JP2004336819A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はスピーカの高性能化を図ることを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために本発明は、振動板17の外周を第1のエッジ18を介してフレーム19に連結し、ボイスコイル体15の振動板17より磁気回路9側にサスペンションホルダ20の内周を連結し、このサスペンションホルダ20の外周部分を第2のエッジ21を介してフレーム19に連結し、これら第1、第2のエッジ18,21は、これら第1、第2のエッジ18,21間を境にして略対称相似形状としたスピーカである。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関するものである。
従来のスピーカは図21に示すような構成となっていた。
すなわち、この図21に示すように、このスピーカは、磁気回路1と、この磁気回路1の磁気ギャップ2内に、少なくともそのコイル部3が可動自在に設けられたボイスコイル体4と、このボイスコイル体4の磁気ギャップ2外方部分に、その内周が連結された振動板5と、この振動板5の外周がエッジ6を介して連結されたフレーム7とを備えた構成となっていた。
すなわち、ボイスコイル体4のボイスコイル部3にオーディオアンプ等から出力された電気信号を入力することで、ボイスコイル体4が起振し、その起振力が振動板5に伝達され、振動板5が空気を振動させて電気信号を音声に変換する構成となっていた(例えば特許文献1)。
特開平11−275690号公報
上記従来例においては、図21に示すように、ボイスコイル体4のボイスコイル部3と振動板5内周固定部分との間にダンパー8の内周が固定され、このダンパー8の外周はフレーム7に固定されている。このダンパー8はエッジ6と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体4が可動時にローリングしないようにしている。また、このダンパー8は図21に示すように複数の波形を組み合わせた形状にして、できるだけボイスコイル体4の可動負荷とならないような構成となっている。
しかし、近年のスピーカの高性能化においては、このダンパー8が存在することによって大きな問題が発生している。
すなわち、ボイスコイル体4が磁気回路1へ向かう挙動と、磁気回路1とは反対側へ向かう挙動においてダンパー8の可動負荷の非直線性や非対称性が大きく、これに起因する高調波ひずみが大きく発生すると同時にパワーリニアリティも悪化することになっていた。
図22は従来のスピーカのパワーリニアリティ、スピーカ入力電力に対する振動板5の変位を示している。Aは磁気回路1に向けた振動板5の振幅特性を示し、Bは磁気回路1とは反対方向の振動板5の振幅特性を示す。また、図23には従来のスピーカの高調波ひずみ特性を示し、Cがスピーカの周波数特性、Dが第2高調波ひずみ特性、Eが第3高調波ひずみ特性である。
このような非直線性や非対称性に起因するパワーリニアリティ悪化や高調波ひずみ特性の課題を解決するため、各社とも、ダンパー8の非直線性や非対称性を解決するため種々の工夫をしているが、このダンパー8は上述のごとく、その可動負荷を少なくするように複数の波形を組み合わせて出来たものであるから、このダンパー8とエッジ6を組み合わせてサスペンションを構成する以上は、非直線性や非対称性を解決して高調波ひずみを低減させることが難しく、スピーカの高性能化が出来ていないのが現状である。そこで本発明は、スピーカの高性能化を図ることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路の前記磁気ギャップ内に少なくともそのコイル部が可動自在に設けられたボイスコイル体と、このボイスコイル体の磁気ギャップ外方部分に、その内周が連結された振動板と、この振動板の外周が第1のエッジを介して連結されたフレームとを備え、前記振動板より前記磁気回路側に、前記ボイスコイルを実質的に支えるサスペンションホルダを設け、このサスペンションホルダの外周部分は、第2のエッジを介して前記フレームに連結し、これら第1、第2のエッジは、これら第1、第2のエッジ間を境にして略対称相似形状としたものである。
以上のように本発明は、第1のエッジと第2のエッジによりサスペンションを構成させることで、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除するとともに、第1のエッジと第2のエッジはそれ自体の非対称性をキャンセルするように配置させたので、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に選択することができ、これに起因するスピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティを向上させてスピーカの性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は本発明の実施の形態1のスピーカの断面図を示し、図1(a)において、9はリング状のマグネット10、リング状のプレート11、円板状のヨーク12、円柱状のポール13による磁気回路であり、プレート11の内周とポール13の外周間の磁気ギャップ14にマグネット10の磁束を集中させる。マグネット10にはフェライト系や希土類コバルト系が、プレート11及びヨーク12、ポール13には鉄が主な材料として用いられている。なお、図1では外磁型の例を示しているが内磁型の磁気回路も幅広く用いられている。15は磁気回路9の磁気ギャップ14内に少なくともそのコイル部16が可動自在に設けられた円筒状のボイスコイル体であり、一般的には紙及び樹脂、アルミ等の金属を材料としたボビンの上に、銅線などのコイルを巻いて構成している。
