JP2004335705A - 電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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正明 松下
Seiki Itoyama
誠紀 糸山
Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Hidehisa Makita
英久 牧田
Takaaki Mukai
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Abstract

【課題】並列接続線の短絡を防止するとともに、電力変換器との電気接続端子と太陽電池出力線の位合置わせ精度を保持しつつ、低コストに電力変換器付き太陽電池モジュールを製造する方法を提供する事を目的とする。
【解決手段】複数の太陽電池、切り込みを有する被覆材、複数の電力変換器、前記太陽電池の出力を電力変換器に導出する太陽電池出力線、前記電力変換器同士を電気接続する並列接続線からなる電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法において、太陽電池と太陽電池出力線と並列接続線を被覆材でラミネートする前に、前記切り込みから太陽電池出力線の一部と並列接続線の一部を導出し、その後ラミネートする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被覆材の中に太陽電池と直接接続されない配線部材を有する太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、MIC(Module Integrated Converter)と呼ばれる太陽電池が発電した電力を変換する小型の電力変換器(以下、「電力変換器」と呼ぶ)に取り付けた電力変換器付き太陽電池モジュールが小・中規模の太陽光発電システムとして、あるいは非常用電源として期待されるようになった。
【0003】
電力変換器付き太陽電池モジュールには、以下のような利点がある。
▲1▼太陽電池の直列接続工程は、太陽電池表面から裏面に配線を引き回した上で次々電気接続する必要がある。これを太陽電池の直列数分だけ繰り返す煩雑な接続工程は高コストになる。一方MICを用いれば、進歩の著しいIC化技術が使用でき量産効果で大幅なコストダウンの可能性が開ける。
▲2▼電力変換器を内蔵させる事で、太陽電池製造後、任意の電圧出力に自在に変更できる他、交流出力を取り出す事もでき一般家庭用に製造された種々の交流負荷を直接使用可能になる。
【0004】
このような電力変換器付き太陽電池モジュールの一例として、特開平6−22472号公報(特許文献1)、特開2002−111038号公報(特許文献2)が代表的な実施形態として挙げられる。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−22472号公報
【特許文献2】
特開2002−111038号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、前述した電力変換器付き太陽電池モジュールの低コスト化を検討しており、その検討の中で、1つの太陽電池モジュールに複数の電力変換器を設ける形態に注目した。これは、太陽電池の高効率化と大面積化に伴い太陽電池の配線に流れる電流量が増加し、配線の抵抗損失が無視できないためである。すなわち、比較的小容量の電力変換器を太陽電池モジュールに複数分散させて配置する事で、電力変換器と太陽電池との配線距離を短くできるため、配線の配線損失を低減できる。更に、電力変換器に入った太陽電池の出力電力は昇圧されるので、電力変換器出力配線の抵抗損失は非常に小さくする事ができ、トータルとして配線の抵抗損失の少ない太陽電池モジュールを構築する事が可能になるためである。
【0007】
このような太陽電池モジュールの場合、各電力変換器同士を接続するの配線部材が必要になる。(我々はこれを並列接続線と呼んでいる。)この並列接続線は太陽電池モジュールの被覆材の中に埋め込むことが好ましい。太陽電池モジュールの被覆材の中に前記並列接続線を埋め込む事で以下のような利点がある。
▲1▼太陽電池モジュールの被覆材が前記並列接続線の被覆材として用いることができるため、並列接続線に裸銅線を利用する事ができコストダウンできる。
▲2▼並列接続線が、太陽電池モジュール内に一体で封止されているため、並列接続線自体にねじれや引張り力がかかり難く、例えば、設置作業等において誤って無理な力を加えて断線などの破損等の事故を防止することが可能となる。
【0008】
しかしながら、前記のような太陽電池モジュールを製造するにあたって太陽電池モジュールのラミネート工程で、電力変換器同士を接続する並列接続線が定位置からずれることにより、太陽電池から電力変換器に接続される太陽電池出力線に接触し短絡するケースが発生した。
【0009】
