JP2004336708A - 負荷監視方法、負荷監視装置、及び該負荷監視装置による負荷管理システム - Google Patents

負荷監視方法、負荷監視装置、及び該負荷監視装置による負荷管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 既存の電力線を通信回線として用い、監視対象となる各種電気機器類等における監視対象負荷の変動等を監視可能にし、かつ監視対象負荷の省エネルギー化を実現させる。
【解決手段】
分電盤1から分岐する二次側電力線L2に接続された負荷監視装置10を有しており、この負荷監視装置10には、二次側電力線L2に接続され、かつ各種電気機器類の電流値を検出するA/Dコンバータ(検出部)11と、A/Dコンバータ11の検出結果に基づき、監視対象負荷の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラ12と、コントローラ12からの制御信号に基づき、負荷信号を得ると共に、二次側電力線L2に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存の電力線をそのままの態様で通信回線として利用するようにした負荷監視方法、負荷監視装置、及び該負荷監視装置による負荷管理システムに関する。
さらに詳しくは、例えば、屋内に独りで居住し、もしくは独りで居残る要注意対象の老人等(以下、単に「独居老人」という)のための、広義には観察、狭義には監視(以下、これらを後者の意味にのみ要約して「監視」という)とか、それに、住宅、事務所、店舗等における省エネルギーの監視、あるいは農業、漁業、その他の各産業における屋内外での設備機器類等の監視、さらには、これらを総集した警備等の、これに準ずるそれぞれの各監視態様に適用して効果的かつ有効に利用可能な負荷監視方法、負荷監視装置、及び該負荷監視装置による負荷管理システ厶に係るものである。
従来から、例えば、屋内に居住する独居老人が、トイレや浴室等を利用している際に、該独居老人に病害や何らかの障害等の不測の事態が生じて倒れるなどで、本人自身による起居などの自律自助動作が不能になった場合にあっては、この事態を救済かつ支援するための外部との緊急連絡の取りようが全くなく、結果的には救助の手立てを講ずることができない。
そこで、このような緊急の場合に備えるために、例えば、屋内の各所に対して予め監視カメラ等による監視手段を設置して対処することが考えられる。しかし、実際問題としては、このようにトイレ内や浴室内等にまで専用の監視カメラ等を設置する訳にもゆかず、しかも、これが個人のプライバシー保護に関係することから、これらの各所で万一の事態が生じても緊急的に救済かつ支援できないという不都合がある。
ところで、一般家屋のトイレを例に挙げると、例えば、警備会社等では、このトイレのドアに対して、その開閉作動を検知する開閉検知センサを取り付けておくことで、該開閉検知センサによってドアの開閉状態をその度毎に自動的に検出できるようにし、例えば、一旦、ドアの開閉(使用のための入室)がなされてから、予め設定されている使用時間内に再開閉(使用を終えて退室)がなされなかったときには、これを異常発生と判断して対処する救済支援システムが採用されている。
しかしながら、前記ドアの開閉作動検知による従来の救済支援システ厶では、該ドアの開閉操作自体をその度毎に確実に行なわなくては開閉検知センサが正常に機能せず、例えば、該当ドアを確実に閉じない限りにおいては不都合を生ずることになる。そして、一方では、独居老人が外出したとき等の実質的な取扱いについても、必ずしも十分ではなかった。
また、従来の警備システムとして、例えば、人感センサ等の各種センサ類も用いられることがあるが、これらの各種センサ類にあっては、一般的に、その付近に配備される蛍光灯や水銀灯などの放電点灯による照明利用時の放電不整、いわゆる“チラツキ”による光源変動の影響を非常に受け易いのが通例で、このチラツキが生じたときには、たとえ、該当場所において異常を発生したのにも拘らず、その異常を正確には検知できないという惧れがある。
そこで、このような従来の欠点を補う必要上、例えば、通過型の検知センサを使用したりもするが、このときには、極めて当然のことながら、別に該センサ用に関連する各種の配線類等も必要になり、しかも、その配線等を全て適切に隠蔽するのが比較的困難であることから、必然的に却って目立つ結果ともなり兼ねず、このために警備用としてはセキュリテイ保護の必要上、必ずしも好ましくないという問題点があった。
さらに、最近では、電灯線(電力線)を通信回線として利用したホーム・ネットワークにより、例えば、該当住居内での利便性及び電力の省エネルギー化等を図る手法が大きくクローズアップされている。このホーム・ネットワークの技術は、外出先からでも家電機器類の作動制御をなし、かつ確認することで、該家電機器類の電源の消し忘れ等を抑止できるシステ厶である。
しかし、このシステムの場合には、所定帯域の周波数からなるデータ信号を別に得てから、該データ信号を電力線に乗せて通信制御するという独自の通信システムを構築しなければならないので、徒らに通信設備等の費用が嵩むことにもなり、また、この通信に対するセキュリティの確保も必要になって益々高価になるものであった。
本発明者は、上記従来の各問題点に鑑み、これらを改善すべく鋭意に開発努力を重ねた結果、既存の電力線をあるがままの態様で活用するだけでよいという極めて実際的で実用上有用な通信方式を創出するに到り、かつ該通信方式を利用することで、各種電気機器類等における監視対象負荷の変動等を検出すると共に、該検出される負荷変動等を適確に外部監視可能にした技術手段を見出して完成し、この技術手段を先に特願2003−110708(出願日・平成15年4月15日)として新たに提案した。
そして、この本発明者の新提案に係る技術手段について、これをより以上有用に敷衍発展させるべく開発努力を続け、一層効果的でかつ適用する該当技術分野を拡大できるように、その技術理論の展開を図った。
従って、本発明の目的とするところは、先の本出願人による特許出願の場合と同様に、独自の通信網や電気配線等をあらためて配備せずに、既存の電力線を通信回線として用いることにより、直接かつ間接的に監視対象となる各種電気機器類等における監視対象負荷の変動等を適確に監視可能とし、併せて、該監視対象負荷の省エネルギー化を容易に実現させ、さらには、監視対象負荷の変動や異常等の現象を良好に活用して、例えば、独居老人等の日常の生活パターンを常時観察(監視)できるようにし、かつこれに加えて建物の警備等をも外部から目立たずに効果的に行ない得るようにした、この種の負荷監視方法、負荷監視装置、及び該負荷監視装置による負荷管理システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明者は、上記従来の実情をも再考慮した上で、上記先の本出願人による特許出願の技術内容に基づいて、その技術内容を敷衍して探究することで、以下にそれぞれ述べるように、新たな発明を加えて完成した。
すなわち、本発明に係る請求項1に記載の負荷監視方法は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視方法であって、
前記監視対象負荷の負荷量を検出する第1の過程と、該第1の過程で検出される検出値に基づき、監視対象負荷の負荷信号を得る第2の過程と、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて前記第2の過程で得られる負荷信号を付与する第3の過程とを含み、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視することを特徴としている。
本発明に係る請求項2に記載の負荷監視方法は、前記請求項1の方法発明において、前記二次側電力線に付与する負荷信号に基づき、変動のあった該当監視対象負荷を特定することを特徴としている。
本発明に係る請求項3に記載の負荷監視方法は、前記請求項1または2の方法発明において、前記各監視対象負荷から得られる負荷信号が、該当監視対象負荷の情報信号及び/またはアドレス信号を含む監視情報信号であることを特徴としている。
本発明に係る請求項4に記載の負荷監視方法は、前記請求項1ないし3の何れか1項の方法発明において、前記監視対象負荷の負荷量検出が、その検出時間を計測してなされることを特徴としている。
本発明に係る請求項5に記載の負荷監視方法は、前記請求項1ないし4の何れか1項の方法発明において、前記監視対象負荷の負荷量検出に伴い、該負荷量の異常が判断されることを特徴としている。
本発明に係る請求項6に記載の負荷監視方法は、前記請求項1ないし5の何れか1項の方法発明において、前記監視対象負荷の負荷量が、電流値または電力値として検出されることを特徴としている。
また、本発明に係る請求項7に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記監視対象負荷の負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、監視対象負荷の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項8に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記監視対象負荷の負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、監視対象負荷の負荷信号をデータ処理してデータ信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記データ信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られるデータ信号を送信するデータ送信部とを備え、