17はボイスコイル体15の磁気ギャップ外方部分に、その内周が連結された逆円錐状の振動板であり、ボイスコイル体15に起振された振動により実際に音を出すもので、高い剛性と内部損失を両立したパルプ及び樹脂が主な材料として用いられる。18は振動板17の外周に結合されたリング状の第1のエッジであり、振動板17に可動負荷を加えないようにウレタン及びゴム、布などの材料が用いられる。19は振動板17の外周が第1のエッジ18を介して連結された皿状のフレームであり、複雑な形状にも対応できるように鉄板プレス品や樹脂成型品及びアルミダイキャストなどの材料が用いられる。
20はボイスコイル体15の振動板17より磁気回路9側に、その内周を連結したサスペンションホルダであり、高い剛性と内部損失を両立したパルプ及び樹脂が主な材料として用いられる。
また、サスペンションホルダ20の内周と外周の間の中部が振動板17の中部に接着剤等で結合されている。このため、振動板17とサスペンションホルダ20との位相がほぼ同位相となり、これら振動板17とサスペンションホルダ20の位相ずれに起因する中低音域の共振歪みを低減することが可能となるので、周波数特性の平坦化ができる。
21はサスペンションホルダ20の外周をフレーム19に結合する第2のエッジであり、第1のエッジ18と同様にサスペンションホルダ20に可動負荷を加えないようにウレタン及びゴム、布などの材料が用いられる。第1のエッジ18は磁気回路9とは反対方向に突出し、第2のエッジ21は磁気回路9側に突出しているが、これら第1、第2のエッジ18,21間を境にして略対称相似形状となっている。
次に、図1(b)に第2のエッジ21とサスペンションホルダ20との連結部分の拡大図を示す。第2のエッジ21におけるサスペンションホルダ20との連結部分は平面重合部20Aで連結されているので、この連結部分にかかる応力を分散させることができ、スピーカの耐入力性能をより向上させることができる。
また、ボイスコイル体15とフレーム19の間には従来のダンパーに代わってサスペンションホルダ20と第2のエッジ21によるサスペンションが設けられている。このサスペンションホルダ20及び第2のエッジ21は、第1のエッジ18と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体15が可動時にローリングしないように設けられているものである。
このため、第1のエッジ18と第2のエッジ21によりサスペンションを構成させることができ、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除することができる。また、第1のエッジ18と第2のエッジ21はそれ自体の非対称性をキャンセルするように略対称相似形状となっている。具体的には第1のエッジ18と第2のエッジ21の突出する方向が反対になるように対向配置されており、これにより図2のA,Bで示すパワーリニアリティの入力電力−振動板振幅特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができる。
このため、図3のD,Eで示すスピーカの高調波ひずみ特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性に起因する高調波ひずみを低減することができ、スピーカの高性能化が実現できる。
図2は、本発明の実施の形態1のスピーカのパワーリニアリティであり、入力電力に対する振動板17の振幅量を示している。Aは磁気回路9側への入力電力−振動板振幅特性である。また、Bは磁気回路9と反対側への入力電力−振動板振幅特性である。
図3は、本発明の実施の形態1のスピーカの高調波ひずみ特性であり、出力音圧と高調波ひずみのダイナミックレンジが大きいほど、その高調波ひずみが少ないことを示す。Cがスピーカ特性で、Dが第2高調波ひずみ特性、Eが第3高調波ひずみ特性である。
以上のように構成された実施の形態1のスピーカについて、以下その動作について説明する。
ボイスコイル体15のコイル部16にオーディオアンプ等から出力された電気信号を入力することで、ボイスコイル体15が起振し、その起振力が振動板17に伝達され、振動板17が空気を振動させて電気信号を音声に変換する。
また、ボイスコイル体15とフレーム19の間には従来のダンパーに代わってサスペンションホルダ20と第2のエッジ21によるサスペンションが設けられている。このサスペンションホルダ20及び第2のエッジ21は、第1のエッジ18と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体15が可動時にローリングしないように設けられているものである。
