JP2004341576A - コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツ配信サービスにおいて、リソースの削減、不正アクセスの防止、障害復旧時間の短縮を実現する。
【解決手段】コンテンツ配信サーバにクライアントグループの登録機能、グループ内のトポロジ検索機能を持たせ、グループ登録時にグループ内のコンテンツ転送のトポロジを決定し、このトポロジ情報を持つコンテンツ受信・再生・転送用のソフトをクライアントに配布する。以上の処理をコンテンツ配信開始までにあらかじめ終了させておくことにより、コンテンツ配信開始時のサーバへの負荷集中を防ぐ。また、あらかじめ予備系のトポロジも計算しておくことにより、障害発生時の回復時間を短縮する。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツ配信サーバにクライアントグループの登録機能、グループ内のトポロジ検索機能を持たせ、グループ登録時にグループ内のコンテンツ転送のトポロジを決定し、このトポロジ情報を持つコンテンツ受信・再生・転送用のソフトをクライアントに配布する。以上の処理をコンテンツ配信開始までにあらかじめ終了させておくことにより、コンテンツ配信開始時のサーバへの負荷集中を防ぐ。また、あらかじめ予備系のトポロジも計算しておくことにより、障害発生時の回復時間を短縮する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインターネットを利用したストリーミング型のコンテンツ配信サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
ストリーミング型のコンテンツ配信サービスにおいて、従来技術ではサーバ(スプリッタ等の複数エッジサーバを含む)は一人のクライアントに対して一つのセッションを用意していた。そのため、例えば人気アーティストのコンサートなどではサーバ・クライアント間で輻輳を生じ、十分な品質を確保できないことがあった。また、セッションとクライアントが1:1であるので、サーバの能力に応じてサービスの提供人数も制限されていた。これを解決する手段として、一般ユーザ同士が映像や音声のストリームを受信しつつ、同時に数台の端末に対して分岐、中継、再配信する工程を次々と繰り返すことで配信対象を広げる「シェアキャスト」という配信システム(2002年2月13日、日経産業新聞)が考えられた。図15にシェアキャストの構成図を示す。シェアキャストでは、ライブコンテンツの視聴を希望するクライアント15−5が、「仲介サーバ15−1」へ問い合わせを行う(15−7)ことにより、現在そのライブコンテンツを視聴している他クライアント15−4−1〜15−4−13を探し出し、そのいずれかの端末へ接続する(15−8)。また、有料コンテンツの配信を受ける場合は、課金などを管理する「接続鍵サーバ15−2」から接続鍵を取得し(15−6)、その鍵を使って各ノードを管理する仲介サーバ15−2へ問い合わせを行い、適切なノードへ接続する。また、何らかの理由で、上流からのコンテンツの配布が途切れた場合、2階層上のノードのアドレスをもらい、接続を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来方式であるシェアキャストでは、未知のクライアント同士が接続されており、悪意のユーザによる不正行為が懸念される。また、人気アーティストのコンサートなどでは、特に開始時刻に、仲介サーバ、接続鍵サーバの混雑が予想される。仲介サーバ、接続鍵サーバの輻輳を回避するためには、各サーバを増設する必要があるが、コンテンツによってサービスの規模は異なるはずであり、最大値にあわせてサーバを増設するとリソースの無駄が生じる。また、図16に示すように、コンテンツ配信元16−1にツリー状に接続されていたノード群16−2〜16−11において、何らかの障害が発生した場合、例えばノード16−3がコンテンツの視聴を中断したとすると、ノード16−3に接続していた下流ノード16−4〜16−7は2階層上のノード16−2への接続を行うが、このようなツリー状の構造の場合、2階層上のノード16−2への接続数が増え、負荷が集中する可能性が高い。
【0004】
本発明の第一の目的は、コンテンツ配信サービスにおいて、任意のコンテンツに対してクライアントが独自にグループを生成し、コンテンツ配信元から送信されたコンテンツをグループ内でツリー状、またはチェーン状に順次転送していくことにより、コンテンツ配信サーバの負荷を低減することである。
【0005】
本発明の第二の目的は、生成したクライアントグループをあらかじめコンテンツ配信サーバに登録し、グループ内での転送経路を決めておくことにより、サーバへの負荷を時間的に分散し、仲介サーバを不要とすることである。
【0006】
本発明の第三の目的は、登録されたグループ内の各クライアントの端末にグループ内のメンバであるか否かを識別する機能を持たせ、グループ外の者からのアクセスを防ぐことにより、鍵サーバなしにコンテンツの不正流出を防ぐことである。
【0007】
本発明の第四の目的は、コンテンツサーバへのグループ登録時に、現用の転送経路を決めるとともに、予備の転送経路も設定しておき、コンテンツ配信サービス中に現用の転送経路に障害が発生した際には、あらかじめ設定された予備経路への切替を行うことにより、障害からの復旧を速やかに行うことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、コンテンツ配信サーバにグループ登録機能及び、経路計算機能を持たせ、あるコンテンツに対してクライアントが自主的に生成したグループの登録を行う。また、クライアントからのグループ登録要求時に、コンテンツ配信サーバはグループの登録を行うとともに、グループの代表者を決め、グループ内でのコンテンツ配信経路、及び予備経路を設定する。そして、該コンテンツの配信開始前に、コンテンツ配信サーバからグループ内の各メンバに経路情報を含むコンテンツ受信・再生・転送用ソフトを配布する。コンテンツ配信サービス開始時、各クライアントが配布されたコンテンツ受信・再生・転送用ソフトを自分の端末装置上で起動することにより、自動的に各クライアント間のセッションを立ち上げ、コンテンツ配信サーバからグループの代表者に送られたコンテンツを、コンテンツ配信経路に従ってグループ内の他のメンバに転送する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は第一、第二、及び第三の目的に対する本発明を適用したサービスモデルの概要図である。