また、短絡には至らなくとも、太陽電池モジュールの被覆材の導出部分からの位置ズレが発生する事で、電力変換器との電気接続作業が困難になるケースが発生した。
【0010】
これは、次のような要因が考えられる。
【0011】
従来の太陽電池モジュールの配線部材は、すべて太陽電池からの出力を太陽電池モジュール外に導出するための配線材であったため、すべての配線材が太陽電池に接続されてなんらかの機械的接合があって一体となっている。そのため多少の位置ズレが発生しても、配線部材全体が動き、配線部材間の相対的位置関係に変化が無い。これに対して、我々の電力変換器付き太陽電池モジュールは、電力変換器同士を接続する並列接続線は、ラミネート工程時はが太陽電池と接続する配線部材と機械的に一体では無い。そのため、ラミネート工程において、被覆材が溶融した状態になると被覆材が軟化して流動し、その流動により容易に並列接続線が位置ズレを起こすためと推定される。
【0012】
このような位置ズレを防止するには、ラミネート工程において、何らかの手段で前記並列接続線の一部を固定する事が必要であり、更に太陽電池の配線部材(特に太陽電池出力線)の一部を固定する事が好ましい。
【0013】
配線材の位置ズレを防止する手段としては、配線材に仮固定材料を設ける方法が知られている。例えば、特開平2002−124693では、リードの端部が保護層を貫通して保護層の外側に導出され粘着材で固定されている太陽電池モジュールが記載されている。特開2001−77385には、絶縁シートの小片を被覆材の中に挿入した太陽電池モジュールが記載されている。しかしながら、前記方法では、いずれも仮固定用の材料が、別途必要となり高コストになる。
【0014】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、並列接続線の短絡を防止するとともに、電力変換器との電気接続端子と太陽電池出力線の位合置わせ精度を保持しつつ、低コストに電力変換器付き太陽電池モジュールを製造する方法を提供する事を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
発明者等は上記課題を鋭意検討した結果、以下のような製造方法により前記課題を解決する事ができるとの結論に至った。すなわち、本発明は、▲1▼複数の太陽電池、切り込みを有する被覆材、複数の電力変換器、前記太陽電池の出力を電力変換器に導出する太陽電池出力線、前記電力変換器同士を電気接続する並列接続線からなる電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法において、太陽電池と第1の配線部材と第2の配線部材を被覆材でラミネートする前に、前記切り込みから第1の配線材の一部と第2の配線材の一部を導出し、その後ラミネートする事を特徴とする電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法である。
▲2▼被覆材の切り込み部は複数有することが好ましい。
▲3▼前記被覆材の切り込み部は、L字形状を含む切り込みであることが好ましい。
▲4▼前記被覆材の最表面層は、フッ素系樹脂フィルムであることが好ましい。
▲5▼前記被覆材の電力変換器取り付け側の表面層は放電処理がなされていることが好ましい。
▲6▼前記切り込みは、太陽電池の入射面側の被覆材に配され、前記電力変換器は、前記ラミネート後に太陽電池モジュールの被覆材の入射面側表面に配され、露出した太陽電池出力線と並列接続線と電気接続することが好ましい。
【0016】
前述した方法▲1▼によれば、各配線材が切り込みにより配線部材1と配線部材2が接触する方向には、ずれ難くする事ができる。これは被覆材の最表面部分は流動しにくいためであり、その結果、製造時に太陽電池モジュール内で短絡する可能性を大幅に低減することが可能となる。これにより、各配線部材の位置決めを行うための部品等を別途必要としないため、その分コストを低減することが可能となる。
【0017】
前述した方法▲2▼によれば、より位置決め精度を向上することが可能となる。
【0018】
前述した方法▲3▼によれば、配線導出時、一部の被覆材を部分的に捲ることが可能となるため、作業性を向上させることが可能となる。
【0019】
前述した方法▲4▼によれば、導出された配線材と太陽電池モジュール表面材が接着しにくいため、電気接続作業を行う際、剥がしやすく作業性を向上させることが可能となる。
【0020】
前述した方法▲5▼によれば、電力変換器を容易に接着する事が可能になる。
【0021】
前述した方法▲6▼によれば、電力変換器が光入射面側で電気接続することができ、電気接続時太陽電池モジュールを裏返す必要性が無く製造工程を短縮できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明である電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法に関する実施の形態について図を用いて説明する。