前記二次側電力線に付与されるデータ信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項9に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記二次側電力線または他の電力線に接続されたAC/DCコンバータと、該AC/DCコンバータの直流電流出力側に接続された監視センサでのセンサ線との接点信号入力部と、該接点信号入力部の検出結果に基づき、前記監視センサの負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項10に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記二次側電力線または他の電力線に接続されたAC/DCコンバータと、該AC/DCコンバータの直流電流出力側に接続された監視センサの負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、前記監視センサの負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項11に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記二次側電力線または他の電力線に接続されたAC/DCコンバータと、該AC/DCコンバータの直流電流出力側に接続された監視機器に接続される通信コネクタ部と、該通信コネクタ部によって検出される検出部と、該検出部の検出結果に基づき、前記監視機器の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項12に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記二次側電力線に接続されて接点信号を出力する接点信号入力部と、該接点信号入力部の検出結果に基づき、前記接点信号の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項13に記載の負荷監視装置は、分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
前記二次側電力線に接続された各種電気機器類等稼働の設備機器の負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、前記各種電気機器類等稼働の設備機器の待機電流ないしは稼働電流を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る請求項14に記載の負荷監視装置は、前記請求項7ないし13の何れか1項の装置発明において、前記監視対象負荷に付与する負荷信号に基づき、変動のあった該当監視対象負荷を特定することを特徴としている。
本発明に係る請求項15に記載の負荷監視装置は、前記請求項7ないし14の何れか1項の装置発明において、前記監視対象負荷から得られる負荷信号が、該当監視対象負荷の情報信号及び/またはアドレス信号を含む監視情報信号であることを特徴としている。
本発明に係る請求項16に記載の負荷監視装置は、前記請求項7ないし13,15の何れか1項の装置発明において、前記監視対象負荷の負荷量検出が、その検出時間を計測してなされることを特徴としている。
本発明に係る請求項17に記載の負荷監視装置は、前記請求項7ないし13,15,16の何れか1項の装置発明において、前記監視対象負荷の負荷量検出に伴い、該負荷量の異常が判断されることを特徴としている。
本発明に係る請求項18に記載の負荷監視装置は、前記請求項7ないし17の何れか1項の装置発明において、前記監視対象負荷の負荷量が、電流値または電力値として検出されることを特徴としている。
本発明に係る請求項19に記載の負荷監視装置による負荷管理システ厶は、監視対象負荷の負荷量を監視する前記請求項7ないし18の何れか1項に記載の少なくとも一つの負荷監視装置と、該負荷監視装置に二次側電力線を介して接続され、かつ該負荷監視装置からの監視データを管理する負荷管理装置とを有し、前記監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷管理システムであって、
前記負荷管理装置は、前記負荷監視装置の負荷信号発生部から、前記二次側電力線を介して負荷信号を受信する負荷信号受信部と、該負荷信号受信部からの負荷信号に基づき、前記監視対象負荷の負荷量を演算処理して、少なくとも該当監視対象負荷を特定する演算処理部とを備え、
前記二次側電力線を介して受信する負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視することを特徴としている。
本発明に係る請求項20に記載の負荷監視装置による負荷管理システムは、監視対象負荷の負荷量を監視する前記請求項7ないし18の何れか1項に記載の少なくとも一つの負荷監視装置と、該負荷監視装置に二次側電力線を介して接続され、かつ該負荷監視装置からの監視データを管理する負荷管理装置とを有し、前記監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷管理システムであって、
前記負荷管理装置は、前記負荷監視装置のデータ送信部から、前記二次側電力線を介してデータ信号を受信するデータ信号受信部と、該データ信号受信部からのデータ信号に基づき、前記各監視対象負荷の負荷量を演算処理して、少なくとも該当監視対象負荷を特定する演算処理部とを備え、
前記二次側電力線を介して受信するデータ信号により、該当監視対象負荷の状態を監視することを特徴としている。
本発明に係る請求項21に記載の負荷監視装置による負荷管理システムは、前記請求項19または20のシステム発明において、前記負荷管理装置が、管理センタと通信連絡する通信装置を備えることを特徴としている。
本発明の請求項1ないし21に記載の各発明によれば、本発明を適用するために独自の通信網とか、新たな電気配線等を何ら構築せずに、既存の電力線のみを効果的に活用するだけで、各種の電気機器類等の監視対象負荷の変動等を確実かつ実質的に監視できるのであり、ひいては、宅内における独居老人の日常の生活パターンを監視し、併せて、その宅内での省エネルギー化をも実現可能にするばかりか、建物自体内及び宅内での省エネルギー化を独自に達成し、かつ警備等をも外部周辺から目立つことなしに行ない得るなどの実用上、極めて優れた種々の特長を発揮できるのである。
発明を実施するための最良の手段
以下、本発明に係る負荷監視方法、負荷監視装置、及び該負荷監視装置による負荷管理システ厶における各別の実施例につき、図1ないし図21を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1を適用した負荷管理システムの概要構成を模式的に示すブロック図である。
本実施例1による負荷監視方法は、図1に示す如く、例えば、マンション等の居住建物内での各家庭内に引き込まれた図示しない商用電力線(東日本地区の場合は、50サイクル、100ボルトに定格設定)に接続されている分電盤1を活用し、該分電盤1から複数に分岐する二次側電力線L1に負荷監視装置10を接続して用いることにより、各家庭内での監視対象負荷(例えば、監視用及び警戒用の各電気機器類等で、以下、単に「負荷」ともいう)の負荷量(例えば、電流値または電力値で、以下、本実施例1及び後述する他の各実施例では、「電流値」に基づくものとする)を監視する手法である。
前記負荷監視装置10については、各家庭毎に所要台数、ひいては、少なくとも1セットずつは設けられており、この負荷監視装置10によっては、二次側電力線L2を介してそれぞれに接続された監視対象負荷としての監視用及び警戒用の各種電気機器類(以下、単に「各電気機器類」ともいう)等の各電流値を検出し、かつ該検出された各電流値に基づいて負荷信号(データ信号)を形成すると共に、前記分電盤1の二次側電力線L1に対して、該負荷信号を電力周波数のタイミングに合わせて付与することにより、詳細についてはそれぞれに後述するが、例えば、独居老人の日常生活における不測な異常事態の早期発見や、宅内に配備される各種電気機器類の省エネルギー化の達成、それに、一般的な警備などを適宜に行ない得るようにするのである。
前記屋内に備えられている分電盤1には、ブレーカユニット1Aと、該ブレーカユニット1Aを介して分岐された複数の各配電回路1Bとが設けられ、かつ該複数の各配電回路1Bは適宜複数のグループに分類されており、この場合、例えば、一つの配電回路1Bに対し、二次側電力線L1を介して前記負荷監視装置10を接続させる。そして、該負荷監視装置10には、二次側電力線L2を介して接続端子部となる複数の各コンセント(図示省略)を配置させた上で、各コンセントに前記監視対象負荷としての複数の各電気機器類をそれぞれに接続させて用いるのである。従って、このために前記負荷監視装置10によっては、個々の各コンセントに接続して用いられる各電気機器類の負荷量監視が可能になる。
また、本実施例1における負荷管理システム、より詳しくは、前記負荷監視装置10による負荷管理システム50は、同様に図1に示す如く、例えば、マンション等の居住建物内での複数の各家庭に配される個々の監視対象負荷を統合して管理するシステム手段であって、例えば、各家庭に対してそれぞれに少なくとも1台づつ設置された前記負荷監視装置10(同図1では、1セットの負荷監視装置10のみを表示)と、必要数だけ設けられた非常用押しボタン装置20(同図1では、1セットの非常用押しボタン装置20のみを表示)と、これらの両装置10,20を統合して管理するため、該両装置10,20に共通の二次側電力線L1を介して接続され、かつ該当建物内の何れかの場所に1台づつ設置された負荷管理装置30とをそれぞれに備えて構成する。
ここで、前記負荷管理装置30には、図示しない計時用のタイマ手段が設けられていて時間管理され、先にも述べたように、例えば、在宅老人や、一人住まいの独居老人の日常での生活パターンの一切を監視するとか、マンション等のそれ自体、あるいは各家庭の警備等を効果的に行なうべく、図示省略した総合的な管理センタとの間で、例えば、公衆回線を介して適時に通信連絡可能にされている。
一方、ここでは図示省略したが、前記各家庭対応に備えられる負荷監視装置10にあっては、押しボタンあるいは切替えスイッチの操作により、必要に応じて在宅モードと外出確認モードとに切替え得るようになっている。つまり、先にも述べたように、前記負荷監視装置10は、マンション等内の各家庭毎にそれぞれ設置され、かつ前記負荷管理装置30は、該当マンション等に所要台数、例えば、1台設置されて各負荷監視装置10を統合管理し、また、前記非常用押しボタン装置20は、宅内の各居室やその他の各部屋(各部署)等の身近なコンセントに適宜接続されて、何れの場所においても身近で簡単に操作可能にされており、詳細については後述する如くに、必要に応じて外部に救援等を求めることができるようになっている。