1−1はコンテンツ配信サーバを、1−2はあるコンテンツに対して生成されたクライアントグループAを、1−2−1〜1−2−7はクライアントグループAを構成する各メンバを、1−3はクライアントグループからコンテンツ配信サーバに向けた登録要求を、1−4はコンテンツ配信サーバ1−1からクライアントグループ1−2の各メンバ1−2−1〜1−2−7に向けたコンテンツ受信・再生・転送用ソフト(以下、省略してコンテンツ再生ソフトと記す)の配布を、1−5−1〜1−5−7はコンテンツの配信経路を、1−6はコンテンツ配信サーバ1−1、及び各クライアント1−2−1〜1−2−7が接続されているネットワークを示す。図2は図1によって示したコンテンツ配信サーバ1−1とクライアントグループ1−2間での情報の流れを時系列に示す。あるコンテンツαの配信を希望するクライアント1−2−1〜1−2−7が自らクライアントグループ1−2を形成し、コンテンツ配信サーバに対し、パソコン等のインターネット対応の端末装置を用いて、ネットワーク1−6を介してコンテンツ配信サーバ1−1へコンテンツ配信サービスのグループ登録を要求する(1−3)。コンテンツ配信サーバ1−1は、クライアントグループ1−2に各情報(希望コンテンツ、グループ名、各クライアント名、IPアドレス、位置情報、アクセス速度、メールアドレス等)を要求し、クライアントグループ1−2はコンテンツ配信サーバ1−1の要求により各情報を入力する。その後、コンテンツ配信サーバ1−1もしくは、クライアントグループ1−2によりコンテンツ配信のためのアクセス網でのトポロジの設定を行う。トポロジの設定が終了すると、サーバ1−1は、クライアントに対してトポロジ情報を含んだコンテンツ再生ソフトの配布を行う。コンテンツ再生ソフトの配布は、ホームページからのダウンロードや、メールへの添付などで行う。
グループ登録時のサーバ1−1の動作を、図3、4、5を用いて詳しく説明する。図3は、コンテンツ配信サーバ1−1の論理構成を示す。コンテンツ配信サーバ1−1は、経路検索部3−1、課金情報処理部3−2、コンテンツ配信部3−3、グループ登録部3−4、ソフトウェア配信部3−5、制御部3−6、インタフェース部3−7から構成される。図4は、グループ登録部3−4が持つグループ登録テーブル4−1である。グループ登録テーブル4−1には、コンテンツ名、グループ名、クライアント名、位置情報、クライアント端末のIPアドレス、アクセス速度、メールアドレス、経路情報などの登録を行う。クライアントグループ1−2のグループ登録に際し、コンテンツ配信サーバ1−1はネットワーク1−6を介してクライアントグループ1−2から送られてきた情報をインタフェース部3−7において受信し、制御部3−6を通してグループ登録部3−4のグループ登録テーブル4−1に記録する(5−1)。クライアントからのアクセス網のトポロジ指定があれば(5−2)、クライアントによるトポロジ入力を受付け(5−3)、入力されたトポロジ情報を元に、課金情報処理部3−2において課金情報を計算し、クライアントに提示する(5−4)。課金情報がクライアントによって承認されると(5−5)、トポロジを決定し、グループ登録テーブル4−1の経路1欄4−9に現用系の経路として記録する(5−8)。経路1欄4−9には、コンテンツ配信時に自分の上流に位置する隣接クライアントのIPアドレスと、自分の端末の下流に直接つながるクライアントのIPアドレスを記録する。5−5で、サーバ1−1が示した課金情報がクライアントによって承認されなかった場合は、クライアントによるトポロジの再入力となる(5−6)。最終的にクライアントによる合意が得られなかった場合は、サービスを終了する(5−7)。5−2においてクライアントによるアクセス網のトポロジ指定がない場合は、サーバ1−1は経路探索部3−1、課金情報処理部3−2を用いて一つ以上のトポロジと課金案の組をクライアントに提示し(5−14)、クライアントは提示された条件の中から、一つの組(トポロジ・課金)を選択する(5−15)。これによりトポロジを決定し、グループ登録テーブル4−1の経路1欄4−9に現用系の経路を記録する(5−8)。
【0010】
グループ登録終了後、クライアントが個別にコンテンツ再生ソフトの配布を要求する場合には、各クライアント(1−2−1〜1−2−7)はネットワーク1−6を介してコンテンツ配信サーバ1−1に接続してコンテンツ再生ソフトを要求し(5−9)、コンテンツ配信サーバ1−1は各クライアント(1−2−1〜1−2−7)に対して認証を行った後で(5−10)、ソフトウェア配布部3−5より、トポロジ情報を組み込んだコンテンツ再生ソフトを配布する(5−11)。トポロジ情報には、現用系の経路を使用する際に自分の端末装置にコンテンツの転送を行うクライアント端末装置のIPアドレス、自分の端末の下流に直接つながるクライアント端末装置のIPアドレス、障害発生時の予備系の経路において、自分が接続を要求する上流のクライアント端末装置のIPアドレス、また、グループ内のすべてのクライアント端末装置のIPアドレスを含む。ここで、現用系の経路においても、予備系の経路においても地理的な理由などから自分の端末装置と直接つながる可能性が皆無のクライアント端末装置のIPアドレスに関しては、その情報を含まなくてもよい。
【0011】
また、コンテンツ転送のトポロジは、グループ登録時に決定するのではなく、グループ登録後、サーバの負荷が軽い時間帯に計算し、コンテンツ再生ソフトの配布までに決定してもよい。
コンテンツ配信開始時間になると、コンテンツ配信サーバ1−2はコンテンツ配信部3−3より、グループの代表者の端末装置にコンテンツ配信を開始する(5−12)。コンテンツの終了に伴い、サービスは終了する(5−13)。コンテンツ再生ソフトの配布は、クライアントが個別にサーバ1−1にアクセスするのではなく、サーバ1−1が各クライアントにメールで配布してもよい。また、認証に関しては、コンテンツ配信サーバ1−1とグループの代表者との間の認証はコンテンツ配信サーバにおいて行われるが、グループ内の各メンバ間にセッションを確立するときは、各メンバの端末装置において認証を行う。コンテンツの不正流出を防止するためには、クライアントの認証に加えて、コンテンツを暗号化することも有効である。コンテンツ再生ソフトに暗号解読のための鍵を組み込んでおき、コンテンツ配信サーバ1−1は前記鍵に対応する方法で暗号化したコンテンツをグループの代表者に送信することにより、コンテンツの不正視聴を防ぐ。鍵をコンテンツ毎、グループ毎に設定することにより、他のコンテンツの視聴権を持つクライアントや、他グループのクライアントによる、コンテンツの不正視聴を防止する。課金に関しては、代表者数とグループメンバ数に応じて決定することが考えられる。
【0012】
