JP2004339971A - 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム - Google Patents

排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム Download PDF

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Abstract

【課題】連続再生型DPFにおいて、炭化水素を触媒付きDPFに供給することにより、この炭化水素の触媒による低温酸化反応を利用して、低温の排気温度でもPM再生燃焼を行うことができる排気ガス浄化方法等及び排気ガス浄化システムを提供する。
【解決手段】内燃機関Eの排気通路2に設けた触媒付きDPF3Abの上流側に炭化水素Fを添加するための炭化水素添加手段41,42,43を具備し、前記炭化水素添加手段41,42,43により添加された炭化水素FがPMと共に前記触媒付きDPF3Abに吸着することが可能な温度領域で炭化水素Fの添加を行い、前記触媒付きDPF3Abに吸着された炭化水素Fの酸化反応により前記触媒付きDPF3Ab上のPMを燃焼除去する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタを備えて、エンジンの排気ガスを浄化する排気ガス浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンから排出される微粒子状物質(PM:パティキュレート・マター:以下PMとする)の排出量は、窒素酸化物(以下NOx),一酸化炭素(以下CO)そして炭化水素(HC)等と共に年々規制が強化されてきており、規制の強化に伴いエンジンの改良のみでは、対応できなくなってきている。そこで、エンジンから排出されるPMをディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter :以下DPFとする)と呼ばれるフィルタで捕集して、外部へ排出されるPMの量を低減する技術が開発されている。
【0003】
直接、このPMを捕集するDPFにはセラミック製のモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタや、セラミックや金属を繊維状にした繊維型タイプのフィルタ等があり、これらのDPFを用いた排気ガス浄化システムは、他の排気ガス浄化システムと同様に、エンジンの排気通路の途中に設置され、エンジンで発生する排気ガスを浄化している。
【0004】
DPFはフィルタがPMを捕集すると捕集量に比例して排圧(排気ガス圧力)が上昇するので、捕集されたPMを燃焼させるなどして除去し、DPFを再生する必要がある。この再生方法には色々な方法が提案されており、電気ヒーター加熱タイプ、バーナー加熱タイプ、逆洗タイプ等がある。
【0005】
しかしながら、これらの再生方法をとる場合には、外部からエネルギーの供給を受けてPMの燃焼を行うので、燃費の悪化を招き、また、再生時の制御が難しく、PM捕集、PM燃焼(DPF再生)を交互に行うような二系統のDPFシステムが必要になる等、システムが大きく複雑になるという問題がある。
【0006】
この問題を解決するために、触媒を利用しPMの酸化温度を下げ、外部からエネルギーを受けることなく、エンジンからの排気熱でPMを酸化してDPFを再生する技術が提案されている。この場合には、DPF再生が基本的には連続的になるため連続再生型DPFシステムと呼ばれているが、これらのシステムは、より簡素化された一系統のDPFシステムとなり、再生制御も簡素化されるという利点がある。
【0007】
図11に一例として示すNO再生型DPFシステム1Xは、NO(二酸化窒素)によりPMを酸化して、DPFを再生するシステムであり、通常のウオールフローフィルタ3Abの上流に酸化触媒3Aaを配置し、排気ガス中のNO(一酸化窒素)を酸化する。従って、酸化触媒3Aa後流の排気ガス中のNOxは殆どがNOになる。このNOで、下流側のフィルタ3Abに捕集されたPMを酸化してCO(二酸化炭素)とし、PMを除去している。このNOは、Oよりエネルギー障壁が小さいため、PM酸化温度(DPF再生温度)を低下させるので、外部からエネルギーの供給なしに排気ガス中の熱エネルギーで連続的にPM燃焼が生じる。