而して、前記負荷監視装置10としては、前記図1に示す如く、例えば、電磁形式による分電盤1から分岐されて各コンセントに至る二次側電力線L1にクランプ等で接続された上で、該各コンセントに結合される複数の各電気機器類等の電流値を個々に検出する検出部(例えば、A/Dコンバータ)11と、該A/Dコンバータ11の検出結果に基づいて各電気機器類等の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラ12と、該コントローラ12からの制御信号に基づいて、各電気機器類等の負荷信号を得ると共に、これを二次側電力線L1に対して、その電力周波数のタイミングを合わせて付与することで交流電流に乗せる負荷信号発生ユニット13と、それに、電源ユニット14とをそれぞれに備えて構成し、これらの各機器によって各電気機器類の動作状況等をそれぞれの電流値で監視する。
また、前記負荷監視装置10は、複数(例えば、7回路相当分)の各電気機器類等に接続可能な他回路入力部15と、ディップスイッチ16と、例えば、照明器具類である蛍光灯のチラツキを表示する表示装置(図示省略)とのコネクタ17とをそれぞれに有している。ここで、前記他回路入力部15の7本の配線15Aは、二次側電力線L2にクランプ等で接続されると共に、該二次側電力線L2に接続される複数の各電気機器類の電流値をA/Dコンバータ11を介して検出するようになっている。そして、ブレーカユニット1Aの管理下にある複数の配電回路1Bは、各電気機器類の類型に対応して複数種類(この場合、例えば、3種類)に分類され、かつ該分類された各電気機器類の動作状況をそれぞれ個別に監視するようになっている。
さらに、前記複数の各家庭電気機器類としては、例えば、電気冷蔵庫等のように常時駆動される常時駆動型電気機器類(以下、単に「常時駆動型機器類」という)と、テレビ等のように常時待機電流が供給されている電気機器類や、電気ポット等のように不規則的に使用する電気機器類である待機型電気機器類(以下、単に「待機型機器類」という)と、それに、人感センサ等のように警備等に用いられる警戒・監視用電気機器類(以下、単に「警戒・監視用機器類」という)との、おおよそ3種類に分類できる。なお、ここでの警戒・監視用機器類としては、前記人感センサ等の他にも、後述するように、独居老人における生活パターンを常時監視するための各種の電気機器類がある。
前記警戒・監視用機器類については、例えば、独居老人のための監視の場合、該独居老人が不測の事態で倒れることがあっても、一般的には、その状態を気付き難いとされているトイレや浴室等に設置される各種の電気機器類であるものと考えればよく、このような各電気機器類としては、例えば、トイレ内の照明用電灯や、水洗便器の使用水流を検出する水流センサがあり、それに、ウォッシュレットに付帯する種々の電気機器類等をそれぞれに挙げることができる。そして、これらの各電気機器類の規定電流値については、それぞれに予めコントローラ12の内部、または負荷管理装置30の内部等に設定させておくことにより、該各電気機器類における使用電流値の変動を監視するのみで、トイレ内での利用者の異常(例えば、独居老人に生じた異常事態)等を適確かつ比較的容易に確認し得るのである。
すなわち、例えば、独居老人がトイレ内の照明用電灯を点灯して使用し、その後、所定時間を経過しても、ウォッシュレットの使用がなかったり、あるいは電灯の点灯負荷による電流値の減少、つまりは消灯に伴う電流値の減少復帰がないときとか、もしくは他の各関連回路に負荷変動がないときなどには、該独居老人がトイレ内で倒れた公算が非常に大きいので、その異常発生を有用かつ確実に発見し得るのである。この場合、トイレを利用するための所要時間については、独居老人の最大利用時間を予め把握し、かつ該最大利用時間に多少の余裕時間を加算した上で、この所要時間を「要注意時間」として設定するようにすればよい。
続いて、本実施例1における負荷管理システム50に適用する負荷監視方法の原理等につき、図2ないし図4を参照して述べる。
これらの図2ないし図4は、本実施例1での負荷監視方法の原理を説明するためのもので、同図2(a),(b)は、電力線を流れる交流電流をそれぞれに示す各波形図であり、同図3(a),(b)は、電力線を流れる交流電流をA/Dコンバータ11で検出し、かつコントローラ12で演算処理したときの各電流値をそれぞれ模式的に示す説明図、同図4(a),(b)は、この場合でのコントローラ12から負荷信号発生ユニット13に出力される各負荷信号の態様をそれぞれに示す説明図である。
本実施例1の負荷監視方法においては、監視対象負荷として、基本的には待機型機器類及び警戒・監視用機器類の両者に適用するのが好ましい。すなわち、一方の待機型機器類は、通常の場合、在宅時に不規則的に使用するもので、外出時における電源の消し忘れ等が省エネルギー化上で問題になるために監視対象とされる電気機器類である。また、他方の警戒・監視用機器類は、独居老人における日常の生活パターン一切の監視等とか、人感センサ等のように警備上の都合で必要となる電気機器類である。しかし、常時駆動型機器類については、常に電源を入れたままの状態に保持することを前提にしているので、基本的に必ずしも電流値の増減等を監視する必要のない電気機器類である。
また、照明器具等として継続使用する蛍光灯については、その使用中、例えば、球切れ間近等の放電不整等に伴うチラツキを生じた場合に、その通電電流値が大幅に乱高下することで、近辺に存在する他の電気機器類、例えば、センサ類等に悪影響を及ぼす惧れがあることから、該蛍光灯を独自に監視することにより、チラツキを生じた蛍光灯を球切れする前の早期に交換するのが望ましいものと言える。ここで、このような蛍光灯のチラツキを監視する技術に関しては、例えば、本出願人が先に特願2002−337340号明細書において提案した手法を用いることができる。
次に、上記図1を参照して、例えば、前記分電盤1から分岐する二次側電力線L1に接続された負荷監視装置10により、該二次側電力線L2に別に接続された警戒・監視用機器類である第1及び第2の各電気機器類を監視する場合について述べる。
先ず、第1の電気機器類に電源が投入されると、二次側電力線L2では、該第1の電気機器類に固有の所定電流値(以下、ここでは「初期電流値」という)を持った交流電流が流れる。このときの初期電流値Iの波形を示したのが、図2(a)である。
次いで、この状態のまま、二次側電力線L2に接続された第2の電気機器類に対して電源が投入されると、その負荷、この場合、監視対象負荷に見合った固有の電流値1を持つ交流電流が新たに流れることにより、その電流値が前記初期電流値Iに加算され、図2(b)に実線で示す初期電流値Iから一点鎖線で示す電流値Iまで増加する。この際、前記コントローラ12に対しては、第1、第2の各電気機器類のアドレス番号が予めそれぞれ個別に設定されているため、ここでは、例えば、該第1、第2の各電気機器類に固有の電流値に基づくアドレス番号をそれぞれに付与することで、これらの第1、第2の各電気機器類を特定できるようになっている。
そして、前記初期電流値I及び増加後の電流値Iは、前記A/Dコンバータ11によって個別に検出されると共に、該A/Dコンバータ11でアナログ信号から逐次ディジタル信号に変換された後、これらの各ディジタル信号に基づき、前記コントローラ12において初期電流値I及び増加分の電流値(以下、ここでは「増加電流値」という)ΔIをそれぞれ逐次に演算処理する。
このときの演算処理結果を図2ないし図4で模式的に表わすと、図2(a)に示す初期電流値Iは、図3(a)示す電流値Iのようになり、図2(b)に示す初期電流値I及び増加電流値ΔIは、図3(b)に示す電流値I+ΔIのようになる。また、この場合、前記コントローラ12から前記負荷信号発生ユニット13に出力される負荷信号としては、例えば、図4(a)の態様から、図4(b)に示すように、初期電流値Iに増加電流値ΔIを間欠的(例えば、0.1秒毎)に上乗せしたものとなる。
そこで、前記負荷信号発生ユニット13においては、前記コントローラ12からの信号指令に基づいて増加電流値ΔIに見合った負荷信号を形成した上で、二次側電力線L1を流れる交流電流の周波数(50サイクル)のタイミングに合わせて該負荷信号を付与することにより、増加電流値ΔIの情報を含む負荷信号を交流電流に乗せて負荷管理装置30側へ出力させ、これによって該負荷管理装置30に対して、第2の電気機器類に新たに電源が投入されたことを通知する。
このため、前記第2の電気機器類が、例えば、警備・監視用のセンサであれば、前記負荷管理装置30においては、増加電流値ΔIの大きさから該警備・監視用のセンサが作動したものと認識し、以後、引き続いて、その異常の有無を監視できることになる。
もっとも、この場合、前記負荷監視装置10が1台で、かつ前記二次側電力線L2に接続された電気機器類も1台だけであり、また、後述する各アダプタ200、300、400(後記の図14、図15、図16をそれぞれに参照)に関しても1台だけでありさえすれば、増加電流値ΔI相当分を負荷信号として一定の時間間隔で二次側電力線L1に付与するのみで、対応する電気機器類を確実かつ容易に特定できることになる。しかし、前記負荷管理装置30によって複数台の負荷監視装置10、及び/または各アダプタ200ないし400を管理する場合には、増加電流値ΔI相当分を負荷信号として単に二次側電力線L1に付与するのみでは、該増加電流値ΔI相当分を持つ各電気機器類、及び負荷監視装置10、各アダプタ200ないし400を個々に特定することは非常に難しい。また、一方において、増加電流値ΔIのそれ自体が電気機器類に特有の値であれば特定可能でこそあるが、複数台の各電気機器類の増加電流値ΔIが互いに近似した値であれば、これらの各電気機器類相互を特定することができなくなる。
そこで、本実施例1においては、前記コントローラ12から負荷信号発生ユニット13に対し、前記図3(b)に示す如くに、増加電流値ΔIを「0」,「1」信号として加工形成することにより、種々の情報内容を含んだ負荷信号を得るように指令し、該種々の情報を含む負荷信号を各電気機器類における個別の情報信号として、前記負荷管理装置30にそれぞれ送信できるようにするのである。
