JP2004341188A - マルチスクリーン表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のマルチスクリーン表示装置は、表示装置2−1〜2−n(nは2以上の整数)のそれぞれに対して設けられた表示制御装置1−1〜1−nと、制御装置3とを具備する。表示制御装置1−1〜1−nは、表示装置2−1〜2−nによりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に接続されている。制御装置3は、表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てる。装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられている。制御装置3は、装置ID列に基づいて、映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが表示装置2−1〜2−nのそれぞれに表示されるように表示制御装置1−1〜1−nを制御する。制御装置3は、装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチスクリーンを形成するn個(nは2以上の整数)の表示装置を具備するマルチスクリーン表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マルチスクリーン表示装置が普及している。マルチスクリーン表示装置は、n個の表示装置を備えている。n個の表示装置は、マルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に通信ケーブルを介して接続され、通常、m行・m列(m2=n)に配列されている。
【0003】
n個の表示装置の接続順は予めに決められている。n個の表示装置のそれぞれに対して、映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられている。マルチスクリーン表示装置では、n個の表示装置の接続順に基づいて、映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれをn個の表示装置のそれぞれに表示する。これにより、マルチスクリーンには映像データが表示される。
【0004】
しかしながら、n個の表示装置のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、n個の表示装置の接続順が変更される場合がある。この場合、従来のマルチスクリーン表示装置では、マルチスクリーンに映像データを表示することは困難である。配線の制約に関わらず映像データを正しく表示することができるマルチスクリーン表示装置が望まれる。
【0005】
また、n個の表示装置の接続順が間違えている場合がある。このため、従来のマルチスクリーン表示装置では、映像データを正確に表示するために、n個の表示装置に表示される映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのうちの第1映像ブロック群の第1映像ブロックの表示位置を変更しなければならない。このとき、操作者は、第1映像ブロック群の第1映像ブロックのそれぞれに対応するn個の表示装置のうちの第1表示装置のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変えて、マルチスクリーンに映像データを表示しなければならない。配線を変えることは、時間と労力とを消費する。配線を変えずに映像データを正しく表示することができるマルチスクリーン表示装置が望まれる。
【0006】
従来のマルチスクリーン表示装置として、n個の表示ユニットの接続順を判定する技術を紹介する(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された発明の背景では、表示ユニットの総台数や各表示ユニットの設置条件が変わる都度、各表示ユニットでの拡大率や拡大する場所も異なるため、すべての表示ユニットを組立てた後に、通信ケーブルを介して各表示ユニット毎の拡大率を設定する必要があり、セッティングに多くの手間を要するという不都合があった(特許文献1の段落番号[0004])。
特許文献1では、各表示ユニットの拡大率の設定を容易に行えるようにしている(特許文献1の段落番号[0005]、[0037]、[0039])。
【0007】
従来のマルチスクリーン表示装置は、n個の表示ユニットを具備する。図15に示されるように、n個(9個)の表示ユニットである表示ユニット101〜109は、マルチスクリーンが形成されるように第1番目から第9番目まで順に接続されている(特許文献1の図2)。
【0008】
図16に示されるように、表示ユニット101〜109のそれぞれは、接続手段(コネクタ)と、制御回路111と、セレクタ回路112と、電源回路113と、記憶手段114とを具備する(特許文献1の請求項1、図1)。接続手段(コネクタ)は、複数の表示ユニットを、双方向通信が可能な通信ケーブルを介して直列に接続し、前段ユニットから後段ユニット、及び後段ユニットから前段ユニットへ信号を送受可能にしている。制御回路111は、自己の表示ユニットの各種制御を行うとともに、他の表示ユニットとの間の情報の授受処理を行う。セレクタ回路112は、接続手段(コネクタ)を介して入出力される情報の伝達を制御する。電源回路113は、各表示ユニットに動作用の電源電圧を供給する。直列接続された表示ユニット101〜109のうち、1番目の表示ユニットである表示ユニット101は、マスターユニットとして動作し、接続手段(コネクタ)を介して供給される他の表示ユニットからの情報を基に表示ユニットの総台数および各表示ユニットの接続順を判定し、各表示ユニットの記憶手段114にそれぞれ識別信号を記憶させる。
【0009】
ここで、識別信号は、総台数や接続順を示すデータである。各表示ユニットの記憶手段114にそれぞれ識別信号を記憶させるとき、表示ユニット101(マスターユニット)は、接続順「1」を自己の記憶手段114に記憶し、接続順を+1加算し、新たな接続順「2」を表すデータを生成し、2番目の表示ユニットである表示ユニット102に出力する。表示ユニット102は、接続順「2」を自己の記憶手段114に記憶する。表示ユニット101(マスターユニット)は、表示ユニット103〜109についても同様の動作を行い、表示ユニット101、102、103、104、105、106、107、108、109のそれぞれの記憶手段114には、識別信号として接続順「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」が記憶される。表示ユニット101(マスターユニット)は、この識別信号を利用して各表示ユニットの拡大率を設定する(特許文献1の段落番号[0022]〜[0037]、図3)。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−276099号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、映像データを正しく表示することができるマルチスクリーン表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、配線の制約に関わらず映像データを正しく表示することができるマルチスクリーン表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、配線を変えずに映像データを正しく表示することができるマルチスクリーン表示装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】
本発明のマルチスクリーン表示装置は、n個の表示装置(nは2以上の整数;2−1〜2−n)のそれぞれに対して設けられたn個の表示制御装置(1−1〜1−n)と、制御装置(3)とを具備する。n個の表示制御装置(1−1〜1−n)は、n個の表示装置(2−1〜2−n)によりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に接続されている。n個の表示制御装置(1−1〜1−n)、制御装置(3)は、コンピュータである。制御装置(3)は、コンピュータプログラムであるID設定制御部(7)、映像制御部(8)を備えている。
ID設定制御部(7)は、n個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てる(S1、S2、S11〜S18)。装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロック(4−1〜4−n)のそれぞれが対応付けられている。
映像制御部(8)は、装置ID列に基づいて、映像ブロック列の中のn個の映像ブロック(4−1〜4−n)のそれぞれがn個の表示装置(2−1〜2−n)のそれぞれに表示されるようにn個の表示制御装置(1−1〜1−n)を制御する(S21、S31〜S36、S41、S51)。
ID設定制御部(7)は、装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更する(S1)。
【0014】