【0008】
なお、図11のEはディーゼルエンジン、2は排気通路、4は燃料ポンプシステム、5は電子制御ボックス、7はバッテリー、8は消音器、9は燃料タンクである。
【0009】
また、図12に、図11のNO再生型DPFシステムの改良システム1Yを示す。この改良システム1Yは、酸化触媒32Aの多孔質触媒コート層31をウオールフローフィルタ3Bの多孔質壁面30に塗布し、NOの酸化とこれにより発生したNOによるPMの酸化を、ウオールフローフィルタ3Bの壁表面上で行うように構成し、システムを簡素化している。
【0010】
そして、図13に、ウオールフローフィルタ3Cの多孔質壁面30に、酸化触媒32Aと酸化物等のPM酸化触媒32Bとの多孔質触媒コート層31を塗布し、フィルタ3Cに蓄積したPMを低温で燃焼し、連続再生するシステム1Zを示す。
【0011】
そして、これらの触媒付きDPFシステムは、触媒及びNOによるPMの酸化反応によって通常のフィルタよりもPM酸化開始排気温度を下げてPMの連続再生を実現するシステムである。
【0012】
しかし、PM酸化開始排気温度を下げても、まだ、350℃程度の排気温度は必要であるため、アイドルや低負荷のエンジン運転条件では、排気温度が低いため、PMの酸化及びDPFの自己再生が生じない。
【0013】
従って、このようなアイドルや低負荷等の排気温度が低いエンジン運転条件が継続するとPMが蓄積してもPM酸化状態にならないため、排圧が上昇し、燃費の悪化を招き、また、エンジン停止等のトラブルが生じるおそれがある。
【0014】
そこで、これらの連続再生型DPFシステムでは、エンジン運転条件からフィルタへのPM蓄積量を算出したり、又は、PM蓄積量に対応したフィルタ圧損からPM蓄積量を推定したりして、DPF再生必要条件を設定し、このDPF再生必要条件を満たした時に、排気温度を強制的に上昇させて、蓄積したPMを強制的に燃焼させて除去するDPF再生制御を行っている。
【0015】
このDPF再生制御では、アイドルや低負荷等のエンジン運転条件の場合でも、コモンレール等の電子制御式燃料噴射システム等を利用して、噴射時期遅延や多段噴射等で排気温度を上昇させたり、また、DPF前段の酸化触媒に、ポスト噴射や排気管内噴射によって供給した燃料の燃焼で排気温度を上昇させたりして、捕集されたPMを再燃焼温度以上にして燃焼除去しDPFの再生を行っている。
【0016】
例えば、上流側の酸化触媒と下流側のDPFと電子制御蓄圧式インジェクタを備えたエンジンの排ガス浄化装置において、圧力センサでPMの捕集量が所定量以上になったことを検出した時に、気筒(シリンダ)の排気弁の閉止直前に気筒に燃料を噴射する制御を行い、この噴射された未燃の燃料が上流側の酸化触媒で酸化されて燃焼し、排ガス温度を高温して、この高温の排ガスで、下流側のDPFに捕集されたPMを焼却してDPFを再生することが提案されている(特許文献1参照。)。
【0017】
【特許文献1】
特開平08−42326号公報 (第2頁)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DPFの再生のためには、350℃程度の排気温度が必要であるため、アイドルや低負荷のエンジン運転条件では、排気ガスの昇温幅が大きくなり、しかも、大量の排気ガスを高温にする必要があるため、多大の燃費悪化を招くという問題がある。
【0019】
本発明は、上述の問題を解決するべくなされたものであり、その目的は、連続再生型DPFにおいて、メイン噴射装置のポスト噴射又は排気管に設置した炭化水素添加装置からの噴射等により、炭化水素を触媒付きDPFに供給することにより、この炭化水素の触媒による低温酸化反応を利用して、低温の排気温度でもPM再生燃焼を行うことができる排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するための排気ガス浄化方法は、内燃機関の排気通路に設けた触媒付きDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)に捕集されるPM(パティキュレート・マター:微粒子状物質)を燃焼除去する方法であって、前記触媒付きDPFの上流側に炭化水素(HC)を添加するための炭化水素添加手段を具備し、前記炭化水素添加手段により添加された炭化水素がPMと共に前記触媒付きDPFに吸着することが可能な温度領域で炭化水素の添加を行い、前記触媒付きDPFに吸着された炭化水素の酸化反応により前記触媒付きDPF上のPMを燃焼除去することを特徴とする。