【0023】
なお、本発明はこの実施の形態に限られるものではない。
【0024】
図1は本発明に係る電力変換器付き太陽電池モジュールに於いて、積層構成を示した図である。101は電力変換器付き太陽電池モジュール、102は太陽電池、103は並列接続線、104はフッ化重合体フィルム、105及び107は封止材、106は裏面部材を示す。
【0025】
本発明では、104,105,106,107を含めて被覆材と呼ぶ。更に太陽電池102の光入射面側にある被覆材を受光面側被覆材、光入射面と反対にある被覆材を非受光面側被覆材と呼ぶ。
【0026】
図2は本発明に係る電力変換器付き太陽電池モジュールに於いて、電力変換器及びジャンクションボックスを設ける前の太陽電池モジュールを示した図である。201は電力変換器付き太陽電池モジュール、202は太陽電池、203は太陽電池出力線、204は並列接続線、205は並列接続線からの分岐線、206は被覆材、207は受光面側被覆材に設けられた開口部、208アースライン、209は切り込みを示す。
【0027】
図3は、本発明に係る太陽電池モジュールの被覆材の切り込み部を入射面側から見た図である。301は切り込み、302は太陽電池、303は太陽電池出力線、304は並列接続線からの分岐線、305は被覆材である。
【0028】
図4は本発明に係る電力変換器付き太陽電池モジュールの構成を示す概要図である。401は電力変換器付き太陽電池モジュール、402は太陽電池、403は電力変換器、404は並列接続線、405は太陽電池モジュール出力線、406はジャンクションボックスを示す。
【0029】
本実施例における電力変換器付き太陽電池モジュールは、太陽電池及び電力変換器間を電気的に接続する並列接続線を被覆材によりラミネートして、太陽電池モジュールを形成後、前記太陽電池モジュール表面に直流−直流変換器が設けられる形態となっている。太陽電池モジュール作成時の積層構造は、図1に示すように太陽電池、並列接続線、封止材、フッ化物重合体フィルム、裏面部材となっている。
【0030】
太陽電池より光入射面側の封止材105及びフッ化物重合体フィルム104には、太陽電池出力線と並列接続線の分岐線を外部に導出するための切り込みが配されている。切り込みは、並列接続線の分岐線の導出位置に切り込みがあり、更に、太陽電池出力線の導出位置にかけてL字状に形成してある。
【0031】
製造手順としては、まず、裏面部材106、封止材107を積層し、その上に、太陽電池を配し、複数の太陽電池に沿って、ある一定の距離を保つように電力変換器間を並列接続する並列接続線を配する。そして、封止材105、フッ化物重合体フィルム104の順に積層した後、L字型の切り込み部の封止材105及びフッ化物重合体フィルム104を捲り、外部に導出する太陽電池からの出力線及び並列接続線の分岐線を光入射面側に取り出し、捲った切り込み部の封止材105及びフッ化物重合体フィルム104を元の状態に戻す。そして、取り出した太陽電池出力線及び並列接続線の分岐線をフッ化物重合体フィルムの表面に沿うように配する。
【0032】
積層終了後、2重真空方式のラミネータに投入しラミネートする。ラミネート条件としては、150度30分で行う。ラミネート後、電力変換器と太陽電池モジュール出力線及び並列接続線と太陽電池モジュール出力線と電気的に接続し、電気接続部に耐候性を持たせるために枠体を被せ、更に枠体内を充填材により封止する。この際、最表面に配されるフッ化物重合体フィルム表面は放電処理が施されているため、充填材との接着性も良くなっており、水密性を向上させることができる。
【0033】
この製造方法によると、太陽電池モジュールのラミネート工程で、並列接続線及び太陽電池が定位置からズレることはなく、互いに接触し短絡することを防止することができる。また、仮固定部材等が不要なため除去等のあと工程が不要で電力変換器との電気接続作業性を低減させることもない。更に、被覆材の寸法切断時に切り込みも同時に入れておくことにより、工程を増やすことなく容易に製造することも可能にする。その上、配線材の位置決めのために仮固定用の材料を別途設ける必要もないためコストを増加することなく並列接続線の短絡を防止するとともに、電力変換器との電気接続端子と太陽電池出力線の位置合わせ精度を保持しつつ、低コストに電力変換器付き太陽電池モジュールを製造することが可能となる。
【0034】
以下、各部について詳細な説明を行う。
【0035】
〔太陽電池〕
本発明に於ける太陽電池については、特に種別に限定はない。例えば、アモルファス・マイクロクリスタルシリコン積層型太陽電池、結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池、銅インジウムセレナイド太陽電池、化合物半導体太陽電池等が挙げられる。しかしながら薄膜系の太陽電池が可撓性を有するので好ましい。特に、可撓性基板を有する導電性基板上に光変換部材としての半導体活性層などを形成した太陽電池は、大面積化も容易で、曲げ応力に対する太陽電池の信頼性も高いため好ましい。