すなわち、一層具体的には、前記コントローラ12により、前記負荷信号発生ユニット13に対して増加電流値ΔIによる「0」,「1」信号の形成タイミングを指令し、かつこの指令を受けた負荷信号発生ユニット13では、該「0」,「1」信号をして種々の情報内容を表わすようにすべく、個々の各パターン配列にすることにより、例えば、前記第2の電気機器類を特定するアドレス番号と、その負荷監視装置10を特定するアドレス番号等との各情報を含む負荷信号を形成した上で、この負荷信号を該負荷信号発生ユニット13から二次側電力線L1に対し、交流電流の周波数タイミングを合わせて付与するもので、この操作によって、第2の電気機器類の増加電流値ΔI、及びそのアドレス番号と、負荷監視装置10のアドレス番号等との各情報が負荷管理装置30にそれぞれ送信されることになる。従って、このように種々の情報内容を含んだ負荷信号を二次側電力線L1に交流電流の周波数タイミングを合わせて付与するのみで、負荷管理装置30においては、増加電流値ΔIを持つ電気機器類の特定はもとよりのこと、その負荷監視装置10の特定についても確実かつ容易に行ない得るのである。
また、前記非常用押しボタン装置20は、例えば、図1に示す如く、前記二次側電力線L1のコンセントに適宜、直接接続して使用するものであり、外部から押圧操作する押しボタン21と、内蔵されたコントローラ22、負荷信号発生ユニット23及び電源ユニット24とをそれぞれに備えている。そして、この場合、押しボタン21を押圧操作することにより、所要の負荷信号を二次側電力線L1に付与させ、この二次側電力線L1を介して該負荷信号を負荷管理装置30に送信するようになっている。なお、この際の所要負荷信号の形成については、先に述べた前記負荷監視装置10における場合に準じてなされるので、ここでは、その説明を省略する。
前記負荷管理装置30は、例えば、同様に前記図1に示す如く、前記負荷監視装置10の負荷信号発生ユニット13及び非常用押しボタン装置20の負荷信号発生ユニット23から前記二次側電力線L1を介して負荷信号を受信する負荷信号受信部31と、該負荷信号受信部31からの複数の負荷信号に基づいて前記各電気機器類の電流値を演算することで、個々の各電気機器類及びこれらが属する前記負荷監視装置10のそれぞれを特定する演算処理部32と、該演算処理部32によって特定された負荷監視装置10及びこれに属する各電気機器類を別に配置される管理センタ(図示省略)に通知する携帯無線装置33と、該携帯無線装置33及び管理センタ間の通信による応答内容を処理する応答処理部34と、該応答処理部34の処理内容と前記負荷監視装置10及び非常用押しボタン装置20からの通知内容をそれぞれに保存する共有メモリ35と、それに、電源ユニット36とを備えている。そして、この負荷管理装置30では、前記負荷監視装置10及び非常用押しボタン装置20からのそれぞれの負荷信号を管理すると共に、管理センタから受信した情報をも監視する。
また、前記携帯無線装置33については、既に固有のアドレス番号を有しているので、該携帯無線装置33から前記管理センタに対して通報を行なうと、管理センタ側では、該携帯無線装置33のアドレス番号により、その負荷管理装置30を容易に特定することができる。ここで、本負荷管理装置30は前記携帯無線装置33の試験送信用スイッチ部を併有する。
本実施例1の場合、前記負荷管理装置30においては、前記負荷監視装置10及び非常用押しボタン装置20からのそれぞれの負荷信号を受信することにより、各負荷監視装置10における監視結果を公衆回線の利用で、例えば、所定時刻毎に前記管理センタへ通知する。また、この負荷管理装置30では、万一の場合、何れかの負荷監視装置10が電気機器類の異常を検出すると、該電気機器類及びその負荷監視装置10のそれぞれを特定した上で、ここでも同様に管理センタに公衆回線の利用で通知する。
一方、管理センタにおいては、前記携帯無線装置33との通信で検出された異常に対する処理内容を前記負荷管理装置30に通知すると共に、前記応答処理部34を介して該当処理を行なうか、あるいは図示しない自動電話回線を利用して異常を生じた場所と連絡を取る。そして、ここでの監視態様が、例えば、前記独居老人を監視する場合であれば、対応もしくは該当する救急センタ等と連絡を取るようにするのである。
続いて次に、一つの主な代表例として、例えば、独居老人を常時監視(常時観察)するための前記負荷管理システム50の動作につき、図5ないし図12に示す各フローチャートを参照して詳細に説明する。
この場合、独居老人宅においては、該独居老人がトイレ内や浴室内等で身体に急変を生じて倒れるという異常事態を比較的起こし易いことから、例えば、トイレ内での第1、第2の各電気機器類の電流値を日常的に監視するものとする。そして、このトイレ内に関する限りでは、例えば、室内照明用の電灯が第1の電気機器類に相当し、かつそのウォッシュレットが第2の電気機器類に該当する。
ここで、図5は、本第1実施形態における負荷管理システムの基本動作の流れを示すフローチャートである。また、図6は、同図5におけるフローチャートのうちで、“朝モード(朝監視モード)”を示すフローチャートであり、図7は、同図5におけるフローチャートのうちで、トイレ内での異常発生による“倒れ確認フロー”を示すフローチャートであり、図8は、同図7におけるフローチャートのうちで、“異常通報処理”を示すフローチャートである。また、図9は、同図5におけるフローチャートのうちで、“日中モード(日中監視モード)”を示すフローチャートであり、図10は、同図9におけるフローチャートのうちで、“外出確認モード”を示すフローチャートである。さらに、図11は、同図5におけるフローチャートのうちで、“外出確認モード(外出中監視モード)”を示すフローチャートであり、図12は、同図5におけるフローチャートのうちで、“夜間モード(夜間監視モード)”を示すフローチャートである。
前記図1の負荷管理システム50及び図5のフローチャートにおいて、負荷管理システム50が作動を開始(ステップS1)すると、負荷管理装置30の演算処理部32では、以下に述べる各処理及び判断をそれぞれに行なうことで、所期通りの全体的な管理操作がなされる。この場合、これらの各処理及び判断を行なうためには、先ず最初に、負荷管理装置30に属する負荷監視装置10を設置した家庭での家人の在宅の有無、つまりは在宅か外出かの確認(ステップS2)を行なう必要がある。
また、本負荷管理システ厶における監視対象として、ここでは或る特定の独居老人宅に設置された負荷監視装置10による監視状況、特に、そのトイレにおける監視状況を主にして具体的に述べるものとする。
前記独居老人宅の負荷監視装置10が在宅モードである場合に、前記負荷管理装置30においては、演算処理部32で現在時刻を計測(ステップS3)した上で、該計測された現在時刻に基づき、現在の監視時点が「朝」、「昼」、「夜」の何れであるかを判断(ステップS4)すると共に、該判断結果が「朝」であれば“朝モードM”に移り、「昼」であれば“日中モードD”に移り、「夜亅であれば“夜間モードN”に移る。一方、負荷監視装置10が外出確認モードである場合には、前記ステップS2において“外出確認モードOC”に移る。
ここで、前記負荷監視装置10が“朝モードM”であるときには、図6のフローチャートに示す如く、この“朝モードM”がスタート(ステップS10)し、かつ該負荷監視装置10において、トイレ内での照明用蛍光灯及びウォッシュレットのそれぞれ初期電流値を検出することにより、これらの両者からの各負荷信号に基づき、前記負荷管理装置30の演算処理部32で、独居老人の“トイレ使用の有無”を判断(ステップS11)して確認する。
前記ステップS11において、トイレ内での“負荷信号有り”を判断した場合には、独居老人が“トイレを使用していること”の確認になるので、後述の“トイレ内の倒れ確認フローT”に移る。
また、前記ステップS11において、トイレ内での“負荷信号無し”を判断した場合には、続いて、トイレ以外の変動条件、すなわち、宅内のそれぞれの部屋に設置された各待機型機器類(例えば、テレビや電気ポット類等)における“負荷変動の有無”を判断(ステップS12)して確認する。
さらに、これらの各待機型機器類にあっても負荷変動の無い時間が“予め設定されている時間を経過したか否か”を判断(ステップS13)することにより、これが設定時間を経過しているもの、つまりは“使用されないでいた時間が通常時よりも長過ぎるために、対象独居老人に何らかの変事が生じているのではないか”と判断すると、“要注意状態”(ステップS14)になる。この場合、ここでの“要注意状態”とは、必ずしも独居老人自体に異常を生じた訳ではなくても、その日常の生活パターンについて引き続き注意を要する状態を含んで言い、この“要注意状態”になると、一旦、前記図5に示すフローチャートの“結合ポイントS”に戻る。そして、先のステップS12において、“トイレ以外での負荷変動が有る”場合とか、ステップS13において、“トイレ以外での負荷変動の無い時間が設定時間を経過しない”場合であっても、同様に、図5に示すフローチャートの“結合ポイントS”に戻る。
引き続き、前記負荷監視装置10において、トイレ内の照明用蛍光灯の初期電流値を検出し、かつ前記負荷信号発生ユニット13から、その負荷信号を前記負荷管理装置30の負荷信号受信部31へ送信すると、この負荷信号に基づき、演算処理部32によって、該当する負荷監視装置10のアドレス番号とトイレの蛍光灯のアドレス番号とを認識した上で、負荷監視装置10のアドレス番号で特定される独居老人宅では、図7のフローチャートに示す“トイレ内の倒れ確認フローT”がスタート(ステップS20)する。
これにより、前記負荷管理装置30の演算処理部32では、トイレ利用カウンタの数値を「+1」だけインクリメントした後(ステップS21)、内蔵タイマによって“トイレ負荷経過時間▲1▼の計測”を開始(ステップS22)し、かつ引き続きトイレ以外での“負荷変動の有無”をも判断(ステップS23)する。
この場合、“トイレ以外での負荷変動有り”を判断すると、結果的には独居老人がトイレ以外の場所に所在して、トイレを使用していないことになるので、トイレ内のスイッチをリセット(ステップS24、消費電流の省エネルギー化)した後に、演算処理部32により、共有メモリ35にトイレの利用時間を記録(ステップS25)してから、経過時間をリセット(ステップS26)し、その後、前記図5に示すフローチャートの“結合ポイントS”に戻る。
