JP2004340605A - 時計装置、時刻情報送信装置および電子機器 - Google Patents
時計装置、時刻情報送信装置および電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004340605A JP2004340605A JP2003134492A JP2003134492A JP2004340605A JP 2004340605 A JP2004340605 A JP 2004340605A JP 2003134492 A JP2003134492 A JP 2003134492A JP 2003134492 A JP2003134492 A JP 2003134492A JP 2004340605 A JP2004340605 A JP 2004340605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- time
- country
- time information
- current time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
Abstract
【課題】自動時刻合わせを正確に行うことができる時計装置を提供する。
【解決手段】時計装置120を無線タグ110に近づけると無線タグ110から地域情報A1が送信される。時計装置120は無線タグ110から国情報A1を受信し、その国情報A1と不揮発性メモリ122に記憶されている国情報A2とを比較する。両国情報A1、A2が相違する場合、両国間の時差情報と、受信した国情報A1に該当する国のサマータイム情報とを不揮発性メモリ122から読み出す。そして、時差情報とサマータイム情報とに基づいて、受信した国情報A1に該当する国の現在時刻を算出し、時計部121aが出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する。その結果、表示部121bに修正済みの正確な現在時刻が表示される。その後、不揮発性メモリ122内の国情報A2を受信した国情報A1に更新する。
【選択図】 図1
【解決手段】時計装置120を無線タグ110に近づけると無線タグ110から地域情報A1が送信される。時計装置120は無線タグ110から国情報A1を受信し、その国情報A1と不揮発性メモリ122に記憶されている国情報A2とを比較する。両国情報A1、A2が相違する場合、両国間の時差情報と、受信した国情報A1に該当する国のサマータイム情報とを不揮発性メモリ122から読み出す。そして、時差情報とサマータイム情報とに基づいて、受信した国情報A1に該当する国の現在時刻を算出し、時計部121aが出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する。その結果、表示部121bに修正済みの正確な現在時刻が表示される。その後、不揮発性メモリ122内の国情報A2を受信した国情報A1に更新する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信した時刻情報に基づいて時刻を合わせる自動時刻合わせ機能を備えた時計装置、時計装置に自動時刻合わせのための時刻情報を提供する時刻情報送信装置、および当該時計装置を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
旅行などで時差のある国へ行った場合、携帯している時計の現在時刻をその国の現在時刻に合わせる必要がある。その場合、移動元の国と移動先の国との時差をあらかじめ調べておき、携帯している時計の現在時刻を移動先の国の現在時刻に手動で合わせる操作を行う必要があり、非常に手間がかかる。また、移動先の国で時刻を合わせる際、多くの場合様々な施設に設置されている時計の時刻がどれも完全に合っていることはなく、どの時計の時刻に合わせればよいかも判断できない。
【0003】
時刻を自動修正する機能を備えた時計として電波時計が知られているが、これは国内に設けた時刻信号発信局からの時刻信号電波が届く地域で国内時間を補正するに過ぎない。また、隣国からの時刻信号電波を受信することによる誤補正が発生する可能性がある。たとえば日本に近い海外で日本から発信されている時刻信号電波を受信してしまった場合、時刻補正はなされない。
【0004】
また、放送局からの放送電波に含まれている時刻信号に基づいて時刻合わせを自動で行う、テレビやビデオレコーダなどに搭載された時刻合わせ装置も知られているが、電波時計と同様、隣国からの放送電波を受信することによる誤補正が発生する可能性がある。(特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】特開2001−255387号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の技術では、時刻信号発信局からの時刻信号電波や放送局からの放送電波を利用するため、近隣の国からの電波を受信することによる誤補正が発生する可能性があるといった問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の技術の問題点に鑑み創案されたものであり、その目的は、近隣の国からの電波を受信することによる誤補正の問題を解消し、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる時計装置、時計装置に自動時刻合わせのための正確な時刻情報を提供できる時刻情報送信装置、および当該時計装置を備えた電子機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の時計装置は、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、前記時計手段により時刻情報が出力されている地域の地域情報を記憶した現在情報記憶手段と、各地域に設置された無線タグから当該無線タグが設置されている地域の地域情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した地域情報と前記現在情報記憶手段に記憶されている地域情報とを比較する比較手段と、地域間の時差情報を記憶した時差情報記憶手段と、前記比較手段による比較の結果、比較を行った両地域情報が相違する場合に、当該両地域情報に該当する両地域間の時差情報を前記時差情報記憶手段から取得する時差情報取得手段と、前記時差情報取得手段により取得した時差情報に基づいて、前記受信手段により受信した地域情報が割り当てられている地域の現在時刻を算出し、前記時計手段が出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する現在時刻修正手段とを備えた。