【0036】
〔被覆材〕
被覆材は、太陽電池を外部の汚れから保護したり、外部からの傷付き防止など太陽電池の耐候性を向上させる目的で用いられる。例としては、本実施の形態で用いたフッ化重合体フィルム、封止材、裏面部材を示す。太陽電池の受光面側に配されるため被覆材によっては、透明性、耐候性及び耐汚染性が要求される。このような要求を満たし、好適に用いられる材料としては、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。これらの材料を用いて被覆する方法としては、フィルム化してラミネートする方法、コーティングによって設ける方法及び粘着剤を配し接着する方法などが挙げられる。用途により、太陽電池表面のみに設けられる場合や表面及び裏面側に設ける事ができる。
【0037】
なお、本発明に於ける切込みは、太陽電池と電力変換器の間に配する被覆材にラミネート工程前に形成しておく、前記切り込みは、後述する並列接続線の長手方向と垂直にまず切り込みを入れ、更に、後述する太陽電池出力線の長手方向と垂直に切り込みを有する事が好ましく、少なくともL字形状を含む切込みとするのが好ましい。ただ、これは並列接続線と太陽電池出力線の位置関係により決まるため、少なくとも並列接続線の導出切り込みと太陽電池出力線の切り込みが同一直線上になければ流動により致命的な故障は生じない。
【0038】
〔フッ化重合体フィルム〕
フッ化物重合体フィルムはフッ素原子をその構成要素とする重合体をフィルム状に成型したものであれば特に限定されるものではないが、フッ化物重合体としては例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン系共重合体(ECTFE)、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)−テトラフルオロエチレン系共重合体(PFA)、ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリデン系共重合体、あるいはこれらのうち2種以上を混合したものなどがある。
【0039】
このうち、ETFEは耐候性及び機械的強度の両立と透明性の観点から太陽電池モジュールの表面部材としての適正に優れていることから好んで用いられる。また、ETFEは放電処理によってフィルム表面に反応物を生成しやすいことも選択される理由のひとつである。
【0040】
本発明で用いられるETFEなどの共重合体は他の共重合単量体を共重合させたものも含まれる。他の共重合単量体としては、他のフルオロオレフィン、他のオレフィン、ビニル系モノマーなどが挙げられる。
【0041】
〔封止材〕
封止材4は、太陽電池素子を被覆し、素子を温度変化、湿度、衝撃などの過酷な外部環境から守り、かつ表面部材あるいは裏面部材と素子との接着を確保するために用いられる。このような材料としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などが挙げられるが、中でもEVA樹脂は耐候性、接着性、充填性、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性など太陽電池用途としてバランスのとれた物性を有しているので好適に用いられる。ただ、そのままでは熱変形温度が低いために容易に高温使用条件下で変形やクリープを呈するので、架橋して耐熱性を高めておくことが望ましい。
【0042】
〔裏面部材〕
太陽電池素子を保護し、湿度の侵入を防ぎ、外部との電気的絶縁を保つために用いられる。材料としては、充分な電気絶縁性を確保でき、しかも長期耐久性に優れ、熱膨張、熱収縮に耐えられる材料が好ましい。好適に用いられるものとしては、ポリフッ化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ガラス板などが挙げられる。
【0043】
裏面部材の外側にはさらに機械的な補強を目的とした補強板を貼り付けてもよい。例えば、金属板、繊維強化プラスチック(FRP)板、セラミック板などがあり、建材一体型太陽電池モジュールでは建材がこの補強板を兼ねることもできる。
【0044】
〔並列接続線〕
本実施形態の電力変換器付き太陽電池モジュールを構成するには、複数の電力変換器出力をすべて並列接続する並列接続線が必要である。これらの接続を行うための部材が、並列接続線である。本実施形態の電力変換器付き太陽電池モジュールにおいては、2本用いたが導電性基板が電源ラインの1つの共通線として連結される場合は、本部材は1本でもよい。
【0045】
具体的には、本部材は汎用の絶縁電線、絶縁ケーブルなどを用いても良いが、より好ましくは太陽電池モジュールの被覆材の中に並列接続線を埋め込み、絶縁被覆のない裸導線などが、太陽電池モジュールの平坦性を維持し、被覆材を薄くできるので好ましい。裸導線としては、銅箔、銅ワイヤー、銅撚り線、銅帯等が好ましい。
【0046】
〔電力変換器〕
