JP2004335602A - Printed wiring board - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキシブル基板とリジッド基板を接着シートにより接合してなるプリント配線基板に関する。詳しくは、接着シートを少なくとも2層以上の接着層からなる積層構造とし、接着剤のはみ出し及びボイドの発生を防止する接着技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機やデジタルカメラなどを含む各種電気機器には、より一層の小型化及び薄型化が要求されている。これに応じて、これら電気機器の筐体内に実装される電気回路を構成するプリント配線基板も小型化が図られている。例えば、折れ曲がり性に非常に優れたフレキシブル基板と、折れ曲がり性がない硬いリジッド基板とを接着剤によって接合一体化した、いわゆる積層構造のプリント配線基板が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
【0003】
図7は、フレキシブル基板とリジッド基板を積層したプリント配線基板の一例である。このプリント配線基板101は、フレキシブル基板102を2枚のリジッド基板103,104で、接着層105を介してその両側から挟み込んで積層構造としたものである。
【0004】
リジッド基板103,104は、2層構造とされた絶縁樹脂からなるベース106の表裏面及び中間部に、電気回路を形成する配線パターン107を有している。また、各リジッド基板103,104の表裏面及び中間部に形成された一部の配線パターン107上には、これら各面に形成された配線パターン107同士を電気的に接続するための金属突起部108が形成されている。
【0005】
一方、プリント配線基板102には、図示を省略する配線パターンと、この配線パターンの一部に接続されるランド109が形成されている。ランド109には、前記リジッド基板103,104の接合面側に形成された金属突起部108が電気的に接続されている。
【0006】
このような積層構造とされたプリント配線基板を製造するに際しては、適度な樹脂フロー性と、ボイドの発生防止性と、高い接着力性と、吸湿耐熱性などが、前記接着層105に求められる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−251053号公報(第3頁及び第4頁、図1及び図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの要求を満たした接着層105を使用することは困難である。例えば、接着剤として樹脂フロー性が多いものとすると、積層されたプリント配線基板101の端部より外方に突出するフレキシブル基板102の付け根部分(図7中破線Aで囲んだ部分)には、接着剤のはみ出し量が多くなる。このフレキシブル基板102の付け根部分に多量の接着剤がはみ出すと、可撓性に富んだフレキシブル基板102の折り曲げが困難になってしまう。
【0009】
一方、樹脂フロー性の少ない接着剤を使用すると、前記フレキシブル基板102の付け根部分の接着剤のはみ出し量は減少するものの、積層された内部の接着層105内にボイド(気泡)が発生し、さらに、リジッド基板103,104に形成された接合部分の配線パターン107及びフレキシブル基板102に形成されたランド109近傍部分に樹脂不足が起こる。かかるボイドは、吸湿後、電子部品などを実装する際のリフロー時に、基板内剥離(接合部分から剥離してしまう)の原因となる場合がある。
【0010】
また、フレキシブル基板102とリジッド基板103,104とは、その基材が異なっている(基材の物性が異なっている)ため、両方に接着力のある樹脂(接着剤)を使用することは困難である。このため、接着力を高めるために、フレキシブル基板102の接合面を粗すことも考えられるが、そうするとコストアップ及びリードタイムアップを招く。
【0011】
また、リジッド基板103,104をフレキシブル基板102の両側から挟み込んで積層するときには、各リジッド基板103,104の接合面に形成された金属突起部108が向かい合っている場所は一括積層できるが、金属突起部108が片側のリジッド基板103,104上にしかない場所(図7中破線Bで囲んだ部分)では、フレキシブル基板102が曲がってしまうため、層間ショートや層間絶縁性が低下することが考えられる。
【0012】
また、前記接着層105には、単なる接着剤のみとしているため、積層基板に反りが発生することもある。
【0013】
そこで、本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、接着剤のはみ出し量を抑制すると共にフレキシブル基板とリジッド基板の接合部分に発生するボイドの発生を抑え、密着力が高く、剥がれることの無い信頼性の高いプリント配線基板を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のプリント配線基板は、フレキシブル基板とリジッド基板を接合する接着シートを、少なくとも2層以上の接着層からなる積層構造としたものである。すなわち、接着シートを、フレキシブル基板と接着される側の第1の接着層と、リジッド基板と接着される側の、前記第1の接着層とは異なる接着剤からなる第2の接着層とからなる積層構造とする。
【0015】