次に、図6を用いてコンテンツ視聴開始時のクライアント側フローを説明する。コンテンツ配信時刻が近くなると、クライアントはコンテンツ再生ソフトを立ち上げる(6−1)。端末装置の電源がONの場合は、自動的にコンテンツ再生ソフトが立ち上がってもよい。自端末装置の上流に位置するクライアントの端末装置(以下,各クライアントの端末装置をノードと呼ぶ)からのセッション確立要求を受け(6−2)、要求元クライアントがグループメンバであるかどうかの認証を行う(6−3)。認証に成功すると、上流ノードとのセッションを確立する(6−4)。コンテンツ再生ソフトに記録されたトポロジ情報内にコンテンツ転送先アドレスが記録されている場合は、自ノードの下流に更にノードが接続されており(6−5)、各転送先アドレスのノード(以下、下流ノードと記す)へセッション確立の要求を行う(6−6)。各ノードにおいて6−1〜6−6の処理を行うことにより、コンテンツ配信サーバ1−1から最下流のノードまでのセッションが確立される。ただし、ここで代表者にとっての上流ノードとはコンテンツ配信サーバ1−1である。また、クライアント−サーバ間、クライアント−クライアント間の認証は、セッション確立要求元のIPアドレスと、コンテンツ再生ソフトに記録されたトポロジ情報の比較等によって実現できる。または、パスワードを設け、グループ名、クライアント名、パスワードによって認証を行ってもよい。また、6−2〜6−4の上流ノードとのセッション確立と、6−5から6−6の下流ノードとのセッション確立は、必ずしもこの順序である必要はなく、下流ノードとのセッション確立が先に行われてもよい。6−3において上流ノードからのセッション確立要求に対する認証がNGだった場合、そのセッション確立要求元ノードに対して受信拒否を通知する(6−8)。その後新たなセッション確立要求が正しい上流ノードから到着すると、上流ノードとのセッションを確立するが、正しい上流ノードからのセッション確立要求が到着しない場合は、後述の図11の11−1からの処理を行う。
図7を用いてコンテンツ視聴中のクライアント側のフローを説明する。図6に示す手順によってコンテンツ配信サーバ1−1から最下流のノードまでのセッションは既に確立されている。ノードが上流からコンテンツを受信すると(7−1)、下流ノードが存在する場合には(7−2)、コンテンツをコピーして転送先アドレスのノードへ転送し(7−3)、自ノード端末装置にてコンテンツの再生を行う(7−4)。自ノードが最下流である場合は、コンテンツのコピー・転送は行わず、自ノード端末装置におけるコンテンツの再生のみを行う(7−4)。コンテンツが終了すると(7−5)、上流ノードからセッション切断要求を受け、上流とのセッションを終了し、下流ノードへセッション切断要求を送り、下流ノードとのセッションも終了する(7−6)。これにより、サービスが終了する(7−7)。
図8を用いてコンテンツ視聴中に障害が発生した時の障害検知端末におけるフローを説明する。障害を検知したノードは(8−1)、下流ノードが存在する場合は(8−2)、下流ノードへ経路切替処理の通知を行い(8−3)、下流ノードがコンテンツの不配送を検知して一斉に経路切替を始めることを防ぐ。そして、代替送信元の検索を行い(8−4)、代替送信元へセッションの確立、コンテンツ配信要求を送信する(8−5)。一定期間内にセッションが確立され、コンテンツの配信を受けると(8−6)、コンテンツの再生・転送を再開し(8−7)、障害回復処理を終了する(8−8)。8−6において一定時間内に代替送信元とのセッションが確立されなかった場合は、8−4〜8−6の動作を繰り返す。
【0013】
図9を用いて障害検知端末からコンテンツ配信を要求された代替送信元端末の動作フローを説明する。セッションの確立・コンテンツ配信要求を受信したノードは(9−1)、要求元ノードのアドレスがグループメンバのアドレスであることを確認し(9−2)、コンテンツ転送先アドレスに要求元アドレスを追加し(9−3)、障害回復処理を終了する(9−4)。セッション確立・コンテンツ配信要求を行ったノードのアドレスがグループ内のアドレスでない場合は、要求を棄却し(9−5)、処理を終了する(9−6)。
【0014】
図10を用いて障害検知端末の下流にあり、障害検知端末から経路切替処理通知を受け取った端末の動作フローを説明する。上流ノードから経路切替処理通知を受信したノードは(10−1)、自ノードに下流ノードが存在する場合は(10−2)、下流ノードへ切替処理を通知する(10−3)。上流ノードからの切替処理通知を受信してから一定時間内に上流ノードからコンテンツの配信が再開された場合は(10−4)、コンテンツ再生・転送を再開し(10−8)、障害回復処理は終了する(10−9)。10−4において、一定時間内に上流ノードからコンテンツ配信がされなかった場合、自ノードにおいても代替送信元の検索を行い(10−5)、代替送信元へセッション確立、コンテンツ配信要求を送信する(10−6)。一定時間内に代替送信元からのコンテンツ配信が行われると(10−7)、コンテンツ再生・転送を再開し(10−8)、障害回復処理は終了する(10−9)。10−7において一定時間内に代替送信元からのコンテンツ配信が得られなかった場合は、10−5〜10−7の動作を繰り返す。
【0015】
図11を用いて、コンテンツ配信開始時の処理不良の対策を説明する。あらかじめ定められた時刻(コンテンツ配信時刻の一定時間前)になっても上流ノードからセッション開始要求が来なかった時(11−1)、上流ノードへセッション確立要求を行う(11−2)。上流ノードとのセッションの確立に成功した場合は(11−3)、図6の6−5以下の処理を行う(11−4)。上流ノードとのセッションが確立されなかった場合は(11−3)、代替送信元の検索を行い(11−5)、代替送信元へセッション確立要求を行う(11−6)。代替送信元とのセッションが確立されると(11−7)、図6の6−5以下の処理を行う。代替送信元とのセッションが確立されなかった場合は(11−7)、再度11−5から11−7の処理を行う。ここで、上流ノードとのセッションの確立の前に、下流ノードとのセッションを確立しておいてもよい。
次に、グループ登録時のトポロジ決定方法の一例を示す。図4に示すグループ登録テーブル4−1に登録されたクライアントの位置情報4−5から、クライアントを地区別の小グループに分ける。各小グループ内では、アクセス速度の速い順にチェーンを構成する。次に、小グループの先頭クライアントを、アクセス速度の速い順にチェーン状につなぎ、一番先頭のクライアントをコンテンツ配信元と接続する(図12)。グループ内の人数が多い場合や、グループメンバが広域に点在している場合は、近隣の小グループの先頭をつなげ合わせて中グループを構成し、中グループの先頭をつなげ合わせて大グループを構成し、階層的に大きくしてツリーを構成してもよい。また、転送元ノードと転送先ノードのアクセス速度が異なる場合、転送元ノードでは、受信したコンテンツをそのままコピー・転送するのではなく、ビットレートを下げて転送することが必要となる。このレート変換の実現方法としては、コンテンツファイルを複数のストリームで構成し、ユーザ要求、及びネットワーク速度に合わせて、送信するストリームを選択する方法(特開2001−333394)が考えられる。たとえば、3つのストリームで構成されたストリーミングファイル12−3−1は、高速アクセスのクライアントには3本すべてのストリームを送るが、中速アクセスのクライアントには2本のストリーム12−3−2を、低速アクセスのクライアントには1本のストリーム12−3−3を送信する。映像品質はストリームの本数に比例し、ストリーム数が多いほど高品質の映像となる。これにより、コンテンツ配信元からは一つのファイルを送信するだけで、各クライアントにはそのアクセス速度に応じた、異なるビットレートのファイルを転送することが可能となる。