電力変換器の種類には、直流出力を異なる電圧の出力に変換する直流−直流変換器と直流を交流に変換するインバータがあるが、本発明では直流−直流変換器が好ましい。これは系統に接続する交流を得るには、大容量のコンデンサが必要となるので、小型にむかないためである。昇圧する昇圧回路、並びに、電力変換の起動/停止、太陽電池の動作点の最適化、運転モードなどを制御する制御回路、通信回路、入出力端子などから構成され、その出力が直接負荷へ接続されてもよいが、複数台の直流−直流変換器の出力をひとつのインバータに入力し、変換した交流電力を負荷で使用するかあるいは系統連系する事が好ましい。
【0047】
昇圧回路としては、絶縁、非絶縁を問わず公知公用の様々な回路構成を用いることができる。制御回路は、例えば、CPU、PWM波形制御回路、最適電力点追従制御回路、制御電源生成回路、周波数・電圧基準発生器及びスイッチング制御回路などを備える。また、制御回路は、通信線などを介して外部から操作できるようにしてもよく、制御回路の一部機能を直流−直流変換装置外に配置して、複数の電力変換装置を一括制御することもできる。
【0048】
しかし、本実施形態における電力変換器は、直流−直流変換装置であり、構造をできるだけ簡素化しコストダウンと信頼性の向上を図るために、制御回路としては、制御電源生成回路、スイッチング周波数を規定するスイッチング基準波形生成回路及び固定デューティでスイッチング素子を駆動可能なスイッチング素子駆動回路を少なくとも有する構成が好ましい。
【0049】
また、主回路としては、上記スイッチング素子駆動回路によりON/OFFされるスイッチング素子と、所定の巻数比で作成されたスイッチングトランスを有することが好ましい。
【0050】
前記固定デューティでスイッチング素子を駆動する複数の直流−直流変換装置が並列接続されたシステムでは、後段のインバータの入力電圧を変化させることにより直流−直流変換装置の入力電圧を変化させることができ、これにより太陽電池セルの動作点を動かすことができる。
【0051】
また、直流−直流変換装置を1チップIC化し、太陽電池モジュールの製造工程中に表面配線部材及び導電性基板に電気的接続を行うことにより、直流−直流変換装置を太陽電池に接続する一連の作業を簡略化することもできる。
【0052】
また、直流−直流変換装置の外装材はその使用条件に応じて、耐熱性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、耐寒性、耐油性、耐候性、耐衝撃性、防水性などの性能を有する必要がある。また、太陽電池の被覆材に強固に固定するために好ましくは接着剤との接着性が良い材質が良い。
【0053】
上記の要素を考慮にいれると外装材としては、プラスチックでは例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、変性PPO(PPE)、ポリエステル、ポリアリレート、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ナイロンなどの樹脂、エンジニアリング・プラスチック等がある。また、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性プラスチックも使うことができる。
【0054】
また、耐紫外線性向上の為に、顔料としてカーボンブラックを用いる、あるいは紫外線を吸収する樹脂塗料を表面に塗布することが好ましい。
【0055】
〔太陽電池出力線〕
本発明における太陽電池出力線は、太陽電池と電力変換器を結ぶ配線材であり、被覆材を持たない裸の導線が好ましい。これは、被覆材の中に埋め込まれるためであり、被覆材を薄くする事ができるからである。裸導線を用いることにより、電気接続を任意の場所で行うことができ電機接続作業性が良い。また、単心であるか多心であるかも限定されるものではない。また、太陽電池と一体でラミネートする場合には、柔軟性を有し薄い銅箔を用いることにより、ラミネート不良を低減することが可能になる。
【0056】
〔太陽電池モジュール出力線〕
本発明における太陽電池モジュール出力線は、ジャンクションボックスから太陽電池モジュール外へ電力を取り出すための配線材である。この配線においては、電食等の腐食防止を考慮すれば導線に絶縁材が被覆された被覆導線が好ましい。被覆導線を用いることにより、被覆材及び固定部材に導電性のものなど、多様な材料を用いることができる。また、単心であるか多心であるかも限定されるものではない。単心のものを用いて、太陽電池モジュールの外部に延出される電気出力線は1本となるように構成しても良い。
【0057】
また、ケーブルにコネクタ部材が設けられていることが好ましい。太陽電池モジュールを設置施工して、電気接続するために必要となる電気出力線の長さが予め分かっている場合には、コネクタ部材を設けておくと、電気接続作業も効率化できる。
【0058】
〔ジャンクションボックス〕
