられたサ行のキーを短く2回押して「し」を入力、最後に数字「2」キーに割り当てられたカ行のキーを短く3回押して「く」を入力というように、これまで合計63回ものキーを打つ必要があったキー操作が、29回のキー操作で済む。
尚、この場合の濁点及び文字確定のためのキー操作の回数は含んでいない。
【0039】
これは、いままでひとつの文字を打つ場合、例えば「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ」等、ア段の文字は1打で入力できるが、イ段は同じキーを2回、ウ段は3回となり、段が増えるに従い打つ回数も増え、最後の段のオ段は5回キーを打つ必要があった従来の0から9のテンキーを利用しカナ文字を入力するように構成されていたものに対して、テンキー配列を崩すことなく殆どのカナ文字を3打以内で打てることになり、短時間で文字を入力ができるとともに、入力ミスを少なくすることにもつながる。更に従来の技術がもっていた、所望する文字によっては却って打つ回数が増えるということが全く無い。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、携帯情報機器において0から9の数字が割り当てられた10個のキー、いわゆるテンキーによる文字入力装置でカナ文字入力を行う場合、テンキーに割り当てられたワ行を除く各行のア段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のオ段の文字に変換され、ワ行の「わ」のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、「ん」の文字に変換されることを特徴とし、更に各行のイ段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のエ段の文字に変換されることを特徴としているので、以下に示すような効果が期待できる。
【0041】
▲1▼ 殆どのカナ文字を3打以内で入力することができ、文字入力の効率化を図ると共に、入力ミスを少なくする。
▲2▼ ア段とイ段の長押しだけなので操作が単純であり、老若男女広く利用されやすい。
▲3▼ 所望するエ段とオ段の文字に変換するためのものであるから、従来のようにエ段やオ段の文字を表示するために打ち過ぎて通り越してしまうなどのミスが無くなる。
▲4▼ テンキー配列を崩していないので、従来の携帯電話機のもつ習慣性を全く損なわない。
▲5▼ 従来の技術の多くがもっていた、所望する文字によって却って打つ回数が増えるということが全く無い。
▲6▼ 従来技術と組み合わせることで、文字入力の更なる効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の第1の形態のフローチャートを示すための図である。
【図2】本実施の第2の形態のフローチャートを示すための図である。
【図3】一般的な携帯電話機の主要な機能部分を示す全体正面図である。
【図4】一般的な携帯電話機の、所望の平仮名を表示するためのキーを打つ回数を説明するための図である。
【符号の説明】
1 受話口
2 液晶画面
3 入力ボタン類
4 送話口
Claims (2)
- 携帯情報機器において0から9の数字が割り当てられた10個のキー、いわゆるテンキーによる文字入力装置でカナ文字入力を行う場合、テンキーに割り当てられたワ行を除く各行のア段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のオ段の文字に変換され、ワ行の「わ」のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、 「ん」の文字に変換されることを特徴とする携帯情報機器のテンキーにおいてカナ文字入力を容易にする方法。
- 各行のイ段のキーを押している時間が一定時間よりも長いときは、その押された行のエ段の文字に変換されることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器のテンキーにおいてカナ文字入力を容易にする方法。
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