【0009】
上記のように構成された時計装置は、各地域に設置された無線タグから地域情報を受信し、その地域情報と、現在時刻情報が出力されている地域の地域情報とを比較する。その結果、比較対象の両地域情報が相違する場合、当該両地域情報に該当する両地域間の時差情報を取得し、その時差情報に基づいて、受信した地域情報に該当する地域の現在時刻を算出する。そして、出力する現在時刻の時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する。このように、無線タグから受信した地域情報に基づいて時刻情報の修正を行うことにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【0010】
本発明の時刻情報送信装置は、無線タグと、計時装置とを備えた時刻情報送信装置であって、前記無線タグは、現在時刻の時刻情報を記憶した送信情報記憶手段と、前記送信情報記憶手段に記憶されている現在時刻の時刻情報を通信可能距離内に接近した時計装置に送信する送信手段とを備え、前記計時装置は、これが設置されている地域の現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、前記送信情報記憶手段に記憶されている時刻情報を前記時計手段による最新の現在時刻の時刻情報に更新する現在時刻情報書込手段とを備えた。
【0011】
上記のように構成された時刻情報送信装置では、無線タグから、当該無線タグとの通信可能距離内に接近した時計装置に現在時刻の情報が送信される。無線タグ内の現在時刻の情報は、計時装置によってこれが設置されている地域の最新の現在時刻の時刻情報に更新される。したがって、時刻情報送信装置を各地域に設置しておくことにより、無線タグとの通信可能距離内に接近した時計装置に対し、現在の地域の現在時刻の時刻情報を提供することができる。
【0012】
本発明の時刻情報送信装置において、前記送信情報記憶手段は、地域情報を記憶しており、前記送信手段は、前記時刻情報と共に前記送信情報記憶手段に記憶されている地域情報を送信することが望ましい。
【0013】
上記構成によれば、時刻情報送信装置との通信可能距離内に接近した時計装置に対し、当該時刻情報送信装置が設置されている地域の現在時刻の時刻情報と共に地域情報が提供される。
【0014】
本発明の別の時計装置は、本発明の時刻情報送信装置から前記時刻情報を受信する受信手段と、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、前記時計手段が出力する現在時刻の時刻情報を、前記受信手段により受信した現在時刻の時刻情報に修正する現在時刻修正手段とを備えた。
【0015】
上記のように構成された時計装置は、各地域に設置された時刻情報送信装置の無線タグから時刻情報を受信し、出力する現在時刻の時刻情報を、受信した時刻情報に修正する。このように、時刻情報送信装置の無線タグから受信した地域情報に基づいて時刻情報の修正を行うことにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は本発明の時計装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
このシステム100は、国情報を送信する無線タグ110と、この無線タグ110から国情報を受信し、その国情報に基づいて時刻合わせを行う時計装置120とで構成される。
【0018】
無線タグ110は、不揮発性メモリ111と、送受信回路112と、制御回路113とを樹脂モールドにより封止してなるチップ状またはコイン状の小型装置であり、たとえば空港の入国カウンタの出口付近や到着ロビーなど、入国者が通過する可能性の高い各所に設置される。
【0019】
不揮発性メモリ111には、無線タグ110が設置される国の国情報A1と、無線タグ110が国情報を提供するものであることを示すID情報とが記憶されている。国情報A1は、この無線タグ110が設置されている国を特定するための情報である。
【0020】
送受信回路112は、アンテナ112aを有するLC共振回路で構成され、時計装置120からの電波を受信して電磁的相互作用により電力を発生するとともに、制御回路113から出力された情報を時計装置120に送信する。
【0021】
制御回路113は、送受信回路112からの電力で作動し、不揮発性メモリ111に記録された情報を読み出して送受信回路112に出力する。
【0022】
時計装置120は、計時部121と、不揮発性メモリ122と、タグリーダ回路123、制御回路124と、バッテリ125とを備えた携帯型装置である。
【0023】
計時部121は、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計部121aと、時計部121aからの時刻情報に基づいて現在時刻を表示する表示部121bとを備えている。
【0024】
不揮発性メモリ122には、時計部121aにより時刻情報が出力されている国の国情報A2、各国間の時差情報、各国のサマータイム情報、などが記憶されている。サマータイム情報には、その国におけるサマータイム制度の有無、サマータイム実施期間、サマータイム実施期間における時刻補正値、等が含まれる。
【0025】
タグリーダ回路123は、アンテナ123aと、このアンテナ123aを使用して無線タグ110と近距離無線通信する送受信回路123bとを備え、無線タグ110を作動させるための電波を定期的に送信するとともに、無線タグ110から情報を受信して制御回路124に出力する。
【0026】
制御回路124は、タグリーダ回路123により受信した国情報A1と不揮発性メモリ122に記憶されている国情報A2とを比較する機能と、比較の結果、比較対象の両国情報A1、A2が相違する場合に、当該両国情報A1、A2に該当する両国間の時差情報を不揮発性メモリ122から取得する機能と、不揮発性メモリ122から取得した時差情報に基づいて、受信した国情報A1に該当する国の現在時刻を算出し、時計部121aが出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する機能とを有している。
