JP2004340390A - 観音開き式の細型冷蔵庫 - Google Patents

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Makoto Oikawa
誠 及川
Kazuaki Aino
一彰 合野
Koji Mishima
浩二 三嶋
Tomoyasu Saeki
友康 佐伯
Keiichi Azumaguchi
恵一 東口
Shinya Nagahata
真也 永幡
Ayaichi Ono
綾一 小野
Kazuo Kitamura
一夫 北村
Hideto Kuyama
秀人 久山
Taisuke Ogawa
泰典 小川
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Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
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Toshiba Consumer Marketing Corp
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Abstract

【課題】奥行き寸法D1に比べて左右幅W1が小さく高さ寸法Hの大きいスリムタイプ(細型)の冷蔵庫において、回転扉の開閉のためのスペースを小さくすることができるものを提供する。
【解決手段】観音開き式の左右一対の回転扉11,12を設け、これらの左右幅寸法W2を略等しくする。これにより、回転扉11,12が冷蔵庫筐体5から前方へと突き出す最大寸法D2が、冷蔵庫の奥行き寸法D1の1/2以下となるようにする。また、引き出し式扉22〜25が回転扉11,12の下方に設けられる場合、回転扉11,12が前方に突き出す最大寸法D2が、引き出し式扉22〜25を最大限引き出した際の突き出し寸法D3,D4のいずれよりも小さくなるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前面に回転扉が設けられた冷蔵庫に関し、特には、奥行き寸法に対する左右幅の比が小さく高さ寸法の大きいスリムタイプ(細型)の冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭用その他で用いられる冷蔵庫は、近年、食生活の多様化等に対応してますます容量が大きくなる傾向にある。容量500リットル前後の冷蔵庫では、左右幅寸法を75cm以上と大きくとるのが通例であり、このような場合、左右が一対をなす観音扉式の回転扉も採用されている(例えば特許文献1)。
【0003】
この観音扉式の回転扉は、左右の一方が大きく、他方が、より小さく設けられている。すなわち、一方の扉が補助的な回転扉であり、メインとなる回転扉を開放するだけで、大部分の収納個所での出し入れを可能としている。左右幅寸法の大きい冷蔵庫において、観音式の回転扉を左右非対称に設けることは、利便性や操作性にかなったものとして、長年にわたって完全に定着している。
【0004】
他方、近年、経済・社会環境の変化や価値観の変化等により、「郊外の持ち家一戸建て」から、都心部の分譲マンションや賃貸マンションを好むケースが増加している。若い世帯を中心にマンション住まいが増えているが、大都市都心部のマンションでは、住戸面積が制限されることが多く、また、諸外国の住戸に比べて住戸内に物が多いという現象は、マンション住まいの場合も、一戸建ての場合と同様である。
【0005】
そのため、マンション用を中心に、スリムタイプの冷蔵庫を採用することが検討されている。
【0006】
【特許文献1】特開平7−234068号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、スリムタイプの冷蔵庫であっても、設置スペースに余裕がない場合も多い。例えば、台所やダイニングキッチンの隅角に冷蔵庫を設置しようとすると、冷蔵庫の前方側に、扉の開閉と収納物の出し入れのためのスペースを広く空けておく必要があり、他の収納棚や通路等のためのスペースが制約されてしまう。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、スリムタイプの冷蔵庫において、回転扉の開閉と収納物の出し入れのためのスペースを小さくすることができる冷蔵庫を提供しようとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷蔵庫は、回転扉が前面に設けられ、該回転扉の閉鎖時における左右幅寸法が奥行き寸法より小さいかまたは略等しく、高さ寸法が奥行き寸法の2.5倍以上である冷蔵庫において、前記回転扉は左右が一対をなす観音扉式であり、これにより、前記回転扉が開放時に前方へと突き出す最大限の寸法が、前記奥行き寸法の1/2以下である。