【0016】
以上の例では、クライアントの端末にIPアドレスが固定的に割り振られていることを前提にしており、インターネットへのアクセスのたびに可変的にIPアドレスが割り振られる場合には、ISP(Internet Service Provider)にIPアドレスの予約を行う機能を持たせ、あらかじめIPアドレスを予約して、コンテンツ再生ソフトの起動時にISPから予約したIPアドレスを割り振ってもらう必要がある。これを実現するために、クライアントグループ1−2はグループ登録時に、コンテンツ配信サーバ1−1に、各クライアントが加入しているISP 13−1を申告し(13−2−1)、コンテンツ配信サーバ1−1から各ISP 13−1〜mに対してIPアドレスの予約の要求を行い(13−2−2)、各ISP 13−1−1〜mからIPアドレスの割当てを受け(13−2−3)、割当てられたIPアドレス情報を含む再生ソフトを各クライアント1−2−1〜nに配布する(13−2−4)。各クライアント1−2−1〜nに配布されたコンテンツ再生ソフトは、起動時に各ISP 13−1−1〜mにあらかじめ割当てられたアドレスによる接続を要求する(13−2−5)。アドレスの指定を受けた各ISP 13−1−1〜mは、クライアント1−2−1〜nの認証を行い、指定されたIPアドレスをクライアント1−2−1〜nに割り当てる(13−2−6)。各ISPでは、図14に示すような予約IPアドレス管理テーブル14−1を設けてIPアドレスの管理を行う。また、各クライアント1−2−nがISPに対して個別にIPアドレスの予約を行い、グループ登録時に予約アドレスを申告してもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、クライアント同士でコンテンツの中継を行う際のトポロジをあらかじめ設定することができるので、シェアキャストで予測される視聴開始時の混雑を避けることができる。また、サービスを受けるクライアントを把握しているので、現用系の経路の他に予備の経路を用意しておくことも可能であり、何らかの理由によって自分の上流からのコンテンツの転送が中断した際の新たな経路への切替時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたコンテンツ配信サービスモデルの概略図である。
【図2】図1のコンテンツ配信サービスを時系列的に示した図である。
【図3】図1におけるコンテンツ配信サーバの論理構成図である。
【図4】図3のグループ登録部にあるグループ登録テーブルの構成図である。
【図5】コンテンツ配信サーバにおける、グループ登録からコンテンツ配信サービスまでの処理フローの一例を示す図である。
【図6】コンテンツ視聴開始時の、クライアント端末装置における処理フローの一例を示す図である。
【図7】コンテンツ視聴中の、クライアント端末装置における処理フローの一例を示す図である。
【図8】障害を検知したクライアント端末装置における障害回復処理フローの一例を示す図である。
【図9】障害を検知したクライアント端末装置からコンテンツ転送要求を受けた別のクライアント端末装置の処理フローの一例を示す図である。
【図10】障害を検知した上流のクライアント端末装置から経路切替処理通知を受け取ったクライアント端末装置の処理フローの一例を示す図である。
【図11】コンテンツ視聴開始時に障害を検知したクライアント端末装置における処理フローの一例を示す図である。
【図12】コンテンツ配信経路の一例を示す図である。
【図13】クライアントが固定IPアドレスを持たない場合の、IPアドレスの予約方法の一例を示す図である。
【図14】ISPにおいて、IPアドレスの予約を管理するテーブルの一例を示す図である。
【図15】従来技術であるシェアキャスト方式の概念を示す図である。
【図16】シェアキャスト方式において、障害が発生したときのトポロジの変化を示す図である。
【符号の説明】
1−1 コンテンツ配信サーバ
1−2 クライアントグループ
1−2−1〜7 クライアント
1−3 クライアントからコンテンツ配信サーバへのグループ登録要求
1−4 コンテンツ配信サーバからクライアントへのコンテンツ再生ソフトの配布
1−5−1〜7 コンテンツの配信経路
1−6 ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明はインターネットを利用したストリーミング型のコンテンツ配信サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
ストリーミング型のコンテンツ配信サービスにおいて、従来技術ではサーバ(スプリッタ等の複数エッジサーバを含む)は一人のクライアントに対して一つのセッションを用意していた。そのため、例えば人気アーティストのコンサートなどではサーバ・クライアント間で輻輳を生じ、十分な品質を確保できないことがあった。また、セッションとクライアントが1:1であるので、サーバの能力に応じてサービスの提供人数も制限されていた。これを解決する手段として、一般ユーザ同士が映像や音声のストリームを受信しつつ、同時に数台の端末に対して分岐、中継、再配信する工程を次々と繰り返すことで配信対象を広げる「シェアキャスト」という配信システム(2002年2月13日、日経産業新聞)が考えられた。図15にシェアキャストの構成図を示す。シェアキャストでは、ライブコンテンツの視聴を希望するクライアント15−5が、「仲介サーバ15−1」へ問い合わせを行う(15−7)ことにより、現在そのライブコンテンツを視聴している他クライアント15−4−1〜15−4−13を探し出し、そのいずれかの端末へ接続する(15−8)。また、有料コンテンツの配信を受ける場合は、課金などを管理する「接続鍵サーバ15−2」から接続鍵を取得し(15−6)、その鍵を使って各ノードを管理する仲介サーバ15−2へ問い合わせを行い、適切なノードへ接続する。また、何らかの理由で、上流からのコンテンツの配布が途切れた場合、2階層上のノードのアドレスをもらい、接続を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来方式であるシェアキャストでは、未知のクライアント同士が接続されており、悪意のユーザによる不正行為が懸念される。また、人気アーティストのコンサートなどでは、特に開始時刻に、仲介サーバ、接続鍵サーバの混雑が予想される。仲介サーバ、接続鍵サーバの輻輳を回避するためには、各サーバを増設する必要があるが、コンテンツによってサービスの規模は異なるはずであり、最大値にあわせてサーバを増設するとリソースの無駄が生じる。また、図16に示すように、コンテンツ配信元16−1にツリー状に接続されていたノード群16−2〜16−11において、何らかの障害が発生した場合、例えばノード16−3がコンテンツの視聴を中断したとすると、ノード16−3に接続していた下流ノード16−4〜16−7は2階層上のノード16−2への接続を行うが、このようなツリー状の構造の場合、2階層上のノード16−2への接続数が増え、負荷が集中する可能性が高い。