【0027】
バッテリ125は、時計装置120の各部121〜124に電力を供給する。
【0028】
つぎに、図1に示す時刻合わせシステムにおける時計装置120の動作を図2の流れ図に従って説明する。
時計装置120は、常時、無線タグ110を作動させるための電波を定期的に送信しつつ待機している(S1)。この待機状態において、時計装置120を無線タグ110に近づけると、無線タグ110から地域情報A1とID情報とが送信される。
【0029】
時計装置120は、無線タグ110からまずID情報を受信し(S2)、そのID情報に基づいて、無線タグ110が国情報を提供するものであることを認識した後(S3)、国情報A1を受信する(S4)。受信した国情報A1と不揮発性メモリ122に記憶されている国情報A2とを比較する(S5)。比較の結果、比較対象の両国情報A1、A2が相違する場合(S5でNo)、当該両国情報A1、A2に該当する両国間の時差情報と、受信した国情報A1に該当する国のサマータイム情報とを不揮発性メモリ122から読み出す(S6、S7)。そして、時差情報とサマータイム情報とに基づいて、受信した国情報A1に該当する国の現在時刻を算出し(S8)、時計部121aが出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する(S9)。その結果、表示部121bに修正済みの現在時刻が表示される。その後、不揮発性メモリ122内の国情報A2を受信した国情報A1に更新し(S10)、待機状態(S1)に戻る。
【0030】
上記のように、無線タグ110から受信した国情報およびサマータイム情報に基づいて、時計装置120内の時計部121aが出力する時刻情報を修正することにより、サマータイム制度を採用している国も含めて、各国において自動時刻合わせを正確に行うことができるので、現在居る国の正確な現在時刻を表示部241bに表示することことができる。
【0031】
図3は本発明の時刻情報送信装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
このシステム200は、現在時刻の時刻情報を送信する時刻情報送信装置210と、この時刻情報送信装置210から時刻情報を受信し、その時刻情報に基づいて時刻合わせを行う時計装置240とで構成される。
【0032】
時刻情報送信装置210は、無線タグ220と、計時装置230とを備えている。
無線タグ220は、不揮発性メモリ221と、送受信回路222と、制御回路223とを樹脂モールドにより封止してなるチップ状またはコイン状の小型装置であり、たとえば空港の入国カウンタの出口付近や到着ロビーなど、入国者が通過する可能性の高い各所に設置される。
【0033】
不揮発性メモリ221には、時刻情報送信装置210が設置される国の国情報と、時刻情報送信装置210が時刻情報を提供するものであることを示すID情報と、現在時刻の時刻情報とが記憶されている。国情報は、この時刻情報送信装置210が設置されている国を特定するための情報である。
【0034】
送受信回路222は、アンテナ222aを有するLC共振回路で構成され、時計装置240からの電波を受信して電磁的相互作用により電力を発生するとともに、制御回路223から出力された情報を時計装置240に送信する。
【0035】
制御回路223は、送受信回路222からの電力で作動し、不揮発性メモリ221に記録された情報を読み出して送受信回路222に出力する。
【0036】
計時装置230は、時刻情報送信装置210が設置されている地域の現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計部231と、不揮発性メモリ221に記憶されている時刻情報を時計部231による最新の現在時刻の時刻情報に常時更新する現在時刻情報書込部232と、時計部231および現在時刻情報書込部232に電力を供給するバッテリ233とを備えている。
【0037】
時計装置240は、計時部241と、不揮発性メモリ242と、タグリーダ回路243、制御回路244と、バッテリ245とを備えた携帯型装置である。
【0038】
計時部241は、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計部241aと、時計部241aからの時刻情報に基づいて現在時刻を表示する表示部241bとを備えている。
【0039】
不揮発性メモリ242には、時計部241aにより時刻情報が出力されている国の国情報、時差情報、母国情報などが記憶されている。母国情報には、母国と各国との時差を求めるための基本情報が含まれる。
【0040】
タグリーダ回路243は、アンテナ243aと、このアンテナ243aを使用して時刻情報送信装置210の無線タグ220と近距離無線通信する送受信回路243bとを備え、無線タグ220を作動させるための電波を定期的に送信するとともに、無線タグ220から情報を受信して制御回路244に出力する。
【0041】
制御回路244は、時計部241aが出力する時刻情報をタグリーダ回路243により受信した時刻情報に修正する機能と、不揮発性メモリ242に記憶されている国情報と母国情報とに基づいて現在時刻表示中の国と母国との時差を求め、不揮発性メモリ242内の時差情報を更新する機能と、不揮発性メモリ242に記憶されている国情報と時差情報とに基づいて、現在時刻表示中の国の国名および母国との時差時間を表示部241bに表示させる機能とを有している。
【0042】
バッテリ245は、時計装置240の各部241〜244に電力を供給する。
【0043】
つぎに、図3に示す時刻合わせシステムにおける時計装置240の動作を図4の流れ図に従って説明する。
時計装置240は、常時、時刻情報送信装置210の無線タグ220を作動させるための電波を定期的に送信しつつ待機している(S21)。この待機状態において、時計装置240を無線タグ220に近づけると、無線タグ220からID情報と、時刻情報および国情報が送信される。
【0044】
時計装置240は、無線タグ220からまずID情報を受信し(S22)、そのID情報に基づいて、時刻情報送信装置210が時刻情報を提供するものであることを認識した後(S23)、時刻情報と国情報とを受信する(S24)。そして、時計部241aが出力する時刻情報を、受信した時刻情報に修正する(S25)。その結果、修正済みの現在時刻が表示部241bに表示される。