本発明のマルチスクリーン表示装置が利用されるときに、(A)の場合、(B)の場合、(C)の場合が挙げられる。(A)の場合とは、n個の表示装置(2−1〜2−n){n個の表示制御装置(1−1〜1−n)}の接続順が予めに決められている場合を表す。(B)の場合とは、n個の表示装置(2−1〜2−n){n個の表示制御装置(1−1〜1−n)}のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、n個の表示装置(2−1〜2−n){n個の表示制御装置(1−1〜1−n)}の接続順が変更された場合を表す。(C)の場合とは、n個の表示装置(2−1〜2−n){n個の表示制御装置(1−1〜1−n)}の接続順が間違えている場合を表す。
本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、映像制御部(8)が、装置ID列に基づいて、映像ブロック列の中のn個の映像ブロック(4−1〜4−n)のそれぞれがn個の表示装置(2−1〜2−n)のそれぞれに表示されるようにn個の表示制御装置(1−1〜1−n)を制御するため、(A)の場合、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、ID設定制御部(7)が、装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更するため、(B)の場合、n個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約に関わらず、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、ID設定制御部(7)が、装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更するため、(C)の場合、n個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変えることなく、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0015】
本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(C)の場合、n個の表示装置(2−1〜2−n)に表示される映像ブロック列の中のn個の映像ブロック(4−1〜4−n)のうちの第1映像ブロック群の表示位置を変更する必要がある。このとき、ID設定制御部(7)は、外部命令に従って、第1映像ブロック群の第1映像ブロックのそれぞれに対して対応する装置ID列の中のn個の装置IDの第1装置IDの順番を変更する(S1)。このため、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(C)の場合、n個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変える必要がない。
【0016】
外部命令は、ID設定制御部(7)を操作する操作者により行われる。
【0017】
ID設定制御部(7)は、n個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるときに(S1、S2、S11〜S18)、第1ID設定コマンドを用いることが好ましい。第1ID設定コマンドを用いる場合について以下に説明する。
ID設定制御部(7)は、第1ID設定コマンドをn個の表示制御装置(1−1〜1−n)のうちの第1番目の表示制御装置に送信する(S2)。第1ID設定コマンドは、第1番目から第n番目まで順に配列された装置ID列の中のn個の装置IDを含む。
第j番目の表示制御装置(1≦j≦nを満たす整数)は、記憶装置(20)と、登録部(14)と、生成部(15、16、17)とを備えている。登録部(14)、生成部(15、16、17)は、コンピュータプログラムである。
第j番目の表示制御装置の登録部(14)は、第jID設定コマンドに含まれる装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを第j番目の表示制御装置の記憶装置(20)に登録する(S11、S12)。
jがn以外のとき、第j番目の表示制御装置の生成部(15、16、17)は、第(j+1)ID設定コマンドを生成して第(j+1)番目の表示制御装置に送信する(S13、S14−YES、S15、S16)。この第(j+1)ID設定コマンドは、第(j+1)番目から第n番目まで順に配列された装置ID列の中の(n−j)個の装置IDを含む。
【0018】
jがnのとき、第j番目の表示制御装置の生成部(15、16、17)は、第(j+1)ID設定コマンドとして設定完了情報を生成し、第(j+1)番目の表示制御装置として映像制御部(8)に設定完了情報を送信することが好ましい(S13、S14−NO、S17、S18)。この設定完了情報は、n個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが割り当てられたことを表す。
【0019】
映像制御部(8)は、映像ブロック列の中のn個の映像ブロック(4−1〜4−n)のそれぞれをn個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれによってn個の表示装置(2−1〜2−n)のそれぞれに表示するために(S21、S31〜S36、S41、S51)、n個の映像制御コマンドを用いることが好ましい。n個の映像制御コマンドを用いる場合について以下に説明する。
映像制御部(8)は、n個の映像制御コマンドを第1番目の表示制御装置に送信する(S21)。n個の映像制御コマンドのそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが含まれる。
第j番目の表示制御装置は、更に、映像処理部(19)と、起動部(18)と、送信部(16、17)を備えている。
第j番目の表示制御装置の起動部(18)は、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンドを検出する(S31、S32)。一致映像制御コマンドは、第j番目の表示制御装置の記憶装置(20)に登録された第j番目の装置IDに一致する装置IDを含む。第j番目の表示制御装置の起動部(18)は、一致映像制御コマンドを検出したとき、非表示モードから表示モードに切り換える(S33)。このとき、第j番目の表示制御装置の映像処理部(19)が起動する。
jがn以外のとき、第j番目の表示制御装置の送信部(15、17)は、一致映像制御コマンド以外の(n−j)個の映像制御コマンドを第(j+1)番目の表示制御装置に送信する(S34、S35−YES、S36)。
映像制御部(8)は、装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対応する映像ブロック列の中のn個の映像ブロック(4−1〜4−n)のそれぞれをn個の表示制御装置(1−1〜1−n)のそれぞれに送信する(S41)。
表示モードのとき、第j番目の表示制御装置の映像処理部(19)は、映像制御部(8)から送信された映像ブロックを第j番目の表示制御装置に設けられた表示装置に表示する(S51)。
【0020】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明によるマルチスクリーン表示装置の実施の形態を以下に説明する。
【0021】
図1は、本発明のマルチスクリーン表示装置の構成を示すブロック図である。本発明のマルチスクリーン表示装置は、展示会、コンサート会場が例示される場所で使用される。本発明のマルチスクリーン表示装置は、表示装置2−1〜2−n(nは2以上の整数)のそれぞれに対して設けられた表示制御装置1−1〜1−nと、表示制御装置1−1〜1−nに通信ケーブルを介して接続された制御装置3とを具備する。表示制御装置1−1〜1−nは、表示装置2−1〜2−nによりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に通信ケーブルを介して接続されている。
【0022】
図2は、本発明のマルチスクリーン表示装置におけるマルチスクリーンが形成される表示装置2−1〜2−nの配置を示す。
表示装置2−1〜2−nは、m行・m列(m2=n)に配列され、nが9である場合、3行・3列に配列される。表示装置2−1〜2−nの形状は、四角形状である。表示装置2−1の辺には、表示装置2−2が設けられている。表示装置2−2の表示装置2−1が設けられた辺に平行な辺には、表示装置2−3が設けられている。表示装置2−3の表示装置2−2が設けられた辺に直交する辺には、表示装置2−4が設けられている。表示装置2−4の表示装置2−3が設けられた辺に平行な辺には、表示装置2−5が設けられている。表示装置2−5の表示装置2−4が設けられた辺に直交する辺には、表示装置2−6が設けられている。表示装置2−6の表示装置2−5が設けられた辺に平行な辺には、表示装置2−7が設けられている。表示装置2−7の表示装置2−6が設けられた辺に直交する辺には、表示装置2−8が設けられている。表示装置2−8の表示装置2−7が設けられた辺に平行な辺には、表示装置2−1が設けられている。表示装置2−8の表示装置2−7が設けられた辺に直交する辺には、表示装置2−9が設けられている。表示装置2−9の表示装置2−8が設けられた辺に平行な辺には、表示装置2−4が設けられている。表示装置2−9の表示装置2−8が設けられた辺に直交する辺には、表示装置2−2が設けられている。表示装置2−9の表示装置2−2が設けられた辺に平行な辺には、表示装置2−6が設けられている。