【0021】
この炭化水素は、内燃機関等に用いられる燃料等であり、ガソリン、軽油、灯油、A重油等の一般的な炭化水素である。
【0022】
この排気ガス浄化方法によれば、排気ガス中に添加された炭化水素が触媒付きDPFの触媒近傍に吸着し、この気体吸着の炭化水素は触媒活性が非常に大きく、低温域(例えば、約200℃程度)から触媒と反応するので、その反応熱を着火源にして、触媒付きDPFに捕集されたPMを低温域から燃焼させて除去することができる。
【0023】
そのため、PM再生のための燃焼開始温度を下げることができ、低い排気温度でもPMを燃焼除去できるようになり、DPF再生のために行う強制的な排気昇温の回数を減少し、排気昇温の温度幅も著しく低くすることができるため、燃料を節約でき、DPF再生による燃費の悪化を防ぐことができる。
【0024】
また、上記の排気ガス浄化方法において、前記炭化水素添加手段による、前記触媒付きDPFの上流側の排気ガス中への炭化水素の添加を、排気温度が所定の温度よりも低い時に行って、炭化水素の低温酸化反応を利用して前記触媒付きDPFに捕集されたPMを燃焼除去すると共に、前記所定の温度を、炭化水素を添加しない場合において、排気温度がこの温度以上では触媒付きDPFにおいてPMが燃焼除去され、排気温度がこの温度より低い温度ではPMが触媒付きDPFに捕集されて蓄積する温度であるバランスポイント温度とするように構成する。
【0025】
この構成により、触媒付きDPFの上流側に酸化触媒を設けない場合や酸化触媒を設けても触媒付きDPFの直前に炭化水素添加手段を設ける場合等では、所定の温度をバランスポイント温度とすることにより、供給した炭化水素が捕集されたPMの酸化燃焼に寄与できる場合のみに、炭化水素が供給されるので、無駄な炭化水素の供給を回避できる。
【0026】
あるいは、上記の排気ガス浄化方法において、前記炭化水素添加手段を、前記触媒付きDPFの上流側に配置し、前記触媒付きDPFに炭化水素を添加する場合は、前記炭化水素添加手段による、前記触媒付きDPFの上流側の排気ガス中への炭化水素の添加を、排気温度が前記酸化触媒の活性温度よりも低い時に行って、炭化水素の低温酸化反応を利用して前記触媒付きDPFに捕集されたPMを燃焼除去するように構成する。
【0027】
この構成により、触媒付きDPFの上流側に酸化触媒を設けた場合は、この温度以上では炭化水素が燃焼する酸化触媒の活性温度(酸化触媒ライトオフ緒温度)よりも低い時に炭化水素を添加することにより、供給した炭化水素が酸化触媒で燃焼することが防止され、無駄なく炭化水素を触媒付きDPFに供給できるようになる。
【0028】
また、上記の排気ガス浄化方法において、前記炭化水素添加手段が、ポスト噴射により排気ガス中に炭化水素を添加する手段、又は、前記触媒付きDPFの上流側に設けた炭化水素添加装置から排気通路内への噴射により排気ガス中に炭化水素を添加する手段で構成される。これにより、容易に触媒付きDPFの上流側に炭化水素を供給できる。
【0029】
このポスト噴射により炭化水素を添加する手段は、エンジンがコモンレール等の電子制御式燃料噴射システムを有している場合に制御のみで添加できるようになるので好ましい。また、炭化水素添加装置から排気通路内へ噴射をする手段では、エンジンに供給する燃料を使用してもよく、別置きタンクで炭化水素を用意してもよい。
【0030】
また、排気ガス浄化システムは、内燃機関の排気管に触媒付きDPFを備えた排気ガス浄化システムにおいて、前記触媒付きDPFの上流側に炭化水素を供給するための炭化水素添加手段と該炭化水素添加手段を制御するための炭化水素添加制御手段を具備すると共に、該炭化水素添加制御手段が、排気温度が所定の温度以下の時に、前記炭化水素添加手段により炭化水素を前記触媒付きDPFの上流側の排気ガス中に添加する制御を行うように構成される。