【0004】
本発明の第一の目的は、コンテンツ配信サービスにおいて、任意のコンテンツに対してクライアントが独自にグループを生成し、コンテンツ配信元から送信されたコンテンツをグループ内でツリー状、またはチェーン状に順次転送していくことにより、コンテンツ配信サーバの負荷を低減することである。
【0005】
本発明の第二の目的は、生成したクライアントグループをあらかじめコンテンツ配信サーバに登録し、グループ内での転送経路を決めておくことにより、サーバへの負荷を時間的に分散し、仲介サーバを不要とすることである。
【0006】
本発明の第三の目的は、登録されたグループ内の各クライアントの端末にグループ内のメンバであるか否かを識別する機能を持たせ、グループ外の者からのアクセスを防ぐことにより、鍵サーバなしにコンテンツの不正流出を防ぐことである。
【0007】
本発明の第四の目的は、コンテンツサーバへのグループ登録時に、現用の転送経路を決めるとともに、予備の転送経路も設定しておき、コンテンツ配信サービス中に現用の転送経路に障害が発生した際には、あらかじめ設定された予備経路への切替を行うことにより、障害からの復旧を速やかに行うことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、コンテンツ配信サーバにグループ登録機能及び、経路計算機能を持たせ、あるコンテンツに対してクライアントが自主的に生成したグループの登録を行う。また、クライアントからのグループ登録要求時に、コンテンツ配信サーバはグループの登録を行うとともに、グループの代表者を決め、グループ内でのコンテンツ配信経路、及び予備経路を設定する。そして、該コンテンツの配信開始前に、コンテンツ配信サーバからグループ内の各メンバに経路情報を含むコンテンツ受信・再生・転送用ソフトを配布する。コンテンツ配信サービス開始時、各クライアントが配布されたコンテンツ受信・再生・転送用ソフトを自分の端末装置上で起動することにより、自動的に各クライアント間のセッションを立ち上げ、コンテンツ配信サーバからグループの代表者に送られたコンテンツを、コンテンツ配信経路に従ってグループ内の他のメンバに転送する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は第一、第二、及び第三の目的に対する本発明を適用したサービスモデルの概要図である。1−1はコンテンツ配信サーバを、1−2はあるコンテンツに対して生成されたクライアントグループAを、1−2−1〜1−2−7はクライアントグループAを構成する各メンバを、1−3はクライアントグループからコンテンツ配信サーバに向けた登録要求を、1−4はコンテンツ配信サーバ1−1からクライアントグループ1−2の各メンバ1−2−1〜1−2−7に向けたコンテンツ受信・再生・転送用ソフト(以下、省略してコンテンツ再生ソフトと記す)の配布を、1−5−1〜1−5−7はコンテンツの配信経路を、1−6はコンテンツ配信サーバ1−1、及び各クライアント1−2−1〜1−2−7が接続されているネットワークを示す。図2は図1によって示したコンテンツ配信サーバ1−1とクライアントグループ1−2間での情報の流れを時系列に示す。あるコンテンツαの配信を希望するクライアント1−2−1〜1−2−7が自らクライアントグループ1−2を形成し、コンテンツ配信サーバに対し、パソコン等のインターネット対応の端末装置を用いて、ネットワーク1−6を介してコンテンツ配信サーバ1−1へコンテンツ配信サービスのグループ登録を要求する(1−3)。コンテンツ配信サーバ1−1は、クライアントグループ1−2に各情報(希望コンテンツ、グループ名、各クライアント名、IPアドレス、位置情報、アクセス速度、メールアドレス等)を要求し、クライアントグループ1−2はコンテンツ配信サーバ1−1の要求により各情報を入力する。その後、コンテンツ配信サーバ1−1もしくは、クライアントグループ1−2によりコンテンツ配信のためのアクセス網でのトポロジの設定を行う。トポロジの設定が終了すると、サーバ1−1は、クライアントに対してトポロジ情報を含んだコンテンツ再生ソフトの配布を行う。コンテンツ再生ソフトの配布は、ホームページからのダウンロードや、メールへの添付などで行う。
グループ登録時のサーバ1−1の動作を、図3、4、5を用いて詳しく説明する。図3は、コンテンツ配信サーバ1−1の論理構成を示す。コンテンツ配信サーバ1−1は、経路検索部3−1、課金情報処理部3−2、コンテンツ配信部3−3、グループ登録部3−4、ソフトウェア配信部3−5、制御部3−6、インタフェース部3−7から構成される。図4は、グループ登録部3−4が持つグループ登録テーブル4−1である。グループ登録テーブル4−1には、コンテンツ名、グループ名、クライアント名、位置情報、クライアント端末のIPアドレス、アクセス速度、メールアドレス、経路情報などの登録を行う。クライアントグループ1−2のグループ登録に際し、コンテンツ配信サーバ1−1はネットワーク1−6を介してクライアントグループ1−2から送られてきた情報をインタフェース部3−7において受信し、制御部3−6を通してグループ登録部3−4のグループ登録テーブル4−1に記録する(5−1)。クライアントからのアクセス網のトポロジ指定があれば(5−2)、クライアントによるトポロジ入力を受付け(5−3)、入力されたトポロジ情報を元に、課金情報処理部3−2において課金情報を計算し、クライアントに提示する(5−4)。課金情報がクライアントによって承認されると(5−5)、トポロジを決定し、グループ登録テーブル4−1の経路1欄4−9に現用系の経路として記録する(5−8)。経路1欄4−9には、コンテンツ配信時に自分の上流に位置する隣接クライアントのIPアドレスと、自分の端末の下流に直接つながるクライアントのIPアドレスを記録する。5−5で、サーバ1−1が示した課金情報がクライアントによって承認されなかった場合は、クライアントによるトポロジの再入力となる(5−6)。最終的にクライアントによる合意が得られなかった場合は、サービスを終了する(5−7)。5−2においてクライアントによるアクセス網のトポロジ指定がない場合は、サーバ1−1は経路探索部3−1、課金情報処理部3−2を用いて一つ以上のトポロジと課金案の組をクライアントに提示し(5−14)、クライアントは提示された条件の中から、一つの組(トポロジ・課金)を選択する(5−15)。これによりトポロジを決定し、グループ登録テーブル4−1の経路1欄4−9に現用系の経路を記録する(5−8)。
【0010】