本発明によれば、接着シートを少なくとも2層以上の積層構造とし、フレキシブル基板と接着される側の第1の接着層と、リジッド基板と接着される側の第2の接着層とに分けているため、フレキシブル基板及びリジッド基板と接着されるそれぞれの接着層の厚みを、それぞれの基板に対して充分な接合強度を持って接着するのに足る厚みとなし得ることから、接着剤のはみ出し量を最小限に抑えることが可能となり、また、フレキシブル基板及びリジッド基板の各接合部分におけるボイドの発生が抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
「プリント配線基板の構成」
本実施の形態のプリント配線基板1は、図1に示すように、フレキシブル基板2と、このフレキシブル基板2を両側から挟み込む2つのリジッド基板3,4と、これらフレキシブル基板2とリジッド基板3,4を接合する接着シート5とから構成され、前記フレキシブル基板2を、接着シート5を介してその両側から前記リジッド基板3,4で挟み込んで接合した積層構造とされている。
【0018】
フレキシブル基板2は、図1に示すように、所定の電気回路を形成する配線パターン6の両面に、例えばポリイミドなどの難燃性材料からなる絶縁層7,7を形成した構造とされている。このフレキシブル基板2は、折り曲がり性に非常に優れ、例えば折り畳み可能な携帯電話機の可動部分(ヒンジ部分)に配置される。また、このフレキシブル基板2には、後述するリジッド基板3,4に形成された配線パターン上の金属突起部15と電気的接続(導通)を図るためのランド8が数ヶ所に形成されている。ランド8は、絶縁層7,7を所定形状に形成するパターニングの際に配線パターン6の一部を外方に臨ませる開口部に、メッキを施すなどして形成される。
【0019】
リジッド基板3,4は、図1に示すように、2層構造とされた絶縁樹脂からなるベース9,9と、各ベース9,9上に形成される配線パターン10,11,12と、各配線パターン10,11,12間を電気的に接続する金属突起部13,14と、フレキシブル基板2に形成されたランド8と配線パターン12とを電気的に接続する金属突起部15とから構成されている。
【0020】
2層構造からなるベース9の表面と、裏面と、これらベース9,9間の中間部には、それぞれ所定の電気回路を形成する配線パターン10,11,12が形成されている。これら配線パターン10,11,12は、ベース9,9を貫通して形成された金属突起部13,14との接触によって、各層の配線パターン10,11,12同士が電気的に接続されている。
【0021】
フレキシブル基板2と接着される側に形成された金属突起部15は、このフレキシブル基板2と対向する側に形成された配線パターン12の所定位置に形成されており、その先端部を前記したフレキシブル基板2のランド8に電気的に接続させている。これにより、リジッド基板3,4の配線パターン10,11,12と、フレキシブル基板2の配線パターン6とが電気的に接続される。
【0022】
接着シート5は、図2の拡大図で示すように、フレキシブル基板2と接着される側の第1の接着層5aと、リジッド基板3,4と接着される側の第2の接着層5bと、これらの間に設けられた第3の接着層5cからなる3層構造とされている。第1の接着層5aは、フレキシブル基板2と接着され、第2の接着層5bは、この第1の接着層5aとは異なる接着剤からなり、前記リジッド基板3,4と接着される。
【0023】
第1の接着層5aには、フレキシブル基板2との接合強度を高めるために、当該フレキシブル基板2に対して接着力が高い接着剤が使用される。一方、第2の接着層5bには、リジッド基板3,4との接合強度を高めるために、当該リジッド基板3,4に対して接着力が高い接着剤が使用される。すなわち、フレキシブル基板2とリジッド基板3,4とでは、その基材(物性)が異なるため、それぞれの基材と密着性のよい接着剤が使用される。
【0024】
これら第1の接着層5aと第2の接着層5bには、フレキシブル基板2とリジッド基板3,4に対して真空熱プレスによって、これら第1の接着層5a及び第2の接着層5bとフレキシブル基板2及びリジッド基板3,4とが強固に接着されるようにするために、フロー性(樹脂の流れ易さ)の比較的高い接着剤が使用される。
【0025】
フレキシブル基板2と接着される側の第1の接着層5aには、例えばイミド系の接着剤が使用される。この他、第1の接着層5aには、エポキシ系樹脂などの接着剤も使用できる。また、第1の接着層5aの厚みとしては、フレキシブル基板2との充分な接着強度を確保することができると共に、フレキシブル基板2及びリジッド基板3,4を真空熱プレスしたときに、接着剤がプリント配線基板1の端部からはみ出ない程度の厚みとすることが好ましい。例えば、第1の接着層5aの厚みは、10〜30μmとするのが好適である。
【0026】
リジッド基板3,4と接着される側の第2の接着層5bには、例えばエポキシ樹脂系のプリプレグ(ガラス繊維に適量の樹脂を添加させたもの)などの接着剤が使用される。この他、第2の接着層5bには、フェノール系樹脂(基板がフェノール系の場合)などの接着剤も使用できる。また、この第2の接着層5bの厚みとしては、フレキシブル基板2と接着される側の面に形成された配線パターン12の厚みとほぼ同等の厚みか、若しくはそれ以上の厚みとすることが好ましい。もちろん、この第2の接着層5bの厚みは、真空熱プレスにより接着剤がプリント配線基板1の端部からはみ出さない程度の厚みとすることはもちろんのことである。例えば、第2の接着層5bの厚みは、10〜30μmとするのが好適である。
【0027】