【0031】
この排気ガス浄化システムによれば、排気ガス中に添加された炭化水素が触媒付きDPFの触媒近傍に吸着し、低温域から触媒と反応するので、その反応熱を着火源にして、触媒付きDPFに捕集されたPMを低温域から燃焼させて除去することができるようになるので、DPF再生による燃費の悪化を防ぐことができる。
【0032】
なお、この所定の温度としては、バランスポイント温度や酸化触媒の活性温度等があり、また、この触媒付きDPFとしては、連続再生型DPFで使用され、酸化触媒を担持したDPF、酸化触媒とPM酸化触媒を担持したDPF等があり、この触媒付きDPFの上流側に酸化触媒(前段酸化触媒)を設ける場合もある。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システムについて、酸化触媒(DOC)と触媒付きフィルタ(CSF)の組合せで構成される連続再生型DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を備えた排気ガス浄化システムを例にして、図面を参照しながら説明する。
【0034】
図1に、この第1の実施の形態の排気ガス浄化システム1の構成を示す。この排気ガス浄化システム1では、ディーゼルエンジンEの排気マニホールドに接続する排気通路(排気管)2に連続再生型DPF3が設けられている。この連続再生型DPF3は、上流側に酸化触媒3Aaを下流側に触媒付きフィルタ3Abを有して構成される。
【0035】
この酸化触媒3Aaは、多孔質のセラミックのハニカム構造等の担持体に、白金(Pt)等の酸化触媒を担持させて形成され、触媒付きフィルタ3Abは、多孔質のセラミックのハニカムのチャンネルの入口と出口を交互に目封じしたモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタで形成される。このフィルタの部分に白金や酸化セリウム等の触媒を担持する。この触媒付きフィルタ3Abでは、排気ガスG中のPM(微粒子状物質)は多孔質のセラミックの壁で捕集(トラップ)される。
【0036】
図4に、この触媒付きフィルタ3Abの外形を示し、図5に、目封じの様子が分かる入口部分の拡大図を示し、図6にフィルタの壁断面の詳細構造を示す。図6に示すように、アルミナ等の触媒担体30の壁面に白金等の酸化触媒32Aやメタル酸化物等のPM酸化触媒32Bを担持したコート層31が設けられ、これらの酸化触媒32AやPM酸化触媒32Bは、触媒担体30の表面に高分散されて担持されている。
【0037】
そして、触媒付きフィルタ3AbのPMの堆積量を推定するために、図1に示すように、連続再生型DPF3の前後に、DPF入口排気圧力センサ51、DPF出口排気圧力センサ52やDPF入口排気温度センサ53、DPF出口排気温度センサ54がそれぞれ設けられる。
【0038】
これらのセンサの出力値は、負荷センサや回転センサ等の出力値と共に、エンジンEの運転の全般的な制御と触媒付きフィルタ3Abの再生制御を行う制御装置(電子制御ボックス:ECU:エンジンコントロールユニット)5に入力され、この制御装置5から出力される制御信号により、エンジンEのコモンレール等の電子制御式燃料噴射システム41や排気ガス浄化システム1等が制御される。
【0039】
この制御装置5には、エンジンの運転のために、PTOのスイッチのON/OFF,ニュートラルスイッチのON/OFF,車両速度,冷却水温度,エンジン回転数,負荷(アクセル開度)等の情報も入力される。
【0040】
また、第2の実施の形態では、図2に示すように、排気通路2に炭化水素添加装置である燃料噴射弁42を酸化触媒3Aaの上流側に設置する。また、第3の実施の形態では、炭化水素添加装置である燃料噴射弁43を酸化触媒3Aaの下流側でかつ触媒付きフィルタ3Abの上流側に設置する。なお、これらの燃料噴射弁42,43は、エンジンEの燃料タンクの燃料を使用してもよいが、これとは別置きのタンクから炭化水素を供給するようにしてもよい。
【0041】
次に、本発明における触媒付きフィルタ3Abに捕集されたPMの燃焼除去について説明する。
【0042】