【0045】
また、不揮発性メモリ242に記憶されている国情報を、受信した国情報に修正するとともに(S26)、修正した国情報と母国情報とに基づいて母国との時差を算出し(S27)、不揮発性メモリ242内の時差情報を、算出した時差情報に修正する(S28)。その結果、現在の国名と修正された時差時間が表示部241bに表示される。その後、待機状態(S21)に戻る。
【0046】
上記のように、無線タグ220から受信した時刻情報に基づいて、時計装置240内の時計部241aが出力する時刻情報を修正することにより、自動時刻合わせを正確に行って、現在居る国の正確な現在時刻を表示部241bに表示することことができる。また、現在時刻とともに、現在の国名および母国との正確な時差時間を表示することができる。
【0047】
なお、上記実施の形態では、地域情報として国情報を用いた場合について説明したが、地域情報として位置情報(緯度、経度など)を用いることも可能である。
【0048】
また、上記無線タグ110や時刻情報送信装置210の設置場所は、空港の入国カウンタの出口付近や到着ロビーなど、入国者が通過する可能性の高い場所に限らない。たとえば、駅やバス停留所、公共施設等、日常人が良く通る場所にも設置しておけば、同一国内でも自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【0049】
また、上記時計装置120または240を電子機器に搭載しておけば、その電子機器内の時刻情報を行く先々の地域の時刻情報に正確に合わせることができる。たとえば、上記時計装置120または240を搭載したデジタルカメラによれば、旅先などでユーザが一々時刻合わせなくとも、常に正確な撮影時刻情報を記録することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の時計装置によれば、これを各地域に設置された無線タグまたは時刻情報送信装置に近づけることにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
また、本発明の時刻情報送信装置によれば、これを各地域に設置しておくことにより、時計装置に対し、各地域で自動時刻合わせのための正確な時刻情報を提供することができる。
また、本発明の電子機器によれば、これを各地域に設置された無線タグまたは時刻情報送信装置に近づけることにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時計装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す時刻合わせシステムにおける時計装置の動作内容を示す流れ図である。
【図3】本発明の時刻情報送信装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示す時刻合わせシステムにおける時計装置の動作内容を示す流れ図である。
【符号の説明】
100:時刻合わせシステム
110:無線タグ
120:時計装置
121:計時部
121a:時計部(時計手段)
122:不揮発性メモリ(現在情報記憶手段、時差情報記憶手段)
123:タグリーダ回路(受信手段)
123b:送受信回路
124:制御回路(比較手段、時差情報取得手段、現在時刻修正手段)
200:時刻合わせシステム
210:時刻情報送信装置
220:無線タグ
221:不揮発性メモリ(送信情報記憶手段)
222:送受信回路(送信手段)
223:制御回路
230:計時装置
231:時計部(時計手段)
232:現在時刻情報書込部(現在時刻情報書込手段)
240:時計装置
241:計時部
241a:時計部(時計手段)
242:不揮発性メモリ
243:タグリーダ回路(受信手段)
243a:アンテナ
243b:送受信回路
244:制御回路(現在時刻修正手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信した時刻情報に基づいて時刻を合わせる自動時刻合わせ機能を備えた時計装置、時計装置に自動時刻合わせのための時刻情報を提供する時刻情報送信装置、および当該時計装置を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
旅行などで時差のある国へ行った場合、携帯している時計の現在時刻をその国の現在時刻に合わせる必要がある。その場合、移動元の国と移動先の国との時差をあらかじめ調べておき、携帯している時計の現在時刻を移動先の国の現在時刻に手動で合わせる操作を行う必要があり、非常に手間がかかる。また、移動先の国で時刻を合わせる際、多くの場合様々な施設に設置されている時計の時刻がどれも完全に合っていることはなく、どの時計の時刻に合わせればよいかも判断できない。
【0003】
時刻を自動修正する機能を備えた時計として電波時計が知られているが、これは国内に設けた時刻信号発信局からの時刻信号電波が届く地域で国内時間を補正するに過ぎない。また、隣国からの時刻信号電波を受信することによる誤補正が発生する可能性がある。たとえば日本に近い海外で日本から発信されている時刻信号電波を受信してしまった場合、時刻補正はなされない。
【0004】
また、放送局からの放送電波に含まれている時刻信号に基づいて時刻合わせを自動で行う、テレビやビデオレコーダなどに搭載された時刻合わせ装置も知られているが、電波時計と同様、隣国からの放送電波を受信することによる誤補正が発生する可能性がある。