第3の接着層5cは、第1の接着層5a及び第2の接着層5bよりもフロー性の少ない接着剤を使用することが好ましい。この第3の接着層5cに使用する接着剤としては、例えばエポキシ樹脂が使用される。この第3の接着層5cにフロー性の少ない接着剤を使用すれば、真空熱プレス時の樹脂流れが少ないことから、接着剤のはみ出しを防止できると共に、この第3の接着層5cが芯(コア)として機能し、当該真空熱プレス時における加圧によりプリント配線基板1に生じる反りを抑制できる。
【0028】
このように、接着シート5を、フレキシブル基板2と接着される側の第1の接着層5aと、リジッド基板3,4と接着される側の第2の接着層5bと、これら第1の接着層5aと第2の接着層5bの間に設けられる第3の接着層5cとの3層構造とし、第1の接着層5aと第2の接着層5bにはフロー性の比較的高い接着剤を用い、第3の接着層5cにはこれらに比べてフロー性の低い接着剤を使用しているので、フレキシブル基板2及びリジッド基板3,4と接着されるそれぞれの第1の接着層5aと第2の接着層5bの厚みを、従来の1層構造の接着層としたプリント配線基板に比べてその厚みを薄くすることができ、真空熱プレス時に接着剤が溶け出してプリント配線基板1の端部からはみ出るのを抑制することができる。
【0029】
また、この第1の接着層5aと第2の接着層5bにフロー性の高い接着剤を使用しているため、真空熱プレス時に接着剤内にボイドが発生し難く、接合部分における配線パターン12近傍部及びランド8近傍部の樹脂不足を回避することができる。このため、接着シート5内には、ボイドが発生しないか又は発生しても僅かであるため、吸湿後の電子部品を実装する際にリフローでフレキシブル基板2とリジッド基板3,4とが剥離するのを防止できる。また、配線パターン12の近傍部及びランド8の近傍部には、ボイドが生じないため、層間ショートや層間絶縁性の低下を回避できる。
【0030】
また、フレキシブル基板2と密着性の良い接着剤を使用することができると共に、リジッド基板3,4と密着性の良い接着剤を使用することができるため、それぞれのフレキシブル基板2及びリジッド基板3,4との接合強度を充分に確保することができる。このように、フレキシブル基板2とリジッド基板3,4の異なる基材に対応した接着シート5を、1枚で形成することができるため、コストアップ及びリードタイムを大幅に低減することができる。
【0031】
「プリント配線基板の製造方法」
次に、本実施の形態のプリント配線基板を製造する方法について簡単に説明する。
【0032】
先ず、図3(a)に示すように、パターニング、露光処理、現像処理、エッチング処理などを行って、絶縁樹脂からなる2層構造としたベース9,9の表面と、裏面と、これらベース9,9間の中間部にそれぞれ所定の電気回路を形成する配線パターン10,11,12を形成すると共に、各層の配線パターン10,11,12同士を電気的に接続させる金属突起部13,14を各ベース9に形成する。そして、図3(b)に示すように、フレキシブル基板2と対向する側の配線パターン12と該フレキシブル基板2に形成されるランド8とを接続させるための金属突起部15を形成する。
【0033】
次に、図2で示した3層構造の接着シート5を形成する。すなわち、フレキシブル基板2と接着される側にはイミド系の接着剤からなる第1の接着層5aを形成し、リジッド基板3,4と接着される側にはエポキシ樹脂系のプリプレグなどの接着剤からなる第2の接着層5bを形成し、これら第1の接着層5aと第2の接着層5bとの間には、エポキシ樹脂などの接着剤からなる第3の接着層5cを形成する。
【0034】
続いて、図3(c)に示すように、リジッド基板3,4の前記フレキシブル基板2と接着する側に、第2の接着層5bが対向するように接着シート5を密着させる。この接着シート5をリジッド基板3,4に取り付けるに際しては、金属突起部15を貫通させ、その先端部が僅かに接着シート5よりも突出するようにする。
【0035】
次に、図4に示すように、パターニング、露光処理、現像処理、エッチング処理などを行って所定の電気回路を構成する配線パターン6と、リジッド基板3,4に形成された配線パターン12上の金属突起部15と電気的接続を図るためのランド8を形成し、その配線パターン6の両面にポリイミドよりなる絶縁層7,7を形成して、可撓性に富んだフレキシブル基板2を形成する。
【0036】
次に、図1に示すように、2枚のリジッド基板3,4でフレキシブル基板2をその両側から挟み込んだ後、真空熱プレスによってこれらリジッド基板3,4及びフレキシブル基板2を接着固定させる。このとき、接着シート5は、フレキシブル基板2と密着する第1の接着層5aと、リジッド基板3,4と密着する第2の接着層5bと、これら第1の接着層5aと第2の接着層5b間に設けられた第3の接着層5cとの3層構造とされているため、フレキシブル基板2及びリジッド基板3,4と接着されるそれぞれの接着剤が接着に必要且つ充分な最小限の量であるため、真空熱プレスによって接着剤が溶け出して基板端部からはみ出すことが抑制される。
【0037】
また、第1の接着層5aには、フレキシブル基板2と密着性の高い接着剤を使用し、第2の接着層5bには、リジッド基板3,4と密着性の高い接着剤を使用しているので、基材の異なるフレキシブル基板2とリジッド基板3,4に対してもそれぞれ充分な接着強度を確保することができる。また、第1の接着層5a及び第2の接着層5bには、フレキシブル基板2とリジッド基板3,4に対して充分な接着強度を確保するに足る接着量でよいため、接着剤中にボイドが発生しない。このため、電子部品などをリジッド基板3,4の配線パターン10に実装するリフロー時に、接着剤の膨れ上がりを防止でき、基板内剥離を防ぐことができる。
【0038】
