JP2004336303A - スリーブアンテナ - Google Patents

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JP2004336303A JP2003128254A JP2003128254A JP2004336303A JP 2004336303 A JP2004336303 A JP 2004336303A JP 2003128254 A JP2003128254 A JP 2003128254A JP 2003128254 A JP2003128254 A JP 2003128254A JP 2004336303 A JP2004336303 A JP 2004336303A
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Yasushi Hattori
泰 服部
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】スリーブの基端部に乱れが生じても所定の周波数特性を安定して得られるスリーブアンテナを提供する。
【解決手段】同軸給電線路21の先端部において外部導体が除去された長さL4の放射部22と、放射部22の基端部から放射部22とは逆方向に向けて同軸給電線路21を覆う長さL5のスリーブ23とを備えると共に、スリーブ23の基端部分にかかるように、スリーブ23と同軸供給線路21の外皮211との間に配置された円筒形状のフェライト部材24を備えたスリーブアンテナ20を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スリーブアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、超短波帯以上の周波数の電磁波を用いた通信に用いられるアンテナの1種としてスリーブアンテナが知られている。このスリーブアンテナの最も単純な構造としては、図6及び図7に示すようなスリーブアンテナ10が知られている。
【0003】
このスリーブアンテナ10は、同軸給電線路11すなわち一般的に同軸ケーブルと称されているものの一端部を、外皮となる絶縁部材122を含む心線導体121のみとして放射部12を形成し、この放射部を覆っていた網線131からなる外部導体を逆方向に折り返してスリーブ13としたものが知られている。放射部12の長さL1及びスリーブ13の長さL2のそれぞれは使用する周波数fの波長λの1/4の長さとするのが一般的であるが、1/2或いは1/8またはその他の長さにしたものなども知られている。
【0004】
また、このような最も単純な構造のスリーブアンテナ10に改良を加えたものとして、特開平6−140826号公報や、特開平7−106840号公報、特開2002−141732号公報、特開2002−374119号公報、特開2003−017929号公報に開示されるスリーブアンテナが知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−140826号公報
【特許文献2】
特開平7−106840号公報
【特許文献3】
特開2002−141732号公報
【特許文献4】
特開2002−374119号公報
【特許文献5】
特開2003−017929号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のスリーブアンテナ10は構造が簡単であり、低コストなため多く使用されているが、スリーブ13を折り返すときにスリーブ13の基の部分(基端部)13aにおいて網線の乱れや寸法のばらつきが生じ、これに伴って共振周波数が変化してしまい、定在波比が悪化して所望の周波数特性を安定して得ることができないことがあった。
【0007】
例えば、使用周波数を315MHzとして構成した場合の上記従来例のスリーブアンテナ10の定在波比(VSWR)を測定した結果、図8に示すように、290MHzで最小値の1.8のVSWRを得ているが、これ以下の周波数では3.2以上のVSWRとなり、300〜400MHzにかけて平均約2.4のVSWRとなり、400〜500MHzにかけては平均約2.1のVSWRとなった。
【0008】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、スリーブの基端部に乱れが生じても所定の周波数特性を安定して得られるスリーブアンテナを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、同軸給電線路の先端部において外部導体が除去された所定長さの放射部と、前記放射部の基端部から前記放射部とは逆方向に向けて前記同軸給電線路を覆う所定長さのスリーブとを備えたスリーブアンテナにおいて、少なくとも前記スリーブの基端部分にかかるように配置された磁性部材を備えたスリーブアンテナを提案する。
【0010】
本発明によれば、スリーブの基端部分にかかるように配置された磁性部材によって、スリーブと同軸給電線路との間が整合され、広い周波数範囲に渡って安定した定在波比が得られると共に定在波比が低減される。
【0011】
また、本発明は上記構成のスリーブアンテナにおいて、前記磁性部材は、円筒形状をなし、前記スリーブと前記同軸給電線路との間に配置されているスリーブアンテナを提案する。
【0012】
本発明によれば、磁性部材がスリーブと前記同軸給電線路との間に配置された円筒形状をなし、スリーブの全周囲に渡って整合性の安定が図られる。
【0013】
また、本発明は上記構成のスリーブアンテナにおいて、前記磁性部材は、円筒形状をなし、前記スリーブを覆う位置に配置されているスリーブアンテナを提案する。
【0014】
本発明によれば、磁性部材の形状がスリーブを覆う円筒形状をなし、スリーブの全周囲に渡って整合性の安定が図られる。
【0015】
また、本発明は上記構成のスリーブアンテナにおいて、前記磁性部材がフェライトからなるスリーブアンテナを提案する。
【0016】
本発明によれば、フェライトによって磁性部材が形成されている。
【0017】
また、本発明は上記構成のスリーブアンテナにおいて、前記磁性部材の長さはアンテナ共振周波数の波長の16分の1から32分の1の範囲の長さに設定されているスリーブアンテナを提案する。
【0018】
本発明によれば、磁性部材の長さが、アンテナ共振周波数の波長の16分の1から32分の1の範囲の長さに設定されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0020】