(特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】特開2001−255387号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の技術では、時刻信号発信局からの時刻信号電波や放送局からの放送電波を利用するため、近隣の国からの電波を受信することによる誤補正が発生する可能性があるといった問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の技術の問題点に鑑み創案されたものであり、その目的は、近隣の国からの電波を受信することによる誤補正の問題を解消し、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる時計装置、時計装置に自動時刻合わせのための正確な時刻情報を提供できる時刻情報送信装置、および当該時計装置を備えた電子機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の時計装置は、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、前記時計手段により時刻情報が出力されている地域の地域情報を記憶した現在情報記憶手段と、各地域に設置された無線タグから当該無線タグが設置されている地域の地域情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した地域情報と前記現在情報記憶手段に記憶されている地域情報とを比較する比較手段と、地域間の時差情報を記憶した時差情報記憶手段と、前記比較手段による比較の結果、比較を行った両地域情報が相違する場合に、当該両地域情報に該当する両地域間の時差情報を前記時差情報記憶手段から取得する時差情報取得手段と、前記時差情報取得手段により取得した時差情報に基づいて、前記受信手段により受信した地域情報が割り当てられている地域の現在時刻を算出し、前記時計手段が出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する現在時刻修正手段とを備えた。
【0009】
上記のように構成された時計装置は、各地域に設置された無線タグから地域情報を受信し、その地域情報と、現在時刻情報が出力されている地域の地域情報とを比較する。その結果、比較対象の両地域情報が相違する場合、当該両地域情報に該当する両地域間の時差情報を取得し、その時差情報に基づいて、受信した地域情報に該当する地域の現在時刻を算出する。そして、出力する現在時刻の時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する。このように、無線タグから受信した地域情報に基づいて時刻情報の修正を行うことにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【0010】
本発明の時刻情報送信装置は、無線タグと、計時装置とを備えた時刻情報送信装置であって、前記無線タグは、現在時刻の時刻情報を記憶した送信情報記憶手段と、前記送信情報記憶手段に記憶されている現在時刻の時刻情報を通信可能距離内に接近した時計装置に送信する送信手段とを備え、前記計時装置は、これが設置されている地域の現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、前記送信情報記憶手段に記憶されている時刻情報を前記時計手段による最新の現在時刻の時刻情報に更新する現在時刻情報書込手段とを備えた。
【0011】
上記のように構成された時刻情報送信装置では、無線タグから、当該無線タグとの通信可能距離内に接近した時計装置に現在時刻の情報が送信される。無線タグ内の現在時刻の情報は、計時装置によってこれが設置されている地域の最新の現在時刻の時刻情報に更新される。したがって、時刻情報送信装置を各地域に設置しておくことにより、無線タグとの通信可能距離内に接近した時計装置に対し、現在の地域の現在時刻の時刻情報を提供することができる。
【0012】
本発明の時刻情報送信装置において、前記送信情報記憶手段は、地域情報を記憶しており、前記送信手段は、前記時刻情報と共に前記送信情報記憶手段に記憶されている地域情報を送信することが望ましい。
【0013】
上記構成によれば、時刻情報送信装置との通信可能距離内に接近した時計装置に対し、当該時刻情報送信装置が設置されている地域の現在時刻の時刻情報と共に地域情報が提供される。
【0014】
本発明の別の時計装置は、本発明の時刻情報送信装置から前記時刻情報を受信する受信手段と、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、前記時計手段が出力する現在時刻の時刻情報を、前記受信手段により受信した現在時刻の時刻情報に修正する現在時刻修正手段とを備えた。
【0015】
上記のように構成された時計装置は、各地域に設置された時刻情報送信装置の無線タグから時刻情報を受信し、出力する現在時刻の時刻情報を、受信した時刻情報に修正する。このように、時刻情報送信装置の無線タグから受信した地域情報に基づいて時刻情報の修正を行うことにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は本発明の時計装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
このシステム100は、国情報を送信する無線タグ110と、この無線タグ110から国情報を受信し、その国情報に基づいて時刻合わせを行う時計装置120とで構成される。
【0018】
無線タグ110は、不揮発性メモリ111と、送受信回路112と、制御回路113とを樹脂モールドにより封止してなるチップ状またはコイン状の小型装置であり、たとえば空港の入国カウンタの出口付近や到着ロビーなど、入国者が通過する可能性の高い各所に設置される。
【0019】
不揮発性メモリ111には、無線タグ110が設置される国の国情報A1と、無線タグ110が国情報を提供するものであることを示すID情報とが記憶されている。国情報A1は、この無線タグ110が設置されている国を特定するための情報である。
【0020】
送受信回路112は、アンテナ112aを有するLC共振回路で構成され、時計装置120からの電波を受信して電磁的相互作用により電力を発生するとともに、制御回路113から出力された情報を時計装置120に送信する。
【0021】
制御回路113は、送受信回路112からの電力で作動し、不揮発性メモリ111に記録された情報を読み出して送受信回路112に出力する。
【0022】
時計装置120は、計時部121と、不揮発性メモリ122と、タグリーダ回路123、制御回路124と、バッテリ125とを備えた携帯型装置である。
【0023】
計時部121は、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計部121aと、時計部121aからの時刻情報に基づいて現在時刻を表示する表示部121bとを備えている。
【0024】