図9(a)に示すように、炭化水素(HC)Fを触媒32A,32Bの近傍に吸着させていない場合には、固体のPMが固体の触媒金属32Aに触媒反応を起こす距離まで接近することができず、酸化反応は殆ど発生しない。そのため、PM再生燃焼開始温度は触媒32A,32Bを担持していないDPFと殆ど変わらない。
【0043】
一方、図9(b)に示すように、炭化水素(HC)Fを触媒32A,32Bの近傍に吸着させた場合には、気体の炭化水素Fが低温域から触媒金属32Aと反応するので、その反応熱を着火源にしてPMの酸化を開始させることができ、PM再生燃焼開始温度を大きく低下させることができる。
【0044】
図10に炭化水素を吸着させた場合(実線)Aと炭化水素を吸着させない場合(一点鎖線)Bの、排気温度(℃)に対するPM燃焼速度(g/s)を示す模擬ガス試験結果を示す。炭化水素を吸着させた場合(実線)Aは、低温域からPM再生燃焼速度が増加しており、再生開始温度が低くなっていることが分かる。
【0045】
従って、炭化水素が燃焼しないような低い排気温度状態の時に供給して、炭化水素Fを触媒付きフィルタ3Abに吸着させておけば、排気温度Tgが炭化水素酸化燃焼温度T1より高くなった時に、PMを燃焼除去できる。また、排気温度Tgが炭化水素酸化燃焼温度T1より高い温度の時に、触媒付きフィルタ3Abに炭化水素Fを供給すればPMを燃焼除去できる。
【0046】
本発明では、この炭化水素を触媒近傍に吸着させた時にPM酸化除去の開始温度が低下することを利用して、低排気温度であっても、触媒付きフィルタ3Abに捕集されたPMを燃焼除去しながら、排気ガスを浄化することができる。
【0047】
次に、これらの排気ガス浄化システムにおける排気ガス浄化方法について、説明する。
【0048】
第1の実施の形態の排気ガス浄化システム1では、DPF入口排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度(酸化触媒ライトオフ緒温度:約200℃)T2よりも低いエンジンの運転条件の場合に、電子制御式燃料噴射システム41により、ポスト噴射を行って、排気通路2中の排気ガス中に炭化水素Fを供給し、触媒付きフィルタ3Ab、及び、この触媒付きフィルタ3Abに蓄積されたPMに吸着させる。
【0049】
また、第2の実施の形態では、エンジンの運転条件がDPF入口排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2よりも低い場合に、燃料噴射弁42から炭化水素Fを噴射して排気通路2中の排気ガス中に炭化水素Fを供給し、触媒付きDPF3Abの上流側に配置した酸化触媒3Aaを通過させてから、触媒付きフィルタ3Ab及びこの触媒付きフィルタ3Abに蓄積されたPMに吸着させる。
【0050】
この第1及び第2の実施の形態では、DPF入口排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2よりも高い場合には、排気ガス中に供給した炭化水素Fが酸化触媒3Aaによって酸化されてしまい、触媒付きフィルタ3Abに供給されないので、これを避けるために、DPF入口排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2よりも低い場合に炭化水素Fを供給する。
【0051】
そして、第3の実施の形態では、エンジンの運転条件がDPF入口排気温度Tgがバランスポイント温度(約350℃)T3よりも低い場合に、燃料噴射弁43から炭化水素Fを噴射して排気通路2中の排気ガス中に炭化水素Fを供給し、触媒付きDPF3Abの上流側に配置した酸化触媒3Aaを通過させずに、触媒付きフィルタ3Ab及びこの触媒付きフィルタ3Abに蓄積されたPMに吸着させる。
【0052】
この第3の実施の形態の場合では、炭化水素添加装置43が酸化触媒3Aaの下流に配置されているので、酸化触媒3Aaで消費される恐れがない。しかし,バランスポイント温度T3以上の場合には、PMは、炭化水素Fを燃焼補助に使用しなくても酸化して燃焼除去されるので、炭化水素Fを供給しない。
【0053】
なお、触媒付きDPF3Abの上流側に酸化触媒3Aaを配置しない連続再生型DPFでは、この第3の実施の形態と同様に扱うことができる。
【0054】
次に、これらの炭化水素の供給方法に関して、より詳細に説明する。
【0055】