図1は本発明の第1実施形態におけるスリーブアンテナを示す外観斜視図、図2はその側面断面図である。図において、20はスリーブアンテナで、一般的に市販されているインピーダンスが50オームの同軸ケーブルを同軸供給線路21として用い、その一端部を覆っていた網線231からなる外部導体を逆方向に折り返してスリーブ23とし、網線231を取り除いた部分を放射部22としている。この放射部22は、心線導体221とこれを覆う絶縁部材222からなり、その長さL4は使用する周波数fの波長λの1/4の長さに設定されている。また、スリーブ23の長さL5も同様に使用する周波数fの波長λの1/4の長さに設定されている。尚、本実施形態では使用周波数を315MHzに設定している。
【0021】
また、スリーブ23を折り返す際、スリーブ23の基端部分23aに長さL6の円筒形状のフェライト部材24が、同軸供給線路21の外皮211との間に位置するように設けられている。ここで、フェライト部材24の長さL1は上記波長λの32分の1の長さ、すなわち約3cmに設定しているが、前記波長λの16分1から32分の1の範囲内の長さが好ましい。この長さL6をこれ以上に長くしても効果に変わりはない。
【0022】
上記構成よりなるスリーブアンテナ20の定在波比(VSRW)の周波数特性の実測値を図3に示す。図3に示したように、200MHzから500MHZ間での周波数について測定を行った結果、この周波数範囲全般においてVSWRが2.8以下の安定した値となり、290MHZで最小値の1.8のVSWRが得られ、使用周波数315MHzにおいては2.3のVSWRが得られた。
【0023】
尚、上記測定値は一例であり、放射部22の長さL4やスリーブ23の長さL5及びフェライト部材24の長さL6を微細に調整することにより、VSWRが最小なる周波数の位置を変化させることができると共にさらにVSWRを下げることが可能である。
【0024】
また、本実施形態では使用周波数を315MHzに設定したスリーブアンテナ20を構成したが、これ以外の周波数のスリーブアンテナを構成しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0025】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0026】
図4本発明の第2実施形態におけるスリーブアンテナを示す外観斜視図、図5はその側面断面図である。図において、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号を持って表し、その説明を省略する。また、第2実施形態のスリーブアンテナ20Bと第1実施形態のスリーブアンテナ20との相違点は、第2実施形態では、第1実施形態におけるフェライト部材24に代えて、スリーブ23の基端部23aを覆うように配置したフェライト部材25を設けたことである。このフェライト部材25の長さL6も第1実施形態と同じ長さに設定されている。
【0027】
上記のようにスリーブ23の基端部23aを覆うように配置したフェライト部材25を設けた場合も、第1実施形態と同様のVSWR周波数特性を得ることができた。
【0028】
尚、上記第1及び第2実施形態では、放射部22及びスリーブ23の長さL4,L5のそれぞれを使用周波数fの波長λの4分の1の長さに設定したが、これに限定されることはなく、1/2或いは1/8またはその他の長さにしても良いことは言うまでもない。
【0029】
また、上記第1及び第2実施形態では、フェライト部材24,25を用いたが、これに代えて他の磁性部材を用いてもほぼ同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のスリーブアンテナによれば、スリーブの基端部分にかかるように配置された磁性部材によって、スリーブと同軸給電線路との間が整合され、広い周波数範囲に渡って安定した定在波比が得られると共に定在波比を低減することができるという非常に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるスリーブアンテナを示す外観斜視図
【図2】本発明の第1実施形態におけるスリーブアンテナを示す側面断面図
【図3】本発明の第1実施形態におけるスリーブアンテナのVSWR周波数特性を示す図
【図4】本発明の第2実施形態におけるスリーブアンテナを示す外観斜視図
【図5】本発明の第2実施形態におけるスリーブアンテナを示す側面断面図
【図6】従来例のスリーブアンテナを示す外観斜視図
【図7】従来例のスリーブアンテナを示す側面断面図
【図8】従来例のスリーブアンテナのVSWR周波数特性を示す図
【符号の説明】
20,20B…スリーブアンテナ、21…同軸供給線路(同軸ケーブル)、211…外皮、22…放射部、221…心線導体、222…絶縁部材、23…スリーブ、231…外部導体(網線)、24,25…フェライト部材。

Claims (5)

  1. 同軸給電線路の先端部において外部導体が除去された所定長さの放射部と、前記放射部の基端部から前記放射部とは逆方向に向けて前記同軸給電線路を覆う所定長さのスリーブとを備えたスリーブアンテナにおいて、
    少なくとも前記スリーブの基端部分にかかるように配置された磁性部材を備えた
    ことを特徴とするスリーブアンテナ。
  2. 前記磁性部材は、円筒形状をなし、前記スリーブと前記同軸給電線路との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブアンテナ。
  3. 前記磁性部材は、円筒形状をなし、前記スリーブを覆う位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブアンテナ。
  4. 前記磁性部材がフェライトからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のスリーブアンテナ。
  5. 前記磁性部材の長さはアンテナ共振周波数の波長の16分の1から32分の1の範囲の長さに設定されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のスリーブアンテナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007017959A1 (ja) * 2005-08-08 2007-02-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. 基準発振器
KR101090696B1 (ko) 2008-06-02 2011-12-08 주식회사 싸이트론 광대역 무선랜 안테나
CN102870278A (zh) * 2010-05-11 2013-01-09 索尼公司 眼镜蛇天线

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