グループ登録終了後、クライアントが個別にコンテンツ再生ソフトの配布を要求する場合には、各クライアント(1−2−1〜1−2−7)はネットワーク1−6を介してコンテンツ配信サーバ1−1に接続してコンテンツ再生ソフトを要求し(5−9)、コンテンツ配信サーバ1−1は各クライアント(1−2−1〜1−2−7)に対して認証を行った後で(5−10)、ソフトウェア配布部3−5より、トポロジ情報を組み込んだコンテンツ再生ソフトを配布する(5−11)。トポロジ情報には、現用系の経路を使用する際に自分の端末装置にコンテンツの転送を行うクライアント端末装置のIPアドレス、自分の端末の下流に直接つながるクライアント端末装置のIPアドレス、障害発生時の予備系の経路において、自分が接続を要求する上流のクライアント端末装置のIPアドレス、また、グループ内のすべてのクライアント端末装置のIPアドレスを含む。ここで、現用系の経路においても、予備系の経路においても地理的な理由などから自分の端末装置と直接つながる可能性が皆無のクライアント端末装置のIPアドレスに関しては、その情報を含まなくてもよい。
【0011】
また、コンテンツ転送のトポロジは、グループ登録時に決定するのではなく、グループ登録後、サーバの負荷が軽い時間帯に計算し、コンテンツ再生ソフトの配布までに決定してもよい。
コンテンツ配信開始時間になると、コンテンツ配信サーバ1−2はコンテンツ配信部3−3より、グループの代表者の端末装置にコンテンツ配信を開始する(5−12)。コンテンツの終了に伴い、サービスは終了する(5−13)。コンテンツ再生ソフトの配布は、クライアントが個別にサーバ1−1にアクセスするのではなく、サーバ1−1が各クライアントにメールで配布してもよい。また、認証に関しては、コンテンツ配信サーバ1−1とグループの代表者との間の認証はコンテンツ配信サーバにおいて行われるが、グループ内の各メンバ間にセッションを確立するときは、各メンバの端末装置において認証を行う。コンテンツの不正流出を防止するためには、クライアントの認証に加えて、コンテンツを暗号化することも有効である。コンテンツ再生ソフトに暗号解読のための鍵を組み込んでおき、コンテンツ配信サーバ1−1は前記鍵に対応する方法で暗号化したコンテンツをグループの代表者に送信することにより、コンテンツの不正視聴を防ぐ。鍵をコンテンツ毎、グループ毎に設定することにより、他のコンテンツの視聴権を持つクライアントや、他グループのクライアントによる、コンテンツの不正視聴を防止する。課金に関しては、代表者数とグループメンバ数に応じて決定することが考えられる。
【0012】
次に、図6を用いてコンテンツ視聴開始時のクライアント側フローを説明する。コンテンツ配信時刻が近くなると、クライアントはコンテンツ再生ソフトを立ち上げる(6−1)。端末装置の電源がONの場合は、自動的にコンテンツ再生ソフトが立ち上がってもよい。自端末装置の上流に位置するクライアントの端末装置(以下,各クライアントの端末装置をノードと呼ぶ)からのセッション確立要求を受け(6−2)、要求元クライアントがグループメンバであるかどうかの認証を行う(6−3)。認証に成功すると、上流ノードとのセッションを確立する(6−4)。コンテンツ再生ソフトに記録されたトポロジ情報内にコンテンツ転送先アドレスが記録されている場合は、自ノードの下流に更にノードが接続されており(6−5)、各転送先アドレスのノード(以下、下流ノードと記す)へセッション確立の要求を行う(6−6)。各ノードにおいて6−1〜6−6の処理を行うことにより、コンテンツ配信サーバ1−1から最下流のノードまでのセッションが確立される。ただし、ここで代表者にとっての上流ノードとはコンテンツ配信サーバ1−1である。また、クライアント−サーバ間、クライアント−クライアント間の認証は、セッション確立要求元のIPアドレスと、コンテンツ再生ソフトに記録されたトポロジ情報の比較等によって実現できる。または、パスワードを設け、グループ名、クライアント名、パスワードによって認証を行ってもよい。また、6−2〜6−4の上流ノードとのセッション確立と、6−5から6−6の下流ノードとのセッション確立は、必ずしもこの順序である必要はなく、下流ノードとのセッション確立が先に行われてもよい。6−3において上流ノードからのセッション確立要求に対する認証がNGだった場合、そのセッション確立要求元ノードに対して受信拒否を通知する(6−8)。その後新たなセッション確立要求が正しい上流ノードから到着すると、上流ノードとのセッションを確立するが、正しい上流ノードからのセッション確立要求が到着しない場合は、後述の図11の11−1からの処理を行う。
図7を用いてコンテンツ視聴中のクライアント側のフローを説明する。図6に示す手順によってコンテンツ配信サーバ1−1から最下流のノードまでのセッションは既に確立されている。ノードが上流からコンテンツを受信すると(7−1)、下流ノードが存在する場合には(7−2)、コンテンツをコピーして転送先アドレスのノードへ転送し(7−3)、自ノード端末装置にてコンテンツの再生を行う(7−4)。自ノードが最下流である場合は、コンテンツのコピー・転送は行わず、自ノード端末装置におけるコンテンツの再生のみを行う(7−4)。コンテンツが終了すると(7−5)、上流ノードからセッション切断要求を受け、上流とのセッションを終了し、下流ノードへセッション切断要求を送り、下流ノードとのセッションも終了する(7−6)。これにより、サービスが終了する(7−7)。
図8を用いてコンテンツ視聴中に障害が発生した時の障害検知端末におけるフローを説明する。障害を検知したノードは(8−1)、下流ノードが存在する場合は(8−2)、下流ノードへ経路切替処理の通知を行い(8−3)、下流ノードがコンテンツの不配送を検知して一斉に経路切替を始めることを防ぐ。そして、代替送信元の検索を行い(8−4)、代替送信元へセッションの確立、コンテンツ配信要求を送信する(8−5)。一定期間内にセッションが確立され、コンテンツの配信を受けると(8−6)、コンテンツの再生・転送を再開し(8−7)、障害回復処理を終了する(8−8)。8−6において一定時間内に代替送信元とのセッションが確立されなかった場合は、8−4〜8−6の動作を繰り返す。
【0013】
図9を用いて障害検知端末からコンテンツ配信を要求された代替送信元端末の動作フローを説明する。セッションの確立・コンテンツ配信要求を受信したノードは(9−1)、要求元ノードのアドレスがグループメンバのアドレスであることを確認し(9−2)、コンテンツ転送先アドレスに要求元アドレスを追加し(9−3)、障害回復処理を終了する(9−4)。セッション確立・コンテンツ配信要求を行ったノードのアドレスがグループ内のアドレスでない場合は、要求を棄却し(9−5)、処理を終了する(9−6)。
【0014】