本発明に於けるジャンクションボックスは、太陽電池電池で発電した電力を外部に取り出すために太陽電池出力線と太陽電池モジュール出力線を電気的に接続し、その電気接続部に耐候性を持たせるための箱体である。例えば、電気接続部を囲むように枠体を設け、そこに充填剤を流し込み絶縁をとる。この充填材が太陽電池モジュールの被覆材と接着力を有することよにりジャンクションボックスを固定するための接着剤の役割も果たすことが可能である。また、充填剤が耐候性を有する場合、蓋を設ける必要もなく、その分コストを低減することも可能となる。
【0059】
【実施例】
以下に実施例により本発明を詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0060】
(実施例1)
複数のアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池、切り込みを有する被覆材、複数の直流−直流変換器、前記アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池の出力を直流−直流変換器に導出する太陽電池出力線、前記直流−直流変換器同士を電気接続する並列接続線からなる直流−直流変換器付き太陽電池モジュールの製造方法において、アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池と太陽電池出力線と並列接続線を被覆材でラミネートする前に、前記切り込みから太陽電池出力線の一部と並列接続線の一部を導出し、その後ラミネートする直流−直流変換器付き太陽電池モジュールの製造方法の例である。
【0061】
前記被覆材は、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE),エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)及びポリエチレンテレフタレート(PET)であり、切り込みが設けられる被覆材は、アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池より光入射面側に配されるETFE及びEVAである。
【0062】
図5は、本実施例に記載してある直流−直流変換器付き太陽電池モジュールのラミネート前の積層構成を示した図である。501は直流−直流変換器付き太陽電池モジュール、502はアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池、503は並列接続線、504はETFE、505及び507はEVA、506はPETを示す。
【0063】
図6は、本実施例に記載してあるETFE及びEVAに切り込みを設けた直流−直流変換器付き太陽電池モジュールに於いて、直流−直流変換器及びジャンクションボックスを設ける前の太陽電池モジュールを示した図である。601は直流−直流変換器付き太陽電池モジュール、602はアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池、603は太陽電池出力線、604は並列接続線、605は並列接続線からの分岐線、606は被覆材、607は受光面側被覆材604及び605の開口部、608はアースラインを示す。
【0064】
図7は、本実施例に記載してある発明に係る直流−直流変換器付き太陽電池モジュールの被覆材の切り込み部を入射面側から見た図である。701は切り込み、702は太陽電池、703は太陽電池出力線、704は並列接続線からの分岐線、705は被覆材である。
【0065】
図8は本発明に係る直流−直流変換器付き太陽電池モジュールの構成を示す概要図である。801は直流−直流変換器付き太陽電池モジュール、802は太陽電池、803は直流−直流変換器、804は並列接続線、805は太陽電池モジュール出力線、806はジャンクションボックスを示す。
【0066】
本実施例における電力変換器付き太陽電池モジュールは、アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池及び直流−直流変換器間を電気的に接続する並列接続線をEVA、ETFE及びPETからなる被覆材によりラミネートされた後、太陽電池モジュール表面に直流−直流変換器が設けられる形態となっている。
【0067】
直流−直流変換器付き太陽電池モジュールラミネート時の積層構造は、図5に示すようにアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池、並列接続線、EVA、ETFE、PETとなっている。
【0068】
アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池より光入射面側のEVA505及びETFEフィルム504には、太陽電池出力線と並列接続線の分岐線を外部に導出するための切り込みが配されている。切り込みは、並列接続線の分岐線の導出位置に切り込みがあり、更に、太陽電池出力線の導出位置にかけてL字状に形成してある。
【0069】