不揮発性メモリ122には、時計部121aにより時刻情報が出力されている国の国情報A2、各国間の時差情報、各国のサマータイム情報、などが記憶されている。サマータイム情報には、その国におけるサマータイム制度の有無、サマータイム実施期間、サマータイム実施期間における時刻補正値、等が含まれる。
【0025】
タグリーダ回路123は、アンテナ123aと、このアンテナ123aを使用して無線タグ110と近距離無線通信する送受信回路123bとを備え、無線タグ110を作動させるための電波を定期的に送信するとともに、無線タグ110から情報を受信して制御回路124に出力する。
【0026】
制御回路124は、タグリーダ回路123により受信した国情報A1と不揮発性メモリ122に記憶されている国情報A2とを比較する機能と、比較の結果、比較対象の両国情報A1、A2が相違する場合に、当該両国情報A1、A2に該当する両国間の時差情報を不揮発性メモリ122から取得する機能と、不揮発性メモリ122から取得した時差情報に基づいて、受信した国情報A1に該当する国の現在時刻を算出し、時計部121aが出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する機能とを有している。
【0027】
バッテリ125は、時計装置120の各部121〜124に電力を供給する。
【0028】
つぎに、図1に示す時刻合わせシステムにおける時計装置120の動作を図2の流れ図に従って説明する。
時計装置120は、常時、無線タグ110を作動させるための電波を定期的に送信しつつ待機している(S1)。この待機状態において、時計装置120を無線タグ110に近づけると、無線タグ110から地域情報A1とID情報とが送信される。
【0029】
時計装置120は、無線タグ110からまずID情報を受信し(S2)、そのID情報に基づいて、無線タグ110が国情報を提供するものであることを認識した後(S3)、国情報A1を受信する(S4)。受信した国情報A1と不揮発性メモリ122に記憶されている国情報A2とを比較する(S5)。比較の結果、比較対象の両国情報A1、A2が相違する場合(S5でNo)、当該両国情報A1、A2に該当する両国間の時差情報と、受信した国情報A1に該当する国のサマータイム情報とを不揮発性メモリ122から読み出す(S6、S7)。そして、時差情報とサマータイム情報とに基づいて、受信した国情報A1に該当する国の現在時刻を算出し(S8)、時計部121aが出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する(S9)。その結果、表示部121bに修正済みの現在時刻が表示される。その後、不揮発性メモリ122内の国情報A2を受信した国情報A1に更新し(S10)、待機状態(S1)に戻る。
【0030】
上記のように、無線タグ110から受信した国情報およびサマータイム情報に基づいて、時計装置120内の時計部121aが出力する時刻情報を修正することにより、サマータイム制度を採用している国も含めて、各国において自動時刻合わせを正確に行うことができるので、現在居る国の正確な現在時刻を表示部241bに表示することことができる。
【0031】
図3は本発明の時刻情報送信装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
このシステム200は、現在時刻の時刻情報を送信する時刻情報送信装置210と、この時刻情報送信装置210から時刻情報を受信し、その時刻情報に基づいて時刻合わせを行う時計装置240とで構成される。
【0032】
時刻情報送信装置210は、無線タグ220と、計時装置230とを備えている。
無線タグ220は、不揮発性メモリ221と、送受信回路222と、制御回路223とを樹脂モールドにより封止してなるチップ状またはコイン状の小型装置であり、たとえば空港の入国カウンタの出口付近や到着ロビーなど、入国者が通過する可能性の高い各所に設置される。
【0033】
不揮発性メモリ221には、時刻情報送信装置210が設置される国の国情報と、時刻情報送信装置210が時刻情報を提供するものであることを示すID情報と、現在時刻の時刻情報とが記憶されている。国情報は、この時刻情報送信装置210が設置されている国を特定するための情報である。
【0034】
送受信回路222は、アンテナ222aを有するLC共振回路で構成され、時計装置240からの電波を受信して電磁的相互作用により電力を発生するとともに、制御回路223から出力された情報を時計装置240に送信する。
【0035】
制御回路223は、送受信回路222からの電力で作動し、不揮発性メモリ221に記録された情報を読み出して送受信回路222に出力する。
【0036】
計時装置230は、時刻情報送信装置210が設置されている地域の現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計部231と、不揮発性メモリ221に記憶されている時刻情報を時計部231による最新の現在時刻の時刻情報に常時更新する現在時刻情報書込部232と、時計部231および現在時刻情報書込部232に電力を供給するバッテリ233とを備えている。
【0037】
時計装置240は、計時部241と、不揮発性メモリ242と、タグリーダ回路243、制御回路244と、バッテリ245とを備えた携帯型装置である。
【0038】
計時部241は、現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計部241aと、時計部241aからの時刻情報に基づいて現在時刻を表示する表示部241bとを備えている。
【0039】
不揮発性メモリ242には、時計部241aにより時刻情報が出力されている国の国情報、時差情報、母国情報などが記憶されている。母国情報には、母国と各国との時差を求めるための基本情報が含まれる。
【0040】
タグリーダ回路243は、アンテナ243aと、このアンテナ243aを使用して時刻情報送信装置210の無線タグ220と近距離無線通信する送受信回路243bとを備え、無線タグ220を作動させるための電波を定期的に送信するとともに、無線タグ220から情報を受信して制御回路244に出力する。
【0041】
制御回路244は、時計部241aが出力する時刻情報をタグリーダ回路243により受信した時刻情報に修正する機能と、不揮発性メモリ242に記憶されている国情報と母国情報とに基づいて現在時刻表示中の国と母国との時差を求め、不揮発性メモリ242内の時差情報を更新する機能と、不揮発性メモリ242に記憶されている国情報と時差情報とに基づいて、現在時刻表示中の国の国名および母国との時差時間を表示部241bに表示させる機能とを有している。