図10を用いて障害検知端末の下流にあり、障害検知端末から経路切替処理通知を受け取った端末の動作フローを説明する。上流ノードから経路切替処理通知を受信したノードは(10−1)、自ノードに下流ノードが存在する場合は(10−2)、下流ノードへ切替処理を通知する(10−3)。上流ノードからの切替処理通知を受信してから一定時間内に上流ノードからコンテンツの配信が再開された場合は(10−4)、コンテンツ再生・転送を再開し(10−8)、障害回復処理は終了する(10−9)。10−4において、一定時間内に上流ノードからコンテンツ配信がされなかった場合、自ノードにおいても代替送信元の検索を行い(10−5)、代替送信元へセッション確立、コンテンツ配信要求を送信する(10−6)。一定時間内に代替送信元からのコンテンツ配信が行われると(10−7)、コンテンツ再生・転送を再開し(10−8)、障害回復処理は終了する(10−9)。10−7において一定時間内に代替送信元からのコンテンツ配信が得られなかった場合は、10−5〜10−7の動作を繰り返す。
【0015】
図11を用いて、コンテンツ配信開始時の処理不良の対策を説明する。あらかじめ定められた時刻(コンテンツ配信時刻の一定時間前)になっても上流ノードからセッション開始要求が来なかった時(11−1)、上流ノードへセッション確立要求を行う(11−2)。上流ノードとのセッションの確立に成功した場合は(11−3)、図6の6−5以下の処理を行う(11−4)。上流ノードとのセッションが確立されなかった場合は(11−3)、代替送信元の検索を行い(11−5)、代替送信元へセッション確立要求を行う(11−6)。代替送信元とのセッションが確立されると(11−7)、図6の6−5以下の処理を行う。代替送信元とのセッションが確立されなかった場合は(11−7)、再度11−5から11−7の処理を行う。ここで、上流ノードとのセッションの確立の前に、下流ノードとのセッションを確立しておいてもよい。
次に、グループ登録時のトポロジ決定方法の一例を示す。図4に示すグループ登録テーブル4−1に登録されたクライアントの位置情報4−5から、クライアントを地区別の小グループに分ける。各小グループ内では、アクセス速度の速い順にチェーンを構成する。次に、小グループの先頭クライアントを、アクセス速度の速い順にチェーン状につなぎ、一番先頭のクライアントをコンテンツ配信元と接続する(図12)。グループ内の人数が多い場合や、グループメンバが広域に点在している場合は、近隣の小グループの先頭をつなげ合わせて中グループを構成し、中グループの先頭をつなげ合わせて大グループを構成し、階層的に大きくしてツリーを構成してもよい。また、転送元ノードと転送先ノードのアクセス速度が異なる場合、転送元ノードでは、受信したコンテンツをそのままコピー・転送するのではなく、ビットレートを下げて転送することが必要となる。このレート変換の実現方法としては、コンテンツファイルを複数のストリームで構成し、ユーザ要求、及びネットワーク速度に合わせて、送信するストリームを選択する方法(特開2001−333394)が考えられる。たとえば、3つのストリームで構成されたストリーミングファイル12−3−1は、高速アクセスのクライアントには3本すべてのストリームを送るが、中速アクセスのクライアントには2本のストリーム12−3−2を、低速アクセスのクライアントには1本のストリーム12−3−3を送信する。映像品質はストリームの本数に比例し、ストリーム数が多いほど高品質の映像となる。これにより、コンテンツ配信元からは一つのファイルを送信するだけで、各クライアントにはそのアクセス速度に応じた、異なるビットレートのファイルを転送することが可能となる。
【0016】
以上の例では、クライアントの端末にIPアドレスが固定的に割り振られていることを前提にしており、インターネットへのアクセスのたびに可変的にIPアドレスが割り振られる場合には、ISP(Internet Service Provider)にIPアドレスの予約を行う機能を持たせ、あらかじめIPアドレスを予約して、コンテンツ再生ソフトの起動時にISPから予約したIPアドレスを割り振ってもらう必要がある。これを実現するために、クライアントグループ1−2はグループ登録時に、コンテンツ配信サーバ1−1に、各クライアントが加入しているISP 13−1を申告し(13−2−1)、コンテンツ配信サーバ1−1から各ISP 13−1〜mに対してIPアドレスの予約の要求を行い(13−2−2)、各ISP 13−1−1〜mからIPアドレスの割当てを受け(13−2−3)、割当てられたIPアドレス情報を含む再生ソフトを各クライアント1−2−1〜nに配布する(13−2−4)。各クライアント1−2−1〜nに配布されたコンテンツ再生ソフトは、起動時に各ISP 13−1−1〜mにあらかじめ割当てられたアドレスによる接続を要求する(13−2−5)。アドレスの指定を受けた各ISP 13−1−1〜mは、クライアント1−2−1〜nの認証を行い、指定されたIPアドレスをクライアント1−2−1〜nに割り当てる(13−2−6)。各ISPでは、図14に示すような予約IPアドレス管理テーブル14−1を設けてIPアドレスの管理を行う。また、各クライアント1−2−nがISPに対して個別にIPアドレスの予約を行い、グループ登録時に予約アドレスを申告してもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、クライアント同士でコンテンツの中継を行う際のトポロジをあらかじめ設定することができるので、シェアキャストで予測される視聴開始時の混雑を避けることができる。また、サービスを受けるクライアントを把握しているので、現用系の経路の他に予備の経路を用意しておくことも可能であり、何らかの理由によって自分の上流からのコンテンツの転送が中断した際の新たな経路への切替時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたコンテンツ配信サービスモデルの概略図である。
【図2】図1のコンテンツ配信サービスを時系列的に示した図である。
【図3】図1におけるコンテンツ配信サーバの論理構成図である。
【図4】図3のグループ登録部にあるグループ登録テーブルの構成図である。
【図5】コンテンツ配信サーバにおける、グループ登録からコンテンツ配信サービスまでの処理フローの一例を示す図である。
【図6】コンテンツ視聴開始時の、クライアント端末装置における処理フローの一例を示す図である。
【図7】コンテンツ視聴中の、クライアント端末装置における処理フローの一例を示す図である。
【図8】障害を検知したクライアント端末装置における障害回復処理フローの一例を示す図である。
【図9】障害を検知したクライアント端末装置からコンテンツ転送要求を受けた別のクライアント端末装置の処理フローの一例を示す図である。
【図10】障害を検知した上流のクライアント端末装置から経路切替処理通知を受け取ったクライアント端末装置の処理フローの一例を示す図である。
【図11】コンテンツ視聴開始時に障害を検知したクライアント端末装置における処理フローの一例を示す図である。