このため、第1のエッジ18と第2のエッジ21によりサスペンションを構成させることができ、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除することができる。また、第1のエッジ18と第2のエッジ21はそれ自体の非対称性をキャンセルするように略対称相似形状となっている。具体的には第1のエッジ18と第2のエッジ21の突出する方向が反対になるように対向配置されており、これにより図2のA,Bで示すパワーリニアリティの入力電力−振動板振幅特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができる。
このため、図3のD,Eで示すスピーカの高調波ひずみ特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性に起因する高調波ひずみを低減することができ、スピーカの高性能化が実現できる。
(実施の形態2)
次に図4について説明する。図4は実施の形態2の断面図を示し、実施の形態1と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図4において、27は振動板17の内周と外周の間の中部に、その内周が平面重合部27Aで連結された円錐台状のサスペンションホルダであり、その外周は第2のエッジ21を介してフレーム19に連結されている。このため、サスペンションホルダ27の大幅な軽量化が可能となり、このスピーカ自体の音響変換効率を向上することができる。
(実施の形態3)
次に図5について説明する。図5は実施の形態3の要部拡大断面図を示す。図5において、サスペンションホルダ20の外周部分の先端はサスペンションホルダ20と第2のエッジ21がL字状の平面重合部20Bで連結している。これにより、サスペンションホルダ20と第2のエッジ21との連結部分にかかる応力を分散させる効果が増大するため、スピーカの耐入力性能をより向上させることができる。
(実施の形態4)
次に図6について説明する。図6は実施の形態4の要部拡大断面図を示す。図6において、サスペンションホルダ20の外周部分の先端はサスペンションホルダ20と第2のエッジ21がL字状の平面重合部20Bで連結するとともに、サスペンションホルダ20を曲折させながら延長したものである。これにより、サスペンションホルダ20と第2のエッジ21との連結部分にかかる応力を分散させる効果がさらに増大するため、スピーカの耐入力性能をより向上させることができる。
(実施の形態5)
次に図7について説明する。図7は実施の形態5の要部拡大断面図を示す。図7において、振動板17の外周部分の先端をL字状に曲折させながら延長したものである。これにより、振動板17と第1のエッジ18との連結部分が強化され、この連結部分にかかる応力を分散させることができるため、スピーカの耐入力性能をより向上させることができる。
(実施の形態6)
次に図8について説明する。図8は実施の形態6の断面図を示し、実施の形態1〜5と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図8において、振動板17の中部から第1のエッジ18の間の部分にコルゲーションを設けてある。これにより、振動板17の剛性が向上するため、スピーカの耐入力性能をより向上させることができる。
(実施の形態7)
次に図9について説明する。図9は実施の形態7の断面図を示し、実施の形態1〜6と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図9においては、サスペンションホルダ20はボイスコイル体15のボビンとともに熱伝導性の高い金属の材料で構成している。
このため、ボイスコイル体15の発熱をこのボイスコイル体15のボビンとサスペンションホルダ20を介して効率良く空間へ放熱することが可能でボイスコイル体15の温度上昇を抑えることができる。このため、高温で接着強度が低下する接着剤であってもボイスコイル体15と、振動板17及びサスペンションホルダ20の接着強度を十分に確保することができるため、スピーカの耐入力性能を向上させることができる。
(実施の形態8)
次に図10について説明する。図10は実施の形態8の断面図を示し、実施の形態1〜7と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図10においては、第1のエッジ18は磁気回路9とは反対方向に突出する形状にし、第2のエッジ21は磁気回路9に向けて突出する形状とした構成としている。
このため、第1のエッジ18と第2のエッジ21の位置関係が近接している場合においても、第1のエッジ18と第2のエッジ21の可動接触を避けることができるため、スピーカの振幅余裕を大きくとることで、最大音圧を大きくすることができる。
(実施の形態9)
次に図11について説明する。図11は実施の形態9の断面図を示し、実施の形態1〜8と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図11においては、第1のエッジ29は磁気回路9に向けて突出する形状とし、第2のエッジ30は振動板17に向けて突出する形状とした構成としている。
このため、第1のエッジ29の前方にネットなどの音響開口部が近接している場合においても第1のエッジ29と音響ネットの接触を避けることができるため、スピーカの振幅余裕を大きくとることで、最大音圧を大きくすることができる。