第1及び第2の実施の形態の炭化水素供給の制御フローを図7に示す。このHC供給制御が、エンジンのスタートと共にスタートすると、ステップS11で、通常運転を所定の時間(再生開始の判定を行う時間間隔に関係する時間)Δtaの間行い、この通常運転において、ステップS12で排気温度Tgが炭化水素酸化燃焼温度(HC酸化燃焼温度:約200℃)T1より小さいか否かを判定し、炭化水素酸化燃焼温度T1以上であれば、ステップS13で超温時間taをカウントし、小さければ超温時間taをカウントしない。
【0056】
そして、次のステップS14で、カウントしている超温時間taが所定の時間t1を経過したか否かをチェックし、経過していなければステップS11に戻り、経過するまで、ステップS11〜ステップS14を繰り返す。
【0057】
これは、排気温度Tgが炭化水素酸化燃焼温度T1以上の時間taが所定の時間t1以上になると、PMに付着していたHCが炭化してdry Sootになってしまい低温度で酸化しなくなるため、PMに新たな炭化水素Fを付着させる必要が生じるためである。なお、この所定の時間t1は実験によって予め求めておく。
【0058】
ステップS14の判定で、超温時間taが所定の時間t1以上となった場合には、次のステップS15で排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度(約200℃)T2以下であるか否かの判定を行う。この判定で、以下で無ければ、ステップS11に戻る。即ち、排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2より大きいと酸化触媒3Aaで供給した炭化水素Fが酸化されてしまうからである
このステップS15の排気温度Tgの判定で、排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2以下である場合には、ステップS16に行き、添加設定時間t2を算出して設定する。この添加設定時間t2の設定は、所定の炭化水素添加量を排気管2内に供給するための制御を、時間当たりの噴射量が一定であるとして添加時間tcで制御するために行われる。また、ステップS16では、超温時間taをリセットする(ta=0)。
【0059】
この添加時間tcは、エンジンの回転数と負荷により、エンジンから排出される炭化水素量が変化するため、エンジン回転数と負荷を変数とするマップデータにから算出する。つまり、低負荷では、一般的に炭化水素濃度が高くなるので添加設定時間t2は短くなり、高負荷では、一般的に炭化水素濃度が低くなるので添加設定時間t2は長くなる。
【0060】
次のステップS17で排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2以下であるか否かの判定を行う。この判定で、以下で無ければ、以下になるまで、ステップS19の炭化水素Fを添加しない運転を行ってステップS17に戻り、このステップS17の判定で、以下であれば、ステップS18で、排気管2内に炭化水素Fを添加する運転を行うと共に、添加時間tcをカウントする。
【0061】
そして、ステップS20で、この添加時間taが添加設定時間t2を超えたか否かを判定し、超えていなければステップS17に行き、超えるまでステップS17〜ステップS20を繰り返す。また、ステップS20で、この添加時間tcが添加設定時間t2を超えていれば、ステップS21で、添加時間taのリセット(ta=0)等の添加の終了作業を行って、ステップS11に戻る。
【0062】
以上の図7の制御フローに従う制御により、ステップS11〜ステップS14,ステップS11〜ステップS15,ステップS11〜ステップS21のいずれかの経路を通って、ステップS11に戻り、エンジンキーOFFによるステップS22の割り込みが発生するまで、これらを繰り返す。そして、割り込みの発生により、ステップS23で割り込み発生時の状態の記憶等の終了作業を行い、この制御フローを終了する。
【0063】
また、第3の実施の形態の炭化水素供給の制御フローを図8に示す。この図8の制御フローは、図7の制御フローのステップS15、ステップS17の排気温度の判定における判定値T2を、酸化触媒3Aaの活性温度T2からバランスポイント温度(約350℃)T3に変更したものである。