【図12】コンテンツ配信経路の一例を示す図である。
【図13】クライアントが固定IPアドレスを持たない場合の、IPアドレスの予約方法の一例を示す図である。
【図14】ISPにおいて、IPアドレスの予約を管理するテーブルの一例を示す図である。
【図15】従来技術であるシェアキャスト方式の概念を示す図である。
【図16】シェアキャスト方式において、障害が発生したときのトポロジの変化を示す図である。
【符号の説明】
1−1 コンテンツ配信サーバ
1−2 クライアントグループ
1−2−1〜7 クライアント
1−3 クライアントからコンテンツ配信サーバへのグループ登録要求
1−4 コンテンツ配信サーバからクライアントへのコンテンツ再生ソフトの配布
1−5−1〜7 コンテンツの配信経路
1−6 ネットワーク。
Claims (11)
- ネットワークに、コンテンツの配信を行う一つまたは複数のサーバと、コンテンツ配信サービスを受ける一人以上のクライアントの端末装置が接続されているコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法において、
一つのコンテンツに対してそのコンテンツの配信サービスを希望する前記クライアントが複数人集まって形成されたグループを一つのクライアントグループとして登録するステップと、
上記グループの登録をトリガーとして、コンテンツ配信サーバまたは上記グループのメンバが、該グループの一人以上の代表者を決定するステップと、
グループの代表者とグループの他のメンバにツリー状、またはチェーン状等のコンテンツ配信経路を設定するステップと、
前記代表者の端末装置にコンテンツを配信するステップと、
グループの代表者の端末装置が、コンテンツ配信サーバから配信されたコンテンツを自身の端末装置において再生するステップと、
前記設定されたコンテンツ配信経路に従いグループの他のメンバの端末装置に該コンテンツを転送するステップと、
グループの他のメンバの端末装置は該コンテンツを再生するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。
上記設定された経路によって自端末装置の下流に更にグループの他のメンバが接続されている場合は、該コンテンツを自端末装置に接続されているメンバの端末装置に転送するステップを有することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、コンテンツ配信サーバへのグループ登録時に、メンバの位置情報、端末装置のアドレス、ネットワークへのアクセス速度等を登録し、コンテンツ配信サーバは登録された情報を元に既存のアクセス網における、上記コンテンツ配信経路を生成するステップを備えたことを特徴とするコンテンツ配信方法。
- 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、前記コンテンツ配信サーバが、コンテンツ視聴におけるクライアントの認証の権限を、該コンテンツの配信を希望する上記グループに委譲し、該グループ内の各メンバの端末装置において相互にグループメンバの認証を行うことにより、配信されたコンテンツがグループの外部に漏れることを防ぐことを特徴とするコンテンツ配信方法。
- 請求項1記載のコンテンツ配信方法において、
前記コンテンツサーバが、クライアント側でコンテンツ配信路を決定するためのトポロジ入力手段を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、
前記グループ内のメンバでコンテンツ配信ビットレートの要求が異なる場合、要求ビットレートが高速なメンバを上流とし、要求ビットレートが低速なメンバを下流に接続し、グループ内のあるメンバAと隣接下流メンバBの要求ビットレートが異なる場合、メンバAの端末装置においてコンテンツのビットレートを下げてメンバBへの転送を行うことを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、
前記サーバへのグループ登録時に、コンテンツ配信経路として、現用系経路の他に優先順位を持つ一つ以上の予備系経路を設定し、コンテンツ配信中に現用系の経路において障害が発生し、コンテンツの配信が途絶えた時、障害に隣接し障害の下流に位置する端末装置は、予備系経路における一階層上流の端末装置に向けて障害の通知及びコンテンツの転送を要求すると共に、自端末の下流に位置する端末装置に対して障害検知及び切替中であることを通知することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項6記載のコンテンツ配信方法において、
前記予備系経路において、代表者の端末装置に対しては、正常時にコンテンツ配信を要求する配信サーバのほかに、予備の配信サーバをあらかじめ用意しておき、代表者の端末装置が上流に障害を検知した際にはあらかじめ定められた予備のサーバに向けてコンテンツ配信要求を送信し、下流端末に対して障害検知及び切り替え中であることを通知することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項6記載のコンテンツ配信方法において、
前記上流端末装置から障害検知及び切替中であることを通知された端末装置は、自端末装置が最下流でない場合には下流ノードに障害切り替え中の通知を送り、自端末での経路切替を見合わせ、上流における切替機能を待つ機能を有し、更に障害検知及び切替中の通知を受けてから一定時間経過してもコンテンツ配信が再開しない場合は、自らも新たな配信元の検索を行い、障害復旧処理を行うことを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、
前記クライアント、またはサーバによって決定された経路に対して課金情報を生成し、クライアントに提示することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、
前記クライアントの端末装置が固定IPアドレスを持っていない場合、コンテンツ配信サーバ、またはクライアントがISP(Internet service provider)に対してIPアドレスを予約する手段を有し、コンテンツ視聴時には予約されたIPアドレスを用いて上記コンテンツ配信サービスを行うことを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 請求項1に記載のコンテンツ配信方法において、
あらかじめ上記グループとコンテンツ配信サーバの間でコンテンツの暗号化複合化方法を決定し、コンテンツ配信サーバは、コンテンツ配信開始時にはあらかじめ定められた方法によって暗号化されたコンテンツを該グループの代表者に配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。
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