(実施の形態10)
次に図12について説明する。図12は、実施の形態10の断面図を示し、図12においては、第1のエッジ18と第2のエッジ21の弾性率を略同等に設定した。
このため、第1のエッジ18と第2のエッジ21はそれ自体の持つ非直線性及び非対称性を正確にキャンセルすることが可能となり、サスペンションの非直線性及び非対称性を大きく解決することができ、これに起因するスピーカ装置の高調波ひずみやパワーリニアリティを大幅に低減させることができる。
(実施の形態11)
次に図13について説明する。図13は実施の形態11の断面図を示し、図13においては、第1のエッジ18と第2のエッジ21をウレタンで形成した。
このため、第1、第2のエッジ18,21を有する本発明の実施の形態11のスピーカにおいても振動系重量増加を少なく抑えることができ、振動系重量増加に伴うスピーカの能率低下を低く抑えることができる。
(実施の形態12)
次に図14について説明する。図14は実施の形態12の断面図を示し、図14においては、サスペンションホルダ20をパルプで形成した構成としている。
このため、弾性率と内部損失を確保した上で振動系の重量増加を少なく抑えることができ、振動系の重量増加に伴う、このスピーカの能率低下を抑えることができる。
(実施の形態13)
次に図15について説明する。図15は実施の形態13の断面図を示し、実施の形態1〜12と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図15においては、サスペンションホルダ20はその外周端をフレーム19内周端よりも磁気回路9側にして第2のエッジ21を介してフレーム19に連結した構成としている。
このため、第1のエッジ18と第2のエッジ21の支点間距離を可能な限り大きくとることができ、ボイスコイル体15が可動時にローリングすることを最大限に防止することができる。
(実施の形態14)
次に図16について説明する。図16は実施の形態14の断面図を示し、実施の形態1〜13と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図16においては、ボイスコイル体15とフレーム19の間に防塵ネット31を取り付けた構成としている。
このため、磁気回路9の磁気ギャップ14内へ塵などが入るのを未然に防止することができる。
(実施の形態15)
次に図17について説明する。図17は実施の形態15のスピーカを背面から見た図を示し、実施の形態1〜14と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図17において、フレーム19の内端は磁気回路9に連結し、このフレーム19の内端側(底面側)に通気口32を設け、この通気口32部分に防塵ネット33を設けた構成としている。
このため、磁気回路9の磁気ギャップ14内へ塵などが入るのを未然に防止することができる。
(実施の形態16)
次に図18について説明する。図18は実施の形態16のスピーカの一部切欠正面図を示し、実施の形態1と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図18においては、サスペンションホルダ20に開口部34を設けた構成としている。
このため、サスペンションホルダ20の音響出力が振動板17に干渉してスピーカの音響特性が劣化するのを抑えることができる。
(実施の形態17)
次に図19について説明する。図19は本発明の実施の形態17の一部切欠正面図を示し、実施の形態1〜16と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図19においては、フレーム19の第1のエッジ18、第2のエッジ21間部分に開口部35を設けた構成としている。このため、振動板17と、第1のエッジ18、フレーム19、第2のエッジ21、サスペンションホルダ20、ボイスコイル体15で中間チャンバが形成されるのを防止することができる。つまりこの中間チャンバ形成によりサスペンションホルダ20の音響出力が振動板17に干渉してスピーカの音響特性が劣化するのを抑えることができるのである。
(実施の形態18)
最後に図20について説明する。図20は実施の形態18の断面図を示し、実施の形態1〜17と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図20において、36は、本発明の実施の形態1〜17のスピーカを取り付ける比較的容積の小さい密閉箱で、第1のエッジ18より第2のエッジ21の弾性率を大きく設定した構成としている。このため、比較的容積の小さい密閉箱36に入れて使用する場合でも空気バネと前記第1のエッジ18及び前記第2のエッジ21でサスペンション特性を合わせ込み、非直線性及び非対称性を正確にキャンセルすることができ、スピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティを向上させることができる。