【0023】
図3は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置3の構成を示すブロック図である。制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)5、メモリ6を備えている。メモリ6には、CPU5が実行するためのコンピュータプログラムである後述するID設定制御部7、映像制御部8が格納されている。メモリ6には、更に、後述する対応データベース9が格納されている。
【0024】
図4(a)は、本発明のマルチスクリーン表示装置における制御コマンドとして第1ID設定コマンドを示す。
上記のID設定制御部7は、第1ID設定コマンドを生成する。第1ID設定コマンドは、表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるために用いられる制御コマンドである。
第1ID設定コマンドは、コマンド種別として第1ID設定コマンドを識別するためのID設定コマンド識別子と、コマンド制御量として装置ID列の中のn個の装置IDとを含む。装置ID列の中のn個の装置IDは、第1番目の装置IDから第n番目の装置IDまで順に配列されている。装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して、映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられている(後述)。
【0025】
図4(b)は、本発明のマルチスクリーン表示装置における制御コマンドとしてn個の映像制御コマンドを示す。
上記の映像制御部8は、n個の映像制御コマンドを生成する。n個の映像制御コマンドのそれぞれは、上記の映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが表示装置2−1〜2−nのそれぞれに表示されるように、装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに基づいて表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれを制御するために用いられる制御コマンドである。
n個の映像制御コマンドのそれぞれは、コマンド種別として映像制御コマンドを識別するための映像制御コマンド識別子と、宛先装置IDとして第j番目(1≦j≦nを満たす整数)の表示制御装置に割り当てられた第j番目の装置IDと、コマンド制御量として第j番目の表示制御装置がコントラストを制御するためのコントラストの値とを含む。
【0026】
本発明のマルチスクリーン表示装置が利用されるときに、(A)の場合、(B)の場合、(C)の場合が挙げられる。
(A)の場合とは、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が予めに決められている場合を表す。
(B)の場合とは、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が変更された場合を表す。
(C)の場合とは、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が間違えている場合を表す。
【0027】
まず、(A)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が予めに決められている場合、図5(a)に示されるように、表示装置2−1〜2−nが表示装置2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、2−n(2−9)の順に接続されているものとする。すなわち、表示制御装置1−1〜1−nが表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)の順に接続されているものとする。ここで、表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれを、第1番目の表示制御装置、第2番目の表示制御装置、第3番目の表示制御装置、第4番目の表示制御装置、第5番目の表示制御装置、第6番目の表示制御装置、第7番目の表示制御装置、第8番目の表示制御装置、第9番目の表示制御装置のそれぞれとする。
【0028】
操作者は、制御装置3を操作して、図5(b)に示されるように、接続順“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けて、装置ID列の中のn個の装置IDである装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれを対応データベース9に格納しておく。
更に、操作者は、制御装置3を操作して、図5(b)に示されるように、接続順“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けて、n個の映像ブロック識別子のそれぞれと、n個のコントラストの値のそれぞれとを対応データベース9に格納しておく。n個の映像ブロック識別子のそれぞれは、上記の映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックとして映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(4−9)のそれぞれを識別する識別子である。n個の映像ブロック識別子のそれぞれは、映像制御部8が、後述する基本映像データを分割したn個の基本映像ブロックのそれぞれをX倍(Xは1以上の整数)して映像ブロック4−1〜4−n(4−9)のそれぞれを生成するための拡大率を含む。
【0029】
図5(c)は、図5(b)の場合にID設定制御部7によって生成される第1ID設定コマンドを示す。
上記のID設定制御部7は、操作者が行う制御装置3の操作により(外部命令に従って)、対応データベース9を参照して、図5(c)に示されるような第1ID設定コマンドを生成する。(A)の場合、第1ID設定コマンドに含まれる装置ID列の中のn個の装置IDとして、第1番目から第n番目(第9番目)まで順に、装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”が配列されている。ID設定制御部7は、第1ID設定コマンドを表示制御装置1−1〜1−nのうちの第1番目の表示制御装置に送信する。この第1ID設定コマンドにより、表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれは、制御コマンドがID設定コマンドであることを認識し、表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれに対して装置ID列の中の装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれが割り当てられる(後述)。
【0030】
上記の映像制御部8は、第n番目(第9番目)の表示制御装置から送信された設定完了情報を受信する。設定完了情報は、表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが割り当てられたことを表す。映像制御部8は、設定完了情報を受信したときに、対応データベース9を参照して、n個の映像制御コマンドを生成する。(A)の場合、n個の映像制御コマンドのそれぞれに含まれる宛先装置IDは、装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれである。映像制御部8は、n個の映像制御コマンドを第1番目の表示制御装置に送信する。表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれは、n個の映像制御コマンドのそれぞれに含まれる装置IDのうち、自身に割り当てられた装置IDに一致する装置IDが存在するときに非表示モードから表示モードに切り換える(後述)。
【0031】
映像制御部8は、外部から基本映像データを入力し、その基本映像データを分割してn個の基本映像ブロックを生成する。n個の基本映像ブロックは、m行・m列(m2=n)に配列され、nが9である場合、3行・3列に配列される。n個の基本映像ブロックの形状は、四角形状である。映像制御部8は、対応データベース9を参照して、n個の基本映像ブロックを拡大して、上記の映像データを構成する映像ブロック列の中の映像ブロック4−1〜4−nを生成する。映像制御部8は、対応データベース9を参照して、n個の宛先装置IDとして装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けられた映像ブロック列の中の映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(4−9)のそれぞれを表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれに送信する。これにより、表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれは、映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(4−9)のそれぞれを表示装置2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、2−n(2−9)のそれぞれに表示し、マルチスクリーンには映像データが表示される。