【0042】
バッテリ245は、時計装置240の各部241〜244に電力を供給する。
【0043】
つぎに、図3に示す時刻合わせシステムにおける時計装置240の動作を図4の流れ図に従って説明する。
時計装置240は、常時、時刻情報送信装置210の無線タグ220を作動させるための電波を定期的に送信しつつ待機している(S21)。この待機状態において、時計装置240を無線タグ220に近づけると、無線タグ220からID情報と、時刻情報および国情報が送信される。
【0044】
時計装置240は、無線タグ220からまずID情報を受信し(S22)、そのID情報に基づいて、時刻情報送信装置210が時刻情報を提供するものであることを認識した後(S23)、時刻情報と国情報とを受信する(S24)。そして、時計部241aが出力する時刻情報を、受信した時刻情報に修正する(S25)。その結果、修正済みの現在時刻が表示部241bに表示される。
【0045】
また、不揮発性メモリ242に記憶されている国情報を、受信した国情報に修正するとともに(S26)、修正した国情報と母国情報とに基づいて母国との時差を算出し(S27)、不揮発性メモリ242内の時差情報を、算出した時差情報に修正する(S28)。その結果、現在の国名と修正された時差時間が表示部241bに表示される。その後、待機状態(S21)に戻る。
【0046】
上記のように、無線タグ220から受信した時刻情報に基づいて、時計装置240内の時計部241aが出力する時刻情報を修正することにより、自動時刻合わせを正確に行って、現在居る国の正確な現在時刻を表示部241bに表示することことができる。また、現在時刻とともに、現在の国名および母国との正確な時差時間を表示することができる。
【0047】
なお、上記実施の形態では、地域情報として国情報を用いた場合について説明したが、地域情報として位置情報(緯度、経度など)を用いることも可能である。
【0048】
また、上記無線タグ110や時刻情報送信装置210の設置場所は、空港の入国カウンタの出口付近や到着ロビーなど、入国者が通過する可能性の高い場所に限らない。たとえば、駅やバス停留所、公共施設等、日常人が良く通る場所にも設置しておけば、同一国内でも自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【0049】
また、上記時計装置120または240を電子機器に搭載しておけば、その電子機器内の時刻情報を行く先々の地域の時刻情報に正確に合わせることができる。たとえば、上記時計装置120または240を搭載したデジタルカメラによれば、旅先などでユーザが一々時刻合わせなくとも、常に正確な撮影時刻情報を記録することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の時計装置によれば、これを各地域に設置された無線タグまたは時刻情報送信装置に近づけることにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
また、本発明の時刻情報送信装置によれば、これを各地域に設置しておくことにより、時計装置に対し、各地域で自動時刻合わせのための正確な時刻情報を提供することができる。
また、本発明の電子機器によれば、これを各地域に設置された無線タグまたは時刻情報送信装置に近づけることにより、各地域で自動時刻合わせを正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時計装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す時刻合わせシステムにおける時計装置の動作内容を示す流れ図である。
【図3】本発明の時刻情報送信装置を含む時刻合わせシステムの構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示す時刻合わせシステムにおける時計装置の動作内容を示す流れ図である。
【符号の説明】
100:時刻合わせシステム
110:無線タグ
120:時計装置
121:計時部
121a:時計部(時計手段)
122:不揮発性メモリ(現在情報記憶手段、時差情報記憶手段)
123:タグリーダ回路(受信手段)
123b:送受信回路
124:制御回路(比較手段、時差情報取得手段、現在時刻修正手段)
200:時刻合わせシステム
210:時刻情報送信装置
220:無線タグ
221:不揮発性メモリ(送信情報記憶手段)
222:送受信回路(送信手段)
223:制御回路
230:計時装置
231:時計部(時計手段)
232:現在時刻情報書込部(現在時刻情報書込手段)
240:時計装置
241:計時部
241a:時計部(時計手段)
242:不揮発性メモリ
243:タグリーダ回路(受信手段)
243a:アンテナ
243b:送受信回路
244:制御回路(現在時刻修正手段)
Claims (4)
- 現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、
前記時計手段により時刻情報が出力されている地域の地域情報を記憶した現在情報記憶手段と、
各地域に設置された無線タグから当該無線タグが設置されている地域の地域情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した地域情報と前記現在情報記憶手段に記憶されている地域情報とを比較する比較手段と、
地域間の時差情報を記憶した時差情報記憶手段と、
前記比較手段による比較の結果、比較を行った両地域情報が相違する場合に、当該両地域情報に該当する両地域間の時差情報を前記時差情報記憶手段から取得する時差情報取得手段と、
前記時差情報取得手段により取得した時差情報に基づいて、前記受信手段により受信した地域情報が割り当てられている地域の現在時刻を算出し、前記時計手段が出力する時刻情報を、当該算出した現在時刻の時刻情報に修正する現在時刻修正手段とを備えた時計装置。 - 無線タグと、計時装置とを備えた時刻情報送信装置であって、
前記無線タグは、
現在時刻の時刻情報を記憶した送信情報記憶手段と、
前記送信情報記憶手段に記憶されている現在時刻の時刻情報を通信可能距離内に接近した時計装置に送信する送信手段とを備え、