または、前記回転扉の下方に、収納容器と一体となった引き出し式扉が一つまたは複数設けられており、前記回転扉が開放時に前方へと突き出す最大限の寸法が、いずれの前記引き出し式扉を最大限前方へと引き出した際の突き出し寸法よりも小さい。または、回転扉の最大開扉時の扉幅寸法が冷蔵庫幅寸法の1.8倍以下である。
【0010】
上記構成により、回転扉の開閉と収納物の出し入れに必要な、冷蔵庫の前方側のスペースを小さくとることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の冷蔵庫について、図1〜6を用いて説明する。図1の正面図には、実施例の冷蔵庫の扉の構成を示し、図2の縦断面図には、冷蔵庫内部の構成を示す。また、図3〜4の平面図には、冷蔵庫の左右の回転扉及びこれより下方の各引き出し式扉を充分に開いた際の様子、及び各扉を閉鎖した際の様子を示す。
【0012】
図1に示すように、冷蔵庫の前面には、上段から、冷蔵室用の観音開き式の回転扉11,12、野菜室用の引き出し式扉22、製氷室用及び温度切替室用の引き出し式扉23及び24、及び、冷凍室用の引き出し式扉25が設けられている。
【0013】
すなわち、図2に示すように、断熱壁からなる冷蔵庫筐体5の内部には、上段に最も収納容積の大きい冷蔵室51が設けられ、中段に野菜室52が設けられる。
【0014】
そして、下段部上方には自動製氷装置を設置した製氷室と温度切替室54を併置し、最下部には冷凍室55を配置している。また、冷凍室55と野菜室52の後部には、冷凍用冷却器57と冷蔵用冷却器58およびそれぞれに冷却ファンを設けて、本体下部に設置した冷媒圧縮機59の駆動により、前記各冷却器57,58によって冷却された冷気を各貯蔵室に送風し、それぞれを所定の設定温度に冷却制御する。冷蔵室51内には複数の棚4を配置して複数段に亙る貯蔵品の収納空間を形成している。
【0015】
図1中に示すように、左右の回転扉11,12は、それぞれヒンジ部31,32を通じて、冷蔵庫筐体5の左右の壁部により上下から支持されており、互いに同一の左右幅寸法を有する。すなわち、左右の回転扉11,12は、冷蔵庫筐体5の前面を左右に2等分する中央線C−Cのところで合わさっている。
【0016】
図1及び3に示すように、各回転扉11,12の外面には、下端に、水平方向の取っ手13が取り付けられており、また、図2〜3に示すように、各回転扉11,12の内面には、冷蔵室51内部へと突き出す扉ポケット部材14が取り付けられる。図示の例では、3段の扉ポケット部材14−1〜14−3が取り付けられている。
【0017】
図3に示す例では、左方の回転扉11の自由端部11a内面側に、垂直に延びる回動仕切り板11cが付設されており、これに、右方の回転扉12の自由端部12a内面側にあるガスケットが突き当てられて密封が行われる。また、左方の回転扉11に、コントロールパネル15が埋め込まれている。
【0018】
念のため述べるならば、図4に示すように、回転扉11,12の閉鎖時、これら回転扉11,12のヒンジ側の端面11b,12bは、冷蔵庫筐体5の左右の側面と、それぞれ同一平面内に位置する。すなわち、閉鎖時の回転扉11,12全体がなす左右幅方向の寸法と、冷蔵庫筐体5の左右幅方向の寸法とが一致する。また、引き出し式扉22〜25も同様である。なお、図2中に示すように、各扉11〜12,22〜25の外面(扉面)は、互いに略同一平面内にあり、各取っ手13,27の前方への突き出し寸法も同一である。
【0019】
スリムタイプの冷蔵庫の幅寸法W1は、通常70cm以下であり、特には50〜65cm、典型的には60cm前後である。
【0020】
また、扉の閉鎖時における冷蔵庫10の奥行き寸法(冷蔵庫の据付奥行き寸法)D1は、幅寸法W1より小さいかまたは略等しい。特には、冷蔵庫の幅寸法W1の0.95〜1.2倍であり、冷蔵庫の幅寸法W1が60cmである場合に、57〜72cm、特には60〜70cmとなる。ここで、奥行き寸法D1は、取っ手13及び調節脚部55(図2)を除いた、扉面までの距離をいい、扉面の中央部が若干膨出している場合は、その中央部の面までの距離をいうものとする。
【0021】