このように、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(A)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が予めに決められている場合、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0032】
次に、(B)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が変更される場合、図6(a)に示されるように、表示装置2−1〜2−nが表示装置2−1、2−8、2−7、2−6、2−n(2−9)、2−2、2−3、2−4、2−5の順に接続されているものとする。すなわち、表示制御装置1−1〜1−nが表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5の順に接続されているものとする。ここで、表示制御装置表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれを、第1番目の表示制御装置、第2番目の表示制御装置、第3番目の表示制御装置、第4番目の表示制御装置、第5番目の表示制御装置、第6番目の表示制御装置、第7番目の表示制御装置、第8番目の表示制御装置、第9番目の表示制御装置のそれぞれとする。(B)の場合では(A)の場合と重複する説明を省略する。
【0033】
操作者は、制御装置3を操作して、装置ID列の中のn個の装置ID(装置ID“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”)の順番を変更する。すなわち、図6(b)に示されるように、操作者は、制御装置3を操作して、接続順“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けて、装置ID列の中のn個の装置IDである装置ID“1”、“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”のそれぞれを対応データベース9に格納する。ID設定制御部7は、操作者が行う制御装置3の操作により(外部命令に従って)、図6(c)に示されるような第1ID設定コマンドを生成して第1番目の表示制御装置に送信する。表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置ID“1”、“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”のそれぞれが割り当てられる。これにより、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれは、映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(4−9)のそれぞれを表示装置2−1、2−8、2−7、2−6、2−n(2−9)、2−2、2−3、2−4、2−5のそれぞれに表示し、マルチスクリーンには映像データが正しく表示される。
このように、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(B)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が変更された場合、表示制御装置1−1〜1−n(1−9)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約に関わらず、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0034】
次に、(C)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が間違えている場合、図5(a)に示されるように、表示装置2−1〜2−nが表示装置2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、2−n(2−9)の順に接続されているのではなく、図6(a)に示されるように、実際には、表示装置2−1〜2−nが表示装置2−1、2−8、2−7、2−6、2−n(2−9)、2−2、2−3、2−4、2−5の順に接続されているものとする。すなわち、表示制御装置1−1〜1−nが表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)の順に接続されているのではなく、実際には、表示制御装置1−1〜1−nが表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5の順に接続されているものとする。(C)の場合では(A)の場合と重複する説明を省略する。
(C)の場合、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれが割り当てられている。このため、映像データを正確に表示するために、表示装置2−1〜2−nに表示される映像ブロック列の中の映像ブロック4−1〜4−nのうちの第1映像ブロック群の第1映像ブロック(映像ブロック4−8、4−7、4−6、4−9、4−2、4−3、4−4、4−5)の表示位置を変更しなければならない。
【0035】
このとき、操作者は、第1映像ブロック群の第1映像ブロック4−8、4−7、4−6、4−9、4−2、4−3、4−4、4−5のそれぞれに対応する表示制御装置1−1〜1−nのうちの第1表示制御装置1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変えない。操作者は、制御装置3を操作して、第1映像ブロック群の第1映像ブロック4−8、4−7、4−6、4−9、4−2、4−3、4−4、4−5のそれぞれに対応する装置ID列の中のn個の装置IDの第1装置ID(装置ID“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”)の順番を変更する。
すなわち、図6(b)に示されるように、操作者は、制御装置3を操作して、接続順“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けて、装置ID列の中のn個の装置IDである装置ID“1”、“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”のそれぞれを対応データベース9に格納する。ID設定制御部7は、操作者が行う制御装置3の操作により(外部命令に従って)、図6(c)に示されるような第1ID設定コマンドを生成して第1番目の表示制御装置に送信する。表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置ID“1”、“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”のそれぞれが新たに割り当てられる。これにより、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれは、映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(4−9)のそれぞれを表示装置2−1、2−8、2−7、2−6、2−n(2−9)、2−2、2−3、2−4、2−5のそれぞれに表示し、マルチスクリーンには映像データが正しく表示される。
このように、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(C)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が間違えている場合、表示制御装置1−1〜1−n(1−9)のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変えることなく、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0036】
図7は、本発明のマルチスクリーン表示装置の表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれの構成を示す{表示制御装置1−j(1≦j≦nを満たす整数)の構成を示す}の構成を示すブロック図である。表示制御装置1−jは、表示装置2−jに接続されたコンピュータ10を備えている。表示制御装置1−jのコンピュータ10は、CPU11、メモリ12を備えている。
図8は、本発明のマルチスクリーン表示装置の表示制御装置1−jのメモリを示すブロック図である。表示制御装置1−jのメモリ12には、そのCPU11が実行するためのコンピュータプログラムである後述する受信部13、登録部14、削除部15、生成部16、送信部17が格納されている。表示制御装置1−jのメモリ12には、更に、後述する装置IDデータベース20が格納されている。