一方、前記ステップS23において、“トイレ以外での負荷変動無し”を判断した場合には、引き続いて“トイレ内の負荷が「0」であるか否か”を判断(ステップS27)すると共に、このステップS27で“負荷「0」である”と判断した場合には、再度、前記ステップS25に移り、かつ該ステップS25及びステップS26を経てから前記“結合ポイントS”に戻る。また、前記ステップS27において、“負荷「0」でない”とき、つまり、“トイレ内の負荷がある”と判断した場合には、該負荷増加の有無、ひいては、“ウォッシュレットにおける増加電流値を検出したか否か”を判断(ステップS28)する。
前記ステップS28において、“負荷の増加無し”を判断した場合には、続いて“「要注意時間(予め設定したトイレの最大使用時間)」を経過したか否か”を判断(ステップS29)し、かつこの“「要注意時間」を経過していない”とき、つまり、“現在も独居老人がトイレを使用中である”と判断すると、引き続いて“トイレ負荷経過時間▲1▼の異常の有無”を判断(ステップS30)する。
そして、前記ステップS28において、“負荷の増加有り”を判断した場合には、トイレの負荷状態を「要注意」するステップS31を経た上で、該図7でのフローチャートの“結合ポイントC”に戻って前記ステップS22からステップS28までのループを繰り返すことにより、引き続き、トイレ内の独居老人を監視し続ける。
さらに、前記ステップS30において、“トイレ負荷経過時間▲1▼の異常無し”を判断した場合にも、同様に、“結合ポイントC”に戻って前記ステップS22からステップS30までのループを繰り返すことで、トイレ内の独居老人を監視し続けることになる。
前記ステップS29において、“「要注意時間」を経過している”と判断し、あるいは前記ステップS30において、“トイレ負荷経過時間▲1▼の異常有り”を判断すると、これらの各場合には、例えば、“トイレ内で独居老人が倒れたもの”と判断し、以後、図8のフローチャートに示す“異常通報処理フローE”に移る。
引き続き、前記図8のフローチャートに示す“異常通報処理フローE”がスタート(ステップS40)すると、前記携帯無線装置33が自動的に作動し、公衆回線を介して前記管理センタに「独居老人の異常発生か」を通報(ステップS41)する。該管理センタでは、この異常通報を受信して自動通話を開始し、独居老人に対して一旦、連絡(ステップS42)を取ってみることで、該独居老人の反応を試みる(ステップS43)。
そして、独居老人から何らかの反応があった場合には、この独居老人がトイレ内で倒れていないことを確認することになり、これによって該独居老人による救助の要否を直接確認(ステップS44)し、救助不要との応答があれば、前記図5に示すフローチャートの“結合ポイントS”に戻る。
また、前記ステップS43において、独居老人からの反応が全く無いか、あるいははそれなりの周辺雰囲気等が感じ取れた場合や、それに、前記ステップS44において、独居老人から救助を要するとの応答があった場合には、対応する救助委託先に該当独居老人の救助を要請(ステップS45)する。従って、救助委託先においては、救援出動等の対策を講じて該独居老人を救済することになる。
前記のように救助委託先に救助要請を行なって“異常通報処理フローE”を終了した後は、元の状態にまで復旧(ステップS46)させるべく、この処理操作を該復旧が完了するまでの間、繰り返して行ない、かつ復旧処理の完了を待ってから、同様に、“結合ポイントS”に戻る。
すなわち、これらの一連の動作により、独居老人に生じた異常等を確実かつ容易に認識できることになり、万一の場合にあっても、これに迅速に対応可能になるのである。
而して、以上の“朝モードM”が終了すると、次に、図9のフローチャートに示す“日中モードD”に移る。この“日中モードD”がスタート(ステップS50)することにより、ここでも、先ず、“「朝注意」モード”及び“トイレ利用カウンタの数値が「0」であるか否か“をそれぞれに判断(ステップS51)する。
前記ステップS51において、“「朝注意」モード”及び“トイレ利用カウンタの数値が「0」である”場合には、独居老人が朝から日中に至るまでの間、トイレを全く利用せず、かつ宅内でのテレビや電気ポット等の待機型機器類についても使用していないことになり、この場合、負荷管理装置30では、自動的に“該独居老人に何らかの異常を生じた可能性がある”ものと推察(判断)し、再度、前記図8のフローチャートに示す“異常通報処理フローE”に戻って同様な作動操作を繰り返す。
一方、前記ステップS51において、「異常である」との判断がなければ、引き続いて“独居老人がトイレを使用しているか否か”、すなわち、“トイレの負荷変動の有無”を判断(ステップS52)する。このとき、“トイレの負荷変動有り”の場合(通常のトイレ使用状態)には、トイレ内での独居老人の監視を続けるために、前記ステップS20の“トイレ内の倒れ確認フローT”に戻る。
前記ステップS52において、“トイレの負荷変動無し”の場合には、独居老人が宅内の別の場所に所在することになり、日中でのトイレの未利用経過時間(予め設定されている時間)を計測(ステップS53)した上で、該“トイレの未利用経過時間に異状があるか否か”を判断(ステップS54)する。そして、該計測した時間が“トイレの未利用経過時間を越えた場合”には、“独居老人に倒れなどの何らかの異常を生じた”ものと判断し、ここでも再度、“異常通報処理フローE”に戻って同様な作動操作を繰り返すことになる。
前記ステップS54において“トイレの未利用経過時間に異常がない”ものと判断すると、独居老人が宅内に所在して何れかの電気機器類を使用するであろうから、ここでは“全ての各電気機器類における負荷変動の有無”を判断(ステップS55)する。このとき“各電気機器類の何れかに負荷変動有り”の場合には、独居老人が宅内に所在することを確認できることになるため、各電気機器類全体の負荷変動経過時間(予め設定されている時間)をリセット(ステップS56)した後に、負荷監視装置10が“外出確認モードに切り替えられているか否か”を判断(ステップS57)する。
前記ステップS57において、“外出確認モードへの切り替えが無い”と判断した場合には、前記図5に示すフローチャートの“結合ポイントS”に戻り、また、“外出確認モードへの切り替えが有る”と判断した場合には、“外出確認モードOC”に移って、外出後の留守宅での監視対象負荷の全体監視を続ける。
一方、先の前記ステップS55において、“各電気機器類の何れにも負荷変動無し”の場合には、“トイレ以外の負荷不動時間”を計測(ステップS58)することで、その計測時間が“負荷不動経過時間(予め設定されている該当時間)を超えて異常時間に達したか否か”を判断(ステップS59)し、異常時間を超えた場合には“独居老人の倒れなどの異常がある”ものと判断して、前記図8のフローチャートに示す“異常通報処理フローE”へ移る。また、このステップS59において、計測時間が“負荷不動経過時間内である”と判断した場合には、再度、前記ステップS57に移り、先に述べたように、“外出確認モードOCになっているか否か”を判断するのである。
而して、前記“外出確認モードOC”では、図10に示すように、独居老人が負荷監視装置10の“外出確認ボタン”をセット(ステップS60)することで、該“外出確認モードOC”(ステップS61)に移り、負荷管理装置30が外出確認モードに変更(ステップS62)される。引き続いて、“待機電流検出の有無”を確認(ステップS63)することにより、独居老人が不在となる宅内の待機型機器類を監視し続け、これによって該宅内の省エネルギー化を図ると共に、一方では防災上の安全にも配慮する。
前記ステップS63において、待機型機器類(テレビ、電気ポット等)の電源が全て切断されていて“待機電流が無い”と判断された場合には、負荷監視装置10の図示省略した表示装置に“待機電流が無い”旨を点灯表示し、外出しようとしている独居老人に“外出確認モードOCに入ったこと”を確認(ステップS64)させてから、携帯無線装置33を介して管理センタに対し、ここでの“外出確認モードOCであること”を通報(ステップS65)する。該管理センタでは、独居老人が外出中(ステップS66)であるとして、“外出中のモード”に移る。
一方、前記ステップS63において、待機型機器類の電源が入れられたままで“待機電流が有る“と判断された場合には、負荷監視装置10の図示省略した表示装置に“待機電流が有る”旨を点滅(注意)表示し、独居老人に対して“待機型機器類の電源が入っていること”を知らせ(ステップS67)た上で、この独居老人が該点滅表示に気付かなければ、前記計測時間での“経過時間異常の有無”を判断(ステップS68)し、かつ“経過時間に異常が無い”とされた場合、再度、前記“結合ポイントD”に戻り、ステップS63からステップS68までの各ステップを繰り返すことで、独居老人が待機型機器類の電源を切断するまでの間、該点滅表示を続ける。
前記ステップS68において、“経過時間に異常が有る”と判断された場合には、引き続いて、“入口照明による負荷変動の有無”を判断(ステップS69)する。このとき、“入口照明に負荷変動有り”とされた場合には、独居老人が未だ在宅中であるものとして経過異常時間を延長(ステップS70)してから、前記“結合ポイントD”に戻り、再びステップS63からステップS68までの各ステップを繰り返す。
前記ステップS69において、“経過時間に異常無し”とされた場合には、例えば、独居老人の外出に伴う電子式錠装置の施錠を確認するため、この“施錠の有無”を判断(ステップS71)する。このとき、“施錠無し”であれば、独居老人が在宅中であることから、前記図5に示すフローチャートの“結合ポイントA”に戻り、改めて独居老人宅内の監視を行なう。また、前記ステップS71において、“施錠有り”であれば、負荷管理装置30から負荷監視装置10へ信号を送信し、電磁式の分電盤1でのブレーカユニット1Bを遮断することで、常時駆動型機器類以外の各待機型機器類等の電源を切断(ステップS72)した上で“外出確認モードOC”へ移る(ステップS73)。すなわち、これらの一連の動作により、この場合においても、無駄な消費電力を効果的に抑制することで節約し、結果的に省エネルギー化に寄与し得るのである。