【0064】
そして、第1及び第2の実施の形態の場合には、排気温度Tgが酸化触媒3Aaの活性温度T2以下の時に、炭化水素Fを触媒付きフィルタ3Abに供給して吸着させておくことにより、排気温度Tgが炭化水素酸化燃焼温度T1に到達した時に、炭化水素Fが酸化触媒32Aの触媒作用によって酸化を開始して、この反応熱によりPMも酸化触媒32AやPM酸化触媒32Bの触媒作用により酸化するので、燃焼除去できる。
【0065】
なお、排気温度Tgが、酸化触媒3Aaの活性温度T2以下で、かつ、炭化水素酸化燃焼温度T1以上の時は、炭化水素Fを触媒付きフィルタ3Abに供給することにより、炭化水素Fが触媒付きフィルタ3Abの酸化触媒32Aによって酸化するので、この反応熱によりPMも触媒作用により酸化し、燃焼除去される。
【0066】
また、第3の実施の形態の場合には、排気温度Tgがバランスポイント温度T3以下の時に、炭化水素Fを触媒付きフィルタ3Abに供給することにより、炭化水素Fが触媒付きフィルタ3Abの酸化触媒32Aによって酸化を開始して、この反応熱によりPMも触媒作用により酸化するので、燃焼除去できる。
【0067】
なお、図7及び図8の制御フローは、炭化水素の供給制御であり、この制御は、触媒付きフィルタ3Abに捕集されたPMの燃焼開始温度を低下させるための制御であり、従来のDPFの再生制御と並行して行われるものとして示してある。
【0068】
従って、これらの制御では、図7又は図8の制御フローに従って、炭化水素が供給されると共に、これらの制御フローとは別のDPFの再生制御フローに従って、DPFにPMが蓄積されたPM量が所定の値以上になったことをDPF前後差圧や算出されたPM蓄積量等で検出した場合には、ポスト噴射や多段噴射や吸気絞りやEGR制御等による強制的な排気昇温制御を行い、DPFの再生を行う。
【0069】
本発明では、炭化水素を触媒付きフィルタに供給することにより、DPFに捕集されたPMを低い排気温度でも燃焼除去できるので、この強制的な排気昇温制御の回数及びその時の昇温幅が少なくなり、DPF再生に伴う燃費の悪化を抑制できる。
【0070】
【発明の効果】
以上に説明をしたように、本発明の排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システムによれば、気体吸着の炭化水素は触媒活性が非常に大きく、低温域(例えば、約200℃程度)から触媒と反応することを利用して、炭化水素を排気ガス中に添加して触媒付きDPFの触媒近傍に吸着させることにより、低排気温度で燃焼を開始する炭化水素の反応熱を着火源にして、触媒付きDPFに捕集されたPMを燃焼させて除去することができる。
【0071】
従って、DPF再生のためのPMの燃焼開始の排気温度を下げることができ、低排気温度からPMの再生燃焼が可能となり、低い排気温度でもPMが燃焼除去されるので、PM蓄積による排気ガス圧力上昇を回避でき、また、DPF再生制御のインターバルが延びてDPF再生のために行う強制的な排気昇温制御の回数が減少し、更に、この排気昇温制御における昇温幅も著しく小さくすることができるため、燃費の低減を図ることができる。
【0072】
そして、酸化触媒を経由せずに、炭化水素を直接触媒付きDPFに供給する場合は、排気温度がバランスポイント温度以上の時には供給せずに、供給した炭化水素が捕集されたPMの酸化燃焼に寄与できる場合のみに、炭化水素を供給することにより、無駄な炭化水素の供給を回避できる。
【0073】
また、酸化触媒を経由して触媒付きDPFに炭化水素を供給する場合には、排気温度が酸化触媒の活性温度以上の場合には、炭化水素の供給をしないことにより、供給した炭化水素が酸化触媒で燃焼することを防止できるので、無駄なく炭化水素を触媒付きDPFに供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態の排気ガス浄化システムの構成図である。
【図2】本発明に係る第2実施の形態の排気ガス浄化システムの炭化水素供給装置の配置を示す図である。
【図3】本発明に係る第3実施の形態の排気ガス浄化システムの炭化水素供給装置の配置を示す図である。