冷蔵庫10の高さ寸法(床面からの高さ)Hは、冷蔵庫の幅寸法W1の2.5倍以上であり、通常155〜195cm、特には165〜185cmである。
【0022】
一方、各回転扉の幅寸法W2は、冷蔵庫の幅寸法W1のほぼ1/2であり、冷蔵庫の幅寸法W1が60cmである場合、約30cmとなる。また、回転扉11,12が冷蔵庫の前方に最も突き出すのは、これらを閉鎖状態から約90°開いたときである。このときの突き出し寸法D2は、ほぼ、回転扉の幅寸法W2である。
【0023】
この突き出し寸法D2は、より正確にいうと、各回転扉12におけるヒンジ部31,32の支点からヒンジ側端面11a,11bまでのヒンジ外側部分の距離dを、回転扉の幅寸法W2から差し引いた寸法である。このヒンジ外側部分の距離dは、典型的には断熱壁の厚さの約1/2であり、例えば1.5cmである。
【0024】
したがって、回転扉の幅寸法W2が30cmである場合、回転扉11,12の最大突き出し寸法D2は、例えば28.5cmとなる。このとき、冷蔵庫の奥行き寸法D1が57cm以上であるならば、回転扉11,12の最大突き出し寸法D2が、冷蔵庫の奥行き寸法D1の1/2以下となる。
【0025】
仮に、右の回転扉11,12の間で幅寸法に多少の差を設けたとしても、冷蔵庫の幅寸法W1に比べて奥行き寸法D1が比較的大きければ、回転扉の最大突き出し寸法D2が、冷蔵庫の奥行き寸法D1の1/2以下となる。
【0026】
このように、本発明のスリム型冷蔵庫では、回転扉が観音開き式に設けられるとともに、左右の回転扉の幅寸法は、ほぼ等しいか、または差が小さくなっている。
【0027】
そのため、前方への突き出し寸法D2を小さくすることができるので、他の収納棚や構造物などとの間の冷蔵庫の前方の間隔を小さくとることができ、冷蔵庫の設置スペースの制限が大きく緩和される。また、他の収納棚や構造物等が存在しない場合にも、冷蔵庫前方の領域での人の通行を妨げないようにすることができる。
【0028】
図5〜6の平面図及び側面図には、冷蔵庫の左右の回転扉11,12を約90°開くとともに、その下方にある引き出し式収納容器を最大限前方へ引き出した際の様子を示す。
【0029】
各引き出し式扉22〜25は、左右のレール機構28により、後方の収納容器26とともに前方にスライド可能となっている。また、図示の例で、野菜室用引き出し式扉22及び冷凍室用引き出し式扉25の外面には、上端部に、水平方向の取っ手27,29が取り付けられている。
【0030】
図5に示すように、引き出し式扉22〜25を最大限引き出した際、これらのうち、野菜室用引き出し式扉22が最も前方にまで突き出す。そして、回転扉11,12の自由端11a,12aは、最も前方に突き出た際にも、野菜室用引き出し式扉22より後方に位置する。すなわち、回転扉11,12の最大突き出し寸法D2は、引き出し式扉22の前方への最大突き出し寸法D3より、小さい。
【0031】
なお、図6に示すように、より詳しくは、製氷室扉及び温度切替室用引き出し式扉23〜24が、扉の厚みの分だけ野菜室用引き出し式扉22よりも後方に位置し、冷凍室用引き出し式扉25は、これらの中間である。そして、回転扉11,12の自由端11a,12aは、最も前方に突き出た際にも、温度切替室用引き出し式扉24より後方に位置する。すなわち、回転扉11,12の最大突き出し寸法D2は、最も後方にある引きだし式扉24の突き出し寸法D4より、小さい。
【0032】
したがって、冷蔵庫10の前方に、引き出し式扉22〜25をほぼ最大限まで引き出すスペースがあれば、回転扉11,12を容易に開閉することができ、収納物の取り出しを行うことができる。
【0033】
寸法構成の具体例においては、内容積415リットルの冷蔵庫10の奥行き寸法(扉面までの寸法)D1が67cm、高さ寸法が173cmであり、回転扉11,12の最大突き出し寸法D2が25cm、引き出し式扉22の最大突き出し寸法D3が35cmである。
【0034】
したがって、野菜室用引き出し式扉22が最大限引き出された際に、前方の壁面または収納棚にほぼ突き当てられるとしても、回転扉11,12の自由端11a,12aが最も前方に突き出す位置との間に、約10cmの間隔がある。そのため、回転扉11,12の開閉操作及び収納物の出し入れを容易に行うことができる。
【0035】
図3には、回転扉11,12を、通常の大型収納物の出し入れにも何ら支障のない角度、すなわち最大開扉角度にまで、左右相等しい角度に開いた状態を示す。
【0036】