ここで、前記“外出確認モードOC”にあって、図11のフローチャートに示す如く、該“外出確認モードOC”がスタート(ステップS80)すると、前記負荷管理装置30では、負荷監視装置10を介することにより、例えば、定期的に“待機電流の有無”を確認(ステップS81)し続ける。そして、この確認中に“待機電流に異常無し”と判断(ステップS82)した場合には、再度、“結合ポイントB”に戻り、このステップS81とステップS82とのループ処理を繰り返す。
しかし、前記ステップS72で待機型機器類等の電源を切断したのにも拘らず、前記ステップS82において、“待機電流に異常有り”を判断した場合には、該待機型機器類等に漏電等の異状があったものとして、“異常通報処理フローE”に移り、これを管理センタに通報する。すなわち、これらの一連の動作により、独居老人が外出中の宅内の防災等を容易に行なえることになる。
さらに、独居老人が在宅し、先に述べた監視状況から、たとえ、“異状が無い”と判断する場合であっても、該独居老人が、その在宅中に、例えば、昼夜を分かたずに気分を悪くして救急介護が必要であるとしているときには、身近に配された非常用押しボタン装置20の押しボタン21を押圧操作することにより、先にも述べたように、管理センタから自動電話が入るので、これによって救援を求め得るのである。そして、この非常用押しボタン装置20については、各部屋等の身近なコンセントに接続できるため、その宅内での何れの場所に居たとしても、管理センタへの迅速な連絡が容易に可能である。
また、図12に示すフローチャートにおける“夜間モードN”がスタート(ステップS90)すると、“独居老人がトイレを使用しているか否か”、つまり、ここでは“トイレの負荷変動の有無”を判断(ステップS91)する。この場合に、“トイレの負荷変動有り”と判断したときには、負荷管理装置30の共有メモリ35にトイレの利用時刻、及びその利用経過時間を記録(ステップS92)した上で、前記図7に示すフローチャートの“トイレ内の倒れ確認フローT”へ移る(ステップS93)。
一方、前記ステップS91において、“トイレの負荷変動無し”と判断した場合は、独居老人が宅内に居ることになり、夜間でのトイレの未利用経過時間(予め設定されている該当時間)を計測(ステップS94)した上で、前記図5に示すフローチャートの“結合ポイントS”に移るのである。
図13は、本発明の実施例2を適用した負荷管理システムの概要構成を模式的に示すブロック図である。
本実施例2による負荷管理システム100は、同図13に示す如く、負荷監視装置60及び負荷管理装置70を有し、これらの各装置60,70は通信回線を介して1対1の関係で結ばれている。そして、この負荷管理システム100については、一つの完結した該当負荷管理システムを構成しており、例えば、各家庭で個人的に設備する場合に好ましく用いられる。
而して、前記負荷管理システム100は、分電盤80から分岐された二次側電力線L1ならびにL2を介することで、上記第1実施形態の場合と同様もしくはほぼ同様に家庭内での各種の電気機器類等を監視する。そして、この場合にも、前記分電盤80には、ブレーカユニット81と複数の各配電回路82とが設けられている。
つまり、上記した実施例1による負荷管理システム50においては、負荷管理装置30がマンション、ビル内での複数の家庭に設置された負荷監視装置10を統合管理しているのに対して、本実施例2による負荷管理装置70は、例えば、一戸建て家屋等の家庭における負荷監視装置60のみを管理する場合等に適用することが可能である。
しかし一方で、本実施例2による負荷管理システム100としては、先の実施例1による負荷管理システム50の場合と同等もしくはほぼ同等のフロー(上記図5ないし図12を準用)によって作動する。そこで、本実施例2の説明では、その構成上の特長を中心にして述べる。
本実施例2の場合、前記負荷監視装置60は、図13によって明らかな如くに、A/Dコンバータ61、コントローラ62、データ送信部63及び電源ユニット64のそれぞれと、前記分電盤80のブレーカユニット82内で、この負荷監視装置60以外にクランプ65Aを介して接続された他回路入力部65、ディップスイッチ66、及び表示装置67のそれぞれとを備えており、実質的には、上記実施例1における負荷監視装置10に準じて構成される。
また、前記負荷管理装置70についても、同図13に示す通り、データ受信部71、演算処理部72、携帯無線装置73、応答処理部74、共有メモリ75及び電源ユニット76のそれぞれを備えることで、ここでも、実質的には同様に、上記実施例1における負荷管理装置30に準じて構成されている。
そして、この場合、前記負荷監視装置60と負荷管理装置70とは、それぞれに設けられているコネクタ50A,50Bの相互間を通信回線50Cで接続させて電気的に結合する。このときの通信形式としては、例えば、RS422、RS232C、TCP/IP等の種々の形式を任意に採用しても差し支えはなく、特定の通信形式にのみ制限されるものではない。
本実施例2において、前記負荷監視装置60のコントローラ62は、A/Dコンバータ61からのディジタル信号に基づき、負荷信号を得るための制御信号をデータ送信部63に出力し、該データ送信部63では、入力される制御信号に基づき、この場合での所要の負荷信号を得た上で、該得られた負荷信号を前記負荷管理装置70のデータ受信部71に送信する。また、この負荷管理装置70のデータ受信部71では、受信した負荷信号を演算処理部72に出力して解析することにより、該負荷信号該当の電気機器類を特定するのである。
このため、本実施例2による負荷管理システム100が、例えば、独居老人宅に設置されたものであれば、上記実施例1での負荷管理システ厶50に準じて同様もしくはほぼ同様に作動されることになり、この結果、該独居老人の日常の生活パターンを常時監視し続け、万一の場合には管理センタに通報して、その処置を迅速かつ効果的に講ずることができるもので、この負荷管理システム100においても、上記実施例1の負荷管理システム50の場合と同様もしくはほぼ同様な作用効果を適確に奏し得るのである。
以上の各実施例1及び2においては、負荷管理システム50,100を用いることにより、負荷監視装置30,60によって二次側電力線L2に各別に接続された各電気機器類の電流値を検出すると共に、該各電流値に基づいて個々の各電気機器類の負荷信号を得た上で、二次側電力線L2に対して、その電力周波数のタイミングを合わせて、これらの各負荷信号をそれぞれに付与できるのであり、かつ該二次側電力線L2における電流値の変動を検出し、これを一次側電力線L1に情報伝達用の負荷信号として、その電力周波数に合わせて乗せることができるため、あらためて独自の通信網を構成したりせずに、既存の電力線Lを利用するのみで所要電気機器類の負荷状態を常時監視可能にし得るもので、ひいては、例えば、独居老人等の日常の生活パターンを常時監視し、併せて、その宅内の省エネルギー化を実現し、しかも、建物自体の警備等をも適確かつ効果的に行ない得るのである。
実施例3,4
図14及び図15は、本発明の実施例3及び4に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すそれぞれにブロック図であり、これらの各実施例3及び4の場合にあっては、例えば、各種センサの内で、人感センサ等の警備・監視用センサを好適に用い得るようにする。
すなわち、これらの図14及び図15の装置構成において、実施例3及び4による負荷監視装置200,300は、それぞれに該当センサのアダプタとして用いられ、先に述べた実施例1における負荷管理装置30と組み合わせて所要のシステム構成が得られるのである。そして、この場合、前記警備・監視用センサについては、単に警備用のものであれば任意であってよく、特定のセンサにのみ限定されずに、その取付け態様にも何ら制限を受けない。
ここで、図14に示す実施例3の負荷監視装置200は、分電盤210のブレーカユニット211から配電回路212を介して分岐する二次側電力線L1に接続されたAC/DCコンバータ201と、該AC/DCコンバータ201の直流配線L3に接続される監視対象負荷としてのセンサ220及び非常用押しボタン230の各電流値(負荷量)をそれぞれに検出するためのA/Dコンバータ202と、該A/Dコンバータ202の検出結果に基づき、該センサ220及び非常用押しボタン230の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラ203と、該コントローラ203からの制御信号に基づき、負荷信号を得た上で、前記二次側電力線L1に対し、電力周波数のタイミングを合わせて該得られた負荷信号を付与する負荷信号発生ユニット204と、共有メモリ205と、電源ユニット206とをそれぞれに備えている。そして、この負荷監視装置200については、負荷管理装置240に接続され、かつ該負荷管理装置240は上記実施例1の負荷管理装置30に準じて構成される。
前記センサ220については、例えば、人感センサ等として配置されるところの、センサ線を配線する必要のない形式のものであればよく、動作時にあって、所要の電流値、ここでは、一定の電流値を前記直流配線L3に発生させ、この電流値によって監視対象負荷の動作状況を検出できるようになっている。そして、前記非常用押しボタン230については、そのボタン操作により、例えば、該ボタンが点灯された上で、ここでも同様に、所要の電流値としての一定の電流値を前記直流配線L3に発生させ、この電流値によって監視対象負荷の動作状況を検出できるようにされている。
また、前記負荷信号発生ユニット204については、同図14から明らかなように、スイッチング回路204A、クロック発生回路204B及び負荷抵抗ユニット204Cをそれぞれに備えている。この場合、スイッチング回路204Aは、コントローラ203からの制御信号の入力があって、かつクロック発生回路204Bからもクロック信号の入力があったときに、オン・オフ動作を繰り返して負荷信号を形成するようになっており、かつクロック発生回路204Bは、電力周波数(50サイクル)と同期したクロック信号を発生するようになっている。