【0037】
第j番目の表示制御装置の受信部13は、第jID設定コマンドを受信する。jが1のとき、第1番目の表示制御装置の受信部13は、制御装置3から送信された第1ID設定コマンドを受信する。
第j番目の表示制御装置の登録部14は、第jID設定コマンドに含まれる装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを第j番目の表示制御装置の装置IDデータベース20に登録する。第j番目の表示制御装置の削除部15は、第jID設定コマンドに含まれる装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを削除する。
jがn以外のとき、第j番目の表示制御装置の生成部16は、第(j+1)ID設定コマンドを生成する。第(j+1)ID設定コマンドは、第(j+1)番目から第n番目まで順に配列された装置ID列の中の(n−j)個の装置IDを含む。第j番目の表示制御装置の送信部17は、第(j+1)ID設定コマンドを第(j+1)番目の表示制御装置に送信する。
jがnのとき、第j番目の表示制御装置の生成部16は、第(j+1)ID設定コマンドとして設定完了情報を生成する。設定完了情報は、表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが割り当てられたことを表す。第j番目の表示制御装置の送信部17は、第(j+1)番目の表示制御装置として制御装置3に設定完了情報を送信する。
【0038】
図8に示されるように、表示制御装置1−jのメモリ12には、更に、そのCPU11が実行するためのコンピュータプログラムである後述する起動部18、映像処理部19が格納されている。
【0039】
第j番目の表示制御装置の受信部13は、制御装置3から送信された{n−(j−1)}個の映像制御コマンドを受信する。第j番目の表示制御装置の起動部18は、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうち、一致映像制御コマンドを検出する。一致映像制御コマンドは、第j番目の表示制御装置の装置IDデータベース20に登録された装置IDに一致する装置IDを含む。
第j番目の表示制御装置の起動部18は、一致映像制御コマンドに含まれるコントラストの値を第j番目の表示制御装置の装置IDデータベース20に登録し、非表示モードから表示モードに切り換える。表示モードである場合、第j番目の表示制御装置の映像処理部19が起動する。
第j番目の表示制御装置の削除部15は、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンドを削除する。
jがn以外のとき、第j番目の表示制御装置の送信部17は、(n−j)個の映像制御コマンドを第(j+1)番目の表示制御装置に送信する。
jがnのとき、第j番目の表示制御装置の生成部16は、切換完了情報を生成する(ステップS37)。切換完了情報は、表示制御装置1−1〜1−nのそれぞれが非表示モードから表示モードに切り換えたことを表す。第j番目の表示制御装置の送信部17は、第(j+1)番目の表示制御装置として制御装置3に切換完了情報を送信する。
第j番目の表示制御装置の映像処理部19は、制御装置3から送信された映像ブロックを、装置IDデータベース20に登録されたコントラストの値で、第j番目の表示装置(第j番目の表示制御装置に設けられた表示装置)に表示する。
【0040】
上記の(A)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が予めに決められている場合、表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれの登録部14は、装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれを、表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれの装置IDデータベース20に登録する。
表示制御装置1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−n(1−9)のそれぞれの映像処理部19は、制御装置3から送信された映像ブロック列の中の映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(1−9)のそれぞれを表示装置2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、2−n(2−9)のそれぞれに表示する。これにより、マルチスクリーンには映像データが表示される。
このように、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(A)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が予めに決められている場合、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0041】
上記の(B)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が変更された場合、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれに対して、装置ID列の中の第1番目の装置ID“1”、第2番目の装置ID“8”、第3番目の装置ID“7”、第4番目の装置ID“6”、第5番目の装置ID“9”、第6番目の装置ID“2”、第7番目の装置ID“3”、第8番目の装置ID“4”、第9番目の装置ID“5”のそれぞれが割り当てられる。この(B)の場合、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれの登録部14は、装置ID“1”、“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”のそれぞれを、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれの装置IDデータベース20に登録する。
表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれの映像処理部19は、制御装置3から送信された映像ブロック列の中の映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(1−9)のそれぞれを表示装置2−1、2−8、2−7、2−6、2−n(2−9)、2−2、2−3、2−4、2−5のそれぞれに表示する。これにより、マルチスクリーンには映像データが正しく表示される。
このように、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(B)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が変更された場合、表示制御装置1−1〜1−n(1−9)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約に関わらず、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0042】
上記の(C)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が間違えている場合、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれに対して、装置ID列の中の第1番目の装置ID“1”、第2番目の装置ID“8”、第3番目の装置ID“7”、第4番目の装置ID“6”、第5番目の装置ID“9”、第6番目の装置ID“2”、第7番目の装置ID“3”、第8番目の装置ID“4”、第9番目の装置ID“5”のそれぞれが新たに割り当てられる。この(C)の場合、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれの登録部14は、装置ID“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに代えて、装置ID“1”、“8”、“7”、“6”、“9”、“2”、“3”、“4”、“5”のそれぞれを、表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれの装置IDデータベース20に登録する。
表示制御装置1−1、1−8、1−7、1−6、1−n(1−9)、1−2、1−3、1−4、1−5のそれぞれの映像処理部19は、制御装置3から送信された映像ブロック列の中の映像ブロック4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8、4−n(1−9)のそれぞれを表示装置2−1、2−8、2−7、2−6、2−n(2−9)、2−2、2−3、2−4、2−5のそれぞれに表示する。これにより、マルチスクリーンには映像データが正しく表示される。