製造手順としては、まず、PET506、EVA507を積層し、その上に、アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池を配し、複数のアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池に沿って、ある一定の距離を保つように直流−直流変換器間を並列接続する並列接続線を配する。そして、EVA505、ETFEフィルム504の順に積層した後、L字型の切り込み部のEVA505及びETFEフィルム504を捲り、外部に導出する太陽電池からの出力線及び並列接続線の分岐線を光入射面側に取り出し、捲った切り込み部のEVA505及びETFEフィルム504を元の状態に戻す。そして、取り出した太陽電池出力線及び並列接続線の分岐線をETFEフィルムの表面に沿うように配する。積層終了後、2重真空方式のラミネータに投入しラミネートする。
【0070】
ラミネート条件としては、150度30分で行う。ラミネート後、直流−直流変換器と太陽電池モジュール出力線及び並列接続線と太陽電池モジュール出力線と電気的に接続し、電気接続部に耐候性を持たせるために枠体を被せ、更に枠体内を充填材により封止する。
【0071】
この際、最表面に配されるETFEフィルム表面はプラズマ放電処理が施されているため、充填材との接着性も良くなっており、水密性を向上させることができる。
【0072】
この製造方法によると、太陽電池モジュールのラミネート工程で、並列接続線及びアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池が定位置からズレることはなく、互いに接触し短絡することが可能となる。また、仮固定部材等が不要なため除去等のあと工程が不要で電力変換器との電気接続作業性を低減させることもない。更に、被覆材の寸法切断時に切り込みも同時に入れておくことにより、工程を増やすことなく容易に製造することも可能にする。その上、配線材の位置決めのために仮固定用の材料を別途設ける必要もないためコストを増加することなく並列接続線の短絡を防止するとともに、直流−直流変換器との電気接続端子と太陽電池出力線の位置合わせ精度を保持しつつ、低コストに直流−直流変換器付き太陽電池モジュールを製造することが可能となる。
【0073】
(実施例2)
本実施例は、ETFE,EVA及びPETからなる被覆材により被覆された複数のアモルファス・マイクロクリスタルシリコン積層型太陽電池、及び、入射功側のETFE及びEVAに配線材を導出する切込みを設けた太陽電池モジュールの例である。本実施例に於ける電力変換器付き太陽電池モジュールは、直流−直流変換器のアースラインが太陽電池の負極電極と共用される構成となっている。
【0074】
図9は、本実施例に記載してある電力変換器付き太陽電池モジュールに於いて、電力変換器及びジャンクションボックスを設ける前の太陽電池モジュールを示した図である。901は電力変換器付き太陽電池モジュール、902はアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池、903は太陽電池出力線、904は並列接続線、905は並列接続線からの分岐線、906は被覆材、907は受光面側被覆材904及び905の開口部を示す。
【0075】
図10は、本発明に係る太陽電池モジュールの被覆材の切り込み部を入射面側から見た図である。1001は切り込み、1002はアモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池、1003は太陽電池出力線、1004は並列接続線からの分岐線、1005は被覆材である。
【0076】
本実施例に記載される直流−直流変換器付き太陽電池モジュールに配される切込みは、直流−直流変換器間を接続する並列接続に垂直になるように並列接続線の分岐線の位置にあわせて切り込みを入れ、更に並列接続線に沿って切り込みを入れた後、更に並列接続線と垂直に太陽電池出力線に向かって切り込みを入れ、更に太陽電池出力線と垂直に切り込みを入れる。
【0077】
これにより、実施例1に比べ更に太陽電池出力線及び並列接続線が定位置からずれ難くなり、製造時に太陽電池モジュール内で短絡する可能性を大幅に低減することが可能となる。これにより、各配線部材の位置決めを行うための材料を別途必要としないため、その分コストを低減することが可能となる。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、各配線材が切り込みにより配線部材1と配線部材2が接触する方向には、ずれ難くする事ができる。これは被覆材の最表面部分は流動しにくいためであり、その結果、製造時に太陽電池モジュール内で短絡する可能性を大幅に低減することが可能となる。これにより、各配線部材の位置決めを行うための部品等を別途必要としないため、その分コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力変換器付き太陽電池モジュールに於いて、積層構成を示した図である。