このため、前記負荷信号発生ユニット204では、コントローラ203からの制御信号に基づき、オン・オフ動作を繰り返して負荷信号を形成し、該負荷信号を電力周波数に合わせて出力する。そして、この負荷信号は前記負荷抵抗ユニット204Cから二次側電力線L1に付与され、前記センサ220及び/または非常用押しボタン230が作動したことを前記負荷管理装置240に伝達し、かつ該負荷管理装置240によって、これを図示省略した管理センタに通知するのである。
一方、図15に示す実施例4の負荷監視装置300は、接点型センサに用いられるアダプタとして構成されており、この負荷管理システム300は、二次側電力線L1に接続されたAC/DCコンバータ301と、該AC/DCコンバータ301の直流配線L3に接続されるところの、監視対象負荷としてのセンサ310のセンサ線311からの接点信号が入力される接点信号入力部302と、該接点信号入力部302の検出結果に基づき、前記センサ320の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラ303と、該コントローラ303からの制御信号に基づき、負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線L1に対し、電力周波数のタイミングを合わせて該得られた負荷信号を付与する負荷信号発生ユニット304と、共有メモリ305と、電源ユニット306とをそれぞれに備えており、この負荷管理システム300においては、前記センサ310の接点信号を受け取り、二次側電力線L1を介して該センサ310を監視することができる。
また、前記負荷信号発生ユニット304については、同図15から明らかなように、前記実施例3の場合と同様に、スイッチング回路304A、クロック発生回路304B及び負荷抵抗ユニット304Cをそれぞれに備えている。すなわち、ここでの負荷信号監視装置300においては、実施例3での負荷信号監視装置200に用いられる人感センサ等のセンサ220が、この場合、接点型のセンサ310に代えられた以外は、該負荷信号監視装置200と実質的にほぼ同等な機能が得られるように構成される。つまり、この負荷信号監視装置300では、センサ310を電力線通信に対応させる必要上、該センサ310からの接点信号をセンサ線311を介して受け取った上で、この接点信号の電流値を検出できるのである。
従って、これらの各実施例3及び4による負荷監視装置200及び300では、極めて簡単かつ安価な装置構成により、電力線Lを介して警備・監視用センサ等としての複数のセンサの作動状況をそれぞれ確実かつ容易に検知して通報できるのである。
図16は、本発明の実施例5に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図である。
この図16の装置構成において、実施例5による負荷監視装置400は、二次側電力線L2に接続される監視対象負荷としての各電気機器類の動作状況を監視するためのアダプタとして用いられる。
すなわち、この負荷監視装置400は、同図16に示すように、二次側電力線L2にクランプ等で接続されるもので、監視対象負荷としての電気機器類の電流値を検出するA/Dコンバータ401と、該A/Dコンバータ401の検出結果に基づき、負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラ402と、該コントローラ402からの制御信号に基づき、負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線L1に対し、電力周波数のタイミングを合わせて該得られた負荷信号を付与することで交流電流に乗せる負荷信号発生ユニット403と、それに、共有メモリ404と、電源ユニット405とをそれぞれに備えている。
また、前記負荷信号発生ユニット403については、同図16から明らかな通り、前記実施例3の場合と全く同様に、スイッチング回路403A、クロック発生回路403B、及び負荷抵抗ユニット403Cをそれぞれに備えて構成される。つまり、ここでの負荷信号監視装置400においては、二次側電力線L2に接続される複数の各電気機器類の待機電流や動作時の使用電流を適確かつ効果的に監視できるもので、万一にも該各電気機器類に漏電等の異常があった場合には、負荷管理装置を介して該異常状態を瞬時に知ることが可能になるのである。
以上の実施例5による負荷監視装置400では、極めて簡単かつ安価な構成により、二次側電力線L2に接続に接続される複数の電気機器類の作動状況を常時確実に監視して、その異常を適確かつ容易に通報できるのである。
図17は、本発明の実施例6に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図であり、この実施例6にあっては、上記実施例5の構成に対し、例えば、各種警備・監視用センサを組み合わせて用い、該各種センサの動作負荷量検出に対応させるようにするのである。
すなわち、本実施例6による負荷監視装置500は、該当センサのアダプタとして用いられるもので、この図17の装置構成において、上記実施例5の各部と同一符号は同一もしくは相当部を示しており、本例では、前記電力線L1に接続されるA/Dコンバータ501と、該A/Dコンバータ501の出力側に警備・監視用センサ502を配して構成させ、該センサ502のセンサライト作動で発生する負荷量変動を電流値に変換して検出可能にするものであり、結果的には、前記電力線を介して該警備・監視用センサ502の作動状況を確実かつ容易に検知して通報できるのである。
従って、本実施例6による負荷監視装置500の場合には、先に述べた実施例1における負荷管理装置30と組み合わせて所要のシステム構成が得られるのであり、この場合にも、警備・監視用センサについては、単に警備用のものであれば任意であってよく、特定のセンサにのみ限定されずに、その取付け態様にも何ら制限を受けない。なお、本実施例6による負荷監視装置500においては、先に述べた待機型機器類における通電電流の確認検出とか、あるいはAC100Vの各種センサ類における電流値の変動検出等に対しても、そのままの装置構成で容易に適用することができる。
図18は、本発明の実施例7に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図であり、この実施例7による負荷監視装置600は、各種の該当センサのアダプタとして汎用的に用いられるもので、この図18の装置構成において、上記実施例5の各部と同一符号は同一もしくは相当部を示しており、本例では、前記A/Dコンバータ401に代えてデータ検出部601を設け、かつ前記電力線L1にA/Dコンバータ602を接続させると共に、これらのデータ検出部601及びA/Dコンバータ602を外部コネクタ603に取出しておき、該外部コネクタ603に対し、図示しない各種の該当センサをそれぞれに接続させて用い得るようにし、これによって汎用性を与えたものである。
従って、この実施例6による負荷監視装置600の場合にも、先に述べた実施例1における負荷管理装置30と組み合わせて所要のシステム構成が得られるのである。
本発明の上記各実施形態においては、主に家庭内での独居老人の日常の生活パターンを監視し、もしくは家庭内に配置される複数の各電気機器類の動作状況を監視する場合について説明したが、本発明はこれらの各実施形態に何ら制限されずに、例えば、農場や漁場等に設置される各種の電気機器類の動作状況監視等にも任意に適用できる。
また、上記各実施形態では、監視対象負荷の負荷量として電流値を検出する場合について述べたが、この対象負荷量としては、該電流値以外の電力値を検出するようにしてもよく、かつ電流値の検出手段としてA/Dコンバータを用いているが、その他の同種手段を用いてもよい。さらに、A/Dコンバータを二次側電力線に接続させているが、その電源を他の電力線に求めることを妨げるものではない。すなわち、以上、これを要するに、本発明においては、上記各実施形態にのみ制約されるものではなく、本発明の技術内容の精神に反しない限りにおいては、必要に応じて各構成要素を適宜に選択して種々に変更することが可能である。
本発明の第1実施形態を適用した負荷管理システムの概要構成を模式的に示すブロック図である。 同上第1実施形態による負荷監視方法を原理的に説明するもので、同図2(a),(b)は電力線を流れる交流電流をそれぞれに示す各波形図であ 同上第1実施形態による負荷監視方法を原理的に説明するもので、同図3(a),(b)は電力線を流れる交流電流をA/Dコンバータで検出し、かつコントローラで演算処理したときの各電流値をそれぞれ模式的に示す説明図である。 同上第1実施形態による負荷監視方法を原理的に説明するもので、同図4(a),(b)はコントローラから負荷信号発生ユニットに出力される各負荷信号の態様をそれぞれに示す説明図である。 同上第1実施形態における負荷管理システ厶の基本動作の流れを示すフローチャートである。 同上図5におけるフローチャートのうちで、朝モード(朝監視モード)の流れを示すフローチャートである。 同上図5におけるフローチャートのうちで、トイレ内での異常発生による倒れ確認フローの流れを示すフローチャートである。 同上図7におけるフローチャートのうちで、異常通報処理の流れを示すフローチャートである。 同上図5におけるフローチャートのうちで、日中モード(日中監視モード)の流れを示すフローチャートである。 同上図9におけるフローチャートのうちで、外出確認モードの流れを示すフローチャートである。 同上図5におけるフローチャートのうちで、外出確認モードの流れを示すフローチャートである。 同上図5におけるフローチャートのうちで、夜間モード(夜間監視モード)の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態を適用した負荷管理システ厶の概要構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第6実施形態に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第7実施形態に適用する負荷監視装置の概要構成を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
1,80,210 分電盤
1A,81,211 ブレーカユニット
1B,82,212 配電回路
L1,L2 二次側電力線
L3 直流配線
50,100 負荷管理システム
10,60,200,300,400,500,600