使い勝手の観点から、扉ポケット部材14は、かなり容量が大きく、奥行き方向の寸法もかなり大きい。扉ポケット部材14の冷蔵庫奥行き方向の寸法は、例えば、冷蔵室51の奥行き寸法の30〜40%となっている。
【0037】
しかし、左右の回転扉11,12が例えば135°前後にまで開いた状態で、両回転扉11,12扉ポケット部材14の先端の間には、収納物の出し入れのための充分な間隔が形成される。また、冷蔵室51内の棚4の前方に、出し入れ操作のための充分なスペースが開かれる。この状態で出し入れ出来ないのであれば、棚4の間に挿入することもできず、通常の大型収納物の出し入れに全く支障は生じない。
【0038】
図3の状態で回転扉11,12がなす左右方向の差し渡し寸法Wmaxは、取っ手13の突き出し寸法を含めて、閉鎖時の幅寸法W1の1.6〜1.8倍である。また、このとき、回転扉11,12が左右方向外側に突き出す寸法W3は、閉鎖時の幅寸法W1の0.3〜0.4倍である。
【0039】
冷蔵庫の幅寸法W1が60cmであるとすると、出し入れが容易な最大限に開いた回転扉11,12がなす差し渡し寸法Wmaxは、96〜108cmであり、左右方向に突き出す寸法W3は、18〜24cmである。すなわち、差し渡し寸法Wmaxは、冷蔵庫の幅寸法W1の1.8倍以下である。したがって、冷蔵庫10前方のスペースから左右方向に、この程度の幅寸法があれば、収納室への出し入れを容易に行うことができる。
【0040】
これに対して、冷蔵室の回転扉を1枚のみの片開き式とするならば、約135度開いた際に、左右いずれかに突き出す寸法は、上記の約2倍である。
【0041】
回転扉11,12のヒンジ部31,32には、開放角を制限するストッパー機構を設けることで、図3に示す状態以上に回転扉11,12が開放されないようにすることもできる。これにより、回転扉11,12が開きすぎて通行を様ゲルといったことを防止できる。また、例えば、冷蔵庫の隣にガラス戸の食器棚等が置かれる場合に、回転扉11,12が強く衝突することを防止できる。
【0042】
なお、冷蔵庫10が台所の隅角に設置された場合で、例えば左方の回転扉11が約90°までしか開けない場合、右方の回転扉12を180°またはそれ以上まで開くようにすることができる。
【0043】
右方の回転扉12が180°またはそれ以上開かれた場合に右方外側への最大限突き出す寸法は、およそ、回転扉12の左右方向寸法、すなわち、冷蔵庫の幅寸法W1の約1/2である。より正確には、ヒンジ部32の支点からヒンジ側端面11bまでの距離を考慮した寸法であり、上記の前方への最大突き出し寸法D2とほぼ同一である。
【0044】
回転扉を観音開き式としない従前のスリム型冷蔵庫であれば、回転扉を180°開放したとき、右方への突き出し寸法は、ほぼ、冷蔵庫の幅寸法と同一となる。冷蔵庫の幅寸法が60cmであって、ヒンジ外側の寸法が2cmである場合、右方への突き出し寸法は58cmになる。また、冷蔵庫の前方側に必要な出し入れのためのスペースの幅は、118cm(=60cm+58cm)となる。
【0045】
回転扉11,12のヒンジ部31,32には、開放角を制限するストッパー機構を設けることで、図2に示す状態以上に回転扉11,12が開放されないようにすることもできる。例えば、冷蔵庫の隣にガラス戸の食器棚等が置かれる場合に、回転扉11,12が衝突してガラス戸や食器が割れるのを防止することができる。
【0046】
ヒンジ部31,32にストッパー機構を設けるにあたり、冷蔵庫10の設置場所の状況に応じて、左右の回転扉11,12の間で可能な開放角に差を設けることができる。例えば、左方の回転扉11の取りうる最大開放角を90°とし、右方の回転扉12の取りうる最大開放角を180°とすることもできる。
【0047】
以上に説明した実施例においては、観音開き式の回転扉の下方に、引き出し式扉22が設けられるものとして説明したが、一対の回転扉のみが設けられるものであっても良い。この場合、扉数を少なくでき、扉の製造にかかるコストを低減することができる。
【0048】
なお、上述の実施形態では、左右の回転扉11,12の寸法を左右略同一の寸法として述べているが、回転扉11,12の幅寸法を左右で異ならした場合について説明する。
【0049】
この場合には、幅寸法の大きい側の回転扉の幅寸法(W2max)を、冷蔵庫の奥行き寸法(D1)の1/2以下とすること、または、幅寸法が大きい側(W2max)の回転扉が開放時に前方へと突き出す最大限の寸法が、いずれの前記引き出し式扉を最大限前方へと引き出した際の突き出し寸法よりも小さくすることで、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】