このように、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(C)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が間違えている場合、表示制御装置1−1〜1−n(1−9)のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変えることなく、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【0043】
次に、本発明のマルチスクリーン表示装置の動作について説明する。本発明のマルチスクリーン表示装置の動作としては、ID設定コマンド送信処理、ID設定コマンド認識処理、映像制御コマンド送信処理、映像制御コマンド認識処理、映像ブロック送信処理、映像ブロック表示処理が挙げられる。ID設定コマンド送信処理、映像制御コマンド送信処理、映像ブロック送信処理は、制御装置3により行われる。ID設定コマンド認識処理、映像制御コマンド認識処理、映像ブロック表示処理は、表示制御装置1−1〜1−nにより行われる。
【0044】
図9は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置3により行われるID設定コマンド送信処理を示すフローチャートである。
上記の(A)の場合、又は、上記の(B)の場合、操作者は、接続順“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けて、表示装置2−1〜2−nの接続順として装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを対応データベース9に格納しておく(ステップS1)。
制御装置3のID設定制御部7は、外部命令に従って、対応データベース9を参照して、第1番目から第n番目まで順に配列された装置ID列の中のn個の装置IDを含む第1ID設定コマンドを生成し、第1ID設定コマンドを表示制御装置1−1〜1−nのうちの第1番目の表示制御装置に送信する(ステップS2)。
【0045】
図10は、本発明のマルチスクリーン表示装置の表示制御装置1−1〜1−nにより行われるID設定コマンド認識処理を示すフローチャートである。
第j番目の表示制御装置の受信部13は、第jID設定コマンドを受信する(ステップS11)。jが1のとき、ステップS11にて、第1番目の表示制御装置の受信部13は、制御装置3から送信された第1ID設定コマンドを受信する。
第j番目の表示制御装置の登録部14は、第jID設定コマンドに含まれる装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを第j番目の表示制御装置の装置IDデータベース20に登録する(ステップS12)。
第j番目の表示制御装置の削除部15は、第jID設定コマンドに含まれる装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを削除する(ステップS13)。
装置ID列の中の装置IDが1個以上あるとき(jがn以外のとき)(ステップS14−YES)、第j番目の表示制御装置の生成部16は、第(j+1)番目から第n番目まで順に配列された装置ID列の中の(n−j)個の装置IDを含む第(j+1)ID設定コマンドを生成する(ステップS15)。第j番目の表示制御装置の送信部17は、第(j+1)ID設定コマンドを第(j+1)番目の表示制御装置に送信する(ステップS16)。
一方、装置ID列の中に装置IDがないとき(jがnのとき)(ステップS14−NO)、第j番目の表示制御装置の生成部16は、第(j+1)ID設定コマンドとして上記の設定完了情報を生成する(ステップS17)。第j番目の表示制御装置の送信部17は、第(j+1)番目の表示制御装置として制御装置3に設定完了情報を送信する(ステップS18)。
【0046】
図11は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置3により行われる映像制御コマンド送信処理を示すフローチャートである。
制御装置3の映像制御部8は、第n番目(第9番目)の表示制御装置から送信された設定完了情報を受信したときに、対応データベース9を参照してn個の映像制御コマンドを生成し、n個の映像制御コマンドを第1番目の表示制御装置に送信する(ステップS21)。
【0047】
図12は、本発明のマルチスクリーン表示装置の表示制御装置1−1〜1−nにより行われる映像制御コマンド認識処理を示すフローチャートである。
第j番目の表示制御装置の受信部13は、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドを受信する(ステップS31)。
第j番目の表示制御装置の起動部18は、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンド(第j番目の表示制御装置の装置IDデータベース20に登録された装置IDに一致する装置IDを含む映像制御コマンド)を検出する(ステップS32)。
第j番目の表示制御装置の起動部18は、一致映像制御コマンドに含まれるコントラストの値を第j番目の表示制御装置の装置IDデータベース20に登録し、非表示モードから表示モードに切り換える。このとき、第j番目の表示制御装置の映像処理部19が起動する(ステップS33)。
第j番目の表示制御装置の削除部15は、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンドを削除する(ステップS34)。
映像制御コマンドが1個以上あるとき(jがn以外のとき)(ステップS35−YES)、第j番目の表示制御装置の送信部17は、(n−j)個の映像制御コマンドを第(j+1)番目の表示制御装置に送信する(ステップS36)。
一方、映像制御コマンドがないとき(jがnのとき)(ステップS35−NO)、第j番目の表示制御装置の生成部16は、上記の切換完了情報を生成する(ステップS37)。第j番目の表示制御装置の送信部17は、第(j+1)番目の表示制御装置として制御装置3に切換完了情報を送信する(ステップS38)。
【0048】
なお、制御装置3が外部命令に従って非映像制御コマンド(図示しない)を表示制御装置1−1〜1−nに送信し、第j番目の表示制御装置の受信部13が非映像制御コマンドを受信したとき、第j番目の表示制御装置の起動部18は、非映像制御コマンドに従って、表示モードから非表示モードに切り換える。このとき、第j番目の表示制御装置の映像処理部19の起動は終了する。
【0049】
図13は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置3により行われる映像ブロック送信処理を示すフローチャートである。
映像制御部8は、第n番目(第9番目)の表示制御装置から送信された切換完了情報を受信したときに、対応データベース9を参照して、n個の宛先装置IDのそれぞれに対応付けられた映像ブロック列の中の映像ブロック4−1〜4−n(4−9)のそれぞれを第1番目の表示制御装置〜第n番目の表示制御装置のそれぞれに送信する(ステップS41)。
【0050】
図14は、本発明のマルチスクリーン表示装置の表示制御装置1−1〜1−nにより行われる映像ブロック表示処理を示すフローチャートである。
第j番目の表示制御装置の映像処理部19は、制御装置3から送信された映像ブロックを、装置IDデータベース20に登録されたコントラストの値で、第j番目の表示装置(第j番目の表示制御装置に設けられた表示装置)に表示する(ステップS51)。
【0051】
上述の(B)の場合のように、表示装置2−1〜2−nに表示される映像ブロック列の中の映像ブロック4−1〜4−nのうちの第1映像ブロック群の第1映像ブロックの表示位置を変更する場合、再度、上記のステップS1を実行する。ステップS1にて、操作者は、制御装置3を操作して、第1映像ブロック群の第1映像ブロックのそれぞれに対応する装置ID列の中のn個の装置IDの第1装置IDの順番を変更する。すなわち、操作者は、制御装置3を操作して、接続順“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”のそれぞれに対応付けて対応データベース9に格納された装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを変更する。その後、本発明のマルチスクリーン表示装置は、上記のステップS2、S11〜S18、S21、S31〜S34、S41、S51を実行する。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(A)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が予めに決められている場合、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(B)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約によって、表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が変更された場合、表示制御装置1−1〜1−n(1−9)のそれぞれに接続される通信ケーブルの配線の制約に関わらず、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