【図2】本発明に係る電力変換器付き太陽電池モジュールに於いて、電力変換器及びジャンクションボックスを設ける前の太陽電池モジュールを示した図である。
【図3】本発明に係る太陽電池モジュールの被覆材の切り込み部を入射面側から見た図である。
【図4】本発明に係る電力変換器付き太陽電池モジュールの構成を示す概要図である。
【図5】本実施例に記載してある直流−直流変換器付き太陽電池モジュールのラミネート前の積層構成を示した図である。
【図6】本実施例に記載してあるETFE及びEVAに切り込みを設けた直流−直流変換器付き太陽電池モジュールに於いて、直流−直流変換器及びジャンクションボックスを設ける前の太陽電池モジュールを示した図である。
【図7】本実施例に記載してある直流−直流変換器付き太陽電池モジュールの被覆材の切り込み部を入射面側から見た図である。
【図8】本発明に係る直流−直流変換器付き太陽電池モジュールの構成を示す概要図である。
【図9】本実施例に記載してある電力変換器付き太陽電池モジュールに於いて、電力変換器及びジャンクションボックスを設ける前の太陽電池モジュールを示した図である。
【図10】本発明に係る太陽電池モジュールの被覆材の切り込み部を入射面側から見た図である。
【符号の説明】
101,201,401,901 電力変換器付き太陽電池モジュール
102,202,302,402,702,802 太陽電池
103,204,404,503,604,804,904 並列接続線
104 フッ化重合体フィルム
105,107 封止材
203,303,603,703,903 太陽電池出力線
205,304,605,704,905,1004 並列接続線からの分岐線
206,305,606,705,906 被覆材
207,607,907 受光面側被覆材の開口部
208 アースライン
209,301,701 切り込み
403 電力変換器
405,805 太陽電池モジュール出力線
406,806 ジャンクションボックス
501,601,801,1001 直流−直流変換器付き太陽電池モジュール
502,602,902,1002 アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池
504 エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)
505,507 エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
506 ポリエチレンテレフタレート(PET)
803,1003 直流−直流変換器
406,806 ジャンクションボックス
502,602,902,1002 アモルファス・マイクロクリスタル積層型太陽電池
504 エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)
505,507 エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
506 ポリエチレンテレフタレート(PET)

Claims (6)

  1. 複数の太陽電池、切り込みを有する被覆材、複数の電力変換器、前記太陽電池の出力を電力変換器に導出する太陽電池出力線、前記電力変換器同士を電気接続する並列接続線からなる電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法において、太陽電池と太陽電池出力線と並列接続線を被覆材でラミネートする前に、前記切り込みから太陽電池出力線の一部と並列接続線の一部を導出し、その後ラミネートする事を特徴とする電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 前記被覆材の切り込み部は、複数有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 前記被覆材の切り込み部は、L字形状を含む切り込みであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 前記被覆材の最表面層は、フッ素系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法。
  5. 前記被覆材は電力変換器取り付け側の最表面層に放電処理されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 前記切り込みは、太陽電池の入射面側の被覆材に配され、前記電力変換器は、前記ラミネート後に太陽電池モジュールの被覆材の入射面側表面に配され、露出した太陽電池出力線と並列接続線と電気接続することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電力変換器付き太陽電池モジュールの製造方法。
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