また、第3の接着層5cは、第1の接着層5a及び第2の接着層5bに比べてフロー性の比較的低い接着剤を使用しているので、真空熱プレス時に樹脂の流れが少なく、第1の接着層5a及び第2の接着層5bに比べて強度も高い。そのため、積層構造とされたプリント配線基板1には、反りなどが発生し難い。
【0039】
[その他の実施の形態]
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
【0040】
例えば、図5に示すように、接着シート5を構成する第3の接着層5cに、ガラス繊維16を混入させてもよい。第3の接着層5cにガラス繊維16を混入させると、図6に示すように、各リジッド基板3,4に形成された金属突起部15が相対向していない部分(図6中破線Cで囲んだ部分)では、フレキシブル基板2に曲がりが発生しない。これは、接着剤中にガラス繊維16が混入されることによって、第3の接着層5cの強度が高まるからである。したがって、この接着シート5を使用すれば、層間ショート及び層間絶縁性の低下をより一層防止することができる。
【0041】
また、上述した実施の形態の製造方法は、一例であり、リジッド基板3,4、フレキシブル基板2及び接着シート5の製造方法を限定するものではない。
【0042】
【発明の効果】
本発明のプリント配線基板によれば、接着シートを少なくとも2層以上の積層構造とし、フレキシブル基板と接着される側の第1の接着層と、リジッド基板と接着される側の第2の接着層とに分けたので、フレキシブル基板及びリジッド基板と接着されるそれぞれの接着層の厚みを、それぞれの基板に対して充分な接合強度を持って接着するのに足る厚みとなし得るため、接着剤のはみ出し量を最小限に抑えることができる。また、フレキシブル基板及びリジッド基板の各接合部分におけるボイドの発生を抑制でき、基板内剥離を防止することができ、接合強度の高い信頼性に優れたプリント配線基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用したプリント配線基板の拡大断面図である。
【図2】図2は、本発明のプリント配線基板を構成する接着シートの要部拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明のプリント配線基板を構成するリジッド基板の製造工程を示す断面図であり、(a)は2層構造としたベースに配線パターンを形成する工程、(b)はフレキシブル基板と接着する側の配線パターン上に金属突起部を形成する工程、(c)はリジッド基板に接着シートを密着させる工程を示す。
【図4】図4は、フレキシブル基板を製造する工程を示す断面図である。
【図5】図5は、第3の接着層にガラス繊維を混入させた接着シートの要部拡大断面図である。
【図6】図6は、ガラス繊維を第3の接着層に混入させた接着シートを使用してリジッド基板とフレキシブル基板を接着固定してなるプリント配線基板の拡大断面図である。
【図7】図7は、従来の積層構造のプリント配線基板の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…プリント配線基板
2…フレキシブル基板
3,4…リジッド基板
5…接着シート
5a…第1の接着層
5b…第2の接着層
5c…第3の接着層
10,11,12…配線パターン
13,14,15…金属突起部
16…ガラス繊維[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a printed wiring board formed by joining a flexible substrate and a rigid substrate with an adhesive sheet. More specifically, the present invention relates to a bonding technique in which an adhesive sheet has a laminated structure including at least two or more adhesive layers, and prevents the adhesive from protruding and generating voids.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, various types of electric devices including mobile phones and digital cameras have been required to be further reduced in size and thickness. Correspondingly, printed circuit boards constituting electric circuits mounted in the housings of these electric devices have also been reduced in size. For example, there has been proposed a printed wiring board having a so-called laminated structure in which a flexible board having excellent bending properties and a rigid board having no bending properties are joined and integrated with an adhesive (for example, see Patent Document 1). ).