本発明のマルチスクリーン表示装置によれば、(C)表示装置2−1〜2−n(表示制御装置1−1〜1−n)の接続順が間違えている場合、表示制御装置1−1〜1−n(1−9)のそれぞれに接続された通信ケーブルの配線を変えることなく、マルチスクリーンに映像データを正しく表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のマルチスクリーン表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明のマルチスクリーン表示装置におけるマルチスクリーンが形成されるn個(9個)の表示装置の配置を示す。
【図3】図3は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図4(a)は、本発明のマルチスクリーン表示装置における制御コマンドとして第1ID設定コマンドを示し、図4(b)は、本発明のマルチスクリーン表示装置における制御コマンドとしてn個の映像制御コマンドを示す。
【図5】図5(a)は、本発明のマルチスクリーン表示装置におけるマルチスクリーンが形成されるn個(9個)の表示装置の接続順を示し、図5(b)は、図5(a)の場合に対応データベースに格納される情報を示し、図5(c)は、図5(b)の場合にID設定制御部によって生成される第1ID設定コマンドを示す。
【図6】図6(a)は、本発明のマルチスクリーン表示装置におけるマルチスクリーンが形成されるn個(9個)の表示装置の接続順を示し、図6(b)は、図6(a)の場合に対応データベースに格納される情報を示し、図6(c)は、図6(b)の場合にID設定制御部によって生成される第1ID設定コマンドを示す。
【図7】図7は、本発明のマルチスクリーン表示装置のn個の表示制御装置のそれぞれの構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、本発明のマルチスクリーン表示装置のn個の表示制御装置のそれぞれのメモリを示すブロック図である。
【図9】図9は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置により行われるID設定コマンド送信処理を示すフローチャートである。
【図10】図10は、本発明のマルチスクリーン表示装置のn個の表示制御装置のそれぞれにより行われるID設定コマンド認識処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置により行われる映像制御コマンド送信処理を示すフローチャートである。
【図12】図12は、本発明のマルチスクリーン表示装置のn個の表示制御装置のそれぞれにより行われる映像制御コマンド認識処理を示すフローチャートである。
【図13】図13は、本発明のマルチスクリーン表示装置の制御装置により行われる映像ブロック送信処理を示すフローチャートである。
【図14】図14は、本発明のマルチスクリーン表示装置のn個の表示制御装置のそれぞれにより行われる映像ブロック表示処理を示すフローチャートである。
【図15】図15は、従来のマルチスクリーン表示装置のn個の表示ユニットの構成を示すブロック図である。
【図16】図16は、従来のマルチスクリーン表示装置におけるマルチスクリーンが形成される9個の表示ユニットの配置を示す。
【符号の説明】
1−1〜1−n 表示制御装置
2−1〜2−n 表示装置
3 制御装置
4−1〜4−n 映像ブロック
5 CPU
6 メモリ
7 ID設定制御部
8 映像制御部
9 対応データベース
10 コンピュータ
11 CPU
12 メモリ
13 受信部
14 登録部
15 削除部
16 生成部
17 送信部
18 起動部
19 映像処理部
20 装置IDデータベース
Claims (13)
- n個(nは2以上の整数)の表示装置のそれぞれに対して設けられ、前記n個の表示装置によりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に接続されたn個の表示制御装置と、
前記n個の表示制御装置のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるID設定制御部と、前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられ、
前記装置ID列に基づいて、前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが前記n個の表示装置のそれぞれに表示されるように前記n個の表示制御装置を制御する映像制御部とを具備し、
前記ID設定制御部は、前記装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更する
マルチスクリーン表示装置。 - 請求項1に記載されたマルチスクリーン表示装置において、
前記n個の表示装置に表示される前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのうちの第1映像ブロック群の表示位置が変更されるとき、
前記ID設定制御部は、前記外部命令に従って、前記第1映像ブロック群の第1映像ブロックのそれぞれに対して対応する前記装置ID列の中のn個の装置IDの第1装置IDの順番を変更する
マルチスクリーン表示装置。 - 請求項1又は2に記載されたマルチスクリーン表示装置において、
前記外部命令は、前記ID設定制御部を操作する操作者により行われる
マルチスクリーン表示装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載されたマルチスクリーン表示装置において、
前記ID設定制御部は、前記n個の表示制御装置のそれぞれに対して前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるために、第1ID設定コマンドを前記n個の表示制御装置のうちの第1番目の表示制御装置に送信し、
前記第1ID設定コマンドは、第1番目から第n番目まで順に配列された前記装置ID列の中のn個の装置IDを含み、
第j番目の表示制御装置(1≦j≦nを満たす整数)は、
記憶装置と、
第jID設定コマンドに含まれる前記装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを前記第j番目の表示制御装置の前記記憶装置に登録する登録部と、
前記jが前記n以外のとき、第(j+1)ID設定コマンドを生成して第(j+1)番目の表示制御装置に送信する生成部とを備え、
前記第(j+1)ID設定コマンドは、第(j+1)番目から第n番目まで順に配列された前記装置ID列の中の(n−j)個の装置IDを含む
マルチスクリーン表示装置。 - 請求項4に記載されたマルチスクリーン表示装置において、
前記jが前記nのとき、前記第j番目の表示制御装置の前記生成部は、前記第(j+1)ID設定コマンドとして設定完了情報を生成して、前記第(j+1)番目の表示制御装置として前記映像制御部に前記設定完了情報を送信し、
前記設定完了情報は、前記n個の表示制御装置のそれぞれに対して前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが割り当てられたことを表す
マルチスクリーン表示装置。 - 請求項4又は5に記載されたマルチスクリーン表示装置において、
前記映像制御部は、前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれを前記n個の表示制御装置のそれぞれによって前記n個の表示装置のそれぞれに表示するために、n個の映像制御コマンドを前記第1番目の表示制御装置に送信し、
n個の映像制御コマンドのそれぞれに対して前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが含まれ、
前記第j番目の表示制御装置は、更に、
映像処理部と、
{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンドを検出したときに、前記映像処理部を起動する起動部と、前記一致映像制御コマンドは、前記第j番目の表示制御装置の前記記憶装置に登録された装置IDに一致する装置IDを含み、
前記jが前記n以外のとき、前記一致映像制御コマンド以外の(n−j)個の映像制御コマンドを前記第(j+1)番目の表示制御装置に送信する送信部とを備え、
前記映像制御部は、前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対応する前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれを前記n個の表示制御装置のそれぞれに送信し、
前記第j番目の表示制御装置の前記映像処理部は、前記映像制御部から送信された映像ブロックを前記第j番目の表示制御装置に設けられた表示装置に表示する
マルチスクリーン表示装置。 - n個(nは2以上の整数)の表示装置のそれぞれに対して設けられ、前記n個の表示装置によりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に接続されたn個の表示制御装置を具備するマルチスクリーン表示装置を制御する制御方法であって、