負荷監視装置
11,61,202,401,501,602
A/Dコンバータ(検出部)
12,22,62,203,303,402
コントローラ
13,23,204,304,403
負荷信号発生ユニット
14,24,36,64,206,306,405
電源ユニット
15,65 他回路入力部
15A,65 監視対象電気機器類の電流値(または電圧値)を検 出する他回路入力部の配線
16,66 ディップスイッチ
17,67 表示装置とのコネクタ
603 外部コネクタ
20 非常用押しボタン装置
21 押しボタン
30,70,240 負荷管理装置
31,71 負荷信号受信部(データ受信部)
32,72 演算処理部
33,73 携帯無線装置(通信装置)
34,74 応答処理部
35,75 共有メモリ
204A,304A,403A スイッチング回路
204B,304B,403B クロック発生回路
204C,304C,403C 負荷抵抗ユニット
220、310,502 センサ
230 非常用押しボタン
302 接点信号入力部
601 データ検出部

Claims (21)

  1. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視方法であって、
    前記監視対象負荷の負荷量を検出する第1の過程と、該第1の過程で検出される検出値に基づき、監視対象負荷の負荷信号を得る第2の過程と、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて前記第2の過程で得られる負荷信号を付与する第3の過程とを含み、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視することを特徴とする負荷監視方法。
  2. 前記二次側電力線に付与する負荷信号に基づき、変動のあった該当監視対象負荷を特定することを特徴とする請求項1に記載の負荷監視方法。
  3. 前記監視対象負荷から得られる負荷信号が、該当監視対象負荷の情報信号及び/またはアドレス信号を含む監視情報信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷監視方法。
  4. 前記監視対象負荷の負荷量検出が、その検出時間を計測してなされることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の負荷監視方法。
  5. 前記監視対象負荷の負荷量検出に伴い、該負荷量の異常が判断されることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の負荷監視方法。
  6. 前記監視対象負荷の負荷量が、電流値または電力値として検出されることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の負荷監視方法。
  7. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記監視対象負荷の負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、監視対象負荷の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  8. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記監視対象負荷の負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、監視対象負荷の負荷信号をデータ処理してデータ信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記データ信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られるデータ信号を送信するデータ送信部とを備え、
    前記二次側電力線に付与されるデータ信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  9. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記二次側電力線または他の電力線に接続されたAC/DCコンバータと、該AC/DCコンバータの直流電流出力側に接続された監視センサのセンサ線との接点信号入力部と、該接点信号入力部の検出結果に基づき、前記監視センサの負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  10. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記二次側電力線または他の電力線に接続されたAC/DCコンバータと、該AC/DCコンバータの直流電流出力側に接続された監視センサの負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、前記監視センサの負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  11. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記二次側電力線または他の電力線に接続されたAC/DCコンバータと、該AC/DCコンバータの直流電流出力側に接続された監視機器に接続される通信コネクタ部と、該通信コネクタ部によって検出される検出部と、該検出部の検出結果に基づき、前記監視機器の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  12. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記二次側電力線に接続されて接点信号を出力する接点信号入力部と、該接点信号入力部の検出結果に基づき、前記接点信号の負荷信号を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  13. 分電盤から分岐する二次側電力線に接続された単または複数の監視対象負荷を有し、該監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷監視装置であって、
    前記二次側電力線に接続された各種電気機器類等稼働の設備機器の負荷量を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき、前記各種電気機器類等稼働の設備機器の待機電流ないしは稼働電流を得るための制御信号を出力するコントローラと、該コントローラからの制御信号に基づき、前記負荷信号を得ると共に、前記二次側電力線に対し、その電力周波数のタイミングを合わせて該得られる負荷信号を付与する負荷信号発生部とを備え、
    前記二次側電力線に付与される負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視するように構成したことを特徴とする負荷監視装置。
  14. 前記監視対象負荷に付与する負荷信号に基づき、変動のあった該当監視対象負荷を特定することを特徴とする請求項7ないし13の何れか1項に記載の負荷監視装置。
  15. 前記監視対象負荷から得られる負荷信号が、該当監視対象負荷の情報信号及び/またはアドレス信号を含む監視情報信号であることを特徴とする請求項7ないし14の何れか1項に記載の負荷監視装置。
  16. 前記監視対象負荷の負荷量検出が、その検出時間を計測してなされることを特徴とする請求項7ないし13,15の何れか1項に記載の負荷監視装置。
  17. 前記監視対象負荷の負荷量検出に伴い、該負荷量の異常が判断されることを特徴とする請求項7ないし13,15,16の何れか1項に記載の負荷監視装置。
  18. 前記監視対象負荷の負荷量が、電流値または電力値として検出されることを特徴とする請求項7ないし17の何れか1項に記載の負荷監視装置。
  19. 監視対象負荷の負荷量を監視する前記請求項7ないし18の何れか1項に記載の少なくとも一つの負荷監視装置と、該負荷監視装置に二次側電力線を介して接続され、かつ該負荷監視装置からの監視データを管理する負荷管理装置とを有し、前記監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷管理システムであって、
    前記負荷管理装置は、前記負荷監視装置の負荷信号発生部から、前記二次側電力線を介して負荷信号を受信する負荷信号受信部と、該負荷信号受信部からの負荷信号に基づき、前記監視対象負荷の負荷量を演算処理して、少なくとも該当監視対象負荷を特定する演算処理部とを備え、
    前記二次側電力線を介して受信する負荷信号により、該当監視対象負荷の状態を監視することを特徴とする負荷監視装置による負荷管理システム。
  20. 監視対象負荷の負荷量を監視する前記請求項7ないし18の何れか1項に記載の少なくとも一つの負荷監視装置と、該負荷監視装置に二次側電力線を介して接続され、かつ該負荷監視装置からの監視データを管理する負荷管理装置とを有し、前記監視対象負荷の負荷量変動を監視する負荷管理システムであって、
    前記負荷管理装置は、前記負荷監視装置のデータ送信部から、前記二次側電力線を介してデータ信号を受信するデータ信号受信部と、該データ信号受信部からのデータ信号に基づき、前記各監視対象負荷の負荷量を演算処理して、少なくとも該当監視対象負荷を特定する演算処理部とを備え、
    前記二次側電力線を介して受信するデータ信号により、該当監視対象負荷の状態を監視することを特徴とする負荷監視装置による負荷管理システム。
  21. 前記負荷管理装置が、管理センタと通信連絡する通信装置を備えることを特徴とする請求項19または20に記載の負荷監視装置による負荷管理システム。
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JP2010033215A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Nihon Mayser:Kk 利用者の所在確認システム

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