[0003]
FIG. 7 is an example of a printed wiring board in which a flexible board and a rigid board are stacked. This printed
[0004]
The
[0005]
On the other hand, on the printed
[0006]
When manufacturing a printed wiring board having such a laminated structure, the
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2001-251053A (
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is difficult to use the
[0009]
On the other hand, when an adhesive having a low resin flow property is used, the amount of the adhesive protruding at the base portion of the
[0010]
Further, since the
[0011]
When the
[0012]
Further, since the
[0013]
Therefore, the present invention has been made in view of such a problem, suppresses the amount of adhesive protruding and suppresses the occurrence of voids generated at the joint portion between the flexible substrate and the rigid substrate, and has a high adhesion force. An object of the present invention is to provide a highly reliable printed wiring board that does not peel off.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In the printed wiring board of the present invention, the adhesive sheet for joining the flexible board and the rigid board has a laminated structure including at least two or more adhesive layers. That is, the adhesive sheet is formed from the first adhesive layer on the side to be bonded to the flexible substrate and the second adhesive layer on the side to be bonded to the rigid substrate and made of an adhesive different from the first adhesive layer. And a laminated structure.
[0015]
According to the present invention, the adhesive sheet has a laminated structure of at least two layers, and is divided into a first adhesive layer on the side bonded to the flexible substrate and a second adhesive layer on the side bonded to the rigid substrate. Therefore, the thickness of each adhesive layer to be bonded to the flexible substrate and the rigid substrate can be made to be a thickness enough to adhere to each substrate with sufficient bonding strength, so that the amount of the adhesive protruding can be reduced. Can be minimized, and the occurrence of voids at each joint between the flexible substrate and the rigid substrate can be suppressed.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments to which the present invention is applied will be described in detail with reference to the drawings.