回転扉の開閉に必要な、冷蔵庫の前方側のスペースを小さくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の冷蔵庫の正面図である。
【図2】実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】実施例の冷蔵庫の左右の回転扉を約135°開いた際の様子を示す平面図である。ここで、下方の各引き出し式収納容器は、いすれも、最大限前方に引き出されている。
【図4】実施例の冷蔵庫の各扉を閉鎖した際の様子を示す、図3に対応する平面図である。
【図5】左右の回転扉を約90°開くとともに、その下方にある2つの引き出し式収納容器を最大限前方へ引き出した際の様子を示す平面図である。
【図6】図5とほぼ同様の状態おける側面図である。ここでは、全ての引き出し式扉が最大限前方へ引き出されている。
【符号の説明】
10 冷蔵庫
11,12 観音扉式の回転扉
13 回転扉の取っ手
14 扉ポケット部材
22〜25 引き出し式扉
31,32 ヒンジ部
5 冷蔵庫筐体(キャビネット)
51 冷蔵室
D1 冷蔵庫の奥行き寸法(扉面まで)
D2 回転扉が90°開いた際に前方へ突き出す寸法(閉鎖時の扉面から)
D3,D4 引き出し式扉が最大限前方に引き出された際の突き出し寸法
W1 冷蔵庫の左右幅寸法
W2 回転扉の幅寸法
W3 回転扉が135°開いた際に左右方向外側へと突き出す寸法

Claims (7)

  1. 回転扉が前面に設けられ、該回転扉の閉鎖時における奥行き寸法(D1)が左右幅寸法(W1)より大きいかまたは略等しく、高さ寸法(H)が左右幅寸法(W1)の2.5倍以上である冷蔵庫において、
    前記回転扉は左右が一対をなす観音扉式であり、これにより、前記回転扉の幅寸法(W2)が、前記奥行き寸法(D1)の1/2以下であることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 回転扉が前面に設けられ、該回転扉の閉鎖時における奥行き寸法(D1)が左右幅寸法(W1)より大きいかまたは略等しく、高さ寸法(H)が左右幅寸法(W1)の2.5倍以上である冷蔵庫において、
    前記回転扉は左右が一対をなす観音扉式であり、また、前記回転扉の下方に、収納容器と一体となった引き出し式扉が一つまたは複数設けられており、前記回転扉が開放時に前方へと突き出す最大限の寸法が、いずれの前記引き出し式扉を最大限前方へと引き出した際の突き出し寸法よりも小さいことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 回転扉が前面に設けられ、該回転扉の閉鎖時における奥行き寸法(D1)が左右幅寸法(W1)より大きいかまたは略等しく、高さ寸法(H)が左右幅寸法(W1)の2.5倍以上である冷蔵庫において、
    前記回転扉は左右が一対をなす観音扉式であり、この観音式扉の最大開扉時の扉幅寸法が前記左右幅寸法(W1)の1.8倍以下であることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記左右の回転扉が、貯蔵室の前面を左右に2等分するように、同一の幅寸法を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記左右の回転扉が、左右で異なる幅寸法を有し、幅寸法の大きい側の回転扉の幅寸法が、前記奥行き寸法(D1)の1/2以下であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 前記左右の回転扉が、左右で異なる幅寸法を有し、幅寸法の大きい側の回転扉が開放時に前方へと突き出す最大限の寸法が、いずれの前記引き出し式扉を最大限前方へと引き出した際の突き出し寸法よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  7. 回転扉が前面に設けられ、該回転扉の閉鎖時における奥行き寸法(D1)が左右幅寸法(W1)より大きいかまたは略等しく、高さ寸法(H)が左右幅寸法(W1)の2.5倍以上である冷蔵庫において、
    前記回転扉は左右が一対をなす観音扉式であり、これにより、前記回転扉が開放時に前方へと突き出す最大限の寸法(D2)が、前記奥行き寸法(D1)の1/2以下であることを特徴とする冷蔵庫。
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