(a)前記n個の表示制御装置のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるステップと、前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられ、
(b)前記装置ID列に基づいて、前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが前記n個の表示装置のそれぞれに表示されるように前記n個の表示制御装置を制御するステップと、
(c)前記装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更するステップと
を具備するマルチスクリーン表示装置の制御方法。 - 請求項7に記載されたマルチスクリーン表示装置の制御方法において、
前記(c)のステップは、
(c1)前記n個の表示装置に表示される前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのうちの第1映像ブロック群の表示位置が変更されるとき、前記外部命令に従って、前記第1映像ブロック群の第1映像ブロックのそれぞれに対して対応する前記装置ID列の中のn個の装置IDの第1装置IDの順番を変更するステップを含む
マルチスクリーン表示装置の制御方法。 - 請求項7又は8に記載されたマルチスクリーン表示装置の制御方法において、
前記(a)のステップは、
(a1)前記n個の表示制御装置のそれぞれに対して前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるために、第1ID設定コマンドを前記n個の表示制御装置のうちの第1番目の表示制御装置に送信するステップと、前記第1ID設定コマンドは、第1番目から第n番目まで順に配列された前記装置ID列の中のn個の装置IDを含み、
(a2)第j番目の表示制御装置(1≦j≦nを満たす整数)が、第jID設定コマンドに含まれる前記装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを前記第j番目の表示制御装置の記憶装置に登録するステップと、
(a3)前記jが前記n以外のとき、前記第j番目の表示制御装置が、第(j+1)ID設定コマンドを生成して第(j+1)番目の表示制御装置に送信するステップとを含み、
前記第(j+1)ID設定コマンドは、第(j+1)番目から第n番目まで順に配列された前記装置ID列の中の(n−j)個の装置IDを含む
マルチスクリーン表示装置の制御方法。 - 請求項9に記載されたマルチスクリーン表示装置の制御方法において、
前記(b)のステップは、
(b1)前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれを前記n個の表示制御装置のそれぞれによって前記n個の表示装置のそれぞれに表示するために、n個の映像制御コマンドを前記第1番目の表示制御装置に送信するステップと、n個の映像制御コマンドのそれぞれに対して前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが含まれ、
(b2)前記第j番目の表示制御装置が、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンドを検出したときに、非表示モードから表示モードに切り換えるステップと、前記一致映像制御コマンドは、前記第j番目の表示制御装置の前記記憶装置に登録された装置IDに一致する装置IDを含み、(b3)前記jが前記n以外のとき、前記第j番目の表示制御装置が、前記一致映像制御コマンド以外の(n−j)個の映像制御コマンドを前記第(j+1)番目の表示制御装置に送信するステップと、
(b4)前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対応する前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれを前記n個の表示制御装置のそれぞれに送信するステップと、
(b5)前記表示モードのとき、前記第j番目の表示制御装置が、前記送信された映像ブロックを前記第j番目の表示制御装置に設けられた表示装置に表示するステップとを含む
マルチスクリーン表示装置の制御方法。 - n個(nは2以上の整数)の表示制御装置に接続された制御コンピュータに備えられたコンピュータプログラムであって、前記n個の表示制御装置のそれぞれに対してn個の表示装置のそれぞれが設けられ、前記n個の表示制御装置は、前記n個の表示装置によりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に接続され、
(a)前記n個の表示制御装置のそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるステップと、前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられ、
(b)前記装置ID列に基づいて、前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが前記n個の表示装置のそれぞれに表示されるように前記n個の表示制御装置を制御するステップと、
(c)前記装置ID列の中のn個の装置IDの順番を外部命令に従って変更するステップと
を前記制御コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。 - 請求項11に記載されたコンピュータプログラムにおいて、
前記(c)のステップは、
(c1)前記n個の表示装置に表示される前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのうちの第1映像ブロック群の表示位置が変更されるとき、前記外部命令に従って、前記第1映像ブロック群の第1映像ブロックのそれぞれに対して対応する前記装置ID列の中のn個の装置IDの第1装置IDの順番を変更するステップを含む
コンピュータプログラム。 - n個(nは2以上の整数)の表示装置のそれぞれに対して設けられていて前記n個の表示装置によりマルチスクリーンが形成されるように第1番目から第n番目まで順に接続されたn個の表示制御コンピュータに備えられたコンピュータプログラムであって、
(a)前記n個の表示制御コンピュータのそれぞれに対して装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれを割り当てるための第1ID設定コマンドを前記n個の表示制御コンピュータのうちの第1番目の表示制御コンピュータが受信するステップと、前記第1ID設定コマンドは、第1番目から第n番目まで順に配列された前記装置ID列の中のn個の装置IDを含み、
(b)第j番目の表示制御コンピュータ(1≦j≦nを満たす整数)が、第jID設定コマンドに含まれる前記装置ID列の中の{n−(j−1)}個の装置IDのうちの第j番目の装置IDを前記第j番目の表示制御コンピュータの記憶装置に登録するステップと、
(c)前記jが前記n以外のとき、前記第j番目の表示制御コンピュータが、第(j+1)番目から第n番目まで順に配列された前記装置ID列の中の(n−j)個の装置IDを含む第(j+1)ID設定コマンドを生成して第(j+1)番目の表示制御コンピュータに送信するステップと、前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対して映像データを構成する映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれが対応付けられ、
(d)前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれを前記n個の表示装置のそれぞれに表示するためのn個の映像制御コマンドを前記第1番目の表示制御コンピュータが受信するステップと、n個の映像制御コマンドのそれぞれに対して前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれが含まれ、
(e)前記第j番目の表示制御コンピュータが、{n−(j−1)}個の映像制御コマンドのうちの一致映像制御コマンドを検出したときに、非表示モードから表示モードに切り換えるステップと、前記一致映像制御コマンドは、前記第j番目の表示制御コンピュータの前記記憶装置に登録された装置IDに一致する装置IDを含み、
(f)前記jが前記n以外のとき、前記第j番目の表示制御コンピュータが、前記一致映像制御コマンド以外の(n−j)個の映像制御コマンドを前記第(j+1)番目の表示制御装置に送信するステップと、
(g)前記装置ID列の中のn個の装置IDのそれぞれに対応する前記映像ブロック列の中のn個の映像ブロックのそれぞれを前記n個の表示制御コンピュータのそれぞれが受信するステップと、
(h)前記表示モードのとき、前記第j番目の表示制御コンピュータが、前記送信された映像ブロックを前記第j番目の表示制御コンピュータに設けられた表示装置に表示するステップと
を前記n個の表示制御コンピュータのそれぞれに実行させ、
前記装置ID列の中のn個の装置IDの順番は変更可能である
コンピュータプログラム。
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