[0017]
"Configuration of Printed Wiring Board"
As shown in FIG. 1, a printed
[0018]
As shown in FIG. 1, the flexible substrate 2 has a structure in which insulating layers 7, 7 made of a flame-retardant material such as polyimide are formed on both surfaces of a
[0019]
As shown in FIG. 1, the
[0020]
[0021]
The
[0022]
As shown in the enlarged view of FIG. 2, the
[0023]
For the first
[0024]
The first
[0025]
For the first
[0026]
For the second
[0027]
For the third
[0028]
As described above, the first
[0029]
In addition, since the first
[0030]
In addition, an adhesive having good adhesion to the flexible substrate 2 can be used, and an adhesive having good adhesion to the
[0031]
"Method of manufacturing printed wiring boards"
Next, a method of manufacturing the printed wiring board according to the present embodiment will be briefly described.
[0032]
First, as shown in FIG. 3 (a), patterning, exposure processing, development processing, etching processing, and the like are performed to form front and back surfaces of
[0033]
Next, the
[0034]
Subsequently, as shown in FIG. 3C, the
[0035]
Next, as shown in FIG. 4, a
[0036]
Next, as shown in FIG. 1, after the flexible substrate 2 is sandwiched between the two
[0037]
For the first
[0038]
Further, since the third
[0039]
[Other embodiments]
As described above, the specific embodiments to which the present invention is applied have been described. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be variously modified.
[0040]
For example, as shown in FIG. 5,
[0041]
Further, the manufacturing method of the above-described embodiment is an example, and does not limit the manufacturing method of the
[0042]
【The invention's effect】
According to the printed wiring board of the present invention, the adhesive sheet has a laminated structure of at least two or more layers, and the first adhesive layer on the side bonded to the flexible substrate and the second adhesive layer on the side bonded to the rigid substrate Since the thickness of each of the adhesive layers to be bonded to the flexible substrate and the rigid substrate can be made thick enough to adhere to each substrate with sufficient bonding strength, the adhesive The amount of protrusion can be minimized. In addition, it is possible to suppress the generation of voids at each joint portion between the flexible substrate and the rigid substrate, prevent peeling in the substrate, and provide a printed wiring board having high bonding strength and excellent reliability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged sectional view of a printed wiring board to which the present invention is applied.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part of an adhesive sheet constituting the printed wiring board of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are cross-sectional views illustrating a manufacturing process of a rigid board constituting the printed wiring board of the present invention, wherein FIG. 3A illustrates a step of forming a wiring pattern on a base having a two-layer structure, and FIG. Shows a step of forming a metal projection on the wiring pattern on the side to be bonded to the flexible substrate, and FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a step of manufacturing a flexible substrate.
FIG. 5 is an enlarged sectional view of a main part of an adhesive sheet in which glass fibers are mixed in a third adhesive layer.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a printed wiring board in which a rigid board and a flexible board are bonded and fixed using an adhesive sheet in which glass fibers are mixed into a third adhesive layer.
FIG. 7 is an enlarged sectional view of a conventional printed wiring board having a laminated structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記接着シートを、少なくとも前記フレキシブル基板と接着される側の第1の接着層と、前記リジッド基板と接着される側の、前記第1の接着層とは異なる接着剤からなる第2の接着層を積層させた積層構造とした
ことを特徴とするプリント配線基板。In a printed wiring board that is made by bonding a flexible board and a rigid board with an adhesive sheet,
A second adhesive layer made of an adhesive different from the first adhesive layer on the first adhesive layer at least on the side to be bonded to the flexible substrate and the first adhesive layer on the side to be bonded to the rigid substrate; A printed wiring board having a laminated structure in which are laminated.
前記第1の接着層と前記第2の接着層の間に、これら接着層よりもフロー性の少ない第3の接着層を設けたことを特徴とするプリント配線基板。The printed wiring board according to claim 1,
A printed wiring board, wherein a third adhesive layer having a lower flow property than the adhesive layers is provided between the first adhesive layer and the second adhesive layer.
前記第3の接着層に、ガラス繊維を混入したことを特徴とするプリント配線基板。The printed wiring board according to claim 1,
A printed wiring board, wherein glass fibers are mixed in the third adhesive layer.
前記フレキシブル基板を、前記接着シートを介してその両側から前記リジッド基板で挟み込んで接合してなることを特徴とするプリント配線基板。The printed wiring board according to claim 2,
A printed wiring board, wherein the flexible board is sandwiched and joined from both sides of the flexible board via the adhesive sheet.
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