【図4】モノリスハニカム型ウオールフロータイプの触媒付きフィルタの外形を示す図である。
【図5】図4の入口部分の拡大図である。
【図6】触媒付きフィルタの壁断面を示す図である。
【図7】第1及び第2の実施の形態における炭化水素の供給の制御フローの一例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態における炭化水素の供給の制御フローの一例を示す図である。
【図9】本発明における炭化水素吸着によるPMの燃焼除去温度低下の説明図であり、(a)は、炭化水素を吸着したいない場合の壁表面の状態を模式的に示す図であり、(b)は、炭化水素を吸着した場合の壁表面の状態を模式的に示す図である。
【図10】炭化水素を供給した場合と供給しない場合のPM燃焼速度と排気温度との関係を示す図である。
【図11】従来技術の排気ガス浄化システムの一例を示すシステム構成図である。
【図12】従来技術の排気ガス浄化システムの他の一例を示すシステム構成図である。
【図13】従来技術の排気ガス浄化システムの他の一例を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 排気ガス浄化システム
2 排気通路
3 連続再生型DPF
3Aa 酸化触媒
3Ab 触媒付きフィルタ
E ディーゼルエンジン
G 排気ガス
Gc 浄化された排気ガス
Tg 排気温度
T1 炭化水素酸化燃焼温度
T2 酸化触媒の活性温度(所定の温度)
T3 バランスポイント温度(所定の温度)

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気通路に設けた触媒付きDPFに捕集されるPMを燃焼除去する方法であって、前記触媒付きDPFの上流側に炭化水素を添加するための炭化水素添加手段を具備し、前記炭化水素添加手段により添加された炭化水素がPMと共に前記触媒付きDPFに吸着することが可能な温度領域で炭化水素の添加を行い、前記触媒付きDPFに吸着された炭化水素の酸化反応により前記触媒付きDPF上のPMを燃焼除去することを特徴とする排気ガス浄化方法。
  2. 前記炭化水素添加手段による、前記触媒付きDPFの上流側の排気ガス中への炭化水素の添加を、排気温度が所定の温度よりも低い時に行って、炭化水素の低温酸化反応を利用して前記触媒付きDPFに捕集されたPMを燃焼除去すると共に、前記所定の温度を、炭化水素を添加しない場合において、排気温度がこの温度以上では触媒付きDPFにおいてPMが燃焼除去され、排気温度がこの温度より低い温度ではPMが触媒付きDPFに捕集されて蓄積する温度であるバランスポイント温度とすることを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化方法。
  3. 前記炭化水素添加手段を、前記触媒付きDPFの上流側に配置し、前記触媒付きDPFに炭化水素を添加する場合は、前記炭化水素添加手段による、前記触媒付きDPFの上流側の排気ガス中への炭化水素の添加を、排気温度が前記酸化触媒の活性温度よりも低い時に行って、炭化水素の低温酸化反応を利用して前記触媒付きDPFに捕集されたPMを燃焼除去することを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化方法。
  4. 前記炭化水素添加手段が、ポスト噴射により排気ガス中に炭化水素を添加する手段、又は、前記触媒付きDPFの上流側に設けた炭化水素添加装置から排気通路内への噴射により排気ガス中に炭化水素を添加する手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排気ガス浄化方法。
  5. 内燃機関の排気管に触媒付きDPFを備えた排気ガス浄化システムにおいて、前記触媒付きDPFの上流側に炭化水素を供給するための炭化水素添加手段と該炭化水素添加手段を制御するための炭化水素添加制御手段を具備すると共に、該炭化水素添加制御手段が、排気温度が所定の温度以下の時に、前記炭化水素添加手段により炭化水素を前記触媒付きDPFの上流側の排気ガス中に添加する制御を行うことを特徴とする排気ガス浄化システム。
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