以上のように本発明は、第1のエッジと第2のエッジによりサスペンションを構成させることでサスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除するとともに、第1のエッジと第2のエッジはそれ自体の非対称性をキャンセルするように配置させたので、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができ、これに起因するスピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティを向上させてスピーカの性能を向上させることができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明の実施の形態1のスピーカの断面図 本発明の実施の形態1のスピーカのパワーリニアリティを示す特性図 本発明の実施の形態1のスピーカの高調波ひずみ特性を示す特性図 本発明の実施の形態2のスピーカの断面図 本発明の実施の形態3のスピーカの要部拡大断面図 本発明の実施の形態4のスピーカの要部拡大断面図 本発明の実施の形態5のスピーカの要部拡大断面図 本発明の実施の形態6のスピーカの断面図 本発明の実施の形態7のスピーカの断面図 本発明の実施の形態8のスピーカの断面図 本発明の実施の形態9のスピーカの断面図 本発明の実施の形態10のスピーカの断面図 本発明の実施の形態11のスピーカの断面図 本発明の実施の形態12のスピーカの断面図 本発明の実施の形態13のスピーカの断面図 本発明の実施の形態14のスピーカの断面図 本発明の実施の形態15のスピーカの背面図 本発明の実施の形態16のスピーカの一部切欠正面図 本発明の実施の形態17のスピーカの一部切欠正面図 本発明の実施の形態18のスピーカの断面図 従来のスピーカの断面図 従来のスピーカのパワーリニアリティを示す特性図 従来のスピーカの高調波ひずみ特性を示す特性図
符号の説明
9 磁気回路
10 マグネット
11 プレート
12 ヨーク
13 ポール
14 磁気ギャップ
15 ボイスコイル体
16 コイル部
17,26 振動板
18,29 第1のエッジ
19 フレーム
20,27 サスペンションホルダ
20A,20B,27A 平面重合部
21,30 第2のエッジ
31,33 防塵ネット
32 通気口
34,35 開口部

Claims (15)

  1. 磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路の前記磁気ギャップ内に少なくともそのコイル部が可動自在に設けられたボイスコイル体と、このボイスコイル体の磁気ギャップ外方部分に、その内周部分が連結された振動板と、この振動板の外周部分が第1のエッジを介して連結されたフレームとを備え、前記振動板より前記磁気回路側に、前記ボイスコイルを実質的に支えるサスペンションホルダを設け、このサスペンションホルダの外周部分は、第2のエッジを介して前記フレームに連結し、これら第1、第2のエッジは、これら第1、第2のエッジ間を境にしてほぼ対称相似形状としたスピーカ。
  2. サスペンションホルダの内周部分は、ボイスコイルの振動板内周連結部分より磁気回路側に連結した請求項1に記載のスピーカ。
  3. 第1のエッジは磁気回路とは反対方向に突出する形状にし、第2のエッジは磁気回路に向けて突出する形状とした請求項1または2に記載のスピーカ。
  4. 第1のエッジは磁気回路に向けて突出する形状とし、第2のエッジは振動板に向けて突出する形状とした請求項1または2に記載のスピーカ。
  5. 第1のエッジと第2のエッジの弾性率を略同等に設定した請求項3または4に記載のスピーカ。
  6. 第1のエッジと第2のエッジをウレタンで形成した請求項5に記載のスピーカ。
  7. サスペンションホルダをパルプで形成した請求項6に記載のスピーカ。
  8. サスペンションホルダの外周側を、フレーム内端よりも磁気回路側にて第2のエッジを介してフレームに連結した請求項3〜5のいずれか一つに記載のスピーカ。
  9. 磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路の前記磁気ギャップ内に少なくともそのコイル部が可動自在に設けられたボイスコイル体と、このボイスコイル体の磁気ギャップ外方部分に、その内周部分が連結された振動板と、この振動板の外周が第1のエッジを介して連結されたフレームとを備え、前記振動板の中部にサスペンションホルダの内周を連結し、このサスペンションホルダの外周部分を、第2のエッジを介して前記フレームに連結し、前記第1、第2のエッジは、これら第1、第2のエッジを境にしてほぼ対称相似形状としたスピーカ。
  10. 第1のエッジは磁気回路とは反対方向に突出する形状にし、第2のエッジは磁気回路に向けて突出する形状とした請求項9に記載のスピーカ。
  11. 第1のエッジは磁気回路に向けて突出する形状とし、第2のエッジは振動板に向けて突出する形状とした請求項9に記載のスピーカ。
  12. 第1のエッジと第2のエッジの弾性率を略同等に設定した請求項10または11に記載のスピーカ。
  13. 第1のエッジと第2のエッジをウレタンで形成した請求項12に記載のスピーカ。
  14. サスペンションホルダをパルプで形成した請求項12に記載のスピーカ。
  15. サスペンションホルダの外周側を、フレーム内端よりも磁気回路側にて第2のエッジを介してフレームに連結した請求項10〜12のいずれか一つに記載のスピーカ。
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