前記計時装置は、
これが設置されている地域の現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、
前記送信情報記憶手段に記憶されている時刻情報を前記時計手段による最新の現在時刻の時刻情報に更新する現在時刻情報書込手段とを備えた時刻情報送信装置。 - 請求項2記載の時刻情報送信装置から前記時刻情報を受信する受信手段と、
現在時刻を計時しその時刻情報を出力する時計手段と、
前記時計手段が出力する現在時刻の時刻情報を、前記受信手段により受信した現在時刻の時刻情報に修正する現在時刻修正手段とを備えた時計装置。 - 請求項1または3記載の時計装置を備えた電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003134492A JP2004340605A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 時計装置、時刻情報送信装置および電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003134492A JP2004340605A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 時計装置、時刻情報送信装置および電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004340605A true JP2004340605A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33525044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003134492A Pending JP2004340605A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 時計装置、時刻情報送信装置および電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004340605A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8054175B2 (en) | 2006-07-18 | 2011-11-08 | Seiko Instruments Inc. | Portable type information transmitting system, portable type information transmitting apparatus and portable type information receiving apparatus |
-
2003
- 2003-05-13 JP JP2003134492A patent/JP2004340605A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8054175B2 (en) | 2006-07-18 | 2011-11-08 | Seiko Instruments Inc. | Portable type information transmitting system, portable type information transmitting apparatus and portable type information receiving apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5333014B2 (ja) | 電子機器および電子機器の閏秒更新情報受信方法 | |
JP3467226B2 (ja) | 携帯電話システム | |
US5859595A (en) | System for providing paging receivers with accurate time of day information | |
CN105843034B (zh) | 电子钟表、电子设备、更新信息发送装置及更新信息发送方法 | |
JP4214721B2 (ja) | 時計システムおよび時計システムの制御方法 | |
JP3796380B2 (ja) | 時刻修正用情報出力装置および自動時刻修正時計 | |
JP2023162365A (ja) | 電子機器、電子時計、時刻修正システム、時刻修正方法及びプログラム | |
JP5262776B2 (ja) | 時刻情報受信端末および時刻情報送受信システム | |
JP2004340605A (ja) | 時計装置、時刻情報送信装置および電子機器 | |
US11134490B2 (en) | Electronic apparatus | |
CN110557824B (zh) | 计时装置、计时系统以及计时方法 | |
JP3847062B2 (ja) | 時刻修正機能付き時計装置および時計の時刻修正方法 | |
KR101034045B1 (ko) | Cdma rf신호를 이용한 표준시각 동기화장치 및 그제어방법 | |
JP7045887B2 (ja) | 計時装置、計時システム、及び計時方法 | |
JP2000241570A (ja) | 時刻情報管理システム | |
JP2011047727A (ja) | 腕装着型端末および時刻修正方法 | |
JP2009063338A (ja) | 電子時計、電波時計、時計機能を有する電子機器及び制御方法 | |
JP2003215275A (ja) | 携帯型電子機器、基準時計および時計機能調整システム | |
JP2000235091A (ja) | 時刻情報中継装置および時刻情報管理システム | |
JP3922287B2 (ja) | 文字多重放送受信装置 | |
WO2015107986A1 (ja) | 携帯通信端末 | |
JP2019158734A (ja) | 計時装置、計時システム、及び計時方法 | |
JP2005069790A (ja) | 時刻情報送受信装置、腕時計及びテレビジョン受像機 | |
JP2003004878A (ja) | 無線端末機用時刻報知システム | |
JPH09292478A (ja) | 電波受信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060325 |